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Node.jsは、JavaScriptランタイム環境で、サーバーサイドのアプリケーション開発を行うための強力なプラットフォームです。このチュートリアルでは、Node.jsの基本から始め、プログラミング初心者にも理解しやすいように構成されています。
このチュートリアルは、理論的な概念だけでなく、各トピックにおいて実際のコード例や演習を提供することで、読者が理解を深めるのに役立ちます。最終的には、Node.jsを使用して実践的なウェブアプリケーションを構築できるようになります。初学者から経験者まで、幅広い層のプログラマにとってNode.jsの基本的な概念や実践的なスキルを身につけるための手順が含まれています。
Node.jsは、JavaScriptランタイム環境であり、非同期イベント駆動型のサーバーサイドアプリケーション開発に特に適しています。JavaScriptをブラウザのみでなく、サーバーサイドでも実行できるようになり、統一されたプログラミング言語でクライアントとサーバーの開発が可能となりました。これにより、フロントエンドとバックエンドのシームレスな連携が可能となり、開発効率が向上しました。
Node.jsの主な特徴は非同期イベント駆動型のプログラミングモデルです。これにより、複数のイベントが同時に処理され、高い効率でスケーラビリティを実現できます。また、V8エンジンを採用しており、高速な実行が可能です。
Node.jsを使用するには、公式ウェブサイトから対応するバージョンをダウンロードしてインストールする必要があります。インストールが完了したら、コマンドラインでnode -vと入力してバージョンが表示されるか確認しましょう。これでNode.jsが正しくインストールされたことが確認できます。
nvmを使う方法
nvm(Node Version Manager)は、Node.jsのバージョン管理を担当し、プロジェクトごとに異なるバージョンを簡単に切り替えられる便利なツールです。.nvmrcのサポートやシンプルなコマンドで使いやすく、システムへの影響を最小限に抑えています。
Node.jsの環境構築では、npm(Node Package Manager)も一緒にインストールされます。npmはパッケージの管理や依存関係の解決に利用され、Node.js開発において欠かせないツールです。npm -vと入力して正しいバージョンが表示されるか確認しましょう。
npmはパッケージ(ライブラリやツール)のインストール、管理、公開などを行うツールです。以下は、npmの基本的な使用法です。
これらのコマンドを使って、プロジェクトに必要なパッケージを簡単に追加できます。また、package.jsonファイルにはプロジェクトの依存関係やスクリプトなどの情報が記述されます。npmを使うことで、プロジェクトの管理がより効率的になります。
Yarn は、JavaScriptのパッケージ管理ツールで、Node.jsプロジェクトでの依存関係の管理を行います。Facebook、Expo、Google、Tildeが共同で開発したもので、npm(Node Package Manager)の代替として開発されました。Yarnは、パフォーマンスの向上、セキュリティ、再現性の確保などの特長があります。
以下に、Yarnの基本的な機能やコマンドを解説します。
インストール
Yarnをインストールするには、まずNode.jsがインストールされている必要があります。その後、以下のコマンドでYarnをグローバルにインストールします。
npm install -g yarn
プロジェクトの初期化
新しいプロジェクトを始める際には、まずプロジェクトディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行して初期化します。
yarn init
このコマンドでは、プロジェクトに関する質問がいくつか表示され、それに答えることで package.json ファイルが作成されます。
パッケージの追加と削除
新しいパッケージをプロジェクトに追加する場合は、yarn add コマンドを使用します。
yarn add <パッケージ名>
例えば、Express.jsを追加する場合:
yarn add express
パッケージを削除する場合は、yarn remove コマンドを使用します。
yarn remove <パッケージ名>
パッケージのアップグレード
パッケージを最新のバージョンにアップグレードするには、yarn upgrade コマンドを使用します。
yarn upgrade <パッケージ名>
依存関係によるインストール
package.json ファイルに記載された依存関係をインストールするには、以下のコマンドを使用します。
yarn install
ロックファイル
Yarnはパッケージのバージョン情報を保持するために yarn.lock ファイルを使用します。このファイルがあることで、再現性を持ったパッケージのインストールが行えます。
これらの基本的なコマンドを駆使することで、Yarnはプロジェクトの依存関係を効果的に管理し、一貫性のある開発環境を提供します。
{{コラム|フロントエンドとバックエンド|2=フロントエンドとバックエンドは、ウェブ開発において異なる役割を果たす2つの主要な側面です。
フロントエンド(クライアントサイド)
ユーザーインターフェース (UI) の構築: HTML、CSS、JavaScriptを使用して、見栄えやユーザーエクスペリエンスを提供します。
ユーザーエクスペリエンス (UX) の向上: ページの読み込み速度や応答性の向上など、ユーザーが快適に操作できるように努めます。
クライアントサイドのロジックの管理: フォームのバリデーション、アニメーション、ページ遷移など、クライアントサイドの振る舞いを制御します。
APIとの通信: バックエンドから提供されるデータやサービスへのアクセスを可能にし、非同期通信を利用してデータの取得や送信を行います。
代表的なフロントエンドのフレームワークとライブラリには、React.js、Angular、Vue.jsなどがあります。
バックエンド(サーバーサイド)
データベースとの対話: データの取得、更新、削除などをデータベースとやりとりしながら管理します。
ビジネスロジックの処理: ユーザーやクライアントからのリクエストに基づいて、ビジネスルールや処理を実行します。
サーバーサイドのロジックの管理: セッション管理、認証、セキュリティなど、クライアントサイドで実装できないサーバーサイドの機能を担当します。
APIの提供: フロントエンドや外部サービスとの通信を可能にし、データを提供します。
代表的なバックエンドのプログラミング言語とフレームワークには、Node.js (Express.js)、Python (Django、Flask)、Ruby (Ruby on Rails)、Java (Spring)などがあります。
フルスタック開発者:フルスタック開発者は、フロントエンドとバックエンドの両方に精通している開発者のことを指します。彼らはウェブアプリケーション全体の開発に携わり、クライアントサイドからサーバーサイドまで、システム全体を理解し、開発できるスキルを有しています。
Express.jsは、Node.js用の軽量で柔軟かつ高速なWebアプリケーションフレームワークです。これを使用することで、シンプルなAPIから複雑なWebアプリケーションまで、効率的で堅牢なサーバーサイドの開発が可能になります。Express.jsはミドルウェアを活用して柔軟性を提供し、開発者が簡単かつ効果的にHTTPサーバーを構築できるように設計されています。
主な特徴として、ルーティングやミドルウェアの強力なサポート、HTTPのメソッドに基づいたルーティングの容易さ、拡張性、そして大規模なアプリケーションの構築にも適していることが挙げられます。
Expressアプリケーションの基本構造は、以下のようになります。
// 必要なモジュールのインポート
const express = require('express');
const app = express();
const port = 3000;
// ルートへのGETリクエストへの応答
app.get('/', (req, res) => {
res.send('Hello, Express!');
});
// サーバーの起動
app.listen(port, () => {
console.log(`Server is running on http://localhost:${port}`);
});
この基本的な構造では、Expressをインポートし、appオブジェクトを作成します。その後、app.get()メソッドを使用してルートパス('/')へのGETリクエストに対して応答を定義し、最後にapp.listen()メソッドでサーバーを指定のポートで起動します。
Express.jsでは、app.get()、app.post()、app.put()などのメソッドを使用して異なるHTTPメソッドに対するルーティングを定義できます。例えば、以下のようにして異なるエンドポイントに対してルーティングを設定できます。
app.get('/users', (req, res) => {
res.send('Get all users');
});
app.post('/users', (req, res) => {
res.send('Create a new user');
});
Node.jsにおいて、ミドルウェア(Middleware)はリクエストとレスポンスの処理の中間に位置する機能を指します。これはExpress.jsなどのウェブフレームワークで広く使用されています。ミドルウェアは、リクエストがサーバーに到達する前、またはレスポンスがクライアントに送信される前に、その処理を行う役割を果たします。
Express.jsでは、ミドルウェアがリクエストの前後に実行され、リクエストやレスポンスを変更することができます。
例えば、以下のようにしてログを出力するミドルウェアを作成できます。
// ログを出力するミドルウェア
const logMiddleware = (req, res, next) => {
console.log(`[${new Date()}] ${req.method} ${req.url}`);
next();
};
// ミドルウェアの使用
app.use(logMiddleware);
// ルートの定義
app.get('/', (req, res) => {
res.send('Hello, Express!');
});
ここでは、logMiddlewareというミドルウェアが定義され、app.use()を使ってそれを全てのリクエストに対して使用しています。ミドルウェアは順次実行され、next()を呼ぶことで次のミドルウェアやルートハンドラに処理が渡ります。
Express.jsのルーティングとミドルウェアの機能を駆使することで、柔軟で効率的なWebアプリケーションの構築が可能です。
{{コラム|Express.jsとRuby on Railsの類似点と相違点|2=Express.jsとRuby on Railsは、それぞれJavaScriptとRubyをベースにしたウェブアプリケーションフレームワークであり、いくつかの類似点と相違点があります。
類似点:
MVCアーキテクチャ:両方のフレームワークは、モデル(データ処理)、ビュー(ユーザーインターフェース)、コントローラ(ロジック)のMVCアーキテクチャを採用しています。これにより、コードの分離と保守性が向上します。
コードの効率性:両者は自動的に一般的なタスクを処理するジェネレーターやコードの自動生成ツールを提供しており、開発者に対してプロジェクトの効率的な進行をサポートしています。
データベースサポート:どちらも主流なデータベースとの連携が得意であり、ORM(Object-Relational Mapping)を使用してデータベースの操作を抽象化することができます。
開発者コミュニティ:Express.jsとRuby on Railsは、豊富な開発者コミュニティを持っています。これにより、ドキュメンテーションやサポートが充実しており、問題解決が比較的容易です。
プログラミング言語:一番の大きな違いは、Express.jsがJavaScriptを使用しているのに対し、Ruby on RailsはRubyを使用しています。これにより、選択されたプログラミング言語によって開発者の好みやプロジェクトの要件が影響を受けます。
非同期処理:Express.jsは非同期イベント駆動型のモデルを採用しており、非同期処理に強みがあります。対照的に、Ruby on Railsは同期的な処理が基本であり、非同期処理に関してはActiveJobなどの拡張機能が必要です。
構築の哲学:Express.jsは「ミニマリスティック」な設計のため、柔軟性が高く、開発者が好みのライブラリやツールを組み合わせて使用できます。対照的に、Ruby on Railsは「意見の統一」を重視し、プロジェクトの構造やライブラリの選択に関して強力な規約があります。
フレームワークのサイズ:Express.jsは小規模かつ柔軟で、必要な機能を手動で追加することが一般的です。Ruby on Railsは大規模で、開発者が手動で設定する必要が少なく、多くの機能が最初から組み込まれています。
選択はプロジェクトの要件、開発者の好み、チームのスキルセットに依存します。どちらも強力なフレームワークであり、適切に使われると迅速かつ堅牢なウェブアプリケーションを構築できます。
JavaScriptにおいて非同期処理は一般的であり、コールバック関数がその基本的な仕組みとなります。コールバック関数は、非同期操作が完了した際に呼び出される関数であり、例えばファイルの読み込みやHTTPリクエストの処理などに利用されます。
// コールバック関数の例
function fetchData(callback) {
setTimeout(() => {
console.log('Data fetched successfully');
callback();
}, 1000);
}
// fetchData関数の使用
fetchData(() => {
console.log('Callback executed');
});
コールバックヘル(Callback Hell)を避けるために、Promiseやasync/awaitが導入されました。Promiseは非同期操作を表すオブジェクトであり、処理が成功したか失敗したかに応じてコールバック関数を呼び出します。async/awaitはPromiseをより扱いやすくするための構文糖衣であり、非同期コードを同期的に書くことができます。
// Promiseの例
function fetchData() {
return new Promise((resolve, reject) => {
setTimeout(() => {
console.log('Data fetched successfully');
resolve();
}, 1000);
});
}
// async/awaitの例
async function fetchDataAsync() {
await fetchData();
console.log('Async function executed');
}
// fetchDataAsync関数の使用
fetchDataAsync();
非同期処理ではエラーが発生しやすいため、適切なエラーハンドリングが重要です。Promiseではcatchメソッドやtry-catch文を利用してエラーをキャッチしましょう。
fetchData()
.then(() => {
// 成功時の処理
})
.catch((error) => {
console.error('Error:', error);
});
Promise.allを使用して複数の非同期処理が全て完了するのを待つことができます。
const promise1 = fetchData();
const promise2 = fetchData();
Promise.all([promise1, promise2])
.then(() => {
console.log('All promises resolved');
})
.catch((error) => {
console.error('Error:', error);
});
async/awaitを使用して非同期処理を逐次実行することができます。
async function sequentialAsyncOperations() {
await fetchData();
await fetchData();
console.log('Sequential operations completed');
}
sequentialAsyncOperations();
非同期処理の適切なハンドリングと制御は、JavaScriptにおける効果的なプログラミングの一環となります。これにより、アプリケーションが予測可能で、エラーレスポンスが改善され、保守性が向上します。
Node.jsでは、fs(ファイルシステム)モジュールを使用してファイルの読み書きが行えます。以下は、ファイルの読み込みの基本的な例です。
const fs = require('fs');
fs.readFile('example.txt', 'utf8', (err, data) => {
if (err) {
console.error('Error reading the file:', err);
return;
}
console.log('File content:', data);
});
同様に、ファイルの書き込みもfsモジュールを使用します。
const fs = require('fs');
const content = 'Hello, Node.js!';
fs.writeFile('example.txt', content, 'utf8', (err) => {
if (err) {
console.error('Error writing to the file:', err);
return;
}
console.log('File written successfully');
});
ディレクトリの作成や削除もfsモジュールを使用して行います。
const fs = require('fs');
// ディレクトリの作成
fs.mkdir('example_directory', (err) => {
if (err) {
console.error('Error creating directory:', err);
return;
}
console.log('Directory created successfully');
});
// ディレクトリの削除
fs.rmdir('example_directory', (err) => {
if (err) {
console.error('Error deleting directory:', err);
return;
}
console.log('Directory deleted successfully');
});
Node.jsはデバッグをサポートする豊富なツールを提供しています。
Node.jsには--inspectオプションを使用してデバッグモードを有効にすることができます。
node --inspect myScript.js
デフォルトではChrome DevToolsが使われ、chrome://inspectからデバッグセッションにアクセスできます。
単純ながら効果的なデバッグ手法として、console.logを使用することがあります。コードの特定の地点で変数やメッセージをログに出力して、プログラムの実行状態を把握することができます。
const exampleVar = 'Hello, debugging!';
console.log(exampleVar);
npmにはデバッグ用のモジュールもあります。例えば、debugモジュールを使用することで、コードのどの部分でログを出力するかを制御できます。
const debug = require('debug')('myApp');
const exampleVar = 'Hello, debugging!';
debug(exampleVar);
これにより、特定のモジュールや機能に焦点を当ててデバッグ情報を得ることができます。
ファイル操作やデバッグはNode.js開発において不可欠なスキルです。これらの手法をマスターすることで、プログラムの正確性やパフォーマンスを向上させることができます。
SQLデータベースはリレーショナルデータベースで、表形式のテーブルを使用してデータを保存します。Node.jsでよく使用されるSQLデータベースの一つにSQLiteがあります。以下は、SQLiteデータベースの導入と基本的な操作の例です。
const sqlite3 = require('sqlite3').verbose();
const db = new sqlite3.Database('example.db');
// テーブルの作成
db.run('CREATE TABLE IF NOT EXISTS users (id INT, name TEXT)');
// データの挿入
db.run('INSERT INTO users VALUES (1, "John Doe")');
// データの取得
db.each('SELECT * FROM users', (err, row) => {
console.log(row.id, row.name);
});
// データベースのクローズ
db.close();
NoSQLデータベースは柔軟なデータ構造を持ち、ドキュメント指向データベースのMongoDBがよく利用されます。以下は、MongoDBの導入と基本的な操作の例です。
const mongoose = require('mongoose');
mongoose.connect('mongodb://localhost/example', { useNewUrlParser: true, useUnifiedTopology: true });
// スキーマの定義
const userSchema = new mongoose.Schema({
id: Number,
name: String
});
// モデルの作成
const User = mongoose.model('User', userSchema);
// ドキュメントの作成と保存
const user = new User({ id: 1, name: 'John Doe' });
user.save();
// ドキュメントの検索
User.find({ id: 1 }, (err, users) => {
console.log(users);
});
SQLデータベースへの接続にはsqlite3やmysqlなどのライブラリが使われます。以下はSQLiteデータベースへの接続と基本的なクエリの例です。
const sqlite3 = require('sqlite3').verbose();
const db = new sqlite3.Database('example.db');
// クエリの実行
db.all('SELECT * FROM users', (err, rows) => {
if (err) {
console.error(err);
return;
}
console.log(rows);
});
// データベースのクローズ
db.close();
NoSQLデータベースへの接続には各データベースに対応するライブラリ(例: mongoose for MongoDB)が使用されます。以下はMongoDBへの接続と基本的なクエリの例です。
const mongoose = require('mongoose');
mongoose.connect('mongodb://localhost/example', { useNewUrlParser: true, useUnifiedTopology: true });
// クエリの実行
User.find({ id: 1 }, (err, users) => {
console.log(users);
});
ORMはデータベースとオブジェクト指向プログラミング言語の間でデータを変換する仕組みです。Node.jsでよく使用されるORMライブラリにはSequelize(SQLデータベース向け)やMongoose(MongoDB向け)があります。
const Sequelize = require('sequelize');
const sequelize = new Sequelize('sqlite::memory:');
// モデルの定義
const User = sequelize.define('user', {
id: {
type: Sequelize.INTEGER,
primaryKey: true
},
name: Sequelize.STRING
});
// 同期化とデータの操作
sequelize.sync()
.then(() => User.create({ id: 1, name: 'John Doe' }))
.then(() => User.findAll())
.then(users => {
console.log(users);
});
const mongoose = require('mongoose');
mongoose.connect('mongodb://localhost/example', { useNewUrlParser: true, useUnifiedTopology: true });
// スキーマの定義
const userSchema = new mongoose.Schema({
id: Number,
name: String
});
// モデルの作成
const User = mongoose.model('User', userSchema);
// データの操作
const user = new User({ id: 1, name: 'John Doe' });
user.save()
.then(() => User.find({ id: 1 }))
.then(users => {
console.log(users);
});
ORMを使用することで、データベースとのやりとりをオブジェクト指向的な形で行えます。これにより、より効率的で保守しやすいコードを記述することができます。
ユーザー認証はウェブアプリケーションの重要な機能であり、正当なユーザーであることを確認し、権限を与えるプロセスです。以下は、Node.jsでの基本的なユーザー認証の手法です。
パスワード認証の例
const bcrypt = require('bcrypt');
const saltRounds = 10;
// パスワードのハッシュ化
bcrypt.hash('user_password', saltRounds, (err, hash) => {
if (err) {
console.error('Error hashing password:', err);
return;
}
// データベースにハッシュを保存
saveHashToDatabase(hash);
});
// パスワードの検証
bcrypt.compare('user_password', storedHashFromDatabase, (err, result) => {
if (err) {
console.error('Error comparing passwords:', err);
return;
}
if (result) {
console.log('Password is correct');
} else {
console.log('Password is incorrect');
}
});
セッション管理とトークン認証
セッション管理は、ユーザーがサイトにアクセスしている間にサーバーがユーザーの状態を記録する仕組みです。express-sessionなどのライブラリを使用してセッションを管理できます。
const express = require('express');
const session = require('express-session');
const app = express();
app.use(session({
secret: 'your_secret_key',
resave: false,
saveUninitialized: true
}));
// セッションの利用
app.get('/profile', (req, res) => {
if (req.session.user) {
res.send(`Welcome, ${req.session.user.name}!`);
} else {
res.send('Unauthorized');
}
});
トークン認証は、トークン(JWTなど)を使用してユーザーを認証する手法です。以下は、Expressとjsonwebtokenを使用したトークン認証の例です。
const express = require('express');
const jwt = require('jsonwebtoken');
const app = express();
// トークンの生成
const generateToken = (user) => {
return jwt.sign({ user }, 'your_secret_key', { expiresIn: '1h' });
};
// 認証のミドルウェア
const authenticateToken = (req, res, next) => {
const token = req.headers['authorization'];
if (!token) {
res.sendStatus(401);
return;
}
jwt.verify(token, 'your_secret_key', (err, user) => {
if (err) {
res.sendStatus(403);
return;
}
req.user = user;
next();
});
};
// トークンの利用
app.get('/profile', authenticateToken, (req, res) => {
res.send(`Welcome, ${req.user.user.name}!`);
});
CSRF攻撃は、ユーザーが意図しない操作を行わせる攻撃です。対策として、リクエストにCSRFトークンを含めたり、SameSite属性を使用することがあります。
// CSRFトークンの生成
const csrfToken = generateCsrfToken();
// フォームにトークンを埋め込む
app.get('/form', (req, res) => {
res.send(`
Submit
`);
});
// CSRFトークンの検証
app.post('/submit', (req, res) => {
const { _csrf } = req.body;
if (_csrf !== csrfToken) {
res.sendStatus(403);
return;
}
// 正当なリクエストの処理
});
XSS攻撃は、悪意のあるスクリプトを挿入し、ユーザーのブラウザで実行させる攻撃です。対策として、入力値のエスケープや、CORSヘッダーの設定を行うことがあります。
// エスケープ関数の例
function escapeHtml(input) {
return input.replace(//g, '>');
}
// ユーザー入力の表示
app.get('/user/:name', (req, res) => {
const { name } = req.params;
res.send(`Hello, ${escapeHtml(name)}!`);
});
SQLインジェクションは、不正なSQLクエリを挿入し、データベースを攻撃する手法です。対策として、プリペアドステートメントやORMを使用することがあります。
const userId = req.params.id;
// 脆弱なクエリ
const sql = `SELECT * FROM users WHERE id = ${userId}`;
// プリペアドステートメントの使用
const sql = 'SELECT * FROM users WHERE id = ?';
db.query(sql, [userId], (err, result) => {
// クエリの結果を処理
});
セキュリティの重要性を理解し、適切な手法を使用することで、ウェブアプリケーションの脆弱性を最小限に抑えることができます。各攻撃手法に対する詳細な対策は、プロジェクトの要件や使用しているライブラリによって異なります。
RESTful APIは、Representational State Transfer(表現状態転送)の原則に基づいたAPIデザインの一手法です。以下はRESTful APIの基本的な原則です。
APIのエンドポイントはリソース(データやサービス)を表現します。例えば、/usersはユーザーリソースを表し、/postsは投稿リソースを表します。
CRUD操作(Create, Read, Update, Delete)に対応するHTTPメソッドを使用します。
各リクエストは必要な情報を含み、サーバー側ではセッションなどの状態を保持しません。各リクエストは独立して処理されます。
インターフェースは統一されているため、クライアントがどのAPIでも同様のパターンで通信できます。
Express.jsはNode.js用のウェブアプリケーションフレームワークであり、APIの作成に適しています。以下はExpress.jsを使用してRESTful APIエンドポイントを作成する基本的な例です。
const express = require('express');
const app = express();
const port = 3000;
// ミドルウェアの設定
app.use(express.json());
// ユーザーデータの一覧取得
app.get('/api/users', (req, res) => {
// データベースからユーザーデータを取得
const users = getAllUsersFromDatabase();
res.json(users);
});
// ユーザーデータの取得
app.get('/api/users/:id', (req, res) => {
const userId = req.params.id;
// データベースから指定されたユーザーデータを取得
const user = getUserByIdFromDatabase(userId);
res.json(user);
});
// ユーザーデータの作成
app.post('/api/users', (req, res) => {
const newUser = req.body;
// データベースに新しいユーザーデータを作成
createUserInDatabase(newUser);
res.sendStatus(201); // Created
});
// ユーザーデータの更新
app.put('/api/users/:id', (req, res) => {
const userId = req.params.id;
const updatedUser = req.body;
// データベースで指定されたユーザーデータを更新
updateUserInDatabase(userId, updatedUser);
res.sendStatus(204); // No Content
});
// ユーザーデータの削除
app.delete('/api/users/:id', (req, res) => {
const userId = req.params.id;
// データベースから指定されたユーザーデータを削除
deleteUserFromDatabase(userId);
res.sendStatus(204); // No Content
});
// サーバーの起動
app.listen(port, () => {
console.log(`Server is running at http://localhost:${port}`);
});
外部APIとの連携は、自分のAPIが外部のサービスやデータにアクセスするための手段です。以下は、Node.jsで外部APIと連携する基本的な例です。
const axios = require('axios');
// 外部APIからデータを取得
axios.get('https://api.example.com/data')
.then(response => {
console.log(response.data);
})
.catch(error => {
console.error('Error:', error);
});
// 外部APIにデータを送信
const newData = { key: 'value' };
axios.post('https://api.example.com/data', newData)
.then(response => {
console.log('Data sent successfully');
})
.catch(error => {
console.error('Error:', error);
});
外部APIとの連携では、APIキーの認証やトークンの使用、エラーハンドリングなどを考慮する必要があります。axiosはPromiseベースのHTTPクライアントであり、非同期の外部APIリクエストを簡単に実装できます。
WebSocketは、双方向でリアルタイムな通信を実現するためのプロトコルです。通常のHTTPリクエストとは異なり、WebSocketは一度の接続でデータを双方向にやり取りできます。これにより、サーバーからクライアントへのプッシュ通知や、クライアントからサーバーへのリアルタイムな情報更新が可能となります。
WebSocket通信は以下の特徴を持っています。
リアルタイム性: WebSocketは低遅延でのデータ通信を実現し、クライアントとサーバーがほぼ同時にデータを送受信できます。
双方向通信: クライアントとサーバーは同時にデータを送信でき、両者がリアルタイムに対話することができます。
効率的な通信: HTTPと比較して通信量が少なく、ヘッダーのオーバヘッドが軽減されるため、高い効率で通信が行えます。
Socket.ioはWebSocketを簡単に利用できるライブラリで、WebSocketをサポートするだけでなく、WebSocketが利用できない環境でも動作するフォールバック機能も提供しています。以下は、Socket.ioを使用した基本的なサーバーとクライアントの実装例です。
