index
int64 0
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| text
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|
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2,900 | サッカーの技術は主にオフェンスの技術とディフェンスの技術に別れ、さらにボールを扱う技術とボールを持っていないときの動きなどに分かれる。現代サッカーではボールを扱う以外の動きも非常に重要である。
各項目でサッカー技術の解説をする。 |
2,901 | オランダ語のアルファベット(Het alfabet in het Nederlands)は26文字である。
アルファベットの読み方は次のようである。
この26字の文字を組み合わせて読むのだが、読み方は英語とドイツ語の中間的である。また、オランダ語独自の発音もあるので、この点が英語やドイツ語に対するオリジナリティーである。 |
2,902 | 前)(次)
(分筆の登記における権利部の記録方法)
第102条
102 |
2,903 | 羅馬史畧
羅馬史略(羅馬史畧、ろーましりゃく)は、明治初期の1874年~1875年(明治7~8年)に日本の文部省が発行した古代ローマ史の教科書。全10巻で、英米の複数の著述家などが著した英語の著作をもとに、英学などを修めて当時の文部省職員であった 大槻文彦(1847-1928、国語学者として著名)が翻案したものである。『羅馬史略』という書名は「ローマ史の概略」あるいは「概説ローマ史」というような意味である。内容の範囲は、伝承上の初代王であるロームルスによる建国(紀元前8世紀)から、東ローマ帝国の滅亡(1453年)までの約2200年間に及ぶ。古代ローマ史だけで10巻もの教科書が発行された背景には、当時の明治政府が国民への西洋事情の啓蒙を急いでいたという時流があったのであろう。明治初期の著作全般にいえることであるが、近代日本語の口語文が確立する前の文語文で書かれ、漢字・仮名ともに現代では用いられない特殊な字体も見られるため、大戦後の現代日本人には甚だ読みづらい代物である。ここでは、ローマ史のハイライトというべき題材を選び、読みづらい日本語文語文を判読しつつ、明治維新期の日本政府が教育しようとしていたローマ史を読み解く。
__notoc__ |
2,904 | 法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂
(訴訟手続きの法令違反)
第379条
前二条【第377条、第378条】の場合を除いて、訴訟手続に法令の違反があってその違反が判決に影響を及ぼすことが明らかであることを理由として控訴の申立をした場合には、控訴趣意書に、訴訟記録及び原裁判所において取り調べた証拠に現われている事実であって明らかに判決に影響を及ぼすべき法令の違反があることを信ずるに足りるものを援用しなければならない。
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{{前後
|刑事訴訟法
|第3編 上訴
第2章 控訴
|第378条(絶対的控訴理由2)
|第380条(法令適用の誤り)
379 |
2,905 | 法学>民事法>コンメンタール戸籍法
【本人等による戸籍謄抄本等の請求】
第10条
戸籍に記載されている者又はその配偶者、直系尊属もしくは直系卑属にあたる者は「本人等」と区分される。
「本人等」はその戸籍を請求するについて委任状(承諾書の類)の提出を求められることはない。配偶者、直系尊属もしくは直系卑属として請求する場合は、その関係(婚姻関係にあることや親子関係が存在すること)を証明する資料を提出しなければならない。
「本人等」として請求する場合はその請求理由を明らかにする必要はない。しかし第2項にあるとおり、市町村長はその理由が不当な目的である時はその請求を拒むことができるとされている。
平成20年4月7日法務省民一第1000号より、嫡出子でないことや離婚歴などを探る目的で戸籍を請求することは不当な目的であるとされた。
第3項にあるとおり戸籍謄抄本等は、戸籍を管理する市区町村の窓口に出向かずとも、郵便などによっても請求することができる。
ただし、戸籍謄抄本などの各種証明書は[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%A1%E6%9B%B8 信書]に該当するため、信書を扱うことのできるサービスを利用しなければならない。
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{{前後
|戸籍法
|第2章 戸籍簿
|戸籍法第9条【戸籍の表示】
|戸籍法第10条の2【第三者による戸籍謄本等の交付請求】
10 |
2,906 | 法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂
(開示命令)
第316条の26
裁判所は、検察官が第316条の14第1項若しくは第316条の15第1項若しくは第2項(第316条の21第4項においてこれらの規定を準用する場合を含む。)若しくは第316条の20第1項(第316条の22第5項において準用する場合を含む。)の規定による開示をすべき証拠を開示していないと認めるとき、又は被告人若しくは弁護人が第316条の18(第316条の22第4項において準用する場合を含む。)の規定による開示をすべき証拠を開示していないと認めるときは、相手方の請求により、決定で、当該証拠の開示を命じなければならない。この場合において、裁判所は、開示の時期若しくは方法を指定し、又は条件を付することができる。
裁判所は、前項の請求について決定をするときは、相手方の意見を聴かなければならない。
第1項の請求についてした決定に対しては、即時抗告をすることができる。
2016年改正により以下のとおり改正。
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{{前後
|刑事訴訟法
|第2編 第一審
第3章 公判
第2節 争点及び証拠の整理手続
第1款 公判前整理手続
第3目 証拠開示に関する裁定
|第316条の25(開示方法等の指定)
|第316条の27(証拠及び証拠の標目の開示命令)
316の26
316の26 |
2,907 | 法学>民事法>商業登記法>コンメンタール商業登記法
(登記申請の方式)
第17条
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{{前後
|商業登記法
|第3章 登記手続
第1節 通則
|商業登記法第16条(嘱託による登記)
|商業登記法第18条(申請書の添付書面)
017 |
2,908 | 塩化ナトリウムNaClを水に溶かして塩化ナトリウム水溶液をつくると、ナトリウムイオンNa+と塩素イオンCl-のような、正負の電荷をもった粒子に分かれる。このように、電荷を持った粒子をイオン(ion)という。
このときに生ずる、正の電荷を持つ粒子を陽イオン(cation)という。いっぽう、負の電荷を持つ粒子を陰イオン(anion)という。
塩化ナトリウム水溶液の場合、 Na+ が陽イオンであり、Cl- が陰イオンである。
塩化ナトリウム水溶液は、電気を通す。その仕組みは、陽イオンと陰イオンが、塩化ナトリウム水溶液中では、ほぼ自由に動けるからである。
また、このように、溶解の際に、物質がイオンに分かれる現象を電離(でんり, ionizasion)という。そして、水に解けて電離する物質を電解質(でんかいしつ, electrolyte)という。
いっぽう、アルコールやグルコース(砂糖)の溶液は、水に溶けても電解しない。このアルコールなどのように、水に溶けても電解しない物質を非電解質(ひでんかいしつ)という。グルコース水溶液は、電気を通さない。
ナトリウム原子 Na は、価電子を1個放出すると、電子配置が、希ガスのネオン Ne の電子配置と同じになり、安定する。(ナトリウムの原子番号は11であるため、K殻に2個、L殻に8個、M殻に1個の電子が含まれる。)なのでナトリウムイオン Na+ のように、1価の陽イオンになりやすいのである。
いっぽう、塩素原子 Cl は、価電子を1個、外部から受け取ると、電子配置が、希ガスの電子配置と同じになる。
Image:Electron shell 011 Sodium.svg|ナトリウム
Image:Electron shell 017 Chlorine.svg|塩素
同様に、マグネシウム Mg は、価電子2個を失いやすく、 Mg2+ になりやすい。同様に、アルミニウム Al は、価電子3個を失いやすく、 Al3+ になりやすい。
価電子が1〜3個など、価電子の少ない原子は、電子を失って陽イオンになりやすい。逆に、価電子が6〜7個など、価電子の多い原子は、電子を受け取って陰イオンになりやすい。
イオンができる際に、放出したり受け取ったりと、やりとりした電子の数を、そのイオンの価数(かすう、charge number)という。価数が1のときそのイオンは1価であるといい、同様に価数が2のときそのイオンは2価であり、価数が3なら3価、・・・と数える。電子の電荷は-eであるが、ここでは、電子一つを基準にしていることに注意。
原子記号では、価数は右上に書く。
例
このように、元素記号と、その右上に価数と正負の符号で表記する方法を、イオン式(ion fomula)という。
イオンの化学式をあらわすには、イオン式を用いる。
また、塩素Clの価数のように、1価の場合は、数字の1を省略する。
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Na+ や Cl- や Mg2+のように、原子一粒が電子を受け取ったり渡したりしてイオンになったものを単原子イオン(たんげんしイオン、monoatomic ion )という。
アンモニウムイオン NH4+ や水酸化物イオンOH-のように、二個以上の原子が結合した原子団に、電子が結合したり取れたりしてできたイオンを多原子イオン(たげんしイオン、polyatomic ion)という。
なお一般的に、陽イオンは「~イオン」、陰イオンは「~化物イオン」と呼ばれる場合が多い。また、多原子イオンであれば、それがイオンになる前の分子の名前に「~イオン」や「~化物イオン」と付けて呼ばれることが多い。上述の例で言うなら、アンモニアのイオンはアンモニウムイオンである。
*ただし上の表にあるように鉄には価数が2個のものと3個のものがあり、それぞれ鉄(Ⅱ)イオン、鉄(Ⅲ)イオンともいう。
原子から最外殻電子1個を取り去って、1価の陽イオンにするのに必要なエネルギーのことをイオン化エネルギー(ionization energy)という。
一般に、イオン化エネルギーの小さい原子ほど、陽イオンになりやすい。
Li、Na、K などのアルカリ金属は、イオン化エネルギーが小さいからこそ陽イオンになりやすいのである。
いっぽう、陰性の強い元素は、イオン化エネルギーが大きい。
また、He、Ne、Ar などの希ガス元素はイオン化エネルギーが非常に大きいので、安定しているのである。
一般にイオン化エネルギーは、1mol(単位:モル)あたりのエネルギー(単位: kJ キロジュール)で表す。
※ 単位「mol」(モル)については、のちの単元で習う。もし読者が、高校2年の1学期に初めてここの単元を習ってる段階なら、まだモルについては、気にしなくて良い。
原子が電子1個を受け取って、1価の陰イオンになるときに放出されるエネルギーのことを電子親和力(でんし しんわりょく、electron affinity、でんし しんわりょく)という。
たとえば塩素Clが電子1を受け取って塩化物イオン Clー になるとき、エネルギーを放出する。
一般に、電子親和力の大きい元素ほど、陰イオンになりやすい。(※ 実教出版、啓林館、東京書籍の教科書などで紹介されている。) このため、電子親和力の大きさは、その元素の陰イオンの安定さを表す・・・、と考えられている(※ 東京書籍の見解)。
F、Cl、Br などのハロゲン原子は電子親和力が非常に大きく、1価の陰イオンになりやすい。
※ 日本では慣例的に電子親和「力」というが、じつは物理学の力学でいう「力」(ちから)ではなく、上述のようにエネルギーである。
(発展:) なお、電子親和力の測定方法は、直接の測定が困難なので、おもに光を放つ現象や、あるいは元素に光を照射して元素に吸収させる方法が、原子親和力の測定利用されている。つまり、おもに光の発生や吸収を利用して、電子親和力を測定することが多い。(※ 啓林館の化学基礎の教科書で紹介されている。)
thumb|right|150px|塩化ナトリウム型構造
塩化ナトリウムNaClでは、ナトリウム原子からは価電子の1個を出して陽イオンのナトリウムイオンNa+になっている。塩素原子Clは、ナトリウムから不出された価電子を受取り、陰イオンの塩素イオンCl-になっている。
そして、Na+とCl-が静電気的な引力(クーロン力)で結合している。
NaClの結晶の中では、Na原子の数とCl原子の数は同数であり、つまり1:1の割り合いである。
このように、陽イオンと陰イオンとが静電気的によって結びつく結合のことをイオン結合(ionic bond)という。
一般に、陽性の強い金属元素と(たとえばNaなど)、陰性の強い非金属元素(たとえばClなど)との間に、イオン結合が生じやすい。
一般に、イオン結合の強さは、両方のイオンの価数の積が大きいほど、結合も強い。(「価数」とは、たとえばCa2+ならば「2+」の部分が価数である。)
また,塩化ナトリウムNaClのように、イオン結合でできている結晶のことをイオン結晶(ionic crystal)という。
NaCl結晶中の NaClの1単位と、同じ結晶中のべつの NaCl 1単位とは、けっしてイオン結合はしてない。棒などでつつくなどして結晶に外力を加えると、すぐに割れてしまったり壊れたりして、粉末状になってしまうことが多い。外力で割れやすいのは、原子配置が一個でもずれると、同種の電荷のイオンどうしが接近してしまい反発してしまうからである。
また、一般に、イオン結晶は水に溶けやすい。イオン結晶を溶かした水は電気を通す。
水に溶かしていない、固体状の結晶じたいは電気を通さない。ただしイオン結晶を高温にして液体にすると、液体の場合には電気を通す。
融点に関しては、イオン結合をしている物質の融点は高い。
イオンからなる物質を化学式であらわすには、陽イオンと陰イオンの数の比率をもっとも簡単な整数比で表した組成式(そせいしき、compositional formula)をもちいる。
たとえば「MgCl2」や「NaCl」のように、あらわす。
たとえば塩化マグネシウムの結晶は、Mg2+とClーが 1:2 の比率で存在しているので、組成式はMgCl2 で表される。
また、「NaCl」のように、個数比が1倍の場合は「1」を省略する。
一般に、イオン結晶は電気的に中性であるので、次の関係式がなりたつ。
なぜなら、電気的に中性なら、正電荷の総量と負電荷の総量とは等しいので、上式が成りたつのである。
酸化銅 CuO
構成している原子と価数
炭酸カルシウム CaCO3
構成している原子と価数
硫酸アンモニウム (NH4)2SO4
構成している原子と価数
塩化アルミニウム Al2Cl3
構成している原子と価数
H2やO2やH2O のように、いくつかの原子が結びついてできたものが分子(molecular)である。
一般に同種の非金属原子どうしが近づくと(たとえば水素原子どうしが近づくと)、各原子の電子軌道上にある電子を共有することができる。(ただし、共有できる原子数には限りがある。)
このような結合を共有結合(covalent bond)という。
共有結合は、おおむね、以下のような仕組みである。
例として、水素分子での水素原子どうしの結合で説明する。
水素原子が近づく。
それぞれの原子核は、相手原子の価電子(かでんし、valence electron)を引き合う。
価電子は、もとの原子を引き付けるから、結局、電子を仲立ちとして、原子核どうしが近づく。原子核どうしが近づいた結果、電子軌道の一部は共有されるので、電子殻の一部が共有される。
共有された電子殻の一部では、水素原子の合計2個の価電子は1対になっている。このように価電子が対になったものを電子対(でんしつい,electron pair)という。
ここで注意すべきなのは、電子どうしには引力が生じない、ということである。原子核どうしにも引力は生じない。あくまでも電荷の異なる粒子どうしの、原子核と電子とが電気引力を及ぼしているのである。同種の電荷である原子核どうしには反発力が生じている。同様に、同種の電荷である電子どうしにも反発力が生じている。
このように価電子を仲立ちとして、電子を共有することによって生じる結合を共有結合(covalent bond)という。
対電子は、なにも結合だけではなく、1個の原子の電子殻上でも、価電子が多い場合は、対電子が生じる。
たとえば、L殻の原子では、5個の価電子を持つN原子は1組の電子対をもつ。6個の価電子を持つO原子は2組の電子対をもつ。7個の価電子を持つF原子は3組の電子対をもつ。比較のため、同じL殻のC原子を例に出すと、4個の価電子を持つC原子は0組の電子対をもつ。
ファイル:Lewis_dot_H.svg|
ファイル:Carbone lewis.svg|
ファイル:Lewis_dot_O.svg|
上図のように、元素記号のまわりに、最外殻電子を・で表した図のような化学式を電子式という。
電子式では、電子をあらわす黒丸は、上下左右の4箇所に配置される。
そして、4個目までの原子は、その4箇所に均等に配分される。
5個目以降の電子が、すでに配置された電子と対(つい)を作り始める。
thumb|300px|電子対
最外殻電子にて、電子の数が多くなると、2個以上の電子で、対(つい)をつくり、その電子は結合に安定な状態になる。この、2個の電子が1対となったものを電子対(でんしつい、electron pair)という。
いっぽう、最外殻電子にて、対を作らない電子のことを不対電子(ふついでんし、unpaired electron)という。
原子どうしの共有結合では、図のように、不対電子どうしが結合にかかわる。
共有結合にて構成される分子にて、原子間で共有されている電子のことを共有電子対という。いっぽう、はじめから電子対になっていて、原子間で共有されていない電子対を非共有電子という。
水素と水素の結合のように、1組の共有電子対による結合を単結合(たんけつごう)という。
構造式では、共有電子対の1組(つまり図中の「:」)は1本の棒線で表される。たとえば水素分子の構造式は
となる。棒線の1本あたり、1組の共有電子対を表している。
なお、このような共有電子対を表す線を価標(かひょう,bond)という。
2対の共有電子対による共有結合を二重結合(double bond)という。3対の共有電子対による共有結合を三重結合(triple bond)という。
二重結合の価標は2本の棒線(つまり「=」)で表される。三重結合の価標は3本の棒線(「≡」)で表せる。
分子式、電子式、組成式、構造式などをまとめて化学式(かがくしき、chemical formula)という。
構造式において、1個の原子から出ている価標の数を原子価(げんしか、valency)という。
水素Hの原子価は1である。
塩素Clの原子価は1である。
酸素Oの原子価は2である。
炭素Cの原子価は4である。
窒素Nの原子価は3である。
原子価は、その元素がもつ不対原子の数にも相当する。
3個の不対電子を持つ窒素原子Nは、水素原子Hと結合すれば、アンモニアNH3 を作ることができる。
構造式は、かならずしも、分子の実際の形とは一致するとは限らない。
(※ 編集者へ: 下の図表を完成させてください。)
{{コラム|(※ 範囲外:) 「四重結合」は?|
実は、タングステンやクロム、レニウムでは、四重結合や五重結合、六重結合があることが、報告されている。
検定教科書に「四重結合が無い」と明言されないのは、タングステンなどの事情があるからだろう。
ただし、炭素や酸素、窒素などでは、四重結合は無い。高校で習う多くの元素で、四重結合以上の結合は無い。四重結合以上が無い理由について、いろいろな仮説が提案されているが、それらのどの仮説でも、よく使われる前提として、われわれの空間が三次元であることが、説明に使われることが多い。
(※ この話題は、高度に専門的すぎるため、絶対に入試には出ないだろう。なので高校生は、「化学の多重結合は、原則的に三重結合まで」と思っても良い。)
ちなみに、タングステンやクロム、レニウムはすべて金属である。つまり、金属でしか、四重結合以上は見つかっていない。(少なくとも西暦2018年の時点では。)
上記3つ以外の、鉄や銅や金(きん)などの金属では、四重結合以上は見つかっていない。
アンモニアNH3を水や濃塩酸HClと反応させるとアンモニウムイオンNH4+が生じる。
これはアンモニアの非共有電子対に、水素イオンが吸引された結果である。水素イオンは価電子を放出して正電荷になっているので、電子に引きつけられる。
このように非共有電子対に、価電子が空のイオンが吸引されてできる結合を配位結合(はいい けつごう ,coordinate bond)という。
NH4+の結合について、アンモニウムイオンNH4+の持つ結合N-Hの4個の結合は、4個とも同等であり、配位結合したあとは区別できない。
このような理由から、配位結合は共有結合の一種と見なされる。
オキソニウムイオン
水H2Oや、希塩酸などの酸性溶液では、少しだけイオン化をしていて、H3O+とOH-とにイオン化をしている。このH3O+は、H2OにHが配意した配位結合である。このH3O+をオキソニウムイオン(oxonium ion)という。
金属イオンが中心となって、その金属の周囲に陰イオン(Clー や OHー など)や分子が配位結合をすることで錯イオン(さくイオン、complex ion)を生じる。
たとえば中心金属が銅で、周囲にアンモニア分子が配位すると、錯イオン [Cu(NH3)4]2+ になる。[Cu(NH3)4]2+ の名称は、「テトラアンミン銅(II)イオン」である。
金属イオンに配位結合した分子や陰イオンを配位子(はいいし、ligand)という。
錯イオンにて、中心の金属原子に配位している配位子の個数を配位数という、
thumb|結合と極性δ+ :わずかに正に帯電しているδー :わずかに負に帯電している
水素分子H2や塩素分子Cl2のように同種の原子の共有結合で出来た結合において、電子対はどちらにも片寄らず、したがって電荷はかたよらない。
いっぽう、塩化水素分子 HCl では、共有電子対は塩素原子に引き寄せられている。その結果、H原子は、すこしばかりの正の電荷 δ+ を帯び、いっぽう、塩素原子は少しばかりの負の電荷 δ- を帯びる。このような電荷のかたよりを結合の極性という。
なおイオン結合は、電荷のかたよりが大きい結合の場合に、電子対が完全に一方の原子に移動したものと考えることができる。
thumb|350px|元素の電気陰性度
元素の陰性を、数値的に決定することができる。元素の陰性の決定方法には、いくつかの方式が提案されているが、そのうち、有名なものを下記に解説する。(※ 入試には出ないので、高校生は暗記しなくてよい。)
ある原子Aの結合からなる二原子分子 AA があったとする。
同様に別のある原子Bの結合からなる二原子分子 BB があったとする。
同種の原子どうし(AAおよびBB)の結合エネルギーは、共有結合のエネルギーみであり、イオン結合のエネルギーは無いはずである。
さて、AとBの結合した分子 AB の結合エネルギー EAB は一般に、AAとBBの平均の結合エネルギーよりも、さらに結合エネルギーが高い。
これは、原子Aと原子Bとの極性の差により、イオン結合のエネルギーが含まれているからである。(※ 上の式は高校範囲外なので覚えなくてよい。)
なら、このイオン結合のエネルギーをもとに、各原子の極性の度合いを実験的に測定できるだろう、と化学者ポーリングなどは考えた。そして、その極性は、2原子のそれぞれの原子の電気陰性度 \chi_A \chi_B の差 \chi_A - \chi_B によって生じると設定した。(※ 上の式は高校範囲外なので覚えなくてよい。)
つまり、同じ原子どうしの結合なら電気陰性度に差は生じず、
となり、よって分極は生じない事になり、実験結果ともあう。
そしてポーリングなどは、フッ素 F の電気陰性度をとりあえず約4.0であると設定して、この設定にあうように比例定数kを掛けた式をつくって、
そして、この式をもとに、さまざまな原子どうしの結合エネルギーの差の実測値をもとに電気陰性度を計算した。(※ 上の式は高校範囲外なので覚えなくてよい。)
このようにして、電気陰性度(でんきいんせいど、electronegativity)の相対値が算出された。電気陰性度はもともと、上記のように2種類の原子からなる二原子分子の分極を説明するために導入された量である。
現在では、電気陰性度は、共有電子対を引きつける力の強さに よく比例する事が 分かっている。(検定教科書では、こちらを定義にしている。つまり、「元素において、共有結合をしている電子対をひきつける力の大きさを、相対的に表したものを電気陰性度という。」のような定義をしている。)
また、こうして電気陰性度を計算した結果、希ガスを除いて周期表の右上にある原子ほど、電気陰性度が高いことが分かった。(検定教科書にも書いてある。)フッ素 F が最大の電気陰性度である。
なおイオン結合は、電気陰性度の差が大きくて、電子対が完全に一方の原子に移動したものと考えることができる。
また、共有結合は、電気陰性度がある程度高くて、さらに電気陰性度が同じくらいの原子との結合で、共有結合が生じるのが一般的である。
※ 検定教科書には、じつは「ポーリングの電気陰性度」という用語は登場する。検定教科書にて、電気陰性度の数値のグラフを掲載する際に、「値は、ポーリングの電気陰性度を示した」などのように紹介される場合がある。しかし、上記の計算法までは紹介されてないし、一般的な参考書でも、計算法までは深入りしてないので、計算法までは暗記の必要は無いだろう。
{{コラム|(※ 範囲外:) 「マリケンの電気陰性度」|
「ポーリングの電気陰性度」の発見後、マリケンが次のことを発見した。
グラフで、縦軸にポーリングの電気陰性度をとり、横軸に原子番号を取るグラフを用意する。
同様に、縦軸にイオン化エネルギー、横軸に原子番号をとったグラフを用意する。
すると、原子番号10以降のほとんどの原子で、グラフでは、イオン化エネルギーの増減と、ポーリングの電気陰性度の増減のようすが、同じように増減することが分かった。
また、同様に、縦軸に電子親和力、横軸に原子番号をとったグラフを用意する。すると、原子番号10以降のほとんどの原子で、グラフでは電子親和力の増減と、ポーリングの電気陰性度の増減のようすが、同じように増減することが分かった。
そこで、化学者マリケンは、原子 A のイオン化エネルギーを ''I''Aとし、電子親和力を ''E''Aとした際に、縦軸に
をとったグラフが(※ 横軸は原子番号とする)、
が「ポーリングの電気陰性度」と増減が似ていることに、こだわった。(※ 「電子親和力」の単位は(「力」という名に反して)エネルギーが単位である。なので、電子親和力とイオン化エネルギーとは足し算できる。)
また、
を約270で割り算すると、ポーリングの電気陰性度とほぼ同じ値になる。
そして、マリケンなどによって「いっそ、電気陰性度を、イオン化エネルギーと電子親和力を足した値(を2で割った値)として、あらたに定義しよう」というような提案が、なされた。
そして、マリケンはさらに、上述の式にもとづいて、ポーリングとは異なる、あらたな電気陰性度の式を提案した。
つまり、式
で求まる \chi_{\rm M}^{\rm A} が、マリケンによる新しい電気陰性度の定義である。
このような式による定義を「マリケンの電気陰性度」といい、ポーリングの電気陰性度とは区別する。
ポーリングの電気陰性度とマリケンの電気陰性度は、増減の傾向がよく似た値になる。
ポーリングは1932年に電気陰性度の測定法などを発表しており、マリケンは1934年に上述の計算などを発表している。
備考 (教育業界での傾向)
上述のように「電気陰性度」については、いくつかの定義があり、けっしてひとつの定義には統一されていない。なので、大学入試では、まず出題されないだろう。もし出題されたとしても、本コラム内の式については暗記の必要の無い問題が出るだろう。
なお、予備校の駿台文庫が出版している参考書で、マリケンの電気陰性度などの式を紹介している。
「マリケン」という用語そのものは、啓林館など いくつかの検定教科書でも用語だけは紹介されているが、計算法には深入りしていない。
「マリカン」か「マリケン」か、文献によって、 表記のゆれ がある。啓林館の検定教科書では「マリケン」で紹介されているので、本wikibooksでは、「マリケン」表記にした。
※ このように「電気陰性度」には、いくつかの定義がある。上述のコラムで紹介した以外にも、さらに別の定義すら提案されている。
なので、電気陰性度の具体的な計算公式については暗記の必要は無い。
高校生の段階では、「フッ素は陰性が高い」とか「ナトリウムは陰性が低い」のように、個別の原子についての具体的な陰性の高低の感覚が分かれば、十分である。
※ じつは、化学者のあいだでも、たとえば一酸化炭素 CO のうちの炭素Cと酸素Oのどちらの原子がより陰性なのかとか、分極の方向なのかとか、周期表で近い位置にある原子どうしの結合した分子の分極の方向について意見が分かれている(※ 参考文献: 細矢治夫『はじめての構造化学』、オーム社、平成25年 6月25日 第1版 第1刷、84ページ)。検定教科書に書いてある 分極の向きは、とりあえずの仮定である。
水素分子H2や塩素分子Cl2のように同種の原子の共有結合で出来た結合において、電子対はどちらにも片寄らず、したがって電荷はかたよらない。
このような電荷の片寄りのない分子を無極性分子(むきょくせいぶんし,nonpolar molecule)という。
いっぽう、塩化水素分子HClでは、塩素に電子は片寄っている。その結果、H原子は、すこしばかりの正の電荷 δ+ を持ち、塩素原子は少しばかりの負の電荷 δ- を持つ。このように分子内に電荷の片寄りのある状態を極性(きょくせい,polarity)と言い、極性の有る分子を極性分子(polar molecule)という。
