index
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| text
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2,300 | 補償の定理(compensation theorem)もやはり、重ね合わせの理から導かれる、線形回路一般に成り立つ定理である。
電圧源、電流源、抵抗からなる2端子回路がある。いま、この回路の端子が短絡されているときに、電流I_0が流れているとする。このとき、端子間を短絡する代わりにある抵抗''R''を接続すると、端子間を流れる電流はもちろん、2端子回路中の各枝の電流や電圧も変化するはずである。この変化分は、2端子回路中の電源を全て除去し、その上で2端子間に抵抗と直列に電圧源RI_0を挿入したときに各枝に流れる電流や電圧と等しくなる。これを補償の定理とよぶ。
電気回路の双対性を用いて、補償の定理と双対な定理として次も成り立つ。
補償の定理で、抵抗をコンダクタンスに、電圧源を電流源に、短絡を開放に、また文中の電流と電圧を入れ替えると、次のようになる。
電流源、電圧源、コンダクタンスからなる2端子回路がある。いま、この回路の端子が開放されているときに、電圧V_0が現れているとする。このとき、端子間を開放する代わりにあるコンダクタンス''G''を接続すると、端子間電圧はもちろん、2端子回路中の各枝の電圧や電流も変化するはずである。この変化分は、2端子回路中の電源を全て除去し、その上で2端子間にコンダクタンスと並列に電流源GV_0を挿入したときに各枝に流れる電圧や電流と等しくなる。
これが補償の定理と双対な定理である。これもやはり、重ね合わせの理によって証明することができる。 |
2,301 | 第3編 債権
(特定の債権者に対する担保の供与等の特則)
第424条の3
債務者がした既存の債務についての担保の供与又は債務の消滅に関する行為について、債権者は、次に掲げる要件のいずれにも該当する場合に限り、詐害行為取消請求をすることができる。
その行為が、債務者が支払不能(債務者が、支払能力を欠くために、その債務のうち弁済期にあるものにつき、一般的かつ継続的に弁済することができない状態をいう。次項第一号において同じ。)の時に行われたものであること。
その行為が、債務者と受益者とが通謀して他の債権者を害する意図をもって行われたものであること。
前項に規定する行為が、債務者の義務に属せず、又はその時期が債務者の義務に属しないものである場合において、次に掲げる要件のいずれにも該当するときは、債権者は、同項の規定にかかわらず、その行為について、詐害行為取消請求をすることができる。
その行為が、債務者が支払不能になる前30日以内に行われたものであること。
その行為が、債務者と受益者とが通謀して他の債権者を害する意図をもって行われたものであること。
2017年改正により新設。
否認権に関する条項
以下の各条項の第1項において支払い不能時において本条と同旨の条項を定め、さらに支払い不能時に法的倒産処理手続等が開始した時を加える。第2項において支払い不能等の認識についての推定条項、第3項に、手続開始の申立て前1年以内の支払停止は、第1項の支払不能であったものと推定する旨の規定をおく。
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{{前後
|民法
|第3編 債権
第1章 総則
第2節 債権の効力
第3款詐害行為取消権
|民法第424条の2(相当の対価を得てした財産の処分行為の特則)
|民法第424条の4(過大な代物弁済等の特則)
424の3
424の3 |
2,302 | 法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂
(受命裁判官)
第316条の11
裁判所は、合議体の構成員に命じ、公判前整理手続(第316条の5第2号、第7号及び第9号から第11号までの決定を除く。)をさせることができる。この場合において、受命裁判官は、裁判所又は裁判長と同一の権限を有する。
2007年改正により以下のとおり改正。
訴因又は罰条を明確にさせること。
訴因又は罰条の追加、撤回又は変更を許すこと。
公判期日においてすることを予定している主張を明らかにさせて事件の争点を整理すること。
証拠調べの請求をさせること。
前号の請求に係る証拠について、その立証趣旨、尋問事項等を明らかにさせること。
証拠調べの請求に関する意見(証拠書類について第326条の同意をするかどうかの意見を含む。)を確かめること。
証拠調べをする決定又は証拠調べの請求を却下する決定をすること。
証拠調べをする決定をした証拠について、その取調べの順序及び方法を定めること。
証拠調べに関する異議の申立てに対して決定をすること。
第3目の定めるところにより証拠開示に関する裁定をすること。
第316条の33第1項の規定による被告事件の手続への参加の申出に対する決定又は当該決定を取り消す決定をすること。
公判期日を定め、又は変更することその他公判手続の進行上必要な事項を定めること。
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{{前後
|刑事訴訟法
|第2編 第一審
第3章 公判
第2節 争点及び証拠の整理手続
第1款 公判前整理手続
第1目 通則
|第316条の10(被告人の意思確認)
|第316条の12(調書の作成)
316の11
316の11 |
2,303 | 漢文とは、漢人つまり中国人が書いた文章をいう。中国人は漢字を用いるため、漢字のみで書かれる。ただ、ここでいう中国人は、一般に清代以前の中国人をさす。清代とは日本史にでてくる日清戦争の清である。このように、漢文は古い中国語にあたる。但し、清代においても、漢文は日常会話と異なるいわゆる文語の位置にあった。また、広大な中国においては方言の差が大きく(言語学的には、別の言語といってよいほどの差異がある)、ここで共通のコミュニケーションの方法として、漢文は機能した。さらに、清朝は領土内に満州族、蒙古族、ウィグル族、チベット族など、中国語を日常語としない民族が多数おり、それらを統治するための文書語として用いられた。加えて、朝鮮やヴェトナムといった周辺諸国においても、朝廷の公式文書は漢文で書かれた。
これは、前漢期(紀元前206年 - 8年)に完成された漢文の、文法の簡潔性と漢字の強い抽象化機能の賜物といえ、東アジア文化圏において、西欧諸国におけるラテン語と同じ機能を果たしたといえる。
日本では、朝鮮半島を通じ、漢字とともにその表現方法として、遅くとも4世紀には伝わったものとされる。日本においても、相当に長い期間、公式の文書は漢文で記されるものとされていた。また、教養のひとつとして、漢文を読むことが、盛んになされたが、そのような環境において、漢文の語彙・文法を頭に入れ、それによって書いた文章も漢文の一種になる。ただ和語も混ざるので和様漢文とよばれる。『日本書記』などがそうである和様漢文は山川『日本史用語集』にあり。ただし、日本では、比較的早い時代に、日本語自体の音声の特徴にあった表記方法であるかな(仮名、即ち、「仮の表現」。これに対して、漢字を『真名』という)が発明され、表現方法としても、漢字の抽象化機能を生かしたまま表現できる「和漢混淆文(和漢混交文)」が工夫されたため、自由に日本語を表現することができた。
近代に至って、日本が明治維新を迎え、近代化の一環として、話し言葉(口語)と書き言葉(文語)を近づけることにより、社会の変化に柔軟に対応できることを可能にするための言文一致運動を起こしたのと同様に、清朝が滅んでからの中国は、近代化を進めるために、書き言葉を話し言葉に近づける運動がなされた。これを、白話運動(「白」は「告白」等に見られる「いう」の意)という。これは、清以降、中華民国を経由し、現代の中国である中華人民共和国における表現方法となっておりそのため、現代の中国語では、北京周辺の標準語(これを普通話という)と、各地の方言(広東語など)は、文字表現も異なることとなっている、漢文は中国語を表す表現方法となっていない。しかし、現代の中国人も、古典となった中国語を読み、暗記し、そこにおける語彙や文の作りを覚え、古典の文体で書くことがあり、それも「漢文」といえる。
高校の古典において学ぶのは、上の漢文の入門編であり、かなりその幅を限定できる。
漢文の古いものは、春秋時代の人である孔子が、すでに古典であったものを取りまとめた「書経」や「詩経」といったものがあるが、これらは、あまりに古く、続く戦国時代には注釈書が必要となるほどであるので、初学者には難しく、高校の漢文においては参考程度に紹介されるに止まる。
次の時代である戦国時代に、孔子の弟子筋により、孔子の言行録である「論語」が編纂される。この頃漢文の表記法が一応の完成を見せ、また、その後の中国において国教ともいえる位置を占める儒教の創始者である孔子の「論語」は、長期にわたって東アジア全体に大きな影響を与えた。高校漢文においても、最も重要なテキストのひとつである。
この時代、中国は社会体制の大きな転換期であり、儒教のみならず、いろいろな思想が各地で興った、これを諸子百家という。彼らは、自らの思想を分かりやすく伝えるため、多くのたとえ話をした。これらの多くが現代にも「故事成語」として残るものである。これらの、出典としては、儒家の「孟子」、道家の「荘子」、兵家の「孫子」等が有名である。検定教科書や参考書には、孫子を除く、孟子や荘子などがよく取り上げられる。
この転換期の混乱を秦の始皇帝が収め、その業績を漢が継ぎ、実に数百年ぶりに、国土の安定を得る。中国には歴史を重んずるという伝統があるが(史記」である。これは、それ以前の歴史を大成するのと同時に、その後の中国の正史の形を決め、論語同様、東アジア全体に大きな影響を与えた。勿論、高校漢文においても、最も重要なテキストである。極論を言うなら、「論語」と「史記」が、ある程度読みこなせれば、その水準の3/4程度は達したものと考えても良いくらいである(あと、1/4は後述する漢詩である)。
漢文による散文は、漢代を以って完成する。これを狭義の「漢文(漢代の文章)」という。これ以降の漢文は、当時の中国語特有の音律を意識した文章であったり、語彙が難解になったりして、初学者には難しいので、高校漢文で体系的に取り上げられることは少ない。「世説新語」等のように教科書でよく取り上げられる古典もあるが、「史記」を読めれば、多くは苦労することなく読むことができる部分が取り上げられている。入門編と割り切るなら、教科書と入試の過去問に取り上げられているものを読むのに終始すればよい。例外的に体系的に取り上げられるものに、史記以降の歴史のダイジェストとして元代に編纂された「十八史略」がある。このため、「漢書」「三国志(有名な諸葛孔明の出師表や魏志倭人伝が含まれる)」「貞観政要」といった、本当の意味での古典はあまり取り上げられない傾向にある。
一方で、時代は漢から三国時代、晋、南北朝時代、隋をへて、唐にいたる。この時代に発展した表現形式が、我々が「漢詩」と呼ぶ詩である。これらについては、日本が体系的に初めて出会ったカルチャーショックからか、日本文化に深い影響を与える(それ以降に中国で流行した宋詞や元曲がほとんど影響を与えなかったのとは対照的である)。その影響であるかは断言できないが、漢詩は高校漢文において重要な位置を占めており、「杜甫」「李白」の有名な作品や、「唐詩選」からも多く教科書に取り上げられている。ただし、その中心は盛唐期であり、それ以降は、入門の域を超えるため参考の位置づけに近くなる。
これ以降も、漢文による重要な古典は、数多く輩出する。例えば、「源氏物語」をはじめとする日本の古典文学に大きな影響を与えた「長恨歌」の作者である白居易や唐宋八大家といわれる大文学者は唐末期から宋代になって現れるし、近世儒学は南宋において朱熹が完成させる。また、フィクションの分野においては、明代から清の初期にわたって「三国志演義」「水滸伝」「西遊記」「紅楼夢」といった現代において古典とされるものが、ようやく見られるようになるが、このあたりになると、語彙が特殊であったり、口語が含まれていたりするので、高校の漢文で取り上げられることは、非常にまれとなる。
結論として、高校の漢文では、時代としては「論語」成立の諸子百家の時代から、「史記」成立の前漢までの文書が中心であり、それに、盛唐期の漢詩が加わえれば、その90%以上はフォローできているものと考える。
古典の学習の理由として以下のことが学習指導要領で説明されている。ただし古典が科目になった歴史上の経緯江戸期において、高等教育の中心は漢学であり、教育者と言えば漢学者が多数であって、明治に入って近代教育制度整備の過程においても、これら漢学者の多くが参加をしていた。とは異なる。
古文・漢文の語句の意味、用法、文の構造を理解する。
内容を構成や展開にそくしてとらえる。
人間、社会、自然などにたいする思想や感情を読み取る。そうしてものの見方、感じ方、考え方を豊かにする。
表現の特色を理解し、優れた表現に親しむ。
古典を読んで、日本文化と中国文化の関係について考える『高等学校学習指導要領』p21。
ただし、高等学校などでの漢文履修者の大半は、上記の学習指導要領上の理由というよりも、「必修科目の国語教科内の一部であるため」や「大学受験のため」、といったことが学習の理由であることが実情である。(これは他の教科・科目にも同様に言えることであり、漢文に限ったことではない)。
要領では上のようにあった。ここではおのおのについてまとめる。