サーバー側(Node.js + Express)
const express = require('express');
const http = require('http');
const socketIo = require('socket.io');
const app = express();
const server = http.createServer(app);
const io = socketIo(server);
io.on('connection', (socket) => {
console.log('A user connected');
// クライアントからのメッセージ受信
socket.on('message', (data) => {
console.log('Message from client:', data);
// クライアント全体にメッセージ送信
io.emit('message', { text: 'Hello, everyone!' });
});
// 切断時の処理
socket.on('disconnect', () => {
console.log('User disconnected');
});
});
const port = 3000;
server.listen(port, () => {
console.log(`Server is running at http://localhost:${port}`);
});
クライアント側
WebSocket Chat
WebSocket Chat
Send
上記のサーバーとクライアントの実装例は、簡単なチャットアプリの基本的な骨組みです。ユーザーがメッセージを入力すると、サーバーがそれを受け取り、全てのクライアントにそのメッセージをブロードキャストします。クライアントはブロードキャストされたメッセージを受け取り、画面に表示します。
この例を拡張して、ユーザーごとのルーム分け、特定のユーザーへのプライベートメッセージ、絵文字やファイルの送受信など、様々な機能を追加することができます。 Socket.ioの公式ドキュメントやその他のリソースを参考にして、WebSocketを活用したリアルタイムアプリケーションの構築を進めてみましょう。
ユニットテストは、アプリケーションの個々の機能やモジュールが正しく動作するかを確認するためのテストです。テスト対象の関数やクラスなどの単位(ユニット)ごとにテストケースを作成し、期待される結果と実際の結果が一致するかを検証します。
// ユニットテストの例 (使用ツール: Jest)
test('addition', () => {
expect(1 + 2).toBe(3);
});
test('substraction', () => {
expect(5 - 2).toBe(3);
});
統合テストは、異なる部分が連携して正しく動作するかを確認するテストです。通常、モジュール単位のテストが終わった後に行われ、複数のモジュールが協調して動くことを確認します。
// 統合テストの例 (使用ツール: Supertest + Jest)
const request = require('supertest');
const app = require('../app'); // テスト対象のExpressアプリ
test('GET /api/users', async () => {
const response = await request(app).get('/api/users');
expect(response.status).toBe(200);
expect(response.body).toHaveLength(3);
});
Herokuは簡単かつ柔軟なプラットフォームで、Node.jsアプリケーションをデプロイするのに適しています。以下はHerokuにNode.jsアプリケーションをデプロイする基本的な手順です。
Amazon Web Services (AWS)は、様々なサービスを提供するクラウドプロバイダで、Node.jsアプリケーションをデプロイするためのオプションが豊富です。以下はAWS Elastic Beanstalkを使用したデプロイ手順の例です。
Vercelは、フロントエンドやサーバーレスなバックエンドを簡単にデプロイできるプラットフォームです。以下はVercelを使用してNode.jsアプリケーションをデプロイする手順の例です。
注意事項
環境変数の管理: 重要な情報は環境変数を使用して管理し、公開されないようにしましょう。
データベースの設定: デプロイ先のデータベースとローカルのデータベースが同じであることを確認しましょう。
セキュリティの確認: HTTPSの使用やセキュリティヘッダーの設定など、セキュリティ対策を実施しましょう。
ベストプラクティス
CI/CDの導入: 継続的インテグレーション(CI)および継続的デリバリー(CD)を導入して、自動化されたビルドとデプロイプロセスを確立しましょう。
モニタリング: アプリケーションのモニタリングツールを導入して、デプロイ後のパフォーマンスやエラーを監視しましょう。
バージョニング: アプリケーションやAPIに対してセマンティック バージョニングを適用し、互換性のある変更を行いましょう。
スケーリングの考慮: トラフィックが増えた場合のスケーリング戦略を検討し、必要に応じて自動スケーリングを導入しましょう。
デプロイはアプリケーションのライフサイクルにおいて重要なフェーズであり、注意深く行う必要があります。上記の手順やベストプラクティスを参考にして、スムーズで安全なデプロイを実現してください。
ECMAScriptモジュール(ESM)は、Node.jsにおいてCommonJSモジュールシステムに代わる新しいモジュールシステムです。以下は、ECMAScriptモジュールの基本的な使用例です。
モジュールの作成
// math.js
export const add = (a, b) => a + b;
export const subtract = (a, b) => a - b;
モジュールの利用
// index.js
import { add, subtract } from './math.js';
console.log(add(5, 3)); // 出力: 8
console.log(subtract(8, 3)); // 出力: 5
ECMAScriptモジュールはファイル拡張子が .mjs の場合、もしくは、"type": "module" を指定した場合に使用できます。
// package.json
{
"type": "module"
}
WebAssembly(Wasm)は、ブラウザ以外の環境でも実行できるバイナリ形式の低レベルな仮想マシンです。Node.jsはWebAssemblyモジュールをサポートしており、C/C++などで書かれたバイナリをNode.jsアプリケーションで使用できます。
WebAssemblyモジュールの読み込み
// wasm_example.js
const fs = require('fs');
const { readFileSync } = fs;
// WebAssembly バイナリファイルの読み込み
const wasmCode = readFileSync('example.wasm');
// WebAssembly モジュールのインスタンス化
const wasmInstance = new WebAssembly.Instance(new WebAssembly.Module(wasmCode));
// WebAssembly 関数の呼び出し
console.log(wasmInstance.exports.add(5, 3)); // 出力: 8
Fastifyは、高速で軽量なウェブフレームワークであり、Node.jsアプリケーションの開発をサポートします。以下はFastifyの基本的な例です。
const fastify = require('fastify')();
fastify.get('/', (request, reply) => {
reply.send({ message: 'Hello, Fastify!' });
});
fastify.listen(3000, (err, address) => {
if (err) throw err;
console.log(`Server listening on ${address}`);
});
Denoは、Ryan Dahlによって作られた新しいランタイムで、Node.jsの改良版とも言えるものです。Denoはセキュリティ向上、ESMの標準サポート、ブラウザ互換性などが特徴です。
// deno_example.ts
console.log('Hello, Deno!');
Denoのスクリプトは .ts ファイル拡張子で書かれ、TypeScriptを標準でサポートしています。
これらの新しい機能やツールを使用することで、より効率的でモダンなNode.jsアプリケーションの開発が可能になります。ただし、導入前に十分なテストと検証を行い、プロジェクトの要件に合致しているか確認することが重要です。
以下は、Node.jsの基本的な操作や機能に関するチートシートです。
このチートシートは要約版であり、詳細な情報や構文に関しては公式ドキュメントを参照してください。
Node.jsのインストール:
nvm install <バージョン>
バージョン確認:
node -v
npmのバージョン確認:
npm -v
パッケージのインストール:
npm install <パッケージ名>
グローバルにパッケージをインストール:
npm install -g <パッケージ名>
パッケージのアンインストール:
npm uninstall <パッケージ名>
パッケージのバージョン指定:
npm install <パッケージ名>@<バージョン>
スクリプトの実行:
node <ファイル名>
対話モードの開始:
node
スクリプトの一部を対話的に実行可能。
Express.jsのインストール:
npm install express
基本的なExpress.jsアプリケーション:
const express = require('express');
const app = express();
app.get('/', (req, res) => {
res.send('Hello, Express!');
});
const port = 3000;
app.listen(port, () => {
console.log(`Server is running on http://localhost:${port}`);
});
モジュールの作成:
// math.js
exports.add = (a, b) => a + b;
モジュールの使用:
// index.js
const math = require('./math.js');
console.log(math.add(5, 3)); // 出力: 8
コールバック関数:
fs.readFile('file.txt', 'utf8', (err, data) => {
if (err) throw err;
console.log(data);
});
Promise:
const readFileAsync = (file) => {
return new Promise((resolve, reject) => {
fs.readFile(file, 'utf8', (err, data) => {
if (err) reject(err);
resolve(data);
});
});
};
readFileAsync('file.txt')
.then(data => console.log(data))
.catch(err => console.error(err));
async/await:
const readFileAsync = async (file) => {
try {
const data = await fs.promises.readFile(file, 'utf8');
console.log(data);
} catch (err) {
console.error(err);
}
};
readFileAsync('file.txt');
これは基本的なNode.js操作の要約版であり、詳細な情報や機能に関しては公式ドキュメントを参照してください。
Node.js: JavaScriptランタイム環境で、サーバーサイドのアプリケーション開発に特化したプラットフォーム。
npm (Node Package Manager): Node.jsのパッケージ管理ツールで、外部ライブラリやツールのインストール、依存関係の管理を行う。
Express.js: Node.js用の軽量かつ柔軟なウェブアプリケーションフレームワーク。
Callback関数: 非同期処理において、処理の完了後に呼び出される関数。
Promise: 非同期処理をより直感的かつ効果的に扱うためのオブジェクト。
async/await: 非同期処理を同期的に書くための構文。Promiseをより扱いやすくする。
WebSocket: リアルタイムな双方向通信を可能にする通信プロトコル。
Expressミドルウェア: Express.jsアプリケーションでリクエストとレスポンスの間に挟む処理。
RESTful API: Representational State Transfer(REST)の原則に基づいたAPIデザイン。
WebAssembly (Wasm): ブラウザ以外の環境でも実行できるバイナリ形式の仮想マシン。
ECMAScriptモジュール (ESM): JavaScriptのモジュールシステムの新しい標準仕様。
Deno: Ryan Dahlによって作られた新しいランタイムで、Node.jsの進化版とも言えるもの。
Fastify: 高速で軽量なNode.js用ウェブフレームワーク。
CORS (Cross-Origin Resource Sharing): ウェブアプリケーションにおいて、異なるオリジン間でのリソース共有を制御する仕組み。
CI/CD (Continuous Integration/Continuous Deployment): 継続的なビルド、テスト、デプロイを自動化するプロセス。
ORM (Object-Relational Mapping): データベースとのやり取りをオブジェクト指向の形で行う仕組み。
JWT (JSON Web Token): ウェブトークンの一種で、ユーザー認証や情報の安全な伝送に利用される。
GraphQL: クライアントが必要なデータのみを要求できるようにするためのデータクエリ言語。
Serverless: サーバーレスアーキテクチャの一部で、サーバーの管理をクラウドプロバイダに委任する開発手法。
Microservices (マイクロサービス): アプリケーションを小さな独立したサービスに分割し、それらを組み合わせて機能させるアーキテクチャスタイル。 |
2,701 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)
(電子提供措置をとる旨の定款の定め)
第325条の2
株式会社は、取締役が株主総会(種類株主総会を含む。)の招集の手続を行うときは、次に掲げる資料(以下この款において「株主総会参考書類等」という。)の内容である情報について、電子提供措置(電磁的方法により株主(種類株主総会を招集する場合にあっては、ある種類の株主に限る。)が情報の提供を受けることができる状態に置く措置であって、法務省令で定めるものをいう。以下この款、第911条第3項第十二号の二及び第976条第十九号において同じ。)をとる旨を定款で定めることができる。この場合において、その定款には、電子提供措置をとる旨を定めれば足りる。
会社法の一部を改正する法律(令和元年法律第70号)により、新設。
----
{{前後
|会社法
|第2編 株式会社
第4章 機関
第1節 株主総会及び種類株主総会
|会社法第325条(株主総会に関する規定の準用)
|会社法第325条の3(電子提供措置)
325の2 |
2,702 | de:Vorlage:User_de-1 2007-01-23T04:15:56Z by Hubert22, Dealerofsalvation, et al. based on Template:User_de-1 2005-02-12T20:42:20Z by Chris_73, Fschoenm, Bdk, et al. |
2,703 | BigIntオブジェクトはプリミティブ長整数に関するオブジェクトです。ラッパーオブジェクトではありません。
注意
長整数はMathの提供するメソッドのパラメータには出来ません(例: Math.abs(-1024n)はTypeErrorになります)。
2021年6月の現時点では、BigIntは汎用計算メソッドを提供していません(例: BigInt.abs()はありません)。
BigInt.asIntN(width, bigint)
bigint を 2width で割った剰余の値の符号つき整数を返す。
BigInt.asUintN(width, bigint)
bigint を 2width で割った剰余の値の符号なし整数を返す。
Symbol(Symbol.toStringTag)
BigInt() の別名 |
2,704 | 法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂
(開示された証拠の管理)
第281条の3
弁護人は、検察官において被告事件の審理の準備のために閲覧又は謄写の機会を与えた証拠に係る複製等(複製その他証拠の全部又は一部をそのまま記録した物及び書面をいう。以下同じ。)を適正に管理し、その保管をみだりに他人にゆだねてはならない。
----
{{前後
|刑事訴訟法
|第2編 第一審
第3章 公判
第1節 公判準備及び公判手続き
|第281条の2(被告人の退席)
|第281条の4(開示された証拠の目的外使用の禁止)
281の3 |
2,705 | 前)(次)
(再就職手当の支給申請手続)
第82条の7
082の7 |
2,706 | 保険医療機関及び保険医療養担当規則(最終改正:平成二一年一二月二八日厚生労働省令第一六八号)の逐条解説書。 |
2,707 | ある4端子回路がある。一方の端子に電圧源E_1を接続し、他方の端子を短絡した時に、短絡した側に電流I_2が流れるとする。また逆に、先に短絡した側の端子に電圧源E_2を接続し、他方の端子を短絡した時に、短絡した側に電流I_1が流れるとする。このとき、
が成り立つ。これを相反定理という。
これはどちら側を入力端子にとったとしても、入力と出力の比が等しくなることから、どちら向きにも信号を伝達することができるということを示している。トランジスタやダイオードなどを含む非線形回路ではこれは成り立たない。非線形回路は入出力端子が決まっている、「一方通行」な回路である。 |
2,708 | 法学>民事法>コンメンタール民法>第1編 総則 (コンメンタール民法)
平成18年6月2日 法律50号(施行:平20年12月1日)により削除
第84条の3
第35条の規定に違反した者は、十万円以下の過料に処する。
084の3
民084の3 |
2,709 | 前)(次)
(調整交付金等)
第122条
国は、介護保険の財政の調整を行うため、第一号被保険者の年齢階級別の分布状況、第一号被保険者の所得の分布状況等を考慮して、政令で定めるところにより、市町村に対して調整交付金を交付する。
前項の規定による調整交付金の総額は、各市町村の前条第一項に規定する介護給付及び予防給付に要する費用の額(同条第二項の規定の適用がある場合にあっては、同項の規定を適用して算定した額。次項において同じ。)の総額の百分の五に相当する額とする。
122 |
2,710 | 2022年(令和4年)改正により、新設・改正・削除された刑法等の条文及びその解説のカテゴリー。ただし、懲役・禁錮に代えた拘禁刑の導入は全条文の改正に渡るため、本カテゴリには含まず、同改正における以下の主要改正に係るもののみをカテゴリー化する。
懲役刑と禁錮刑が廃止され、拘禁刑に統一された。
原則、総則部分のみカテゴリ化。
侮辱罪の法定刑が引き上げられた。
再度の執行猶予を付すことが可能な年数が、1年から2年に引き上げられた。
保護観察中でも再度の執行猶予を付すことが可能になった。 |
2,711 | ]]) では2024(令和6) 年の中学受験生向けに2023 (令和5) 年度の時事を掲載しています。
2023年5月19日から5月21日まで、7年ぶりに7か国で構成されるG7サミットが日本で開催されました。
G7は 日本・アメリカ・カナダ・イタリア・フランス・イギリス・ドイツ の7つの先進国首脳会議です。
近年、AIを用いた文章や画像の生成を行えるインターネット上のサイトが増加しています。
2022年には対話型のAIチャットボットが発表され、大きな話題となっています。
一方で、AIの活用にはさまざまな問題が発生します。
2023年1月、ある飲食チェーン店内での不適切行為を撮影した動画がSNS上で拡散され、批判が殺到し、さまざまなメディアで報道されました。この飲食チェーン店を運営する企業の株価は大幅に下落し、大きな影響を与えています。
2023年度のNHK大河ドラマは 『どうする家康』です。江戸幕府の初代将軍である 徳川家康 を描いています。
]]です。後期(10月~2023年3月)は、『ブギウギ』です。
2024=2*2*2*11*23
過去の時事、および時事問題はこちらのページにあります。 |
2,712 | 海陽中は愛知県蒲郡市にある私立の男子中高一貫校である。
トヨタ自動車や東海旅客鉄道、中部電力などの企業が中心となり2006年に創立。
全寮制。「将来の日本を牽引する、明るく希望に満ちた人材の育成」を目標としている。
場合の数などは頻出。
その場で考える問題が多い。高度な分析力が問われる。
[https://www.kaiyo.ac.jp/ 海陽中 オフィシャルサイト] |
2,713 | var quotedString = string.quote();
alert( 'ABC'.quote() ); // 「"ABC"」と表示
alert( '"ABC"'.quote() ); // 「"\"ABC\""」と表示
quoteメソッドは文字列を二重引用符 "" で囲んだ文字列を返します。このメソッドはSpiderMonkeyの独自拡張であり、処理系によっては実装されていない可能性があります。 |
2,714 | 法学>民事法>コンメンタール民法>第5編 相続 (コンメンタール民法)>民法第950条
(相続人の債権者の請求による財産分離)
第950条
相続人が限定承認をすることができる間又は相続財産が相続人の固有財産と混合しない間は、相続人の債権者は、家庭裁判所に対して財産分離の請求をすることができる。
第304条、第925条、第927条から第934条まで、第943条から第945条まで及び第948条の規定は、前項の場合について準用する。ただし、第927条の公告及び催告は、財産分離の請求をした債権者がしなければならない。
相続に関しては、負の財産を相続することもあるため、相続人の固有財産に累が及ぶことを防止するため、相続人の債権者もまた財産分離を請求しうる(明治民法第1050条由来)。
明治民法において、本条には親族会に関する以下の規定があった。家制度廃止に伴い継承なく廃止された。
----
{{前後
|民法
|第5編 相続
第5章 財産分離
|民法第949条(財産分離の請求の防止)
|民法第951条(相続財産法人の成立)
950 |
2,715 | まず、幾何学を考えるにあたって必要な、基本的な用語を定義しよう。
点とは、位置の概念のみを持つ対象である。部分や大きさ、面積などは持たない。
点に名前を付ける時は、アルファベットの大文字を使って、点A、点B、点C…と表す。pointの頭文字Pから始めて、点P、点Q、点R…と名前を付けることも多い。
点を紙や画面に書く時、普通小さな黒丸をかくが、これは本来大きさがない点を見やすくするために用いるにすぎない。黒丸の大きさや形などは幾何学的な「点」の概念には無関係なので注意すること。
線とは、点の集まりである。ただし、どんな点の集まりも線と呼ぶわけではなく、次の条件を満たしている必要がある。
直観的には、一方向だけに伸びる点の集まりのことを指す。
直線とは端のないまっすぐな線である。ただし、何をもってまっすぐな線と言うのかは特に定義はしないが、そういうものだと思ってもらいたい。異なる2点A,Bを定めた時、それらを通る直線はただ1本しか存在しない。また、直線は端を持たないので、直線の長さを考えることは出来ない。
直線に名前を付ける時は、アルファベットの小文字を使って、直線aなどと表す。
直線上に点を1個とると、その点は直線を2個の部分に分ける。この「部分」を半直線という。半直線はその端点を含む。
半直線AB と書くと、点A を端点として、点B を通る半直線を意味する。したがって、半直線AB と半直線BA は異なった図形を指す。一般に、半直線AB は、直線AB に含まれる。
直線上に点を2個とると、それらの点に挟まれた部分を定義できる。この「部分」を線分という。線分はその両端の点を含む。
点A と点B を両端とする線分を線分AB と書く。したがって、線分AB と、線分BA は同じ図形を指す。一般に、線分AB は、直線AB、半直線AB、半直線BA のいずれにも含まれる。
2点間の距離とは、その2点を結ぶ線分の長さのことである。ただし、2点が重なる場合、距離は0と約束する。
ABと書いて、線分ABの長さを表す。特に、AA=0。
thumb|円
円とは、ある定点との距離が等しい全ての点の集合である。この定点を円の中心といい、等しい距離を半径という。
中心は点O、半径はr とおくことが多い。円が複数ある時は添字を使う。
円は閉じた曲線であり、平面を2つに分ける。そのうち、中心を含むほうを円の内部、含まないほうを円の外部という。円とその内部をあわせて、円盤ということがある。
円の面積とは、円盤の面積のことである。
円は中心に付いている名前を用いて、例えば中心が点Oなら円は、円Oと表す。また、ギリシャ文字の大文字(Γなど)で表すこともある。
thumb|三角形
線分の端点を、どの2つの線分をとっても端点以外では交わらず、かつ一直線にならないとき、これを 多角形 という。つなぎ合わせた線分の数に応じて、n 角形 という。
thumb|三角形の3つの角
角は初等幾何学において特徴的な概念である。
端点を1つだけ共有する2つの線分、もしくは半直線があったとき、これを角という。線分 OA, OB が角であるとき、これを ∠AOB または ∠BOA と表記する。
角には大小関係や相等関係があり、角度という数字で表す。∠AOB が一直線上にあるとき、∠AOB = 180° とし、90° を 直角 という。
角は他にもギリシャ文字の小文字(α など)を用いて表記することがある。また、どの角なのかが明確なときには省略として頂点のみを ∠A とすることもある。 |
2,716 | 第79条 ①郵便の業務に従事する者が殊更に郵便の取扱いをせず、又はこれを遅延させたときは、これを1年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。
②郵便の業務に従事する者が重大な過失によって郵便物を失ったときは、これを30万円以下の罰金に処する。
主な裁判
全逓東京中郵事件(最判1966年10月26日)
争点:郵便局員の争議行為に関する規定の合憲性(この場合は春闘)
判決:第一審無罪(労働組合法1条2項と刑法35条)
第二審破棄差し戻し(公労法第17条より労働組合法1条2項の適用なし)
最高裁公務員の労働基本権は原則的に認められるが内在的に制約を受ける |
2,717 | 数学演習/中学校2年生
中学校数学/2年生/数量/連立方程式
解答はこちらにあります。
以下の方程式を代入法で解きなさい。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
以下の方程式を加減法で解きなさい。
(1)
(2)
(3)
(4)
以下の方程式を解きなさい。
(1)
(2)
以下の問に答えなさい。
(1)容積が280リットルの浴槽に水を一杯まで入れる。最初に毎分8リットルで水を入れ続け、その後毎分12リットルに変更し水を入れ続けたところ32分で満杯となった。毎分8リットルで入れた時間と毎分12リットルで入れた時間を求めなさい。
(2)食塩水A,Bがあり、それらの濃度がそれぞれ10%,15%である。これらを混ぜ、13%の食塩水を500g作りたい。このとき、これらの食塩水をそれぞれどれだけ混ぜればよいか求めなさい。
(5) 3ケタの自然数がある。この自然数の百の位と一の位は同じで、3ケタすべての和は20になる。また、一の位の数をそのままに、百の位と十の位の数を入れ替えてできる自然数は元の数より180大きい。元の自然数の百の位と一の位の数をx、十の位の数をyとして連立方程式をつくり元の自然数を求めなさい。 |
2,718 | Gensim(ジェンシム)は、Pythonで利用できるオープンソースの自然言語処理(NLP)ライブラリであり、特にトピックモデリングやテキスト類似度の計算などの機能に特化しています。Gensimは、効率的に大規模なテキストデータを処理できるように設計されており、テキストの意味をベクトル表現に変換し、それを使って様々なタスクを実行することができます。
GensimはWord2Vecアルゴリズムを実装しており、テキストコーパスから単語の分散表現(word embeddings)を学習できます。これにより、単語の意味や関連性をベクトルとして表現し、文書や単語の類似度を計算することが可能になります。
Word2Vecの拡張版として、GensimはDoc2Vecもサポートしています。Doc2Vecは、文書全体の分散表現を学習し、文書レベルの類似度計算に利用されます。
GensimはLDAアルゴリズムを実装しており、テキストコーパスからトピックモデルを学習できます。LDAは、文書のトピック構造を抽出するために広く用いられる手法です。
Gensimは、TF-IDF(Term Frequency-Inverse Document Frequency)を計算するためのツールも提供しています。TF-IDFは、文書内での単語の重要性を計算するために使用されます。
Gensimは、文書の類似度を計算するための機能を提供します。Word2VecやDoc2Vecなどで学習された分散表現を利用して、文書間の意味的な類似性を評価することができます。
Gensimは、FastTextモデルもサポートしています。FastTextは、subword情報を考慮した高速な単語の分散表現を学習する手法です。
コードは未検証です。検証&修正してくれる方を募集しています
from gensim.models import Word2Vec
corpus = [['apple', 'banana', 'orange', 'grape'],
['banana', 'orange', 'grape', 'kiwi'],
['apple', 'banana', 'grape'],
['orange', 'kiwi', 'grape', 'apple']]
model = Word2Vec(corpus, vector_size=100, window=2, min_count=1, workers=4)
vector_apple = model.wv['apple']
vector_orange = model.wv['orange']
similarity_score = model.wv.similarity('apple', 'orange')
print(similarity_score)
from gensim import corpora
from gensim.models import LdaModel
documents = [["apple", "banana", "orange", "grape"],
["banana", "orange", "grape", "kiwi"],
["apple", "banana", "grape"],
["orange", "kiwi", "grape", "apple"]]
dictionary = corpora.Dictionary(documents)
corpus = [dictionary.doc2bow(doc) for doc in documents]
model = LdaModel(corpus, num_topics=2, id2word=dictionary, passes=10)
topics = model.print_topics(num_words=4)
print(topics)
これらのコード例は、Gensimの基本的な機能を示しています。Gensimは様々なNLPタスクに利用できる豊富な機能を提供しており、詳細な使用方法については公式ドキュメントを参照することをおすすめします。 |
2,719 | 法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(扶養義務等に係る金銭債権についての間接強制)
第167条の15
第172条第2項から第5項までの規定は第1項の場合について、同条第3項及び第5項の規定は第3項の場合について、第173条第2項の規定は第1項の執行裁判所について準用する。
----
{{前後
|民事執行法
|第2章 強制執行
第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行
第5款 扶養義務等に係る金銭債権についての強制執行の特例
|民事執行法第167条の14(債権執行の規定の準用)
|民事執行法第167条の16(扶養義務等に係る定期金債権を請求する場合の特例)
167の15 |
2,720 | 知的財産権法の教科書。
知的財産権法は大別すると、特許法・実用新案法・意匠法・商標法からなる産業財産権法と、著作権法・不正競争防止法・種苗法等からなる狭義の知的財産権法と分類できる。
本知的財産法に属するページにおける略記法はおおよそ以下の通りである。ここに掲げられていないものは一般的な略記法に従うものとする。
特
実
意
商
○登
○施
○令(○登を除く)
○施規
○登規
手数料令
国願
特例
不 または 不競
著 または 著作
種苗
回路配置 または チップ
パリ
PCT
PLT
マド または マドプロ
TLT
STLT
TRIPS あるいは TRIPs
万国
WIPO設立
WCT
WPPT |
2,721 | 法学>民事法>コンメンタール>滞納処分と強制執行等との手続の調整に関する法律
(第三債務者の供託義務)
第36条の6
第一項の規定により供託された金銭については、徴収職員等は、強制執行による差押命令若しくは差押処分の申立てが取り下げられた後又は差押命令若しくは差押処分を取り消す決定若しくは差押処分を取り消す旨の裁判所書記官の処分が効力を生じた後でなければ、払渡しを受けることができない。
----
{{前後
|滞納処分と強制執行等との手続の調整に関する法律
|第3章 強制執行等がされている財産に対する滞納処分
第3節 債権又はその他の財産権に対する滞納処分
|滞納処分と強制執行等との手続の調整に関する法律第36条の5(転付命令等の効力が生じない場合)
|滞納処分と強制執行等との手続の調整に関する法律第36条の7(取立訴訟)
36の6 |
2,722 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第3編 持分会社 (コンメンタール会社法)
(利益相反取引の制限)
第595条
業務を執行する社員は、次に掲げる場合には、当該取引について当該社員以外の社員の過半数の承認を受けなければならない。ただし、定款に別段の定めがある場合は、この限りでない。
一業務を執行する社員が自己又は第三者のために持分会社と取引をしようとするとき。
二持分会社が業務を執行する社員の債務を保証することその他社員でない者との間において持分会社と当該社員との利益が相反する取引をしようとするとき。
民法第108条の規定は、前項の承認を受けた同項各号の取引については、適用しない。
----
{{前後
|会社法
|第3編 持分会社
第3章 管理
第2節 業務を執行する社員
|会社法第594条(競業の禁止)
|会社法第596条(業務を執行する社員の持分会社に対する損害賠償責任)
595 |
2,723 | このページは高等学校理科総合Bのうち生物分野の内容をまとめたものである。
<メンデルの実験>
メンデルは、エンドウのいろいろな種類のなかから、種子が丸いものとしわのあるもの、子葉の色が緑色か黄色かなどによって優性・劣性の法則を説いた。 |
2,724 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第3編 持分会社 (コンメンタール会社法) |
2,725 | ]]では、中学受験社会の歴史分野について、用語を整理します。
時代別でも、50音順でも、内容は同じです。 |
2,726 | OpenOffice.org Writer > 図とグラフの操作
----
Writerでは、あらかじめ登録されている図や、自分で作成した図を文書中に挿入することが出来ます。図とは、デジカメで取った写真や、スキャナで取った画像を含みます。実際に図を作成することはWriterの得意とする仕事ではありません。
図を作成する目的では商用のものでは、Illustratorがよく用いられます。オープンソースの対応する技術としてInkscape(ベクタ図形を作成するためのソフトです。
また、デジカメ等で作成した写真を修正する目的で、商用のPhotoshopがよく用いられます。オープンソースでは、この目的でGimp(Gimpも参照)がよく用いられます。
IllustratorとPhotoshopは、どちらもAdobe社の製品です。コンピュータ上で図を作成する機会があれば試して見るとよいでしょう。
OpenOfficeには、図形描画に関する多くの機能があります。ここでは、図形描画ツールバーの使い方について述べます。図形描画ツールバーを表示するには、ツールバー中の'図形描画機能'をクリックするか、'表示'>'ツールバー'のサブメニューから'図形描画'を選択します。
図形描画ツールバーではいくつかの線、四角形などの基本的な図形を作成することが出来ます。ここでは、四角形の使い方についてのみ述べます。
四角形を作成するときには、図形描画ツールバー中の'四角形'を選びます。そのあと、図形を挿入したい部分でマウスをドラッグすると、四角形を作成することが出来ます。ドラッグ中にどれだけマウスを動かすかで、四角形の大きさを変えることが出来ます。適当な大きさになるようにして下さい。
ここでは、文書中に様々な図を挿入する方法について述べます。特に、フォントワーク、ギャラリ、自作の画像ファイルの挿入の仕方について述べます。