ニ酸化炭素CO2ではC=Oの結合には極性があるが、分子全体ではO=C=Oが直線上の形状のため、2個のC=O結合の極性同士が反対向きになり、極性が打ち消し合う。したがって、ニ酸化炭素は分子全体では極性をもたない無極性分子である。
水H2Oは極性分子である。分子全体では折れ線の形になっている。
メタンCH4は無極性分子であり、正四面体の構造をとる。正四面体の4個の頂点に対応する位置に水素原子Hがあり、正四面体の中心に対応する位置に炭素Cがある。
thumb|500px|left|水素化合物の沸点
16族原子のOと結合したH2Oは、同じ16族原子との化合物のH2SやH2Seとくらべて、沸点が特に高い。
17族のFとの化合物のHFは同じ17族原子の HCl などとくらべて沸点が特に高い。
15族のNとの化合物のNH3も同様に、他の同属化合物より沸点が特に高い。
このような現象の仕組みを述べる。
thumb|300px|HF分子の水素結合
thumb|300px|H2O分子の水素結合
O、F、Nとも電気陰性度の高い元素である。電気陰性度の高い元素(O、F、N)と、水素 H とが、引き合うのである。
例としてHFを解説する。フッ化水素HFはフッ素の電気陰性度が大きく、電子はフッ素Fに吸引される。この結果、水素原子Hは静電荷に帯電する。この分極した水素Hを仲立ちとして、周囲のHF原子のFを吸引する。
これを水素結合(hydrogen bond)という。水素結合は、相手の原子がO、F、Nなどの電気陰性度の高い場合に生じる。
水素結合は、共有結合やイオン結合と比べると、はるかに弱い結合である。しかし、水素結合がファンデルワールス力による結合と比べると、はるかに強い。
結局、水素結合をする物質は、
などである。
アンモニア分子どうしも水素結合をする。アンモニア分子のNと、となりのアンモニア分子のHとが、水素結合するからである。
なお、14族元素(CH4など)の水素化合物は無極性なので、他の族と比べても、特に沸点が低い。
水素H2やメタンCH4といった無極性の分子でも、冷却していけば液体や個体になる。
これは、無極性分子といえども、分子間に、弱いながらも引力が働いているからである。
極性の有無にかかわらず、分子間の引力のことをファンデルワールス力という。
そして、ファンデルワールス力と水素結合をまとめて分子間力という。
thumb|400px|分子量と沸点の関係
ハロゲンの単体の二原子分子は、分子量が大きくなるほど、沸点も高くなる。こうなる理由は(ハロゲンの単体の二原子分子で、分子量が大きくなるほど、沸点も高くなる理由は)、分子量が大きいほど、分子間力も強くなるからである。(ほぼ同じことだが、理由は「分子量が大きいほど、ファンデルワールス力が強くなるから」と書いてもいい。第一学習社の検定教科書では、ファンデルワールス力で沸点の高くなる理由を説明している。)
二酸化炭素を冷却するとドライアイスになるが、図のように二酸化炭素分子が整列した結晶になっている。
二酸化炭素どうしを引きつけてる力は分子間力である。
このように、分子間力によって配列してできた結晶のことを分子結晶(molecular crystal)という。
分子結晶は弱い力であるため、一般に分子結晶は融点・沸点が低く、やわらかい。
また、分子結晶には昇華しやすいものが多い。昇華しやすいものが多い理由も、分子間力が弱いことが理由であろうと一般に考えられている。(検定教科書にそう書いてある。)
二酸化炭素(CO2)、ヨウ素(I2)、ナフタレンが、昇華する物質である。
この昇華する物質である二酸化炭素(CO2)、ヨウ素(I2)、ナフタレンはどれも、無極性分子である。
氷(こおり)の結晶では、図のように、水1分子あたり水素結合によって4個の分子が引き合ってる。
氷(こおり)は、このように、すきまが大きいので、液体から個体になるときに密度が低下する。
このため、氷(こおり)の密度は水(みず)よりも大きいので、氷は水に浮く。
このように、液体よりも固体のほうが密度が小さいのは、H2O分子に特異的な現象である。H2O分子をのぞく他の多くの物質では、液体よりも固体のほうが密度が大きいのが普通である。
thumb|400px|金属結合の模式図
例として鉄で説明するとしよう。合金ではない鉄の結晶で説明する。鉄の結晶は、結晶全体で電子を共有している。だからこそ、外部から鉄に電流を流そうとすると、鉄には電気を流せる。鉄に限らず銅の結晶やアルミニウムの結晶でも、同様に、結晶全体で電子を共有している。
このように結晶が鉄や銅やアルミニウム等のような結晶を金属結晶)と言い、分子の単体がそのような性質をもつ元素を金属元素と言う。その金属元素の単体(ここでの「単体」とは、合金ではないという意味)の結合を、金属結合(metallic bondという。
また、このような結晶全体で共有された電子は結晶中を、ほぼ自由に移動できるので、金属中の電子のことを自由電子(free electron)という。つまり、金属内の電子は、その結晶全体を動け、けっして特定の原子には拘束されない。
電子殻の視点で見れば、金属結晶では個々の電子殻は、実際に電子殻を周辺の多くの原子と共有している事になる。金属結合は、けっして共有結合とは違う。金属結合は、けっして共有結合のように特定の原子間で電子を共有しているのでは無い。
また、金属は導電性が高い。また、熱も伝えやすい。この導電性や熱の伝えやすさも、自由電子の性質が理由である。根拠は下記のとおり。
Ag,Cu,Au,Al,・・・などの金属原子ごとに、熱伝導率と電気伝導率を比べると、電気伝導率が高い原子ほど熱伝導率も高い原子であるという相関関係をもつという実験的な事実がある。この事から、金属の熱伝導の高さの理由は、自由電子によるものである。
なお、金属を熱すると導電性は下がりる。(つまり、金属を熱すると、電気抵抗は上がる。)
(※ 補足: 範囲外 )また、金属原子は、(共有結合する原子などと比べると、自由電子という性質のため)電子の広がらせやすさが大きい。
(※ 範囲外: )なお、一般に黒鉛は金属には分類しない。黒鉛は電気を通すが、しかし、この節で述べるような性質をあまりよく満たさない。黒鉛などを「半金属」という場合もある(※ 「半導体」とは異なる)。
thumb|650px|金属の変形のモデル。
金属を強く叩く加工をすると、箔状に広げることが可能だが、箔状に広げても、金属がつながったままで、割れたり切れたりしにくく、叩いても金属がつながったままで広げやすい性質を展性(てんせい,ductility)という。また、金属を伸ばして線状に引き伸ばしても、切れにくくつながったままの性質を延性(えんせい,malleability)という。
この展性や延性は、自由電子による。金属結合が自由電子による結合なので、加工によって変形をしても、原子の配列が変わっただけで、金属全体では自由電子を共有しつづけるので、金属結合を維持し続けるからである。
金属には光沢が有る。これは、金属表面で光の反射が起こるからである。より正確に言うと、光をいったん吸収して、その直後に再放出をするので、反射をする。金属によっては、全ての波長を反射せずに波長の一部の光を吸収するので、その結果、金属は色みを帯びて見えることになる。
銀では、ほぼすべての入射光を反射するので、銀白色に見える。(白色とは、可視光の波長が全て揃っている光の状態である。)
銅や金など、色づいて見える金属は、入射光の一部の波長の光を金属が吸収している事による。
金属結合では、原子は規則的に配列をして結晶を作る。金属の結晶の配列を結晶格子(けっしょうこうし, crystal lattice)といい、その結晶格子の最小となる単位を単位格子(たんいこうし, unit cell)という。
その結晶の種類には3種類が有ることが知られている。列記すると、
体心立方格子 (たいしん りっぽうこうし,body-Centered Cubic ) (例):Fe, W, Ba、およびアルカリ金属のLi, Na,K, など。
である。
Image:Cubique a faces centrees A1.svg|面心立方格子の模式図
Image:Lattice body centered cubic.svg|体心立方構造の模式図
結晶の配列を見た時に、ひとつの原子に最近接している原子が何個かを表した数を配位数(はいいすう, coordination number) という。結晶格子の種類によって配位数は決まる。配位数の計算では、単位格子の図では省略された隣の格子の近接原子の数も考慮しなければならない。
面心立方格子の配位数
たとえば、面心立方格子では配位数は12である。
配位数の算出の数え方では、まず単位格子を見る。単位格子の図だけだと面心立法格子では、面の中心の原子には8個が近接しているが、この図はあくまでも単位格子だけの原子を表したものにすぎない。実際の結晶配列では、単位格子のとなりには同じ配列の格子が繰り返しているので、そのような単位格子の図では省略された近接原子の数も考慮しなければならない。図示で省略された分の近接原子数も数えると、省略された最近接原子は、4個である。
したがって、これらを足しあわせた数が配位数である。つまり、単位格子図上のある1個の原子に注目した場合に、
を計算する。面心立方格子では、配位数を計算すると、
(単位格子の図だけで見た最近接原子の数)=8
(単位格子の図では省略された、隣の格子にある最近接原子の数)=4
なので、最終的に配位数の合計は
となるので、面心立方格子の配位数は12である。
体心立方格子の配位数
つぎに体心立方格子の場合に配位数を考えよう。
「体心」という名の通り、単位格子の立体の中心にある原子に注目して配位数を計算すると、計算がラクである。
まず、他に格子の図上だけで見た、格子中央の原子の最近接原子数は8である。
つぎに、単位格子の図で省略された隣の格子の原子は、この単位格子の中央原子とは接触していない。つまり、「最近接」はしていない。なので、
である。
これより配位数は、
となり、体心立方格子の配位数は8である。
六方最密構造の配位数
6角形の真ん中の原子に注目すると計算がラクである。
まず、単位格子図上では9個と接触している。(6角形の6個と、下の3個)。6角計の上の3個を足して、合計12個である。
よって六方最密構造の配位数は12である。
単位格子中の原子数密度を求めるには、まず、その単位格子1個につき幾つの原子が所属しているかを計算する必要がある。なお、間違えて配位数を計算しないこと。
体心立方格子の原子数
right|thumb|体心立方格子構造
立方体の隅の原子の、格子に属する部分の大きさは原子1個につき、球の \frac{1}{8} である。この大きさが 球の \frac{1}{8}
の原子が、8箇所ある。格子中央の原子は球の大きさすべてが格子に含まれている。よって格子中央の原子の大きさは球の \frac{1}{1} = 1
合計すると、
よって、体心立方格子の所属原子数は、2個である。
面心立方格子の原子数
面心立方格子では、立法体の隅の原子は、格子に属する部分の大きさが球の \frac{1}{8} である。この大きさが \frac{1}{8}
の原子が、8箇所ある。
よって、まず、
となり1個以上の原子が属することが分かった。続けて、他の原子も数える。
面の中央の原子は、大きさが、球の \frac{1}{2} である。面は6面あるので、大きさ \frac{1}{2} の原子が6箇所ある。
合計すると、
よって、単位格子中の所属原子数は4個である。
六方最密構造の原子数
六方最密構造の所属原子数は、図から分かるように。2個である。
thumb|400px|体心立方格子の原子半径の求め方
密度を求めるには、単位格子の1辺あたりの長さを知らなければならない。もし、原子半径 r と、単位格子の1辺あたりの長さ l には、図からわかるように、次の関係がある。
体心立方格子の場合、原子半径rと、単位格子の1辺あたりの長さ l との関係式は、図のように三平方の定理より、
よって
である。
thumb|400px|面心立方格子の原子半径の求め方
面心立方格子の、原子半径rと、単位格子の1辺あたりの長さ l との関係式は、三平方の定理より、
である。
単位格子中に原子の占める体積の割合を 充填率(じゅうてんりつ) という。充填率を計算で求めるには、定義どおりに、単位格子中の体積を、単位格子の体積で割れば、求まる。
まず、単位格子中の原子の体積は、以前の節で説明したように、原子2個ぶんの体積である。
つまり体積は、
である。
そして、
体心立方格子の場合の原子半径rと、単位格子の1辺あたりの長さ l との関係式は、前の節で計算したとおり、
なので、代入するなどして連立方程式を解けば、充填率が求まる。
{8}\pi \fallingdotseq 0.68
よって体心立方格子の充填率は 68% である。
{6}\pi \fallingdotseq 0.74
よって面心立方格子の充填率は 73% である。 |
2,909 | 前)(次)
(再下請負通知を行うべき事項等)
第14条の4
法第24条の7第2項の国土交通省令で定める事項は、次のとおりとする。
再下請負通知人に該当することとなった建設業を営む者(以下この条において「再下請負通知人該当者」という。)は、その請け負った建設工事を他の建設業を営む者に請け負わせる都度、遅滞なく、前項各号に掲げる事項を記載した書面(以下「再下請負通知書」という。)により再下請負通知を行うとともに、当該他の建設業を営む者に対し、前条第1項各号に掲げる事項を書面により通知しなければならない。
再下請負通知書には、再下請負通知人が第1項第3号に規定する他の建設業を営む者と締結した請負契約に係る法第19条第1項及び第2項の規定による書面の写し(公共工事以外の建設工事について締結される請負契約の請負代金の額に係る部分を除く。)を添付しなければならない。
再下請負通知人該当者は、第2項の規定による書面による通知に代えて、第7項で定めるところにより、作成建設業者又は第2項に規定する他の建設業を営む者(以下この条において「再下請負人」という。)の承諾を得て、第1項各号に掲げる事項又は前条第1項各号に掲げる事項を電子情報処理組織を使用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法であって次に掲げるもの(以下この条において「電磁的方法」という。)により通知することができる。この場合において、当該再下請負通知人該当者は、当該書面による通知をしたものとみなす。
前項に掲げる方法は、作成建設業者又は再下請負人がファイルへの記録を出力することによる書面を作成することができるものでなければならない。
第4項第1号の「電子情報処理組織」とは、再下請負通知人該当者の使用に係る電子計算機と、作成建設業者又は再下請負人の使用に係る電子計算機とを電気通信回線で接続した電子情報処理組織をいう。
再下請負通知人該当者は、第4項の規定により第1項各号に掲げる事項又は前条第1項各号に掲げる事項を通知しようとするときは、あらかじめ、当該作成建設業者又は当該再下請負人に対し、その用いる次に掲げる電磁的方法の種類及び内容を示し、書面又は電磁的方法による承諾を得なければならない。
前項の規定による承諾を得た再下請負通知人該当者は、当該作成建設業者又は当該再下請負人から書面又は電磁的方法により電磁的方法による通知を受けない旨の申出があったときは、当該作成建設業者又は当該再下請負人に対し、第1項各号に掲げる事項又は前条第1項各号に掲げる事項の通知を電磁的方法によってしてはならない。ただし、当該作成建設業者又は当該再下請負人が再び前項の規定による承諾をした場合は、この限りでない。
法第19条第3項に規定する措置が講じられた場合にあっては、契約事項等が電子計算機に備えられたファイル又は磁気ディスク等に記録され、必要に応じ電子計算機その他の機器を用いて明確に紙面に表示されるときは、当該記録をもって第3項に規定する添付書類に代えることができる。 |
2,910 | 組織変更に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5点)
ア.合名会社を合資会社とする会社の種類の変更は,会社法上の組織変更に当たる。
イ.組織変更をする株式会社は,効力発生日の前日までに,組織変更計画について株主総会の特別決議による承認を受けなければならない。
ウ.株式会社が組織変更をする場合には,組織変更をする株式会社の新株予約権の新株予約権者は,当該株式会社に対し,自己の有する新株予約権を公正な価格で買い取ることを請求することができる。
エ.組織変更をする合名会社の債権者は,当該合名会社に対し,組織変更について異議を述べることができる。
6
ア.合名会社を合資会社とする会社の種類の変更は,会社法上の組織変更に当たる。当たらない。2条26号638条1項
イ.組織変更をする株式会社は,効力発生日の前日までに,組織変更計画について株主総会の特別決議による承認を受けなければならない。総株主の同意を得なければならない。776条1項
ウ.株式会社が組織変更をする場合には,組織変更をする株式会社の新株予約権の新株予約権者は,当該株式会社に対し,自己の有する新株予約権を公正な価格で買い取ることを請求することができる。777条1項
エ.組織変更をする合名会社の債権者は,当該合名会社に対し,組織変更について異議を述べることができる。781条2項,779条1項 |
2,911 | 第一条(この法律の目的)
この法律は、社会教育法(昭和二十四年法律第二百七号)の精神に基き、図書館の設置及び運営に関して必要な事項を定め、その健全な発達を図り、もつて国民の教育と文化の発展に寄与することを目的とする。 |
2,912 | 法学>コンメンタール>エネルギーの使用の合理化に関する法律
(エネルギー管理企画推進者)
第7条の3
特定事業者は、経済産業省令で定めるところにより、第13条第1項各号に掲げる者のうちから、エネルギー管理企画推進者を選任しなければならない。
特定事業者は、第13条第1項第一号に掲げる者のうちからエネルギー管理企画推進者を選任した場合には、経済産業省令で定める期間ごとに、当該エネルギー管理企画推進者に同条第2項に規定する講習を受けさせなければならない。
エネルギー管理企画推進者は、前条第一項に規定する業務に関し、エネルギー管理統括者を補佐する。
前条第三項の規定は、エネルギー管理企画推進者について準用する。
----
{{前後
|エネルギーの使用の合理化に関する法律
|第3章 工場に係る措置
第1節 工場に係る措置
|法第7条の2(エネルギー管理統括者)
|法第7条の4(第一種エネルギー管理指定工場等の指定)
07の3 |
2,913 | 法学>民事法>商業登記法>コンメンタール商業登記法
(全部取得条項付種類株式の取得と引換えにする株式の交付による変更の登記)
第60条
株券発行会社が全部取得条項付種類株式(第68条において同じ。)の取得と引換えにする株式の交付による変更の登記の申請書には、前条第1項第二号に掲げる書面を添付しなければならない。
----
{{前後
|商業登記法
|第3章 登記手続
第4節 株式会社の登記
|商業登記法第59条(取得条項付株式等の取得と引換えにする株式の交付による変更の登記)
|商業登記法第61条(株式の併合による変更の登記)
060 |
2,914 | ページの作成:「第3条の国の行政機関には、法律の定める所掌事務の範囲内で、法律又は政令の定めるところにより、重要事項に関する調査審議、不服審査その他学識経験を有する者等の合議により処理することが適当な事…」 |
2,915 | ハンドル・ボディ(Handle Body)イディオムか、封筒・便箋(Envelope Letter)イディオムの使用時における、
ボディクラスのシグネチャ変更に対するハンドルクラスの重複した変更の負担を軽減する。
ハンドル・ボディ(Handle Body)イディオムを使う場合、本体(ボディ)クラスのインタフェースをハンドルクラスにも重複して持たせる必要があるかもしれない。
利用者のコードで使用されるのはハンドルクラスだからである。
この重複は、しばしば退屈で間違いを起こしやすいものとなる。
スマートポインタ(Smart Pointer)イディオムは、この負担を軽減するために使われる。
スマートポインタ(Smart Pointer)イディオムは、しばしば、参照回数計測や自動的な所有権管理など、ハンドルクラス中にある種のスマートさ(賢さ)を持たせて使われる。
ハンドルクラスでオーバーロードされた矢印演算子を定義する。
class Body;
class Handle // 完全にポインタのような意味論を提供する
{
public:
void set (Body *b) { body_ = b; }
Body * operator -> () const throw()
{
return body_;
}
Body & operator * () const throw ()
{
return *body_;
}
private:
mutable Body *body_;
};
int main (void)
{
Handle h;
h.set(new Body());
h->foo(); // Body::foo()を呼び出す一つの方法
(*h).foo(); // Body::foo()を呼び出す別の方法
}
-> 演算子の使用だけで、本体(ボディ)クラスのインタフェースの、ハンドルクラス内での重複を緩和できる。
別の方法は、上記コード断片のように逆参照演算子(*)をオーバーロードすることである。しかしこれは先の例(->演算子)ほど自然ではない。
ハンドルの抽象化が、ある種のポインタの抽象化であるならば、両方のオーバーロード演算子を提供するべきである(例:std::auto_ptr、boost::shared_ptr)。
ハンドルの抽象化がポインタのような抽象化でない場合には、* 演算子は提供しなくてもよい。
その代わり、const でオーバーロードされた矢印演算子(群)を提供すると有用かもしれない。
なぜなら、クライアントはいつでもハンドルクラスのオブジェクトとやりとりするからである。
クライアントのコードにとっては、ハンドルがオブジェクトであり、従って、
ハンドルの const 性は、それが適当であるならばいつでも、対応する本体(ボディ)に伝播されるべきである。
一般的に、const なハンドルから 非 const な本体(ボディ)オブジェクトを変更できるというわかりにくい挙動は避けるべきである。
純粋なポインタの意味論と異なり、ハンドルクラスから本体(ボディ)クラスへの自動的な型変換が望ましい場合もある。
class Body;
class Handle // あまりポインタのような意味論を持たない
{
public:
void set (Body *b) { body_ = b; }
Body * operator -> () throw()
{
return body_;
}
Body const * operator -> () const throw()
{
return body_;
}
operator const Body & () const // 型変換
{
return *body_;
}
operator Body & () // 型変換
{
return *body_;
}
// operator *() は無し
private:
mutable Body *body_;
};
int main (void)
{
Handle const h;
h.set(new Body());
h->foo(); // Body::foo() が const な関数である場合のみコンパイルされる。
}
メンバ関数による変換関数とは別の方法として、
下記のように非メンバ get(Non-member get)イディオムを使う方法がある。
オーバーロードされた非メンバ get() 関数は、[http://www.gotw.ca/publications/mill02.htm インタフェース原則(Interface Principle)]に従って、ハンドルクラスと同じ名前空間内になければならない。
namespace H {
class Body;
class Handle { ... }; // 上記と同様
Body const & get (Handle const &h)
{
return *h.body_;
}
Body & get (Handle &h)
{
return *h.body_;
}
} // 名前空間 H の終了
int main (void)
{
H::Handle const h;
h.set(new Body());
get(h).foo(); // Body::foo() が const な関数である場合のみコンパイルされる
}
More C++ Idioms/Smart Pointer
]] |
2,916 | 法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂
【合意違反時の公訴棄却等】
第350条の13
検察官が第350条の2第1項第2号イからニまで、ヘ又はトに係る同項の合意(同号ハに係るものについては、特定の訴因及び罰条により公訴を提起する旨のものに限る。)に違反して、公訴を提起し、公訴を取り消さず、異なる訴因及び罰条により公訴を提起し、訴因若しくは罰条の追加、撤回若しくは変更を請求することなく若しくは異なる訴因若しくは罰条の追加若しくは撤回若しくは異なる訴因若しくは罰条への変更を請求して公訴を維持し、又は即決裁判手続の申立て若しくは略式命令の請求を同時にすることなく公訴を提起したときは、判決で当該公訴を棄却しなければならない。
検察官が第350条の2第1項第2号ハに係る同項の合意(特定の訴因及び罰条により公訴を維持する旨のものに限る。)に違反して訴因又は罰条の追加又は変更を請求したときは、裁判所は、第312条第1項の規定にかかわらず、これを許してはならない。
2016年改正により新設。
に定められていた「即決裁判手続き」に関する規定は刑事訴訟法第350条の27に条数が変更された。
----
{{前後
|刑事訴訟法
|第2編 第一審
第4章 証拠収集等への協力及び訴追に関する合意
第4節 合意の履行の確保
|第350条の12(合意失効時の証拠能力の制限)
|第350条の14(合意違反時の証拠能力の制限)
350の13
350の13 |
2,917 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)
(株式交付子会社の株式の譲渡しの無効又は取消しの制限)
第774条の8
第94条第1項の規定は、第774条の4第2項の申込み、第774条の5第1項の規定による割当て及び第774条の6の契約に係る意思表示については、適用しない。
株式交付における株式交付子会社の株式の譲渡人は、第774条の11第2項の規定により株式交付親会社の株式の株主となった日から1年を経過した後又はその株式について権利を行使した後は、錯誤、詐欺又は強迫を理由として株式交付子会社の株式の譲渡しの取消しをすることができない。
会社法の一部を改正する法律(令和元年法律第70号)により、新設。
----
{{前後
|会社法
|第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転
第4章 株式交換及び株式移転
第9節 株式移転
|会社法第774条の7(株式交付子会社の株式の譲渡し)
|会社法第774条の9(株式交付子会社の株式の譲渡しに関する規定の準用)
774の8 |
2,918 | 法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂
(押収と公務上の秘密2)
第104条
左に掲げる者が前条の申立をしたときは、第一号に掲げる者についてはその院、第二号に掲げる者については内閣の承諾がなければ、押収をすることはできない。
前項の場合において、衆議院、参議院又は内閣は、国の重大な利益を害する場合を除いては、承諾を拒むことができない。
----
{{前後
|刑事訴訟法
|第1編 総則
第9章 押収及び捜索
|第103条(押収と公務上の秘密1)
|第105条(押収と業務上の秘密)
104 |
2,919 | 法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂
(差押さえ等の令状の方式)
第219条
前条の令状には、被疑者若しくは被告人の氏名、罪名、差し押さえるべき物、記録させ若しくは印刷させるべき電磁的記録及びこれを記録させ若しくは印刷させるべき者、捜索すべき場所、身体若しくは物、検証すべき場所若しくは物又は検査すべき身体及び身体の検査に関する条件、有効期間及びその期間経過後は差押え、記録命令付差押え、捜索又は検証に着手することができず令状はこれを返還しなければならない旨並びに発付の年月日その他裁判所の規則で定める事項を記載し、裁判官が、これに記名押印しなければならない。
前条第2項の場合には、同条の令状に、前項に規定する事項のほか、差し押さえるべき電子計算機に電気通信回線で接続している記録媒体であつて、その電磁的記録を複写すべきものの範囲を記載しなければならない。
第64条第2項の規定は、前条の令状についてこれを準用する。
2011年改正により以下のとおり改正、その他用字等についての改正がなされている。
第2項を新設。以降項数を繰り下げ。
----
{{前後
|刑事訴訟法
|第2編 第一審
第1章 捜査
|第218条(令状による差押え・捜索・検証)
|第220条(無令状差押え・捜索・検証)
219 |
2,920 | 世界史は、人類の歴史を世界的な規模で対象とする歴史学の一分野です。
歴史は、もともとは、過去の文献に基づいて過去の時代にあった事柄を研究する学問でした。そのことからすると、文字がない時代には歴史がないことになります。
しかし、文献以外にも過去にあった事柄を知る方法はあります。そのなかでも重要なのが、化石や遺物、そして遺跡等の物的証拠です。またいくつもの科学的な年代測定の方法を用いることで、いつごろの物なのかを推定できます。これらを調べると、いつごろ、どんなことがあったのかをある程度推定することができます。このような研究は考古学という学問分野とも接しています。
人類の歴史のうち、文献のない時代を先史時代といいます。
ここでは、世界史を、先史時代から始めることにしましょう。
世界史は、人類の歴史です。
では、人類は、いつから存在したのでしょう。
生物学では、人類(現生人類)は、ヒトという生物種として他の種と区別されています。
人類と他の動物を区別するものは何でしょうか?