語句の意味、用法、文の構造を理解する。その方法は、辞書を引くことなどになる。漢文の場合は、おのおのの漢字と熟語については、漢和辞典を引く。句形や置字については、教科書の中で説明を探すか、漢和辞典の句形や置字の解説をよむ。また、熟語の中で、専門用語の場合は、広辞苑など詳しい国語辞典を引く。
漢字を引くことについては、教科書・受験問題に関わらず、自分が目にする文章を、冒頭からながめ、少しでもひっかかり、意味がすぐに思い浮かばないものは、どれも辞典を引く。辞典を引くのは時間がかかるようだが、自分で意味を考え出そうとして時間をかけるより引いた方が早く、ひとつひとつ地道にやっていくと意外と進みは早い。
内容を構成や展開に即してとらえる。その方法は、語句の意味や句形につうじて、それにより目にしている文章の全体を見渡たせるようになることである。漢文を、日本語の文章と同じような感覚ですらすらよめる、そういう状態を想像し勉強をする。
また構成や展開に即してとらえる、というのは、目にしている文章のあるフレーズについて、そのようにする、ということである。それは、一面としてつぎのことである。目にしているフレーズ内の語句が、同じ文章内のべつの箇所にも出ていないかを探し、べつの箇所での、その語の用法をみる。つまりその語がどういうほかの事物とイメージ的に結び付けられているかをみる。そしてその〈用法〉を、もとの目にしていたフレーズにあるその語句に代入して読む。
このような、他の箇所での用法を見てそれを代入して読む、というやりかたが客観的な漢文の読解法になる。
人間、社会、自然などに対する思想や感情を読み取る。その方法も、他の箇所での用法をみてそれを代入して読む、ということになる。これが著者にそくして客観的に読み取る方法である。
表現の特色を理解し、優れた表現に親しむ。自分が好きであると感じる文章を読むのが、ひとつのいい方法である。漢文の文章を手に入れるには、岩波文庫が手頃である。漢詩、論語、荘子、歴史書、仏典などさまざまなものが手に入る。ウェブ上でも、中国の古典なら[http://wagang.econ.hc.keio.ac.jp/txthuangye/home.html 電脳瓦崗寨電子文献黄頁]や[http://www.let.osaka-u.ac.jp/chutetsu/lunwen/etxt_lst/index.html 電子テキスト類目]、仏典なら[http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT 大蔵経テキストデータベース]で漢文を入手できる。
古典を読んで、日本文化と中国文化の関係について考える。『源氏物語』などの古文には、仏教に関する話があるが、仏教はインドでつくられたものであるものの、日本に入ってきたのは中国でインドの言葉から翻訳された漢訳仏典で、日本人は漢文で仏教にふれてきた。漢文を通じて仏教文化を共有している面がある。
ただ、各時代の「日本」の範囲や、各時代の日本の読書が可能な人の割合、については、日本史を勉強することが必要である。「中国」の範囲についても、王朝の変遷による地理的範囲の変化がある。このように、日本文化と中国文化の関係について、過去の歴史上の事実として把握するには、漢文だけでなく、歴史についても学ぶ必要がある。
漢文は、もともと中国語(繰り返すが話し言葉ではなかった)であり、日本語とは、その文法構造を大きく異にしている。そもそも、歴史的には、日本人は漢文を外国語として捉え、大和言葉とは一線を画して読み書きを行っていたが、時代が下り、漢字の知識が深まるようになると、漢文に助詞や送り仮名を付し、さらに順序が日本語らしくなるよう記号(返り点)を付けて日本語として読めるような工夫(漢文訓読)がなされるようになった。
書き下し文、読み下し文、訓読文などというのがこれであり、漢文独特の言い回しとしてなじみがあり、漢文の特徴のひとつといってよい。
しかしながら、これはあくまでも原文理解のための「便法」であって、その言い回しや仮名遣いの正誤にこだわるのは、漢文理解の為のエネルギーの無駄遣いでしかない。そもそも、一意に訓読ができるものではなく、ある種の仮置きに過ぎないということを理解しておくべきである。
訓点の機能を理解する初学の時期を除いて、「書き下し文を書け」等という問題が試験に出たならば、それは悪問であり、出題者の見識を疑って然るべきである本章の主張の多くは、中国文学者高島俊男著『漱石の夏休み』中「『漢文』について-訓読の歴史」に負っている。。
漢文に関わる背景的歴史的知識については、日本史の教科書や、世界史の中国史の部分が、参考にできる。各漢和辞典は、本文や巻末に句形・置字(助字)の解説や、中国の昔の時代の地図などもあるので、漢字を引くだけでなく、参考書としてもつかえる。学習参考書としては、駿台の『漢文学習資料集』が、句形の索引があり便利である。漢字については、大島正二『漢字伝来』岩波新書などが内容豊富に書いている。漢文の概説書としては、手頃なのとして、岩波全書の『漢文入門』や、『漢文法要説』朋友書店などがある。また、句形・置字のより詳しい参考書としては、『漢文を読むための助字小字典』内山書店が、値段も定価473円で薄くコンパクトである。書店の店頭にはあまり置いていないものだが、注文すれば、どの書店でも購入できる。 |
2,304 | 情報技術 > コンピュータ言語 > マクロ言語
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マクロ言語とは、アプリケーションの枠内で動作し、その機能を拡張、または自動化するために用意されている言語です。このカテゴリは、そうしたマクロ言語を対象とします。 |
2,305 | コンメンタール会社更生法施行令
会社更生法施行令(最終改正:平成一九年八月三日政令第二三三号)の逐条解説書。 |
2,306 | 記事を書くときは、高校生向けだということを意識して書いてください。原文が漢文の史料は、漢文よりも書き下し文で説明したほうが良いでしょう。
特に説明のない限り、各記事での史料の本文は、抜粋です。記事タイトルの命名は、時代や出来事が分かるように命名してください。(たとえば『日本書紀』は解説対象の時代が長いので、そういうタイトルは付けないでください。)
この記事での各単元の項目および項目名は、暫定的なものです。 |
2,307 | コンメンタール>コンメンタール売春防止法>売春防止法第14条
(両罰)
第14条
法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関し、第九条から前条までの罪を犯したときは、その行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても、各本条の罰金刑を科する。
{{前後
|コンメンタール売春防止法
|売春防止法第14条(両罰)
|売春防止法第13条(資金等の提供)
|売春防止法第15条(併科)
14 |
2,308 | 赤血球は、骨髄にある造血幹細胞から作られる。(「肝」細胞ではなく「幹」細胞なので、誤字に注意。)
さて、白血球やT細胞とB細胞も、同じく骨髄の造血幹細胞から作られる。
なお、説明の簡素化のため「白血球」と言ったが、好中球、好酸球、好塩基球のことである。
リンパ球とは、T細胞およびB細胞のことである。
※このため、「造血」などの単元では、医学書でも、赤血球や血小板と言った血液成分だけでなく、白血球やリンパ球も扱う。
医学における「貧血」とは、正常なヘモグロビンの血液濃度が低下して、正常範囲のヘモグロビン濃度には足りない事を言う。
しかし便宜上、出血などによって血液自体が不足している場合でも貧血という場合がある『標準病理学』、P307、節『赤血球喪失による貧血』。
なので『シンプル病理学』では、『貧血』とは、血液中の赤血球またはヘモグロビンが減少する事、という風な定義をしている。
※ たとえ、血栓など循環障害による虚血やチアノーゼなどが起きていても、ヘモグロビン濃度が低くなければ、上記のような定義では『貧血』とは呼ばない『スタンダード病理学』。
成人男性の健常者は、ヘモグロビン濃度 14~18g/dLである『スタンダード病理学』。なので成人男性ではヘモグロビン濃度が 約12.5g/dL以下から貧血とみなされる『標準病理学』。
成人女性の健常者は、ヘモグロビン濃度 12~16g/dLである『スタンダード病理学』。なので成人女性ではヘモグロビン濃度が 約11.5g/dL以下から貧血とみなされる『標準病理学』。
貧血には、下記の種類がある。
(便宜上なのか、)出血によって赤血球を喪失した場合も「貧血」といい、医学書ではそのまま「赤血球の喪失による貧血」などのように言う。
鉄はヘモグロビンの主な原料なので、鉄が欠乏するとヘモグロビンが合成されずに貧血になる。
食事において、鉄摂取が不足すると発生しやすい。
成長期や妊娠において、鉄需要の増大により、鉄欠乏性貧血が発生しやすい。
なんらかの鉄吸収阻害の障害があると発生しやすい。
慢性出血による「貧血」は、これに含める。(※濃度はともかく、どのみち体内の鉄分も不足する。)
骨髄にある、造血幹細胞の異常であり、予後は悪い。骨髄が低形成であり、脂肪で骨髄が置き換えられている(「脂肪髄」という)。
赤血球のみでなく、白血球や血小板も減少している(「汎血球減少」という)。
赤芽球とは、造血幹細胞から派生した、赤血球のもととなる細胞である『標準病理学』、第8版、P515。
ビタミンB12欠乏あるいは葉酸欠乏でも起きる。
症状は、(赤芽球ではなく)赤血球が巨大化、または赤血球の奇形などの症状である『スタンダード病理学』。
原因としては、赤血球の成熟に必要なDNAがビタミンB12不足などで合成されず、RNAやタンパク質だけが合成されていった結果、
赤血球の巨大化や奇形などが生じている『スタンダード病理学』と考えられている。
なお、ビタミンB12は小腸で吸収されるが、
胃粘膜から産生される内因子がビタミンB12の吸収に必要なので、胃切除の手術などで、発生しやすい。
悪性貧血とは、なんらかの理由で(たとえば自己免疫疾患として内因子を抗体が攻撃してしまう機構が考えられている『標準病理学』『シンプル病理学』)、その結果として胃の内因子が作られなくなり、巨赤芽球性貧血を起こす事を言う。
赤血球は健常なら、円盤状である。
しかし、遺伝性球状赤血球症では、赤血球が球状である。常染色体優性遺伝である。
この病気だと、赤血球の寿命が短く、そのため間接ビリルビンの上昇を示す。
溶血性貧血に分類される。
※ なんらかの理由で、赤血球が破壊されてしまっていると考えられている。
白色人種に多い『スタンダード病理学』。
※ 医学では「コーカソイド」などとは言わず、「白色人種」と言う。
ビリルビンが増加しているため、黄疸が見られる『スタンダード病理学』『図解ワンポイントシリーズ3 病理学』。
血管内溶血により、ヘモグロビン尿が発生する。
赤血球の膜に異常があり、この異常により溶血が起きやすくなっている。
「夜間」と名前が入っているが、実際には発作が起きる時刻が夜間とは限らない『標準病理学』。
近年、この症状の原因がPIG-A遺伝子(ホスファチジルイノシトールグリカン-クラスA)の異常である事が明らかになった。
ヘモグロビンの構造異常であり、原因は、突然変異により、βグロビンの本来ならグルタミン酸であるべき部分がバリンに置換している事。
この構造異常により、溶血性貧血を起こす。
常染色体劣性遺伝である。
白血病は、造血細胞の腫瘍性疾患である『シンプル病理学』『図解ワンポイントシリーズ3 病理学』『標準病理学』。
※ 分類上、白血球の数や状態は、その症状が「白血病」かどうかとは、あまり関係ない。
※ 歴史的には、1800年代に白血病の先駆的な研究をしていたウィルヒョウの研究していた白血病患者の腫瘍の種類が、たまたま、おそらくは、骨髄の白血球系統の腫瘍だったためか、患者血液では白血球が異常に増加しており、ウィルヒョウが血液分析をすると血液中に白い部分が見えたので、「白血病」という名前になっているらしい。
※ 『シンプル病理学』改訂第4版(2005年)を見ると、「白血病」について「白血球系」の「腫瘍」と限定しているのは、こういう歴史的なウィルヒョウの当初の事例のこと。現代では、白血球に限定せず、骨髄の造血細胞の腫瘍一般を「白血病」とする。
白血病は、腫瘍化した細胞の起源から、骨髄性白血病とリンパ性白血病との2種類のいずれかに分類される。
なお、白血病の分類として、French-American-British分類(FAB分類)がある。
急性白血病では、FAB分類が主に用いられている。
その他の分類として、WHOが白血病の分類を出しており、たとえばWHO分類の第4版が2008年に出された。
急性骨髄性白血病では、FAB分類のよりM0からM7までの8型に分類される。
急性骨髄芽球性白血病
FAB分類では、M0からM2までである。
急性前骨髄腫性白血病
M3である。
(※ 調査中:) 「アウエル小体」というのが認められる『シンプル病理学』『図解ワンポイントシリーズ3 病理学』『標準病理学』。
急性骨髄単球性白血病
M4である。
急性単球性白血病
M5である。M5aは単芽球の未分化型。M5bは分化型。
赤白血病
M6。赤芽球の増殖が顕著。骨髄の赤芽球性の腫瘍だと考えられている『スタンダード病理学』。
急性巨核芽球性白血病
M7。
※ 医学書では、造血幹細胞の腫瘍の異常だとしているが、それだと急性との区別がつかないので、当wikiでは定義の説明を差し控える。詳細は医学書で確認せよ。
現在、「慢性骨髄性白血病」と言われている症状では、ほとんどの患者にフィラデルフィア染色体(Ph1染色体)という異常染色体が見られる。