フォントワークとは、文字に対して様々な飾りをつける機能のことです。特に、文書のタイトルなどによく用いられます。この機能はMS Wordのワードアートに対応する機能です。
ギャラリは、元々開発元で用意されている図を用いる機能です。この機能はMS Wordのクリップアートに対応する機能です。
実際にはギャラリはOpenOfficeの本体とともにコンピュータにインストールされた画像を、自作の画像の挿入と同じ方法で挿入しているにすぎません。
まずフォントワークの使い方を述べます。フォントワークを使うには、図形描画ツールバー中の'フォントワークギャラリ'をクリックします。この時、文字のデザインが表示されるので、好きなデザインを選びます。自分が使いたい文字を書きこむには、挿入されたフォントワークをダブルクリックします。
次に、ギャラリの使い方について述べます。ギャラリを用いるときには、ツールバー中の'ギャラリ'をクリックします。すると、画像を選ぶためのウィンドウが開くので、挿入したい図を選択します。実際に図を挿入するときには、図を挿入したい場所にドラッグアンドドロップします。
最後に、自作した図を挿入する方法を述べます。挿入する図の形式としては、JPEG,GIF,PNGなどが用いられます。図を挿入するには、図形描画ツールバー内の'ファイルから'、もしくは'挿入'>'画像'内の'ファイルから'を用います。この時画像ファイルを選択するためのウィンドウが開きます。このウィンドウの使い方は、'ファイル'>'保存'などのウィンドウと同じです。 |
2,727 | 古代において数学は、農業が始まった頃から、道具として使われてきた。当時の人々は経験的にいくつかの定理を発見していたが、論理的な説明はされておらず、反例が挙がらないことで正しいとしていた。その後、論理的な「証明」が始まり、紀元前3世紀頃の古代ギリシャでは、既に多数の定理が証明されていたと考えられる。その中で、数学者のユークリッドはそれらを「原論」にまとめて、一貫した論理を組み立てた。この姿勢は現代における数学の精神に通じており、ここに「原論」の価値があると言えよう。
法則の正しさを示すのに数学では証明という手段を用いる。証明とは、既に正しいとされている事柄を並べ、決められた関係で結びつけることで、命題が真であることを示すことであるから、正しい命題の証明には、少なくとも1つ以上の根拠が必要となる。その根拠も、その証明には他の根拠が必要なので、あらかじめ1つ以上の命題を「正しい」と決めつけておかないと、法則の正しさを示せない。
だから、数学では、いくつかの命題を「正しい」と決めている。これらの命題を公理といい、公理の集合を公理系という。
公理は、論理を組み立てるのにどうしても必要だから用意したのであって、闇雲に増やしてしまうと、論理性に欠けてしまう。したがって、公理はできるだけ少ない方がよい。例えば、「異なる2点を通る直線がただ1本存在する」、「平行でない2直線はただ1点で交わる」という2つの性質は、一方が正しければもう一方も正しいと導けるので、両方を公理とはせず、少なくともどちらか一方は定理とすべきである。
公理系の決め方は一つではない。上の例でいえば、前者を公理としてもいいし、後者を公理としてもいい。両方を導けるような法則を公理としてもいい。しかし、皆が納得できるような論理を組み立てるために、公理は誰もが「正しい」と認めるものであるべきである。かくして、公理は「当たり前」なものがほとんどである。
初等幾何学 |
2,728 | 法学>民事法>商法>会社法>会社法施行規則
(電子公告を行うための電磁的方法)
第223条
法第2条第34号 に規定する措置であって法務省令で定めるものは、前条第1項第1号ロに掲げる方法のうち、インターネットに接続された自動公衆送信装置を使用するものによる措置とする。
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{{前後
|会社法施行規則
|第7編 雑則
第4章 電磁的方法及び電磁的記録等
第1節 電磁的方法及び電磁的記録等
|会社法施行規則第222条(電磁的方法)
|会社法施行規則第224条(電磁的記録)
223 |
2,729 | この章では以下のことを学びました。 |
2,730 | 前)(次)
(保険料)
第129条
市町村は、第1項の規定にかかわらず、第二号被保険者からは保険料を徴収しない。
129 |
2,731 | 第4編 社債
(社債管理者の辞任)
第711条
第1項の規定にかかわらず、社債管理者は、やむを得ない事由があるときは、裁判所の許可を得て、辞任することができる。
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{{前後
|会社法
|第4編 社債
第2章 社債管理者
|会社法第710条(社債管理者の責任)
|会社法第712条(社債管理者が辞任した場合の責任)
711 |
2,732 | コンメンタール>コンメンタール信託業法
信託業法(最終改正:平成二一年六月二四日法律第五八号)の逐条解説書。 |
2,733 | 法学>民事法>コンメンタール民事執行法
(開始決定等)
第93条
93 |
2,734 | 法学>民事法>商法>コンメンタール商法>第1編 総則 (コンメンタール商法) |
2,735 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)
(連結計算書類)
第444条
法務省令で定めるところにより、各事業年度に係る連結計算書類(当該会計監査人設置会社及びその子会社から成る企業集団の財産及び損益の状況を示すために必要かつ適当なものとして法務省令で定めるものをいう。以下同じ。)を作成することができる。
会計監査人設置会社が取締役会設置会社である場合には、前項の監査を受けた連結計算書類は、取締役会の承認を受けなければならない。
次の各号に掲げる会計監査人設置会社においては、取締役は、当該各号に定める連結計算書類を定時株主総会に提出し、又は提供しなければならない。この場合においては、当該各号に定める連結計算書類の内容及び第4項の監査の結果を定時株主総会に報告しなければならない。
「法務省令」は、会社法施行規則第116条(計算関係書類)である。
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{{前後
|会社法
|第2編 株式会社
第5章 計算等
第2節 会計帳簿等
|会社法第443条(計算書類等の提出命令)
|会社法第445条(資本金の額及び準備金の額)
444 |
2,736 | 法学>民事法>商法>コンメンタール商法>第2編 商行為 (コンメンタール商法)
第543条
この章において「仲立人」とは、他人間の商行為の媒介をすることを業とする者をいう。
2018年改正において以下の条文から改正。
本章は、商品やサービスの売り手と買い手を探し、その間の商行為の媒介・仲介即ち「中立(なかだち、ブローカレッジ)」を業とする「中立人(なかだちにん、ブローカー)」について定める。大きな特徴は、仲介した取引について、対象物等の占有や代金の授受に関与しないことが挙げられる。
などが挙げられる。なお、金融商品取引法における「媒介」は「中立」に当たるが、媒介については同法において規律されている。
本条はドイツ商法典第93条に由来する。
契約関係に固定されることなく,業として他人のために,物品又は有価証券の買入又は売却,貨物運送,船舶賃貸借,又はその他商取引の対象とされている事柄につき,仲介を引き受けている者は,商事仲立人の権利義務を有する。
上記に掲げた行為以外の仲介,特に不動産に関する取引の仲介については,商事仲立人により行われたとしても,本章の規定の適用はない。
本章の規定は,商事仲立人の企業が,その種類及び量において,商人的に組織化された営業活動を必要としない場合であっても,適用される。
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{{前後
|商法
|第2編 商行為
第5章 仲立営業
|商法第542条
|商法第544条
543
543 |
2,737 | 法学>民事法>商業登記法>コンメンタール商業登記法
(会社分割の登記)
第86条
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{{前後
|商業登記法
|第3章 登記手続
第5節 株式会社の登記
|商業登記法第85条(会社分割の登記)
|商業登記法第87条(会社分割の登記)
086 |
2,738 | ]]
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サクラエディタ キー割り当て定義ファイル。
Google Earth 等で使う KML (Keyhole Markup Language) ファイル。
KML 圧縮ファイル。 KML ファイルと関連ファイル群を ZIP 圧縮したもの。
Linuxのカーネルモジュールファイル。
サクラエディタ 強調キーワード定義ファイル。 |
2,739 | 第35条
第三十一条第一項の規定に違反した者は、二年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
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{{前後
|国土調査法
|第6章 罰則
|国土調査法第34条の2(事務の区分)
|国土調査法第36条 |
2,740 | 本項は、東京慈恵会医科大学の入学試験対策に関する事項である。
東京慈恵会医科大学は、東京都港区にある医科系単科大学である。略称は慈恵医大。
入試問題の難易度は、英語・生物は標準的な問題が多い。一方で、数学・物理・化学では、医科系単科大学らしいかなりの難問も出題される。そのため、慈恵医大志望者は基礎学力を築いたら、応用問題演習を積極的に行い、相当な思考力、計算力を培う必要がある。なお、多くの難関私大医学部では2次試験で小論文入試を受験生に課している。慈恵医大は2017年度から小論文入試を復活させた。
例年、実質倍率は6倍程度である。私大医学部にしては倍率が低い方であるが、これは慈恵医大が難易度の高い問題ばかりを出題するため、医学部受験生でも上位クラスの人間しか受験しないためである。
(60分/100点)
慈恵医大の英語は、文法の単独問題が数多く出題される。全体の2/3以上が語彙・文法からの出題となっている。語彙・文法問題に加えて読解問題・英作文が1題ずつ出題され、大問数は6題となっている。そのため、文法・語法対策は十分に行うこと。読解問題は500words程度のそこまで長くない文章であるが、生命科学系、もしくは自然科学系の文章で出題される単語の難度も高い。しかし、問題自体は標準的なものが多いため、確実に得点していきたい。英作文も標準的な問題である。数学、理科がかなり難しいため、英語は高得点を目指してほしい。
(90分/100点)
大問は例年4題である。近年では、標準、典型問題のいわゆる良問の割合が増えており、国立大学のような出題傾向が続いている。確かな思考力と計算力が求められる出題が多く、大学入試数学としては非常に高いレベルに分類される。受験生に必要なのは標準~やや難問のレベルの問題を論理的に説明・解答し、得点していくことである。
(2科目で120分/200点)
「物理」「化学」「生物」の3教科から2科目を選択する。「物理」「化学」の難易度が非常に高く、逆に「生物」の難易度は標準的である。
大問数は3題。力学がメインに出題されるが、分野の融合問題も多く、電気(電磁気)、熱力学、波動と幅広い範囲から出題される。見慣れない設定(もしくは複雑な設定)で問題が出題されたり、数学的考え方を問題文の誘導に沿って求められるため、難易度は高い。標準的な入試問題集での学習では到底対応できない。さらに少しレベルの高い応用問題も速やかに解けるようにしておくこと。描図を含む問、導出過程を記述する論述形式の問題も頻出であるため、どのような解答形式の問題にも対応できるようにしておくこと。
大問数は4題。有機分野を中心に、理論、無機と万遍なく広い範囲から応用力・思考力や計算力を要する難易度の高い問題が出題される。時間内に全問を解くことは難しい。全分野をむらなく学習することが望ましいが、理論は気体、希薄溶液、平衡(電離平衡と溶解度積を含む)、酸化還元を中心に、有機は化学Ⅱの選択分野も含め典型的な難問は一通り学習しておく必要がある。有機は受験生の知らない物質や反応を題材にした問題が多く、初めて目にする物質が題材でも基本に結び付けて解けるよう応用力を養っておく必要がある。さらには、制限字数のある説明問題が出題されるので、論述問題への対策が鍵となる。重要語句や実験操作、器具の原理、反応で見られる変化、実験でわかることなどについて、30~80字程度で自分の言葉で簡潔にまとめる練習をしておくこと。加えて、2013年度はグラフ作図問題、2014年度はグラフ選択問題も出題されていたので、実験結果のグラフも合わせて確認しておくとよいだろう。
大問数は4題。物理・化学と違って、標準的な知識を問う問題が中心だが、詳細な知識を問う問題(2012年度微小管、2013年度核小体、2014年度標識再捕法についてなど)もしばしば見られる。出題範囲は広く、どの分野からもバランスよく出題される。ただし、他大ではあまり出題されないような「指導要領外」の内容や、「最先端のテーマ」からも出題される。教科書・資料集や参考書にはあまり記載されていないものもあるので、関連している書籍に目を通しておくといいだろう。また、論述問題や計算問題も一定の分量が出題されている。
なお、生物IIの選択分野「生物の分類と進化」(新過程「生物の進化と系統」)「生物の集団」(同「生態と環境」)はいずれも出題されているため、旧過程履修者は注意が必要である。
個人面接とグループ面接の2回実施される。グループ面接に関しては、自分の意見にしっかりと自信を持つことが大切である。他の受験生と同じ答えになってしまったときに、慌てて別の答えを用意しようとすると、失敗するケースが多い。たとえ、同じ意見になったとしても、しっかりと自分の意見を主張すること。グループ面接でテーマになる内容については、医学関連のものが多い。しかし、医学関関連以外の出題もあるので、医学関連の最新情報を常に取り入れておくのはもちろんだが、その他の時事問題にも気を払うようにしておくこと。
2017年度より、グループ面接が廃止され、MMI(multiple mini interview)が導入された。
慈恵医大の過去問(赤本)はもちろんのこと、同様に思考力を要する問題を頻繁に出題される大学の問題にあたるのも効果的である。お勧めは同じ単科系医科大学の京都府立医科大学や滋賀医科大学、日本医科大学の問題である。また、順天堂大学の医学部を併願する受験生は多いが、順天堂大学医学部の問題は難関私大医科大学には珍しい標準的な問題ばかりで高得点を目指す入試内容であるため、本学との問題の相性は悪い。
慈恵医科大受験生にとってふさわしい模試としては、代ゼミでは「国公立医学部模試」(10月開催)があり、河合塾では「全統医進模試」(11月開催)がある。これらを受験することは現在の自分の位置を知るのに大いに役立つので、積極的に受験することをお勧めする。 |
2,741 | 「金融商品に関する会計基準」および「金融商品会計に関する実務指針」に基づき,次の〔資料〕の借入金および金利スワップを会計処理する場合,X2 年度(X2 年4 月1 日〜X3年3 月31 日)に関する以下の記述のうち,最も適切なものの番号を一つ選びなさい。なお,計算結果に端数が生じる場合,円未満を四捨五入すること。(8点)
〔資料〕
1.X1 年4 月1 日に期間3 年,LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)による変動金利で10,000,000円の借入れを行った。それと同時に,以下の金利スワップ契約を締結した。
(1)変動金利を固定金利に変換するため,LIBOR の変動金利を受け取り, 2 %の固定金利を支払う。
(2)期間を3 年,想定元本を10,000,000 円とする。
(3)借入金および金利スワップの利息は,毎年, 4 月1 日の金利水準により翌年の3月31 日に後払いされる。
2.LIBOR の推移は,X1 年4 月1 日時点で2.00 %,X2 年4 月1 日時点で2.20 %,X3 年4 月1 日時点で2.40 %である。
3.金利スワップの特例処理およびヘッジ会計の適用要件はいずれも満たされているものとする。ヘッジ会計を適用する場合,洗替処理はせず,評価差額の純変動額を計上するものとする。
4.期末の金利スワップの時価の算定に当たっては,翌期首のLIBOR を使用する。
5.税効果は考慮しない。
1.特例処理を適用した場合,損益計算書に計上される支払利息は200,000 円,金利スワップ(資産)の貸借対照表価額は234,375 円となる。
2.特例処理を適用した場合,損益計算書に計上される受取利息は220,000 円,支払利息は420,000 円,また金利スワップ(資産)は計上されない。
3.特例処理を適用した場合,損益計算書に計上される支払利息は200,000 円,金利スワップ(資産)については時価増加額345 円を認識する。
4.ヘッジ会計を適用した場合,損益計算書に計上される支払利息は200,000 円,金利スワップ(資産)の貸借対照表価額は234,375 円となる。
5.ヘッジ会計を適用した場合,損益計算書に計上される受取利息は220,000 円,支払利息は420,000 円,また金利スワップ(資産)の貸借対照表価額は39,063 円となる。
6.ヘッジ会計を適用した場合,損益計算書に計上される支払利息は200,000 円,金利スワップ(資産)については時価増加額345 円を認識する。
6
金利スワップなどデリバティブの時価は将来キャッシュフローを割り引くことで求める。
X2年3月31日
X3年3月31日 |
2,742 | (嫡出否認の訴えの出訴期間)
第778条の2
第777条(第2号に係る部分に限る。)又は前条(第2号に係る部分に限る。)の期間の満了前6箇月以内の間に親権を行う母、親権を行う養親及び未成年後見人がないときは、子は、母若しくは養親の親権停止の期間が満了し、親権喪失若しくは親権停止の審判の取消しの審判が確定し、若しくは親権が回復された時、新たに養子縁組が成立した時又は未成年後見人が就職した時から6箇月を経過するまでの間は、嫡出否認の訴えを提起することができる。
子は、その父と継続して同居した期間(当該期間が二以上あるときは、そのうち最も長い期間)が3年を下回るときは、第777条(第2号に係る部分に限る。)及び前条(第2号に係る部分に限る。)の規定にかかわらず、21歳に達するまでの間、嫡出否認の訴えを提起することができる。ただし、子の否認権の行使が父による養育の状況に照らして父の利益を著しく害するときは、この限りでない。
第774条第2項の規定は、前項の場合には、適用しない。
第777条(第4号に係る部分に限る。)及び前条(第4号に係る部分に限る。)に掲げる否認権の行使に係る嫡出否認の訴えは、子が成年に達した後は、提起することができない。
2022年改正にて新設(2024年(令和6年)4月1日施行)。
子の否認権行使は、通常、親権を行う母、親権を行う養親及び未成年後見人が行使することが想定されるが、期間満了6ヶ月以内において、それらを欠く状況が生じた場合、その状況が回復した後6ヶ月間出訴期間が延長される(第1項)。
子は、父と継続して生活した期間が3年を下回る場合、21歳に達するまでの間、嫡出否認の訴えを提起することができる。18歳に達するまでは未成年であり、18歳に達してから、3ヵ年の出訴期間を与えたものである(第2項)。否認権行使が、父の利益を著しく害するときは否認権の行使は認められない。否認が、子の利益を害して行使され得ないことに呼応するものであるが、父の利益は、一般に社会的弱者であり保護を要する子の利益とは、位相を異にして理解すべきであり、例えば、被扶養の期待利益などを、父としての十分な振る舞い(成長するまで、不足のない養育費の提供を行なった等)の上で、父の利益と言えるかはは疑問であり、今後の動向を注視する必要がある。
前夫は子が成年に達した後は、嫡出否認の訴えを提起することができない。
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{{前後
|民法
|第4編 親族
第3章 親子
第1節 実子
|民法第778条(嫡出否認の訴えの出訴期間)
|民法第778条の3(子の監護に要した費用の償還の制限)
778の2
778の2 |
2,743 | 原文テキストについてはガリア戦記/注解編#原文テキストを参照。 6. 1Erat una cum ceteris Dumnorix Aeduus, de quo ante ab nobis dictum est. Hunc secum habere in primis constituerat, quod eum cupidum rerum novarum, cupidum imperi, magni animi, magnae inter Gallos auctoritatis cognoverat. 2Accedebat huc quod in concilio Aeduorum Dumnorix dixerat sibi a Caesare regnum civitatis deferri; quod dictum Aedui graviter ferebant, neque recusandi aut deprecandi causa legatos ad Caesarem mittere audebant. 3Id factum ex suis hospitibus Caesar cognoverat. Ille omnibus primo precibus petere contendit ut in Gallia relinqueretur, partim quod insuetus navigandi mare timeret, partim quod religionibus impediri sese diceret. 4Postea quam id obstinate sibi negari vidit, omni spe impetrandi adempta, principes Galliae sollicitare, sevocare singulos hortarique coepit uti in continenti remanerent; metu territare: 5non sine causa fieri ut Gallia omni nobilitate spoliaretur; id esse consilium Caesaris ut quos in conspectu Galliae interficere vereretur hos omnis in Britanniam traductos necaret; 6fidem reliquis interponere, ius iurandum poscere ut quod esse ex usu Galliae intellexissent communi consilio administrarent. 7Haec a compluribus ad Caesarem deferebantur.
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テキスト引用についての注記
整形テキストについてはガリア戦記/注解編#凡例を参照。 VI.
①Erat ūnā cum cēterīs Dumnorīx Haeduus, dē quō ante ab nōbīs dictum est. Hunc sēcum habēre in prīmīs cōnstituerat, quod eum cupidum rērum novārum, cupidum imperiī, magnī animī, magnae inter Gallōs auctōritātis cognōverat. ②Accēdēbat hūc quod in conciliō Haeduōrum Dumnorīx dīxerat sibi ā Caesare rēgnum cīvitātis dēferrī; quod dictum Haeduī graviter ferēbant, neque recūsandī aut dēprecandī causā lēgātōs ad Caesarem mittere audēbant. ③Id factum ex suīs hospitibus Caesar cognōverat. Ille omnibus prīmō precibus petere contendit ut in Galliā relinquerētur, partim quod īnsuētus nāvigandī mare timēret, partim quod religiōnibus impedīrī sēsē dīceret. ④Posteā quam id obstinātē sibi negārī vīdit, omnī spē impetrandī adēmptā, prīncipēs Galliae sollicitāre, sēvocāre singulōs hortārīque coepit utī in continentī remanērent; metū territāre: ⑤nōn sine causā fierī ut Galliā omnī nōbilitāte spoliārētur; id esse cōnsilium Caesaris ut quōs in cōnspectū Galliae interficere verērētur hōs omnēs in Britanniam trāductōs necāret; ⑥fidem reliquīs interpōnere, iūs iūrandum poscere ut quod esse ex ūsū Galliae intellēxissent commūnī cōnsiliō administrārent. ⑦Haec ā complūribus ad Caesarem dēferēbantur.
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注記
原文の Aeduī, Aeduōrum, Aeduus, imperī, omnīs などは、それぞれ Haeduī, Haeduōrum, Haeduus, imperiī, omnēs などとした。
語釈 |
2,744 | 法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂
(即決判決の要請)
第350条の28
裁判所は、第350条の22の決定があった事件については、できる限り、即日判決の言渡しをしなければならない。
2016年改正において以下のとおり改正。
「証拠収集等への協力及び訴追に関する合意」の章が挿入されたことによる「第350条の14」から条数の繰り下がり。
参照条項の条数繰り下がりに伴う改正。
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{{前後
|刑事訴訟法
|第2編 第一審
第5章 即決裁判手続
第4節 公判の裁判の特例
|第350条の27(伝聞証拠排斥の適用除外)
|第350条の29(拘禁刑の言い渡し)
350の28
350の28 |
2,745 | アメリカ合衆国が独立した時期は、フランス革命よりも前である。(むしろ、フランス革命の側が、アメリカ合衆国を参考にした可能性があるくらいだ。)
合衆国3代大統領ジェファーソンのころ、フランスでは皇帝ナポレオンが支配していた。ジェファーソンひきいるアメリカ合衆国は、ルイジアナを(ナポレオンひきいる)フランスから買収した。
アメリカはナポレオン戦争では中立を守っていたが、イギリスが海上封鎖を行って通商を妨害したので、1812年に米英戦争が起きた。
その後1819年にはスペインからフロリダを買収した。
1820年代にアメリカ合衆国 第5代大統領モンローは、そのころラテンアメリカで独立運動が盛んだったが、欧州各国に対して(アメリカの問題に干渉しないように呼びかけ、アメリカも欧州になるべく干渉しないという)相互不干渉の方針のモンロー主義を主張し、以降のアメリカ外交でもモンロー主義がアメリカ外交方針での手本となった。
そしてアメリカは領土拡大の方針を国家方針とし、方針として北アメリカ大陸の西部への領土拡大を目指していったので、メキシコと対立した。
アメリカは1845年にテキサスを併合したが、メキシコがこれに反発し、1845年にアメリカ=メキシコ戦争が起き、3年ほど戦争はつづき、この戦争に1848年にアメリカが勝利して、アメリカはさらにメキシコから領土としてカリフォルニアを獲得した。
同1848年、このカリフォルニアで金鉱が発見されたので、世界中から金鉱を掘り当てようとした者達が集まった(ゴールドラッシュ
)。
このような領土拡大の実態は、アメリカでは、神から与えられた使命であるとして「明白な使命」(マニフェスト ディスティニー)であるとして正当化された。
※ アメリカでは、西部への領土拡大は「フロンティア」への「開拓」などと言われたが、実際には先住民から土地を奪うものであった。
1828年に大統領になっジャクソンは、男子普通選挙を導入するなどの改革を行い、ジャクソン=デモクラシーと言われたが、黒人奴隷の問題は放置された。また、先住民は強制移住法によって、従来の土地をうばわれた。
中学校では、「南北戦争の原因について、農業中心で奴隷制維持の南部と、工業中心の北部とが、国家の方針をめぐって対立したから」的にならうが、これは、やや不正確。
より正しくは、以下のとおり。
じつは、南部は分離独立しようとしていた。南部は上述のように北部と政策が対立していたので、独立しようとしていたのである。しかし、北部が南部の独立を認めず、戦争になった。(※ 参考文献: 中経出版『改訂版 センター試験 世界史Bの点数が面白いほどとれる本』、茂木誠、2014年8月24日、320ページ。 )
これが南北戦争の真因である。
thumb|150px|リンカン。第16代大統領。ゲティスバーグでの演説「人民の人民による人民のための政治」(government of the people by the people for the people)が有名。1865年に暗殺された。
1860年に大統領に就任したリンカンが、奴隷制の拡大反対の政策を主張した(奴隷制そのものに反対したのでなく、奴隷制拡大に反対しただけの穏健派)。それに南部は反発し、1861年には分離独立しようとしてアメリカ連合国(Confederate States of America)を結成し、しかし北部は南部の独立を認めず、そして同1861年に北アメリカで南北戦争が始まった。
※ もともと、南部の国家主権を認めるかどうかの問題であるが、しかし北部は奴隷解放宣言(1863年)を発表するなどして、この問題を人権問題に変えていった。
このように、歴史には、いろんな視点がある。視点によっては、奴隷解放を口実として、北部は南部に介入し、南部の国家主権を侵害した、という視点もある。
北部には厳しい視点かもしれないが、しかし後の帝国主義〜第二次大戦後の冷戦の時代に、ソビエト連邦や中華人民共和国などが、人民の「解放」などを口実に、諸外国を侵略していく。このように、「人権」は侵略の口実に使われることもある。日本も例外ではなく、大日本帝国の時代には、満州事変のさいに、「民族の共和」など満州人の権利保護を口実に主張していた。
thumb|ストウ『アンクル=トムの小屋』南北戦争開戦後にリンカンはストウに出会い、彼女が小柄な女性であることにおどろき、「とても小さな女性が、大きな戦争(南北戦争)を引き起こしたのですね」と言ったほどに、彼女はアメリカ社会に大きな影響を与えた。
1863年、北部のリンカンは、南部で奴隷反乱が起きることを期待して、奴隷解放宣言を出した。そして同1863年、北軍はゲティスバーグの戦いで南軍に勝利したことで、戦争を有利にすすめた。1865年に南軍は降伏し、合衆国は統一された。
合衆国が統一されると、黒人にも投票権が与えられた。だが南部では公共施設が人種によって区別されるなど、差別が残った。また、事実上の差別団体であるクー=クラックス=クランという白人至上主義団体が結成された時期も、この1865年の頃である。
なお、人道主義者の女性作家ストウが『アンクル=トムの小屋』を発表して奴隷制を批判したのは1852年であり、南北戦争よりも少し前の時代であり、リンカンの大統領就任前である。
※ つまり、時代順にいうと、ストウの作品が影響になって奴隷解放の世論が高まり、のちのリンカンの大統領当選に影響し、のちの南北戦争における奴隷解放宣言に影響したのである。
また、黒人奴隷解放の政策には土地の提供は含まれておらず、解放された黒人の仕事は土地をもたないため、小作人などにならざるをえず(南北戦争後のこのようなアメリカ黒人の小作人は「シェアクロッパー」(share cropper)といわれた)、黒人は貧しいままだった。
1854年、江戸時代の日本にペリーが来航して日米和親条約が結ばれた。(南北戦争よりも前の時代である。その頃は、まだリンカンは大統領ではない。)
ペリーの日本来航は、時期的にはカリフォルニアの併合後であるが、べつにペリーの船団はカリフォルニアの西海岸を出発したのではなく、インド方面から日本に来航したのである。
また、1867年にアメリカは、ロシアからアラスカを買収した。
南北戦争中の1862年に、北部は農家の支持をあつめるため、西部の国有地に5年間定住して開拓した者に一定の土地を無償で提供するホームステッド法を(1862年に)出した。
1869年には最初の大陸横断鉄道が完成した。 |
2,746 | 戦国時代の織田信長の時代に、茶の湯(いわゆる茶道のようなもの)が武士のあいだに普及する。
だが、茶の湯そのものは、けっして信長の時代に始まったわけではない。
落ちついた感じの茶道が始まったのは、室町時代の後半(東山文化)であり、そのころの村田珠光(むらた じゅこう)が 侘び茶(わびちゃ) を始めた。
※ 村田珠光の詳しい実像は不明である『芸術新潮 』2022年10月号、新潮社、P18。僧で茶人であることは分かっている。小学校・中学校の歴史教育などでは、素性のよくわかっている千利休などが優先して紹介されるのは仕方ないだろう。
なお東山文化(ひがしやま ぶんか)とは、銀閣を8代将軍 足利義政(よしまさ)が建てたころの文化のことである。
そもそも、東山文化の特徴が、おちついた感じの文化である。(※ 銀閣も東山文化。読者は、頭の中で関連づけよう。)
なお、村田珠光は、茶道の説明のさいに、禅(ぜん)にたとえて茶道を説明した。
(※ 範囲外)もともと、寺院などで、眠気覚ましなどに茶が飲まれていた。
(※ 範囲外)なお、禅も茶も、中国由来。中国文化を参考にしている可能性。なお、禅僧は外交使節として、中世では、よく日中貿易に同行していたこともあった。
村田より以前は、茶道というよりも、茶の品種を当てるクイズのような 闘茶(とうちゃ) というジャンルだった。
(※ 世界史の範囲: )なお、中国大陸で茶の栽培が普及した時代は、唐のころの時代である(参考文献: 帝国書院の世界史資料集)。
文献によっては、隋の時代に庶民に普及したとも言われる。日本に茶が伝わった時代がいつかは不明であるが、遣唐使の最澄が茶の種子を日本に持ち帰ったことが知られている。
絵画では、戦国時代に狩野永徳(かのう えいとく)が活躍するが、狩野派も、けっして狩野永徳が始めたわけではない。
thumb|狩野元信の作品
狩野派は、室町時代の後半に、狩野正信(まさのぶ)・元信(もとのぶ)の父子が、始めたのである。
ただし、正信のころの狩野派の画風は、水墨画に近い。水墨画を基調として、それに着色をした、独自の画風を、正信らは、あみだした。
この画風は、当時っぽい用語で言えば、水墨画に大和絵の手法を取り入れたわけである。
この水墨画じたい、(日本の小学校では)雪舟(せっしゅう)が有名だが、じつは日本で水墨画を始めたのは雪舟ではない。
雪舟の以前は、水墨画は、禅を説明するための補助的な美術であり、寺社の僧によって水墨画が作られていた。だが、雪舟は、水墨画を禅とは独立した美術として作品を作り出した。
雪舟は、明(ミン)に渡って水墨画の知識を日本に持ち帰った。だが、べつに日本初ではない。
雪舟は、西日本を中心に何度か引っ越し、日本の自然を水墨画で描いた。 (※ なんだか、江戸時代の松尾芭蕉(まつお ばしょう)と、やってることが似ていますね。)
上述のように、ところどころ「禅」(ぜん)が出てくる。
これは、室町時代の前半には、禅が流行したからである。
そして、室町時代の後半の文化は、茶道や美術などのそれぞれの文化で、禅の制約から脱却する文化という段階に移る。 |
2,747 | 法学>コンメンタール行政手続法
(目的等)
第1条
----
{{前後
|行政手続法
|第1章 総則
|
|第2条(定義)
1 |
2,748 | 1 ああ、主、ヤハウェよ
2 パンもなければ、水もない
3 わたしは荒野であなたを知った
4 わたしは愛を悦び、犠牲を悦ばない
5 わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか
聖書ヘブライ語入門 |
2,749 | 前)(次)
(都市計画基準)
第13条
十四 地区計画は、公共施設の整備、建築物の建築その他の土地利用の現状及び将来の見通しを勘案し、当該区域の各街区における防災、安全、衛生等に関する機能が確保され、かつ、その良好な環境の形成又は保持のためその区域の特性に応じて合理的な土地利用が行われることを目途として、当該計画に従つて秩序ある開発行為、建築又は施設の整備が行われることとなるように定めること。この場合において、次のイからハまでに掲げる地区計画については、当該イからハまでに定めるところによること。
イ市街化調整区域における地区計画市街化区域における市街化の状況等を勘案して、地区計画の区域の周辺における市街化を促進することがない等当該都市計画区域における計画的な市街化を図る上で支障がないように定めること。
ロ再開発等促進区を定める地区計画土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の増進とが図られることを目途として、一体的かつ総合的な市街地の再開発又は開発整備が実施されることとなるように定めること。この場合において、第一種低層住居専用地域及び第二種低層住居専用地域については、再開発等促進区の周辺の低層住宅に係る良好な住居の環境の保護に支障がないように定めること。
ハ開発整備促進区を定める地区計画特定大規模建築物の整備による商業その他の業務の利便の増進が図られることを目途として、一体的かつ総合的な市街地の開発整備が実施されることとなるように定めること。この場合において、第二種住居地域及び準住居地域については、開発整備促進区の周辺の住宅に係る住居の環境の保護に支障がないように定めること。
13 |
2,750 | (非課税)
第6条
国内において行われる資産の譲渡等のうち、別表第一に掲げるものには、消費税を課さない。
保税地域から引き取られる外国貨物のうち、別表第二に掲げるものには、消費税を課さない。