人間とよく似ている他の動物としては、サルがいます。
では、ヒトはいつサルに似たなにかから分かれて現れたのでしょうか。
生物学では、生物は進化すると考えられています。進化とは、増殖を繰り返していくうちに、より単純で一般的な生物からより複雑で特殊化した生物に多様化し、変化していくことです。
生物学の分類では、人間は、霊長類(霊長目)に属しています。ヒトは、霊長類のなかから分化して現れてきた生物種だと考えられます。
およそ1億年から7千万年前、地球上に最初の霊長類が現れました。霊長類のなかで最も原始的なサルは原猿類と呼ばれます。ツパイなどがその例です。原猿類の見た目は、ヒトよりも、むしろネズミに似ているといっていいかもしれません。霊長目は、目のしくみと手先の繊細さと脳の大きさにおいて他の目の生物よりも秀でているといえます。
およそ4千万年前に、霊長目の亜目として類人亜目が分かれ出ます。このグループは、後足立ちができ、爪が鉤爪から丸い平爪になり、顔もより人間に近くなります。
およそ3千万年前には、さらに尾のないサルが現れました。ヒト上科として区分されるサルです。現存するヒト上科に属する種としては、たとえばテナガザルなどがそうです。
およそ1700万年前になると、より大型のサルが現れます。ヒト科です。現存するヒト以外のヒト科の生物には、ゴリラやチンパンジー、オランウータンがいます。
およそ600万年前から500万年前になると、より人間に近い、ヒト亜科として区分される動物が現れます。これは、より大きな脳を持ち、楽々と二足歩行できるようになった霊長類です。これらが人類の直接の祖先と目されています。
ヒト亜科のうち、ピテクス(サル)という語尾の名前が付けられているものは、猿人と呼ばれます。なかでも有名なのはアウストラロピテクス(「南の・サル」の意味)です。中東アフリカで見つかった、ルーシーという名前で有名なアウストラロピテクスの女性の一個体は、400万年から300万年くらい前に生きていたと考えられています。初期の人類の祖先の化石が見つかる地域はアフリカに集中しています。
猿人が他の猿と大きく違うのは、直立二足歩行です。つまり二本足で立って歩いていたということです。ゴリラやチンパンジーはどちらかというと二本足で歩くこともできるという感じですが、猿人は楽々と歩いていたようなのです。これはとても重大な事です。なぜなら二本足(後ろ足)で立つと、空いた前足(手)に何かを持つことができるからです。すなわち道具の使用が可能になったのです。
もうひとつ、二本足で立つことのメリットは脳が大きくなることができたということです。四本足で歩く場合は、首は水平方向から頭を支えることになります。すると、あまり頭が重いと前にのめってしまい、歩きにくくなります。ところが二本足の場合は頭の重さは垂直方向に首にかかります。より重い頭を支えられるようになるのです。とはいえ、アウストラロピテクスの脳は400~500ccくらいでした。チンパンジーよりちょっとだけ大きいくらいです。現在の私達の1400~1500ccからすると比べ物になりません。
200万年前になると、ホモ・ハビリスが現れました。これは、初めてヒト属(ホモ属)に属する生物種だといわれています。
ホモ・ハビリスは石器を使いました。石器は人工の歯や牙や角として機能します。他の動物を以前よりもはるかに容易に殺傷する力を得たのです。
猿人の次の段階に来るのが原人です。
原人はホモ・エレクトスとも言い、アウストラロピテクスが身長140~150cmくらいだったのに対して、160~180cmくらいあったそうです。大体180万年前くらいからアウストラロピテクスから進化したようです。脳の大きさは900~1100ccくらいで、猿人の2倍以上になっています。
はじめてのホモ・エレクトスの化石は、ジャワ島で発見されました。これがジャワ原人(ホモ・エレクトス・エレクトス)です。アフリカを越えてアジアにまで広がったのは、原人が最初です。
60万年くらい前から、地球は氷河期に入りました。氷河は北から南に広がり、多くの生物の適応を刺激しました。
原人は、毛皮を身につけ、天幕を張ったシェルターに住んだり、洞穴に暮らしたりしたようです。
50万年くらい前には、原人による火の使用の痕跡が中国の北京で見つかっています。これが北京原人(ホモ・エレクトス・ペキネンシス)です。聞いた事のある人もいるでしょう。
火を使えるようになると、暖を取れるばかりでなく、夜には明かりとなり、猛獣を遠ざけたり、食べ物を加熱調理したりすることもできます。
なお、日本でも明石原人と呼ばれる原人の骨(寛骨)が発見されたことがありますが、この明石原人は本当に原人なのか疑問が出ています。
原人の次が旧人類です。ネアンデルタール人が有名ですね。旧人類が登場したのが、大体50万~30万年前くらいです。脳の大きさは1300~1600ccくらいでむしろ現在の人間より大きいんですね。
脳みそが大きくなったのに伴って精神的にも進化したようで、イラクのシャニダール洞窟と言うところで史上初の葬式跡というのが発見されています。この洞窟からネアンデルタール人の骨が見つかったのですが、その周りから花の花粉が見つかったのです。つまり死んだ人の周りにお花を添えたということですね。
そしていよいよ我々現代人と同じグループの新人類に入ります。現生人類とも言います。新人類が登場したのが、20万年前くらいと考えられています。旧人類もこの時代にまだ生き残っていたのですが、次第に新人類に取って代わられたようです。
代表としてクロマニョン人と上洞人を挙げておきます。スペインのアルタミラ、フランスのラスコーにこのクロマニョン人によって描かれた洞窟絵画があります。
道具についてですが、猿人のころから石で石を叩いて、割れて尖った石を道具として使っていたようです。
このような石で出来た道具を石器と言って、石器を使っていた時代のことを石器時代と言います。猿人が石器を使い始めたのが大体200万年前と考えられています。
石器時代は石器の発達に応じて旧石器時代・新石器時代に分けられています。旧石器時代の200万年前から紀元前8千~紀元前6千年くらいまで、新石器時代がそれ以降です。
旧石器時代は先ほども言いました、石を叩いて作る打製石器を使っていました。これだと思う通りの形には中々できないので不便な事もあったようです。ですので、割れた石を磨くことで思い通りの形に仕上げて使う事が始まりました。この製法で作られた石器を磨製石器と言い、これが使われていることが新石器時代の特徴です。 |
2,921 | 法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂
(国選弁護人の資格・報酬等)
第38条
この法律の規定に基づいて裁判所若しくは裁判長又は裁判官が付すべき弁護人は、弁護士の中からこれを選任しなければならない。
前項の規定により選任された弁護人は、旅費、日当、宿泊料及び報酬を請求することができる。
----
{{前後
|刑事訴訟法
|第1編 総則
第4章 弁護及び補佐
|第37条の5(複数の弁護人の選任)
|第38条の2(選任の効力の終期)
038 |
2,922 | ]]では、中学1年生の英語科における演習問題を利用できます。教科書を見ながらでも、単語集を見ながらでも構いませんので、身につくよう頑張りましょう。
問. 次の日本語を英訳しなさい。ただし、かっこ内の指示に従ってください。
問. 次の疑問文に対する答えとして適当な文を選び、記号で答えなさい。
{{一問一答四択|Are you Taro?| 3
問. 次の文を否定文にしなさい。ただし、語数指定のある問題もあります。
問. 次の文を疑問文にしなさい。ただし、語数指定のある問題もあります。
次の文をかっこで指定された通りに書き替えなさい。
{{一問一答簡易|
が1か所あります。誤っている単語のある文全体を正しく直しなさい。|
'' Do they practice tennis? '' |
2,923 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第7編 雑則 (コンメンタール会社法)
(旧株主による責任追及等の訴え)
第847条の2
次の各号に掲げる行為の効力が生じた日の6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から当該日まで引き続き株式会社の株主であった者(第189条第2項の定款の定めによりその権利を行使することができない単元未満株主であった者を除く。以下この条において「旧株主」という。)は、当該株式会社の株主でなくなった場合であっても、当該各号に定めるときは、当該株式会社(第2号に定める場合にあっては、同号の吸収合併後存続する株式会社。以下この節において「株式交換等完全子会社」という。)に対し、書面その他の法務省令で定める方法により、責任追及等の訴え(次の各号に掲げる行為の効力が生じた時までにその原因となった事実が生じた責任又は義務に係るものに限る。以下この条において同じ。)の提起を請求することができる。ただし、責任追及等の訴えが当該旧株主若しくは第三者の不正な利益を図り又は当該株式交換等完全子会社若しくは次の各号の完全親会社(特定の株式会社の発行済株式の全部を有する株式会社その他これと同等のものとして法務省令で定める株式会社をいう。以下この節において同じ。)に損害を加えることを目的とする場合は、この限りでない。
当該株式会社の株式交換又は株式移転当該株式交換又は株式移転により当該株式会社の完全親会社の株式を取得し、引き続き当該株式を有するとき。
当該株式会社が吸収合併により消滅する会社となる吸収合併当該吸収合併により、吸収合併後存続する株式会社の完全親会社の株式を取得し、引き続き当該株式を有するとき。
公開会社でない株式会社における前項の規定の適用については、同項中「次の各号に掲げる行為の効力が生じた日の6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から当該日まで引き続き」とあるのは、「次の各号に掲げる行為の効力が生じた日において」とする。
旧株主は、第1項各号の完全親会社の株主でなくなった場合であっても、次に掲げるときは、株式交換等完全子会社に対し、書面その他の法務省令で定める方法により、責任追及等の訴えの提起を請求することができる。ただし、責任追及等の訴えが当該旧株主若しくは第三者の不正な利益を図り又は当該株式交換等完全子会社若しくは次の各号の株式を発行している株式会社に損害を加えることを目的とする場合は、この限りでない。
当該完全親会社の株式交換又は株式移転により当該完全親会社の完全親会社の株式を取得し、引き続き当該株式を有するとき。
当該完全親会社が合併により消滅する会社となる合併により、合併により設立する株式会社又は合併後存続する株式会社若しくはその完全親会社の株式を取得し、引き続き当該株式を有するとき。
前項の規定は、同項第1号(この項又は次項において準用する場合を含む。以下この項において同じ。)に掲げる場合において、旧株主が同号の株式の株主でなくなったときについて準用する。
第3項の規定は、同項第2号(前項又はこの項において準用する場合を含む。以下この項において同じ。)に掲げる場合において、旧株主が同号の株式の株主でなくなったときについて準用する。この場合において、第3項(前項又はこの項において準用する場合を含む。)中「当該完全親会社」とあるのは、「合併により設立する株式会社又は合併後存続する株式会社若しくはその完全親会社」と読み替えるものとする。
株式交換等完全子会社が第1項又は第3項(前二項において準用する場合を含む。以下この条において同じ。)の規定による請求(以下この条において「提訴請求」という。)の日から60日以内に責任追及等の訴えを提起しないときは、当該提訴請求をした旧株主は、株式交換等完全子会社のために、責任追及等の訴えを提起することができる。
株式交換等完全子会社は、提訴請求の日から60日以内に責任追及等の訴えを提起しない場合において、当該提訴請求をした旧株主又は当該提訴請求に係る責任追及等の訴えの被告となることとなる発起人等から請求を受けたときは、当該請求をした者に対し、遅滞なく、責任追及等の訴えを提起しない理由を書面その他の法務省令で定める方法により通知しなければならない。
第1項、第3項及び第6項の規定にかかわらず、同項の期間の経過により株式交換等完全子会社に回復することができない損害が生ずるおそれがある場合には、提訴請求をすることができる旧株主は、株式交換等完全子会社のために、直ちに責任追及等の訴えを提起することができる。
株式交換等完全子会社に係る適格旧株主(第1項本文又は第3項本文の規定によれば提訴請求をすることができることとなる旧株主をいう。以下この節において同じ。)がある場合において、第1項各号に掲げる行為の効力が生じた時までにその原因となった事実が生じた責任又は義務を免除するときにおける第55条、第102条の2第2項、第103条第3項、第120条第5項、第213条の2第2項、第286条の2第2項、第424条(第486条第4項において準用する場合を含む。)、第462条第3項ただし書、第464条第2項及び第465条第2項の規定の適用については、これらの規定中「総株主」とあるのは、「総株主及び第847条の2第9項に規定する適格旧株主の全員」とする。
2014年改正にて新設。
----
{{前後
|会社法
|第7編 雑則
第2章 訴訟
第2節 株式会社における責任追及等の訴え
|会社法第847条(株主による責任追及等の訴え)
|会社法第847条の3(最終完全親会社等の株主による特定責任追及の訴え)
847の2 |
2,924 | 法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂
(押収目録の交付)
第120条
押収をした場合には、その目録を作り、所有者、所持者若しくは保管者(第110条の2の規定による処分を受けた者を含む。)又はこれらの者に代わるべき者に、これを交付しなければならない。
2011年改正により以下のとおり改正、その他用字等についての改正がなされている。
----
{{前後
|刑事訴訟法
|第1編 総則
第9章 押収及び捜索
|第119条(不存在証明書の交付)
|第121条(押収物の保管・廃棄)
120
120 |
2,925 | 法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂
(被告人のための上訴3)
第355条
原審における代理人又は弁護人は、被告人のため上訴をすることができる。
----
{{前後
|刑事訴訟法
|第3編 上訴
第1章 通則
|第354条(被告人のための上訴2)
|第356条(被告人のための上訴4)
355 |
2,926 | バベルによる言語別利用者カテゴリのうち、準母語話者カテゴリを簡単に作るためのテンプレートです。
(以下、複数テンプレートで共通の、使い方文書を呼び出します。) |
2,927 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(議決権制限株式の発行数)
第115条
----
{{前後
|会社法
|第2編 株式会社
第2章 株式
第1節 総則
|会社法第114条(発行可能種類株式総数)
|会社法第116条(反対株主の株式買取請求)
115 |
2,928 | 節へのリンクを簡単に設置します。なお、節にとどまらず、Anchorなどにも使用いただけます。
節へのリンクを作る際、同じ文字や単語を2度も書くのは手間です。ましてや長くなるとパイプの左右で差異が見られたり、大量に生産する時はあたかもロボットのように同じ動作をしなければならなくなります。そのような場合に適しています。
ページや節の名前によっては、本来短く済む部分を長くしてしまう場合が十分考えられます。
概要
このような場合、量産する際に手間がかかるなどの理由でなければ、テンプレートを使用する必要はありません。
日本史/近代#日本政府や日本の人々のこの事件に対する認識並びに行動
これほどまでに長い節名はなかなかつけられることはありませんが、このような場合はテンプレートが圧倒的に有利でしょう。
お手数ですが、#TemplateDataをご覧ください。
{
"params": {
"1": {
"label": "別ページのページ名",
"description": "別ページにリンクを貼る際は、そのページ名を。ページ内でリンクをする場合は、このページ内での節名を。",
"type": "wiki-page-name",
"required": true,
"suggested": true
},
"2": {
"label": "別ページの節名",
"description": "別ページにリンクを貼る場合は、その節名を。ページ内でリンクを貼る場合は、指定しないこと。",
"type": "content"
},
"3": {
"label": "外見",
"description": "リンクに表示される文字列を指定したい場合にのみ指定してください。",
"type": "content"
},
"reveal": {
"label": "#",
"description": "引数3を指定していない時、何らかの値を指定すると、表示される文字列の前に#をつけます。この引数にallを指定すると、リンク先そのものが表示されます。",
"type": "string"
}
},
"description": "節へのリンクを貼る際の手間を削減します。",
"format": "inline"
} |
2,929 | 建築学とは、建築物の構造・材料・音響・熱・温度・湿度等の工学的な分野、制度や法規、建築物の経済活動について着目した社会的な分野、建築物の形状や造形、歴史(建築史)からなる芸術文化的な分野から成る。また、広義には都市をデザインする都市計画学や自然環境学なども含む総合的な学問である。また、建築学の分野は他の分野と密接に関わっている。例えば、工学的な分野を理解するためには理化学的知識を必要とし、芸術文化的な分野を理解するためには精神論的な解釈と教養を必要とする。このように、建築学をより深く理解するためには、幅広く知識を必要とする。そのため、特殊な学問といっても矛盾しない。
この文において建築学の分野を分類・区分する場合には、日本建築学会の論文集の分類区分に基づく。 |
2,930 | 法学>民事法>コンメンタール商業登記法
(会社分割の登記)
第88条
吸収分割承継会社又は新設分割設立会社の本店の所在地を管轄する登記所においては、前条第2項の登記の申請のいずれかにつき第24条各号のいずれかに掲げる事由があるときは、これらの申請を共に却下しなければならない。
吸収分割承継会社又は新設分割設立会社の本店の所在地を管轄する登記所においては、前条第1項の場合において、吸収分割による変更の登記又は新設分割による設立の登記をしたときは、遅滞なく、その登記の日を同項の登記の申請書に記載し、これを吸収分割会社又は新設分割会社の本店の所在地を管轄する登記所に送付しなければならない。
----
{{前後
|商業登記法
|第3章 登記手続
第5節 株式会社の登記
|商業登記法第87条(会社分割の登記)
|商業登記法第89条(株式交換の登記)
088 |
2,931 | 現代文学>日本文学の題名 |
2,932 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(株式の譲渡)
第127条
株主は、その有する株式を譲渡することができる。
株主としての地位を表章する株式は、一身専属などの事情はなく、譲渡についての制限はない。株主と譲受人との間の譲渡は有効であるし、この事実を知る第三者についても対抗できる。しかしながら、会社が株主が譲渡したことを知っていたとしても、会社に対する株主権の行使については、株主名簿の記載がなければ、会社に対して対抗することはできない(第130条)。
定款をもつて株式の譲渡につき取締役会の承認を要する旨定められている場合に、その承認をえないで株式が譲渡されても、右株式の譲渡は、譲渡当事者間においては有効であると解すべきである。
株式を譲渡担保に供することは、商法第204条第1項にいう株式の譲渡にあたると解すべきである。
----
{{前後
|会社法
|第2編 株式会社
第2章 株式
第3節 株式の譲渡等
|会社法第126条(株主に対する通知等)
|会社法第128条(株券発行会社の株式の譲渡)
127 |
2,933 | 第5編 相続
(受遺者の死亡による遺贈の失効)
第994条
遺贈の効力についての規定(明治民法第1096条由来)。
遺言者の死亡前に受遺者が死亡したときは、遺贈は無効となる。受遺者への遺贈(予定)分が相続は発生しない。
停止条件付き遺贈について、受遺者が条件成立前に死亡したときも無効となる。ただし、遺言者が、それを見越して、その対応について意思表示した場合は、それに従う。
A(遺言者)は、B(受遺者)に「Aの未成年の子Cの養育をBに委託する。Cが成人に達したら、遺産のうち1000万円をBに贈与する」との遺言を残して死亡したが、Cが成人に達する前、Bが死亡した。
第2項により遺言は無効となる。
Aが「Cが成人となる前に、Bが死亡した場合、Bが指定する者がこれを継承する」と遺言に残していた場合、有効性は失われない。
明治民法において、本条には相続における直系卑属の地位に関する以下の規定があった。趣旨は、民法第887条に継承された。
----
{{前後
|民法
|第5編 相続
第7章 遺言
第3節 遺言の効力
|民法第993条(遺贈義務者による費用の償還請求)
|民法第995条(遺贈の無効又は失効の場合の財産の帰属)
994 |
2,934 | (自殺関与及び同意殺人)
第202条
人を教唆し若しくは幇助して自殺させ、又は人をその嘱託を受け若しくはその承諾を得て殺した者は、6月以上7年以下の拘禁刑に処する。
2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。。
生命については、第199条)とは別の罪を構成する。
旧刑法において、殺人罪については以下の通り規定されていた。
(Inducing or Aiding Suicide; Homicide with Consent)
未遂は、罰する。
被害者が通常の意思能力もなく、自殺の何たるかも理解せず、しかも被告人の命ずることは何でも服従するのを利用して、その被害者に縊死の方法を教えて縊首せしめ死亡するに至らしめた所為は、殺人罪にあたる。
被害者の意思が自由な真意に基かない場合は刑法第202条にいう被殺者の嘱託または承諾としては認められない。
自己に追死の意思がないに拘らず被害者を殺害せんがため、これを欺罔し追死を誤信させて自殺させた所為は、通常の殺人罪に該当する。
----
{{前後
|刑法
|第2編 罪
第26章 殺人の罪
|刑法第201条(予備)
|刑法第203条(未遂罪)
202
202 |
2,935 | ラテン語の語句>
関係詞は、代名詞的にも形容詞的にも用いられ、関係文・関係節を導く。定関係代名詞(形容詞)と不定関係代名詞(形容詞)がある。
下に、カエサルの『第3巻18節に記された、関係文(関係節)の例を示す。
一般的には、修飾される名詞または指示代名詞などを先行詞とし、その先行詞に性・数を一致させた関係代名詞を含む関係文(関係節)を続ける。関係詞の格は、関係文の構造によって決められる。
先行詞は、関係文の後に置いたり、あるいは省略される場合もある。 |
2,936 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(不公正な払込金額で株式を引き受けた者等の責任)
第212条
募集株式の引受人は、次の各号に掲げる場合には、株式会社に対し、当該各号に定める額を支払う義務を負う。
前項第二号に掲げる場合において、現物出資財産を給付した募集株式の引受人が当該現物出資財産の価額がこれについて定められた第199条第1項第三号の価額に著しく不足することにつき善意でかつ重大な過失がないときは、募集株式の引受けの申込み又は第205条第1項の契約に係る意思表示を取り消すことができる。
----
{{前後
|会社法
|第2編 株式会社
第2章 株式
第8節 募集株式の発行等
|会社法第211条(引受けの無効又は取消しの制限)
|会社法第213条(出資された財産等の価額が不足する場合の取締役等の責任)
212 |
2,937 | 第2編 株式会社>第2編第1章 設立
(議決権の不統一行使)
第77条
発起人は、前項の設立時株主が他人のために設立時発行株式を引き受けた者でないときは、当該設立時株主が同項の規定によりその有する議決権を統一しないで行使することを拒むことができる。
----
{{前後
|会社法
|第2編 株式会社
第1章 設立
第9節 募集による設立
|会社法第76条(電磁的方法による議決権の行使)
|会社法第78条(発起人の説明義務)
077 |
2,938 | データベースは、"$1" という題のページの、存在するはずの文章を見つけることができませんでした。
これはデータベースのエラーではなく、ソフトウェアのバグだろうと思われます。
URIと共に管理者に報告して下さるようにお願いします。
The database did not find the text of a page that it should have found, named "$1".
This is not a database error, but likely a bug in the software.