フィラデルフィア染色体は、第22番染色体および第9番染色体に由来している。フィラデルフィア染色体とは、第22番染色体のBCR遺伝子 と 第9番染色体のABL遺伝子 が相互に転座したもの。
一説には、この転座のため、異常にチロシンキナーゼ活性が強まっているのが、慢性骨髄性白血病の発症に関わっていると考えられている。『スタンダード病理学』『標準病理学』『シンプル病理学』。
※ もともと、BCR遺伝子およびABL遺伝子はチロシンキナーゼの活性に関わっている。
この異常のため本症例の患者では、顆粒球が著名に増えていおり、好中球、好塩基球、好酸球が多い『標準病理学』。
経過中、急性白血病の病症に転化する場合もあり、急性転化という。
かつては予後不良の病気であったが、イマチニブの発明とその投与により、予後は改善されてきた。
まぎらわしい事に、「骨髄腫」とは骨髄の腫瘍ではない。
「骨髄腫」とは、癌化したB細胞によって異常な免疫グロブリン抗体(「Mタンパク」という)が産生され続けてしまうという病気である『標準病理学』『スタンダード病理学』。
※ 定義上、必ずしも異常B細胞の産生の場所は骨髄でなくても良いが、「骨髄腫」でも普通は骨髄でB細胞の前駆細胞が産生されるハズ>『図解ワンポイントシリーズ3 病理学』。
健常な免疫グロブリン抗体とは異なり、Mタンパクは単クローン性である。
また、尿中に、免疫グロブリンの軽鎖の二量体を多く含むタンパク質であるベンスジョ-ンズ タンパクが多く出現してくる。
また、骨のX線写真(いわゆる「レントゲン」)で、骨に穴が空いたような像がよく見られ、これを「打ち抜き像」という。
骨が破壊・融解されて、打ち抜き像が発生している。
患者は中年以降に多く、40歳ごろから発症してきて、『スタンダード病理学』『シンプル病理学』。
ピークは60歳代である『スタンダード病理学』と言われている。
性比では、男性に多い『スタンダード病理学』『図解ワンポイントシリーズ3 病理学』。
※ 『標準病理学』には、マクログロブリン血症の記載は無い。
マクログロブリンとは、免疫グロブリンのIgM抗体のこと『標準病理学』。
ヒトの免疫グロブリンでは、
5つある抗体のうち、最も分子サイズの大きいのがIgM抗体なので、IgM抗体には「マクログロブリン」という別名がある『スタンダード病理学』。
マクログロブリン血症とは、B細胞の腫瘍により、IgM抗体ばかりを産生する症状。
血小板が減少する。
急性型と慢性型がある。小児は急性型であり、ウイルス感染のあとに見られる事が多く、6ヶ月『標準病理学』以内で自然治癒しやすく予後は良い。
成人には、6ヶ月を超える慢性型が多い。
原因として、血小板に対する自己抗体が作られてしまっていると考えられている。自己免疫疾患のひとつと考えられている『スタンダード病理学』。脾臓で抗体に覆われた血小板が貪食されていると考えられている。
血小板が増加しており、WHOの診断基準では45万/μLを超えるものを言う『標準病理学』。
巨核球の増生も見られる。
症状として、繰り返す血栓症『標準病理学』『スタンダード病理学』、および出血症状がある『標準病理学』『スタンダード病理学』『シンプル病理学』。
本患者の骨髄には細胞成分が多く『スタンダード病理学』、造血細胞が増加している『標準病理学』。骨髄では脂肪成分が激減していて少ないが『標準病理学』、ある程度は脂肪成分が残存しているる『スタンダード病理学』。
※ 単元『病理学/先天異常#X連鎖劣性遺伝病』で血友病の遺伝性については説明ずみ。
血液凝固因子(第VIII因子(8)や第IX因子(9)『スタンダード病理学』 )の欠損や異常のために血が固まりにくい病気であり、そのため怪我などをして出血したとき、止血されにくく治りにくい病気である。
血友病Aと血友病Bがある。第8因子の欠乏しているものが血友病Aである。第9因子の欠乏しているものが血友病Bである。
日本では、血友病Aのほうが発生頻度が大きく『スタンダード病理学』『標準病理学』、だいたい A患者:B患者 の比率が 5:1 の比率だと言われている『スタンダード病理学』。
薬害問題では過去に、血友病の非加熱製剤がAIDSの感染源になった社会問題が起きた事がある『スタンダード病理学』。
骨髄異形成症候群は、WHO分類でもFAB分類でも、幾つかの病例に分類される。
※ おそらく、この症候群は一つの病気ではなく、幾つかの病気をまとめたものだと考えられる。
※ 『標準病理学』はWHO分類、『スタンダード病理学』はFAB分類で説明。
かつてより「前白血病」などと呼ばれていた。
WHO分類とFAB分類のともに、不応性貧血(RA)と、鉄芽球系の不応性貧血(RARS)、芽球増加を伴う不応性貧血(RAEB)、がある。
シェーンラインヘノッホ紫斑病
※ 『標準病理学』には記載なし。
結核
結核が骨髄に見られる場合もある『標準病理学』、第5版、328ページ、
※ 白血病の紹介が続いたが、このページは、けっして腫瘍のページではなく、血液・造血器・リンパ節のページなので、感染症でも骨髄やリンパに影響の出てくるものなら紹介する。『標準病理学』でも同様の考え。
リンパ芽球の腫瘍性の増殖である。
※ 『シンプル病理学』に急性リンパ性白血病などリンパ系の白血病の記載なし。
B細胞やT細胞を明言せず、単に「急性リンパ性白血病」と言った場合、普通、B細胞性のものを言う。
※ T細胞性の白血病には、後述のように「T細胞性リンパ芽球性白血病」という別の病気がある。
小児に多い『標準病理学』『スタンダード病理学』。
FAB分類ではL1型に分類される。
小児のリンパ性の白血病の多くはB細胞性であるが、15%『標準病理学』~20%『スタンダード病理学』ほどはT細胞性の白血病の小児患者もいる。
また、成人では、T細胞性リンパ性の白血病の患者が多い。
FAB分類ではL2型に分類される。
※ 「リンパ腫瘍」とは異なります。「リンパ腫」とは、文脈にもよるが、T細胞やB細胞などといったリンパ球の腫瘍です。
一方、この節で取り上げるのは、「リンパ節」というリンパ管の経路中にある組織に病状の出る疾患です。
リンパ節
そもそもリンパ節とは、リンパ管の経路中にある、大きさがおおむね、米粒大から大豆大までの瘤のような膨らんだ部分。
そのリンパ節の中に、器官組織がある。
※ 詳しくは(たぶん)生理学の科目で説明する。
リンパ節はそもそも、免疫を助ける機能をしているため、リンパ節の異常と正常との区別がしづらい。
この単元では主に、腫瘍や先天異常などで、リンパ節の機能が働いてない事例と、結核など感染症に対するリンパ節炎を分けて取り上げる。
※ 『標準病理学』は、結核などのリンパ炎を取り上げていない。『シンプル病理学』『スタンダード病理学』は結核などのリンパ炎を取り上げている。
結核で、リンパ節の炎症が見られる。肺門リンパ節が冒されやすい。
他の結核と同様、乾酪壊死やラングハンス巨細胞が見られる場合が多い。
まぎらわしい別の病気として、サルコイドーシス(別の病気)との鑑別が難しい。
原因不明の、肉芽腫性の疾患。
リンパ節のほか、肺、皮膚、心臓、肝臓、脾臓など全身の各組織に腫瘍が発生する。
(※ 結核と似ている症状だが、しかし結核ではないので、)ツベルクリン陰性である『スタンダード病理学』
患者は、20~40歳代に多い『スタンダード病理学』。
Toxoplasma gondii の感染によって見られる。
※ 資料不足のため、本wikiでは説明を省略。
※ 「リンパ濾胞」の「胚中心」がどうのこうのと、関連書には書いてある。
原因不明。「菊池病」、「菊池・藤本病」などとも言う。
若年者(10~30歳代『標準病理学』)に多く、性差はやや女性に多い。
感冒様症状の発熱がある。
主として頚部のリンパ節で腫脹がある。
組織学的に、壊死像が見られる。
※ 資料不足のため、本wikiでは説明を省略。
『シンプル病理学』には見当たらない。
『標準病理学』および『スタンダード病理学』に、それらしい病気の解説あり。
説明のポイントが3冊とも大きく違っており、現在のところ文献3冊からは全体像が不明。
悪性リンパ腫
欧米と日本の違いは下記の通り。
欧米では、ホジキンリンパ腫が多い。
日本では、非ホジキンリンパ腫ではT細胞性リンパ腫およびNK細胞性リンパ腫が多い。
日本では、節外性リンパ腫が多い。
なお、「良性リンパ腫」という病名は無い『標準病理学』。
分類として、ホジキンリンパ腫と、非ホジキンリンパ腫の2つに大別される。
非ホジキンリンパ腫には、T細胞性のものとB細胞性のものとNK細胞性のものがある。
Pel-Ebstein型の発熱を繰り返す。
※ 標準病理学だとEの次がpの「Epstein」になっているが、これは誤植だろう。『シンプル病理学』および『スタンダード病理学』では(Pel-)「Ebstein」である。
かつては「ホジキン病」と呼ばれていたが、
近年では、大部分はB細胞性のリンパ腫である事が分かり、
WHOの分類でも「ホジキンリンパ腫」と命名されている。
多核の「リード・スタンバーグ細胞」や、単核の「ホジキン細胞」と呼ばれる細胞が観察される。
分類として、
などに分類される。
「成人T細胞白血病/リンパ腫」(Adult T-cell leukemia / lymphoma 、略称: ATLL)で、ひとつの病名。
ヒトT細胞白血病ウイルスI型(HTLV-I)の感染による。
なお、このヒトT細胞白血病ウイルスI型はレトロウイルスである。レトロウイルスとは、逆転写酵素を持つウイルスのこと。
日本では九州、沖縄に成人T細胞白血病/リンパ腫は多発し、成人に多い。
症状では、リンパ節腫脹、肝腫、脾腫、高カルシウム血症、が見られる『標準病理学』『シンプル病理学』。
大別して、型は
の4病型に分類される。
急性型とリンパ腫型の予後は悪い『標準病理学』『スタンダード病理学』。
発症年齢のピークは60歳代である『標準病理学』『スタンダード病理学』。
感染経路として、母乳『標準病理学』を介した母子感染『標準病理学』『シンプル病理学』が考えられているが、
その他の経路として性行為『標準病理学』も考えられている。
発生頻度に男女間の性差は特に見られない『スタンダード病理学』。
アフリカに多い、小児のリンパ腫である。
エプスタインバーウイルス(EBウイルス)が影響していると言われている。
赤道アフリカやニューギニアでは、90%超『標準病理学』で、エプスタインバーウイルスに感染している。
しかし、他の地域ではそうではない(10~30%程度『標準病理学』)。
多数の核分裂像を伴う『標準病理学』『スタンダード病理学』。
病型は大別して、
の3病型に分類される。
また、EBウイルスの感染率はそれぞれ、
である『標準病理学』『シンプル病理学』。
健常者では100g~150g程度である。
老朽化した赤血球は、脾で貪食される。
また、脾は胎生期における造血組織『標準病理学』。
形成異常
脾が形成されない場合を言う。
脾が複数個ある場合を言う。
正常の大きさの脾の周囲に、小さな脾臓が出来ている場合があり、これを「副脾」という。
胸腺に胚中心を伴ったリンパ濾胞が過形成しているものは、重症筋無力症と関係があるとされている。
アジソン病、バセドウ病(甲状腺機能亢進症のひとつ)でも、同様にリンパ濾胞の過形成が見られる『シンプル病理学』『スタンダード病理学』。
胸腺の腫瘍
「胸腺腫」とは何かについて、
の2通りがある。
※ 『シンプル病理学』では「胸腺上皮腫瘍」という用語もある。 |
2,309 | 前)(次)
(財産の分別管理)
第87条
87 |
2,310 | 前)(次)
(有害行為の中止要求)
第11条
乙は、管理事務を行うため必要なときは、甲の組合員及びその所有する専有部分の占有者(以下「組合員等」という。)に対し、甲に代わって、次の各号に掲げる行為の中止を求めることができる。
乙が、前項の規定により中止を求めても、なお甲の組合員等がその行為を中止しないときは、乙はその責めを免れるものとし、その後の中止等の要求は甲が行うものとする。
なし。
11 |
2,311 | 法学>コンメンタール>コンメンタール建設業法
(届出)
第27条の37
建設業に関する調査、研究、指導等建設工事の適正な施工を確保するとともに、建設業の健全な発達を図ることを目的とする事業を行う社団又は財団で国土交通省令で定めるもの(以下「建設業者団体」という。)は、国土交通省令の定めるところにより、国土交通大臣又は都道府県知事に対して、国土交通省令で定める事項を届け出なければならない。
----
{{前後
|建設業法
|第4章の2 建設業者の経営に関する事項の審査等
|建設業法第27条の36(国土交通省令への委任)
|建設業法第27条の38(報告等)
27の37 |
2,312 | 「ロジバン/目次/ロジバンについての英語資料の日本語訳/Lojban For Beginners 日本語訳/Lojban For Beginners 第5章 時間、日、日付(そして抽象表現)/日付」を「[[Lojban For Beginners 日本語訳/日... |
2,313 | 法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
(和解の場合の費用額の確定手続)
第72条
当事者が裁判所において和解をした場合において、和解の費用又は訴訟費用の負担を定め、その額を定めなかったときは、その額は、申立てにより、第一審裁判所(第275条の和解にあっては、和解が成立した裁判所)の裁判所書記官が定める。この場合においては、前条第2項から第7項までの規定を準用する。
----
{{前後
|民事訴訟法
|第1編総則
第4章 訴訟費用
第1節 訴訟費用の負担
|第71条(訴訟費用額の確定手続)
|第73条(訴訟が裁判及び和解によらないで完結した場合等の取扱い)