消費税は、国内において事業者が行った資産の譲渡等および特定仕入れが課税の対象となるが、これらの取引であっても、消費に負担を求める税としての性格から課税の対象としてなじまないものや、社会政策的配慮から、別表第1・第2に掲げる取引については消費税を課さない。 |
2,751 | 日本国内で理学療法を行うのに必要な免許を理学療法士養成施設において理学療法士養成課程のある大学で4年間、短期大学で3年間、専門学校で2年間ないし3年間受講して理学療法士国家試験に合格し取得する試験である。筆記試験ならびに口述試験及び実技試験がある
出題範囲は以下の通り
筆記試験
口述試験及び実技試験 |
2,752 | 法学>民事法>コンメンタール著作権法
(氏名表示権)
第90条の2
二 行政機関情報公開法第六条第二項 の規定、独立行政法人等情報公開法第六条第二項 の規定又は情報公開条例の規定で行政機関情報公開法第六条第二項 の規定に相当するものにより行政機関の長、独立行政法人等又は地方公共団体の機関若しくは地方独立行政法人が実演を公衆に提供し、又は提示する場合において、当該実演の実演家名の表示を省略することとなるとき。
----
{{前後
|著作権法
|第4章 著作隣接権
第2節 実演家の権利
|著作権法第90条(著作者の権利と著作隣接権との関係)
|著作権法第90条の3(同一性保持権)
090の2 |
2,753 | 角(∠)は、頂点(あるいは点)から構成され、2つの腕(つまり方向)、および1つの弧から構成される。腕の端点が頂点と同じであり、弧が1つの腕からもう一方の腕に走るように、それらが配置されている。
角度の大きさは、腕がどのくらい大きく開いているかに依存して、それらは 度(ど) で測定される。あなたは、頂点上で分度器を入れて、あなたの第二の腕が到達している度を見ることで、角度を測定することができます。
90°未満の角度は 鋭角(えいかく) として知られています。 90°の角度は 直角(ちょっかく) として知られている。90°と180°の間のものが 鈍角(どんかく) である。 正確に180°の角度は直線の角度と呼ばれています。360°の角度は、一回りする角である。
角度は、通常は、その中に含まれる点によって名前が付けられています。形式は次のとおりです。:
"∠" + ''腕上の点'' + ''頂点'' + ''もう一方の腕の腕上の点''
しかしながら、時には、その頂点には角がありません、私たちは腕の上の点を省略することができます。実際、我々は楽したい場合には、私たちも、一定の角度を表すために小文字アルファベットを使用することができます。この場合は、∠は省略されなければならないことに注意してください。小文字は、角度の値を表すが、これらの名称はすべて式の未知数として使用することができる。
となりあう角度 (adj. ∠s) は、つぎのような角度です:
ときどき,二つの角度は90°または180°まで追加することができます。 これらはそれぞれ、相補的な角度と補角と呼ばれています。多くの角度は、このような性質を持っているように、これらは将来的には非常に便利になります。
right|250px
場合によっては、2つ以上の角度は共通の頂点を共有し、それらの大きさは360oまで追加される。これらは、点での角度と呼ばれています。我々は証明を書いたり、角度を見つけるときにとても便利です。
例えば、想像して ''O''は、図内の点です。3点 ''A'', ''B'',および ''C'' は、点 ''O''の周りにあり、および方向のうち延長をOからA、BおよびCに、それぞれ、のばしたとします。与えられた条件は ∠AOB = 120°、 ∠BOC = 150°として、
\begin{align}\angle AOB + \angle BOC + \angle COA &= 360^\circ (\angle s \text{ at a pt.})\\
120^\circ + 150^\circ + \angle COA &= 360^\circ \\
\angle COA&= 360^\circ - 120^\circ - 150^\circ \\
&= 90^\circ \end{align}
right|300px
隣接する角度の大きさを180°まで追加すると、それらは直線上で隣りあう角度になります。角度のいずれかの値を見つけるときに、それらが使用される。
一例として、右の画像を見てください。ここでは、''b'' と ''a''とは 補角(ほかく) である。 ''b'' と ''a''との合計は ''c'' に等しい。 ''b''と ''a'' は直線上で隣接する角度である。我々は 、もし''b''の値がわかっている場合は、私たちは、 ''a'' の値を調べることが出来ます、簡単に。注意してください、 ''a'', ''b'',および ''c''は、同じ一点における角度です。
250px|right
となりあう角度を間にもつ、垂直方向に反対の角度は、とても単純です。(訳注:右図のAとBなど。)もし2本の直線が図のように、たがいちがいに走る場合は、なす対角は、頂点の反対がわの対角 (vert. opp. ∠s)でなければなりません。これらはお互いに等しくなければなりません。垂直方向に反対の角度は共通の基準であり、多くの場面で便利になるだろうので、あなたが問題に立ち往生している前に、最初にいくつか垂直方向に反対の角度を見つけることができるかどうかを確認します。
右の図を見てください。この図に示すように、Dは、に等しく、C及びAは、に等しく、B。それらは垂直方向に対角であるからである。ここで、注意してくださいDとA、AとC、CとB、及びDおよびBは、直線上で隣接する角度の全ての対である。また、4つの角度がポイントで角度である。
右の図を見てください。この図に示すように、 ''D'' は ''C'' に等しく、そして ''A'' は ''B''に等しいです。 それらは垂直方向に対角であるからである。ここで注意してください, ''D'' と ''A'', ''A'' と ''C'', ''C'' と ''B'', そして ''D'' と ''B'' はすべて隣接する角度の対であり、直線上にある。また、4つの角度が一点での角度である。
訳注:「垂直方向に反対の角度」原文 Vertically opposite angles とは、日本の算数で言う 対頂角(たいちょうかく) の ことである。対頂角が等しいことの証明を、対頂角どうしの間にある角を基準にした、それぞれの直線での補角として、対頂角を考えているので、英語では「垂直方向に反対の角度」といった表現になっている。 |
2,754 | 数学において、開区間(''a''-''r'', ''a''+''r'')で定義された無限回微分可能な実関数''f''のテイラー級数 (''Taylor series'')とは、べき級数
のことを言います。
ここで、''n'' ! は、''n''の階乗のことであり、''f'' (''n'')(''a'')は、点''a''における''f''の''n''階微分を表します。ただし、0!=1 です。
この級数が区間(''a''-''r'', ''a''+''r'')内のすべての''x''に対して収束し、その和が''f''(''x'')に等しければ、関数''f''(''x'')は実解析的であると言います。この級数が''f''(''x'')に収束するかどうかを確かめるには、通常はテイラーの定理の剰余項を考えます。べき級数がその関数に収束するときかつその場合に限り関数は実解析的となり、べき級数の係数は必然的に上記のテイラー級数の公式で与えられたものになります。
特に、''a''=0の場合この級数をマクローリン級数と呼びます。
このようなべき級数表現の重要性は2つあります。1つ目に、べき級数の微分と積分は項ごとに計算することが可能であり、ゆえにとりわけ容易となることです。2つ目に、展開した点の近傍における関数の値を(一部を切り捨てた)級数で近似できることです。
ただし、無限回微分可能な関数''f''(''x'')に対して、テイラー級数は収束するにも関わらず、''f''(''x'')と等しくはならない場合があることに注意してください。
たとえば、指数関数 exp を用いた
のように区分的に定義された関数fを考えると、''x''=0では全ての微分は0なので、関数値はほとんどの点で0でないにも関わらず、''f''(''x'')のテイラー級数は0となり、収束半径は無限大となります。
と書くと読みづらいし書きづらいので、読みやすくするために \exp{(-\frac{1}{x^2})} と書きます。
上の節の記述は抽象的で分かりにくい、というのであれば、具体的な関数を見てみましょう。ここでは、三角関数と指数関数を例に、なぜテイラー級数展開ができるのかを直観的に説明してみます。
というふうに級数和で表せると仮定して、このとき C0やC1などに入る定数を考えよう。変数x は実数とする。級数の収束・発散の吟味は、いったん無視して、とりあえず(式1)右辺は収束すると仮定する。
まず、変数xに0を代入した場合を考えれば、\sin{0} = 0 かつ \sin{0} = C_0 より、
つぎに、(式1)を微分すれば、
となる。変数xを実数と仮定してるので、高校で習った通常の微分と同様に微分してよい。
さて、(式2)で変数xに0を代入した場合を考えれば、\cos{0}= C_1 であり、\cos{0}= 1なので、
よって C_1=1
同様に(式2)を微分すれば、
であり、変数xに0を代入した場合を考えれば、\sin^{\prime\prime}{0} =-\sin{0}=0= 2C_2 なので、よって
同様に(式3)を微分すれば、
であり、変数xに0を代入した場合を考えれば、\sin^{\prime\prime\prime}{0} =-\cos{0}=-1= 3\sdot 2C_3 なので、よって
同様の計算を続けていき、最終的に、\sin{x} の級数展開は、
となる。
と仮定する。級数の収束・発散の吟味は、とりあえず(式2-1)右辺は収束すると仮定する。x=0の場合を考え、
(式2-1)を微分して、
となり、これにx=0を代入して、
同様に計算していき、最終的に
について、まずx=0を代入して
(式3-1)を微分すれば、
いっぽう、指数関数の微分は指数関数だから、(e^x)^{\prime} =e^x である。
つまり
である。これにx=0を代入すれば、
e^0=1=C_1 となる。
(式3-2)を微分すれば、
これにx=0を代入すれば、
なので、
(式3-3)を微分すれば、
これにx=0を代入すれば、
なので、
最終的に、級数展開は
となる。
以上の基本的な関数のテイラー展開の応用として、次の公式
を証明してみよう。なお、iは虚数単位である。
先ほどの級数展開より、まず
である。
したがって、まず指数関数の変数をixにすると、
である。
また、
であるから、
である。
級数の各項の係数を比べれば、同じである。
よって、
が成り立つ。(証明終)
テイラー級数展開のうち、重要なものを以下に挙げます。
指数関数と自然対数
\log_e(1+x)を\ln(1+x)と書く。「ln」とは log natural のことである。natural とは自然対数(natural logarithm)のこと。
n x^n\quad\mbox{ for } \left| x \right| < 1
幾何級数
二項定理
二項展開に現れるC(α,''n'')は二項係数です。
三角関数
tan(''x'')およびtanh(''x'')の展開に現れる数''B''''k''はベルヌーイ数です。
{(2n)!} x^{2n}\quad\mbox{ for } \left| x \right| < \frac{\pi}{2}
sec(''x'')の展開に現れる''E''''k''は、オイラー数です。
双曲線関数
テイラー級数は、二変数以上の関数に対しても、
\sum_{n_1=0}^{\infin} \cdots \sum_{n_d=0}^{\infin}
\frac{f(a_1,\cdots,a_d)}{n_1!\cdots n_d!}
(x_1-a_1)^{n_1}\cdots (x_d-a_d)^{n_d}
のように一般化されます。
テイラー級数は、数学家ブルック・テイラーにちなんで名付けられました。この級数公式は、1715年に出版されました。
多くの関数のテイラー級数を計算するには、いくつかの方法があります。
テイラー級数をそのまま用いて係数を一般化することもあるでしょう。また、(上記のような)標準的なテイラー級数を求めるために、テイラー級数がべき級数であるという利点を活かして、加減乗除のような操作をすることもあるでしょう。更には、部分積分を繰り返し適用してテイラー級数を導出する場合もあります。
関数
に対して、0におけるテイラー級数を求めてみましょう。
自然対数が
{n} x^n = x - {x^2 \over 2} + {x^3 \over 3} - {x^4 \over 4} + \cdots \quad \mbox{ for } \left| x \right| < 1
となること、およびコサインが
となることは分かっています。
と変形してから、第2式の級数を第1式に代入することにより、
多項係数を用いて展開することにより、求めるテイラー級数が得られます。コサインが偶関数であるためfも偶関数(f(x)=f(-x))となり、ゆえに奇数乗(x,\,x^3,\,x^5,\,x^7\,など)の係数は0となって計算する必要がないということに注意してください。
この級数の前半の数項を書き表すと
となります。一般的な係数はFaà di Bruno'sの公式で示されますが、これは一部はっきりしないところがあるのでここでは省略します。
関数
の0におけるテイラー級数を求めてみましょう。ここで、指数関数が
となること、および最初の例のように
となることは分かっています。
このべき級数が
となるとすると、分母を払い、コサインの級数を代入することにより
&=\left(c_0 + c_1 x + c_2 x^2 + c_3 x^3 + c_4x^4 + \cdots\right)\left(1 - {x^2 \over 2!} + {x^4 \over 4!} - \cdots\right)\\
&=c_0 - {c_0 \over 2}x^2 + {c_0 \over 4!}x^4 + c_1x - {c_1 \over 2}x^3 + {c_1 \over 4!}x^5 + c_2x^2 - {c_2 \over 2}x^4 + {c_2 \over 4!}x^6 + c_3x^3 - {c_3 \over 2}x^5 + {c_3 \over 4!}x^7 +\cdots \end{align}
となります。4次までの項をまとめると
となるので、上記の指数関数の級数と係数を比較することにより、求めるテイラー級数が得られます。
原理的にはテイラー展開を用いて、三角関数や指数関数の数値計算が簡単に出来る。だが、実際の電卓やパソコンなどの数値計算では、テイラー展開は用いていない。電卓などでは処理速度の高速化のため、あらかじめ計算結果を数表としてコンピューター内部に記憶しており、ユーザーが関数の数値を必要とするときに数表を読み出す、必要に応じて数表をもとに補完計算を行い近似値を求める、などという仕組みになっている。
Calculus/Taylor_series |
2,755 | 管理者(sysop, シスオペ, Administrator とも)とは、システムに関する一定の権限を持ったウィキブッキアン達のことです。現在のウィキブックスのルールでは、原則として、しばらくウィキブックスの更新をしており、ユーザー名がある程度知られており、コミュニティで特に反対がなければ誰でも管理者になることができます。管理者も大きな権限を持つべきではない、というのが現在のウィキブックスの流れです。
メディアウィキソフトウェアで制限がかかっている機能はわずかなものですが、これらは大変重要です。
ライセンスや法律面から保護されているいくつかのページを編集することができます。
ページを編集している執筆者に確実にウィキブックスのガイドラインを知らせることを目的として、記事の保護および解除を行うことができます。保護の方針(草案)を参考にすると良いでしょう。
これまでの保護及び保護解除の記録は保護記録にあります。
ページと付属する履歴を削除することができます。その方針については削除の方針に述べられています。管理者は削除する機能を使えるユーザーであり、必ずしも削除を決定するユーザーではないことにご注意ください。削除するページは削除依頼によります。削除の理由には様々なものがあります。移動や入れ替えなど技術的な問題であったり、いたずらやコンテキストが確立されていない投稿の削除であったり(これについては即時削除を参照して下さい)、著作権の問題によるものであったりします。
削除されたページの過去の版があるかどうか知ることができ、また過去の版を閲覧することができます。また、過去の版を復活することができます。
ページと同様に画像も削除や復帰を行うことができます。ただし2006年6月16日より前に削除された画像は復帰ができません。画像利用の方針を御覧ください。
これまでの削除活動の記録は削除記録にあります。
一般にrevertと呼ばれるページを以前の版に差し戻すことです。これは管理者でなくても行えるものですが、管理者は rollback の機能を使ってより迅速に行うことができます。ユーザーの投稿記録開くと、ユーザーが最後に編集したページについて [差し戻し] のリンクが表示されます。これをクリックするだけで、指定したユーザー以外が編集した版まで連続して差し戻しが行われます。これにより連続投稿の荒らしへの対処を楽に行うことができます。
ページの差し戻しの強力なものとして投稿した記録を最近更新したページから隠すことができます。利用者の投稿記録のURLに ⊥=1 をつけ、rollback を行うことで可能となります。これは記事の変更に対して使用するものではなく、大量に無意味なものをペーストしたり、要約欄に他のユーザーに不快なコメントを書いたりした投稿を隠すために使用するものです。
荒らし行為への対策として投稿ブロックの方針(草案)に基づく投稿ブロック(禁止)とその解除を行うことができます。これは連続する荒らし行為への一時的な対応策として使用するものです。
ブロックされたユーザーは、ページを編集をクリック、あるいはすでに開いたページで投稿、プレビューのいずれかを行った際に、どの管理者が、どのような理由で投稿をブロックしたのかが表示され、編集が行えなくなります。ウィキメールなどで管理者に連絡することは可能です。通常IPアドレスのブロックは24時間で解除されます。これはダイアルアップで接続の場合プロバイダーがIPアドレスを接続する都度変更する為です。もし身に覚えが無くブロックされている表示になったときには解除するまで待ってください。この方針に異論がある場合はこのページのノートまでご意見をお寄せください。
ブロック記録に行使の記録が、ブロックの一覧で現在ブロックされているIPおよびユーザーの一覧を見ることができます。
編集画面の下に表示される注意書きなど、様々なところに使用されているMediaWikiメッセージを変更できます。
)できます。
ビューロクラットの肩書きを持つ管理者は、ユーザーを新たに管理者やビューロクラットにすることができます(元に戻すことはできません)。権限の除去については、メタ・ウィキメディアのスチュワードへの権限申請で依頼する事になります。またビューロクラットが不在又は活発でない場合の権限付与についても、このページで依頼する事になります。ビューロクラットについてはビューロクラットに説明が、利用者権限変更記録に活動の記録があります。
ビューロクラットの肩書きを持つ管理者は、2013年8月まではユーザー名の変更を行うことができました。活動記録は利用者名変更記録をご覧ください。なお、現在はローカルでは利用者名の変更は出来ません。利用者名の変更はスチュワードかグローバルリネーマーにご依頼ください。
執筆者、編集者としては管理者は特別な存在ではありません。管理者の執筆した記事であっても、改善の余地があれば、誰でも推敲して構いません。
プロジェクトの運営についても、それほど特別な存在ではありません。ウィキブックスがどうあるべきか、どんなポリシーが採用されるべきか、などについても、一般の参加者の人の意見よりも管理者の意見の方が重要だということはありません。
法的問題が起こったときに責任を負わされるリスクは管理者の方が多少高いと思われます。そこで、法に関わる問題については管理者の意見を多少真剣にとるのもよいかも知れません。ですが、そのような事情を理由に管理者が他の人の意見とはかけはなれた強硬な主張をするようなら、その人には管理者をやめてもらい、もっと一般ユーザの意見をよく反映できるような別の管理者を選ぶのが得策でしょう。
新しく管理者となるには管理者への立候補において立候補および推薦の受付を行っております。
管理者となったら、管理者特有の機能の使用には細心の注意を払う必要があります。日本語版では「複数の管理者による合意」「管理者内での議論」「権利使用の告知」などが使用のルールとして提案されています。
" のフラグがつきます。
ウィキメディアプロジェクトでのある程度の活動実績がある。
日本語版ウィキブックスを編集したことがある。
他の参加者と十分コミュニケーションがとれ、かつコミュニティに信頼されている。
この基準はプロジェクトの成長やウィキメディアの変化に応じて見直されることがあります。アカウントをもたない匿名ユーザは管理者になることができません。 |
2,756 | 民事訴訟法>民事訴訟規則
(第一審判決の取消し事由等を記載した書面)
第182条
控訴状に第一審判決の取消し又は変更を求める事由の具体的な記載がないときは、控訴人は、控訴の提起後五十日以内に、これらを記載した書面を控訴裁判所に提出しなければならない。
----
{{前後
|民事訴訟規則
|第3編 上訴
第1章 控訴
|民事訴訟規則第181条(攻撃防御方法の提出等の期間・法第301条)
|民事訴訟規則第183条(反論書)
182 |
2,757 | 中性名詞(-um型)rēgnum, rēgnī は、「支配、統治」あるいは「王権、王位」または「王国」などを意味する。
(1巻2節1項)
(1巻3節4項) |
2,758 | (法定代理人がする届出等)
第4条
法第18条の規定により法定代理人が国籍取得若しくは国籍離脱の届出又は帰化の許可の申請をするときは、届書又は申請書に法定代理人の氏名、住所及び資格を記載し、その資格を証する書面を添付しなければならない。
国籍法18条では、国籍取得・国籍離脱の届出や帰化の許可の申請をしようとする者が15歳未満であるときは、法定代理人が代わってその届出や申請を行うことを規定している。
本条は、国籍法18条の規定により法定代理人が届出や申請をするときは、届書または申請書に法定代理人の氏名、住所、資格を記載し、その資格を証する書面を添付しなければならないことを規定している。 |
2,759 | Dateオブジェクトは日付を扱うためのオブジェクトですhttps://tc39.es/ecma262/#sec-date-objects 21.4 Date Objects。
次の様に書くことで、現在時を取得する事が出来る。
const d = new Date();
この後、toStringメソッド等を利用して日付を文字列に変換して人可読な形式にしていく。
日付を指定してオブジェクトを作成したい場合には、次の様に日付を指定していく。
const d = new Date(2007, 10, 21); // 2007年11月21日のオブジェクトを作成
const d = new Date(2007, 10, 21, 8, 13, 21); // 2007年11月21日 8:13:21のオブジェクトを作成
const d = new Date(99, 6); // 1999年7の月のオブジェクトを作成
(年を0~99で指定した場合は19xx年を設定するため、西暦0~99年を指定したいときはsetFullYearを利用する。)
Dateオブジェクトには次の問題点があります。
まず、Dateオブジェクトは有限の範囲の日付しか扱えません。
この範囲は、UNIX時間にNumber.MAX_SAFE_INTEGER(2 ** 53 - 1)ミリ秒足したものではない事に注意してください。
ECMA-262 は、Dateオブジェクトで表すことができる時刻の範囲はエポックから前後 ±100,000,000 (1億) 日、紀元前271821年4月20日から紀元275760年9月13日)と定義しています//tc39.es/ecma262/#sec-time-values-and-time-range ECMA-262::21.4.1.1 Time Values and Time Range。
また、現行の協定世界時 (UTC) において、世界時のUT1との差を調整するため、閏秒(うるうびょう)が挿入されますが、ECMA標準では挿入されない仕様となっています。そのため、秒単位では違いがある可能性があります。
文字列を解析して、1970年1月1日からの経過時間をミリ秒単位で返します。
解析した結果はDateオブジェクトで返されるわけではないので、Dateオブジェクトへの変換は次の様に行う。
const d = new Date();
d.setTime(Date.parse("2001/9/11"));
RFC2822 または ISO 8601 の日付を表す文字列であればECMAScriptの仕様に従う限りパースできます。それ以外の書式は実装に依存しています//tc39.es/ecma262/#sec-date-time-string-format ECMA-262 21.4.1.15 Date Time String Format。
1970年1月1日からの経過時間をミリ秒単位で返します。
const d = new Date();
d.setTime(Date.UTC(2001, 9, 11));
地方時の西暦の年を返します。よく似たメソッドにDate.prototype.getYear()非推奨がありますが、これは1900年からの年数を返すので注意が必要です。
地方時の月を返します。返される値は0~11の範囲の値を取り、実際の月数より1少ない。
つまり1月の場合は0、2月の場合は1が返ります。月名を列挙した配列の添字とおぼえて下さい。
const d = new Date();
console.log(d); // Mon Jun 28 2021 08:06:50 GMT+0900 (日本標準時)
console.log(d.getMonth()) // 5
console.log("Jab Feb Mar Apr May Jun Jul Aug Sep Oct Nov Dec".split(" ")[d.getMonth()]); // Jun
地方時の日付(1~31)を取得する。
地方時の曜日を取得する。Date.prototype.getDay() メソッドは、地方時に基づき、指定された日付の「曜日」を返します。
地方時の時間(0~23)を取得する。
地方時の分(0~59)を取得する。
地方時の秒(0~59)を取得する。
地方時の1秒未満(ミリ秒単位)を取得する。
地方時の年を設定する。
地方時の月(0-11)を設定する。
地方時の日を設定する。
地方時の時を設定する。
地方時の分を設定する。
地方時の秒を設定する。
地方時の1秒未満(ミリ秒単位)を設定する。
ここまでのメソッドは、地方時を対象にしていましたが、国や地域によって違うタイムゾーンの影響を廃するため協定世界時(Coordinated Universal Time)を対象とするメソッドが用意されています。
協定世界時での年を取得する。
console.log(new Date().getUTCFullYear()); // 2021
協定世界時での月(0-11)を取得する。
console.log(new Date().getUTCMonth()); // 5
協定世界時での日付を取得する(1-31)。
console.log(new Date().getUTCDate()); // 27
協定世界時での週を取得する。0が日曜日
console.log("日月火水木金土"[new Date().getUTCDay()]); // 日
協定世界時での分を取得する。
console.log(new Date().getUTCMinutes()); // 49
協定世界時での秒を取得する。
console.log(new Date().getUTCSeconds()); // 15
協定世界時での1秒未満をミリ秒単位に取得する。
console.log(new Date().getUTCMilliseconds()); // 555
協定世界時での年を設定します。
協定世界時での月を設定します。
協定世界時での日を設定します。
協定世界時での時間を設定します。
協定世界時での分を設定します。
協定世界時での秒を設定します。
協定世界時でのミリ秒を設定します。
これらのメソッドは時間を人可読な文字列にします。
Dateオブジェクトの日付時刻とタイムゾーンを文字列で返します。
どの様な値を返すのかは仕様に定められておらす、実装によって微妙に値は異なる。
ES2018/ES9までは、 Date.prototype.toString が返す文字列の書式は実装に依存していました[https://tc39.es/ecma262/#sec-date.prototype.tostring ECMA-262::21.4.4.41 Date.prototype.toString ()]。
d.valeuOf() が 1000 で割り切れるような Date オブジェクト d については、Date.parse(d.toString()) === d.valueOf() が真となります。
console.log((new Date()).toString());
"Mon Jun 28 2021 07:36:27 GMT+0900 (日本標準時)"
の様な文字列が返ります。
Dateオブジェクトの日付をを文字列で返します。
console.log((new Date()).toDateString());
"Mon Jun 28 2021"
の様な文字列が返ります。
Dateオブジェクトの時刻とタイムゾーンを文字列で返します。
console.log((new Date()).toTimeString());
"08:58:39 GMT+0900 (日本標準時)"
の様な文字列が返ります。
Dateオブジェクトの日付時刻とタイムゾーンを言語と国(や地域)に合わせた日時の文字列を返します。
{{See also| Intl.DateTimeFormat()
const d = new Date();
console.log(d.toLocaleString('en-US', { timeZone: 'UTC' })); // 6/28/2021, 12:09:43 AM
console.log(d.toLocaleString('en-GB', { timeZone: 'UTC' })); // 28/06/2021, 00:09:43
console.log(d.toLocaleString('ja-JP', { timeZone: 'UTC' })); // 2021/6/28 0:09:43
console.log(d.toLocaleString('ja-JP-u-ca-japanese', {era: 'long', timeZone: 'UTC' })); // 令和3年6月28日 0:09:43
const d2 = new Date(1600, 9, 21)
console.log(d2.toLocaleString('ja-JP-u-ca-japanese', {era: 'long', timeZone: 'UTC' })); // 慶長5年10月20日 14:41:01
の様な文字列が返ります。
Dateオブジェクトの日付時刻とタイムゾーンを言語と国(や地域)に合わせた日付の文字列を返します。
const d = new Date();
console.log(d.toLocaleDateString('en-US', { timeZone: 'UTC' })); // 6/28/2021
console.log(d.toLocaleDateString('en-GB', { timeZone: 'UTC' })); // 28/06/2021
console.log(d.toLocaleDateString('ja-JP', { timeZone: 'UTC' })); // 2021/6/28
console.log(d.toLocaleDateString('ja-JP-u-ca-japanese', {era: 'long', timeZone: 'UTC' })); // 令和3年6月28日
const d2 = new Date(1600, 9, 21)
console.log(d2.toLocaleDateString('ja-JP-u-ca-japanese', {era: 'long', timeZone: 'UTC' })); // 慶長5年10月20日
Dateオブジェクトの日付時刻とタイムゾーンを言語と国(や地域)に合わせた時刻の文字列を返します。
const d = new Date();
console.log(d.toLocaleTimeString('en-US', { timeZone: 'UTC' })); // 12:27:37 AM
console.log(d.toLocaleTimeString('en-GB', { timeZone: 'UTC' })); // 00:27:37
console.log(d.toLocaleTimeString('ja-JP', { timeZone: 'UTC' })); // 0:27:37
console.log(d.toLocaleTimeString('ja-JP-u-ca-japanese', {era: 'long', timeZone: 'UTC' })); // 令和 0:27:37
const d2 = new Date(1600, 9, 21)
console.log(d2.toLocaleTimeString('ja-JP-u-ca-japanese', {era: 'long', timeZone: 'UTC' })); // 慶長 14:41:01
Dateオブジェクトの日付時刻とタイムゾーンを文字列を協定世界時で返します。
const d = new Date();
console.log(d.toUTCString());
"Mon, 28 Jun 2021 00:32:41 GMT"
の様な文字列が返ります。
1970年1月1日0時0分UTC(いわゆるエポック)からの通算ミリ秒単位で取得する。
これは一般的にはUNIX時間と言われる時間でUnix内部での時間管理の仕組みと合わせてあるただしUNIX時間は秒区切りでミリ秒区切りではない。
動作はvalueOfメソッドと同じであるが歴史的経緯からこちらの方の使用を推奨する。
1970年1月1日0時0分からの経過時間(ミリ秒)で時間を設定する。
現在の環境とUTC標準との時間差を分で返します。
日本の場合はロンドンからは9時間前倒しなので、9(時間)×60(分)で「-540(分)」が返ります。
Dateオブジェクトの各種メソッドの変換結果を調査しました。
const a = [],date = new Date(2021,5,22), ua=navigator.userAgent;
a.push(`==${ua}===
` |
2,760 | 法学>民事法>コンメンタール民法>第3編 債権 (コンメンタール民法)
(賃借人による使用及び収益)
第616条
第594条第1項の規定は、賃貸借について準用する。
2017年改正により、以下のとおり改正。
見出し
本文
(改正前)第594条第1項、第597条第1項及び第598条の規定は、賃貸借について準用する。
(改正後)第594条第1項の規定は、賃貸借について準用する。
改正前に準用していた旧・第597条第1項及び旧・第598条の趣旨の準用については、第622条(使用貸借の規定の準用)が継承。
以下の条項が準用される。
借主は、契約又はその目的物の性質によって定まった用法に従い、その物の使用及び収益をしなければならない。
----
{{前後
|民法
|第3編 債権
第2章 契約
第7節 賃貸借
|民法第615条(賃借人の通知義務)
|民法第616条の2(賃借物の全部滅失等による賃貸借の終了)
616
616 |
2,761 | 法学>コンメンタール>司法書士法
(設立及び目的)
第62条
全国の司法書士会は、会則を定めて、日本司法書士会連合会を設立しなければならない。
日本司法書士会連合会は、司法書士会の会員の品位を保持し、その業務の改善進歩を図るため、司法書士会及びその会員の指導及び連絡に関する事務を行い、並びに司法書士の登録に関する事務を行うことを目的とする。
----
{{前後
|司法書士法
|第8章 日本司法書士会連合会
|司法書士法第61条(注意勧告)
|司法書士法第63条(会則)
62 |
2,762 | (業務上横領)
第253条
業務上自己の占有する他人の物を横領した者は、10年以下の拘禁刑に処する。
2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
----
{{前後
|刑法
|第2編 罪
第38章 横領の罪
|刑法第252条(横領)
|刑法第254条(遺失物等横領)
253
253 |
2,763 | ページの作成:「法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法) ==条文== (新株予約権原簿の記載事項を記載した書面の交付等) ;第270条 # 前条第1項各号に掲げる事項が新株予約権原簿に記載され、又は記録された質権者(以下「登録新株予約権質権者」という。)は、株式会社に対し、当該登録新株予…」 |
2,764 | 法学>民事法>民法>コンメンタール民法>第1編 総則 (コンメンタール民法)
(本人のためにすることを示さない意思表示)
第100条
代理人が本人のためにすることを示さないでした意思表示は、自己のためにしたものとみなす。ただし、相手方が、代理人が本人のためにすることを知り、又は知ることができたときは、前条第1項の規定を準用する。
代理意思(効果意思)と表示とが一致しないことを理由に、代理人が錯誤無効を主張することを禁止した規定である。代理人が「本人のためにすることを示して」意思表示をした場合(顕名)については、民法第99条を参照。商行為は、商法第504条により、顕名がなくとも効果は本人に帰属する。
代理人が「本人ノ為メニスルコト」を表示して意思表示をしたと認められた事例。
代理人が本人のためにする意思をもつて買受契約を締結する当時は、本人のためにすることを明示しなかつたが、後に代金を支払うときには、買主が本人であることを明らかにする等判示のような事情があるときは、「本人ノ為メニスルコト」を表示して契約をしたものと解するのが相当である。