Please report this to an administrator, making note of the URI. |
2,939 | 法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール会社更生法
(定義)
第2条
この法律において「更生手続」とは、株式会社について、この法律の定めるところにより、更生計画を定め、更生計画が定められた場合にこれを遂行する手続(更生手続開始の申立てについて更生手続開始の決定をするかどうかに関する審理及び裁判をする手続を含む。)をいう。
この法律において「租税等の請求権」とは、国税徴収法 (昭和三十四年法律第百四十七号)又は国税徴収の例によって徴収することのできる請求権であって、共益債権に該当しないものをいう。
----
{{前後
|会社更生法
|第1章 総則
|会社更生法第1条(目的)
|会社更生法第3条(外国人の地位)
02 |
2,940 | }
}
}
}
}
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}
}
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}
}
}
}
}
}
}
}
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}
}
}
}
}
1, 2, 3, 4, url, title, message, name, talk, time, date, year, month, day, accessdate, accessyear, accessmonth, isodate, iso, getY4, getM1, year-min, year-max, defaultdate, pre-text, post-text, error-sw
} は、当テンプレートが使用しています。
} は、呼び出すテンプレートに渡されますが記入例には表示しません。 |
2,941 | 法学>コンメンタール>民事法>コンメンタール建設業法施行規則
(経営規模等評価申請書の記載事項及び様式)
第19条の7
経営規模等評価申請書の様式は、別記様式第二十五号の十一によるものとする。
----
{{前後
|建設業法施行規則
|
|施行規則第19条の6(経営規模等評価の申請)
|施行規則第19条の8(経営規模等評価申請書の添付書類)
19の7 |
2,942 | 前)(次)
(定義)
第2条
再生債権者の権利の全部又は一部を変更する条項その他の第154条に規定する条項を定めた計画をいう。
次章以下に定めるところにより、再生計画を定める手続をいう。
002 |
2,943 | 囲碁とは、ボードゲームの1つで、相手の石を取る事が出来る陣地取りゲームである。対戦は縦9列横9行または縦18列横18行の碁盤で行う。
同じ碁盤と碁石を使うゲーム「連珠(五目並べとも言われる)」とは区別される。
連珠は、自らの陣を競うのではなく、縦横斜めのいずれかに同じ色が五目揃えば勝ちというゲームである。
連珠と五目並べについては勝敗の付け方には差はないが、先手有利な五目並べに対して、先手が途中で番を飛ばさなければいけないというルールがあるのが連珠である。
以下は、囲碁について記述する。
例えば、相手の5子の石を取れば、5目の陣地と5子のアゲハマを獲得することになり、単に5目の陣地を囲うのに比べれば2倍のポイントを稼げる。また盤上から相手の石を取り除く(もしくはその効力をなくす)ことによって自分の石が取られづらくなり、より戦略的に優位になり、3倍4倍の効果が得られる。また、相手に自分の石を取らせるのは損失が大きいため、囲碁においては相手に石を取らせない事が非常に重要である。
とはいえ、1子2子を取られたからもう負け、というものでもなく、そのあたりは囲碁の奥深さとも言える。
また、囲碁の石というものは注意していれば、そう簡単に死ぬものでもなく、初心者のうちは、無理矢理取りに行ってかえって反撃によって取られてしまうケースのほうがかなり多い。
囲碁においては一般にスミや辺から石が打ち始められる。それは、スミや辺が根拠を得やすいからである。
根拠とは、石が生きるためのひとつの方策もしくは準備段階のことである。石は根拠を持つことによって、より自分の石が取られづらくなり次の段階へと進みやすくなる。
また逆に、相手の石の根拠を奪うというのも囲碁においてはよく用いられる戦略の1つである。相手の石の根拠を奪うことによって、相手に生きるための手をたくさん打たせることが出来る。一般に、単に生きたり逃げたりする手は陣地形成の手を兼ねることが難しく、一方で根拠を奪ったり相手の石を逃げさせたりする手は陣地形成の手を兼ねる可能性が大きい。このように相手の弱い石に働きかける手のことを攻める手という。
碁を打ち進めていくと「石数の多い石の集団」と「石数の少ない石の集団」が出来てくる。一般に石数の多い集団は取られづらく、石数の少ない集団は取られる危険性が高くなる。取られてしまう心配にまで及ぶのは戦略的な幅を狭めてしまうので避けるべき事態である。そこで、石数の少ない集団は、他の集団とつながることによってより大きな集団とするべきである。これを連絡と呼び確実に局面を優位にする方策である。
逆に一見連絡しているように見える石でも、これを断ち切っていけば、相手の石を「石数の少ない集団」にすることが出来る場面があるかもしれない。これを切断と呼び、囲碁ではよく使われる攻めの手法の1つである。場合によっては、切断が成功すれば、相手は弱い石を2つ持つことになり、その両方に手数をかけなければならず、どちらか一方が死んでしまう公算が非常に高くなる。
囲碁には「効率の良い手」と「効率の悪い手」がある。アキ三角などは効率の悪い手の代表格とされる。
また、それとは別に「大きい手、小さい手」を論じることがある。囲碁における全ての手は、どれくらいの価値があるのかという事を仮想的に数字に置き換えることが出来ると考えられる。ただし、序盤のようにいろいろ手が考えられる局面や、中盤戦のような複雑な局面では正しく数値化することは当然ながら困難である。ただ、その手の結果によって「だいたいこのくらい」という価値を割り出すことになる。
一般に、序盤では、直接数値化するのが困難であることから一手については戦略性や効率の良し悪しを論じ、終盤に具体的に数字が見えるあたりから大きい手小さい手を論じることになる。
囲碁の序盤は、常識的な手を打っていれば最善手に限りなく近いとされる。ただし、定石や布石は時代ごとに変化を繰り返し進化し続けている。また、定石をそのまま打ったからといって最善というわけでもなく、布石に見合った定石が要求される。
また序盤においては新手や趣向がよく試される。自分の好きな形であればその分だけ優位になる可能性がわずかながらにあるからではないかと思われる。また、囲碁の一局は長く、序盤だけで勝負がつくことはまれであることから新手や趣向が現れやすい。
中盤になってくると、白が打ちやすいのか黒が打ちやすいのかという形勢が論じられるようになる。もし形勢が傾いていれば、形勢の悪いほうは勝負手を打たなければならない。
また、この形勢とは別に「地合いのバランス」というものも論じられる。例えば、白模様と黒模様の間に仮想線を引いて、もし黒の模様のほうが大きければ、白は、模様がそのまま地にならないように消しもしくは荒らしに行かなければならない。またたとえ相手の模様のほうが大きかったとしても、その差がわずかならば、消しや荒らしは危険行為と見て自重し、だまって相手のミスを待つという戦略もありうる。
人間はすべてを完璧に打ちこなすことが出来ない。プロであったとしても必ず間違いをおかす。この間違った手を失着と呼ぶ。また直接負けにつながるような失着を敗着と呼ぶ。
中盤戦の一手の価値の数値化は不可能であるが、終盤戦の数値化や最善手の特定は結構問題なく出来るので、敗着の特定はほぼ全ての対局で可能である。 |
2,944 | 法学>民事法>商法>コンメンタール商法>第2編 商行為 (コンメンタール商法)
(定期売買の履行遅滞による解除)
第525条
商人間の売買において、売買の性質又は当事者の意思表示により、特定の日時又は一定の期間内に履行をしなければ契約をした目的を達することができない場合において、当事者の一方が履行をしないでその時期を経過したときは、相手方は、直ちにその履行の請求をした場合を除き、契約の解除をしたものとみなす。
----
{{前後
|商法
|第2編 商行為
第2章 売買
|商法第524条(売主による目的物の供託及び競売)
|商法第526条(買主による目的物の検査及び通知)
525 |
2,945 | 法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令
(法第14条第5項第二号 ニ及びホの政令で定める使用人)
第6条の10
法第14条第5項第二号 ニ及びホに規定する政令で定める使用人は、第四条の七に規定するものとする。
----
{{前後
|廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令
|第3章 産業廃棄物
|6条の9(産業廃棄物収集運搬業の許可の更新期間)
|6条の11(産業廃棄物処分業の許可の更新期間)
06の10 |
2,946 | 法学>民事法>コンメンタール商業登記法
(未成年者登記の登記事項等)
第35条
第29条の規定は、未成年者の登記に準用する。
----
{{前後
|商業登記法
|第3章 登記手続
第3節 未成年者及び後見人の登記
|商業登記法第34条(会社の商号の登記)
|商業登記法第36条(申請人)
035 |
2,947 | 法学>民事法>コンメンタール民法>第2編 物権 (コンメンタール民法)
(共同根抵当の変更等)
第398条の17
----
{{前後
|民法
|第2編 物権
第10章 抵当権
第4節 根抵当権
|民法第398条の16(共同根抵当)
|民法第398条の18(累積根抵当)
398の17 |
2,948 | 法学>民事法>民法>コンメンタール民法>第3編 債権 (コンメンタール民法)
(第三者の選択権)
第409条
第三者が選択をすべき場合には、その選択は、債権者又は債務者に対する意思表示によってする。
前項に規定する場合において、第三者が選択をすることができず、又は選択をする意思を有しないときは、選択権は、債務者に移転する。
本条は、選択債権(民法第406条)において、当事者以外の第三者が選択権を有する場合の、選択権の行使方法及び選択権の移転を定める。
----
{{前後
|民法
|第3編 債権
第1章 総則
第1節 債権の目的
|民法第408条(選択権の移転)
|民法第410条(不能による選択債権の特定)
409 |
2,949 | 前)(次)
(主任技術者及び監理技術者の職務等)
第26条の3
主任技術者及び監理技術者は、工事現場における建設工事を適正に実施するため、当該建設工事の施工計画の作成、工程管理、品質管理その他の技術上の管理及び当該建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督の職務を誠実に行わなければならない。
工事現場における建設工事の施工に従事する者は、主任技術者又は監理技術者がその職務として行う指導に従わなければならない。
主任技術者又は監理技術者の職務は、建設工事の適正な施工を確保する観点から、当該工事現場における建設工事の施工の技術上の管理をつかさどることである。すなわち、建設工事の施工に当たり、施工内容、工程、技術的事項、契約書及び設計図書の内容を把握したうえで、その施工計画を作成し、工事全体の工程の把握、工程変更への適切な対応等具体的な工事の工程管理、品質確保の体制整備、検査及び試験の実施等及び工事目的物、工事仮設物、工事用資材等の品質管理を行うとともに、また、工事の施工に伴う公衆災害、労働災害等の発生を防止するための安全管理等を行うとともに、当該建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督を行うことである。
特に、監理技術者は、建設工事の施工に当たり外注する工事が多い場合に、当該建設工事の施工を担当するすべての専門工事業者等を適切に指導監督するという総合的な役割を果たすものであり、工事の施工に関する総合的な企画、指導等の職務がとりわけ重視されるため、より高度な技術力が必要である。
また、工事現場における建設工事の施工に従事する者は、監理技術者等がその職務として行う指導に従わなければならない。 |
2,950 | bool
キーワード _Bool に展開されます。
残りの3つのマクロは、#if 前処理ディレクティブでの使用に適しています。
true
整数定数の1に展開されます。
false
整数定数の0に展開されます。
__bool_true_false_are_defined
整数の定数1に展開されます。
bool、true、falseというマクロを定義解除して、おそらく再定義する機能は、時代遅れの機能です。
ヘッダー は、ISO/IEC 9899:1999(通称:C99)で追加されました。 |
2,951 | 社会保障制度>日本の社会保障制度とその内容・課題
----
社会保障制度のあり方は、大きく次の2つに分けられます。
日本は、2つの中間を執っています。
日本国憲法第25条では、「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」(生存権)が保障され、責務を国が負う事が明記されています。
医療保険・・・1961年から国民皆保険制となりました。
年金保険・・・1961年から国民皆年金制を開始、1985年に公的年金の一元化(基礎年金の導入)がなされました。
介護保険・・・2000年4月に開始しました。
公的扶助・・・生活保護法を中心に保障していますが、この内容を巡って朝日訴訟などの訴訟もありました。
社会福祉・・・児童福祉法・身体障害者福祉法・老人福祉法などを中心に保障しています。
公衆衛生・・・結核(保健所の設置)・エイズ予防・清掃・下水道整備などをしています。
日本政府は、1973年に「福祉元年」声明を発表しました。現在、政府は日本が少子高齢社会であることから自助努力を強調し、次のような福祉理念の見直しを求めています。
これらの実行にはボランティア活動の推進が欠かせません。 |
2,952 | 法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法
自然公園法第2章第7節には、公園管理団体に関する規定がある。
第2章 国立公園及び国定公園
第7節 公園管理団体
(指定)
第49条
(業務)
第50条
(連携)
第51条
(改善命令)
第52条
(指定の取消し等)
第53条
(情報の提供等)
第54条
上記各条は、公園管理団体に関する規定である。公園管理団体とは、一定の能力を有する法人(一般社団法人等)を、その申請により環境大臣(国立公園について)、都道府県知事(国定公園について)が公園管理団体として指定し、自然の風景地の管理主体及び公園内の利用施設の維持管理主体等として位置づけられるものである。
公園管理団体の指定に関する規定である。
公園管理団体の行う業務に関する規定である。
「風景地保護協定に基づく自然の風景地の管理その他の自然の風景地の保護に資する活動」(第50条)は、環境大臣及び地方公共団体との密接な連携の下に行われなければならないことに関する規定である。
環境大臣又は都道府県知事から公園管理団体に対する改善命令に関する規定である。
公園管理団体の指定取消に関する規定である。取消の理由として、第52条の命令に違反した場合を挙げている。
国又は地方公共団体から公園管理団体に対して、その業務の実施に関し必要な情報の提供又は指導及び助言を行うことに関する規定である。
----
{{前後
|自然公園法
|[[コンメンタール自然公園法|第二章国立公園及び国定公園
]]
第七節公園管理団体
|自然公園法第48条(風景地保護協定の効力)
|自然公園法第55条(公園事業の執行に要する費用)
|
49 |
2,953 | __TOC__
型は、値の集合と、それらの値に固有の操作やメソッドを決定します。型がジェネリック(generic)である場合は、型名に続いて型引数(type arguments)を指定しなければなりません(Go1.18以降)。型は、型名がある場合はそれによって示され、既存の型から型を構成する型リテラルを使って指定することができます。
構文:
Type = TypeName [ TypeArgs ] | TypeLit | "(" Type ")" ;
TypeName = identifier | QualifiedIdent ;
TypeArgs = "[" TypeList [ "," ] "]" ;
TypeList = Type { "," Type } ;
TypeLit = ArrayType | StructType | PointerType | FunctionType | InterfaceType | SliceType | MapType | ChannelType ;
Goでは、特定の型名をあらかじめ宣言しています。その他の型は、型宣言によって導入されます。複合型(array、struct、pointer、function、interface、slice、map、channelの各型)は、型リテラルを使って構築することができます。
あらかじめ宣言された型、定義された型、型パラメータを名前付き型と呼びます。
エイリアス宣言で指定された型が名前付き型である場合、エイリアスは名前付き型を表します。
ある型のメソッドセットは、その型のオペランドに対して呼び出すことのできるメソッドを決定します。すべての型は、それに関連する(おそらく空の)メソッドセットを持っています。
定義された型Tのメソッドセットは、レシーバ型Tで宣言されたすべてのメソッドで構成されます。
定義された型Tへのポインタ(Tはポインタでもインターフェースでもない)のメソッドセットは、レシーバ *TまたはTで宣言されたすべてのメソッドのセットです。
インターフェース型のメソッドセットは、インターフェースの型セット内の各型のメソッドセットの総和(intersection)です(結果のメソッドセットは通常、インターフェースで宣言されたメソッドのセットだけです)。
埋め込みフィールドを含む構造体(および構造体へのポインタ)には、構造体型の項で説明したように、さらなるルールが適用されます。それ以外の型は空のメソッドセットを持ちます。
メソッドセットでは、各メソッドは空白でない一意のメソッド名を持っている必要があります。
論理型(''boolean type'')は、組込み型 bool です。
数値型(''numeric type'')は、整数または浮動小数点の値の集合を表します。
文字列型(string type) は、組込み型 string です。
配列(''Array'')とは、要素の種類と呼ばれる単一の型の要素の番号付けされた列のことです。要素の数は配列の長さと呼ばれる非負の整数です。
構文:
ArrayType = "[" ArrayLength "]" ElementType ;
ArrayLength = Expression ;
ElementType = Type ;
長さは、配列の型の一部であり、int型の値で表現可能な非負の定数として評価されなければなりません。
配列aの長さは、組込み関数lenを使って知ることができます。
要素は、0からlen(a)-1までの整数の添字で指定できます。配列の型は常に1次元ですが、合成して多次元の型にすることもできます。
例:
[32]byte
[2*N] struct { x, y int32 }
[1000]*float64
[3][5]int
[2][2][2]float64 // [2]([2]([2]float64))に同じ
スライス(''A slice'')は、基礎となる配列の連続したセグメント(''a contiguous segment'')の記述子(''descriptor'')であり、その配列の要素の番号付けされたシーケンスへのアクセスを提供します。
スライス型は、その要素タイプの配列のすべてのスライスの集合を表します。
要素の数はスライスの長さと呼ばれ、非負の整数です。
初期化されていないスライスの値はnilです。
構文:
SliceType = "[" "]" ElementType ;
スライスsの長さは、組込み関数lenによって知ることができますが、配列とは異なり、実行中に変化する可能性があります。要素は、0 から len(s)-1 までの整数のインデックスで指定できます。ある要素のスライスインデックスは、基礎となる配列の同じ要素のインデックスよりも小さいかもしれません。
スライスは、一度初期化されると、その要素を保持する基礎となる配列と常に関連付けられます。スライスは、その配列や同じ配列の他のスライスとストレージを共有します。
スライスの基礎となる配列は、スライスの端を越えて延びることがあります。容量とは、スライスの長さとスライスを超えるアレイの長さの合計です。スライスaの容量は、組込み関数cap(a)を使って求めることができます。
与えられた要素タイプTに対する新しい初期化されたスライス値は、組込み関数makeを使って作られます。makeは、スライスタイプと、長さとオプションで容量を指定する仮引数を取ります。makeで作成されたスライスは、常に、返されたスライス値が参照する新しい隠れた配列を割り当てます。つまり、以下を実行すると
make([]T, length, capacity)
は、配列を確保してそれをスライスするのと同じスライスを生成するので、この2つの表現は等価です。
make([]int, 50, 100)
new([100]int)[0:50]
配列と同様、スライスは常に一次元ですが、組み合わせて高次元のオブジェクトを構築することができます。配列の配列では、構造上、内部の配列は常に同じ長さですが、スライスのスライス(またはスライスの配列)では、内部の長さは動的に変化する可能性があります。さらに、内部のスライスは個別に初期化する必要があります。
構造体(A struct)は、フィールド(fields)と呼ばれる名前の付いた要素の並びで、それぞれが名前と型を持っています。
フィールド名は、明示的に(IdentifierList)または暗黙的に(EmbeddedField)指定できます。構造体の中では、空白でないフィールド名は一意でなければなりません。
構文:
StructType = "struct" "{" { FieldDecl ";" } "}" ;
FieldDecl = (IdentifierList Type | EmbeddedField) [ Tag ] ;
EmbeddedField = [ "*" ] TypeName ;
Tag = string_lit ;
例:
// 空の構造体です。
struct {}
// A struct with 6 fields.
struct {
x, y int
u float32
_ float32 // 詰め物
A *[]int
F func()
}
型で宣言されているが、明示的なフィールド名を持たないフィールドを埋込みフィールド(''An embedded field'')と呼びます。
埋込みフィールドは、型名Tまたは非インタフェース型名*Tへのポインターとして指定されなければならず、T自体はポインター型であってはならない。
非修飾の型名はフィールド名として機能します。
例:
// T1型、*T2型、P.T3型、*P.T4型の4つの埋め込みフィールドを持つ構造体です。
struct {
T1 // field name is T1
*T2 // field name is T2
P.T3 // field name is T3
*P.T4 // field name is T4
x, y int // field names are x and y
}
フィールド名は構造体型の中で一意でなければならないため、以下の宣言は違法です。
例:
struct {
T // 埋め込みフィールドと競合する *T および *P.T
*T // 埋め込みフィールド T および *P.T と競合します。
*P.T // 埋め込みフィールド T および *T と競合します。
}
A field or method f of an embedded field in a struct x is called promoted if x.f is a legal selector that denotes that field or method f.
----
x.f がそのフィールドまたはメソッド f を示す合法的なセレクタである場合、構造体 x の埋め込みフィールドまたはメソッド f はプロモートされたと呼ばれます。
Promoted fields act like ordinary fields of a struct except that they cannot be used as field names in composite literals of the struct.
----
プロモートされたフィールドは、構造体の複合リテラルでフィールド名として使用できないことを除いて、構造体の通常のフィールドのように動作します。
構造体の型Sと定義された型Tが与えられたとき、以下のようにプロモートされたメソッドが構造体のメソッドセットに含まれます。
Sが埋め込みフィールドTを含む場合、Sと*Sのメソッドセットには、レシーバTを持つプロモートされたメソッドが両方とも含まれます。
Sが埋め込みフィールド*Tを含んでいる場合、Sと*Sのメソッドセットは両方ともレシーバTまたは*Tを持つプロモートされたメソッドを含んでいます。
フィールド宣言の後には、オプションで文字列リテラルのタグを付けることができます。
このタグは、対応するフィールド宣言のすべてのフィールドの属性となります。空のタグ文字列は、タグがないのと同じです。
タグは、リフレクション・インターフェースを通じて表示され、構造体の型の識別に関与しますが、それ以外は無視されます。
例:
struct {
x, y float64 "" // 空のタグ文字列は、タグがないのと同じです。
name string "どんな文字列でもタグとして許される"
_ [4]byte "ceci n'est pas un champ de structure" //こいつは構造体じゃねぇ(仏)
}
// TimeStampプロトコルバッファに対応する構造体です。
// タグ文字列は、プロトコルバッファのフィールド番号を定義します。
// タグ文字列はプロトコルバッファのフィールド番号を定義します。
struct {
microsec uint64 `protobuf:"1"`
serverIP6 uint64 `protobuf:"2"`
}
ポインター型(''A pointer type'')は、ポインターの基本型と呼ばれる所定の型の変数へのすべてのポインターの集合を表します。初期化されていないポインターの値はnilです。
構文:
PointerType = "*" BaseType ;
BaseType = Type ;
例:
関数型(''A function type'')とは、仮引数と結果の型が同じであるすべての関数の集合を表します。初期化されていない関数型の変数の値はnilです。
構文:
FunctionType = "func" Signature ;
Signature = Parameters [ Result ] ;
Result = Parameters | Type ;
Parameters = "(" [ ParameterList [ "," ] ] ")" ;
ParameterList = ParameterDecl { "," ParameterDecl } ;
ParameterDecl = [ IdentifierList ] [ "..." ] Type ;
仮引数または結果のリストの中で、名前(IdentifierList)はすべて存在するか、すべて存在しないかのいずれかでなければならない。
存在する場合、各名前は指定されたタイプの1つのアイテム(仮引数または結果)を表し、署名内の空白でない名前はすべて一意でなければなりません。
存在しない場合、各タイプはそのタイプの1つのアイテムを表します。仮引数と結果のリストは常に括弧で囲まれています。
ただし、名前のない結果が1つだけある場合は、括弧で囲まれていない型として記述することができます。
関数のシグネチャの最後の入力仮引数には、... の接頭辞が付いた型を持つことができます。このような仮引数を持つ関数は variadic と呼ばれ、その仮引数に0個以上の引数を付けて起動することができます。
例:
func()
func(x int) int
func(a, _ int, z float32) bool
func(a, b int, z float32) (bool)
func(prefix string, values ...int)
func(a, b int, z float64, opt ...interface{}) (success bool)
func(int, int, float64) (float64, *[]int)
func(n int) func(p *T)
インターフェース型(''An interface type'')は型集合を定義します。
インターフェース型の変数は、インターフェースの型集合に含まれる任意の型の値を格納することができます。このような型はインタフェースを実装している(''implement the interface'')と言われます。初期化されていないインターフェース型の変数の値はnilです。
構文:
InterfaceType = "interface" "{" { InterfaceElem ";" } "}" .
InterfaceElem = MethodElem | TypeElem .
MethodElem = MethodName Signature .
MethodName = identifier .
TypeElem = TypeTerm { "|" TypeTerm } .
TypeTerm = Type | UnderlyingType .
UnderlyingType = "~" Type .
インターフェイス型(interface type)は、インターフェース要素(interface elements)のリストで指定されます。
インターフェース要素はメソッドか型要素(type element)で、型要素は1つ以上の型項目(type term)の組合わせ(union)です。
型項は単一の型または単一の基礎となる型(underlying type)です。
Go1.18からインターフェース要素にメソッド以外に型要素が許されるようになりました。
最も基本的な形として、インターフェースはメソッドのリスト(空かもしれ ない)を指定します。
このようなインターフェイスで定義される型集合は、これらのメソッドをすべて実装する型の集合で、対応するメソッド集合はインターフェイスで指定されたメソッドのみで構成されます。
型集合が完全にメソッドのリストで定義できるインターフェイスは基本インターフェイス(Basic interfaces)と呼ばれます。
Go1.17まではインターフェースと言えばGo1.18以降の基本インターフェースのことでした。
例:
// シンプルなFileインターフェース
interface {
Read([]byte) (int, error)
Write([]byte) (int, error)
Close() error
}
明示的に指定された各メソッドの名前は一意でなければならず、空白であってはなりません。
例:
interface {
String() string
String() string // 違法:String が一意でない
_(x int) // 違法:メソッドは空白でない名前でなければならない
}
1つのインターフェイスを複数のタイプが実装することができます。例えば、2つのタイプS1とS2が、メソッドセット
例:
func (p T) Read(p []byte) (n int, err error)
func (p T) Write(p []byte) (n int, err error)
func (p T) Close() error
(TはS1またはS2のいずれかを表す)その場合、S1とS2がどのような他のメソッドを持っているか、または共有しているかにかかわらず、FileインターフェースはS1とS2の両方で実装されます。
型は、そのメソッドの任意のサブセットからなる任意のインターフェースを実装し、したがって、いくつかの異なるインターフェースを実装することができる。例えば、すべての型は空のインターフェースを実装します。
例:
interface{}
事前に宣言された型anyは空のインターフェースのエイリアスです。
同様に、型宣言の中に登場する、Lockerというインターフェイスを定義するインターフェイス仕様を考えてみましょう。
例:
type Locker interface {
Lock()
Unlock()
}
S1とS2も実装すれば
例:
func (p T) Lock() { … }
func (p T) Unlock() { … }
これらのインターフェイスは、Fileインターフェイスと同様にLockerインターフェイスを実装しています。
インターフェイスTは、メソッドの指定の代わりに、(修飾されている場合もある)インターフェイス型名Eを使用することができます。Tのメソッドセットは、Tの明示的に宣言されたメソッドのメソッドセットと、Tの埋め込まれたインターフェイスのメソッドセットの組合わせ(''union'')である。
例:
type Reader interface {
Read(p []byte) (n int, err error)
Close() error
}
type Writer interface {
Write(p []byte) (n int, err error)
Close() error
}
// ReadWriterのメソッドは、Read、Write、Closeの3つです
type ReadWriter interface {
Reader // ReadWriterのメソッドセットにReaderのメソッドを含む
Writer // ReadWriterのメソッドセットの中にWriterのメソッドを含む
}
メソッドセットの組合わせには、各メソッドセットの(エクスポートされた、およびエクスポートされない)メソッドが一度だけ含まれており、同じ名前のメソッドは同一のシグネチャを持つ必要があります。
例:
type ReadCloser interface {
Reader // ReadCloserのメソッドセットにReaderのメソッドを含む
Close() // 不正:Reader.CloseとCloseのシグネチャは異なる
}
インターフェイス型Tは、自分自身やTを埋め込むインターフェイス型を再帰的に埋め込むことはできません。
例:
// 違法です。Badは自分自身を埋め込むことはできない
type Bad interface {
Bad
}
// 違法です。Bad1はBad2を使って自分自身を埋め込むことはできない
type Bad1 interface {
Bad2
}
type Bad2 interface {
Bad1
}
マップは、要素タイプと呼ばれる1つのタイプの要素を、キータイプと呼ばれる別のタイプのユニークなキーの集合でインデックス化した順不同のグループです。初期化されていないマップの値はnilです。
構文:
MapType = "map" "[" KeyType "]" ElementType ;
KeyType = Type ;
比較演算子 == と != は、key 型のオペランドに対して完全に定義されていなければなりません。
つまり、key 型は、function、map、slice であってはなりません。キー・タイプがインターフェース・タイプの場合、これらの比較演算子はダイナミック・キーの値に対して定義されていなければなりません。
例:
map[string]int
map[*T]struct{ x, y float64 }
map[string]interface{}
マップの要素数は長さと呼ばれます。マップmの長さは、組込み関数lenで知ることができ、実行中に変化する可能性があります。
マップの要素は、実行中に代入で追加したり、インデックス式で取得したり、組込み関数deleteで削除することができます。
新しい空のマップ値は、マップタイプとオプションの容量ヒントを引数に取る組込み関数makeを使って作られます。
例:
make(map[string]int)
make(map[string]int, 100)
初期容量はそのサイズを制限するものではありません。
マップは、nilマップ(''A nil map'')を除いて、格納されたアイテムの数に応じて成長します。
nilマップは、要素が追加されないことを除けば、空のマップ(''an empty map'')と同じです。
チャネルは、同時に実行される関数が、指定された要素タイプの値を送受信することで通信するためのメカニズムを提供します。初期化されていないチャンネルの値はnilです。
構文:
ChannelType = ( "chan" | "chan" "<-" | "<-" "chan" ) ElementType ;
オプションの <- 演算子で、チャネルの方向(送信または受信)を指定します。
方向が指定された場合、チャネルは方向性を持ちますが、そうでない場合は双方向性となります.
チャネルは、代入や明示的な変換によって、送信のみ、または、受信のみの制約を受けることがあります。
例:
chan T // T型の値を送受信するために使用可能
chan<- float64 // float64 の送信にのみ使用できます。
<-chan int // int の受信にのみ使用可能
<-演算子は、可能な限り左端のチャンネルに関連付けます。
例:
chan<- chan int // chan<- (chan int) に同じ
chan<- <-chan int // chan<- (<-chan int) に同じ
<-chan <-chan int // <-chan (<-chan int) に同じ
chan (<-chan int)
初期化された新しいチャネルの値は、チャネルタイプとオプションの容量を引数に取る組込み関数makeを使って作ることができます。
例:
make(chan int, 100)
容量は、チャネルのバッファのサイズを要素数で設定します。
容量がゼロまたは存在しない場合、チャネルはバッファリングされておらず、送信者と受信者の両方が準備できている場合にのみ通信が成功します。
それ以外の場合は、チャネルはバッファリングされており、バッファが満杯でない場合(送信)、または空でない場合(受信)、通信はブロックされることなく成功します。
nilのチャネルは決して通信の準備ができていません。
チャネルは組込み関数closeで閉じることができます。受信演算子の多値割り当て形式では、チャネルが閉じられる前に受信値が送信されたかどうかが報告されます。
1つのチャネルは、送信文、受信操作、組込み関数capとlenの呼び出しに使用することができ、さらに同期をとることなく、いくつものゴルーチン(''goroutine'')で使用することができます。
チャンネルは先入れ先出しのキューとして機能します。
例えば、1つのゴルーチンがチャネルで値を送信し、2つ目のゴルーチンがそれを受信する場合、値は送信された順に受信されます。 |
2,954 | 第2編 株式会社>第3章 新株予約権
(新株予約権者の請求によらない新株予約権原簿記載事項の記載又は記録)
第259条
株式会社は、次の各号に掲げる場合には、当該各号の新株予約権の新株予約権者に係る新株予約権原簿記載事項を新株予約権原簿に記載し、又は記録しなければならない。
前項の規定は、無記名新株予約権及び無記名新株予約権付社債に付された新株予約権については、適用しない。
----
{{前後
|会社法
|第2編 株式会社
第3章 新株予約権
第4節 新株予約権の譲渡等
第1款 新株予約権の譲渡
|会社法第258条(権利の推定等)
|会社法第260条(新株予約権者の請求による新株予約権原簿記載事項の記載又は記録)
259 |
2,955 | 法学>刑法>コンメンタール盗犯等ノ防止及処分ニ関スル法律
【常習特殊強窃盗】
第2条
2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
前訴及び後訴の各訴因が共に単純窃盗罪である場合には,両者が実体的には一つの常習特殊窃盗罪を構成するとしても,前訴の確定判決による一事不再理効は,後訴に及ばない。
前訴で住居侵入,窃盗の訴因につき有罪の第1審判決が確定した場合において,後訴の訴因である常習特殊窃盗を構成する住居侵入,窃盗の各行為が前訴の第1審判決後にされたものであるときは,前訴の訴因が常習性の発露として行われたか否かについて検討するまでもなく,前訴の確定判決による一事不再理効は,後訴に及ばない。
----
{{前後
|盗犯等防止法
|
|第1条【正当防衛の特則】
|第3条【常習累犯強窃盗】
2 |
2,956 | 法学>民事法>借地借家法>コンメンタール借地借家法
(建物賃貸借契約の更新等)
第26条
本条から第3章「借家」に入るが、借地借家法では「借家権」という文言はない。なお、ここでいう「借家」は日常的な用法とは異なる(借家参照)。
第1項は、期間の定めがある建物賃貸借において、期間満了の1年前から6か月前までの間に、相手方に対して更新をしない旨の通知又は条件を変更しなければ更新をしない旨の通知をしなかったときは、従前の契約と同一の条件で契約を更新したものとみなすというものである。更新された契約は期間の定めがないものとなる。このこと自体は賃貸人、賃借人双方に適用されるものであるが、賃貸人から本項の通知を行う場合は、第28条に基づき、「正当の事由」が求められる。なお、賃貸人から賃借人に対して期間満了の1年前から6か月前までの間に行う通知は、期間が1年以上の定期建物賃貸借(定期借家権)においても、第38条第4項に規定がある(定期建物賃貸借契約期間経過後は、通知から6か月を経過した後に対抗力が生ずる)。
第2項は、期間が満了した後建物の賃借人が使用を継続する場合に、賃貸人が第1項の通知をしていても、遅滞なく異議を述べなければ、第1項と同様の扱いになる、という規定である。
第3項は、建物の転貸借がされている場合には建物の転借人がする建物の使用の継続を建物の賃借人がする建物の使用の継続とみなすものである。
借地借家法第27条 - 期間の定めがない場合の解約の扱いについて。
----
{{前後
|借地借家法
|第3章 借家
第1節 建物賃貸借契約の更新等
|借地借家法第25条(一時使用目的の借地権)
|借地借家法第27条(解約による建物賃貸借の終了)
26 |
2,957 | 法学>民事法>コンメンタール戸籍法
【同意・承諾・許可を要する事件の届出】
第38条
届出事件について父母その他の者の同意又は承諾を必要とするときは、届書にその同意又は承諾を証する書面を添附しなければならない。但し、同意又は承諾をした者に、届書にその旨を附記させて、署名させ、印をおさせるだけで足りる。
届出事件について裁判又は官庁の許可を必要とするときは、届書に裁判又は許可書の謄本を添附しなければならない。
----
{{前後
|戸籍法
|第4章 届出
第1節 通則
|戸籍法第37条【口頭届出・代理届出】
|戸籍法第39条【届出の規定の準用】
38 |
2,958 | それでは、需要曲線とはどんな特徴があるのか見ていく。
価格が上昇するほど需要は小さくなり、価格が下がれば需要量は大きくなる。
したがって、縦軸に価格、横軸に需要量を取ると、需要曲線は右下がりの曲線として描ける。
通常、需要曲線は右下がりであるが、その形状はいろいろな形があり得る。例えば漸近線が直角の双曲線が一例となる。
需要は、家計の可処分所得(実際に消費に回せる所得)にも依存する。
皆、貰っているお給料が増えて懐具合がよくなると、いままで買っていなかったモノをかいたくなるだろう。それと同じことである。
さきほどのリンゴの例でいえば、可処分所得が増えると、家計は同じ価格であっても前よりもたくさんリンゴを買いたいと思うだろう。
例えばリンゴの価格が 100 円の場合、3 個ではなく 5 個解体と思うとする。
すると、先に描いた需要曲線は右方に移動するように見える。
この新しい需要曲線は古い需要曲線よりも右上方に押し上げられている。この需要曲線の移動を、需要曲線のシフトという。
可処分所得以外にも、ある財と競合関係にあるような財の価格も需要に影響する。
例えば、ミカンなど他の果物の価格はリンゴの需要に影響する。
また、ある財の嗜好の変化も同じように需要に影響する。 |
2,959 | 小学校・中学校・高等学校の学習>高等学校の学習>高等学校国語>高等学校国語表現>わかりやすい文を書く
誰かに何かを伝えるための文章は、書いた内容を相手が理解出来てこそ意味があります。読み手に「読みにくい」「意味がわからない」と思われないように、何を意識してわかりやすい文章を作るかが重要です。
長い文章を読むのは大変です。文は出来るだけ短く、主語と述語を近づけると分かりやすくなります。文の長さについては、厳密な決まりはありません。文章の内容次第です。多くの場合、文章は60文字以内に収めるとよいでしょう。
また、「が」で結ばれた長い文章は読みにくくなってしまいます。「が、」を見たら、間に句読点を入れたほうがいいかもしれません。これを専門用語では、冗長表現といいます。
冗長表現は、このほか「という」「こと」「することが出来る」とかがあります。
読点「、」は意味の変化を表し、文章を分かりやすくします。文中の「、」はどこに入れるべきか、明確な決まりはありません。文のリズムやテンポ、話し手の好みによって、「、」の位置は様々です。しかし、一般的には次のような使い分けをすればよいでしょう。
〈基本的な読点の打ち方〉
彼女は黙ってコーヒーを飲む恋人の口元を見つめていました。上の文章は、2通りの読み方が出来ます。それぞれどのような意味だと考えられますか?