072 |
2,314 | 本項は、信州大学の入学試験対策に関する事項である。
信州大学は、長野県松本市にある国立大学である。人文、教育、経法(経済)、理、医、工、農、繊維の8学部を擁するれっきとした総合大学である。また、その特色として、全国唯一の「繊維学部」が設置されている。受験生の多くは長野県をはじめとした中部地方から集まるが、医学部医学科だけは全国から受験生が集まる。
入試試験に関しては、どの科目も教科書を押さえておけば合格にたどりつける基礎的な問題が多い。そのため、高校の学習をまじめに取り組んだかどうかが純粋に問われる試験内容である。
センター試験の制度変更や、信州大学の学部・学科再編、入試日程・科目の変更が続いているので、最新の情報を参照されたい。信州大学を第一志望とするならば、医学部医学科ならば9割、その他の学部・学科ならば7割以上は少なくとも欲しい。満遍なく勉強しよう。また、国立大学ではあるが、一部では5教科7~8科目を課さない日程が存在していることも、頭に入れて置こう。
英語
医学部、経法学部、教育学部で実施されている。前期日程の医学部と経法学部は共通問題で、大問4題の全てが長文読解問題である。小問としては、内容説明、下線部和訳、空欄補充、語句整序、文補充、英作文など様々な形式の問題が出題されている。語彙のレベルが標準的なので、時間内に要領よく様々なタイプの問題に対応する能力が必要であると言える。共通問題ということで、医学部受験生にとっては取りこぼしを少しでも減らすよう細心の注意が必要である。
教育学部は、私立大学でよく出題されるようなマーク式の問題と記述式の問題の両方が出題されている。英作文については、出題形式が要約、下線部和訳、テーマ英作文と安定していないので、どの形式で出題されても解答できるように練習しておくことが重要であると言えるだろう。
数学
全問記述形式である。医学部、理学部、繊維学部、工学部、経法学部、教育学部で主に実施されている。問題の難易度は国立大学の2次試験としては標準レベルであり、基本がしっかり身に付いていれば解答できる問題が多い。解答のみならず、そこに至るまでの過程を考えながら問題を解こう。尚、信大の数学は良問が多いことでも有名である。
国語
全問記述形式である。経済学部と教育学部で実施されている。
化学
全問記述形式である。理学部、農学部、繊維学部、工学部、教育学部で主に実施されている。
繊維学部では2012年から前・後期ともに試験になったが、初年度からかなり易化した模様。ちょっとしたミスで合否が分かれるだろう。また、全学部を通して言えることだが、基本を身につければある程度は解けると思われる。教科書レベルと言っても過言ではない。
生物
全問記述形式である。理学部、農学部、繊維学部、教育学部で主に実施されている。
物理
全問記述形式である。理学部、繊維学部、工学部、教育学部で主に実施されている。
2012年度より理学部物理科学科に限り別問題の作成がなされた。問題も独特なものが多く2012年度のドップラー効果とヤングの実験の複合問題。2013年度の力学においては答えを求める方法のを考察する問題。これらの問題は参考書ではほとんどみられないため根本の仕組みの理解が必要である。
地学
理学部で実施されている。
問題はごく標準的な難易度および出題である。地質図や露頭から地質を読み取る問題は頻出であり対策が必須である。地質図は苦手な受験生が多いが、基本的な岩相分布図や断面図は書けるようにしておきたい。計算問題も出題されるが、高校地学レベルの計算問題はパターン化されているので、他大学の過去問などを利用して慣れておきたい。気象や宇宙などの分野からの出題もあるので、高校地学の広い知識が必要である。教育学部では出題されなくなった。
理科総合B
かつて理学部地質科学科で実施されていたが、学習指導要領の改定で廃止された。
2次レベルの理科総合はかなり珍しいが、高校地学や生物の基礎知識があれば十分高得点を狙える。思考力が試される問題や計算問題が頻出なので、教科書の内容をよく理解しておく必要がある。
小論文・総合問題
主に後期試験で実施されている。
2013年度より、理学部地質科学科の前期日程で小論文に代わって実施されるようになった。受験生1名に対して教官が3名つく個人面接形式で行われた。内容は理科に関する質問を含んだ口頭試問であった。理科に関する質問は選択した1科目を対象に行われ、実技試験も含む。例えば地学に関する質問では、露頭モデルを利用してクリノメーターの使用方法が問われた。
キャンパスは、松本市(医学部、理学部、人文学部、経済学部)、長野市(工学部、教育学部)、南箕輪村(農学部)、上田市(繊維学部)と分散している。1年生は全員本部である旭キャンパスで学び、2年生から各キャンパスへ移ることになる。受験の際、自分がどのキャンパスで学ぶことになるのか調べて置こう。ちなみに工学部と教育学部は同じ長野市ではあるが、別キャンパスである。 |
2,315 | 法学>コンメンタール住民基本台帳法
(本人等以外の者の申出による住民票の写し等の交付)
第12条の3
市町村長は、前二条の規定によるもののほか、当該市町村が備える住民基本台帳について、次に掲げる者から、住民票の写しで基礎証明事項(第7条第一号から第三号まで及び第六号から第八号までに掲げる事項をいう。以下この項及び第7項において同じ。)のみが表示されたもの又は住民票記載事項証明書で基礎証明事項に関するものが必要である旨の申出があり、かつ、当該申出を相当と認めるときは、当該申出をする者に当該住民票の写し又は住民票記載事項証明書を交付することができる。
市町村長は、前二条及び前項の規定によるもののほか、当該市町村が備える住民基本台帳について、特定事務受任者から、受任している事件又は事務の依頼者が同項各号に掲げる者に該当することを理由として、同項に規定する住民票の写し又は住民票記載事項証明書が必要である旨の申出があり、かつ、当該申出を相当と認めるときは、当該特定事務受任者に当該住民票の写し又は住民票記載事項証明書を交付することができる。
前項に規定する「特定事務受任者」とは、弁護士(弁護士法人を含む。)、司法書士(司法書士法人を含む。)、土地家屋調査士(土地家屋調査士法人を含む。)、税理士(税理士法人を含む。)、社会保険労務士(社会保険労務士法人を含む。)、弁理士(特許業務法人を含む。)、海事代理士又は行政書士(行政書士法 人を含む。)をいう。
第1項又は第2項の申出をする場合において、現に申出の任に当たつている者は、市町村長に対し、第30条の44第1項に規定する住民基本台帳カードを提示する方法その他の総務省令で定める方法により、当該申出の任に当たつている者が本人であることを明らかにしなければならない。
前項の場合において、現に申出の任に当たつている者が、申出者の代理人であるときその他申出者と異なる者であるときは、当該申出の任に当たつている者は、市町村長に対し、総務省令で定める方法により、申出者の依頼により又は法令の規定により当該申出の任に当たるものであることを明らかにする書類を提示し、又は提出しなければならない。
第1項又は第2項の申出をしようとする者は、郵便その他の総務省令で定める方法により、第1項に規定する住民票の写し又は住民票記載事項証明書の送付を求めることができる。
----
{{前後
|住民基本台帳法
|第2章 住民基本台帳
|住民基本台帳法第12条の2(国又は地方公共団体の機関の請求による住民票の写し等の交付)
|住民基本台帳法第12条の4(本人等の請求に係る住民票の写しの交付の特例)
12の3 |
2,316 | 会計検査院事務総局事務分掌及び分課規則(最終改正:平成二一年八月六日会計検査院規則第七号)の逐条解説書。 |
2,317 | 法学>行政法>コンメンタール行政不服審査法
(意見の陳述)
第75条
審査会は、審査関係人の申立てがあった場合には、当該審査関係人に口頭で意見を述べる機会を与えなければならない。ただし、審査会が、その必要がないと認める場合には、この限りでない。
前項本文の場合において、審査請求人又は参加人は、審査会の許可を得て、補佐人とともに出頭することができる。
----
{{前後
|行政不服審査法
|第5章 行政不服審査会等
第1節 行政不服審査会
第2款審査会の調査審議の手続
|第74条(審査会の調査権限)
|第76条(主張書面等の提出)
75 |
2,318 | ストラボーンによるヨーロッパの地図
カエサルとほぼ同時代のギリシア人地理学者ストラボーン著『地誌』の記述に基づくヨーロッパの地図。当時は、ブリタンニア(希 ''Βρεττανία / Brettania'')はガッリアの北方にあり、ガッリア(希 ''κέλτικα / Celtica'')も北方に位置すると考えられていた。
『ガリア戦記』第5巻13節の記述のように、中央に三角形のブリタンニア島(Brettania)が見える。ヒベルニア島=イエルネ(Ierne)の位置が北方へずれていることなどを除けば、第5巻13節の記述とおおむね合致する。 |
2,319 | 下のフォームを利用すると、ページ名を変更し、その履歴も変更先へ移動することができます。古いページは変更先へのリダイレクトページとなります。ページの中身と変更前のページに張られたリンクは変わりません。ですから、二重になったり壊れてしまったリダイレクトをチェックする必要があります。
変更先がすでに存在する場合には、白紙やリダイレクトしか履歴がない場合を除いて、移動できません。つまり、間違えてページ名を変更した場合には元に戻せます。また、すでに存在するページには上書きできません。
注意!
よく閲覧されるページや、他の多くのページからリンクされているページを移動すると予期せぬ結果が起こるかもしれません。
ページの移動に伴う影響をよく考えてから踏み切るようにして下さい。 |
2,320 | 前)(次)
(報酬月額の算定の特例)
第44条
44 |
2,321 | 東海中は愛知県名古屋市にある男子中高一貫校。
1888年、浄土宗学愛知支校として開校した。
平面図形においては、骨のある高難度問題が出題されることがある。
[https://www.tokai-jh.ed.jp/index.html 東海中オフィシャルサイト] |
2,322 | 法学>コンメンタール行政事件訴訟法
(事情変更による執行停止の取消し)
第26条
前項の申立てに対する決定及びこれに対する不服については、前条第5項から第8項までの規定を準用する。
第25条(前条)第5項から第8項までの規定の準用
第1項の決定に対する即時抗告は、その決定の執行を停止する効力を有しない。
----
{{前後
|行政事件訴訟法
|第2章 抗告訴訟
第1節 取消訴訟
|第25条(執行停止)
|第27条(内閣総理大臣の異議)
26 |
2,323 | 本項は、尾道大学の入学試験対策に関する事項である。
尾道大学は尾道市立の大学で、経済情報学部と芸術文化学部が設置されている。
推薦入試
(選抜方法)小論文、面接、調査書。小論文では、経済情報学科で学ぶにあたって必要な読解力、文章表現能力、論理性や独創性、経済・社会問題に対する関心度などが総合的に評価される。面接では、志望動機、将来の目標、社会的関心、高校生活、課外活動などについて質問され、資質や学習意欲が評価される。
一般入試(前期入試)
過去問は市販されていない。大学に電話すると、過去一年分のみ取り寄せ可能。科目は英語と数学IAII(Bは範囲外)。
【英語】
英語は、基本的な問題が出題。250~300字程度の中文が2つ、語句並び変え、前置詞などの穴埋め問題が出題される。センター試験の演習を十分にしていれば、特に困らない。センター試験を、ただ単に答えを選ぶだけでなく、「なぜ答えがこのようになるのか?」ということを考えながら解くと、良い2次対策にもなるであろう。なお試験は、記述式である。
【数学】
数学は、IAIIが範囲である。2次関数、確率は必出であるので対策をすること。内容は、教科書の章末問題レベルである。大問で5問ほど出題される。記述式であるが、難しい問題には誘導問題があるので、全く解けないということはないであろう。対策としては、標準的な問題が載った薄い問題集を何度も繰り返しやることをお勧めする。特に必出分野は、十分に対策をしよう。
推薦入試(日本文学科)
(選抜方法)小論文、面接、調査書。小論文では、学ぶにあたって必要な読解力、論理的思考力、ならびに文章表現力などが総合的に評価される。面接では、志望の理由や専門分野に対する興味・関心のありかたとその理解度、および学習意欲の程度などが総合的に評価される。
推薦入試(美術学科)
(選抜方法)実技検査、面接、調査書。実技検査(デッサン)は、空間の中の物の形が、線・面・量などによって明確に描出されているか、かつ感性豊かに空間構成されているかという観点に基づき、潜在的可能性を含めて評価される。 |
2,324 | 前)(次)
(法人である労働組合)
第11条
この法律の規定に適合する旨の労働委員会の証明を受けた労働組合は、その主たる事務所の所在地において登記することによって法人となる。
この法律に規定するものの外、労働組合の登記に関して必要な事項は、政令で定める。
労働組合に関して登記すべき事項は、登記した後でなければ第三者に対抗することができない。
11 |
2,325 | -- This module outputs different kinds of lists. At the moment, bulleted,
-- unbulleted, horizontal, ordered, and horizontal ordered lists are supported.