民法第100条但書、商法第504条の主張責任。
民法第100条但書、商法第504条の適用を主張する当事者は、その要件事実につき主張責任がある。
商法第504条本文は、本人のための商行為の代理については、代理人が本人のためにすることを示さなくても、その行為は本人に対して効力を生ずるものとして、いわゆる顕名主義に対する例外を認めたものである。
相手方において、代理人が本人のためにすることを知らなかつたときは、商法第504条但書によつて、相手方と代理人との間にも本人相手方間におけると同一の法律関係が生じ、相手方が、その選択に従い、本人との法律関係を否定し、代理人との法律関係を主張したときは、本人は、もはや相手方に対し、右本人粗手方間の法律関係を主張することができない。
供託者が、債務者の代理人としてする意思で、本人のためにすることを表示することなく、債権者を被供託者として弁済供託をした場合、被供託者において本人のためにされたものであることを知り又は知りうべきであつたときは、右弁済供託は債務者より債権者に対するものとしての効力を有する。
所有者から財産の管理・処分を受任した者がみずからの名においてした財産処分の効力は所有者に及ぶ。
財産の所有権のうち管理・処分権のみを抽出・分離して他に譲渡することは、特別の場合を除いて許されないが、財産の所有者がその管理・処分を他の者に委任することは自由であり、右委任を受けた者が財産を処分した場合、その効力が所有者に及ぶことはいうまでもなく、このことは、その処分が代理形式をとつてされたか、受任者みずからの名によつてされたかを問わないのである。
----
{{前後
|民法
|第1編 総則
第5章 法律行為
第3節代理
|民法第99条(代理行為の要件及び効果)
|民法第101条(代理行為の瑕疵)
100 |
2,765 | 文(Statements)は、実行をコントロールします。
構文:
Statement =
Declaration | LabeledStmt | SimpleStmt |
GoStmt | ReturnStmt | BreakStmt | ContinueStmt | GotoStmt |
FallthroughStmt | Block | IfStmt | SwitchStmt | SelectStmt | ForStmt |
DeferStmt ;
SimpleStmt = EmptyStmt | ExpressionStmt | SendStmt | IncDecStmt | Assignment | ShortVarDecl ;
単純な文(SimpleStmt)は、空文(EmptyStmt)、式文(ExpressionStmt)、Send文(SendStmt)、インクリメント・デクリメント文(IncDecStmt)、代入文(Assignment)、短い変数宣言(ShortVarDecl)の総称です。
単純な文(SimpleStmt)は、If文、For文、Switch文のそれぞれの条件式の直前に置くことができ、短い変数宣言(ShortVarDecl)の場合は宣言された変数のスコープは、それぞれの文になります。
終端文(''A terminating statement'')は、ブロック内の通常の制御の流れを中断します。
以下の文が終端文です。
"switch "文を参照する "break" 文が存在しない場合。
デフォルトケースを含む各ケースの文リストは、終端文で終わるか、"fallthrough" 文というラベルが貼られている場合。
"select" 文を参照する "break" 文が存在しない場合。
各ケースの文リストは、デフォルトがある場合はそれも含めて、終端文で終わります。
ラベル付きの文は、終端する文をラベリングします。
その他の文は終端しません。
文リストは、リストが空でなく、空でない最後の文が終端する場合、終端文で終わります。
空文は何もしません。
構文:
EmptyStmt = ;
ラベル付き文(A labeled statement)は、goto、break、continue 文のターゲットになることがあります。
構文:
LabeledStmt = Label ":" Statement ;
Label = identifier ;
例:
Error: log.Panic("error encountered")
式文(''Expression statements'')
特定の組込み関数を除いて、関数やメソッドの呼び出しや受信操作は文のコンテキストで表示できます。そのようなステートメントは括弧で囲まれていてもかまいません。
構文:
ExpressionStmt = Expression ;
以下の組込み関数は、式文のコンテキストでは使用できませんパッケージ unsafe の関数は組込み関数ではありませんが、式分の文脈での使用は許されません(他の言語の感覚だとサブルーチンやプロシージャが近いです)。。
式文のコンテキストでは使用できない組込み関数:
append cap complex imag len make new real
unsafe.Add unsafe.Alignof unsafe.Offsetof unsafe.Sizeof unsafe.Slice
例:
h(x+y)
f.Close()
<-ch
(<-ch)
len("foo") // lenが組み込み関数の場合は不正
send文(A send statement)は、チャンネル上で値を送信します。チャネル式はチャネル型でなければならず、チャネルの方向は送信操作を許可するものでなければならず、送信される値の型はチャネルの要素型に割り当て可能でなければなりません。
構文:
SendStmt = Channel "<-" Expression ;
Channel = Expression ;
通信が始まる前に、チャネルと値の式の両方が評価されます。通信は、送信を続行できるまでブロックされます。バッファリングされていないチャネルでの送信は、受信者の準備ができていれば続行できます。バッファ付きチャネルでの送信は、バッファに余裕があれば続行できます。閉じたチャネルへの送信は、ランタイムパニックを起こして進行します。nil チャネルへの送信は永遠にブロックされます。
例:
ch <- 3 // チャンネルchに値3を送信
”++"および"--"文(''The "++" and "--" statements'')は、オペランドを型付けされていない定数1だけ増加または減少させます。代入と同様に、オペランドはアドレス指定可能か、マップのインデックス式でなければなりません。
構文:
IncDecStmt = Expression ( "++" | "--" ) ;
代入文(''Assignments'')。
構文:
Assignment = ExpressionList assign_op ExpressionList ;
assign_op = [ add_op | mul_op ] "=" ;
左辺の各オペランドは、アドレス指定、マップのインデックス式、または(=代入の場合のみ)空白の識別子でなければなりません。オペランドは括弧で囲まれていてもかまいません。
例:
x = 1
a[i] = 23
(k) = <-ch // k = <-ch に同じ
代入演算x op= y(opは二項演算子)は、x = x op (y)と同じですが、xは一度だけ評価されます。op= は 1 つのトークンです。
代入演算では、左辺と右辺の式リストの両方に、正確に1つの単一値の式が含まれていなければならず、左辺の式は空白の識別子であってはなりません。
例:
a[i] <<= 2
i &^= 1<
タプルの代入は、多値演算の個々の要素を変数のリストに代入されます。2つの形式があります。
1つ目の形式では、右側のオペランドは、関数呼び出し、チャネルまたはマップ操作、またはタイプアサーションなどの単一の多値式です。
左辺側のオペランドの数は、値の数と一致しなければなりません。例えば、fが2つの値を返す関数の場合。
例:
x, y = f()
は、第1の値をxに、第2の値をyに代入します。
第2の形式では、左のオペランドの数と右の式の数が等しくなければならず、それぞれの式は単値でなければならず、右のn番目の式が左のn番目のオペランドに代入します。
例:
one, two, three = '一', '二', '三'
ブランク識別子は、代入時に右辺の値を無視する方法を提供します。
例:
_ = x // x を評価するが、無視する
x, _ = f() // f()を評価するが、2番目の戻り値を無視する
代入は2つのフェーズで進みます。まず、左のインデックス式とポインター間接式(セレクター内の暗黙のポインター間接式を含む)のオペランドと右の式がすべて通常の順序で評価されます。次に、左から右の順に代入が行われます。
例:
a, b = b, a // aとbの交換
x := []int{1, 2, 3}
i := 0
i, x[i] = 1, 2 // i = 1, x[0] = 2 とする
i = 0
x[i], i = 2, 1 // x[0] = 2, i = 1 とする
x[0], x[0] = 1, 2 // x[0] = 1と設定した後、x[0] = 2とする(だから最後はx[0] == 2)
x[1], x[3] = 4, 5 // x[1] = 4を設定した後、x[3] = 5を設定してパニックになる。
type Point struct { x, y int }
var p *Point
x[2], p.x = 6, 7 // x[2] = 6 と設定、p.x = 7 との設定でパニック
i = 2
x = []int{3, 5, 7}
for i, x[i] = range x { // i, x[2] = 0, x[0] を設定します。
break
}
// このループの後、i == 0 and x == []int{3, 5, 3}となります。
代入では、各値は代入されるオペランドのタイプに代入可能でなければなりませんが、以下の特別なケースがあります。
ブランク識別子には、任意の型付けされた値を代入することができます。
型付けされていない定数がインタフェース型の変数や空白の識別子に代入されられた場合、その定数はまずデフォルトの型に暗黙的に変換されます。
型付けされていない真理値がインターフェイス型の変数や空白の識別子に代入されられた場合、まず暗黙のうちにbool型に変換されます。
If文("If" statements )は、論理式の値に応じて、2つの節の条件付き実行を指定します。式の評価値がtrueの場合、"if" 節が実行され、そうでない場合は、"else" 節が実行されます。
構文:
IfStmt = "if" [ SimpleStmt ";" ] Expression Block [ "else" ( IfStmt | Block ) ] ;
例:
if x > max {
x = max
}
式の前には、式が評価される前に実行される単純な文を置くことができます。
例:
if x := f(); x < y {
return x
} else if x > z {
return z
} else {
return y
}
"switch" 文("Switch" statements)は多方向の実行を可能にします。式や型は、"switch" 内の "case" と比較され、どの分岐を実行するかが決定されます。
構文:
SwitchStmt = ExprSwitchStmt | TypeSwitchStmt ;
式スイッチと型スイッチの2つの形式があります。
式スイッチでは、caseにはswitch文の条件式(以下、switch式)の値と比較される式が含まれています。
型スイッチでは、caseに型が含まれ、特別に注釈されたswitch式の型と比較されます。
switch式はswitch文の中で一度だけ評価されます。
式スイッチ(''an expression switch'')では、switch式が評価され、定数でなくてもよいcase式が左から右、上から下へと評価され、最初にswitch式と一致したものが、関連するcaseのステートメントを実行するきっかけとなります。
一致するcaseがなく、"default" のcaseがある場合は、そのステートメントが実行されます。
"default" のcaseは最大1つで、switch文のどこにでも現れることができます。
省略されたswitch式は、真理値のtrueと同じです。
構文:
ExprSwitchStmt = "switch" [ SimpleStmt ";" ] [ Expression ] "{" { ExprCaseClause } "}" ;
ExprCaseClause = ExprSwitchCase ":" StatementList ;
ExprSwitchCase = "case" ExpressionList | "default" ;
switch式の評価値が型付けされていない定数である場合、まずデフォルトの型に暗黙的に変換されます。あらかじめ宣言された型付けされていない値 nil をswitch式として使用することはできません。switch式の型は比較可能でなければなりません。
case式が型付けされていない場合、まず暗黙のうちにswitch式の型に変換されます。変換された可能性のある)case式xとswitch式の値tのそれぞれについて、x == tは有効な比較でなければなりません。
言い換えれば、switch式は、明示的な型を持たない一時的な変数tの宣言と初期化に使用されたように扱われ、そのtの値に対して各case式xの等質性がテストされます。
case節やdefault節では、最後の空ではない文を(ラベルを付けて)fallthrough文とすることで、この節の終わりから次の節の最初の文に制御が流れることを示します。
そうでなければ、制御はswitch文の最後まで流れます。fallthrough」文は、switch式の最後の節を除くすべての節の最後の文として表示されることがあります。
switch式の前には、式が評価される前に実行される単純な文を置くことができます。
例:
switch tag {
default: s3()
case 0, 1, 2, 3: s1()
case 4, 5, 6, 7: s2()
}
switch x := f(); { // missing switch expression means "true"
case x < 0: return -x
default: return x
}
switch {
case x < y: f1()
case x < z: f2()
case x == 4: f3()
}
実装上の制限:コンパイラーは、同じ定数に評価される複数の case 式を許可しない場合があります。例えば、現在のコンパイラーでは、整数、浮動小数点、文字列の各定数を大文字で表現することはできません。
型スイッチ(''A type switch'')は、値ではなく型を比較します。それ以外の点では、式スイッチに似ています。これは、実際の型ではなくキーワードtypeを使用した型アサーションの形式を持つ、特別なスイッチ式によって示されます。
例:
switch x.(type) {
// cases
}
型アサーションと同様に、xはインターフェース型でなければならず、caseにリストアップされた非インターフェース型Tはそれぞれxの型を実装していなければなりません。
構文:
TypeSwitchStmt = "switch" [ SimpleStmt ";" ] TypeSwitchGuard "{" { TypeCaseClause } "}" ;
TypeSwitchGuard = [ identifier ":=" ] PrimaryExpr "." "(" "type" ")" ;
TypeCaseClause = TypeSwitchCase ":" StatementList ;
TypeSwitchCase = "case" TypeList | "default" ;
TypeList = Type { "," Type } ;
TypeSwitchGuardには、短い変数宣言を含めることができる。この形式が使用された場合、変数は各節の暗黙のブロックにあるTypeSwitchCaseの最後に宣言されます。正確に1つの型が記載されているcaseを持つ節では、変数はその型を持ちます。そうでない場合は、変数はTypeSwitchGuard内の式の型を持ちます。
それ以外の場合は、TypeSwitchGuard内の式の型を持つ変数となります。このcaseは、TypeSwitchGuard内の式がnilのインターフェース値である場合に選択されます。nilのcaseは最大1つです。
interface{}型の式xが与えられた場合、以下の型スイッチを行います。
例:
switch i := x.(type) {
case nil:
printString("x is nil") // type of i is type of x (interface{})
case int:
printInt(i) // type of i is int
case float64:
printFloat64(i) // type of i is float64
case func(int) float64:
printFunction(i) // type of i is func(int) float64
case bool, string:
printString("type is bool or string") // type of i is type of x (interface{})
default:
printString("don't know the type") // type of i is type of x (interface{})
}
これは、次のように書き換えられます。
例:
v := x // x is evaluated exactly once
if v == nil {
i := v // type of i is type of x (interface{})
printString("x is nil")
} else if i, isInt := v.(int); isInt {
printInt(i) // type of i is int
} else if i, isFloat64 := v.(float64); isFloat64 {
printFloat64(i) // type of i is float64
} else if i, isFunc := v.(func(int) float64); isFunc {
printFunction(i) // type of i is func(int) float64
} else {
_, isBool := v.(bool)
_, isString := v.(string)
if isBool || isString {
i := v // type of i is type of x (interface{})
printString("type is bool or string")
} else {
i := v // type of i is type of x (interface{})
printString("don't know the type")
}
}
型スイッチのガードの前には、ガードが評価される前に実行される単純な文を置くことができます。
fallthrough 文は、型スイッチでは許可されません。
ForClauseを持つ "for" 文(A "for" statement)は、その条件によっても制御されますが、それに加えて、代入やインクリメント、デクリメントステートメントのような、initおよびpostステートメントを指定することができます。init文は、短い変数宣言であっても構いませんが、post文はそうではありません。init文で宣言された変数は、各反復で再利用されます。
構文:
ForClause = [ InitStmt ] ";" [ Condition ] ";" [ PostStmt ] ;
InitStmt = SimpleStmt ;
PostStmt = SimpleStmt ;
例:
for i := 0; i < 10; i++ {
f(i)
}
空でない場合、init文は最初の繰り返しの条件を評価する前に一度だけ実行され、post文はブロックの各実行後(ブロックが実行された場合のみ)に実行されます。
ForClauseのどの要素も空で構いませんが、条件のみの場合はセミコロンが必要です。
条件が省略された場合は、真理値のtrueと同じになります。
例:
for cond { S() } は for ; cond ; { S() } と等しい
for { S() } は for true { S() } と等しい
range節を持つfor文は、配列、スライス、文字列、マップのすべてのエントリ、またはチャネルで受信した値を繰り返し実行します。
各エントリでは、対応するイテレーション変数があればそれにイテレーション値を割り当て、ブロックを実行します。
構文:
RangeClause = [ ExpressionList "=" | IdentifierList ":=" ] "range" Expression ;
range 句の右側の式を範囲式(range expression)と呼び、配列、配列へのポインタ、スライス、文字列、マップ、受信操作を許可するチャンネルなどがあります。
代入の場合と同様に、左側のオペランドが存在する場合は、アドレス可能な式またはマップのインデックス式でなければならず、これらは反復変数を表します。
範囲式がチャネルの場合、最大で1つの反復変数が許可されますが、そうでない場合は2つまでです。
最後の反復変数が空白の識別子である場合、範囲式は、その識別子を含まない同じ節と同等である。
範囲式xは、ループを開始する前に1回評価されるが、1つの例外がある。最大で1つの反復変数が存在し、len(x)が一定の場合、範囲式は評価されない。
左側の関数呼び出しは、反復ごとに1回評価されます。各反復において、それぞれの反復変数が存在する場合、反復値は以下のように生成されます。
配列、配列へのポインタ、またはスライスの値aに対して、インデックスの反復値は、要素のインデックス0から始まる昇順で生成されます。最大で1つの反復変数が存在する場合、レンジループは0からlen(a)-1までの反復値を生成し、配列やスライス自体へのインデックスは作成しません。nilのスライスの場合、反復回数は0です。
文字列値の場合、range 節は、バイトインデックス0から始まる文字列内のUnicodeコードポイントを反復します。連続した反復では、インデックス値は、文字列内の連続したUTF-8エンコードされたコードポイントの最初のバイトのインデックスとなり、ルーン型の2番目の値は、対応するコードポイントの値となります。反復処理で無効なUTF-8シーケンスに遭遇した場合、2番目の値は0xFFFD(Unicode置換文字)となり、次の反復処理では文字列内の1バイトを進めることになります。
マップ上の反復順序は指定されておらず、ある反復から次の反復まで同じであることは保証されていません。まだ到達していないマップエントリが反復中に削除された場合、対応する反復の値は生成されません。反復処理中にマップエントリが作成された場合、そのエントリは反復処理中に生成されることもあれば、スキップされることもあります。選択肢は、作成されたエントリごとに、また、ある反復から次の反復へと変化する可能性があります。マップがnilの場合、反復回数は0です。
チャネルの場合、生成される反復値は、チャネルが閉じられるまで、チャネル上で送信される連続した値です。チャネルがnilの場合、レンジ表現は永遠にブロックされます。
イテレーション値は、代入文のようにそれぞれのイテレーション変数に割り当てられる。
反復変数は、短い変数宣言(:=)の形式を用いて、range節 で宣言することができる。
この場合、反復変数の型は、それぞれの反復値の型に設定され、その範囲はfor文のブロックとなりfor文を抜けると、短い変数宣言で宣言された反復変数は参照できません。、各反復で再利用される。for文の外で反復変数を宣言した場合、実行後の値は最後の反復の値になります。
例:
var testdata *struct {
a *[7]int
}
for i, _ := range testdata.a {
// testdata.a is never evaluated; len(testdata.a) is constant
// i ranges from 0 to 6
f(i)
}
var a [10]string
for i, s := range a {
// type of i is int
// type of s is string
// s == a[i]
g(i, s)
}
var key string
var val interface{} // element type of m is assignable to val
m := map[string]int{"mon":0, "tue":1, "wed":2, "thu":3, "fri":4, "sat":5, "sun":6}
for key, val = range m {
h(key, val)
}
// key == last map key encountered in iteration
// val == map[key]
var ch chan Work = producer()
for w := range ch {
doWork(w)
}
// empty a channel
for range ch {}
(goroutine; ゴルーチン)として開始します。
構文:
GoStmt = "go" Expression ;
式は、関数またはメソッドの呼び出しでなければならず、括弧でくくることはできません。組み込み関数の呼び出しは式文と同様に制限されます。
関数の値と引数は呼び出し元のgoroutineで通常通り評価されますが、通常の呼び出しとは異なり、プログラムの実行は呼び出された関数が完了するのを待ちません。
代わりに、その関数は新しいgoroutineで独立して実行を開始します。関数が終了すると、そのgoroutineも終了します。
関数に戻り値がある場合は、関数の完了時に破棄されます。
例:
go Server()
(c)
"select" 文("Select" statements)は、一連の可能な送信または受信操作のうち、どの操作を行うかを選択します。Switch文と似ていますが、ケースがすべて通信操作になっています。
構文:
SelectStmt = "select" "{" { CommClause } "}" ;
CommClause = CommCase ":" StatementList ;
CommCase = "case" ( SendStmt | RecvStmt ) | "default" ;
RecvStmt = [ ExpressionList "=" | IdentifierList ":=" ] RecvExpr ;
RecvExpr = Expression ;
RecvStmt を持つケースでは、RecvExpr の結果を 1 つまたは 2 つの変数に割り当てることができ、これらの変数は短い変数宣言を使用して宣言することができます。
RecvExpr は、(括弧で囲まれた)受信操作でなければなりません。
デフォルトのケースは最大1つで、ケースのリストのどこにでも現れる可能性があります。
select文の実行は、いくつかのステップで進みます。
文内のすべてのケースについて、受信操作のチャンネルオペランドとsend文のチャンネルと右辺の式は、select文の入力時にソース順に正確に一度だけ評価されます。その結果、受信するチャンネルや送信するチャンネルのセットと、それに対応する送信する値が得られます。この評価における副作用は、どの通信操作が選択されて進行するかに関係なく発生します。RecvStmtの左辺にある短い変数宣言または代入を伴う式は、まだ評価されていません。
1つ以上の通信が続行可能な場合、続行可能な1つの通信が一様な疑似ランダム選択によって選択されます。そうでない場合は、デフォルトのケースがあれば、そのケースが選択されます。デフォルトケースがない場合は、少なくとも1つの通信が続行可能になるまで、select文がブロックされる。
選択されたケースがデフォルトケースでなければ、それぞれの通信操作が実行される。
選択されたケースが短い変数宣言または代入を伴うRecvStmtの場合、左辺の式が評価され、受信した値(または複数の値)が代入されます。
選択されたケースの文リストが実行されます。
nilチャンネルでの通信は決して進行しないので、nilチャンネルのみでデフォルトケースのないselectは永遠にブロックされます。
例:
var a []int
var c, c1, c2, c3, c4 chan int
var i1, i2 int
select {
case i1 = <-c1:
print("received ", i1, " from c1\n")
case c2 <- i2:
print("sent ", i2, " to c2\n")
case i3, ok := (<-c3): // 同じく、i3, ok := <-c3
if ok {
print("received ", i3, " from c3\n")
} else {
print("c3 is closed\n")
}
case a[f()] = <-c4:
// 同じです。
// case t := <-c4
// a[f()] = t
default:
print("no communication\n")
}
for { // ランダムなビット列をcに送る
select {
case c <- 0: // 注意:文なしの場合、フォールスルーせず case の折りたたみもしない
case c <- 1:
}
}
select {} // 永遠にブロック
関数Fの Return文(''A "return" statement'')は、Fの実行を終了させ、オプションで1つまたは複数の結果値を提供します。Fによって延期されたすべての関数は、Fが呼び出し元に戻る前に実行されます。
構文:
ReturnStmt = "return" [ ExpressionList ] ;
結果型のない関数では、"return "文で結果値を指定してはいけません。
例:
func noResult() {
return
}
結果型を持つ関数から値を返すには、3つの方法があります。
返り値は、Return文の中で明示的に指定することができます。各式は単値で、関数の結果型の対応する要素に割り当て可能でなければなりません。
func simpleF() int {
return 2
}
func complexF1() (re float64, im float64) {
return -7.0, -4.0
}
return」文の式リストは、多値関数の1回の呼び出しである場合があります。これは、関数から返された各値が、それぞれの値の型を持つ一時的な変数に割り当てられた後、これらの変数をリストアップした Return文が続いたような効果があり、この時点で、前のケースのルールが適用されます。
func complexF2() (re float64, im float64) {
return complexF1()
}
関数の結果型で結果パラメータの名前が指定されている場合、式リストは空になることがあります。結果パラメータは通常のローカル変数として機能し、関数は必要に応じてそれらに値を割り当てることができます。Return文は、これらの変数の値を返します。
func complexF3() (re float64, im float64) {
re = 7.0
im = 4.0
return
}
func (devnull) Write(p []byte) (n int, _ error) {
n = len(p)
return
}
どのように宣言されているかにかかわらず、すべての結果値は、関数への入力時にその型のゼロ値に初期化されます。
結果を指定する Return文では、延期された関数が実行される前に結果パラメータが設定されます。
実装上の制限。コンパイラーは、結果パラメーターと同じ名前の別のエンティティ(定数、型、変数)が return の場所でスコープ内にある場合、Return文内の空の式リストを許可しない場合があります。
func f(n int) (res int, err error) {
if _, err := f(n-1); err != nil {
return // invalid return statement: err is shadowed
}
return
}
Break文(A "break" statement)は、同じ関数内の最も内側にある "for"、"switch"、"select" 文の実行を終了させます。
構文:
BreakStmt = "break" [ Label ] ;
ラベルがあるとすれば、それは "for"、"switch"、"select" 文を囲んでいるものでなければならず、それが実行を終了するものです。
例:
OuterLoop:
for i = 0; i < n; i++ {
for j = 0; j < m; j++ {
switch a[i][j] {
case nil:
state = Error
break OuterLoop
case item:
state = Found
break OuterLoop
}
}
}
Continue文(A "continue" statement)は、最も内側にある "for" ループの次の繰り返しを、その次の文から開始します。"for" ループは同じ関数内になければなりません。
構文:
ContinueStmt = "continue" [ Label ] ;
ラベルがあるとすれば、それは "for"文を囲んでいるものでなければならず、そこから実行が進みます。
例:
RowLoop:
for y, row := range rows {
for x, data := range row {
if data == endOfRow {
continue RowLoop
}
row[x] = data + bias(x, y)
}
}
Goto文(''A "goto" statement'')は、同じ関数内の対応するラベルを持つステートメントに制御を移します。
構文:
GotoStmt = "goto" Label ;
例:
goto Error
goto文を実行することで、gotoの時点でスコープに入っていなかった変数がスコープに入ってしまってはいけません。例えば、この例。
goto L // BAD
v := 3
L:
は、ラベルLへのジャンプがvの生成をスキップしてしまうため、誤りとなります。
ブロックの外にあるgoto文は、そのブロック内のラベルにジャンプできません。例えば、この例。
if n%2 == 1 {
goto L1
}
for n > 0 {
f()
n--
L1:
f()
n--
}
は、ラベルL1がfor文のブロック内にあるのに、gotoがブロック内にないので、誤っています。
Fallthrough文(''A "fallthrough" statement'')は、式スイッチ文の次のcase節の最初のステートメントに制御を移します。これは、このような節の最後の空でない文としてのみ使用できます。
構文:
FallthroughStmt = "fallthrough" ;
Defer文(A "defer" statement)は、周囲の関数がリターンする瞬間まで実行が延期される関数を呼び出します。
これは、周囲の関数がreturn文を実行したか、関数本体が終了したか、対応するゴルーチンがパニックに陥ったためです。
構文:
DeferStmt = "defer" Expression ;
式は、関数またはメソッドの呼び出しでなければならず、括弧でくくることはできません。組み込み関数の呼び出しは、式文と同様に制限されます。
defer文が実行されるたびに、関数値と呼び出しのパラメータは通常どおり評価され、新たに保存されますが、実際の関数は呼び出されません。
代わりに、遅延された関数は、周囲の関数が戻る直前に、遅延された順序とは逆の順序で呼び出されます。
つまり、周囲の関数が明示的なreturn文によって返された場合、遅延関数はreturn文によって結果パラメータが設定された後、関数が呼び出し元に戻る前に実行されます。
遅延された関数の値がnilと評価された場合、defer文が実行された時ではなく、その関数が呼び出された時に実行がパニックになります。
例えば、遅延関数が関数リテラルで、周囲の関数がリテラル内でスコープ内にある名前付きの結果パラメータを持っている場合、遅延関数は結果パラメータが返される前にアクセスして変更することができます。
延期された関数に戻り値がある場合は、関数の完了時に破棄されます(パニックの処理の項も参照してください)。
例:
lock(l)
defer unlock(l) // unlocking happens before surrounding function returns
// prints 3 2 1 0 before surrounding function returns
for i := 0; i <= 3; i++ {
defer fmt.Print(i)
}
// f returns 42
func f() (result int) {
defer func() {
// result is accessed after it was set to 6 by the return statement
result *= 7
}()
return 6
} |
2,766 | __notoc__
(۴) آموزِشِ زَبانِ فارسی
文法 第4課
ペルシア語では動詞の不定法はすべて(ān)をもって終わります。
hastamの不定法は過去形ではبودَن(būdan:~である、です、居る)です。
これは英語の <to be> にあたります。
بودَم، بودی، بود، بودیم، بودید، بودَند
مَن بودم.「私はでした、いました」
(بودَن:būdan)を否定するにnaを付けて用いる。
نَبودَم، نَبودی، نَبود، نَبودیم، نَبودید، نَبودَند
مَن نَبودَم「私は、ではありませんでした、いませんでした」
.این نان خُوشمَزِه استは「このパンはおいしいです。」の意味です。
この文ではīnは指示形容詞です。 .آن خانِه بُزُرگ استは「あの家は大きいです。」の意味です。
この文ではاین「īnーこれ」は指示代名詞です。
指示代名詞と指示形容詞を訳する時注意するように。
دیروز هوا سرد بود.