彼女は、黙ってコーヒーを飲む恋人の口元を見つめていた。→「黙って」いるのは「恋人」です。
彼女は黙って、コーヒーを飲む恋人の口元を見つめていた。→「黙って」いるのは「彼女」です。
いろいろな意味に取れるような文章は、読者に意味が伝わらないので避けましょう。
文章が長くなりすぎず、分かりやすい文章にする方法がよくわかりました。
正しい句読点を使い、分かりにくい文章を避けるのが大切な理由がよくわかりました。 |
2,960 | 前)(次)
(残余財産の帰属)
第13条の10
解散した法人である労働組合の財産は、規約で指定した者に帰属する。
規約で権利の帰属すべき者を指定せず、又はその者を指定する方法を定めなかったときは、代表者は、総会の決議を経て、当該法人である労働組合の目的に類似する目的のために、その財産を処分することができる。
前2項の規定により処分されない財産は、国庫に帰属する。
13の10 |
2,961 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
(売渡株式等の取得に関する書面等の備置き及び閲覧等)
第179条の10
対象会社は、取得日後遅滞なく、株式等売渡請求により特別支配株主が取得した売渡株式等の数その他の株式等売渡請求に係る売渡株式等の取得に関する事項として法務省令で定める事項を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録を作成しなければならない。
対象会社は、取得日から6箇月間(対象会社が公開会社でない場合にあっては、取得日から1年間)、前項の書面又は電磁的記録をその本店に備え置かなければならない。
取得日に売渡株主等であった者は、対象会社に対して、その営業時間内は、いつでも、次に掲げる請求をすることができる。ただし、第2号又は第4号に掲げる請求をするには、当該対象会社の定めた費用を支払わなければならない。
2014年改正における「特別支配株主の株式等売渡請求」制度創設にあたって新設。
----
{{前後
|会社法
|第2編 株式会社
第2章 株式
第4節の2 特別支配株主の株式等売渡請求
|会社法第179条の9(売渡株式等の取得)
|会社法第180条(株式の併合)
179の10
179の10 |
2,962 | 相手にお願いするとき、動詞+「て」(活用は過去や進行と同様)で、過去形の最後が「だ」となる動詞には「て」の代わりに「で」をつける。
ここまでは共通語と同じであるが、後ろに「な」、「や」をつけることが出来る。
良かったら来てね。
明日までに調べて来てね。
「な」よりも「や」の方が命令のニュアンスを含む。
動詞を次のような形にすることにより命令を表す。
軽い命令を表す。(伸ばして発音することが多い)
そろそろ宿題して。
最後を下げ調子で発音すると、ややきつい意味になる。
そろそろ宿題しなさい。
最後に「や」をつけることもできる。
靴を履いてね。
靴を履きなさいよ。
連用形よりもきつい意味となる。
「する」は「しろ」も可能であるが、「せえ」がよく使われる。
早くしろ。
連用形と同様、最後に「や」をつけることもできる。
しっかり勉強しろよ。
未然形+「んか」または「んかい」で更にきつい意味を作る。
話を聞けよ。
「する」は「せんか」または「せんかい」の形で
しっかりしろ。 |
2,963 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)
(剰余金の配当等に関する責任)
第462条
及び当該行為が次の各号に掲げるものである場合における当該各号に定める者は、当該株式会社に対し、連帯して、当該金銭等の交付を受けた者が交付を受けた金銭等の帳簿価額に相当する金銭を支払う義務を負う。
における当該株主総会に係る総会議案提案取締役
における当該取締役会に係る取締役会議案提案取締役
に係る総会議案提案取締役
における当該株主総会に係る総会議案提案取締役
における当該取締役会に係る取締役会議案提案取締役
における当該株主総会に係る総会議案提案取締役
における当該取締役会に係る取締役会議案提案取締役
における当該株主総会に係る総会議案提案取締役
における当該取締役会に係る取締役会議案提案取締役
第1項の規定により業務執行者及び同項各号に定める者の負う義務は、免除することができない。ただし、前条第1項各号に掲げる行為の時における分配可能額を限度として当該義務を免除することについて総株主の同意がある場合は、この限りでない。
----
{{前後
|会社法
|第2編 株式会社
第5章 計算等
第6節 資本金の額等
|会社法第461条(配当等の制限)
|会社法第463条(株主に対する求償権の制限等)
462 |
2,964 | 鍋とパンは火の上に置いて食材を放り込み固定する器として使用する調理器具。
煮る、茹でる、焼く、揚げるなどの調理を行う事ができる。
この種の器具には釜、鍋、パンなどがある。
鍋料理
Cookbook:Pots and Pans
ספר מתכונים/סירים ומחבתות |
2,965 | 前)(次)
第5条
マンション建替組合(以下「組合」という。)は、マンション建替事業を施行することができる。
マンションの区分所有者又はその同意を得た者は、一人で、又は数人共同して、当該マンションについてマンション建替事業を施行することができる。
05 |
2,966 | <第16課 | 第18課>
Berlin ist die größte Stadt in Deutschland.
ベルリンはドイツでもっとも大きな都市です。
Sein Haus ist am größten.
Ihr neues Buch ist interessanter als ihr Früheres.
彼女の新しい本は、以前のものより面白い。
Am liebsten esse ich Obst.
私は果物を一番好んで食べます。
Wörter単語:
Grammatik 文法:
Thema: Komparativ und Superlativ der Adjektive und Adverben
ドイツ語の形容詞には、比較級、最上級がある。これによって程度の差を現す。最上級は、定冠詞とともに用いる。
形容詞の比較級、最上級の作り方には、規則変化と不規則変化がある。ほとんどの形容詞は規則変化する。以下その例を示す。
変化表:Tafel
Regelmässige Veränderung
schön, schöner, am schönsten
klein, kleiner, am kleinsten
bequem, bequemer, am bequemsten
wenig, weniger, am wenigsten
規則変化する形容詞のなかには、語幹が変音するものがある。
Regelmässige Veränderung, aber mit Umlaut
groß, größer, am größten
lang, länger, am längsten
kurz, kürzer, am kürzesten
...
不規則変化する形容詞は少ないが、重要なものが多い。
Unregelmäßige Veränderung
viel, mehr, am meisten
gut, besser, am besten
Mit Nomen
名詞を修飾する場合
比較級、最上級の形容詞も、原級同様、名詞化して用いることができる。……
Komparativ und Superlativ des Adverbs
ドイツ語では副詞にも比較級と最上級がある。副詞の比較級と最上級は、形容詞と同じ形である。ただし最上級の場合は 形容詞を名詞化したものを伴う(中性扱い)。
am besten
am wenigsten
am letzten
am mindesten
am meisten
<第16課 | 第18課> |
2,967 | 第2編 株式会社>第2編第2章 株式
(募集株式の引受け)
第206条
次の各号に掲げる者は、当該各号に定める募集株式の数について募集株式の引受人となる。
----
{{前後
|会社法
|第2編 株式会社
第2章 株式
第8節 募集株式の発行等
|会社法第205条(募集株式の申込み及び割当てに関する特則)
|会社法第206条の2(公開会社における募集株式の割当て等の特則)
206 |
2,968 | 法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(裁判所書記官の執行処分の効力等)
第167条の4
少額訴訟債権執行の手続において裁判所書記官が行う執行処分は、特別の定めがある場合を除き、相当と認める方法で告知することによつて、その効力を生ずる。
前項に規定する裁判所書記官が行う執行処分に対しては、執行裁判所に執行異議を申し立てることができる。
第10条第6項前段及び第9項の規定は、前項の規定による執行異議の申立てがあつた場合について準用する。
----
{{前後
|民事執行法
|第2章 強制執行
第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行
第4款 債権及びその他の財産権に対する強制執行
第2目 少額訴訟債権執行
|民事執行法第167条の3(少額訴訟債権執行の開始等)
|民事執行法第167条の5(差押処分)
167の4 |
2,969 | 法学>民事法>民法>コンメンタール民法>第2編 物権 (コンメンタール民法)
(不動産の付合)
第242条
不動産の所有者は、その不動産に従として付合した物の所有権を取得する。ただし、権原によってその物を附属させた他人の権利を妨げない。
不動産の附合物の権利の帰属についての規定である。
播かれた種から生育した苗の所有権は、播種が土地使用の権原のない者によつてなされた場合は、土地所有者に属する。
二階建アパートの階下の一画の区分所有権者が、これを賃貸の目的で改造するために取りこわし、柱および基礎工事等を残すだけの工作物とした上で、右工作物を、賃借人の負担で改造する約束で賃貸し、賃借人において約旨に従い建物として完成させた場合には、賃借人の工事により附加された物の附合により、右建物は工作物所有者の所有に帰したものと解すべきである。
地盤所有権の取得につき未登記のままその地盤上に植栽された立木の所有権と対抗要件。
地盤所有権の取得につき未登記のままその地盤上に植栽した立木の所有権を、第三者に対抗するには、公示方法を必要とする。
建物の賃借部分の改築により借家人のため区分所有権が成立したとされた事例。
二階建木造建物の階下の一部を賃借した者が、判示事情のものに賃貸人の承諾をえて賃借部分をとりこわしその跡に自己の負担で店舗を作つた場合には、右店舗の一部に原家屋の二階が重なつており、既存の二本の通し柱および天井の梁を利用していても、他に特段の事情のないかぎり右店舗部分は従前の賃借人の区分所有権に帰すものと解すべきである。
建物新築部分の従前の建物への附合の成否については、当該新築部分の構造、利用方法を考察し、右部分が従前の建物に接して築造され、構造上建物としての独立性を欠き、従前の建物と一体となつて利用され取引されるべき状態にあるときは、右部分は従前の建物に附合したものと解すべきであつて、新築部分が従前の建物とその基礎、柱、屋根などの部分において構造的に接合していないことから、ただちに附合の成立を否定することは許されない。
建物の賃借人が建物の賃貸人兼所有者の承諾を得て賃借建物である平家の上に二階部分を増築した場合において、右二階部分から外部への出入りが賃借建物内の部屋の中にある梯子段を使用するよりほかないときは、右二階部分につき独立の登記がされていても、右二階部分は、区分所有権の対象たる部分にはあたらない。
付近住民の採草放牧や薪炭材採取等に利用されていた入会地が、入会住民全員の同意のもとに、入会権を存続させ入会住民の保育した天然の樹木を売却する際にはその保育に対する報償として売却代金の一部を入会住民に交付することを条件として村に贈与され、右条件の趣旨に沿つて村が制定した条例に従つて、入会住民が造林組合を結成して組合名義で村に対し入会地の天然の樹木の伐採申請をし、これを受けた村が右樹木を売却してその代金の一部を組合に交付してきたなど判示の事実関係のもとにおいては、右入会地上に生育する天然の樹木は、共有の性質を有しない右入会地の所有者である村の所有に属する。
----
{{前後
|民法
|第2編 物権
第3章 所有権
第2節 所有権の取得
|民法第241条(埋蔵物の発見)
|民法第243条(動産の付合)
242 |
2,970 | 本項は、京都産業大学の入学試験対策に関する事項である。
京都産業大学は京都府京都市にある私立大学である。入試問題は、教科書レベルの基礎的な問題が多い。地歴は受験生の間で差が付きやすいため、しっかりと勉強することが大切である。
英語
設問の形式は多岐にわたりバランスの取れた出題がなされる。よく習熟された文法・語法力が要求されるが、総じて設問の難易度は基礎~標準的であり、一般的な単語帳・文法書を一通りこなしてある程度英文解釈力を養っておけば合格は難しくない。発音の問題は受験生が手の届きにくい分野なので対策が必要。
国語
現代文・古文ともに教科書に出てくるレベルの物が多い。
地歴
オールマーク式。教科書レベルの問題が多いが、教科書の中でも重要語句でないような語句を聞くような問題が出るため、教科書は隅々までやること。
理科
教科書レベルの基礎問題が出題される。 |
2,971 | 小学校・中学校・高等学校の学習>中学校の学習>中学校音楽>発声・合唱について
肺から空気を取り入れると、声帯も動いて音が出ます。なお、声帯は2枚の薄い筋肉からなり、喉の奥にあります。
私達の声は子供から大人になるまでに、より大人らしく聞こえるように変わります(変声期)。変声期は第二次性徴に見られます。女の子の変声はあまりはっきりしません。しかし、男の子の声は次第に小さくなります。喉の軟骨(喉仏)が成長すると、声帯も伸びて、厚くなります。そのため、3カ月から1年間、声が出せなくなったり、声が裏返ったり、声に違和感もあったりします。この時期は、無理に声を使いすぎないようにしましょう。 |
2,972 | (従犯減軽)
第63条
従犯の刑は、正犯の刑を減軽する。
従犯は、共犯において犯罪への関与度が低いため、正犯に比べて当罰性が低く、正犯より罪が軽減されて然るべきである。
逆に、正犯以上の当罰性が求められるのであれば、それは、従犯とは言えず共同正犯又は共犯街の独立の犯罪を構成していると考えられる。
----
{{前後
|刑法
|第1編 総則
第11章 共犯
|刑法第62条(幇助)
|刑法第64条(教唆及び幇助の処罰の制限) |
2,973 | 小学校・中学校・高等学校の学習>中学校の学習>中学校保健体育>中学校高等学校保健体育実技編
小学校・中学校・高等学校の学習>高等学校の学習>高等学校保健体育>中学校高等学校保健体育実技編
※高等学校体育へのリンク → 高等学校体育
この書籍は、高等学校の科目「保健体育」の実技編になります。
本Partは学研教育みらいの年度版副教材『[https://gakkokyoiku.gakken.co.jp/junior_high_school/1131/ 中学体育実技]』と大修館書店の年度版副教材『[https://www.taishukan.co.jp/hotai/high/product/?type=supplement&id=68 ステップアップ高校スポーツ]』をベースに作成しています。
中学生の体育実技と全く共通のため、リンク先は「中学校高等学校保健体育実技編/●●」とします。 |
2,974 | 高校物理I、等速直線運動の平均の''速さ''の説明
制作:YouShow
Information
|description=高校物理I、等速直線運動の平均の''速さ''の説明
|date=2005-11-12
|source=画像:高校物理I 等速直線運動 平均の速度.svg
|author=YouShow~jawikibooks |
2,975 | コンメンタール労働>労働契約法
(有期労働契約の更新等)
第19条
有期労働契約であって次の各号のいずれかに該当するものの契約期間が満了する日までの間に労働者が当該有期労働契約の更新の申込みをした場合又は当該契約期間の満了後遅滞なく有期労働契約の締結の申込みをした場合であって、使用者が当該申込みを拒絶することが、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められないときは、使用者は、従前の有期労働契約の内容である労働条件と同一の労働条件で当該申込みを承諾したものとみなす。
当該有期労働契約が過去に反復して更新されたことがあるものであって、その契約期間の満了時に当該有期労働契約を更新しないことにより当該有期労働契約を終了させることが、期間の定めのない労働契約を締結している労働者に解雇の意思表示をすることにより当該期間の定めのない労働契約を終了させることと社会通念上同視できると認められること。
当該労働者において当該有期労働契約の契約期間の満了時に当該有期労働契約が更新されるものと期待することについて合理的な理由があるものであると認められること。
----
{{前後
|労働契約法
|第4章 期間の定めのある労働契約
|労働契約法第18条(有期労働契約の期間の定めのない労働契約への転換)
|労働契約法第20条(船員に関する特例)
19 |
2,976 | オブジェクトはメモリー上に領域が確保され、値が格納されますregister 型修飾子を伴って宣言された変数は例外です。。
メモリーをバイト単位の一次元配列と考えた場合、その配列の添え字が''アドレス''です。
バイト単位の一次元配列であることを強調するため、''バイトアドレス''とも呼ばれます。
1バイトは最小でも8ビットで、そのビット数はlimit.hのマクロCHAR_BITで定義されています、10進数で256(28)通りの値を格納できます。256通り以上の値を格納するに連続した複数のバイトを一塊として使用します。
オブジェクトのアドレスを取得するには、オブジェクト名の前に&演算子(アドレス演算子)を付けます。
アドレス演算子:
&オブジェクト名
オブジェクトaのアドレス:
&a
[https://paiza.io/projects/8HFv1TKYcuPu3X5fcnb_-A?language=c 変数のアドレスを表示する]:
int main(void) {
int a = 1234;
printf("変数aの値は%d\n", a);
printf("変数aのアドレスは%p\n", &a);
printf("main関数のアドレスは%p\n", &main);
}
実行結果:
変数aの値は1234
変数aのアドレスは0x7ffe13618a64
main関数のアドレスは0x401130
この様に、オブジェクトには変数の他、関数も含まれます(アドレスの値は実行条件によって異なります)。
&main
は、main関数のアドレスを得る式で、単に
main
でも同じ意味です。この様に関数もメモリー上のオブジェクトなのでアドレスを持ちます。
[https://paiza.io/projects/xsiDDBKwOZVAQz8zRHXj3g?language=c コード例]:
int main(void) {
int i = 1234, *r = &i
printf("変数iは%d\n", i);
printf("変数iのアドレスは%p\n", &i);
printf("ポインタ変数rの値は%p\n", r);
printf("iは%d\n", i);
printf("*rは%d\n", *r);
}
実行結果:
変数iは1234
変数iのアドレスは0x7ffe8d127c4c
ポインタ変数rの値は0x7ffe8d127c4c
iは1234
最後の*rのprintfの引数には、変数i は書かれてないのに、変数iと同じ値になっています。
このように、ポインタはきっちりとアドレスを受け継いでいることが分かります。
このことから「ポインタとは単にアドレスを格納するための型である」と思ってしまいがちですが、指し示す型の大きさや符号の有無(配列なら要素数や次数)などの特性おも示していることに、注意が必要です。
下記コードのように、ポインタ型変数を一切宣言しなくても、アドレスの情報をもとにして最初の数を復元することが可能です。
ポインタ型の知識はいったん置いといて、下記のコードを実行してみましょう。
[https://paiza.io/projects/v3buP57FmZAuxyk6wblgcw?language=c コード例]:
int main(void) {
int i = 1234;
printf("変数iは%d\n", i);
printf("変数iのアドレスは%p\n", &i);
printf("*(&i)は%d\n",*(&i) );
}
実行結果:
変数iは1234
変数iのアドレスは0x7ffe31a1ffa4
このように、ポインタ型変数を全く宣言しなくても、アドレス情報をもとにすることで最初の値(例では1234)を復元することが可能です。ポインタの学習で悩んだら、これらの基本例に立ち返りましょう。
上記例では説明の都合上、printfに引数に&演算と*演算を使いましたが、下記コードのように何もprintfの引数でなくとも、&演算と*演算は型宣言時に行わなくても使用可能ですprintfは命令でもキーワードでもなく組込み関数でもなく、単に標準ライブラリー関数の1つなので printf() の引数が特別扱いされる理由はありません。ただし、printf は引数の数が固定でない可変引数の関数なので、第一引数の文字列で指定した型指定子数や内容によって第二引数以降の型が違うという特性があります。。
[https://paiza.io/projects/45-2ydy5Cr3r59caSglpGQ?language=c コード例]:
int main(void) {
int i = 1234;
printf("変数iは%d\n", i);
printf("変数iのアドレスは%p\n", &i);
printf("*(&i)は%d\n", *(&i));
int v = *(&i);
printf("vは%d\n", v);
}
実行結果:
変数iは1234
変数iのアドレスは0x7ffef3fbc9c4
vは1234
ポインタの機能として、ポインタ変数を宣言する事によって、なんらかの別の変数のアドレスを格納する事ができるだけの領域を確保します。
ポインタ変数がその変数の値として格納するものは、指し示すべき対象のオブジェクトが格納されたアドレスです。
ポインタ変数の宣言では、指し示すべき対象のデータの型を指定します。
このようなメモリー上のデータの記憶位置を指定するデータである「アドレス」を格納するための変数のことをポインタ変数といいます。
上記コード例のようにC言語では、変数宣言において、変数名の直前に「*」を伴って宣言された変数は、(その*よりも前に書かれた型のデータを指し示す)ポインタ変数の宣言になります。
ポインタ変数の名前は、他の変数の名前と同様に有効な識別子でなければいけません。
初期化を伴わないポインタ変数 pの宣言:
int *p;
ポインタpの指し示すオブジェクトの型は int であることは確定していますが、ポインタ変数pの値は不定で p を使って参照することは不正です。
そこでポインタ変数の宣言と同時に初期値を与えることが強く推奨されます。
初期値として適切な式が即座に思いつかない時にはNULLで初期化することが(ワーストケースを避けるため)妥当です。
NULLで初期化するポインタ変数 pの宣言:
int *p = NULL;
とすれば、p を NULL で初期化出来ます。
NULLは、どの様な型へのポインタとして有効な値で、なおかつ有効なアドレスではないことが言語仕様で保証されています。
このことで、NULLを使った参照を実行時に捕捉できる可能性が出てきます(実行時にNULLによる参照を捕捉できるかは言語処理系と実行環境依存です。一般に、UnixではSIGSEGVが、Windowsでは構造化例外処理による例外が上がりますが、0番地からどの程度離れた番地への参照を捕捉するかなどでバリエーションがあります。)。
int *junk234;
では、ポインタ変数の名前は junk234 です。
[https://paiza.io/projects/VkYHQlIWFyach1ON3BsrYQ?language=c コード例]:
int main(void) {
int i = 1234,
*p = &i
printf("整数変数iのアドレスは%p\n", &i);
printf("ポインタ変数pの値は%p\n", p);
}
実行結果:
整数変数iのアドレスは0x7ffcb0de444c
ポインタ変数pの値は0x7ffcb0de444c
このように、ポインタ変数pの値として、整数変数iのアドレスが格納できている事が分かります。
ポインタに変数を指させる:
int main(void) {
int i, *pi = &i//piにiのアドレスを格納します。
}
ポインタへアドレスを格納
書式:
ポインタ変数 = &オブジェクト;
「*ポインタ名」を使って、そのアドレスの指している先の変数の値を書きかえることもできます。
ポインタを使って変数を書き換える場合、書き換えられる変数は、そのポインタに代入されているアドレスに対応する変数が書き換えられるのです。
変数の書き換え処理の記法は、具体的には後述するように代入を使って、書き換えが行われます。
さて、
ポインタを使って、
ポインタが指す変数に値を間接的に代入するには、次のように*演算子を用います。
変数の書き換え(書き換え前)。:
int main(void) {
int i = 55;
int *pi = &i
//*pi = 1234; // コメントアウトした場合
printf("%d\n", i); // 出力している変数は(piではなく) i
}
実行結果:
55
書き換え後
int main(void) {
int i = 55;
int *pi = &i
*pi = 1234; // コメントアウトしない場合
printf("%d\n", i);
}
実行結果:
1234
このように、確かに変数iを55から1234に書き換えています(printfで出力している変数はiです)。
ポインタを用いて変数に代入します。:
int main(void) {
int i, *pi = &i
*pi = 1234;
printf("%d\n", i);
}
実行結果:
1234
上記のプログラム中では、一度も「i = 1234」とは記述されていないにもかかわらず、実行結果では、printfによる変数iの表示で「1234」の表示が行われています。このことから、ポインタ(上記コードではpi)を使用して「*pi = 1234」のように書くことで、ポインタの指し示す変数(上記コードではi)に代入をする事ができる事が分かります。
ポインタを介した代入
書式:
ポインタを使って、
ポインタが指す変数の値を間接的に参照するには、次のように*演算子を用います。
ポインタを用いて変数を参照します。:
int main(void) {
int i = 1234,
*pi = &i
printf("%d\n", *pi);
}
実行結果:
1234
一般に、「*ポインタ名」は「変数名」と同じものを表しています。なので、上記のコードの場合、
printf("%d", *pi) とは、つまり、printf("%d", i) のことなので、よってprintfで「1234」を表示します。
書式: (ポインタの示すオブジェクトの参照)
「ポインタ」という用語は、文脈によってポインタ型、ポインタ型の変数、ポインタ型の変数の値のいずれかを指す。
世間ではそれらをまとめて「ポインタ」と呼んでいるので、何を指すかは文脈で判断します。
ポインタ型はある型から導出し、
その型の実体を参照するための値(一般にアドレス)を持つ。
つまり、ポインタ型は「ポインタ型」として単体であるのではなく、
あくまで他の型から導出して作られます。
ある型Tから導出したポインタ型を「Tへのポインタ」と呼びます。
つまり、intへのポインタや、doubleへのポインタなどがあるわけです。
[https://www.open-std.org/jtc1/sc22/wg14/www/docs/n3054.pdf N2176 C17 ballot ISO/IEC 9899:2017 p31, §6.2.5 Types]
ポインタ型の変数は、
別のオブジェクトへのアドレスを格納し、
そのアドレスの指している先のオブジェクトに、
間接的にアクセスできます。
ポインタ型の変数の値は、
前述したように一般にアドレスです。
ただしアドレスなら何でもいいわけではなく、
そのアドレスはオブジェクトを指している必要があります。
さて、ポインタの宣言の記述は次のようになっています。
ポインタのデータ型 *ポインタ名;
ポインタのデータ型とポインタ名は、
変数の宣言のときと同様です。
同じデータ型へのポインタは「,(コンマ)」で区切って一行で宣言できます。
その場合は、各々のポインタ名の前に*をつけること。
ポインタ変数の宣言:
int main(void) {
int *pi;//int型へのポインタpiを宣言します。
return 0;
}
複数のポインタを一行で宣言するとき、しばしば下の例のような誤りを犯す場合があります。
typedefを用いないポインタ変数の宣言:
int main(void) {
int* p1, p2;//int型へのポインタであるp1と、int型の変数であるp2が宣言されます。
return 0;
}
上の例はtypedefを用いて、下の例のように記述することができます。
typedefを用いたポインタ変数の宣言:
int main(void) {
typedef int *PINT;
PINT p1, p2;//int型へのポインタであるp1とp2が宣言されます。
return 0;
}
アドレス値は加減算が可能です後述する関数へのポインターでは加減算は行なえません。。このことを利用して、計算によって目的のアドレス値を指定したり、配列の添字ベースの距離を求めたりできます。
[https://paiza.io/projects/7bAKiAioi1UV0Zd9AMUwNw?language=c アドレスの加減算]:
int main(void) {
const int ary[] = {123, 55, 818, 1192, 777};
const int *a = &ary[0];
printf("&ary[0] = %p\n", a);
const int *b = &ary[1];
printf("&ary[1] = %p\n", b);
ptrdiff_t delta = b - a; // 配列の要素間の距離(間にある要素の数)
printf("&ary[1] - &ary[0] = delta = %td\n", delta);
const int *v = ary + delta;
printf("*vは%d\n", *v);
}
出力結果:
&ary[0] = 0x7ffe0052c910
&ary[1] = 0x7ffe0052c914
&ary[1] - &ary[0] = delta = 1
注目してほしいのは0番目の要素のアドレスと1番目の要素のアドレスの差は1ではなく4(0x7ffe0052c914 - 0x7ffe0052c910)だという点です。
他方、ポインター同士の引き算の結果は、1 となっています。
またポインター同士の引き算の値の型は int や long ではなく ptrdiff_t を使っています。
これは、環境や処理系により各々の型の大きさの差の影響を受けない様にするためです。
このように、ポインター同士のの引き算は、バイトアドレスの差ではなくポインターの指し示すオブジェクトの型を要素とする配列の添え字に相当する整数値をとります。
{{コラム|intにアドレス値を代入してはいけない!|2=
intにアドレス値を代入してはいけません{{Cite web
|title=INT36-C. ポインタから整数への変換、整数からポインタへの変換
|url=https://www.jpcert.or.jp/sc-rules/c-int36-c.html
|date=2015-03-16
|accessdate=2021/11/10
|publisher=一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター
。
[https://paiza.io/projects/DOnxsV6dak3WlbVue3g66g?language=c サンプルコード]:
int main(void) {
printf("sizeof(int*) = %zu\n", sizeof(int *));
printf("sizeof(int) = %zu\n", sizeof(int));
int ary[10];
int x = (int)&ary
printf("&ary = %p, x = %#x\n", &ary, x);
uintptr_t y = (uintptr_t)&ary