local libUtil = require('libraryUtil')
local checkType = libUtil.checkType
local mTableTools = require('Module:TableTools')
local p = {}
local listTypes = {
['bulleted'] = true,
['unbulleted'] = true,
['horizontal'] = true,
['ordered'] = true,
['horizontal_ordered'] = true
}
function p.makeListData(listType, args)
-- Constructs a data table to be passed to p.renderList.
local data = {}
-- Classes
data.classes = {}
if listType == 'horizontal' or listType == 'horizontal_ordered' then
table.insert(data.classes, 'hlist hlist-separated')
elseif listType == 'unbulleted' then
table.insert(data.classes, 'plainlist')
end
table.insert(data.classes, args.class)
-- Main div style
data.style = args.style
-- Indent for horizontal lists
if listType == 'horizontal' or listType == 'horizontal_ordered' then
local indent = tonumber(args.indent)
indent = indent and indent * 1.6 or 0
if indent > 0 then
data.marginLeft = indent .. 'em'
end
end
-- List style types for ordered lists
-- This could be "1, 2, 3", "a, b, c", or a number of others. The list style
-- type is either set by the "type" attribute or the "list-style-type" CSS
-- property.
if listType == 'ordered' or listType == 'horizontal_ordered' then
data.listStyleType = args.list_style_type or args['list-style-type']
data.type = args['type']
-- Detect invalid type attributes and attempt to convert them to
-- list-style-type CSS properties.
if data.type
and not data.listStyleType
and not tostring(data.type):find('^%s*[1AaIi]%s*$')
then
data.listStyleType = data.type
data.type = nil
end
end
-- List tag type
if listType == 'ordered' or listType == 'horizontal_ordered' then
data.listTag = 'ol'
else
data.listTag = 'ul'
end
-- Start number for ordered lists
data.start = args.start
if listType == 'horizontal_ordered' then
-- Apply fix to get start numbers working with horizontal ordered lists.
local startNum = tonumber(data.start)
if startNum then
data.counterReset = 'listitem ' .. tostring(startNum - 1)
end
end
-- List style
-- ul_style and ol_style are included for backwards compatibility. No
-- distinction is made for ordered or unordered lists.
data.listStyle = args.list_style
-- List items
-- li_style is included for backwards compatibility. item_style was included
-- to be easier to understand for non-coders.
data.itemStyle = args.item_style or args.li_style
data.items = {}
for i, num in ipairs(mTableTools.numKeys(args)) do
local item = {}
item.content = args[num]
item.style = args['item' .. tostring(num) .. '_style']
or args['item_style' .. tostring(num)]
item.value = args['item' .. tostring(num) .. '_value']
or args['item_value' .. tostring(num)]
table.insert(data.items, item)
end
return data
end
function p.renderList(data)
-- Renders the list HTML.
-- Return the blank string if there are no list items.
if type(data.items) ~= 'table' or #data.items < 1 then
return ''
end
-- Render the main div tag.
local root = mw.html.create('div')
for i, class in ipairs(data.classes or {}) do
root:addClass(class)
end
root:css{['margin-left'] = data.marginLeft}
if data.style then
root:cssText(data.style)
end
-- Render the list tag.
local list = root:tag(data.listTag or 'ul')
list
:attr{start = data.start, type = data.type}
:css{
['counter-reset'] = data.counterReset,
['list-style-type'] = data.listStyleType
}
if data.listStyle then
list:cssText(data.listStyle)
end
-- Render the list items
for i, t in ipairs(data.items or {}) do
local item = list:tag('li')
if data.itemStyle then
item:cssText(data.itemStyle)
end
if t.style then
item:cssText(t.style)
end
item
:attr{value = t.value}
:wikitext(t.content)
end
return tostring(root)
end
function p.renderTrackingCategories(args)
local isDeprecated = false -- Tracks deprecated parameters.
for k, v in pairs(args) do
k = tostring(k)
if k:find('^item_style%d+$') or k:find('^item_value%d+$') then
isDeprecated = true
break
end
end
local ret = ''
if isDeprecated then
ret = ret .. ''
end
return ret
end
function p.makeList(listType, args)
if not listType or not listTypes[listType] then
error(string.format(
"bad argument #1 to 'makeList' ('%s' is not a valid list type)",
tostring(listType)
), 2)
end
checkType('makeList', 2, args, 'table')
local data = p.makeListData(listType, args)
local list = p.renderList(data)
local trackingCategories = p.renderTrackingCategories(args)
return list .. trackingCategories
end
for listType in pairs(listTypes) do
p[listType] = function (frame)
local mArguments = require('Module:Arguments')
local origArgs = mArguments.getArgs(frame, {
valueFunc = function (key, value)
if not value or not mw.ustring.find(value, '%S') then return nil end
if mw.ustring.find(value, '^%s*[%*#;:]') then
return value
else
return value:match('^%s*(.-)%s*$')
end
return nil
end
})
-- Copy all the arguments to a new table, for faster indexing.
local args = {}
for k, v in pairs(origArgs) do
args[k] = v
end
return p.makeList(listType, args)
end
end
return p |
2,326 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法)
(相殺の禁止)
第517条
協定債権を有する債権者(以下この節において「協定債権者」という。)は、次に掲げる場合には、相殺をすることができない。
一特別清算開始後に清算株式会社に対して債務を負担したとき。
二支払不能(清算株式会社が、支払能力を欠くために、その債務のうち弁済期にあるものにつき、一般的かつ継続的に弁済することができない状態をいう。以下この款において同じ。)になった後に契約によって負担する債務を専ら協定債権をもってする相殺に供する目的で清算株式会社の財産の処分を内容とする契約を清算株式会社との間で締結し、又は清算株式会社に対して債務を負担する者の債務を引き受けることを内容とする契約を締結することにより清算株式会社に対して債務を負担した場合であって、当該契約の締結の当時、支払不能であったことを知っていたとき。
三支払の停止があった後に清算株式会社に対して債務を負担した場合であって、その負担の当時、支払の停止があったことを知っていたとき。ただし、当該支払の停止があった時において支払不能でなかったときは、この限りでない。
四特別清算開始の申立てがあった後に清算株式会社に対して債務を負担した場合であって、その負担の当時、特別清算開始の申立てがあったことを知っていたとき。
前項第二号から第四号までの規定は、これらの規定に規定する債務の負担が次に掲げる原因のいずれかに基づく場合には、適用しない。
----
{{前後
|会社法
|第2編 株式会社
第9章 清算
第2節 特別清算
|会社法第516条(担保権の実行の手続等の中止命令)
|会社法第518条(相殺の禁止)
517 |
2,327 | 百人一首は藤原定家による秀歌撰を基にしてつくられたかるたの一種です。この編纂を京都小倉山で編纂したという由来から小倉百人一首ともいいます。
百人一首の内容などについては百人一首に譲ります。ここでは、百人一首のかるたを用いたゲームについて解説します。
百人一首のカルタを上達するには歌を覚えるのが鉄則です。しかし、いっぺんにすべてを暗記するのは不可能です。効率よく覚えるための方法の一つが決まり字を覚えることです。
干せ)」と覚えましょう。
thumb|左・作者名、歌、絵が描かれたものが読み札。右、下の句のみのものが取り札。
普通のカルタ取りとほぼ同じです。
まず、読み手を一人選び、読み手が読み札をとります。そして、取り札を適当に重ならないようにして散らします。このとき、なるべく公平になるように取り札の頭はバラバラな向きになるようにします。また、お手付きのペナルティも決めておくといいでしょう。一般的には一回休みが多いようです。
準備ができたら、読み手が歌を読みます。取り手はわかった時点で取り札をとりましょう。同時に何人もが同じ札を押さえた場合には、手が一番下にある人のものです。
慣れていない場合、なかなか札をとれないかもしれません。その時には、読み手が下の句を繰り返し読むようにしましょう。
こうして、取り札がすべてなくなったら終了です。順位はとった札の多い順となります。
このゲームでは読み札(絵札)のみを用います。百人一首の内容を覚える必要はありません。
駆け引きなどの「実力」はほとんど必要なく、ほぼ運のみのゲームです。しかし、それゆえに参加者同士の知的・身体的な差に関係なく遊べるので、年齢差の大きいグループや、高齢者、外国人などの日本語の読めない人でも問題なく遊べます。また、ルールがシンプルなのにシーソーゲームとなるために、意外に盛り上がりやすいです。そのため、打ち解けるためのちょっとした遊びにも向いています。ほか、勝ち負けに強くこだわりすぎる子どもに、負けを受け入れるためのソーシャルスキルトレーニングの一環としても向いています。
もちろん、百人一首の歌の内容などにも興味を広げることもできます。
絵札をよくきります。枚数が多いので、分けるなどしましょう。
絵札を山にします。このとき、3~4つくらいの山にすると「自分で選んだ」という感じがします。
参加者が一枚ずつめくります。めくった札の種類によって何かが起こります。
殿(男)は自分の手元に置き、自分の手札とします。
坊主(僧侶)が出ると、自分の手札をすべて捨てなければなりません。
姫を引くと、捨てられたすべての札を自分のものにできます。もし、捨てられた札がなければもう一枚引けます。
山札がなくなったらゲーム終了です。その時点での手札の数で順位が決まります。普通は札の多い方が勝ちです。
坊主めくりの特徴でもあり、魅力でもあるのはローカルルールが非常に多いことです。そのため、参加者同士のルール確認はしておきましょう。ここでは、よく知られているルールを紹介します。
また、慣れてきたらいろいろとアレンジをしても面白いですよ。
thumb|120px|蝉丸札
ローカルルールの代表が蝉丸札です。蝉丸札の扱いについては以下のようなルールがあります。
このように、ルールが最も多様なので、蝉丸の扱いは真っ先に確認しておきましょう。
画像:Hyakuninisshu 001.jpg|thumb|天智天皇札
天智天皇、持統天皇、陽成院、光孝天皇、三条院、崇徳院、後鳥羽院、順徳院の8人は天皇札と呼ばれることがあります。この中でも、天智天皇札と持統天皇札は特別扱いされることがあります。
画像:Hyakuninisshu_011.jpg|thumb|参議篁札
画像:Hyakuninisshu_017.jpg|thumb|在原業平朝臣札
画像:Sanjūrokkasen-gaku_-_17_-_Kanō_Naonobu_-_Fujiwara_no_Toshiyuki_Asomi.jpg|thumb|藤原敏行朝臣札(弓持ち版)
画像:Hyakuninisshu 030.jpg|thumb|壬生忠岑札