昨日は寒かった。
امروز صبح من در خانه نبودم.
今日の朝、私は家にいなかった。
این کفش چطور است؟
この靴はどうですか。
این کتاب جالب است.
この本は面白いです。
دیروز صبح هم هوا سرد بود ولی این قدر سرد نبود.
昨日の朝も寒かったけど、こんなに寒くなかった。
مثال: او کیست؟
او کی (بود)؟
۱. الان من در رستوران هستم.
چهارشنبه صبح من در رستوران (———————————).
۲. امروز سرد است.
دیشب سرد (———————————).
۳. الان آنها در دانشگاه هستند.
سه شنبه آنها در دانشگاه (———————————).
۴. امروزصبح من و مادر در خانه هستیم.
شنبه صبح من و مادر در خانه (———————————).
۵. امروز هومن و شایان در تهران هستند.
جمعه هومن و شایان در تهران (———————————).
مثال:تو دیروز صبح در دانشگاه بودی؟
نه، (من) دیروز صبح در دانشگاه (نبودم).
۱. شما دیروز صبح در خانه بودید؟
نه، (———————————) دیروز صبح در خانه (———————————).
۲. شایان شنبه صبح در شرکت بود؟
نه، (———————————) شنبه صبح در شرکت (———————————).
۳. دیشب هوا سرد بود؟
نه، دیشب (———————————) سرد (———————————).
۴. تو دیروز در کلاس بودی؟
نه، (———————————) دیروز در کلاس (———————————).
۵. فرشته و مینا شنبه در دانشگاه بودند؟
نه، (———————————) شنبه در دانشگاه (———————————).
'''مثال: آن کتاب چطور است؟ < جالب >
آن کتاب (جالب) (است).'''
آن کتاب (جالب) (نیست).'''
۱. این قاشق چطور است؟ < قشنگ >
این قاشق (———————————) (———————————).
این قاشق (———————————) (———————————).
۲. آن کیف چطور است؟ < بزرگ >
آن کیف (———————————) (———————————).
آن کیف (———————————) (———————————)
۳. این غذا چطور است؟ < خوشمزه >
این غذا (———————————) (———————————).
این غذا (———————————) (———————————)
۴. امروز هوا چطور است؟ < سرد >
امروز هوا (———————————) (———————————).
امروز هوا (———————————) (———————————)
۵. فارسی چطور است؟ < مشکل >
فارسی (———————————) (———————————).
فارسی (———————————) (———————————)
''' مثال ۱: سارا دیروز صبح در دانشگاه بود امّا امروز صبح در دانشگاه (نبود).
مثال ۲: انگلیسی مشکل است ولی فارسی آسان (است).
۱. دیروز صبح هم هوا سرد بود ولی این قدر سرد (———————————).
۲. این کفش خوب نیست ولی آن کفش خوب (———————————).
۳. آن خورش خوشمزه بود امّا ترشی خوشمزه (———————————).
۴ درژاپن هم نان هست ولی این قدر بزرگ (———————————).
۵. جمعه صبح من درخانه نبودم ولی مادر در خانه (———————————).
۶. انگلیسی آسان است ولی فارسی آسان (———————————).
لیلا خانم : قاشق اینجا هست. بفرمائید.
یومیکُو خانم : خیلی ممنون، این چیست؟
لیلا خانم : این خورش است.
یومیکُو خانم : این چیست؟
لیلا خانم : این ترشی است. در ژاپن هم ترشی هست؟
یومیکُو خانم : بله، هست ولی این قدر ترش نیست.
لیلا خانم : پلو چطور بود؟
یومیکُو خانم : خوشمزه بود. دستِ شما درد نکند.
لیلا خانم : نوشِ جان.
یومیکُو خانم : ببخشید، نوشِ جان، یعنی چه؟
لیلا خانم : این یک اصطلاح است.
یومیکُو خانم : ببخشید، اصطلاح، یعنی چه؟
لیلا خانم : مثلاً دستِ شما درد نکند و خوشوقتم هم اصطلاح هستند.
تمرین ۱ - سؤال ۱. (دیروز) - (بودم) ۲. (دیروز) - (بود) ۳. (دیروز) - (بودند) ۴. (دیروز) - (بودیم) ۵. (دیروز) - (بودند)
تمرین ۲ - سؤال ۱. (ما) - (نبودیم) ۲. (شایان) - (نبود) ۳. (هوا) - (نبود) ۴. (من) - (نبودم) ۵. (فرشته و سارا) - (نبودند)
تمرین ۳ - سؤال ۱. (قشنگ) (است) - (قشنگ) (نیست) ۲. (بزرگ) (است) - (بزرگ) (نیست) ۳. (خوشمزه) (است) - (خوشمزه) (نیست) ۴. (سرد) (است) - (سرد) (نیست) ۵. (مشکل) (است) - (مشکل) (نیست)
تمرین ۴ - سؤال ۱. (نبود) ۲. (است) ۳. (نبود) ۴. (نیست) ۵. (بود) ۶. (نیست)
آسان:簡単:āsān
اُتاق:部屋:otāq
اِصطِلاح:用語、慣用、専門用語:estelāh
امّا:しかし:ammā
این قَدر:このように、こんなに:īnqadr
بُزُرگ:大きい:bozorg
بِفَرمائید:どうぞ:be-farmāʿīd
بودَن:~である、です、居る:būdan
polou:ピラフ:پُلو
تُرش:酸っぱい:torsh
تُرشی:もの漬:torshī
جالِب:面白い、興味深い:jāleb
چِطور:どのように、どんなに、いかがですか:chetour
خوب:良い:khūb
خُورِش:シチュー料理:khoresh
خُوشمَزِه:おいしい:khoshmaze
خیلی مَمنون:とてもありがとう:kheilī mamnūn
دَست:手:dast
:ī手数īīかūします:dast-e shomā dard nakonad:دَست شُما دَرد نَکُنَد
دیروز:昨日:dīrūz
دیشَب:昨晩:dīshab
سَرد:寒い:sard
صُبح:朝:sobh
غَذا:料理:ghazā
قاشُق:スプーン:qāshoq
قَشَنگ:きれいな、かわいい:qashang
کَفش:靴:kafsh
誰:īk:کی
کیف:かバン:kīf
مادَر:母:mādar
مَثَلاً:例えば:masalan
مُشکِل:問題、困難:moshkel
نوشِ جان:(ごちそうさまに対して)どういたしまして:nūsh-e jān
天気:āvah:هَوا
しかし:īval:وَلی
یَعنی چِه؟:どういう意味?:yaʿnīche |
2,767 | Apache Groovyは、Javaプラットフォーム上で動作するオブジェクト指向のスクリプト言語です。 Javaとのシームレスな統合を提供し、動的型付けやクロージャなどの機能を備えています。 Rubyに似たシンタックスを持ち、Javaのライブラリやフレームワークを利用できるため、Webアプリケーション、ビルドスクリプト、テスト、データ処理など、幅広い用途で活用されています。 |
2,768 | right|250px|thumb|ある物体に向きのちがう力F1(青矢印)と力F2(青矢印)を加えると、物体に加わる合力は、図のような(F1とF2を辺とする、)平行四辺形の対角線の向きになる。このような関係を「力の平行四辺形」などと言われる。
向きがちがう2つの力を合成した場合は、図のように、平行四辺形の対角線の向きの、合力となる。
350px|thumb|斜面上の物体に働く力
摩擦の無い斜面上では、そこにある物体には、重力と垂直抗力が図のように働く。それ以外の力は働いていない。
重力のうち、斜面に垂直な分力は、垂直抗力と打ち消しあう。このため、斜面をすべる物体は、斜面から浮びあがったりもしなければ、斜面の地下深くに沈んだりもしない。
そして、重力のうち、斜面に平行で斜め下向きの分力によって、物体は加速していく。
下図のように、斜面の傾きが大きくなればなるほど、斜面に平行で斜め下向きの分力は大きくなる。そのため、斜面の傾き大きいほど、台車は、すばやく斜面をすべり落ちていく。
center|thumb|800px|傾きによる重力の分力のちがい
速さとは、単位時間(1秒、1分、1時間)あたりの移動距離(m、km)のことである。速さの単位は m/s や km/h など, 長さの単位を時間の単位で割ったような単位である。
thumb|400px|平均速度と瞬間速度
電車で、「時速100キロメートル」といっても、止まっていた電車がいきなり時速100キロメートルで運転を始めるわけではない。
時速10キロメートル、時速20キロメートル、時速30キロメートル、・・・としだいに加速していって、最終的に時速100キロメートルまで速さを上げていくわけである。
実際には、電車は、なんらかの事情で、またある時は減速したりするが(たとえばカーブの近くでは速さを落すだろう)、またある時は加速したりする。
電車や自動車などのスピードメーター(速度計)には、その各瞬間の速さが表示されてるだろう。
という。
瞬間の速さは、その瞬間を時間的中点とする区間の平均の速さに等しい。
さて、駅から次の停車駅までの区間の全体的な速さを知りたい場合、そのような各時点での速さでは不便だろう。
たとえば、東北新幹線が、東京駅から新青森駅までの約700kmを、およそ3時間で到着したとしよう。
この東京〜新青森の間での瞬間の速さは、途中の駅で停車したりなどで、瞬間の速さはどんどん変わる。
しかし、最終的に、約700kmの距離を3時間で走行したわけだから、
という計算により、およそ 233 km/h で電車が走行した事が分かる。
このように、区間全体で判断した速さのことを平均の速さという。
水平でなめらかな床の上に、ピンポン玉やビー玉などを置いて、手で押すと、しばらく、ほぼ同じ速度で転がりつづける。摩擦があるので、しだいに減速していき、最終的には止まる。
thumb|300px|摩擦のない水平面の上で運動するドライアイスに働く力
なにも、ボールのように転がる物質でなくても、たとえば、ドライアイスをなめらかな床の上に置いて、ドライアイスをおし動かすと(ゴム手袋をすること。けっして直接はさわらないように)、しばらくドライアイスはそのまま同じ速度で進みつづける。
これは、ドライアイスが出る気体(二酸化炭素)が、床とドライアイスのあいだに入りこむことにより、摩擦が減るからである。
があるが、それらの力の方向はどれも、運動の方向とはちがう方向である。
なので、また、ドライアイスにかかる力の合力はゼロである。つまり、図のように摩擦のない水平面の上ですべる物体では、図のように重力と抗力の合力はゼロである。
と呼ぶ。
という。
thumb|350px|仕事
thumb|300px|仕事のF-sグラフ
(英語: work)をしたという。
仕事は、力の大きさと力の向きに動いた距離との積のことである。
仕事の単位は, 力の単位に距離の単位をかけたものである。力の単位としてN (ニュートン)を用い, 距離の単位としてm (メートル)を用いた場合の仕事の単位は N m となり, これはJ (ジュール)という名前がついている。
(英語: power)という。
仕事率の単位は, 仕事の単位を時間の単位で割ったものである。仕事の単位としてJ (ジュール)を用い, 時間の単位として秒を用いた場合の仕事率の単位は J/sとなり, これはW(ワット)という名前がついている。
仕事の原理
thumb|400px|動滑車 と 仕事の原理
という。
位置エネルギー
仕事の概念を用いて、物体のもつ位置エネルギーが計算できる。
質量Mの物体の重さは、重力加速度をg(≒9.8 m/s2)とすれば、Mgなので、位置エネルギーの基準を地面を0とすれば、地面から高さhにある物体の位置エネルギーUは、
となる。たとえばM=2 kg, h=3 mの場合, 位置エネルギーは,
となる。ここで、kg m2/s2 という単位は、Jという単位と同じである。
機械の能力をしりたい時、単位時間あたりにどれだけの仕事ができるかを知りたいときがある。
たとえば、モーターを使うときなど、そうだろう。
が、次の式で定義されており、その単位はワット(記号: W)である。
仕事率の定義式
1秒間に1J(ジュール)の仕事をするのが、1W(ワット)である。つまり、W(ワット)はJ/s(ジュール毎秒)と同じ内容であるが、習慣的にWと書くのが一般である。
仕事率の単位の「ワット」(記号 W)は、電力の単位の「ワット」(記号 W)と同じ単位である。
もし読者がすでに「エネルギー」という量を習ってれば、ワット(W)とは、1秒間あたりに使われるエネルギーの大きさを表す単位ことである。
thumb|300px|滑車(かっしゃ)の原理図
thumb|left|船で使われている滑車。このような滑車は一般に「ブロック」と呼ばれている。
滑車(かっしゃ)とは、中央に1本の軸を持つ自由回転可能な円盤(索輪)と、その円盤(索輪)を支持して他の物体に接続するための構造部とで構成される機構であり、円盤(索輪)外周部に接する棒状物または索状物の方向を案内する目的のほか、索状物の張力を他の物体に伝達したり索状物へ張力を与える目的に用いる器具である。
ロープ、ケーブル、ベルト、あるいは鎖などの柔軟性を持った索状物を円盤の周囲にかけて使う場合には、円盤外周に沿って2つのフランジとその間に溝を設けて索状物が逸脱しないようにするのが一般的である。力の方向を変えたり、引張力を伝達するだけではなく、機械的倍率を向上させるのにも多用されている。5種類ある単純機械の1つである。英語では複数の滑車を組み合わせた装置を "block and tackle" と呼ぶが、日本語では「滑車装置」あるいは「複滑車」「組み合わせ滑車」などと呼ぶ。
滑車には取付方法により二つの呼称がある。
ファイル:Polea-simple-fija.jpg|定滑車
ファイル:Polea-simple-movil2.jpg|動滑車
滑車の軸が固定されている。すなわち、軸はその場に固定されているか、何らかの形で繋ぎとめられている。定滑車はロープにかかる力の方向を変えるのに使われる。ロープの重さを考えない場合、定滑車の機械的倍率は1である。すなわち、ロープの両端にかかる力は同じである。
滑車の軸は固定されていない。すなわち、その軸は自由に移動できる。滑車とロープの重さを考えない場合、動滑車は機械的倍率を2にする。ロープの一端が固定されており、もう一方の端を引っ張るとその力の2倍の重さの物体を持ち上げることができる。
定滑車と動滑車を組み合わせた滑車装置。それぞれの軸に複数の滑車があるものを ''block and tackle'' と呼び、さらに機械的に有利である。複合滑車で物を持ち上げる際の機械的倍率は2より大きい。
ファイル:Pulley0.svg|図 1 - 滑車の方程式の基本。滑車の軸にかかる力 ''F'' は、その滑車を支えている線(ロープ)の両端にかかる張力の総和と等しく、平衡状態では両端の張力は等しい。
ファイル:Pulley1.svg|図 2 - 単純な滑車システム。単一の動滑車に重量 ''W'' の錘が釣り下がっている。線の両端にかかる張力は ''W/2'' となる。したがって機械的倍率は2である。
ファイル:Pulley1a.svg|図 2a - もう1つの単純な滑車システム。この場合、錘を引き上げる力が下に引っ張る力に変換されている。
ファイル:Polispasto2B.jpg|図 2a を block and tackle で実装する場合
滑車装置の最も単純な理論では、滑車と線(ロープ)に重さがないと仮定し、摩擦によるエネルギー損失もないと仮定する。また、引っ張っても線は伸びないと仮定する。
平衡状態では、動滑車にかかる力はゼロとする。すなわち、動滑車の軸にかかる力は両側の線に等しく分散して伝わることを意味する。これを示したのが図1である。線が平行でない場合でもそれぞれの線の張力は等しいが、方向が異なるためベクトルとして表した力の総和がゼロになる。
次に、錘(負荷)の重量とそれが移動した距離の積は、線を引っ張る力(張力)と引っ張った長さの積に等しい。持ち上げた重さを引っ張った力で割った値が滑車装置の機械的倍率である。
このように、滑車装置は、なされる仕事(しごと)の量を変化させない。仕事は、力と距離の積である。滑車は力が少なくて済む代わりに、距離を犠牲にしている。少ない力で負荷を持ち上げることができるが、所定の高さまで持ち上げるにはより長く引っ張る必要がある。
図2では、動滑車によって重量 ''W'' を半分の力で持ち上げることを可能にする。力(図1の赤い矢印)は線の両側に等しくかかり、その一方は天井に固定されている。この単純な装置では、力の方向と重量が移動する方向は同じである。この場合の機械的倍率は2である。重量を引き上げるのに必要な力は ''W/2'' だが、所定の高さまで引き上げるのに2倍の長さの線を引き上げる必要がある。したがって、全体としてなされる仕事(力×距離)は同じである。
図2aでは2つ目の滑車(定滑車)が追加されており、単に力の方向を反転させている。機械的倍率は変化しない。
ファイル:Pulley2.svg|図 3 - 動滑車と定滑車で錘 ''W'' を吊り下げている滑車システム。それぞれの線にかかる張力は ''W/3'' となる。機械的倍率は3。
ファイル:Pulley2a.svg|図 3a - 図 3 と同様だが、引っ張る方向を下に変換している。機械的倍率は3のままである。
ファイル:Pulley3a.svg|図 4a - さらに複雑なシステム。それぞれの線にかかる張力は ''W/4'' となる。機械的倍率は4。
thumb|350px||図 4b - 図 4a と同等な実装例 (block and tackle)。定滑車と動滑車それぞれについて、軸を共通化している。
定滑車を追加することで機械的倍率を向上させることもできる。図3では、定滑車を追加することで機械的倍率が3になっている。それぞれの線の張力は ''W/3'' で、それぞれの滑車の軸にかかる力は ''2W/3'' である。図2aのようにさらに定滑車を追加することで力の方向を反転させることができるが、機械的倍率は変わらない。それを図3aに示す。
このように理想的な滑車を追加していけば、機械的倍率をどんどん向上させることができる。実際には滑車を増やせばその重量もかかるし、摩擦も増大する。したがって、現実の滑車装置には使用可能な滑車数の限界がある。図4aには機械的倍率が4の滑車装置を示している。天井への固定箇所がまとめられ、動滑車が1つの軸でまとめられた実用的な実装を図4bに示す。
滑車がすくない方が効率がよい場合もある。複滑車ではそれぞれの滑車やロープにかかる力が分散される点が最大の利点であり、それによって滑車やロープの耐えられる荷重を抑えつつ、大重量を持ち上げることができる。組み合わせ方によっては、滑車やロープにかかる力がそれぞれの場所で異なることもある。block and tackle では基本的にロープは1本であり、定滑車と動滑車をそれぞれ同じ軸に実装可能という利点がある。
※ 高校物理から図を借用しています。
thumb|400px|斜面と仕事原理
図のように、傾き ''θ'' の斜面があるとしよう。計算の簡単化のため、斜面は滑らかであるとして、摩擦は無いとしよう。
また、0° < θ < 90° としよう。
この場合、物体を鉛直方向に h[m] だけ高い場所に上げる仕事を計算しよう。
まず、物体を動かすのに必要な力は、斜面を用いた場合、図から分かるように、
である。
※ なお、sinは「サイン」と読む。θは「シータ」と読む。sinθは「サイン シータ」と読む。
しかし、高さhまで上げるために必要な、斜面の距離は、
である。
結局、仕事 W は
となり、仕事は同じである。
すでに、物体の運動は、物体に力が働いたときだけ変化することを見た。ここでは、物体を運動させたり変化させたりすることができる量を、その物体が持つエネルギーと呼ぶ。運動している物体は、それが静止しているボールなどの物体に衝突することによってボールを動かせるので、運動する物体もエネルギーを持っている、運動している物体の、運動によるエネルギーを 運動エネルギー(うんどうエネルギー、kinetic energy) という。
さまざまな実験の結果によると、物体の運動エネルギーの公式は、 物体の速さを v [m/s]とし、その物体の質量を m [kg]としたとき、その物体の運動エネルギーをK[J]とすると、運動エネルギーの公式は
である。
このように、運動エネルギーは、速さの2次式になる。
なので、たとえば、自動車が時速30kmで走行しているときと、時速60kmで走行しているときとでは、速度が2倍になってるので、運動エネルギーは4倍になっている。
これが、自動車でスピードの出しすぎが危険な理由のひとつである。
運動エネルギーを考えるときには物体の速度の大きさだけに注目し、速度の方向は考えないことに注意が必要である。ここで、あるエネルギーを持った物体は他の物体に衝突することで、持っているエネルギーを衝突した物体に与えることが出来る。このように、ある物体が持つエネルギーは他の物体に与えることが出来る。
いっぽう、物体の衝突の際には、音が発生することがある。音は上で述べた通り空気の振動であるので、空気自身も振動を行なうために、速度を持たなければならず、エネルギーを持つことがわかる。この時には、もともと物体が持っていたエネルギーは、他の物体に移っただけでなく、音として放出されたということが出来る。
このように、ある物体が持っているエネルギーは、他の物体のエネルギーになることや全く違った種類のエネルギーとなることが知られている。エネルギーの種類としては、運動エネルギー(うんどうエネルギー)、位置エネルギー(いちエネルギー)、電気エネルギー(でんきエネルギー)、熱エネルギー(ねつエネルギー)などがある。
ふりこの運動では、位置的な高さがいちばん高い状態になったとき、速度が0である。いっぽう、高さの一番ひくい状態のとき、速度が最大の状態なので、運動エネルギーも最大である。
これは、一番高いときと低いときとの位置エネルギーの差が、運動エネルギーに変わった事と、同等である。
ふりこは、もし摩擦や空気抵抗(くうきていこう)を無視すれば、振り子はずっと振れつづけるので、振り子はいちばん高さの高い状態と低い状態とを何度もずっと 交互(こうど)に くりかえしつづける。
この振り子の動きについて、高さ最大の状態と速度最大の状態とのくりかえしの現象(げんしょう)を、エネルギーの考えから見れば、つまり、位置エネルギーと運動エネルギーは、交互に移りかわることができる。
そして、エネルギーの形が位置エネルギーから運動エネルギーに変化しても、あるいは運動エネルギーから位置エネルギーに変化しても、両方のエネルギーを足し合わせた和(= 位置エネルギー + 運動エネルギー )は、変化しない。
ある物体について、位置エネルギーと運動エネルギーとの和を、力学的エネルギーという。
つまり、ある物体について、その物体の力学的エネルギーを式で書けば、
である。
そして、摩擦などによる損失を無視すれば、力学的エネルギーがつねに一定であるという法則のことを力学的エネルギー保存の法則と呼ぶ。
遊園地にあるジェットコースターは、力学的エネルギーにおける、位置エネルギーと運動エネルギーのうつりかわりを利用している。そのため、ジェットコースターは、高い位置にきたときはコースターの速度がゆっくりであり、低い位置にいるときほどコースターの速度が大きい。
なお、コースターが始めに高い場所にのぼる時には、モーターによって、その高さまで上げられる。
バネなども、振り子のように、速度最大の状態と、速度0の状態とをくりかえし、交互に運動をしつづける。
バネなどのような、力を加えると伸びるが、手を離すなどして力をのぞくと元の長さに戻る性質を、弾性(だんせい)というのであった。
そして、バネのように弾性のある物体にたくわえられたエネルギーのことを弾性エネルギーという。
弾性エネルギーは、以上の説明で述べたように、位置エネルギーと似た性質がある。(※ 検定教科書によっては、弾性エネルギーを、バネの場合の位置エネルギーである、として見なす場合もある。)
エネルギーには、運動エネルギーや位置エネルギーのほかにも、さまざまな形態がある。
たとえば、光のエネルギーや、熱のエネルギーなど。
そして重要なこととして、ある種類のエネルギーは、別の種類のエネルギーに変換されることがある。
たとえば、太陽からの光のエネルギーにより、水が加熱され、水蒸気とり、上空で雲となれば、
それはつまり、光のエネルギーが、上空にある雲としての位置エネルギーに変換されたことになる。
さらに雲が雨をふらせば、その落下する水滴の一部はダムに蓄えられる。
そして、そのダムの水の落下する力学的エネルギーによって、発電用タービンをまわし、こんどは電気エネルギーに変換されてゆく・・・・。
自然現象にかぎらず、工業製品でも同様である。たとえば電気ストーブは、電気を熱にしている。いっぽう、火力発電では、火の熱を使って電気を発電する。
このように、電気エネルギーと熱エネルギーも、相互に変換できる。
生命現象でもエネルギーは変換されてゆくのは同じで、植物などのエネルギーも、もとをたどれば、太陽光の光エネルギーである。動物や植物の生き物の体のなかでも、さまざまな化学反応が起きているわけであり、物質のもつ化学エネルギーを利用しているわけである。
このように、エネルギーは、変換されてゆくことがある。
熱も、蒸気機関車などを考えれば分かるように、エネルギーを持っている。熱のもっているエネルギーを熱エネルギーという。
しかし、高温の物体を放置しておくと、しぜんに、まわりの物に熱を伝えてしまい、その物体は温度が下がっていって、最終的には、その物体は、まわりの環境と同じ温度になる。
このように、熱エネルギーは、まわりに散らばっていきやすい。
このように、熱エネルギーは、運動エネルギーや位置エネルギーとは、ちがう性質があるので、熱エネルギーは、力学的エネルギーには含めない。
熱エネルギーの理科の実験では、耐熱フラスコに入れた水を沸かして蒸気にして、その蒸気の力で、小型の風車をまわしたり、あるいはピストンのシリンダーを動かす実験などがある。
(※ あぶないので、ひとりでは実験しないこと。学校などで実験するさいも、やけどをしないように注意のこと。)
なお、物がこすれる現象である摩擦(まさつ)によって、熱エネルギーが発生する。
摩擦が起こるには、前提として、その物体が運動する事が必要である。つまり、摩擦が起こるには、前提として、運動エネルギーが必要である。
そして、摩擦によって熱エネルギーが発生するということは、つまり、運動エネルギーが摩擦によって熱エネルギーへと変化した事になる。
理科的には、「熱」とは、高温の物体から低温の物体へと熱エネルギーが伝わる現象のことである。
たとえば石油ストーブは、石油の内部にたくわえられている熱エネルギーを取り出す仕組みの装置である、と理科的には考えている。
ある物体に、日光などの光が当たると、その物体が熱くなるように、光は、その光を受けた物体に熱エネルギーを与える。
ということは、光そのものも、エネルギーを持っていることになる。
光のエネルギーのことを光エネルギーという。
物体が何かにぶつかったとき、音が出る。
これは、運動エネルギーが失われたぶん、音に変わったことになるから、つまり、音もエネルギーである。
音のエネルギーのことを「音エネルギー」などという。
音とは空気の振動であるので、つまり、物体の運動エネルギーが、空気の振動のエネルギーへと変わったことになる。
わたしたちの耳が音を感じる仕組みは、耳の中にある鼓膜(こまく)があるが、空気の振動が鼓膜につたわり、そして鼓膜が振動するから、である。
さて、音をテープレコーダーなどに録音するマイクの仕組みは、マイクの中に、空気の振動をうけて振動しやすいような部品が、集音(しゅうおん)をするための部品として取り付けられている。マイクの、その集音をするための部品が振動することによって、その部品の位置がわずかにズレるので、マイク内にある電気回路での電気の流れやすさが変わる。
この、マイク内の電気回路での電気の流れやすさが、空気の振動によって変わることを利用して、マイクは音を感じ取り、テープレコーダーなどに録音している。
また、スピーカーなど音を発生させる機械は、そのスピーカーなどの内部に電気で振動する部品が入っている。スピーカー内の部品を振動させることで、空気を振動させ、音を発生させている、という仕組みである。
電気モータや、電気で動くオモチャのクルマなどを考えれば分かるように、電気によって運動エネルギーを発生させる事ができる。
また、静電気によって、髪が逆立つ(さかだつ)などの現象から分かるように、電気によって位置エネルギーを発生させる事ができる。
つまり、電気そのものも、エネルギーを持っている。電気のエネルギーのことを電気エネルギーという。
白熱電球(はくねつでんきゅう)や蛍光灯(けいこうとう)などの照明(しょうめい)の家電(かでん)などのよう、電気を流すことによって、光が出ることもある。
つまり、電気エネルギーによって、光を発生させられる。
また、磁石をもちいた、理科実験でもよくある発電の方法では、磁石を運動させる必要があるので、つまり、この発電方式では、運動エネルギーが必要である。
火力発電では、蒸気をわかして、その蒸気の力でタービンを回し、タービンに取り付けられた磁石のような物質を運動させている。つまり、火力発電は、熱エネルギーをもとにして、電気エネルギーを発電している。
さて、太陽電池を考えればわかるように、光エネルギーをもとに、電気エネルギーを取り出すこともできる。
化学反応によって、ある物質が高温になったり、逆に低温になったりする。つまり、化学反応によって、その物質の熱エネルギーの量が変わったことになる。
また、化学反応の結果、光が出る場合もある。
わたしたち生き物の食事も、胃や腸などでの消化(しょうか)や栄養の吸収などによって、食品を体内で化学反応させて、食品のもつエネルギーの一部をもとに、熱エネルギーをつくり出している。そのため、生き物は、体温を持っている。
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をつけるとき、その電球に与えられた電力の多くは熱に消費されてしまう。
つまり、白熱電球をもちいて、電気エネルギーを光エネルギーに変換したいという目的なのに、目的外の熱エネルギーに多くのエネルギーが使われてしまう。
このように、機械や工業製品などをもちいてエネルギーを変換するとき、いくらかの割合が目的外の種類のエネルギーに変換されて消費されてしまう。
白熱電球では、電球に与えた電気エネルギーの90%以上は熱エネルギーとして消費されてしまう。残りの約10%だけで、電球は光を出しているのである。
いっぽう、蛍光灯では、同じ明るさにしたいとき、白熱電球より電力を小さくできる。
さらに、LED電球では、同じ明るさにしたいとき、蛍光灯よりも消費電力を小さくできる。
このようにLEDや蛍光灯は、白熱電球よりも変換効率が高い。
また、LED電球は、同じ明るさの白熱電球や蛍光灯と比べて、あまり熱くならない。(※ かといって、さわってヤケドをしないように。興味があって実験したいなら、放射温度計や赤外温度計などで調べると安全だろう(推測)。直接はLEDにさわらず、LEDの明かりをオフにしてから、放射温度計などで調べるといいかもしれない。)
このLEDの温度上昇の少なさから、確かにLEDでは、光に変換される効率が高いことが分かる。
投入されたエネルギーの対して、利用できるエネルギーの割合を、効率(こうりつ)という。
白熱電球はエネルギー変換の効率が悪いことから、日本では近年、白熱電球が廃止されていき、LED電球などへの切り替えが進んでいる。
エネルギーを使った機械には、力学的エネルギーを使った機械のほか、電気エネルギーを使った機械や、化学エネルギーを使った機械などいろいろな機械があるが、どんな機械であっても、熱エネルギーが利用しないのに発生してしまう。
また、熱に加えて、さらに音などの振動エネルギーとして、エネルギーが利用されずに放出される場合もある。(※ 東京書籍の教科書)
※ 熱の伝わりかた などについては『中学校理科 第1分野/熱と温度』で説明した。
thumb|right|180px|自由落下
物体を地面から離して速度は付けずに落下させた場合、手を離した直後の初速度は秒速0m/sだが、障害物などがなければ、1秒後は約9.81m/sの速度になっており、2秒後は約19.6m/sの速度になっており、3秒後は約29.4m/sになっており、・・・というふうに1秒ごとに約9.81m/sずつ速度が増していく。地面に当たるまで、このような加速を続けていく。
このような、障害物などが無く、落下を続けていく落下運動を自由落下(じゆうらっか、free fall)という。
(英語: acceleration、アクセラレーション)という。
自由落下する物体は、重力によって、鉛直方向の下向き(つまり地面に向かう向き)に、一定の加速度 ''g'' (=約9.81m/s2)で加速するので、この重力による加速度を重力加速度(じゅうりょくかそくど)という。
重力加速度の記号は、一般に小文字の g で表す。
地球上での重力加速度 g の大きさは、約9.81m/s2である。
これは地上での重力による加速度なので、月面では1/6倍になることに注意せよ。
また、無重力下では重力加速度はゼロ( 0 m/s2)になる。