printf("&ary = %p, n = %#lx\n", &ary, y);
}
出力結果(amd64):
sizeof(int*) = 8
sizeof(int) = 4
&ary = 0x7ffc8f9293a0, x = 0x8f9293a0
&ary = 0x7ffc8f9293a0, n = 0x7ffc8f9293a0
型の変数にアドレス値を保存する事ができません。
を使います。
を使っても指し示す先の型情報は失われます。
[https://paiza.io/projects/DOnxsV6dak3WlbVue3g66g?language=c uintptr_t を使っても指し示す先の型情報は失われる]:
int main(void) {
int ary[10];
uintptr_t i = (uintptr_t)&ary[2];
uintptr_t j = (uintptr_t)&ary[6];
printf("&ary[6] - &ary[2] = %#ld\n", &ary[6] - &ary[2]);
printf("j - i = %#ld\n", j - i);
}
出力結果(amd64):
&ary[6] - &ary[2] = 4
j - i = 16
関数も変数などと同じメモリー上のオブジェクトなのでアドレスを持ち、そのアドレスをポインター変数に保存し、ポインター変数を介して呼び出すことができます。
[https://paiza.io/projects/uJ4zICv_ROX1PahRsWfLCg?language=c 関数へのポインター使用例]:
static int add(int x, int y) { return x + y; }
static int sub(int x, int y) { return x - y; }
static int mul(int x, int y) { return x * y; }
static int div(int x, int y) { return x / y; }
static int mod(int x, int y) { return x % y; }
int main(void) {
struct {
char *opr;
int (*pfi)(int, int);
} tbl[] = {
{"+", add},
{"-", sub},
{"*", mul},
{"/", div},
{"%", mod},
{.opr = NULL},
};
for (int i = 0; tbl[i].opr != NULL; i++)
printf("45 %s 7 = %d\n", tbl[i].opr, tbl[i].pfi(45, 7));
}
出力結果:
45 + 7 = 52
45 - 7 = 38
45 * 7 = 315
45 / 7 = 6
45 % 7 = 3
単純に和差積商と剰余を表示するプログラムです。
演算子の記号と、「2つの引数を取り演算子を適用するだけの関数へのポインター」の対の構造体のテーブルを作りイテレーションしています。
関数へのポインター:
int (*pfi)(int, int);
本題の関数へのポインターの宣言です(この例では構造体定義の一部ですが)。
と結合してポインターを返す関数の宣言になってしまいます。
関数へのポインターを保持する変数と、保持される関数のシグネチャーは一致している必要があります。
シグネチャー:関数の引数の型と順序及び戻り値の組合わせ。
C言語にはラムダ式はないので2022年6月現在策定中のC23にC++風のラムダ式のプロポーザルが上がりましたが、いまのところ working draft には含まれていません。、名前付き関数を定義してその名前(=アドレス)を使って関数へのポインターに代入または初期化します。
今回、関数へのポインターによって間接参照する関数には static 修飾子を付けファイルスコープであることを明示しました。
標準ライブラリ関数の qsort() の最後の引数も関数へのポインターです。
[https://paiza.io/projects/-G0QQQjTpSCtdSm9wz6Zww?language=c qsort関数の使用例]:
static int compare(const void *a, const void *b) {
return *(int *)a - *(int *)b;
}
int main(void) {
const int data[] = {8, 5, 3, 9, 1, 0, 7, 6, 4, 2};
const int n = sizeof data / sizeof *data;
qsort(data, n, sizeof *data, compare);
for (int i = 0; i < n; i++)
printf("%d ", data[i]);
printf("\n");
}
出力結果:
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
thumb|図2
別のポインタを指すポインタを作ることができます。
ポインタを指すポインタを宣言する時には、
ポインタ名の前に*単項演算子を1つ多くつけます。
ポインタを指すポインタが指しているポインタが指しているオブジェクトにアクセスするには、
ポインタを指すポインタ名の前に*単項演算子を1つ多くつけます。
ポインタを指すポインタの使用例:
int main(void) {
int i,
*pi = &i,
**ppi = π
**ppi = 1234;
printf("%d", i);
}
ppiが間接的に指す変数iに値1234を代入します。
void型へのポインタを宣言することができます。
void型へのポインタは、他の型へのポインタを格納できます。
間接演算子を使うときは型キャストして用います。
void型へのポインタはインクリメントやデクリメントと整数との加減算は出来ないです。
void型へのポインタ:
int main(void) {
char c = 12, *cp = &c
int i = 34, *ip = &i
float f = 5.6, *fp = &f
double d = 7.8, *dp = &d
void *vp = cp;
printf("vpが指すchar型の値は%i。\n", *(char*)vp);
vp = ip;
printf("vpが指すint型の値は%i。\n", *(int*)vp);
vp = fp;
printf("vpが指すfloat型の値は%f。\n", *(float*)vp);
vp = dp;
printf("vpが指すdouble型の値は%f。\n", *(double*)vp);
return 0;
}
ポインタは、4つの算術演算子(+, ++, -, --)を使って、整数を加算減算することができます(void型へのポインタは除く)。
ポインタにn加えると、ポインタのバイトアドレスは「そのポインタの型のサイズ*n」だけ進む。
ポインタの演算は、ポインタが配列や配列の要素を指す場合によく使われます。
ところで、ポインタが指しているオブジェクトには、ポインタを使って、普通の変数と同様に参照できます。
その際、演算の優先順位には注意が必要です。
上の記述では、pをインクリメントし、
そのアドレスにある値を返す。
(*p)++;
上の記述では、pのアドレスにある値をインクリメントします。
ポインタをconst修飾子による定数化と組み合わせて用いたい場合、少々、下記のような複雑な問題があります。
問題の概要は、
などの事情です。
このため、下記のような通常のコードでも、コンパイラによっては警告文が出ます(コンパイル自体は可能です。参照先を書き換えようとはしていないので)。
const修飾子とポインタ:
int main(void) {
const int a = 3;
const int b = 7;
int* pa = &a
printf("%d\n", *pa); //
pa = &b
printf("%d\n", *pa); //
}
実行結果:
3
7
上記コードで警告が出る場合、MinGWの場合なら、それは下記のようにaとpaの型の不一致が原因です。
コンパイラ内部では、const int宣言された変数は、int型ではなくconst int型という別種の型で宣言されているからです。なのでポインタ pa のほうも const int 型で宣言しなければなりません。
ただしこの場合、ポインタ宣言時にconst をつけたにもかかわらず、下記のようにポインタの指し示す先を変更できてしまいます。しかも警告表示は一切出ません(MinGWで確認)。
const修飾子の修飾先はポインタ変数自身?参照先のオブジェクトか?:
int main(void) {
const int a = 3;
const int b = 7;
const int* pa = &a // const がついている
printf("%d\n", *pa); //
pa = &b
printf("%d\n", *pa); //
}
実行結果:
3
7
ポインタ変数自体を書き換えたくない場合、int* const paのように int* と変数名のあいだにconstを書きます。
int main(void) {
const int a = 3;
const int b = 7;
int* const pa = &a // const がポインタ変数を修飾
printf("%d ", *pa); //
printf("\n");
pa = &b // const オブジェクトへの再代入
printf("%d ", *pa); //
printf("\n");
}
実行結果:
※エラーになり、コンパイル不可能。
エラーになる理由は、定数として宣言されたポインタ変数 pa を書き換えようとしたからです。
上記コードでは、アスタリスク( * )の前にconstがあるのか、アスタリスクの後ろにconstがあるのかで、区別しています。
よって下記コードのように、int const *paのようにアスタリスクの後ろにconstをつければ、コンパイル可能です。
int main(void) {
const int a = 3;
const int b = 7;
int const *pa = &a // const が参照先を修飾
printf("%d ", *pa); //
printf("\n");
pa = &b
printf("%d ", *pa); //
printf("\n");
}
実行結果:
3
7
int aのようにaやbにconstをつけずにint const *paのように宣言した場合、ポインタ変数paだけが定数になるので、aやb自体の書き換えは可能です。ただし、コンパイラによっては動作が不安定かもしれないので、なるべくなら避けたほうが安全です。
int main(void) {
int a = 3;
int* const pa = &a // const がポインタ変数を修飾
printf("*paは %d ", *pa); //
printf("\n");
//pa = &b // 定数paを書き換えようとしているのでエラーになるのでコメントアウト(狙い通りの正常なエラー)
//printf("%d ", *pa); //
//printf("\n");
a = 15; // a自体はconst 宣言されてないので書き換え可能
printf("aの書き換え後\n"); //
printf("*paは %d \n", *pa); //
printf("aは %d \n", a);
}
実行結果:
aの書き換え後
aは 15 |
2,977 | 小学校・中学校・高等学校の学習 > 高等学校の学習 > 高等学校工業 > 工業技術英語
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加筆・訂正を行ってくれる協力者をお待ちしています。この内容は暫定的な物です。
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指導要領では次のように教育内容を定めてます。
章や節のページ名の命名での混乱を回避するため、各項目のページ名は、指導要領の表現に準拠した名称に統一したいと思います。 |
2,978 | 名誉概念は、以下のとおり分類される。
第230条
第230条の2
第232条
不特定又は多数の者が知ることができる状態となることであり、方法を問わない。
特定・少数であっても、具体的な「伝搬可能性」があれば、「公然性」を認める。「伝搬可能性」とは、発信者の名誉毀損行為が内容を保って伝搬する可能性を言い、単に特定・少数の場で名誉を毀損する発言をした場合は「公然」と言えないが、例えば、その特定・少数中に新聞記者がいて、その発言が報道されることを認識していれば「公然性」を認めうる。しかしながら、無断録音など発信者に伝搬の可能性の認識がない場合は、公然性に故意が認めがたい。
外部的名誉を害するに足る程度の具体的事実。悪事その他、人の社会的名誉を害するに足る具体的事実。ただし、具体性を要するが、対象について明示する必要はない。
支払い能力などの経済的な信頼即ち「信用」に関する事実については、信用毀損罪を構成するので、これに含まれない(一般法・特別法の関係)。
原則として(例外は次項及び次節参照)、その事実が真実であるか否かを問わない。
死者に対する名誉毀損については、「虚偽」であり、発信者がそれを虚偽であることを認識していることを要する(後述)。
特定されている必要はなく、行為全体から推知されることで足りる。
意思能力の有無を問わない。
罪数の問題に帰結される。
死者の名誉も名誉毀損の対象である。
名誉毀損の告訴後、被害者が亡くなった場合、生存者に対する名誉毀損の例による。一方、名誉毀損とされる行為後、告訴前に被害者が亡くなった場合は死者の名誉毀損の例による(刑事訴訟法第233条第2項本文)。
学説は以下のとおり分かれる。
遺族を主体とすることは、遺族の有無により本罪の成立の有無が左右されるのは適当でないし、又、遺族は遺族として固有の名誉を持ちうるため、適当でない。公共的法益とするのは、親告罪とすることと相入れない。
生存者と異なり、「虚偽の事実」であることを要し、真実に事実である場合、名誉毀損を構成しない。歴史的研究等を阻害しないためとされる。
「虚偽」を発信者が創出したことを要するものではないが、毀損の意思をもって、確定的に虚偽であることを認識していることを要する。即ち、単なる噂を、「未必の故意」をもって発信することでは足りない。
名誉は個人に属するものであるので親告罪である。
「死者の親族又は子孫」が告訴権者となる(刑事訴訟法第233条第1項)。
「親族」は民法第725条による、その他の子孫も告訴権者となりうるが、広範にすぎるきらいがある。
被害者に告訴しない遺志ある場合は告訴できない(刑事訴訟法第233条第2項但書)。
告訴権者は法人の代表者。
天皇等皇族(限定列挙)に対する名誉毀損は、内閣総理大臣が告訴する。
不敬罪(刑法第74条及び刑法第76条)に替えて制定。
列挙以外の皇族は、本人の告訴による。
上皇及び上皇后については、「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」により拡張された。
第230条の2 |
2,979 | 温室効果ガス削減を目指す京都議定書の期限は2020年まで。2015年にパリで開催されたCOP21で採択されたパリ条約が、温室効果ガス問題についての後継の条約。(2017年センター試験に出題。知らなくても解ける。)
日本でも、かつて、大きな公害をおこしたことがある。公害は第二次大戦よりも前の昔からあるが(明治時代の足尾銅山の鉱毒事件なども公害であろう)、第二次大戦以降は以下の4つの公害および公害による病気が、とくに被害が大きい公害として有名である。
この4つの公害を四大公害(よんだいこうがい)と言う。
上記の4つの公害が、1950年〜1960年ごろの高度経済成長に重化学工業が成長たが、環境対策が遅れたことが、この4大公害の原因の一つだろう。
四大公害の裁判は別々に行われたが、判決は4つとも患者側の全面勝訴である。(※ 検定教科書に被告企業名が記載されてる。)
thumb|right|300px|熊本水俣病赤:水俣市、青:葦北郡、薄黄色:その他の熊本県
四大公害などの発生を受け、公害対策の気運が高まる。
1970年に水質汚濁防止法(すいしつおだく ぼうしほう)が制定される。
1972年に自然環境保全法(しぜんかんきょう ほぜんほう)が制定される。
1993年に、環境基本法(かんきょう きほんほう)が制定される。(これにともない、公害対策基本法は廃止された。)環境基本法では、公害対策だけではなく、その他の多くの環境問題にも対策をした法律である。
これらの、環境関連の法制化などによって、企業が汚染を発生させた場合は、その程度の大小に関わらず、その企業自身が負担するべきという汚染者負担の原則(PPP, polluter pays principle)が確立された。このPPPの考え方は、1972年にOECD(経済協力開発機構)が加盟国に勧告したもの。
また、排出する汚染物の濃度を規制する濃度規制だけでなく、汚染物の排出の総量も規制する総量規制も行われるようになった。
また企業側に故意や過失がなくても、企業が汚染させたり被害を発生させたりした場合は、企業に負担させる無過失責任が確立された。大気汚染防止法や水質汚濁防止法で、汚染者の無過失責任が明文化された。(なお、製造物責任法(PL法)でも、無過失責任の方式が採用されている。)
1997年に土地開発などが自然環境に与える影響を事前に調査しなければならない環境アセスメント法(環境影響評価法)が制定された。
2000年に循環型社会形成推進基本法(じゅんかんがたしゃかいけいせいすいしんきほんほう)が制定された。
2002年に土壌汚染対策法(どじょうおせん たいさくほう)が制定された。
近年では、焼却処理施設などから出るダイオキシン(dioxin)など、新たな公害問題が社会問題になった。ダイオキシンには発がん性がある。
2000年、ダイオキシン類特別対策法が施行された(制定は前年の1999年)。
IC産業では、回路の洗浄に、発がん性の高いトリクロロエチレンなどの有機溶剤が洗浄剤に使われているが、きちんと処理されないと、地下水汚染などの水質汚染になる。
企業の活動による健康被害だが、工場の中の従業員だけに健康被害がある場合については、「公害」と呼ぶ場合もあるが、ふつうは「職業病」(しょくぎょうびょう)などと呼ぶ。
近年では、「アスベスト」(石綿, いしわた、せきめん)という素材をあつかう労働者の健康被害が問題になった(※ 高校の「政治経済」の教科書でも記述あり)。アスベストは、断熱材などとして長いあいだ使われていたが、2009年に禁止になった。
アスベストは、肺がん など肺病の原因になる。
製造業などの国際規格の ISO では、ISO 14000シリーズで環境に配慮する事項も含まれている。
国際的な活動をしている企業は、必要に応じて、ISOの認証を受けたりする。
2000年に、循環型社会形成推進基本法が制定された。
1995年に容器包装リサイクル法が制定され、分別収集などが義務化された。
2001年に家電リサイクル法が施行され、消費者が家電リサイクルの費用を負担することになった。
2005年に自動車リサイクル法が完全施行され、自動車所有者が自動車リサイクルの費用を負担することになった。
都市では、自動車の排気ガスによる大気汚染や、光化学スモッグなどが発生している。また、ヒートアイランド現象も、都市に多い。
公害ではないが、ゴミ問題も、都市では大変である。
環境ホルモンが、各地の河川や地下水などで、たびたび検出される。
環境ホルモンとは、生体中のホルモンに似た化学構造を持つために、体内のホルモン作用をかく乱し、生殖機能などの異常をもたらす。
環境ホルモンのことを「内分泌かく乱物質」(ないぶんぴつ かくらんぶっしつ)ともいう。
環境基本法では、以下の7つの種類の公害を、典型七公害(てんけい ななこうがい)としている。(※ 中学公民で教育済み。高校の検定教科書では深入りしてないが、高校の「政治経済」の参考書には紹介されてるので、参考に。)
大気汚染(たいき おせん) ・・・ 排煙などで、空気が、よごれること。
水質汚濁(すいしつ おだく) ・・・ 川や海などの水がよごれること。
地盤沈下(じばん ちんか) ・・・ 地下水を大量に取り出すと、地面が低くなる地盤沈下が起きることがある。 |
2,980 | 第4編 親族
(養親の夫婦共同縁組)
第817条の3
養親となる者は、配偶者のある者でなければならない。
夫婦の一方は、他の一方が養親とならないときは、養親となることができない。ただし、夫婦の一方が他の一方の嫡出である子(特別養子縁組以外の縁組による養子を除く。)の養親となる場合は、この限りでない。
特別養子制度は、子の福祉を目的とする制度であるため、少なくとも、縁組の時には父母ともにあることが求められる。民法第795条と異なり、ただし、配偶者がその意思を表示することができない場合であっても適用は除外されない。
----
{{前後
|民法
|第4編 親族
第3章 親子
第2節 養子
第5款 特別養子
|民法第817条の2(特別養子縁組の成立)
|民法第817条の4(養親となる者の年齢)
817の03 |
2,981 | 第19条
摂政となる順位にあたる者が、成年に達しないため、又は前条の故障があるために、他の皇族が、摂政となつたときは、先順位にあたつていた皇族が、成年に達し、又は故障がなくなつたときでも、皇太子又は皇太孫に対する場合を除いては、摂政の任を譲ることがない。
第24条
本条は、摂政に就任する順位が本来上位にある皇族が摂政の就任資格を満たした場合に、皇太子・皇太孫を除き、その都度摂政が交代することを禁止する規定である。 |
2,982 | ページの作成:「法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第3編 持分会社 (コンメンタール会社法) ==条文== (社員に対する求償権の制限等) ;第630条 # 前条第1項に規定する場合において、利益の配当を受けた社員は、配当額が利益の配当をした日における利益額を超えることにつき善意であるときは、当該配当額について、当該利益の配当に関す…」 |
2,983 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第1編 総則 (コンメンタール会社法)
(通知を受ける権限)
第18条
物品の販売又はその媒介の委託を受けた代理商は、商法(明治32年法律第48号)第526条第2項の通知その他の売買に関する通知を受ける権限を有する。
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{{前後
|会社法
|第1編 総則
第3章 会社の使用人等
第2節 代理商
|会社法第17条(代理商の競業の禁止)
|会社法第19条(契約の解除)
018 |
2,984 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第4編 社債 (コンメンタール会社法)
(社債発行会社の代表者の出席等)
第729条
社債発行会社、社債管理者又は社債管理補助者は、その代表者若しくは代理人を社債権者集会に出席させ、又は書面により意見を述べることができる。ただし、社債管理者又は社債管理補助者にあっては、その社債権者集会が第707条(第714条の7において準用する場合を含む。)の特別代理人の選任について招集されたものであるときは、この限りでない。
社債権者集会又は招集者は、必要があると認めるときは、社債発行会社に対し、その代表者又は代理人の出席を求めることができる。この場合において、社債権者集会にあっては、これをする旨の決議を経なければならない。
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{{前後
|会社法
|第4編 社債
第3章 社債権者集会
|会社法第728条(議決権の不統一行使)
|会社法第730条(延期又は続行の決議)
729 |
2,985 | (債権者代位権の要件)
第423条
債権者は、自己の債権を保全するため必要があるときは、債務者に属する権利(以下「被代位権利」という。)を行使することができる。ただし、債務者の一身に専属する権利及び差押えを禁じられた権利は、この限りでない。
債権者は、その債権の期限が到来しない間は、被代位権利を行使することができない。ただし、保存行為は、この限りでない。
債権者は、その債権が強制執行により実現することのできないものであるときは、被代位権利を行使することができない。
2017年改正前の条文は以下のとおり。債権者代位権については、以下の一箇条のみであったが、債権保全の目的で頻用される制度であるため判例法理が発達していた。
(債権者代位権)
第423条
債権者は、その債権の期限が到来しない間は、裁判上の代位によらなければ、前項の権利を行使することができない。ただし、保存行為は、この限りでない。
判例他裁判実務で形成された以下の法理・取り扱いについて、以下のとおり追加された。
本条は、債権者代位権について定める。条文が直接挙げる要件は、''自己の債権を保全するため''であること、''債務者の一身に専属する権利''ではないことである。さらに、''裁判''によらずに''保存行為''以外をしようとするときは''期限が到来''していることが要件となる。効果は、''債務者に属する権利''の''行使''ができることである。
たとえば、債権者Aが債務者Bに対して金銭債権を有しているが、Bが第三債務者Cに対する債権以外に資力がないとき、AがBのCに対する債権に代位して、直接Cから支払を受けることが認められる。
また、不動産がC→B→Aと転売された場合、AはBに対し、BはCに対し、それぞれ所有権移転登記請求権を有しているが、BがCに対し登記を求めようとしないとき、AがBに代わって、Cに対し所有権移転登記請求をすることが認められる(いわゆる転用事例)。
学者の多数は、歴史的沿革(特にフランス法、ナポレオン法典以前をも含む)を理由に、金銭債権保全のために、総債権者の債権の引き当て(最後の守り)となる債務者の一般財産の確保が本来の制度趣旨であるとしながら、金銭以外の債権や、代位権行使をする債権者個人のみのために働く事例についてもこれをいわゆる転用事例として本来的でないながらも便宜上有用であるとしてこれへの適用を肯定する。しかしながら、日本法の文言や立法者意思からは乖離しており、判例・実務をうまく説明できるかどうかは疑問である。
もっとも、制度の評価や歴史的理解についていかなる前提を採るかどうかにかかわらず、本条がα債権者の債権保全の必要性と、β債務者の自由な財産管理の尊重(憲法29条、''財産権'')の調和、を図ったものであるということは否定しがたいであろう。
内田貴「民法Ⅲ」は債権者代位権行使の要件として次のものを表で挙げている初版4刷以降249頁、第二版275頁。民法条文の引用は同書において改正前のものを平仮名表記にしている。なお、太字・斜体など字体の変更は執筆者による。。
要件
条文にあたることなくしてこの記述を読めば、権利の不行使は解釈によって導き出される要件であることはわかるが、被保全債権が金銭債権であることや債務者が無資力であることは、行使の対象が''債務者の一身に専属する権利''ではないこと等と同様条文上に明記された要件であると読んでしまうのが普通であろう。しかし、これらは条文には書かれていないし、あらゆるケースにおいて常に要求される要件でもない(判例・通説)ことに注意しなければならない。
さらに、同書初版では(1)債権保全の必要性という表題でこの表に続いて以下のような説明があった。
ここで注意しなければならないのは、条文上書かれているのは、''自己の債権''を「''保全するため''」であって「''保全''の必要」性ではないということである。ところが同書の記述では「保全するため」という条文の文言を引用したにもかかわらず、この文言は直後の文では「保全の必要」という概念に何の説明も無くすり替わってしまっているのである(しかも、これは要件の一つとして先述の表に挙げられていない。)。しかしながら、424条のいう''自己の債権を保全するため''が、表題でいうような''債権保全の必要性''を意味するというのは解釈(後述)であって条文の文言そのものではない。「必要性」がなければ代位権行使できない、という意味ではなく、債権者に''債権保全''の「目的」があれば良い、あるいは結果的に債権保全に繋がっていれば良いとする読み方も可能だからである。同書に限らず、理由を示さずして「''保存するため''」を必要性と読み替える記述は珍しいものではないが、必ずしも論理必然ではないことに注意しなければならない。
なお、第二版以降では『「''保全するため''」つまり保全の必要性とは』とし、条文の読み替えであることを明記している。またこのような解釈の理由自体は、必要性とは原則として債務者の無資力を意味するという前提を採ったうえで、後の頁において『(b)無資力要件の根拠』という表題で間接的に述べられている(初版から同じ)。
ちなみに、起草者意思は一般的な「歴史的経緯」の理解と同一ではなかった、としながらも、日本民法の解釈においてそのような立法者意思よりも、フランス法に由来する「歴史的経緯」が条文の文言を無視してまでなぜ優先するのかについての説明はなされていない。
債務者に属する債権を行使するということはそのような債務者の財産管理権への干渉となるのであるから、これを正当化するべき理由が要求されなければならない。まして債務者には、自己の財産を自ら管理することができるという憲法上保障された権利がある(憲法29条)のだから、これを正当化するためには代位権行使の強い必要性と、債務者財産への不当な侵害にはならないという許容性とが要求されることになる。条文にいう「''自己の債権を保全するため''」が債権保全のための「必要性」を意味する(定説)のはこのような理由である。
判例・多数説は、ここからさらに他に強制執行のような手段があるのならば原則としてそちらによるべきであるとし、債権者代位権の行使に制限をかけようとする。被保全債権が金銭債権である場合に債務者の無資力を要件とするのはその端的な現れである。
すなわち、金銭''債権を保全''しなければならないという強い「必要性」(本条1項本文解釈)がある場合にしか代位権行使は認められないのだから、債務者に総債務の弁済に必要な十分な資力がある場合はあえて債務者の財産管理・運用に干渉してまで''債権を保全する''べき強い必要性は無い。たとえその後債務者が債務不履行に陥ったとしても損害賠償(415条)や強制執行(民事執行法43条以下、''金銭の支払いを目的とする強制執行'')等の代替手段によれば債務者の一般財産から債権の満足を結果的に得ることができるからである。しかし、債務者が債務超過(無資力)に陥っていればこれらの損害賠償や強制執行によってでは債権の満足を十分得られる保証は無くなる。よって、このような場合には代位権行使による財産への干渉を受けても不当な干渉になるとはいえない(許容性)し、その必要性もあるから代位権行使が認められる。よって、無資力が要求されるのである。結果的に代位権行使の補充性を認め、代位権行使の強い必要性(≒唯一の手段であること)を要件として要求する考え方と言えよう。
これに対して少数有力説は、代位権行使を認めるべき必要性があるのなら、他に代替手段があっても債権者代位権の行使を認められるとする(天野・平井)。債権者代位権の行使をより積極的に運用していくべきだとの立場である。確かに、債権者代位は債務者の財産管理への干渉ではあるが、債務者に属する特定の債権のみに干渉する債権者代位と違い債務者の一般財産を片っ端から売却して処分するという強制執行の方がむしろ財産への侵害の程度は強い(債権への執行は除く。後述)のであって、代替手段として強制執行があるのだから債権者代位権の行使よりもそちらを優先すべきだという価値判断には疑問がある(損害賠償はともかく)。しかし、従前の判例・実務と矛盾するため広範な支持を得るにいたっていない。
前述のように、金銭債権を保全するために債権者代位権を行使しようとするときは、債務者が無資力であることが必要である(大審院明治43年7月6日判決・民録16巻537頁〔傍論〕、大審院昭和10年2月22日判決・判決全集2輯784頁)。
もっとも、日本では債権転付命令(民事執行法第159条)さえ受ければ簡単に債権者代位権の行使と同様の効果を得ることができる。そのため、民事執行法の制度が十分に整っていなかったときに利用されたに過ぎず、金銭債権の保全のために債権者代位権を行使する実益はもはや少ないともいわれる。
一文無しになって誰に対しても債務を弁済することができなくなることを意味するわけではなく、総債権者に対する全債務の弁済をなしえない財産状態、つまり債務超過の状態であることを言う。羽振りが良いように見えても実際には無資力となっているということがありうるので、外部からは容易にはわからないことに注意すべきである。