画像:Hyakuninisshu 039.jpg|thumb|参議等札
画像:Hyakuninisshu 041.jpg|thumb|壬生忠見札(弓無し版)
画像:Hyakuninisshu 052.jpg|thumb|藤原道信朝臣札
画像:Hyakuninisshu 075.jpg|thumb|藤原基俊札
弓を持っている人物を武官札(または弓持ち札)と呼ぶことがあります。該当するのは、参議篁、在原業平朝臣、藤原敏行朝臣、壬生忠岑、参議等、壬生忠見、藤原道信朝臣、藤原基俊の8人ですが、メーカーによっては弓を持っていない場合があります(特に壬生忠見札は弓を持っていないことが多い)。プレイ前に確認しておきましょう。
武官札の扱いには以下のようなものがあります。
武官札を引いた人は、一人を選んでその人の手札にタッチすると札をとれる。ただし、持ち主からブロックされると札をとれない。
thumb|120px|祐子内親王家紀伊。繧繝縁の札の一つ。
の人物もメーカーによって違いがあります。
などなど。
以上のルールを色々と組み合わせて遊んでみてください。 |
2,328 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)
(株式移転の効力の発生等)
第774条
株式移転設立完全親会社は、その成立の日に、株式移転完全子会社の発行済株式の全部を取得する。
株式移転完全子会社の株主は、株式移転設立完全親会社の成立の日に、前条第1項第六号に掲げる事項についての定めに従い、同項第五号の株式の株主となる。
次の各号に掲げる場合には、株式移転完全子会社の株主は、株式移転設立完全親会社の成立の日に、前条第1項第八号に掲げる事項についての定めに従い、当該各号に定める者となる。
前条第1項第九号に規定する場合には、株式移転設立完全親会社の成立の日に、株式移転計画新株予約権は、消滅し、当該株式移転計画新株予約権の新株予約権者は、同項第十号に掲げる事項についての定めに従い、同項第九号ロの株式移転設立完全親会社の新株予約権の新株予約権者となる。
前条第1項第九号ハに規定する場合には、株式移転設立完全親会社は、その成立の日に、同号ハの新株予約権付社債についての社債に係る債務を承継する。
----
{{前後
|会社法
|第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転
第4章 株式交換及び株式移転
第9節 株式移転
|会社法第773条(株式移転計画)
|会社法第774条の2(株式交付計画の作成)
774 |
2,329 | 前)(次)
(化学物質の有害性の調査)
第57条の4
厚生労働大臣は、化学物質で、がんその他の重度の健康障害を労働者に生ずるおそれのあるものについて、当該化学物質による労働者の健康障害を防止するため必要があると認めるときは、厚生労働省令で定めるところにより、当該化学物質を製造し、輸入し、又は使用している事業者その他厚生労働省令で定める事業者に対し、政令で定める有害性の調査(当該化学物質が労働者の健康障害に及ぼす影響についての調査をいう。)を行い、その結果を報告すべきことを指示することができる。
前項の規定による指示は、化学物質についての有害性の調査に関する技術水準、調査を実施する機関の整備状況、当該事業者の調査の能力等を総合的に考慮し、厚生労働大臣の定める基準に従って行うものとする。
厚生労働大臣は、第1項の規定による指示を行おうとするときは、あらかじめ、厚生労働省令で定めるところにより、学識経験者の意見を聴かなければならない。
第1項の規定による有害性の調査を行った事業者は、その結果に基づいて、当該化学物質による労働者の健康障害を防止するため必要な措置を速やかに講じなければならない。
第3項の規定により第一項の規定による指示について意見を求められた学識経験者は、当該指示に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。ただし、労働者の健康障害を防止するためやむを得ないときは、この限りでない。
労働大臣は、がんその他の重度の健康障害を生ずるおそれのある化学物質については、当該化学物質を製造し、輸入し、又は使用している等の事業者に対し特別の有害性の調査の実施及びその結果の報告を指示することができることとしたこと。 以上の制度により、新規の化学物質が職場に導入される前にその有害性がチェックされ、事業者及び国がその有害性のデータをは握することによつて、当該化学物質による労働者の健康障害を防止するため必要な措置を速やかに講じることができるようになると同時に、現に製造し、使用されている化学物質であつても、特に重篤な障害を生じさせるおそれのあるものの有害性について、詳細なデータを得ることによって、同様に必要な対策を講じることができるようにしたこと。
----
(化学物質の有害性の調査の指示)
安衛則第34条の18 法第57条の4第1項の規定による指示は、同項に規定する有害性の調査を行うべき化学物質の名称、当該調査を行うべき理由、当該調査の方法その他必要な事項を記載した文書により行うものとする。
(法第57条の4第1項の厚生労働省令で定める事業者)
安衛則第34条の19 法第57条の4第1項の厚生労働省令で定める事業者は、がんその他の重度の健康障害を労働者に生ずるおそれのある化学物質を製造し、輸入し、又は使用したことのある事業者とする。
57-4 |
2,330 | 前)(次)
(受給権者)
第58条
58 |
2,331 | 前)(次)
第53条の3
第四十六条及び第四十六条の二の規定は第四十一条第二項の登録について、第四十七条から前条までの規定は登録性能検査機関について準用する。この場合において、次の表の上欄に掲げる規定中同表の中欄に掲げる字句は、それぞれ同表の下欄に掲げる字句と読み替えるものとする。
53-3 |
2,332 | 竹取物語
----
La Rakonto de la Bambua Hakisto |
2,333 | 飲料では飲用を目的とした液体を扱う。
/アルコール飲料を参照。
Cookbook:Beverages
ספר מתכונים/משקאות |
2,334 | ]]
----
lexファイル。
LZH形式圧縮書庫。日本以外で使われることのある拡張子。
スタティックリンクライブラリ
リスト形式の設定ファイル
Windows におけるソフトリンク(「ショートカット」)
ライブラリオブジェクト
ログ(データログ)ファイル
LZH形式圧縮書庫 |
2,335 | 法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
(不出頭等の効果)
第208条
当事者本人を尋問する場合において、その当事者が、正当な理由なく、出頭せず、又は宣誓若しくは陳述を拒んだときは、裁判所は、尋問事項に関する相手方の主張を真実と認めることができる。
----
{{前後
|民事訴訟法
|第2編第一審の訴訟手続
第4章 証拠
第3節 当事者尋問
|第207条(当事者本人の尋問)
|第209条(虚偽の陳述に対する過料)
208 |
2,336 | 自然人や法人は、「権利の主体」である。
いっぽう、財産は、権利の対象となりうる。
なので、財産は「権利の客体」と呼ばれる。
民法でいう「物」とは、形のある有体物(ゆうたいぶつ)のことである。(民85)
有体物とは、固体または液体、気体などの形状のもの。土地・建物・本・洋服・水・石油 などは有体物である。
電気は形がないが、電気は取引の対象になってるので、例外的に電気は物として扱われる、
不動産とは、土地、および土地に定着している物。
不動産でいうところの、土地に定着している物とは、建物、石垣、橋、など。
つまり、不動産とは、土地、建物、石垣、橋 など。
土地や建物は、不動産登記簿での登記の対象になる。(不動産登記法 2条)
動産とは、不動産以外の物である。(民 86)
金庫と鍵(かぎ)の関係が、主物(しゅぶつ)と従物(じゅうぶつ)の関係である。
金庫が主物であり、鍵が従物である。
建物と畳(タタミ)は、主物と従物の関係である。建物が主物で、タタミが従物である。
このように、物の物とのあいだで、一方が他方に付属する関係の場合、それぞれ主物と従物という。
補われるほうの物が主物であり、補うほうの物が従物である。
主物を売る時は、原則として従物も一緒に相手に売られる。
例えば金庫を売るなら、特にことわりの無いかぎり、その金庫の鍵も一緒に買主に売られるのが原則である。
民法でいう「果実」(かじつ「)とは、日常用語での「果実」とは、意味が異なる。
民法でいう果実(かじつ)とは、物から得られる収益のことである。
例えば、建物を貸すことで、家賃が得られる。この場合、家賃が、民法でいう「果実」である。いっぽう、この場合の「建物」は「元物」(げんぶつ)である。
民法の果実には、天然果実(てんねん かじつ)と法定果実(ほうてい かじつ)がある。
田畑から得られる米、果物(くだもの)、乳牛から得られる牛乳などは天然果実(てんねんかじつ)に分類される。
畑から得られるリンゴやミカンなど普通のくだものは、天然果実である。
建物から得られる家賃は、法定果実(ほうていかじつ)に分類される。
賃料、利息などの収益が、法定果実である。(民88)
所有権(しょゆうけん)は、他人の介在なしに、自由に使用、貸し出し、売却などができ、このように所有権は物を自由に支配できる。たとえば一般のスーパーマーケットで物を買ったりする場合、その物を所有権を買っている事になる。
所有権は、物権の一種である。
物権(ぶっけん)とは、人が、ある一定の物を、排他的に支配できる権利のことである。
読者は「物権」といわれれば、とりあえず「所有権」のような権利を思い浮かべればいい。
なお、所有権は、たとい、その物を実際に手元で持たなくても、買い主がその物の所有権を買いさえすれば、その物の所有権を手に入れることができる。所有権をこういう仕組みにする事により、その物を貸し出して賃料(ちんりょう)などの利益を得るなど取り引きも可能にしている。(※ 参考文献: 中央大学出版部『高校生からの法学入門』、中央大学法学部 編、初版、72ページ)
いっぽう、カネの貸し借りなどに関する、貸し主が借り主からカネを返してもらう権利は、「債権」(さいけん)というのに分類される。債権は、物権ではない。(債権については、のちに債権に関する単元で説明する。この単元では、この節以外では、おもに物権について説明する。)
いったん話題を債権でなく物権にハナシを戻す。
(物件のハナシ:) ある物についての所有権(これは物権である。債権ではない。)は、世界中のどんな他人に対しても主張できる。つまり、所有者は、自分こそが、その物の所有者であることを、法的には主張でき、売買や譲渡などの所有権を移転させる行為をしないかぎり、他人を勝手に所有者にさせる事を規制できるだろう。(このような性質を「絶対性」という。) また、所有権にかぎらず、物権は、世界中のどんな他人に対しても、その物権の権利者は、権利を主張できる。
(以下、債権のハナシ:)
いっぽう、カネの貸し借りのような話題、つまりカネを返してもらう債権(さいけん)については、カネを借りた相手以外には、無関係(借金取りや、裁判官などの関係者を除けば)の話題である。(※ 参考文献: 三省堂『現代法入門』、神田英明ほか、ページ83)
要するに「債権」は、契約が完了するまでのあいだ、その契約を完了させるための努力を実行しろ、と相手方に命令できる権利である。カネの貸し借りの契約なら、借り主は、貸し主に「全額返済するまで、借りたカネをきちんと返しつづけろ」と命令してるわけだ。で、契約の当事者以外は、そもそも債権とは無関係なわけだ。なお、債務(さいむ)は、債権の相手方の義務である。
なお、売買における、代金をもらった売り主が、商品を買い主に引き渡す義務も、債務である。いっぽう、代金を支払った側である買い主が、売り主に対し、買った商品を引き渡すように請求できる事は、債権である。
債権とは何かをより厳密に説明すると、
などのように、法学書などでは「債権」とは何かが説明されている。
このように物権は、所有権のように(原則的に)他人を排除できる強い権利であるため、法律であらかじめ物権の種類が定められており、勝手に物権を創出することは禁止されてる。このこと(勝手に物権を創出することは禁止)を、物権法定主義という。
民法で、物権の種類として定められている権利は、所有権、占有権、 地上権、永小作権(えいこさくけん)、地役権(ちえきけん)、入会権(いりあいけん)、 留置権、先取特権、質権、抵当権 の10種類である。
地上権、永小作権、地役権、入会権 を用役物権(ようえき ぶっけん)という。
留置権、先取特権、質権、抵当権 を担保物権(たんぽ ぶっけん)という。
土地の所有者は、その土地を、他人の介在なしに、自由に使用、貸し出して地代を得たり、そのほか売却などができ、このように所有権は物を自由に支配できる。
実際には、公共の福祉や、各種の法令(土地収容法や建築基準法など)の範囲内などのもと、土地を使用・貸し出しなどをすることになる。
しかし、それらの法令の範囲内なら、いっさい自由に、その土地を支配することができる。
また、土地や建物の支配については「相隣関係」という制約があって、隣接する他人の土地や建物に迷惑をかけないように調整しなければならない様々な制約がある。
自分の土地であっても、他人の土地から50cm未満の箇所には、建物を建てられない。
他人の土地に囲まれて、そのままだと公道にでれない袋地(ふくろぢ)の所有者は、公道に出るために、囲んでいる側の他人の土地(囲繞地:「いじょうち」または「いにょうち」)を、一定の制限はあるが通行できる。また、囲んでいる側の土地所有者は、その通行を許可しなければならない。(民210)
この権利を囲繞地通行権という。
ある人(たとえばA氏とする)が所有物を他人(例えばBとする)に盗まれたり奪われても、所有権は移動しない。(中央大学出版部『高校生からの法学入門』、初版、63ページ) もし、Aが所有物(例えば自転車)をBによっても盗まれても、その所有物の所有権はAのままである。
このように、所有権は強い権利である。
しかし、Aに所有権があるからといって、自分で勝手に奪い返すのは禁止されているので(自力救済の禁止)、かわりに、裁判所などに訴えるなどして、国家権力によって取り返してもらう必要がある。
自転車をBに盗まれた場合、その自転車は、Bが占有(せんゆう)している事になる。
「占有」(せんゆう)とは、ある物を手元に所持していたり、その物が建物なら住んでいたり、その人の家の中にその物を置いていたり、など、管理下に置いていることである。
占有は、その物が正当に手に入れたかどうかを問わない。
もちろん、正当に入手した物を所持してる場合も、占有である。例えば、正当に店頭で購入した洋服を着ている場合も、その洋服を占有している事になる。
占有(せんゆう)と所有(しょゆう)は違う概念なので、混同しないように。
このように、ある物を占有をしている人は、被害者による自力救済が禁止されてるので、たとえその占有物が盗んだものであっても、占有者は当面はその物を所持できる権利があり、このような権利を占有権(せんゆうけん)という。
原則的に所有権については、ひとつの物については、最大で一人の所有者しか存在しない。これを一物一権主義という。
ただし、例外であるが、複数の人物が共有する場合、たとえば人Aと人Bがカネを出し合ってバイクを買って、二人で使うような場合、AとBはそれぞれ、その物(例ではバイク)の共有者には、なれる。(※ 共有も、検定教科書の範囲内。東京法令出版の教科書に記述あり。)
「共有」については民法249条に規定がある。
※ 本教科書 Wikibooks『高等学校商業 経済活動と法』では、以降、「所有」といったら、特に断り書きのないかぎり、原則的に1人の所有者のみであると考えることにして、いっぽう共有は想定しないとする。
世界各国や日本の古代や中世において、所有権は、かならずしも1つの物に1つの所有者とはかぎらず、例えば封建時代などでは、ある1つの土地について、領民の所有権と、領主の所有権があったりする場合もあった。しかし現代では、このような封建的な「所有」のありかたは、日本や欧米各国では認めていない。(※ 参考文献: 有斐閣『法律学入門 第3版増補訂』、佐藤幸治ほか、)
現代のビジネスでは、所有権を原則的にひとりに限ることにより、売買の交渉などでは1人の所有者を相手にして交渉すればいいので、ビジネスがすばやく行えるようになるという長所もある。
他人の土地において、建物などの工作物を建てたり、植林などのために、その土地を使用できる権利のことが地上権(ちじょうけん)である。(民265)
地下にトンネルを通したり、上空にモノレールを通すことも地上権に含まれる。
他人の土地において、小作料を支払って、農耕や耕作を行う権利のことが永小作権(えいこさくけん)である。(民270)
通行したり引水したりなどの、自分の土地の利益のために、他人の土地を使用できる権利のことが地役権(ちえきけん)である。(民280)
農村などにおいて、古くからの慣習にもとづいて、農村の人々が山や原野で、たきぎをひろったり、草をひろったりする権利のことが入会権(いりあいけん)である。(民263、294)