加速度の単位はm/s2であり、速度の単位のm/sとは異なることに注意せよ。
加速度の単位の意味は、一秒あたり(= 1/s )の速度 m/s の変化率なので、
となる。
という。自由落下は等加速度運動の一つの例である。
自由落下の重力加速度は、どの物体に対しても共通である。
空気抵抗
羽毛や紙などの軽い物を落下させた時にゆっくり落ちる現象があるが、この現象は、空気による抵抗である。実際に、実験で、真空にした透明容器内などで羽毛や紙などの落下をさせると、金属などと同じ落下速度で落ちることが、実験的にも確認されている。
空気による運動への抵抗を空気抵抗(くうきていこう、air resistance)という。
パラシュートなどを考えればわかると思うが、質量に対して幅が大きい物は、空気抵抗を受けやすい。
紙や羽毛などが空気抵抗を受けやすいのも、パラシュートなどと同様の仕組みである。
(なお、真空を作る実験は、真空ポンプなどを用いることになるが、ポンプの使用法に関する専門的な知識が必要なので、中学生には実験が難しいので、行わないほうがいいかもしれない。もし真空での落下実験に興味があれば、映像教材などを学校の先生に見せてもらうか等をしてください。)
放物線
thumb|300px|放物線3通りの初速度で、斜め上方向に角度を同じにして投げた場合。縦軸が鉛直方向。横軸が水平方向。
ボールなどを斜め上向きに投げたら、どういった軌跡を描くだろうか。空気抵抗は考えないとする。投げたボールにも重力は働くので、上向きの速度が少しずつ減速していく。しかし横向きの速度成分は重力の方向とは別方向なので、横向き成分は変化をしない。
結果的に投げたボールは鉛直下向きに加速していくので、右図のような軌跡を描く。
このような、物体を投げた時の軌跡を、放物線(ほうぶつせん、parabola、パラボラ)という。
thumb|center|200px|放物線の軌跡の噴水 |
2,769 | GAS(GNU Assembler)は、GNUプロジェクトによって開発されたアセンブラであり、GNU Binutilsの一部として配布されています。Binutilsには、アセンブラ(GAS)、リンカー(ld)、およびオブジェクトファイル操作ツール(nm、objdump、sizeなど)が含まれています。 GASは、x86、ARM、PowerPC、MIPSなど、多くのアーキテクチャをサポートしています。GASは、AT&T構文とIntel構文の両方をサポートしていますが、AT&T構文がデフォルトです。 一方、GCCは、GNU Compiler Collectionの略で、C、C ++、Objective-C、Fortran、Ada、およびその他の言語のコンパイラとして使用されます。GCCは、オブジェクトファイルを生成するためにGASを使用することができますが、GASに依存しない方法でもオブジェクトファイルを生成することができます。 GASは、低レベルのアセンブリ言語を書く必要がある場合や、特定のアーキテクチャの詳細な制御が必要な場合に便利です。また、GASを使用することで、特定のCPUア |
2,770 | 法学>民事法>コンメンタール民法>第2編 物権 (コンメンタール民法)>民法第354条
(動産質権の実行)
第354条
動産質権者は、その債権の弁済を受けないときは、正当な理由がある場合に限り、鑑定人の評価に従い質物をもって直ちに弁済に充てることを裁判所に請求することができる。この場合において、動産質権者は、あらかじめ、その請求をする旨を債務者に通知しなければならない。
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{{前後
|民法
|第2編 物権
第9章 質権
第2節 動産質
|民法第353条(質物の占有の回復)
|民法第355条(動産質権の順位)
354 |
2,771 | 法学>民事法>コンメンタール商業登記法
(解散の登記)
第98条
清算持分会社を代表する清算人の申請に係る解散の登記の申請書には、その資格を証する書面を添付しなければならない。ただし、当該清算持分会社を代表する清算人が同法第655条第4項 に規定する場合にあつては、同項 の規定により清算持分会社を代表する清算人となつたもの)であるときは、この限りでない。
----
{{前後
|商業登記法
|第3章 登記手続
第6節 合名会社の登記
|商業登記法第97条(合名会社を代表する社員の職務を行うべき者の変更の登記)
|商業登記法第99条(清算人の登記)
098 |
2,772 | 前)(次)
第8条
08 |
2,773 | 前)(次)
(法第34条 の政令で定める建築物)
第11条
法第34条 の政令で定める建築物は、事務所又は工場の用に供される建築物とする。
11 |
2,774 | 骨系(こつけい)は体内の骨(ほね)のすべてによりできていて、筋肉(きんにく)についており、また骨系は生殖器(せいしょくき)を まもっています。骨は 体内で たいせつな役割を にない、骨がなければ 私たちは傷つきやすくなり 姿勢(しせい)が不安定になります。骨は こわれにくく、体内の組織(そしき)や筋肉(きんにく)を ささえています。
骨の内部は骨髄(こつづい)と呼ばれ、血球(けっきゅう)を つくっています。
Wikijunior:Biology/Systems/Skeletal System |
2,775 | 法学>民事法>民法>コンメンタール民法>第3編 債権 (コンメンタール民法)
(承諾の期間の定めのある申込み)
第523条
承諾の期間を定めてした申込みは、撤回することができない。ただし、申込者が撤回をする権利を留保したときは、この限りでない。
申込者が前項の申込みに対して同項の期間内に承諾の通知を受けなかったときは、その申込みは、その効力を失う。
2017年改正により、以下の条項を第524条に移動、改正前第521条の規定内容に一部改正を加え移動した。
改正前条項
改正後条項
2017年改正前第521条(承諾の期間の定めのある申込み) 第1項に、以下の改正を行った。
「契約の申込み」を「申込み」とした。
撤回権の留保を但書として加えた。
「承諾の期間を定めてした契約の申込みは、撤回することができない」と言う条文を、「承諾の期間を定めていない契約の申込みは、承諾の通知を受けない間は撤回することができる」と反対解釈されていたが、本但書追加により、撤回権が留保できることを明確にさだめ、反対に留保の意思表示がなければ撤回不能とした。「承諾の期間の定めのない申込み」(第525条 旧.第524条)にも、同旨の但書が加えられた)。
承諾の期間を定めて契約の申込みをした場合の規律を定めた規定である。
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{{前後
|民法
|第3編 債権
第2章 契約
第1節 総則
第1款契約の成立
|民法第522条(契約の成立と方式)
|民法第524条(遅延した承諾の効力)
523
523 |
2,776 | (目的)
第1条
001 |
2,777 | 法学>コンメンタール行政事件訴訟法
(執行停止等の管轄裁判所)
第28条
執行停止又はその決定の取消しの申立ての管轄裁判所は、本案の係属する裁判所とする。
----
{{前後
|行政事件訴訟法
|第2章 抗告訴訟
第1節 取消訴訟
|第27条(内閣総理大臣の異議)
|第29条(執行停止に関する規定の準用)
28 |
2,778 | 法学>民事法>コンメンタール民法>第5編 相続 (コンメンタール民法)
(相続開始の原因)
第882条
相続は、死亡によって開始する。
第882条
相続は、死亡によつて開始する。
第992条
本条は、相続の開始の原因と時期について定めている。
相続開始原因は、人の自然の死亡および失踪宣告による法律上の死亡とされる。旧民法では、家督相続と遺産相続の2種類の相続があり、家督相続に関しては、戸主の死亡のほか、隠居、国籍喪失、去家なども相続開始原因とされていた(旧民法第964条)。
相続開始時期は、自然の死亡は医学的に死亡が確認された瞬間とされ、失踪宣告による法律上の死亡は死亡がみなされた日とされる。
推定相続人という地位のみに基づく期待利益は保護の対象ではない(判例)。寄与分が推定相続財産に混入する場合は別途考慮する必要がある。
最高裁判所第三小法廷判決、昭和30年12月26日、昭和27年(オ)第683号、『[https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=57339 売買無効確認並びに所有権取得登記抹消手続請求上告事件]』、最高裁判所民事判例集9巻14号2082頁。
たとえ被相続人が所有財産を他に仮装売買したとしても、単にその推定相続人であるというだけでは、右売買の無効(売買契約より生じた法律関係の不存在)の確認を求めることはできない。
単に推定相続人であるというだけでは、被相続人の権利を代位行使することはできない。
最高裁判所第三小法廷判決、平成11年3月9日、平成9年(オ)第953号、『[https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=62826 所有権移転登記等抹消登記手続、所有権移転登記手続、損害賠償請求事件]』、最高裁判所裁判集民事192号65頁。
被相続人の生存中に相続人に対し売買を原因としてされた所有権移転登記について、被相続人の死亡後に、相続を原因とするものに更正することはできない。
相続人の生存中にその所有する不動産につき共同相続人の一人である甲に対し仮空の売買を原因として所有権転移登記がされ、甲が第三者乙のために抵当権設定登記をした場合には、被相続人の死亡後、他の相続人は、甲に対しては真正な登記名義の回復を原因とする持分の移転登記手続を、乙に対しては甲の持分についての抵当権設定登記に改める更正登記手続を請求することができる。
最高裁判所第一小法廷判決、平成12年1月27日、平成11年(オ)第773号、『[https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=62425 所有権移転登記抹消登記手続請求事件]』、最高裁判所裁判集民事196号239頁。
甲名義の不動産につき、甲から乙、乙から丙への順次の相続を原因として直接丙に対する所有権移転登記がされているときに、右登記を甲の共同相続人丁及び乙に対する所有権移転登記並びに乙から丙に対する持分全部移転登記に更正することはできない。
明治民法において、本条には以下の規定があった。趣旨は、民法第822条に継承された。
----
{{前後
|民法
|第5編 相続
第1章 総則
|民法第881条(扶養請求権の処分の禁止)
|民法第883条(相続開始の場所)
882 |
2,779 | 法学>コンメンタール国家賠償法
第4条
国又は公共団体の損害賠償の責任については、前三条【第1条、第2条、第3条】の規定によるの外、民法の規定による。
----
{{前後
|国家賠償法
|
|第3条
|第5条
4 |
2,780 | (16歳未満の者に対する面会要求等)
第182条
わいせつの目的で、16歳未満の者に対し、次の各号に掲げるいずれかの行為をした者(当該16歳未満の者が13歳以上である場合については、その者が生まれた日より5年以上前の日に生まれた者に限る。)は、1年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金に処する。
威迫し、偽計を用い又は誘惑して面会を要求すること。
拒まれたにもかかわらず、反復して面会を要求すること。
金銭その他の利益を供与し、又はその申込み若しくは約束をして面会を要求すること。
前項の罪を犯し、よってわいせつの目的で当該16歳未満の者と面会をした者は、2年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金に処する。
16歳未満の者に対し、次の各号に掲げるいずれかの行為(第2号に掲げる行為については、当該行為をさせることがわいせつなものであるものに限る。)を要求した者(当該16歳未満の者が13歳以上である場合については、その者が生まれた日より5年以上前の日に生まれた者に限る。)は、1年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金に処する。
性交、肛門性交又は口腔性交をする姿態をとってその映像を送信すること。
部又は胸部をいう。以下この号において同じ。)を触り又は触られる姿態、性的な部位を露出した姿態その他の姿態をとってその映像を送信すること。
2023年改正は以下の条項が規定されていたが、16歳未満の者に対する面会要求等罪の新設により、以下の規定は第183条へ移動した。なお、2022年改正(施行日2025年6月1日)により「懲役」は「拘禁刑」となっている。
(淫行勧誘)
淫させた者は、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。
2023年の刑法改正により新設。
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{{前後
|刑法
|第2編 罪
第22章 わいせつ、不同意性交等及び重婚の罪
|刑法第181条(不同意わいせつ等致死傷)
|刑法第183条(淫行勧誘) |
2,781 | 法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂
(抗告の手続き)
第423条
抗告をするには、申立書を原裁判所に差し出さなければならない。
原裁判所は、抗告を理由があるものと認めるときは、決定を更正しなければならない。抗告の全部又は一部を理由がないと認めるときは、申立書を受け取った日から3日以内に意見書を添えて、これを抗告裁判所に送付しなければならない。
----
{{前後
|刑事訴訟法
|第3編 上訴
第4章 抗告
|第422条(即時抗告の提起期間)
|第424条(通常抗告と執行停止)
423 |
2,782 | 法学>民事法>コンメンタール著作権法
(複製物の目的外使用等)
第49条
----
{{前後
|著作権法
|第2章 著作者の権利
第3節 権利の内容
第5款 著作権の制限
|著作権法第48条(出所の明示)
|著作権法第50条(著作者人格権との関係)
049 |
2,783 | 法学>民事法>民法>コンメンタール民法>第2編 物権 (コンメンタール民法)
(不動産質権者による利息の請求の禁止)
第358条
不動産質権の権利内容とその範囲について定めた規定の一つである。
----
{{前後
|民法
|第2編 物権
第9章 質権
第3節 不動産質
|民法第357条(不動産質権者による管理の費用等の負担)
|民法第359条(設定行為に別段の定めがある場合等)
358 |
2,784 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第7編 雑則 (コンメンタール会社法)
(業務規程)
第949条
調査機関は、電子公告調査の業務に関する規程(次項において「業務規程」という。)を定め、電子公告調査の業務の開始前に、法務大臣に届け出なければならない。これを変更しようとするときも、同様とする。
業務規程には、電子公告調査の実施方法、電子公告調査に関する料金その他の法務省令で定める事項を定めておかなければならない。
----
{{前後
|会社法
|第7編 雑則
第5章 公告
第2節 電子公告調査機関
|会社法第948条(事業所の変更の届出)
|会社法第950条(業務の休廃止)
949 |
2,785 | 前)(次)
(随意契約)
第167条の2
地方自治法第234条第2項 の規定により随意契約によることができる場合は、次に掲げる場合とする。
一 売買、貸借、請負その他の契約でその予定価格(貸借の契約にあつては、予定賃貸借料の年額又は総額)が別表第五上欄に掲げる契約の種類に応じ同表下欄に定める額の範囲内において普通地方公共団体の規則で定める額を超えないものをするとき。
二 不動産の買入れ又は借入れ、普通地方公共団体が必要とする物品の製造、修理、加工又は納入に使用させるため必要な物品の売払いその他の契約でその性質又は目的が競争入札に適しないものをするとき。
三 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律 (平成十七年法律第百二十三号)第5条第11項 に規定する障害者支援施設(以下この号において「障害者支援施設」という。)、同条第25項 に規定する地域活動支援センター(以下この号において「地域活動支援センター」という。)、同条第1項 に規定する障害福祉サービス事業(同条第7項 に規定する生活介護、同条第13項 に規定する就労移行支援又は同条第14項 に規定する就労継続支援を行う事業に限る。以下この号において「障害福祉サービス事業」という。)を行う施設若しくは小規模作業所(障害者基本法 (昭和四十五年法律第八十四号)第2条第一号 に規定する障害者の地域社会における作業活動の場として同法第18条第3項 の規定により必要な費用の助成を受けている施設をいう。以下この号において同じ。)若しくはこれらに準ずる者として総務省令で定めるところにより普通地方公共団体の長の認定を受けた者において製作された物品を普通地方公共団体の規則で定める手続により買い入れる契約、障害者支援施設、地域活動支援センター、障害福祉サービス事業を行う施設、小規模作業所、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律 (昭和四十六年法律第六十八号)第41条第1項 に規定するシルバー人材センター連合若しくは同条第2項 に規定するシルバー人材センター若しくはこれらに準ずる者として総務省令で定めるところにより普通地方公共団体の長の認定を受けた者から普通地方公共団体の規則で定める手続により役務の提供を受ける契約又は母子及び寡婦福祉法 (昭和三十九年法律第百二十九号)第6条第6項 に規定する母子福祉団体若しくはこれに準ずる者として総務省令で定めるところにより普通地方公共団体の長の認定を受けた者(以下この号において「母子福祉団体等」という。)が行う事業でその事業に使用される者が主として同項 に規定する配偶者のない女子で現に児童を扶養しているもの及び同条第3項 に規定する寡婦であるものに係る役務の提供を当該母子福祉団体等から普通地方公共団体の規則で定める手続により受ける契約をするとき。
四 新商品の生産により新たな事業分野の開拓を図る者として総務省令で定めるところにより普通地方公共団体の長の認定を受けた者が新商品として生産する物品を、普通地方公共団体の規則で定める手続により、買い入れる契約をするとき。
五 緊急の必要により競争入札に付することができないとき。
六 競争入札に付することが不利と認められるとき。
七 時価に比して著しく有利な価格で契約を締結することができる見込みのあるとき。
八 競争入札に付し入札者がないとき、又は再度の入札に付し落札者がないとき。
九 落札者が契約を締結しないとき。
前項第八号の規定により随意契約による場合は、契約保証金及び履行期限を除くほか、最初競争入札に付するときに定めた予定価格その他の条件を変更することができない。
第1項第九号の規定により随意契約による場合は、落札金額の制限内でこれを行うものとし、かつ、履行期限を除くほか、最初競争入札に付するときに定めた条件を変更することができない。
4 前2項の場合においては、予定価格又は落札金額を分割して計算することができるときに限り、当該価格又は金額の制限内で数人に分割して契約を締結することができる。 |
2,786 | コンメンタール>コンメンタール民事>抵当証券法
抵当証券法(最終改正:平成一九年三月三一日法律第二三号)の逐条解説書。 |
2,787 | 法学>民事法>商法>コンメンタール商法>第1編 総則 (コンメンタール商法)
(登記の効力)
第9条
この編の規定により登記すべき事項は、登記の後でなければ、これをもって善意の第三者に対抗することができない。登記の後であっても、第三者が正当な事由によってその登記があることを知らなかったときは、同様とする。
故意又は過失によって不実の事項を登記した者は、その事項が不実であることをもって善意の第三者に対抗することができない。
会社法制定前の第12条及び第14条を継承。本条には現在第8条に定める商業登記の通則に関する定めがあった。
商法上の登記の対抗力、及び不実登記の効力を定めた規定である。
中小企業等協同組合法に基づく協同組合の営業所について、「従たる事務所」の登記がある場合には、右営業所が同法第44条第1項にいう「従たる事務所」の実体を有していなくても、商法第14条を類推適用し、右の実体を有しないことをもつて善意の第三者に対抗しえないものと解すべきである。
----
{{前後
|商法
|第1編 総則
第3章 商業登記
|商法第8条(通則)
|商法第10条(変更の登記及び消滅の登記)
009 |
2,788 | 先生不知何許人也,亦不詳其姓字,宅邊有五柳樹,因以為號焉。閑靜少言,不慕榮利。好讀書,不求甚解;每有會意,便欣然忘食。
性嗜酒,家貧不能常得。親舊知其如此,或置酒而招之;造飲輒盡,期在必醉。既醉而退,曾不吝情去留。
環堵蕭然,不蔽風日;短褐穿結,簞瓢屢空,晏如也。常著文章自娛,頗示己志。忘懷得失,以此自終。
贊曰:黔婁之妻有言:“不戚戚於貧賤,不汲汲于富貴。”其言茲若人之儔乎?銜觴賦詩,以樂其志,無懷氏之民歟?葛天氏之民歟? |
2,789 | 前)(次)
(用途の変更に対するこの法律の準用)
第87条
87 |
2,790 | 内積があるのなら外積があってもいいのでは,と思っている人もいることだろう.
単に「外積」と呼ばれることもある,3次元実数ベクトルについての外積,すなわち「ベクトル積」を紹介する.
定義3
外積
R^3のベクトル \vec{a} = \left(
\begin{array}{c}
a \\
b \\
c
\end{array}
\right)
,
\vec{b} =
\left(
\begin{array}{c}
x \\
y \\
z
\end{array}
\right)
に関して、\vec{a} \times \vec{b} を次で定める.
\vec{a} \times \vec{b} =
\left(
\begin{array}{c}
bz-cy \\
cx-az \\
ay-bx
\end{array}
\right)
border|
ベクトル積は 3 次元ベクトルの場合のみについて定義される演算である。
定義のとおりだが、実際の計算は図に示したように第 1 成分を下に付け加え,
×の形に積を取り,使っていない成分に押し込むという感じで技化しておくとよい.
ベクトル積に関して次の計算法則が成り立つ.
交換法則が成り立たないことに注意する.
\vec{a} \times \vec{b} で \vec{a} と \vec{b} を入れ替えると,符号が逆になる.
定理4
ベクトル積の計算法則
(1) \vec{a} \times \vec{b} = -(\vec{b} \times \vec{a})
(2) k(\vec{a} \times \vec{b}) = (k\vec{a}) \times \vec{b} = \vec{a} \times (k\vec{b})
(3) \vec{a} \times (\vec{b} + \vec{c}) = \vec{a} \times \vec{b} + \vec{a} \times \vec{c}
(4) (\vec{a} + \vec{b}) \times \vec{c} = \vec{a} \times \vec{c} + \vec{b} \times \vec{c}
証明
(1)
\vec{a} = \left(
\begin{array}{c}
a \\
b \\
c
\end{array}
\right)
,
\vec{b} =
\left(
\begin{array}{c}
x \\
y \\
z
\end{array}
\right)
にて \vec{b} \times \vec{a} = \left(
\begin{array}{c}
yc-zb \\
za-xc \\
xb-ya
\end{array}
\right)
\left(
\begin{array}{c}
-(bz-cy) \\
-(cx-az) \\
-(ay-bx)
\end{array}
\right)
= -
\left(
\begin{array}{c}
bz-cy \\
cx-az \\
ay-bx
\end{array}
\right)
= -\vec{a} \times \vec{b}.
(2)
k(\vec{a} \times \vec{b}) =
\left(
\begin{array}{c}
k(bz-cy) \\
k(cx-az) \\
k(ay-bx)
\end{array}
\right)
\left(
\begin{array}{c}
kbz-kcy \\
kcx-kaz \\
kay-kbx
\end{array}
\right)
\left(
\begin{array}{c}
(kb)z-(kc)y \\
(kc)x-(ka)z \\
(ka)y-(kb)x
\end{array}
\right)
(k\vec{a}) \times \vec{b}.
同様に
k(\vec{a} \times \vec{b}) =
\left(
\begin{array}{c}
kbz-kcy \\
kcx-kaz \\
kay-kbx
\end{array}
\right)
\left(
\begin{array}{c}
b(kz)-c(ky) \\
c(kx)-a(kz) \\
a(ky)-b(kx)
\end{array}
\right)
= \vec{a} \times (k\vec{b}).
(3)
\vec{a} = \left(
\begin{array}{c}
a_1 \\
a_2 \\
a_3
\end{array}
\right)
,
\vec{b} =
\left(
\begin{array}{c}
b_1 \\
b_2 \\
b_3
\end{array}
\right)
,
\vec{c} =
\left(
\begin{array}{c}
c_1 \\
c_2 \\
c_3
\end{array}
\right)
にて
\vec{a} \times (\vec{b} + \vec{c}) =
\left(
\begin{array}{c}
a_1 \\
a_2 \\
a_3
\end{array}
\right)
\times
\left(
\begin{array}{c}
b_1 + c_1 \\
b_2 + c_2 \\
b_3 + c_3
\end{array}
\right)
\left(
\begin{array}{c}
a_2(b_3 + c_3) - a_3(b_2 + c_2) \\
a_3(b_1 + c_1) - a_1(b_3 + c_3) \\
a_1(b_2 + c_2) - a_2(b_1 + c_1)
\end{array}
\right)
\left(
\begin{array}{c}
a_2b_3 + a_2c_3 - a_3b_2 - a_3c_2 \\
a_3b_1 + a_3c_1 - a_1b_3 - a_1c_3 \\
a_1b_2 + a_1c_2 - a_2b_1 - a_2c_1
\end{array}
\right)
\left(
\begin{array}{c}
a_2b_3 - a_3b_2 + a_2c_3 - a_3c_2 \\
a_3b_1 - a_1b_3 + a_3c_1 - a_1c_3 \\
a_1b_2 - a_2b_1 + a_1c_2 - a_2c_1
\end{array}
\right)
\left(
\begin{array}{c}
a_2b_3 - a_3b_2 \\
a_3b_1 - a_1b_3 \\
a_1b_2 - a_2b_1
\end{array}
\right)
+
\left(
\begin{array}{c}
a_2c_3 - a_3c_2 \\
a_3c_1 - a_1c_3 \\
a_1c_2 - a_2c_1
\end{array}
\right)
= \vec{a} \times \vec{b} + \vec{a} \times \vec{c}.
(4)
(\vec{a} + \vec{b}) \times \vec{c}
= - \vec{c} \times (\vec{a} + \vec{b})
= - (\vec{c} \times \vec{a} + \vec{c} \times \vec{b})
= - ( -\vec{a} \times \vec{c} - \vec{b} \times \vec{c} )
= \vec{a} \times \vec{c} + \vec{b} \times \vec{c}
\blacksquare
2次元ベクトル,3次元ベクトルの内積は,図形的な解釈が可能であった.
ベクトル積が図形的には何を表しているかを紹介する.
定理5
ベクトル積の意味
(1)
\vec{a} \times \vec{b} は,\vec{a},\vec{b} の両方と直交する.
(2)
\vec{a} と \vec{b} が張る平行四辺形の面積 S は,S = |\vec{a} \times \vec{b}|
(3)
\vec{a},\vec{b},\vec{c} が張る平行六面体の体積 V は,V = |(\vec{a} \times \vec{b})\cdot \vec{c}|
証明
\vec{a} = \vec{OA} =
\left(
\begin{array}{c}
a \\
b \\
c
\end{array}
\right)
,
\vec{b} = \vec{OB} =
\left(
\begin{array}{c}
x \\
y \\
z
\end{array}
\right)
とする.
(1)
\vec{a} と \vec{a} \times \vec{b} の内積をとる.
\vec{a} \cdot (\vec{a} \times \vec{b}) =
\left(
\begin{array}{c}
a \\
b \\
c
\end{array}
\right)\cdot
\left(
\begin{array}{c}
bz - cy \\
cx - az \\
ay - bx
\end{array}
\right)
= a(bz - cy) + b(cx - az) + c(ay - bx)
= abz -acy + bcx -abz +acy - bcx
- \cancel{\color{green}bcx}
= 0.
同様に
\vec{b} \cdot (\vec{a} \times \vec{b}) =
\left(
\begin{array}{c}
x \\
y \\
z
\end{array}
\right)\cdot
\left(
\begin{array}{c}
bz - cy \\
cx - az \\
ay - bx
\end{array}
\right)
= x(bz - cy) + y(cx - az) + z(ay - bx) = bxz - cxy + cxy - ayz + ayz - bxz
= \cancel{\color{red}bxz} - \cancel{\color{blue}cxy} + \cancel{\color{blue}cxy} - \cancel{\color{green}ayz} + \cancel{\color{green}ayz} - \cancel{\color{red}bxz}
= 0.
よって,\vec{a} \times \vec{b} は \vec{a},\vec{b} の両方と直交する.
(2)
\vec{a},\vec{b} のなす角を \theta とすると,内積の性質より,
|\vec{a}||\vec{b}|\cos\theta = \vec{a}\cdot\vec{b} = ax + by + cz
\mathrm{OA} を底辺としたときの \mathrm{B} の高さを h とすると,
S = \mathrm{OA} \times h = |\vec{a}||\vec{b}|\sin\theta(\because h = |\vec{b}|\sin\theta)
と表されるので,
S^2 = |\vec{a}|^2 |\vec{b}|^2 \sin^2 \theta = |\vec{a}|^2 |\vec{b}|^2 (1 - \cos^2 \theta)
= |\vec{a}|^2 |\vec{b}|^2 - |\vec{a}|^2 |\vec{b}|^2 \cos^2 \theta
|\vec{a}|^2 |\vec{b}|^2 \cos^2 \theta = (\vec{a}\cdot\vec{b})^2 = (ax + by + cz)^2,また |\vec{a}|^2 |\vec{b}|^2 = (a^2 + b^2 + c^2)(x^2 + y^2 + z^2) だから,
S^2 = (a^2 + b^2 + c^2)(x^2 + y^2 + z^2) - (ax + by + cz)^2
= a^2x^2 + a^2y^2 + a^2z^2 + b^2x^2 + b^2y^2 + b^2z^2 + c^2x^2 + c^2y^2 + c^2z^2 - ( a^2x^2 + abxy + acxz + abxy + b^2y^2 + bcyz + acxz + bcyz + c^2z^2)
)
= {\color{red}a^2y^2} + {\color{blue}a^2z^2} + {\color{red}b^2x^2} + {\color{green}b^2z^2} + {\color{blue}c^2x^2} + {\color{green}c^2y^2} - ({\color{red}abxy} + {\color{blue}acxz} + {\color{red}abxy} + {\color{green}bcyz} + {\color{blue}acxz} + {\color{green}bcyz})
= (b^2z^2 -2bcyz + c^2y^2) + (c^2x^2 - 2acxz + a^2z^2) + (a^2y^2 -2abxy + b^2x^2)
=(bz-cy)^2 + (cx - az)^2 + (ay - bx)^2
=|\vec{a} \times \vec{b}|^2
なぜならば |\vec{a} \times \vec{b}|^2 = (\vec{a} \times \vec{b})\cdot(\vec{a} \times \vec{b}) =
\left(
\begin{array}{c}
bz-cy \\
cx-az \\
ay-bx
\end{array}
\right)\cdot
\left(
\begin{array}{c}
bz - cy \\
cx - az \\
ay - bx
\end{array}
\right) = (bz-cy)^2 + (cx - az)^2 + (ay - bx)^2
よって,S = |\vec{a} \times \vec{b}|
(3)
\vec{c} = \mathrm{OC} とする.