被相続人Aが生前にBに土地を売却し、代金の完済と同時に移転登記をする約束をして手付金を払った。共同相続人CDが売主Aの地位を相続したが、Cが買主Bへの移転登記に協力せず、買主Bもトラブルを恐れ裁判には持ち込まなかった。
本件では被保全債権はCのBに対する代金請求権となり、確かにこの代金請求債権は金銭債権には違いないが、債権の目的を達成するためには移転登記をしない限りBには同時履行の抗弁権(533条)があるので代金を支払わなくても債務不履行にはならないし、強制執行をかけることもできない。債権の実現は債務者の一般財産からはなしえないのである。よってこの場合には債務者の無資力要件は要求されない(最判昭和50年3月6日民集29-3-203)。
Aは、Bの運転する自家用車に轢かれて死亡した。そこでAの両親CがBに対して損害賠償請求の訴訟を提起したが、BがD保険会社と自動車対人賠償責任保険契約を結んでいた。CはDに対してBの持つ保険金請求権を代位行使することができるか。
判例(昭和49年11月29日 最高裁判例) は、被保全権利(損害賠償請求権)が金銭債権であることを理由に、債務者となる加害者が無資力であることが保険金請求権を代位行使する場合の要件として要求されるとする。これに対して、この場合の保険金(自賠責保険とは異なる任意保険)は、被害者への賠償にのみ充てられるべき性質のものであることから、加害者の資力の有無を問題とすることなく被害者側の代位行使を認めて直接被害者に対して支払われるべき(債権代位によって得られた対象は債務者本人に渡さずに直接代位権者に引き渡すよう請求することができるとするのが判例・通説である。後述)として、無資力要件を要求すべきでないとする見解が有力である。
確かに、Aが一家の稼ぎ頭であり、Aの死亡によってCがたちまち貧窮するような場合には、たとえ加害者に十分な資力があっても、交通事故における損害賠償請求という時間のかかる訴訟の結果を待つこと無くして保険金を直接Cに支払うことを認めるのであれば被害者の救済には資するであろう。しかし、たとえば事故発生の原因が主としてAにあるなど(722条2項参照)、Bがそれを訴訟で争いたいと考える場合においてもこれを認めるのであれば、保険金の代位による(保険金を受け取った被害者側が損害賠償請求の訴えを取り下げればどうなるのか。裁判で要件を満たしたと認定され、金額算定がなされない限り具体的な金銭支払請求権としての損害賠償請求権という債権は発生しない)ことによって、加害者側の裁判を受ける権利(憲法32条)は失われてしまうのではないかという疑問がある(先手を打って債務不存在確認の訴えをする他あるまい)。
不動産がC→B→Aと転売された場合、Aは、自らのBに対する登記請求権に基づいて、BのCに対する所有権移転登記請求権を代位行使することが認められる(前掲大審院明治43年7月6日判決)。
この場合は上記無資力要件は不要とされる。なぜなら、執行によって債権の内容を実現させようとすればその対象は債務者の一般財産とは無関係であるし、一般財産が債権の担保となるのは債権の実現をあきらめて損害賠償による場合のみである。債権の内容を実現するために債務者の一般財産がそれを担保するものとはならない以上、債務者無資力が問題とならないのは当然である。
賃貸借契約の賃借人は、賃貸人に対し目的物の使用を求める債権に基づいて、賃貸人の第三者(占有者)に対する妨害排除請求権を代位行使することが認められる(大審院明治4年12月16日判決・民集8巻944頁)。現行法上、対抗力(=登記、605条)を有しない賃借人はその賃借権に基づき第三者への妨害排除請求権を行使することはできない(最判昭和28年12月18日)ので、そのような対抗力を有しない賃借人は賃貸人に対して有する目的''物の使用及び収益をさせ''よ(601条)という''債権を保全するため''債務者たる賃貸人''に属する''第三者への妨害排除請求権(198条類推、202条参照)を代位''行使することが''唯一の法的な救済手段になるもちろん、刑事告訴(刑事訴訟法第239条)して不法占拠者を逮捕させることによっても救済を図るという「法的な」手段はある。このことからも、厳密な意味で債権者代位権の行使が債権目的達成のための唯一の法的手段であることが要求されているとは考えにくい。という強い必要性が認められる。
この場合も無資力要件は不要とされる。上記同様、債務者の一般財産からでは債権の目的を果たせないからである。
債務者自身が債務の履行をしていないことが要件として要求される(最判昭和28年12月14日)。既述の通り、条文に明記された要件ではないが、条文に根拠を求めるとすれば''自己の債権を保存するため''に必要不可欠とは言えない、ということである。債務者の権利行使が不適切ないし稚拙であるというときであってもなお債権者取消権(民法第424条)や補助参加(民事訴訟法第42条)、独立当事者参加(民事訴訟法第47条)によることができるからである。
債権者代位権を行使するためには、原則として、被保全債権の期限が到来していることが必要であるが、例外として、裁判上の代位と、保存行為の場合は期限未到来でも行使可能である。
時効の更新、未登記の権利の登記、第三債務者が破産した場合の債権の届出などがある。
''権利''であって債権ではないので、法律上債務者が行使することのできる取消権や解除権など、強制執行の目的とならない権利をも行使することができる。''債務者に属する''所有''権''に基づく妨害排除請求権も対象となるが(判例)、''債務者''の所有''権''に基づいてこれを売却することは''債務者の一身に専属する権利''の典型であってできない。この場合は強制執行という別制度がある以上当然である。
本項にいう一身専属権は、債務者のみが行使することのできる権利(行使上の一身専属権)をいい、帰属上の一身専属権よりも広いものをさす。
夫婦間の契約取消権(民法第754条)、親族間の扶養請求権(民法第877条以下)は一身専属権に当たる。
最高裁昭和58年10月6日判決・判例時報1099号51頁 )。
''債務者に属する権利''が物の給付請求権である場合、その債権の内容は「第三債務者Aは、債務者Bへ~を渡せ(/支払え)というものであるはずである。しかし、債務者が受け取りを拒否すれば債権者代位権の実効性がなくなってしまうので、直接代位権行使者に引き渡せるというのが判例である。本来これは債務者のものであるので代位権行使者には債務者への返還義務が発生するが、この返還債務と債務者に対して有する被保全権利とを相殺(民法第505条)することで結果的に第三債務者から代位権行使者へ直接給付されたのと同じことになる。金銭債権の場合は結果的に優先弁済を受けたのと同じことになる。
被保全債権も被代位債権も金銭債権のとき、判例は、代位債権者は''自己の債権を保全''する範囲までしか代位行使できないとする。これに対して学説は、そもそも債権者代位制度は総債権者のための債務者の責任財産保全のためのものであるという前提から、このような限定をつけることに反対するものがある内田・初版260頁「代位権行使の範囲」参照。また、同様の前提を採りつつ、金銭債権については代位権行使とその後の相殺(505条)によって優先弁済を受けるという結果が生じるのを回避する事が困難なのでやむを得ないとする立場もある(通説)内田・初版263頁「責任財産保全制度説」。
しかし、条文の文言を無視して債務者代位制度が原則として債務者の責任財産の保全にあり、金銭債権をその対象とし、それ以外は例外的な転用にすぎないという理解に立つと、その原則たる金銭債権においてさえ機能しない責任財産の保全という趣旨が妥当する余地は全くといって良いほどなくなってしまう。実務上このような前提が採用されているかどうかは疑問がある。
もっとも、判例のように全額の支払いをすべきでないという結論によったとしても、債権を消費されやすい金銭に換えるのは必要最低限であるべきであるとするならば、一定額を債権のままに留めておくことはかえって①総債権者の債権保全にも資する。
また②債務者の財産権への干渉は必要最低限であるべきという要請も同時に満たすことになる。
裁判上の代位とは、訴訟を提起して行使するのでは無く、裁判所の許可を得て債権者代位権を行使することをいう。この許可の手続は、[http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H23/H23HO051.html#1003000000001000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000 非訟事件手続法85条]以下に規定されている。
実際上、代位権行使の相手方からすれば、見知らぬ第三者から代位行使だといって債務弁済を求められても、有効な債権者代位であるかどうかは外観からはわからないのであるから結局は裁判によって誰に支払うべきかの決着を付けざるをえなくなる。そのため、裁判外の債権者代位権の行使はほとんど機能していないとも言われる。
債務者がすでに自ら権利を行使している場合には、その行使の方法または結果の良いと否とにかかわらず、債権者は債権者代位権を行使することはできない。
建物の賃借人が、賃貸人たる建物所有者に代位して、建物の不法占拠者に対しその明渡を請求する場合には、直接自己に対して明渡をなすべきことを請求することができる。
甲乙間になされた甲所有不動産の売買が契約の時に遡つて合意解除された場合、すでに乙からこれを買い受けていたが、未だ所有権移転登記を得ていなかつた丙は、右合意解除が信義則に反する等特段の事情がないかぎり、乙に代位して、甲に対し所有権移転登記を請求することはできない。
土地貸借人が該地上の建物に設定した抵当権の効力は当該土地の賃借権に及ぶか。
土地賃借人が該土地上に所有する建物について抵当権を設定した場合には、原則として、右抵当権の効力は当該土地の賃借権に及び、右建物の競落人と賃借人との関係においては、右建物の所有権とともに土地の賃借権も競落人に移転するものと解するのが相当である。
地上建物に抵当権を設定した土地賃借人は抵当建物の競落人に対し地主に代位して当該土地の明渡を請求できるか。
前項の場合には、賃借人は、賃貸人において右賃借権の移転を承諾しないときであつても、競落人に対し、土地所有者たる賃貸人に代位して右土地の明渡を請求することはできない。
金銭債権を有する者と債権者代位権行使の要件。
金銭債権を有する者は、債務者の資力が当該債権を弁済するについて十分でない場合にかぎり、民法第423条第1項本文の規定により、当該債務者に属する権利を行使することができると解すべきである。
債権者は、自己の債権を保全するに必要な限度で、債務者に代位して、他の債権者に対する債務の消滅時効を援用することができる。
第三者が表意者に対する債権を保全する必要がある場合において、表意者がその意思表示の要素に関し錯誤のあることを認めているときは、表意者みずからは該意思表示の無効を主張する意思がなくても、第三者は、意思表示の無効を主張して、その結果生ずる表意者の債権を代位行使することが許される。
交通事故による損害賠償債権を有する者がその債権を保全するため民法423条1項本文により債務者の有する自動車対人賠償責任保険の保険金請求権を行使するには、債務者の資力が債権を弁済するについて十分でないことを要する。
買主に対する土地所有権移転登記手続義務を相続した共同相続人の一部の者が右義務の履行を拒絶しているため、買主が相続人全員による登記手続義務の履行の提供があるまで代金全額について弁済を拒絶する旨の同時履行の抗弁権を行使している場合には、他の相続人は、自己の相続した代金債権を保全するため、右買主が無資力でなくても、これに代位して、登記手続義務の履行を拒絶している相続人に対し買主の所有権移転登記手続請求権を行使することができる。
離婚後協議あるいは審判等によつて具体的内容が形成される前の財産分与請求権を保全するために債権者代位権を行使することは許されない。
名誉侵害を理由とする慰藉料請求権は、加害者が被害者に対し一定額の慰藉料を支払うことを内容とする合意若しくはかかる支払を命ずる債務名義が成立したなどその具体的な金額が当事者間において客観的に確定したとき又は被害者が死亡したときは、行使上の一身専属性を失う。
名誉侵害を理由とする破産者の慰藉料請求権が破産終結決定後に行使上の一身専属性を失つた場合には、破産法283条1項後段の適用はない。
抵当権者は、民法395条ただし書の規定により解除された短期賃貸借ないしこれを基礎とする転貸借に基づき抵当不動産を占有する者に対し、抵当権に基づく妨害排除請求として又は抵当権設定者の所有物返還請求権の代位行使として、その明渡しを求めることはできない。
第三者が抵当不動産を不法占有することにより、競売手続の進行が害され適正な価額よりも売却価額が下落するおそれがあるなど、抵当不動産の交換価値の実現が妨げられ抵当権者の優先弁済請求権の行使が困難となるような状態があるときは、抵当権者は、抵当不動産の所有者に対して有する右状態を是正し抵当不動産を適切に維持又は保存するよう求める請求権を保全するため、所有者の不法占有者に対する妨害排除請求権を代位行使することができる。
建物を目的とする抵当権を有する者がその実行としての競売を申し立てたが、第三者が建物を権原なく占有していたことにより、買受けを希望する者が買受け申出をちゅうちょしたために入札がなく、その後競売手続は進行しなくなって、建物の交換価値の実現が妨げられ抵当権者の優先弁済請求権の行使が困難となる状態が生じているなど判示の事情の下においては、抵当権者は、建物の所有者に対して有する右状態を是正するよう求める請求権を保全するため、所有者の不法占有者に対する妨害排除請求権を代位行使し、所有者のために建物を管理することを目的として、不法占有者に対し、直接抵当権者に建物を明け渡すよう求めることができる。
遺留分減殺請求権は,遺留分権利者が,これを第三者に譲渡するなど,権利行使の確定的意思を有することを外部に表明したと認められる特段の事情がある場合を除き,債権者代位の目的とすることができない。
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{{前後
|民法
|第3編 債権
第1章 総則
第2節 債権の効力
第2款 債権者代位権
|民法第422条(損害賠償による代位)
|民法第423条の2(代位行使の範囲)
423
423 |
2,986 | (懲戒の手続等)
第47条
地方公共団体の長は、税理士について、地方税に関し前2条に規定する行為又は事実があると認めたときは、財務大臣に対し、当該税理士の氏名及び税理士事務所又は税理士法人の事務所の所在地並びにその行為又は事実を通知するものとする。
税理士会は、その会員について、前2条に規定する行為又は事実があると認めたときは、財務大臣に対し、当該会員の氏名及び税理士事務所又は税理士法人の事務所の所在地並びにその行為又は事実を通知しなければならない。
何人も、税理士について、前2条に規定する行為又は事実があると認めたときは、財務大臣に対し、当該税理士の氏名及びその行為又は事実を通知し、適当な措置をとるべきことを求めることができる。
財務大臣は、前2条の規定により税理士の懲戒処分をしようとするときは、国税審議会に諮り、その議決に基づいてしなければならない。当該懲戒処分に係る審査請求について、行政不服審査法第46条第1項の規定により裁決をしようとするときも、同様とする。
財務大臣は、前2条の規定により税理士の懲戒処分をするときは、その理由を付記した書面により、その旨を当該税理士に通知しなければならない。
(懲戒の手続等)
第47条
地方公共団体の長は、税理士について、地方税に関し前2条に規定する行為又は事実があると認めたときは、大蔵大臣に対し、当該税理士の氏名及び税理士事務所の所在地並びにその行為又は事実を通知するものとする。
税理士会は、その会員について、前2条に規定する行為又は事実があると認めたときは、大蔵大臣に対し、当該会員の氏名及び税理士事務所の所在地並びにその行為又は事実を通知しなければならない。
何人も、税理士について、前2条に規定する行為又は事実があると認めたときは、大蔵大臣に対し、当該税理士の氏名及びその行為又は事実を通知し、適当な措置をとるべきことを求めることができる。
大蔵大臣は、前2条の規定により税理士の懲戒処分をしようとするときは、あらかじめ当該税理士にその旨を通知して、相当の期間内に自ら又はその代理人を通じて弁明する機会を与えなければならない。
大蔵大臣は、前2条の規定により税理士の懲戒処分をしようとするときは、税理士審査会に諮り、その議決に基づいてしなければならない。
大蔵大臣は、前2条の規定により税理士の懲戒処分をするときは、その理由を付記した書面により、その旨を当該税理士に通知しなければならない。
(調査の申出)
第47条
何人も、税理士について、第45条第1項若しくは第2項又は前条第1項の規定に該当する事実があると認めたときは、国税庁長官に対し、その事実を報告し、適当な措置をとるべきことを求めることができる。
本条では、税理士に対する懲戒処分の手続について規定している。 |
2,987 | 第3編 債権
(共同保証人間の求償権)
第465条
第462条の規定は、前項に規定する場合を除き、互いに連帯しない保証人の一人が全額又は自己の負担部分を超える額を弁済したときについて準用する。
連帯債務者間の求償権の規定、委託を受けない保証人の求償権の規定は、共同保証人間の求償権にも準用されることを規定している。
甲が債権者に対する関係では主債務者であるが、内部関係においては実質上の主債務者乙の連帯保証人にすぎない場合において、連帯保証人丙が債権者に対し自己の負担部分をこえる額を弁済したときは、丙は、甲に対し丙の負担部分をこえる部分についてのみ甲の負担部分の範囲内で求償権を行使することができる。
約束手形の第一裏書人及び第二裏書人がいずれも振出人の手形債務を保証する趣旨で裏書したものである場合において、第二裏書人が所持人から手形を受戻したうえ第一裏書人に対し遡求したときは、第一裏書人は民法645条1項の規定の限度においてのみ遡求に応じれば足り、右の遡求義務の範囲の基準となる裏書人間の負担部分につき特約がないときは、負担部分は平等である。
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{{前後
|民法
|第3編 債権
第1章 総則
第3節 多数当事者の債権及び債務
第5款保証債務
|民法第464条(連帯債務又は不可分債務の保証人の求償権)
|民法第465条の2(個人根保証契約の保証人の責任等)
465 |
2,988 | 数学>珠算
昔、電卓がなかった時代、計算にはそろばんが用いられていました。この教科書では、そろばんを用いた計算法「珠算」について解説します。 |
2,989 | ヨーロッパでは、16世紀の初めごろ、王権が強く、王が絶対的な権力をにぎっていた。これを絶対王政(ぜったい おうせい)という。イギリスのエリザベス一世や、フランスのルイ14世が、絶対王政の王として有名である。
王権は、神から国王に与えられたものとされ、国民は、絶対に王にしたがわなければならない、とされた。これを王権神授説(おうけん しんじゅせつ)という。
16世紀から17世紀のイギリスでは、国王が王権神授説(おうけん しんじゅせつ)を取っていた。
国王は、国民に重い税金をかけた。
thumb|180px|クロムウェル。(ロバート・ウォーカーによる肖像画、1649年)
こうした国王の専制に、ついに1642年に議会が反発し、内戦になった。議会派は、クロムウェルの指導の下、国王派と戦争し、内乱になり、ついに国王派の軍を倒し、クロムウェルらの議会派が勝ち、革命が起きた。かつての国王のチャールズ一世は処刑された。
イギリスは一時的に共和制になった。
これをピューリタン革命という。
しかし、その後のクロムウェルの政治に対して、独裁的だとして国民らの反発が起きる。そのため、クロムウェルの死後、王権が権力を取り戻して、王政が復活する。
復活した王政に対しても国民らの反発がおき、議会を尊重しない国王(ジェームズ2世)に対して、1688年に議会はジェームズ2世を国外にしりぞけ、かわりにオランダから新しい国王(ウィリアム3世)をイギリス議会は招いた。
このイギリス議会による国王追放の事件を、名誉革命(めいよ かくめい)という。議会政治による革命なので、血を流さざるを得ない従来の革命に比べて「名誉的」という考えである。
オランダから来た新しい国王(ウィリアム3世)は議会を尊重した。そして、新国王とイギリス議会のあいだで、政治に関する取り決めの約束が行われた。このイギリスでの国王と議会の取り決めを 権利章典(けんり しょうてん) という。(あるいは「権利の章典」とも。)
権利章典(要約)
第1条王が、議会の承認なしに法律を停止したり主張することは違法である。
第4条国王が王の大権などを口実に、王の使用のために、国王が議会の同意無く税金を課す事を、禁止する。王による、議会の同意していない方法での課税も禁止する。
国王は議会の承認がなければ、税金を掛けることもできず、また議会の承認なしでは法律を国王は作れないようになった。
こうして、国王は議会にしたがうようになり、政治の中心は議会に移り、国王と言えども、議会の定めた法律にしたがう立憲君主制(りっけん くんしゅせい)がイギリスで始まった。
これらの革命後、イギリスでは、さまざまな改革が進みイギリスは発展していき、18世紀ごろからイギリスはヨーロッパの強国になっていく。
イギリスでの名誉革命のころから、新しい合理的な思想が出てきて、これらの思想が名誉革命以降のアメリカやフランスなどでの革命などに影響を与えた。
イギリスのロックは、人間は生まれながらにして自由と平等の権利を持っているとして、専制的な王に対して民衆が抵抗する権利を持つことを説き、名誉革命を支持した。(抵抗権)
フランスのモンテスキューは『法の精神』により、司法・立法・行政の三権による三権分立(さんけん ぶんりつ)を説いた。なお、司法とは裁判をすることである。立法とは法律を作る事である。
フランスのルソーは『社会契約論』(しゃかい けいやくろん)を書き、人民主権の考えを説いた。(人民主権)
同じころ、物理学などの科学も発達した。
これら、新しい知識や思想を説明するため、百科事典なども作られた。
これらの新しい合理的な思想を啓蒙思想(けいもう しそう)という。
thumb|280px|right|ボストン茶会事件(1846年)イギリス本国の植民地政策に反発したアメリカ市民たちが、東インド会社を襲撃し、積荷の紅茶を投げ捨てた事件。アメリカ市民たちは「代表無くして課税なし」(No taxation without representation)などと言ったと言われる。この「代表無くして課税なし」(No taxation without representation)が、その後の独立運動のスローガンになった。
イギリス本国では名誉派革が起きても、イギリスは植民地には独立などを認めなかった。北アメリカでは最初はイギリスとフランスとが植民地を広げて争っていたが、フランスは北アメリカから撤退した。18世紀の半ばには、北アメリカの大半はイギリスの植民地になっており、その数は13州にわたった。
北アメリカではイギリスから、一方的な課税をされた。アメリカは、国会議員のような代表者をイギリス本国の議会には送らせてもらえなかった。イギリスは、海外の植民地をめぐってフランスと対立し戦争をくりかえしており、その税負担がアメリカに重くのしかかった。
thumb|200px|left|ワシントン
これらのイギリスの支配に反発し、北アメリカで現地の白人らによる独立戦争が起きた。アメリカはイギリスから1775年に独立し、アメリカ合衆国(アメリカがっしゅうこく) となった。1776年にアメリカは独立宣言(どくりつ せんげん)を発表した。
独立宣言(抜粋、要約)
すべての人間は平等であり、神によって一定の譲れない権利を与えられ、生まれながらにして生命・自由・幸福を追求する人権を持っている。これらの権利を保障するため、政府は人民の同意によって作られる。政府が、これら人民の権利をそこなう事があれば、人民は政府を改革あるいは廃止して新しい政府をつくることもできる。
1787年には文章で書かれた憲法も定められた。なお文章で書かれた憲法のことを成文憲法(せいぶん けんぽう)という。アメリカの憲法が、世界最初の成文憲法である。独立戦争を指揮していたワシントンが、アメリカ合衆国の初代大統領になった。アメリカ合衆国の憲法では、国民主権(ただし白人のみ)および三権分立(立法・行政・司法)がさだめられ、連邦制の共和国家になった。独立後のアメリカでは、貴族などの制度は、認められなかった。
こうしてアメリカ合衆国は民主主義の国になった。しかし、基本的人権は白人にのみ限られ、黒人や先住民(いわゆる「インディアン」)らは差別されており、奴隷制度も南部を中心にあって、黒人などは奴隷のままであった。
250px|left|thumb|ヴェルサイユ宮殿(1668年)。現在のベルサイユ宮殿は世界遺産になっている。
thumb|right|170px|アンシャン・レジームを風刺した画第三身分者が聖職者と貴族を背負う
thumb|ルイ14世彼は「太陽王」(たいようおう)とも呼ばれ、「朕は国家なり」(ちんはこっかなり)と語ったと言われる。
イギリスやアメリカで革命がおきてもなお、18世紀のフランスでは絶対王政がつづいていた。かつて17世紀の「太陽王」ともいわれたルイ14世のころには、ベルサイユ宮殿などのような豪華な宮殿が作られた。その後の18世紀も同様に、絶対王政がつづいていた。
また、フランスは、領土や植民地をめぐっての戦争をイギリスなどと行ってもいたので、このような支出の多い財政から財政は悪化し、結果他国と比べても税金が重かった。
イギリスで革命が起きた後は、フランスなど周辺国でも、各国の議会が、それぞれの国の国王に改革などを求めたが、フランスの場合、あまりフランスの国王は積極的でなかった。
フランスでは、貴族と聖職者が権力をにぎっており、国民の大多数を占める農民や市民などは低く扱われていた。フランスでは、身分は主に3つに大きく分かれていた。第一身分に聖職者、第二身分に貴族、第三身分は市民や農民である。聖職者と貴族の階級が特権階級であった。この身分制度などの、フランスの旧制度を アンシャン・レジーム(仏: Ancien régime)という。3つの身分の代表者による議会である三部会(さんぶかい)も、たびたび開かれていたが、第三身分の改革を求める意見が他の身分と対立していた。平民たち第三身分は、あらたに国民議会(こくみん ぎかい)をつくり、対抗した。この国民議会の動きを、国王が武力でおさえようとした事に対する、平民たちの反発がきっかけとなり、後の革命の動きに、つながっていく。
1789年にパリなどの都市で平民や農民、一部の貴族などが反乱を起こした。反乱軍により、政治犯などが収容されていたバスティーユ牢獄(バスティーユろうごく)が襲撃された。バスティーユ牢獄は絶対王政の象徴(しょうちょう)と見られており、政治犯などが捕らえられていると考えられていた。
もっとも、実際のバスティーユ牢獄には当日の囚人は7名しかおらず、ほとんど空の状態であった。その解放された囚人7人には、政治犯はいなかった。7人のうち、4人は文書偽造犯であり、2人は狂人であり、1人は素行の悪い貴族であった。
襲撃後も反乱は続き、ついに国王側の軍を倒し、フランス革命になった。
革命派の議会が人権宣言(じんけん せんげん)を出し、政治の主権は国民たちにあることが定められた。
フランスでは王政(おうせい)は廃止され、共和制(きょうわせい)になった。
地方でも、農民たちが反乱を起こし、こうしてフランス全土に革命がいきわった。国王だったルイ16世は処刑され、国王の妻のマリー=アントワネットも処刑された。
これら一連のフランスの革命をフランス革命という。
thumb|マリー=アントワネット。フランス国王ルイ16世の王妃。フランス革命前に民衆が貧困と食料不足になったときに、「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない。」と発言したと伝えられてきたが、近年の歴史研究では、発言の証拠が不十分とされ、当時のフランスでの作り話だった可能性が高いと考えられている。1793年に死んだ。
フランスの人権宣言(抜粋、要約)
第1条人は生まれながらにして自由で平等な権利を持つ。社会的な区別は、一般的な福祉に基づかない限り、ありえない。
第2条すべての主権の原理は、もともと国民の中にある。どのような団体や個人でも、国民から出ていない権力は、使う事をできない。
第4条自由とは、他人に害をおよぼさないかぎり、すべてのことを行える。
第11条思想の自由および言論の自由は、もっとも尊い。
自由・平等・人民主権や、私有財産の不可侵などが、人権宣言で、うたわれた。
周辺の王政の国は、フランスから革命が波及するのを警戒し、そのためフランスとの戦争になった。
270px|thumb|left|ナポレオン。(画:ジャック・ルイ・ダヴィッド、『アルプス越えのナポレオン』)
こうした時代の中、フランスでは軍人のナポレオンがクーデターを1799年に起こし、ナポレオンが一時的に権力をにぎった。直後にナポレオンは臨時政府を作り、国民投票により信任された。1804年にナポレオンは国民投票によって皇帝の地位についた。
ナポレオンの政権では、個人の自由や平等などの理念にもとづく法律を作り、また、さまざまな改革が行われた。ナポレオン法典(ナポレオンほうてん)により、経済活動の自由 や 私有財産の不可侵 などが定められた。
フランスは、かつての絶対王政から一転して、革命された国家になった。
フランス国民は、自由と平等の理念のもと、一致団結し、フランス国民としての自覚が出来上がっていった。教育制度も整えられ、義務教育や大学などの教育制度がフランス国内に整えられた。
革命後のフランスは、しだいに国力をつよめ、ついには周辺国へ攻め込んで侵略した。そして、一時期、フランスは、イギリスとロシアをのぞく、ヨーロッパの大部分を支配した。しかし、ロシアとの戦争でフランス軍がモスクワを攻め落とすも(ロシア遠征)、フランス軍は最終的に大敗し、それからナポレオンの権力はおとろえた。
thumb|left|250px|モスクワでのフランス軍
right|thumbnail|300px| 「ナポレオンのモスクワからの退却」、アドルフ・ノーザン作(19世紀)
このフランスとロシアの戦争のときのロシア軍の戦略は、フランスに占領される前に自国ロシアの町を焼き払ってしまう 焦土作戦(しょうど さくせん) であった。そして、ロシアは、わざと退却してフランス軍をロシア領の奥深くに引きずり込んだ。ロシアの戦略は、このような戦術により、フランス軍の食料の補給(ほきゅう)を断つという戦略であった。フランス軍がロシア各地を占領したとき、占領先の町は焼失させられていた。フランス軍は占領先のロシアでの住居も食料も失ってしまう。そして冬が近づき、ひとまずフランスへと撤退しようとするフランス軍に対し、ロシア軍が攻撃をして、フランス軍は敵地ロシアでの寒さと食糧不足のために死にゆくフランス兵が続出した。
こうして、フランスはロシア遠征で大敗をした。
その後、フランスは諸国に攻め込まれ、ナポレオンは捕らえられ、1815年にナポレオンはエルバ島に流された。
フランスに支配された国や、フランスと敵対した国でも、フランスの改革は見習われ、ヨーロッパのそれぞれの国でも改革が進んでいった。
ナポレオンの失脚後、1814年にオーストリアの首相メッテルニヒによる諸国への呼びかけでウィーンで開かれた会議により、ヨーロッパは、革命前のような状態にもどされた。この旧体制による反動を ウィーン体制(ウィーンたいせい) という。
フランスでは、しばらく王政がつづくが、1830年7月にふたたび革命が起き(七月革命)、つづけて、いくつかの革命を経て(二月革命など)、フランスは共和制になっていく。
フランス革命などのように、市民や平民などが政治参加を求めて起こす革命のことを市民革命(しみん かくめい)という。
ではなぜ、そもそもナポレオンがロシア遠征をしたのか。その理由は、ナポレオンはロシア遠征以前にはイギリスと戦争していたので、欧州諸国にイギリスとの通商を禁止させる大陸封鎖令(たいりく ふうされい)を出したのだが、ロシアが封鎖令に従わなかったためである。ロシアは穀物などをイギリスに輸出した。
なので、フランスに従わないロシアを懲らしめるために、ナポレオン率いるフランス軍はロシアに遠征し、その結果が返り討ちにあった、ということである。
では、なぜイギリスとフランスは戦争をしていたのか? その解説は、中学教科書の範囲外であろう。 |
2,990 | 法令のうち、政令、内閣府令、省令など、行政機関が制定した法規に関する教科書コンテンツの頂点となるカテゴリです。
告示や通達のうち法令に準ずる拘束力を持つとされるもの(学習指導要領など)も便宜上ここに含めます。 |
2,991 | C · IVLII · CAESARIS · COMMENTARIORVM · BELLI · GALLICI
LIBER · QVINTVS
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原文テキストについてはガリア戦記/注解編#原文テキストを参照。 10.