ある物に対する所有権というのは、その物を占有して支配していいという権利であるので、もし占有が第三者によって侵害されたら、当然、その侵害をやめるように、その第三者に請求できるという権利がある。このような権利を物権的請求権といい、返還請求権、妨害排除請求権、妨害予防請求権の3つがある。
物を盗まれた人は、その物を現在、占有している人に、返してもらうよう、請求できる。これを返還請求権という。
たとえば、BがAから盗んだ物を占有している場合、物を盗まれた人Aは、この物を盗んで占有している相手 Bに、返還を請求できる。
A から盗んだ人Bがその物を占有しておらず、その物をCが占有しているという場合、AはCに返してもらうように請求できる。
物を盗まれても、所有権は移動しないのが、ポイントである。つまり、所有権は、盗まれたAにあるまま。
Bによって物が盗まれたとき、占有の状態はBに移動するが、しかし所有権は、いっさい移動しない。
つまり、ある物の所有権をもつ人が、その物を占有している人に対して返還を請求する権利が、返還請求権である。
Bが、他人Aの所有する土地に、勝手に自動車を停めたりいた場合、土地の所有者AはBに対して、自動車を停めるのをやめるように請求できる。(※ 検定教科書(東京法令出版)にある例)このような権利が、妨害排除請求権である。
所有する土地を勝手につかわれたAは、Aによる占有をさまたげられてるのだから、その状態(占有をさまたげる行為)を排除するように請求できる、というわけである。
ゴミを勝手に捨てられた土地の所有者が、ゴミを勝手にすてた相手に、ゴミの撤去を請求できるのも、妨害排除請求権である。(※ 有斐閣『民法 総則・物権』山野日章夫) (私見: ゴミの不法投棄の対策などで重要だろう。)
隣地に崖(がけ)があって、その崖が崩れおちそうなら、その崩落の予防を隣地の所有者に請求できる。(※ 有斐閣『民法総則』、加藤雅信) このような権利が、妨害予防請求権である。
隣地の木が、自分の土地に倒れてきそうなら、その予防を請求できる。(※ 検定教科書(東京法令出版)にある例) これも妨害予防請求権である。 |
2,337 | 金融資産および金融負債の「発生または消滅の認識」に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)
ア.有価証券の売買契約について,約定日から受渡日までの期間が通常の期間よりも長い場合,売買契約は先渡契約となる。この場合,有価証券の買手側は,約定日基準を採用しているか修正受渡日基準を採用しているかにかかわらず,受渡日まで先渡契約に係る正味の金融資産または金融負債のみを計上する。
イ.有価証券を消費貸借契約によって借り入れたとき,借手は当該有価証券を売却または担保という方法などで自由に処分する権利を有する。よって借入時において,借手側は,受け入れた有価証券を金融資産として,また,対応する返還義務を金融負債として,ともに時価で認識しなければならない。
ウ.金融資産の譲渡の際,譲渡人に買戻義務はなく,買戻権のみがある場合,譲受人は当該金融資産を自由に処分することができないので,支配は移転していないものとされる。ただし,買戻価格が固定価格で確定している場合には,譲受人は当該固定価格と同一の現金を獲得できることが明白であるので,支配は移転しているものとされる。
エ.金融資産を売却した直後に同一の金融資産を同一数量購入し,かつ,譲渡価格と購入価格が同一の場合,たとえ売却と購入が別々の契約であったとしても,金融資産の消滅の認識要件は満たさない。よって,この取引を金融資産の売買として処理することはできない。
4
ア.有価証券の売買契約について,約定日から受渡日までの期間が通常の期間よりも長い場合,売買契約は先渡契約となる。この場合,有価証券の買手側は,約定日基準を採用しているか修正受渡日基準を採用しているかにかかわらず,受渡日まで先渡契約に係る正味の金融資産または金融負債のみを計上する。金融商品会計に関する実務指針22,金融商品会計に関するQ&AQ3
イ.有価証券を消費貸借契約によって借り入れたとき,借手は当該有価証券を売却または担保という方法などで自由に処分する権利を有する。よって借入時において,借手側は,受け入れた有価証券を金融資産として,また,対応する返還義務を金融負債として,ともに時価で認識注記しなければならない。金融商品会計に関する実務指針27,77,241-2
ウ.金融資産の譲渡の際,譲渡人に買戻義務はなく,買戻権のみがある場合,譲受人は当該金融資産を自由に処分することができないので,支配は移転していないものとされる。ただし,買戻価格が固定価格で確定している場合には,譲受人は当該固定価格と同一の現金を獲得できることが明白であるので,支配は移転しているものとされる。譲渡金融資産が市場でいつでも取得することができるとき,又は買戻価格が買戻時の時価であるときは,当該金融資産に対する支配が移転している。他方,譲渡金融資産が市場で容易に取得できないもので,かつ,買戻価格が固定価格であるものは,当該金融資産に対する支配は移転していない。 金融商品会計に関する実務指針33,250,金融商品に関する会計基準9項(2)
エ.金融資産を売却した直後に同一の金融資産を同一数量購入し,かつ,譲渡価格と購入価格が同一の場合,たとえ売却と購入が別々の契約であったとしても,金融資産の消滅の認識要件は満たさない。よって,この取引を金融資産の売買として処理することはできない。金融商品会計に関する実務指針42,金融商品に関する会計基準9項(3) |
2,338 | 法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第7編 雑則 (コンメンタール会社法)
(登記の効力)
第908条
この法律の規定により登記すべき事項は、登記の後でなければ、これをもって善意の第三者に対抗することができない。登記の後であっても、第三者が正当な事由によってその登記があることを知らなかったときは、同様とする。
故意又は過失によって不実の事項を登記した者は、その事項が不実であることをもって善意の第三者に対抗することができない。
登記の対抗力について規定している。
「正当な事由」の解釈については争いがある。
----
{{前後
|会社法
|第7編 雑則
第4章 登記
第1節 総則
|会社法第907条(通則)
|会社法第909条(変更の登記及び消滅の登記)
908 |
2,339 | 法学>民事法>コンメンタール民法>第2編 物権 (コンメンタール民法)
(竹木の枝の切除及び根の切取り)
第233条
土地の所有者は、隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、その竹木の所有者に、その枝を切除させることができる。
前項の場合において、竹木が数人の共有に属するときは、各共有者は、その枝を切り取ることができる。
第1項の場合において、次に掲げるときは、土地の所有者は、その枝を切り取ることができる。
竹木の所有者に枝を切除するよう催告したにもかかわらず、竹木の所有者が相当の期間内に切除しないとき。
竹木の所有者を知ることができず、又はその所在を知ることができないとき。
急迫の事情があるとき。
2021年改正により、以下のとおり改正された。
第1項の主体として、「土地の所有者は、」を付加。
第1項に関係する第2項及び第3項を新設。
上記条項の新設に伴い旧第2項の項番を繰り下げ。
隣地の竹や樹木(竹木)が所有地にかかる場合の所有者等の権利。
竹木の枝などが、所有地にかかる場合、土地の所有者は、その竹木の所有者に、枝などを切って所有地にかからないように請求することができる。
切除の請求権者は所有者である。賃貸人等占有・利用しているものではない。利用者等は、所有者を通じて切除の請求をすることとなる。
切除の請求の相手方は、隣地の所有者ではなく、竹木の所有者である。
竹木の所有が共有にかかる場合、共有者の一人が持分等にかかわらず切除の請求に応じることができる。
土地の所有者は、切除の請求ができるのであって、自ら切除すること(自力救済)はできない。ただし、以下の場合、自ら切除ができる。
竹木の所有者に切除を催告しても、相当期間内にこれに応じないとき。
竹木の所有者が不明であるとき。
緊急の危険等があるとき。
竹木の根が所有地に伸びてきた場合、枝などと異なり、土地の所有者のみならず、利用者も、その根を自ら切り取ることができる。隣地から伸びてきた筍は採取して良いという、許される自力救済の例として有名である。
----
{{前後
|民法
|第2編 物権
第3章 所有権
第1節 所有権の限界
|民法第232条(共有の障壁の高さを増す工事)
|民法第234条(境界線付近の建築の制限)
233
233 |
2,340 | 法学>民事法>不動産登記法>コンメンタール不動産登記法
(法務省令への委任)
第122条
この法律に定めるもののほか、登記簿、地図、建物所在図及び地図に準ずる図面並びに登記簿の附属書類(第153条及び第155条において「登記簿等」という。)の公開に関し必要な事項は、法務省令で定める。
本条は、不動産登記規則制定の根拠規定である。
根拠の詳細な解説は不動産登記法第15条の解説を参照。
----
{{前後
|不動産登記法
|第5章 登記事項の証明等
|不動産登記法第121条(登記簿の付属書類の写しの交付等)
|不動産登記法第123条(定義)
122 |
2,341 | Locutiones Latinae
----
名言 は、偉人などが残した、事柄の道理をとらえた有名な言葉、あるいは有名な言い回し [https://kotobank.jp/word/%E5%90%8D%E8%A8%80-642947#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89]。
格言 は、人生における教訓や戒めとなる言葉 [https://kotobank.jp/word/%E6%A0%BC%E8%A8%80-460180]。
標語 は、主義・主張や信条などを言い表わした短い言葉 [https://kotobank.jp/word/%E6%A8%99%E8%AA%9E-613221#E4.B8.96.E7.95.8C.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.20.E7.AC.AC.EF.BC.92.E7.89.88]。
---- |
2,342 | ]]) では、のレシピについて解説します。
は |
2,343 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第7編 雑則 (コンメンタール会社法)
(調査委員の解任及び報酬等)
第895条
前条の規定は、調査委員について準用する。
----
{{前後
|会社法
|第7編 雑則
第3章 非訟
|会社法第894条(監督委員の解任及び報酬等)
|会社法第896条(事業の譲渡の許可の申立て)
895 |
2,344 | データ解析に関するサイトや書籍で学んだ統計解析の概念を確認するための定義式を作成した。これは、「分かる・できる!」シリーズのセミナーや教科書などで難解な数式を避けた解説がされた場合、その詳細な部分を補うためにも役立つ。
データ解析手法の概念を理解したい人や、サイト訪問者全般が対象となる。
因果関係モデルは、現在最も分かりやすく、一般的なモデルである。
このモデルの作成には、従属変数(被説明変数)と独立変数(説明変数)が必要である。
と表される。この式は、独立変数が原因で従属変数が結果となる因果関係モデルが構築されることを意味する。ここで、X と Y はそれぞれ入力データの実績値のベクトルを表し、a と b は回帰係数であり、Y の理論値と実績値の乖離(=残差)が最小となるように計算される。 |
2,345 | 法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂
(被告人の退廷)
第304条の2
裁判所は、証人を尋問する場合において、証人が被告人の面前(第157条の5第1項に規定する措置を採る場合及び第157条の6第1項及び第2項に規定する方法による場合を含む。)においては圧迫を受け充分な供述をすることができないと認めるときは、弁護人が出頭している場合に限り、検察官及び弁護人の意見を聴き、その証人の供述中被告人を退廷させることができる。この場合には、供述終了後被告人を入廷させ、これに証言の要旨を告知し、その証人を尋問する機会を与えなければならない。
2016年改正による参照条項の改正に伴い、以下のとおり改正。
(改正前)第157条の3第1項に規定する措置を採る場合及び第157条の4第1項に規定する方法による場合を含む。
(改正後)第157条の5第1項に規定する措置を採る場合及び第157条の6第1項及び第2項に規定する方法による場合を含む。
----
{{前後
|刑事訴訟法
|第2編 第一審
第3章 公判
第1節 公判準備及び公判手続き
|第304条(人的証拠の取調べ方式)
|第305条(証拠書類の取調べ方式)
304の2
304の2 |
2,346 | /* 大気の性質 */ 水星は太陽に最も近く、弱い磁場を持ち、地球型惑星の中で最も小さな質量を持つため、おおむね10^−14バール(1 nPa)の圧力レベルで、水素、ヘリウム、酸素、ナトリウム、カルシウム、カリウム、水蒸気を含む、非常に薄く高度に変動する大気(地表面付近の外層大気)が存在しています。外層大気中の成分は太陽風または惑星の地殻から発生します。太陽光が大気中の気体を太陽から遠ざけ、惑星の後ろに彗星のような尾を作ります。 水星の大気の存在については1974年まで議論がありましたが、その時点において月と同様に水星にも重要な大気が欠けていることについては合意が形成されていました。これは、無人のマリナー10号宇宙探査機が薄い外層大気のみを発見した1974年に確認されたことによるものです。その後、2008年にMESSENGER宇宙船によって、水星の外層大気にマグネシウムが発見され、測定精度が向上しました。 |
2,347 | 前)(次)
(被保険者)
第9条
09 |
2,348 | トイレ砂は、動物の飼育に必須なトイレに使用する砂である。排尿用では固まる種類が主流となっている。
ファイル:Japanese litter box.jpg|サムネイル|[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%83%E3%83%88 モルモット]などの小動物のトイレ砂。共用タイプ。
ファイル:Japanese litter box in use.jpg|サムネイル|猫がトイレ砂を使用する様子。共用タイプ使用。
猫や、モルモット、ハムスター、ウサギなどの飼育に必須のトイレに使用する砂である。排尿用、共用の2種類。ハムスターは排尿用、ウサギなどは共用を使用する。排尿用では固まるタイプが主流。片付けがしやすいのが特徴。
成分:特殊な砂、消臭成分(一部種類など)
効果:特殊な砂では尿などを含むと固まり、簡単に片付けることが可能である。中には角割れの少ない、丸型タイプもある。消臭成分は、色のついている砂を含んだものや、別売の芳香剤等もある。 |
2,349 | 法学>民事法>商法>コンメンタール>コンメンタール手形法
第20条
満期後の裏書は、満期前の裏書と同一の効力を有する。但し、支払拒絶証書作成後の裏書又は支払拒絶証書作成期間経過後の裏書は、民法第3編第1章第4節の規定による債権の譲渡の効力のみを有する。
日附の記載がない裏書は、支払拒絶証書作成期間経過前にこれをしたものと推定する。
----
{{前後
|手形法
|第2章 裏書
|第19条
|第21条
20 |
2,350 | 法学>環境法>自然環境保全法>コンメンタール自然環境保全法
(自然環境保全地域に関する保全事業の執行)
第24条
自然環境保全地域に関する保全事業(自然環境保全地域に関する保全計画に基づいて執行する事業であつて、当該地域における自然環境の保全のための施設で政令で定めるものに関するものをいう。以下同じ。)は、国が執行する。
第1項は、自然環境保全地域に関する保全事業を国が行うと定めている。また、保全事業を「自然環境保全地域に関する保全計画に基づいて執行する事業であつて、当該地域における自然環境の保全のための施設で政令で定めるものに関するもの」と定義づけている。この「政令」は次のものがあたる。
第5条
第2項は、地方公共団体が環境大臣に協議し、その同意を得て、自然環境保全地域に関する保全事業の一部を執行することができるという規定である。第1項、本項ともに、原生自然環境保全地域にも同様の規定がある(第16条)。
----
{{前後
|自然環境保全法
|第4章自然環境保全地域
第1節 指定等
|自然環境保全法第23条(自然環境保全地域に関する保全計画の決定)
|自然環境保全法第25条(特別地区)
24 |
2,351 | 数値
ヘブライ文字で数を表すことは,紀元前 2 世紀頃に始まったらしい.組み合わす場合には,大きい方の数を表す文字を先に,すなわち(右)に書く.