\vec{a},\vec{b} が張る平面を平行四辺形の底面としてみたときの
\mathrm{C} の高さを l,
\vec{a} \times \vec{b} と \vec{c} のなす角を \varphi
とすると,
\vec{a} \times \vec{b} は \vec{a},\vec{b} が張る平行四辺形に垂直なので,
l = |\mathrm{OC} \cos \varphi | = |\vec{c}| \cdot |\cos \varphi| だから,
V = Sl = |\vec{a} \times \vec{b}| \cdot |\vec{c}| \cdot |\cos \varphi|
= \left | |\vec{a} \times \vec{b}| \cdot |\vec{c}| \cdot \cos \varphi \right |
= \left |(\vec{a} \times \vec{b}) \cdot \vec{c} \right | .
\blacksquare
演習1.\quad
\vec{a} =
\left(
\begin{array}{c}
1 \\
-3 \\
2
\end{array}
\right)
,
\vec{b} =
\left(
\begin{array}{c}
2 \\
-2 \\
3
\end{array}
\right)
,
\vec{c} =
\left(
\begin{array}{c}
-1 \\
-1 \\
0
\end{array}
\right)
のとき,
(1)
\vec{a} \times \vec{b}, (\vec{a} \times \vec{b}) \cdot \vec{c} を求めよ.
(2)
\vec{a}, \vec{b} の両方と直交する単位ベクトルを求めよ.
(3)
= \vec{c} とするとき,三角錐 \mathrm{O-ABC} の体積を求めよ.
解答例
(1)
\vec{a} \times \vec{b} =
\left(
\begin{array}{c}
1 \\
-3 \\
2
\end{array}
\right)
\times
\left(
\begin{array}{c}
2 \\
-2 \\
3
\end{array}
\right)
\left(
\begin{array}{c}
(-3) \cdot 3 - 2 \cdot (-2) \\
2 \cdot 2 - 1 \cdot 3 \\
1 \cdot(-2) - (-3) \cdot 2
\end{array}
\right)
\left(
\begin{array}{c}
-5 \\
1 \\
4
\end{array}
\right)
.
(\vec{a} \times \vec{b}) \cdot \vec{c} =
\left(
\begin{array}{c}
-5 \\
1 \\
4
\end{array}
\right)
\cdot
\left(
\begin{array}{c}
-1 \\
-1 \\
0
\end{array}
\right)
= -5\cdot(-1) + 1 \cdot (-1) + 4 \cdot 0
= 4
.
(2)
\vec{a} \times \vec{b} は \vec{a} と \vec{b} に垂直なので,\vec{d} = \vec{a} \times \vec{b} を単位化する.
\left(
\begin{array}{c}
-5 \\
1 \\
4
\end{array}
\right)
\left(
\begin{array}{c}
-5 \\
1 \\
4
\end{array}
\right)
.(解となるベクトルは二つ)
(3)
\vec{a}, \vec{b}, \vec{c} が張る平行六面体の体積 V は,
V = |(\vec{a} \times \vec{b}) \cdot \vec{c} = |4| = 4
\vec{a}, \vec{b} が張る平行四辺形の面積を S,\vec{a}, \vec{b} が張る平行四辺形を底面として見たときの平行六面体の高さを h とすると V = Sh であり,
(三角錐 \mathrm{O-ABC} の体積) = \frac{1}{3} \left ( \frac{1}{2} S \right) h = \frac{1}{6}V = \frac{4}{6} = \frac{2}{3}.
\blacksquare |
2,791 | 現在のところ、コード中の様々な場所でエラーを無視するか、暗黙の内に#fや0などの「デフォルト値」を与えています。いくつかの言語 - PerlやPHP等 - はこの方針で問題ないようです。しかしながら、それは大抵エラーが表面上は問題ないようにプログラム中を推移し、のちに大きな問題となって顕れるという、プログラマにとってデバッグしにくいものとなることを意味します。エラーが起こったその時にそれを報告し、直ちに実行を中止できればいいですね。
そのためには、第一に、Haskellの組み込みのエラー関数を使えるようControl.Monad.Errorをインポートする必要があります。
import Control.Monad.Error
Debianベースのシステムではlibghc6-mtl-devがインストールされていることが必要です。
次に、エラーを表すデータ型を定義しなくてはならないでしょう。
data LispError = NumArgs Integer [LispVal]
| TypeMismatch String LispVal
| Parser ParseError
| BadSpecialForm String LispVal
| NotFunction String String
| UnboundVar String String
| Default String
これらのコンストラクタは私たちがたった今必要とするよりは少し多いですが、インタプリタで今後どんな問題が起こり得るのか見ておくのもよいでしょう。次に、様々な型のエラーの表示方法を定義し、LispErrorをShowのインスタンスにします。
showError :: LispError -> String
showError (UnboundVar message varname) = message ++ ": " ++ varname
showError (BadSpecialForm message form) = message ++ ": " ++ show form
showError (NotFunction message func) = message ++ ": " ++ show func
showError (NumArgs expected found) = "Expected " ++ show expected
++ " args; found values " ++ unwordsList found
showError (TypeMismatch expected found) = "Invalid type: expected " ++ expected
++ ", found " ++ show found
showError (Parser parseErr) = "Parse error at " ++ show parseErr
instance Show LispError where show = showError
次のステップは私たちの定義したエラーの型を[http://www.haskell.org/ghc/docs/latest/html/libraries/mtl/Control-Monad-Error.html" Error]型のインスタンスにすることです。これはGHCの組み込みのエラー処理関数の恩恵にあずかるには必須の手続きです。Errorのインスタンスとなるには、単にError型のインスタンスを前のエラーメッセージからかそれ自身で作る関数を提供すればいいだけです。
instance Error LispError where
noMsg = Default "An error has occurred"
strMsg = Default
そしてLispErrorを投げるか値を返す関数を表す型を定義します。
どのように[http://www.cs.uu.nl/~daan/download/parsec/parsec.html#parse parse]が例外を表現するのに[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$tEither Either]型を使ったか覚えていますか?私たちもここで同じアプローチを取ります。
type ThrowsError = Either LispError
型コンストラクタは関数のようにカリー化され、関数のように部分適用することが出来ます。完全な型はEither LispError IntegerかEither LispError LispValでしょうが、私たちはThrowsError LispValなどと書きたいのです。そこで、EitherをLispErrorに部分適用して、どんな型にも使うことのできるThrowsError型コンストラクタを作ります。
Eitherはさらなるモナドの例の一つです。この場合、Eitherアクション間で持ち回られる「追加情報」はエラーが発生したかしなかったかです。bindはEitherアクションが通常の値を持っていれば与えられた関数を適用し、そうでなければ何もせずにそのままエラーを受け渡します。このような仕組みは他の言語では例外によって実現されていますが、Haskellは遅延評価するので、このために新たな制御構造を導入する必要がないのです。bindが値が既にエラーだと判断すれば、関数が呼ばれることはありません。
Eitherモナドは通常のモナドのための関数に加え、2つの特別な関数を提供します。
[http://www.haskell.org/ghc/docs/6.4/html/libraries/mtl/Control.Monad.Error.html#v%3athrowError throwError] - エラーの値をとって、EitherのLeftコンストラクタ(エラー)にliftします。
[http://www.haskell.org/ghc/docs/6.4/html/libraries/mtl/Control.Monad.Error.html#v%3acatchError catchError] - Eitherアクションと、エラーを引数としてEitherアクションを返す関数を取って、アクションがエラーを表していれば与えられた関数を適用します。その関数では、例えばreturnを使ってエラーを普通の値に変えたり、違うエラーとして再度投げたりします。
私たちのプログラムでは、全てのエラーをその文字列表現に変えて、普通の値として返すことにします。そのためのヘルパー関数を作りましょう。
trapError action = catchError action (return . show)
trapErrorの結果は、常に非エラー値(Right)を持つEitherアクションです。他の関数から値を利用できるように、Eitherモナドから値を取り出す方法も用意しなくてはなりません。
extractValue :: ThrowsError a -> a
extractValue (Right val) = val
extractValueはLeftコンストラクタに関して意図的に未定義にしてあります。Leftの時はHaskell側にエラーがあることを表すからです。extractValueをcatchErrorの後にのみ使うことにしているので、変な値を残りのプログラム中に入れ込むよりはさっさと失敗する方がよいです。
これで基本的なインフラが整ったので、今度はエラー処理関数を使う段です。私たちのパーサがエラー時に単に"No match"という文字列を返していたことを覚えていますか?それをParseErrorにラップして投げるようにさせましょう。
readExpr :: String -> ThrowsError LispVal
readExpr input = case parse parseExpr "lisp" input of
Left err -> throwError $ Parser err
Right val -> return val
ここでは、まずParseErrorをLispErrorのコンストラクタであるParserでラップし、組み込み関数[http://www.haskell.org/ghc/docs/latest/html/libraries/mtl/Control-Monad-Error.html#v%3AthrowError throwError]を使ってThrowsErrorモナドにして返します。readExprがモナド値を返すようになったので、もう一方の場合もreturnでラップしなければなりません(return val)。
次に、evalの型をモナドを返すように変え、戻り値をそれに合うように変えて、知らないパターンに出会ったときにエラーを投げる節を加えます。
eval :: LispVal -> ThrowsError LispVal
eval val@(String _) = return val
eval val@(Number _) = return val
eval val@(Bool _) = return val
eval (List [Atom "quote", val]) = return val
eval (List (Atom func : args)) = mapM eval args >>= apply func
eval badForm = throwError $ BadSpecialForm "Unrecognized special form" badForm
関数適用の節がeval(モナドを返す)を再帰的に呼ぶので、その節を変える必要があります。まず、mapを[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$vmapM mapM]、モナドを扱う関数を値のリストにmapし、bindで結果の値を配列し、モナド中の値の結果をリストで返す関数に変えます。Errorモナドでは、この配列は全ての計算を順番に行いますが、その内のどれか一つでも失敗すればエラーを返し、Right [results]を成功時に、Left errorを失敗時に返します。そして、モナドのbindを使って部分適用されたapply funcにその結果を渡し、ここでも前の操作が失敗であったならばエラーを返します。
次に、与えられた関数を認識しなければエラーを投げるようにapply自身を変えます。
apply :: String -> [LispVal] -> ThrowsError LispVal
apply func args = maybe (throwError $ NotFunction "Unrecognized primitive function args" func)
($ args)
(lookup func primitives)
私たちはreturnを関数適用($ args)に加え''ません''でした。代わりに、プリミティブの型を変え、lookupから返された関数自身ThrowsErrorアクションを返すようにします。
primitives :: [(String, [LispVal] -> ThrowsError LispVal)]
そして、もちろん、それらプリミティブを実装するnumericBinop関数を、一つしか引数が与えられなければエラーを投げるように変えなければいけません。
numericBinop :: (Integer -> Integer -> Integer) -> [LispVal] -> ThrowsError LispVal
numericBinop op singleVal@[_] = throwError $ NumArgs 2 singleVal
numericBinop op params = mapM unpackNum params >>= return . Number . foldl1 op
一引数のみの場合を捉えるには、@パターンを使います。エラー報告のために実際に渡された引数自体を使いたいからです。ここで、私たちは正確に一要素だけのリストを求めていて、かつその要素が何であるかは気にしません。また、私たちはunpackNumの結果を並べるのにmapMを使わねばならず、それはunpackNumの呼び出しそれぞれがTypeMismatchで失敗するかもしれないからです。
unpackNum :: LispVal -> ThrowsError Integer
unpackNum (Number n) = return n
unpackNum (String n) = let parsed = reads n in
if null parsed
then throwError $ TypeMismatch "number" $ String n
else return $ fst $ parsed !! 0
unpackNum (List [n]) = unpackNum n
unpackNum notNum = throwError $ TypeMismatch "number" notNum
最後に、この一連の巨大なエラーモナド群を使うためにmain関数を変える必要があります。これはIOとErrorという''二つの''モナドを扱わなければいけなくなるので、ちょっと複雑になるかもしれません。なので、またdo記法を使うことにします。というのも一つのモナドが他のモナドに入れ子になっているときにpoint-free styleを使うのはほぼ不可能だからです。
main :: IO ()
main = do
args <- getArgs
evaled <- return $ liftM show $ readExpr (args !! 0) >>= eval
putStrLn $ extractValue $ trapError evaled
この新たな関数がやっていることは以下の通りです。
Errorモナドの中の値に対してshowを呼ぶ。アクション全体がIO (Either LispError String)型を持つので、evaledがEither LispError String型を持つことに注意してください。trapError関数がエラーをStringにのみ変換でき、その型は普通の値の型に適合しなければならないので、そうでなくてはなりません。
新しいコードをコンパイル・実行して、いくつかエラーを投げさせてみてください。
% ghc -package parsec -o errorcheck [../code/listing5.hs listing5.hs]
% ./errorcheck "(+ 2 \"two\")"
Invalid type: expected number, found "two"
% ./errorcheck "(+ 2)"
Expected 2 args; found values 2
% ./errorcheck "(what? 2)"
Unrecognized primitive function args: "what?"
このコードをビルドするには--makeフラグと、予想されるように、これまでのlisting全てを加える必要があると何人かの読者から報告を受けました。これはGHCにimport文に記された依存関係全てを探し出して完全な実行ファイルをビルドするように指示します。上のコマンドは私のシステムでは上手くいきますが、あなたのところで駄目だった場合、--makeを試してみてください。 |
2,792 | 前)(次)
(事業から対価を受ける親族がある場合の必要経費の特例)
第56条
居住者と生計を一にする配偶者その他の親族がその居住者の営む不動産所得、事業所得又は山林所得を生ずべき事業に従事したことその他の事由により当該事業から対価の支払を受ける場合には、その対価に相当する金額は、その居住者の当該事業に係る不動産所得の金額、事業所得の金額又は山林所得の金額の計算上、必要経費に算入しないものとし、かつ、その親族のその対価に係る各種所得の金額の計算上必要経費に算入されるべき金額は、その居住者の当該事業に係る不動産所得の金額、事業所得の金額又は山林所得の金額の計算上、必要経費に算入する。この場合において、その親族が支払を受けた対価の額及びその親族のその対価に係る各種所得の金額の計算上必要経費に算入されるべき金額は、当該各種所得の金額の計算上ないものとみなす。 |
2,793 | (税理士の権利及び義務等に関する規定の準用)
第48条の16
第1条、第30条、第31条、第34条から第37条の2まで、第39条及び第41条から第41条の3までの規定は、税理士法人について準用する。
(税理士の権利及び義務等に関する規定の準用)
第48条の16
第1条、第30条、第31条、第34条から第37条まで、第39条及び第41条から第41条の3までの規定は、税理士法人について準用する。
税理士法人は、税理士業務を組織的に行うことを目的として税理士が共同して設立した法人であるから、その権利及び義務に関する規定については、自然人としての税理士特有のものを除き、税理士法人について準用される。 |
2,794 | 離れた2個の無限に小さい帯電体(点電荷)の間に働く力をクーロン力(静電気力)といい,原点に点電荷Qがあるとき,そこから\overrightarrow rの位置に置かれた点電荷qの受ける力\overrightarrow Fは
である。kはクーロン力の比例定数とよばれ,k =\frac{1}{4\pi\varepsilon_0}\fallingdotseq 8.99 \times 10^9 \,\ \mathrm{N\cdot m^2/C^2}である(\varepsilon_0:真空の誘電率)。
F > 0 のときは、Q,\ q は同符号なので、点電荷に働く力は斥力であり、F < 0 のときは、Q,\ q は異符号なので、点電荷に働く力は引力である。
帯電体がある空間に、電荷を置くとその電荷は静電気力を受ける。これは帯電体が空間に影響を与え、電荷に力が加わったと考えることができる。このように、静電気力がはたらく空間の状態を電場(電界)という。
空間内の位置\overrightarrow rに置いた十分小さい電荷qが力\overrightarrow F(\overrightarrow r)を受けたならば,その位置の電場は単位電荷あたりの力,すなわちベクトル
で与えられる。(1.2)を変形すると
(1.2)'は,電場\overrightarrow E(\overrightarrow r)中で点\overrightarrow rに置かれた電荷qが受ける力を指す。この小電荷qを試験電荷という。
サムネイル|150x150ピクセル|正電荷の周りの電荷の向き
以上のように定義された電場がどのように生み出されるのかについて考えよう。静止した点電荷Qがあったとき,Qはそこから\overrightarrow rの位置に
の電場を生み出す。電場の大きさは
である。
サムネイル|220x220ピクセル|電場の重ね合わせ
\overrightarrow rの位置に複数の点電荷がつくる電場\overrightarrow E(\overrightarrow r)は,それぞれの点電荷がつくる電場\vec{E_i}(\overrightarrow r)のベクトル和である。
電気力線とは電場の方向を接線とする曲線である。
電場中に置かれた電荷が静電気力(クーロン力)を受けて運動するとき,静電気力は電荷に対して仕事する。静電気力は保存力なので,その仕事は重力がする仕事と同様,始点と終点の位置によって決まり,途中の経路によらない。したがって,重力と同様に静電気力による位置エネルギーが定義できる。電場において,重力場における「高さ」に対応する概念が電位である。
xy平面を水平面に,鉛直上向きにz軸をとり,-z方向を向いた一様な電場\overrightarrow E =(0,\ 0,\ -E)を考える。この電場から電荷qの受ける力はq\overrightarrow E,これに逆らって電荷をゆっくり運ぶ力は-q\overrightarrow E =(0,\ 0,\ qE).この電荷がrの位置で持つ位置エネルギーは,この力-q\overrightarrow Eでqを基準点(原点O)から\overrightarrow rまで運ぶ仕事でそれは運ぶ経路によらずU(\overrightarrow r)= -q\overrightarrow E\cdot\overrightarrow r = qEz.そこで電位を単位電荷あたりの位置エネルギー
で定義する。
重力が等高面(位置エネルギー一定の面)に垂直で下(位置エネルギーの低くなる向き)を向いているのと同様,電場は等電位面に垂直で電位の低くなる向きを向いている。
一般の静電場の場合も同様で,r位置で電荷qがもつ位置エネルギーが,電場から受けるq\overrightarrow Eに逆らって-q\overrightarrow Eを加え,基準点\vec{r_0}からその点\overrightarrow rまで電荷をゆっくり運ぶ仕事
で定義される。静電気力が保存力であるためこの積分は\vec{r_0}から\overrightarrow rへの経路によらない。そこで,電位を単位電荷あたりの静電気力による位置エネルギー
で定義する。つまり,ある点の電位とは,基準点からその点まで電荷をゆっくり運ぶために外力が単位電荷あたりにせねばならぬ仕事のことである。この定義より質量m,電荷qの粒子に対する電場中でのエネルギー保存則は次のように表される。
また定義より,電荷qを電場の力q\overrightarrow Eに抗して\vec{r_1}から\vec{r_2}まで運ぶために外力のする仕事W_\mathrm{EF}は
で与えられる。このV(\vec{r_2})-V(\vec{r_1})を電位差又は電圧という。つまり2点間の電位差(電圧)とは電場に抗して電荷をその2点間で運ぶために単位電荷あたり要する仕事である。
点電荷Qが原点にあるときの電位を求めよう。このとき電場は(1.3)で与えられるから,(1.6)は
となる。基準点を無限遠(r_0\to\infty)にとると,点電荷Qがとる電場の電位は
サムネイル|500x500ピクセル|コンデンサーの充電の仕組み
図のように2枚の金属板を平行に向かい合わせて、電源をつなげると、自由電子が導線を通り金属板に電荷が蓄えられる。
平行板コンデンサーの2つの金属板にそれぞれ Q[\mathrm C],\ -Q[\mathrm C] の電荷が蓄えられているとき、極板間の電位差 V[\mathrm V] は次の関係がある。
ここで、C をコンデンサーの電気容量という。 電気容量の単位はファラド \mathrm F が使われる。
サムネイル|400x400ピクセル|平行板コンデンサーの電場
極板の間隔 d [\mathrm m] で面積 S [\mathrm{m^2}] の平行板コンデンサーの電気容量 C [\mathrm F] を求める。
コンデンサーに電荷 Q [\mathrm C] が蓄えられているとき、極板間の電位差を V[\mathrm V] とする。このとき、極板間の電場 E [\mathrm{V/m}] は E = \frac V d である。
極板から出る電気力線の本数 N は N = SE = S \frac V d である。
また、ガウスの法則より、 N = \frac Q \varepsilon である。
すなわち、電気力線の本数について
より、 C = \frac Q V = \varepsilon \frac S d を得る。
電気容量 C [\mathrm F] のコンデンサーが Q [\mathrm C] の電荷を蓄え、極板間の電位差が V [\mathrm V] のとき、コンデンサーの蓄えるエネルギー U [\mathrm J] を求める。
コンデンサーに電荷 Q' [\mathrm C] の電荷が蓄えられたとき、極板間の電位差は V' = \frac{Q}{C} である。この状態で微小電荷 dQ' を運ぶために必要な仕事は V' dQ' = \frac{Q'}{C}dQ' である。これを Q' が 0 から Q になるまで積分すればコンデンサーの蓄えるエネルギー U が求まる。
したがって、U = \frac 1 2 \frac{Q^2}{C} = \frac 1 2 CV^2 = \frac 1 2 QV である。
コンデンサーを並列につなげたとき、このコンデンサー全体としてみたときの電気容量を求める。
電気容量 C_1 [\mathrm F],\,C_2 [\mathrm F] の電気容量を並列につなげ、電圧 V [\mathrm V] の電源をつなげる。
それぞれのコンデンサーに蓄えられる電荷 Q_1 [\mathrm C],\,\ Q_2 [\mathrm C] は
Q_1 = C_1V,\,Q_2 = C_2 V である。
コンデンサーが蓄えた電荷の合計は Q_1 + Q_2 =C_1V + C_2 V = (C_1 + C_2)V である。
コンデンサー全体としてみたときの合成電気容量 C [\mathrm F] について Q_1 + Q_2 = CV となるので、これと比較して
を得る。
コンデンサーを直列につなげたとき、このコンデンサー全体としてみたときの電気容量を求める。
電気容量 C_1 [\mathrm F],\,C_2 [\mathrm F] の電気容量を直列につなげ、電圧 V [\mathrm V] の電源をつなげる。2つのコンデンサーが蓄える電荷は等しい2つのコンデンサーの間の電荷保存則より、2つのコンデンサーが蓄える電荷は等しい。ので、これを Q [\mathrm C] とする。それぞれのコンデンサーの電圧 V_1 [\mathrm V],\ V_2 [\mathrm V] は
である。この和が電源の電圧 V [\mathrm V] に等しいので
コンデンサー全体としてみたときの合成電気容量 C [\mathrm F] は V = \frac Q C となるので、これと比較して
であるコンデンサーの合成電気容量の式の形は、抵抗の合成抵抗のものと、直列・並列が逆になっている。。
誘電体の誘電率 \varepsilon と真空の誘電率 \varepsilon の比 \varepsilon_\mathrm r = \frac{\varepsilon}{\varepsilon_0} を比誘電率という。
真空中で極板面積 S [\mathrm m^2]、極板間隔 d [\mathrm m] の平行板コンデンサーの電気容量 C_0 は C_0 = \varepsilon_0 \frac S d である。
このコンデンサーの極板間に比誘電率 \varepsilon_\mathrm r の誘電体をすきまなく挿入したとき、コンデンサーの電気容量 C は
である。
)という〔単位:A(アンペア)〕。時刻tにおいて,電気量をQ(t)とすると,微小時間\mathit{\Delta}t間に電荷がQ(t+\mathit{\Delta}t)-Q(t)通過するとき,電流I(t)は
である。また,断面積S〔m^2〕,単位体積あたりの自由電子数がn〔個/m^2〕の導体を電流が流れるとき,その電流の大きさI〔A〕は電気素量をe〔C〕,自由電子の速さをv〔m/s〕として
である。
電池の内部にもわずかに電気抵抗は存在する。これを電池の内部抵抗という。
起電力 E \mathrm{[V]} 、内部抵抗 r\mathrm{[\Omega]} の電池に I\mathrm{[A]} 電流が流れるとき、電池の端子電圧 V\mathrm{[V]} は、内部抵抗による電圧降下は rI\mathrm{[V]} であるから
である。
電圧をV,電流をIとすると,単位時間あたりの発熱量(ジュール熱)Pは
起電力E \mathrm{[V]}、内部抵抗r\mathrm{[\Omega]}の電池にR \mathrm{[\Omega]}の抵抗をつなぐとき、抵抗での電位差Vはオームの法則よりV=RI,回路に流れる電流I\mathrm{[A]}はI = \frac{E}{r+R}であるから、抵抗での消費電力 P \mathrm{[W]} は
である。
ここで、R を変えたときの消費電力Pの最大値を求める。
よってR>0におけるPの増減表は以下のようになる。
\begin{array}{c|c}R & (0)\cdots\; r\;\cdots \\ \hline \frac{dP}{dR} & \quad\ +\ \ 0\ \ - \\ \hline P & \quad\ \nearrow\frac{E^2}{4r}\searrow \\ \end{array} よって,R=rのとき極大値\frac{E^2}{4r}をとる。
つまり、 R = r で \frac{r^2}{R} + R は最小値 2r を取る。すなわち、P = \frac{E^2}{\frac{r^2}{R} + R + 2r} は最大値 \frac{E^2}{4r} を取る。
任意の結接点において,流入電流の和は流出電流の和に等しい。
)の和に等しい。
以下では磁気を扱う。その際外積(ベクトル積)を用いることがあるので必要に応じて参照されたい。
磁石に鉄粉をかけると磁石の両端によく付着する。この鉄粉を吸引する力の原料力とみられる部分(最も強い部分)を磁石の磁極という。磁極どうし或いは磁石どうし,電流どうし,電流と磁石が互いに引き合い或いは斥け合う力のことを磁気力(磁力)という。磁極の強さを表す量を磁気量〔Wb〕という。
電場が電荷に力を及ぼす空間の性質である一方,磁場(磁界)は運動している電荷に力を及ぼす空間の性質である。磁場は電場と同様に,大きさと向きを持つベクトルである。磁場ベクトル\overrightarrow Hの点に,磁気量m〔Wb〕の磁極を置いたとき,この磁極に働く力をF〔N〕とすると
が成り立つ。
磁束密度を\overrightarrow Bとおくと,磁場\overrightarrow Hと真空の透磁率\mu _0を用いると
と表される。なお,この磁束密度\overrightarrow Bのことを単に磁場と呼ぶこともある。
)により,位置\vec{r'}にある微小区間dlの電流が位置\overrightarrow rに作る磁束密度は
電流全体の作る磁束密度は全微小区間からの寄与を足し合わせれば,つまり積分すれば求まる。
thumb|right|225px|無限に長い直線電流thumb|right|右ねじの法則
=r),xyz空間において\overrightarrow r=(r,\ 0,\ 0).\ \vec{r'}=(0,\ 0,\ z')とおくとz軸上の微小区間[z',\ z'+dz']の電流が点Pに作る磁束密度は外積の性質より\overrightarrow Iと\overrightarrow r-\vec{r'}に垂直,すなわち
とy成分のみで,|\overrightarrow r-\vec{r'}|=\sqrt{r^2 +{z'}^2}であるから
}.
よって電流全体が作る磁束密度Bは(2.4)より
}.
ここで,z'=r\tan\phiとすると
であるから(置換積分)
^\frac{\pi}{2}=\frac{\mu_0 I}{2\pi r}.
以上より直線電流が作る磁束密度は電流まわりに渦巻き状に分布し,電流から垂直距離r離れた位置では
磁束密度(磁場)\overrightarrow Bが長さlの電流\overrightarrow Iに及ぼす力(電磁力,アンペール力)\overrightarrow Fは
と表され,磁束密度\overrightarrow Bと電流\overrightarrow Iのなす角を\thetaとして外積の性質より
一般に荷電粒子が磁場を横切ると,磁場から力を受けることが知られている。電場\overrightarrow E,磁束密度\overrightarrow Bの中で,速度\overrightarrow v,電荷qの荷電粒子に働く力
特に磁束密度\overrightarrow Bの中で速度\overrightarrow v,電荷qの荷電粒子に働く力
)という。磁束密度\overrightarrow Bと速度\overrightarrow vのなす角を\thetaとして外積の性質より
閉曲線Cの正の向きを定め,その向きに右ねじを回してねじが進む向きにCの囲む面の法線ベクトル\overrightarrow nをとる。Cの囲む面の面積をSとしてCを貫く磁束\mathit{\Phi}は
特に\overrightarrow B\cdot\overrightarrow nが一様であるときは
閉回路Cを貫く磁束が時間変化すると閉回路Cに誘導起電力が生ずる。その起電力V_\mathrm{emf}は
{dt}. |
2,795 | 法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
(裁判所への書類の送付)
第14条
----
{{前後
|商業登記規則
|第1章 登記簿等
|商業登記規則第13条(非常持出)
|商業登記規則第15条(登記簿の滅失の場合)
014 |
2,796 | 法学>民事法>商業登記法>コンメンタール商業登記法
(会社分割の登記)
第116条
第110条の規定は、吸収分割承継会社がする吸収分割による変更の登記及び新設分割による設立の登記について準用する。
----
{{前後
|商業登記法
|第3章 登記手続
第7節 合資会社の登記
|商業登記法第115条(合併の登記)
|商業登記法第117条(設立の登記)
116 |
2,797 | +ar: +ca: +cs: +da: +de: +el: +es: +fr: +fy: +hu: +hy: +id: +ie: +it: +ko: +no: +pl: +pt: +ru: +simple: |
2,798 | 前)(次)
(解散)
第38条
38 |
2,799 | }|none
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