1Postridie eius diei mane tripertito milites equitesque in expeditionem misit, ut eos qui fugerant persequerentur. 2His aliquantum itineris progressis, cum iam extremi essent in prospectu, equites a Q. Atrio ad Caesarem venerunt qui nuntiarent superiore nocte maxima coorta tempestate prope omnis navis adflictas atque in litore eiectas esse, quod neque ancorae funesque subsisterent neque nautae gubernatoresque vim tempestatis pati possent; 3itaque ex eo concursu navium magnum esse incommodum acceptum.
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テキスト引用についての注記
整形テキストについてはガリア戦記/注解編#凡例を参照。 X. ①Postrīdiē eius diēī māne tripertītō mīlitēs equitēsque in expedītiōnem mīsit, ut eōs quī fūgerant persequerentur. ②Hīs aliquantum itineris prōgressīs, cum iam extrēmī essent in prospectū, equitēs ā Quīntō(Q.) Ātriō ad Caesarem vēnērunt quī nūntiārent superiōre nocte maximā coortā tempestāte prope omnēs nāvēs adflictās atque in lītore ēiectās, quod neque ancorae fūnēsque subsisterent neque nautae gubernātōrēsque vim tempestātis patī possent; ③itaque ex eō concursū nāvium magnum esse incommodum acceptum.
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注記
原文の nāvīs, omnīs などは、それぞれ nāvēs, omnēs などとした。
語釈 |
2,992 | コンメンタール>コンメンタール介護保険法>コンメンタール介護保険法施行令>コンメンタール介護保険法施行規則
介護保険法施行規則(最終改正:平成二四年三月二九日厚生労働省令第四五号)の逐条解説書。 |
2,993 | コンメンタール自転車競技法施行規則
自転車競技法施行規則(最終改正:平成二〇年一二月一日経済産業省令第八二号)の逐条解説書。 |
2,994 | Under construction
__notoc__
(۱۸) آموزِشِ زَبانِ فارسی
第18課
過去分詞 (صفَتِ مَفعولی)
過去分詞は過去根に「ه 」 -e をつけると、規則的にできる。
شُستَن - شُست + ه = شُستِه
پُختَن - پُخت + ه = پُختِه
過去分詞の用法
1.形容詞として
「洗ってない果物」 میوِۀ نَشُستِه
「こわえれたコップ」 لیوانِ شِکَستِه
「去年」 سالِ گُذَشتِه
2.名詞として
「彼が書いたもの」 نِوشتِه های او
「私が言ったこと」 گُفتِۀ مَن
「人々が願ったこと」 خواستِۀ مَردُم
3.動昨の接続は過去形、現在形、仮定法、未来法、命令のとき(~して)の意味を表す。この場合普段はوは用いられません。
فِعل را بِه صورَتَ مُناسِب تَغییر دادِه، داخلِ پَرانتِز را با آن پُر کُنید. 「動詞をふさわしい形に変化させて、括弧の中に記入してください。」
4.副詞として
مَردُمِ ژاپُن در داخِلِ قطار حَتّی می توانَند ایستادِه بِخوابَند. 「日本人は電車の中で立ったままでさえも眠ることができる。」
現在完了形 (زَمانِ ماضیِ نَقلی یا گُذَشتِه نَقلی)
現在完了形は過去分詞と人称語尾(-am、-ī、-ast 、-īm、-īd、-and)になります。
過去分詞 اَم + نِشَستِه (-am)= نِشَستِه اَم
過去分詞ای + نِشَستِه (-ī)=نِشَستِه ای
過去分詞اَست + نِشَستِه (-ast)=نِشَستِه اَسا
過去分詞ایم + نِشَستِه (-īm)=نِشَستِه ایم
過去分詞اید + نِشَستِه (-īd)=نِشَستِه اید
過去分詞اَند + نِشَستِه (-and)=نِشَستِه اَند
داشتَن - بودَنの過去進行形は、過去形と同じ形で表す。
現在完了形の用法
1.経験を表す。
مَن یِک بار بِه ایران رَفتِه اَم. 「私は一回イランに行ったことがある。」
2.人間の状態:前から始まって現在も続く状態。
例えば:ایستادَن، خوابیدَن، نِشَستَن
肯定
بَچّه اَلان خوابیدِه اَست. 「子供はいま眠っている。」
3.過去に起こったことの影響が現在も残っている。
پِدَرَم این خانِه را ساختِه اَست. 「私のお父さんはこの家を建てた。」
رِضا بِه خانِه بَرگَشتِه اَست. 「レザーは家に帰っています。」
4.「اَست」を省くことができます。
او اَز هَفتۀ پیش بِه مُسافِرَت رَفتِه اَست و هَنوز بَرنَگَشتِه اَست.
او اَز هَفتۀ پیش بِه مُسافِرَت رَفتِه و هَنوز بَرنَگَشتِه اَست.
او اَز هَفتۀ پیش بِه مُسافِرَت رَفتِه و هَنوز بَرنَگَشتِه.
「彼は先週から旅行に行って。まだ帰っていません。」
5.現在完了形に「شاید」をつけると「恐らく~したであろう」を意味する。
شایَد او خوابیدِه اَست. 「おそらく彼は眠っているだろう。」
否定
او حَتّی یِک بار هَم به ایران نَرَفتِه اَست. 「彼女は一回さえもイランに行ったことがない。」
رِضا هَنوز نَیامَده اَست. 「レザーまだ来ていないです。」
(待っている事まだ起こってない。)
سارا امروز تهِ کلاس نشسته است.
サーラーは今日従業の奥に座っています。
من هنوز غذا نخوردهام.
私はまだ食事をしていません。
شایان از ساعت شش به خانه برگشته و خوابیده.
シャーヤンは6時に家に帰って、寝ています。
من همهٔ نوشته هایِ شما را خواندهام.
私は貴方が書いたものを全部読んでいた。
یکی از نامه هایِ رسیده را برایِ شما میخوانم.
届いた手紙の一つを貴方達に読みます。
هر روز به پارک میرویم برایِ اینکه ورزش بکنیم.
毎日体操する為に公園に行きます。
صورتِ فعل را تغییر داده و در داخلِ پرانتز بنویسید.
مثال: شما تا حالا دانشگاهِ ما را (دیدهاید)؟ < دیدن >
۱. شما تا حالا به ایران (———————————)؟ < رفتن >
۲. ایشان یک بار به خانهٌ ما (———————————). < آمدن >
۳. من چند بار در رستوران، خورشِ بادنجان (———————————). < خوردن >
۴. من بارها این حرف را به مادر بزرگم (———————————). < گفتن >
۵. ما قبلاً هم چند بار این بازی را از آنها (———————————). < بردن >
مثال: من چمدانم را بستم.
من چمدانم را از دیروز (بستهام).
۱. دوستم سالِ گذشته با یک مردِ شیرازی ازدواج کرد.
دوستم مجّرد نیست. او (———————————).
۲. دو روز پیش ماشینم خراب شد.
از دو روز پیش ماشینم (———————————).
۳. آرش چرا امروز این قدر زود به خانه برگشت؟
آرش چرا امروز این قدر زود به خانه (———————————)؟
۴. من تا دو سال نامههایش را نگه داشتم.
من هنوز هم نامههایش را (———————————).
۵. امروز مادرم دخترم را به سینما برد.
امروز مادرم دخترم را به سینما (———————————).
۶. او دانشجویِ رشتهٔ زبانِ انگلیسی بود.
چون او دانشجویِ رشتهٌ انگلیسی (———————————) میتواند خوب انگلیسی حرف بزند.
۷. آقایِ سینایی فقط بیست در صد از پول را به ما داد.
آقایِ سینایی فقط بیست در صد از پول را به ما (———————————).
۸. فیلم شروع شد.
فیلم (———————————).
۹. لباسِ دخترم کثیف شد.
لباسش کثیف (———————————).
۱۰. شادی برایِ همه سوغاتی آورد.
شادی این سوغاتیِ ناقابل را برایِ شما (———————————).
مثال: ما تا حالا به شیراز (نرفتهایم). < رفتن >
۱. مادرم هنوز (———————————). < بیدار شدن >
۲. من الان نمیخوابم. چون هنوز (———————————). < حمّام کردن >
۳. نمی دانم چرا هنوز برادرم به خانه (———————————). < برگشتن >
۴. او هرگز به من (———————————). < کمک کردن >
۵. ساعت نه است. چرا فریبا هنوز به (———————————)؟ ! < سرِ کار رفتن >
۶. امروز هیچکس به من (———————————). < تلفن کردن >
۷. از سال گذشته تا حالا ما به (———————————). < مسافرت رفتن >
۸ او هرگز به من (———————————). < دروغ گفتن >
۹. همه جا را تمیز کردهام. فقط دستشویی را هنوز (———————————). < تمیز کردن >
مثال: شایان ساعت چهار از کوه برگشته است و الان خوابیده است.
شایان ساعت چهار از کوه برگشته، الان خوابیده است.
(شایان ساعت چهار از کوه برگشته و الان خوابیده است.)
۱. مادرم صبحِ زود به نانوایی رفته است و نان خریده است.
۲. او از صبح به خرید رفته است و هنوز برنگشته است.
۳. بچّه غذایش را خورده است و الان خوابیده است.
۴. شادی از صبحِ زود به سرِ کارش رفته است و هنوز برنگشته است.
۵. فریبا بیدار شده است ولی مینو هنوز بیدار نشده است.
مثال: این آهنگ هم یکی از (ساخته) هایِ استاد است. < ساختن >
۱. (———————————) هایِ او همه شان جالب هستند. < نوشتن >
۲. بهتر است (———————————) ها را فراموش کنی. < گذشتن >
۳. دو تا از لیوانها شکست. (———————————) ها را چکار کنم؟ < شکستن >
۴. این (———————————) ها را به خانهٔ آقایِ مینایی ببر. < بستن >
۵. این یکی از (———————————) هایِ کارمندان است. < خواستن >
۶. اینها (———————————) هایِ من نیست. آنها حرفهایِ من را تغییر داده و در این کتاب نوشتهاند. < گفتن >
مثال: امروز میروم بازار برایِ اینکه میوه (بخرم). < خریدن - خر >
۱. تلفن کردم بخاطرِ اینکه حالِ مادرتان را (———————————). < پرسیدن - پرس >
۲. میروم ایران برایِ اینکه خانوادهام را (———————————). < دیدن - بین>
۳. تلفن کردم برایِ اینکه از شما (———————————).< تشکّر کردن - تشکّر کُن >
۴. همهٔ پولهایم را به پسرم دادم بخاطرِ اینکه او خانه (———————————). < خریدن - خر >
۵. او همیشه به طبقهٔ بالا میرود بخاطرِ اینکه (———————————).< سیگار کشیدن >
مثال: بچّه الان میانِ اتاقش (خوابیده است). < خوابیدن >
۱. خانمم امروز برایِ شما برنجِ ژاپنی (———————————). < پختن >
۲. خانمِ هَریس آنجا (———————————). < نشستن >
۳. هنوز زود است. الان مغازه ها (———————————). < بستن >
۴. از ساعتِ هفتِ صبح او به شرکت (———————————). < آمدن >
۵. خانمِ سوزوکی به ژاپن (———————————). < برگشتن >
۶. او الان کنارِ خواهرم (———————————). < ایستادن
مثال: قاشق و چنگالهایِ (شسته) رویِ میز است. < شستن >
۱. یکی از نامه هایِ (———————————) را میخوانم. < رسیدن >
۲. او با یک دخترِ (———————————) ازدواج کرده است. < فهمیدن >
۳. در زمانهایِ (———————————) بیشترِ مردم در خانه هایشان حمّام نداشتند. < گذشتن >
۴. برایِ مهمانانِ (———————————) صندلی ببر. < ایستادن >
۵. مادربزرگم فقط چیزهایِ (———————————) میتواند بخورد. < پختن >
(روزِ اوّل در منزلِ شادی در تهران)
یومیکُو : صبح بخیر.
مادرِ شادی : صبح بخیر. چرا اینقدر زود بیدار شدید؟
یومیکُو : میخواستم به مادرم زنگ بزنم.
مادرِ شادی : تلفن اینجاست. بفرمائید.
یومیکُو : متشکّرم. تلفن دارم.
مادرِ شادی : راحت باشید. لطفاً تعارف نکنید.
یومیکُو : تعارف نمیکنم. خیلی ممنون.
مادرِ شادی : دیشب جایتان راحت بود؟
یومیکُو : بله، به لطفِ شما! جایم خیلی راحت بود و خوب خوابیدم.
مادرِ شادی : چه خوب میتوانید به فارسی صحبت کنید!
یومیکُو : من زبانِ فارسی را در دانشگاه یاد گرفتهام. شادی جان هم خیلی به من کمک کرده است. شادی بیدار شده است؟
مادرِ شادی : نه، شادی هنوز خوابیده است.
یومیکُو : این سوغاتی را برایِ شما و سارا خانم آوردهام. بفرمائید.
مادرِ شادی : خیلی متشکّرم. چرا زحمت کشیدید؟
یومیکُو : واقعاً ناقابل است.
مادرِ شادی : الان سارا به سرِ کارش رفته است. هدیهٌ شما را شب باز میکنم. شما میخواهید الان حمّام کنید؟
یومیکُو : نخیر، متشکّرم. من همیشه شبها به حمّام میروم. ببخشید، دستشویی کجاست؟
مادرِ شادی : لطفاً با من بیایید. من دستشویی و حمّام را به شما نشان میدهم.
تمرین ۱ - سؤال ۱. (آمده) ۲. (نشسته) ۳. (خوابیده) ۴. (گذشته) ۵. (ایستاده) ۶. (پخته) ۷. (شسته) ۸. (رفته) ۹. (برگشته) ۱۰. (گفته) ۱۱. (بسته) ۱۲. (درست کرده) ۱۳. (بیدار شده) ۱۴. (نگه داشته)
تمرین ۲ - سؤال ۱. (رفتهاید) ۲. (آمدهاند) ۳. (خوردهام) ۴. (گفتهام) ۵. (بردهایم)
تمرین ۳ - سؤال ۱. (ازدواج کرده است) ۲. (خراب شده است) ۳. (برگشته است) ۴. (نگه داشتهام) ۵. (برده است) ۶. (بوده است) ۷. (داده است) ۸. (شروع شده است) ۹. (شده است) ۱۰. (آورده است)
تمرین ۴ - سؤال ۱. (بیدار نشده است) ۲. (حمّام نکردهام) ۳. (برنگشته است) ۴. (نداده است). ۵. (سرِ کار نرفته است) ۶. (تلفن نکرده است) ۷. (مسافرت نرفتهایم) ۸. (دروغ نگفته است) ۹. (نیامده است) ۱۰. (تمیز نکردهام)
تمرین ۵ - سؤال ۱. (مادرم صبحِ زود به نانوایی رفته، نان خریده است) ۲. (او از صبح به خرید رفته، هنوز برنگشته است) ۳. (بچّه غذایش را خورده، الان خوابیده است) ۴. (شادی از صبحِ زود به سرِ کارش رفته، هنوز برنگشته است) ۵. (فریبا بیدار شده ولی مینو هنوز بیدار نشده است)
تمرین ۶ - سؤال ۱. (نوشته) ۲. (گذشته) ۳. (شکسته) ۴. (بسته) ۵. (خواسته) ۶. (گفته)
تمرین ۷ -سؤال ۱. (بپرسم) ۲. (ببینم) ۳. (تشکّر کنم) ۴. (بخرد) ۵. (سیگار بکشد)
تمرین ۸ -سؤال ۱. (رسیده) ۲. (فهمیده) ۳. (گذشته) ۴. (ایستاده) ۵. (پخته)
بَستَن / بَست / بَند
پُختَن / پُخت / پَز
گُذَشتَن / گُذَشت/ گُذَر
آوَردَن / آوَرد / آوَر
ایستادَن / ایستاد / ایست
بُردَن/ بُرد / بَر |
2,995 | thumb|right|350px|アッシリア王アッシュル=バニパルの浮き彫り。狩りをしている様子が描かれてる。
前2000年〜前1000年ごろにメソポタミアにおこったアッシリア(Assyria)が、最終的に前671年にオリエントを統一することになる。アッシリア人はセム系である。
まず、前15世紀ごろ、アッシリアはミタンニ王国に服属したが、その後独立した。前9世紀ごろにヒッタイトから製鉄技術を取り入れ、鉄製の武器や戦車・騎兵などで武装して強大な軍事力を誇った。
アッシリアは前8世紀に、ニネヴェ (Nineveh) を首都とした。
前671年にエジプトを征服し、全オリエントを統一した。
を置くことである。
また、支配地には重税を課した。しかし重税と圧政のため、諸民族が反乱し、前612年には都ニネヴェが陥落してアッシリアは滅亡した。
アッシリアの滅亡後、オリエントは4つの王国に分裂し、オリエントでは、エジプト、小アジアのリディア(Lydia)、メソポタミアでは新バビロニア、イラン高原のメディア(Media)の4王国が分立した。
新バビロニアが、ユダ王国を滅ぼした。このとき、ユダ王国のヘブライ人が、バビロンに強制的に連行された(バビロン捕囚)。
リディア王国は、世界ではじめての金属硬貨を発行した。
オリエントを再統一したのは、アケメネス朝ペルシアである。これは、前6世紀に、イラン高原で、インド=ヨーロッパ語系のペルシア人が台頭して建国した国であり、前550年にアケメネス朝ペルシアのキュロス2世 (Kyros II) のときにメディアを滅ぼした。
そしてキュロス2世は、リディア・新バビロニアも征服した。
このとき、新バビロニアによって、バビロンに捕囚されていたヘブライ人が、新バビロニアが滅んだことによって、解放された。このように、アケメネス朝は、ヘブライ人など異民族の信仰には、なるべく干渉せず、異民族の独自の信仰をみとめるという方針であった。
第2代のカンビュセス2世 KamByses II のときに、エジプトを征服した。第3代のダレイオス1世 (Dareios I) のときに、領土が拡大し、西はエーゲ海北岸から、東はインダス川までの、大帝国になった。
服属した被征服民や異民族に対しては、かれらの宗教には干渉せず、かれらの信仰や慣習を尊重するなど、柔軟な措置をとった。被征服民には、貢納や軍役が課された。
アケメネス朝のダレイオス1世 (Dareios I) は、アッシリアの統治方法を受け継ぎ、さらに発展させた。
ダレイオス1世は、各地に知事(サトラップ、satrap)を置き、さらに監察官として「王の目」「王の耳」と呼ばれる直属の監察官を巡回させ、各地を支配した。
thumb|400px|ペルセポリス。世界遺産。
thumb|ベビストゥーン碑文。ダレイオス1世について書かれている。のちの時代に、イギリスのローリンソン(1810〜1895)による楔形文字を解読する手掛かりになった。
また、ダレイオス1世は、陸上での交通網や軍道を整備するため「王の道」(スサ〜サルデス) に代表される道路を整え要所を国道で結び、さらに都スサ (Susa) を中心に駅伝制をしいて中央集権をはかった。
また、アケメネス朝は、貿易や商業の奨励のため、異民族であるフェニキア人やアラム人の商業活動も保護した。また、アケメネス朝は、金貨・銀貨も発行し、多いに商業を発展させた。
さらに、アケメネス朝の公用語には、ペルシア語だけでなく、国際共通語のアラム語も、アケメネス朝の公用語として用いられた。つまり、アケメネス朝の公用語は、ペルシア語とアラム語である。
このように、商業などを重んじる実用的な発想にもとづく支配体制のため、ながく、アケメネス朝の支配が続いた。
前5世紀に、アケメネス朝は、ギリシアに遠征して戦争したが、敗れた(ペルシア戦争)。
前330年、マケドニア(ギリシア)のアレクサンドロス大王の遠征によって、アケメネス朝は敗れて、アケメネス朝は滅亡した。
'''」によって善神アフラ=マズダが勝つので、善なる者の霊魂は救済されるという宗教である。
ユダヤ教の教えの一部は、このゾロアスター教を参考にしたと考えられている。また、のちの時代のキリスト教などの神話にも、ゾロアスター教は影響を与えたと考えられている。
ともいう。 |
2,996 | コンメンタール>コンメンタール環境保全>コンメンタール環境基本法
環境基本法(最終改正:平成二〇年六月一八日法律第八三号)の逐条解説書。 |
2,997 | 第378条 ←前 次→
(要旨)
第378条 応用測量とは、道路、河川、公園等の計画、調査、実施設計、用地取得、管理等に用いられる測量をいう。
(応用測量の区分)
第379条 応用測量は、目的によって次のとおり区分する。
(1)路線測量
(2)河川測量
(3)用地測量
<第379条 運用基準> |
2,998 | ]]では、過去ログに関して、下準備から維持管理に至るまで解説します。詳細な説明はWikipedia日本語版のHelp:過去ログに譲り、このページではできるだけわかりやすく説明します。
過去ログには2つの方法があります。それらは固定リンク方式とサブページ方式です。サブページ方式はコピペを伴うものであり、少しのミスでGFDLなどライセンス上の問題が発生します。それに対し、固定リンク方式は手順が少し多く、わかりずらいものの、手堅いです。また、固定リンク方式の欠点である「検索に引っかからない」という問題も「WikiBlame(wp)」により改善されています。
現在、過去ログ化のガイドライン (草案) によりもっぱら固定リンク方式を採用し、不可能である場合に限りサブページ方式の使用が認められています。
過去ログ化はあくまで時間の経った議論及び長大になりすぎたページの軽量化でのみ使用されます。時間の経っていない議論を個人的な理由で過去ログ化しないでください。長大であれば、最近の議論は残し、古い議論のみを過去ログ化してください。
この章ではjawbでの原則である固定リンク方式について説明します。
あなたはページの履歴を閲覧できますか。古い版及びそのURLを閲覧できますか。できなければ、(この方式での)過去ログ化はできない可能性があります。
具体的な方法を説明します。
該当するページに移動する。
過去ログ注意を最上部に貼り、変更を公開する。
公開したページの履歴などから、編集した版を表示する。
その版のURLの最後部にある「oldid=(数字)」をコピーやローカルを用いるなどにより、保存する。
その版を編集し、過去ログ化する部分及び過去ログ注意を消去する。
変更を公開する前に、固定リンク過去ログを過去ログ注意が貼ってあった場所にsubst展開(テンプレート名の前にSubst:をつける)で貼る。先ほどのoldidを引数1に、消去した内容、議論の説明(節名など)を引数2に記入する。
もし既に固定リンク過去ログが貼ってある場合の手順は、#2回目以降を参照。
変更を公開する。過去ログ化の作業終了。
以上が過去ログ化の作業の1例です。過去ログ化の作業中に他のユーザーが編集してしまうことを避けるため、要約欄にその旨を記載することも奨励されます。ただし、この場合は過去ログ化の作業終了時に要約欄に終了した旨を記載するべきでしょう。
をコピペするか、間違えず入力してください。3つ目以降もあれば、同様に追加(要改行)してください。
」が表示されます。この年月を修正する必要がある場合は、変更を公開した後もう一度編集してください。 |
2,999 | テキスト『原価計算基準』を構成する各ページを収容するカテゴリです。
このテキストは、1962年(昭和37年)に大蔵省企業会計審議会が中間報告として公表した「原価計算基準」の解説書です。 |