たとえば
יג
は 13,
רעה
は 275,
תשעו
は 776 (400+300+70+6) である.神名 יהוה
《ヤハウェ》の略語である יח
とיו
を数字として用いることをさけるため, 15 は
טו
(9+6) で,16 は טז
(9+7) で表す.千位の数は一位の数を表す文字の上に・を二つつけて表す(
א̈
= 1000,
ב̈
= 2000).
聖書本文で文字が数を表す箇所はないが,ヘブライ語聖書の刊本には,章節の数をヘブライ文字で記しているものもあるので,できれば覚えておいた方がよい. |
2,352 | 臓器提供意思表示カード(裏面)。コモンズの画像の除去にともない、wikibooks日本語版に移動する。
Information
|date=2016-04-08
|source=日本臓器移植ネットワークのホームページ
https://www.jotnw.or.jp/donation/donorcard.html
|author=厚生労働省・(社)日本臓器移植ネットワーク
|permission=
|other versions=
日本国の公的機関のカード。公共に公開されている
Commons-emblem-copyright.svg
このファイルの著作権者は、あらゆる人に対し、あらゆる目的でこの画像を利用することを認めますが、次の条件が必要になります。ドナーカードの説明のための利用。 |
2,353 | 数値解析( ''Numerical Analysis'' )は、数学的な問題を数値的な方法によって解決するための学問分野です。具体的には、微分方程式や積分方程式、非線形方程式、行列方程式などを計算機を用いて数値的に解析することが目的とされます。数値解析によって得られた解は、数値的に近似的なものですが、実用的な精度を持ちます。
数値解析の手法には、次のようなものがあります。
数値積分:関数の積分を数値的に求めるための手法です。代表的な手法に台形則やシンプソン則があります。
数値微分:関数の微分を数値的に求めるための手法です。代表的な手法に前進差分、後退差分、中心差分があります。
数値積分方程式の解法:積分方程式の解法の一つで、数値的な手法を用いて積分方程式を解くことができます。
線形代数の数値解法:線形代数方程式の解法の一つで、行列演算を用いて線形代数方程式を数値的に解くことができます。代表的な手法にガウス消去法、LU分解法、SOR法があります。
非線形方程式の数値解法:非線形方程式の解法の一つで、反復法やニュートン法などの数値的な手法を用いて非線形方程式を解くことができます。
常微分方程式や偏微分方程式の数値解法:微分方程式の解法の一つで、数値的な手法を用いて微分方程式を解くことができます。代表的な手法にオイラー法、ルンゲ・クッタ法、有限要素法、有限差分法があります。
これらの数値解析の手法は、計算機を用いて実際に数値的な計算を行い、解を求めます。計算結果は、数値的に近似的なものですが、精度を高めるためには、計算機の演算精度や数値計算アルゴリズムの改善が必要となります。
数値解析は、様々な分野で応用されます。例えば、自然科学、工学、経済学、金融工学、医学、気象学、素粒子物理学、地球物理学、コンピュータビジョン、音響工学、制御工学、通信工学などがあります。数値解析は、これらの分野において、理論や実験の補完として、または解析的な方法では解けない問題を解決するために、不可欠な技術となっています。
数値解析 (Numerical Analysis): 数学的な問題を数値的に解析する学問分野。
微分方程式 (Differential Equation): 未知の関数とその微分の関係式で表される方程式。
積分方程式 (Integral Equation): 未知関数を含む積分式で表される方程式。
非線形方程式 (Nonlinear Equation): 未知数が非線形関数の形で表される方程式。
行列方程式 (Matrix Equation): 行列を未知数として含む方程式。
数値積分 (Numerical Integration): 関数の積分を数値的に求める方法。
台形則 (Trapezoidal Rule): 数値積分の手法の一つで、台形の面積を近似的に求める方法。
シンプソン則 (Simpson's Rule): 数値積分の手法の一つで、関数を2次式で近似し、その面積を求める方法。
数値微分 (Numerical Differentiation): 関数の微分を数値的に求める方法。
前進差分 (Forward Difference): 数値微分の手法の一つで、前方の差分を用いて微分係数を求める方法。
後退差分 (Backward Difference): 数値微分の手法の一つで、後方の差分を用いて微分係数を求める方法。
中心差分 (Central Difference): 数値微分の手法の一つで、前方と後方の差分を用いて微分係数を求める方法。
数値積分方程式の解法 (Numerical Solution of Integral Equations): 数値的な手法を用いて積分方程式を解く方法。
線形代数の数値解法 (Numerical Solution of Linear Algebra): 行列演算を用いて線形代数方程式を数値的に解く方法。
ガウス消去法 (Gaussian Elimination): 線形代数の数値解法の一つで、連立方程式を解く手法。
LU分解法 (LU Decomposition): 線形代数の数値解法の一つで、行列を下三角行列と上三角行列の積に分解し、線形方程式を解く手法。
SOR法 (Successive Over-Relaxation): 線形代数の数値解法の一つで、反復法の一種であり、線形方程式を解く手法。
数値解法 (Numerical Method): 数値解析において、数学的問題を数値計算によって解く手法。
誤差 (Error): 数値解法において、解析的解と数値解の差を表す。
収束 (Convergence): 数値解法において、解析的解に収束するように数値解が漸近的に近づく性質を指す。
収束条件 (Convergence Condition): 数値解法において、収束するための条件。
数値不安定性 (Numerical Instability): 数値解法において、微小な誤差が大きな誤差に拡大する不安定性を指す。
数値安定性 (Numerical Stability): 数値解法において、微小な誤差が大きな誤差に拡大しない安定性を指す。
刻み幅 (Step Size): 数値解法において、微分方程式や積分方程式の計算において用いられる時間や空間の間隔。
初期値問題 (Initial Value Problem): 微分方程式の解析的な解を求めるために、初期条件が与えられた方程式のこと。
境界値問題 (Boundary Value Problem): 微分方程式の解析的な解を求めるために、境界条件が与えられた方程式のこと。
数値常微分方程式解法 (Numerical Ordinary Differential Equation Method): 常微分方程式を数値的に解く手法。
有限差分法 (Finite Difference Method): 微分方程式や積分方程式を差分によって近似する手法。
有限要素法 (Finite Element Method): 微分方程式や積分方程式を要素ごとに分割して近似する手法。
モンテカルロ法 (Monte Carlo Method): 確率的な手法で、乱数を用いて数値解を求める手法。
スプライン補間 (Spline Interpolation): 関数を多項式で近似する手法。
最小二乗法 (Least Squares Method): 観測値と理論値の差を最小化する手法。 |
2,354 | 法学>コンメンタール民事訴訟法>コンメンタール民事執行法
(転付命令の効力)
第160条
----
{{前後
|民事執行法
|第2章 強制執行
第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行
第4款 債権及びその他の財産権に対する強制執行
第1目 債権執行等
|民事執行法第159条(転付命令)
|民事執行法第161条(譲渡命令等) |
2,355 | 法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂
(領置)
第101条
被告人その他の者が遺留した物又は所有者、所持者若しくは保管者が任意に提出した物は、これを領置することができる。
----
{{前後
|刑事訴訟法
|第1編 総則
第9章 押収及び捜索
|第100条(郵便物等の押収)
|第102条(捜索)
101 |
2,356 | (親告罪)
第232条
この章の罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。
告訴をすることができる者が天皇、皇后、太皇太后、皇太后又は皇嗣であるときは内閣総理大臣が、外国の君主又は大統領であるときはその国の代表者がそれぞれ代わって告訴を行う。
本条の適用について、附則第4条により上皇に関しては天皇の例による旨、附則第5条により上皇后に関しては、皇太后の例による旨を定める。
----
{{前後
|刑法
|第2編 罪
第34章 名誉に対する罪
|刑法第231条(侮辱)
|刑法第233条(信用毀損及び業務妨害)
232 |
2,357 | 回路の解析法として、もうひとつ網目解析法(mesh analysis)と呼ばれる方法を紹介する。これは、回路の網目に着目し、KVLを用いて回路方程式を立てる方法である。
''回路図が無いため、しばらく記号で代用します''
┌────R1────┬────R3────┐
│+ → │ → │
V ↑C1↓ R2 ↑C2↓ │
│- ← │ ← │
└─────────┴─────────┘
C
たとえば上図のT形回路で考えてみよう。回路には2つの網目が含まれている。それぞれの網目をC_1, C_2とし、それぞれの網目の中を流れる電流をi_1, i_2とすれば、KVLより
の2つの方程式を得る。これを書き直せば、
となり、さらに行列を用いて
R_1+R_2 & -R_2 \\
-R_2 & R_2+R_3
\end{pmatrix}\begin{pmatrix}
i_1 \\ i_2
\end{pmatrix} = \begin{pmatrix}
V \\ 0
\end{pmatrix}
と書き直すことができる。
と書くことができる。右辺を閉路電圧源ベクトルといい、左辺の縦ベクトルを閉路電流ベクトルという。閉路電流ベクトルは各閉路の閉路電流を縦に並べたベクトルであり、閉路電圧源ベクトルは各閉路に含まれる電圧源を縦に並べたベクトルである。
これより各閉路電流は
i_1 \\ i_2
\end{pmatrix} = \begin{pmatrix}
R_1+R_2 & -R_2 \\
-R_2 & R_2+R_3
\end{pmatrix}^{-1}\begin{pmatrix}
V \\ 0
\end{pmatrix}
によって求めることができる。
網目解析法はこの左辺の係数行列
R_1+R_2 & -R_2 \\
-R_2 & R_2+R_3
\end{pmatrix}
を機械的に与える。この行列の対角成分(第(''k'',''k'')-成分)は''k''番目の閉路に含まれている抵抗の和である。これを自己抵抗(self-resistance)という。また、この行列の非対角成分(第(''k'',''l'')-成分)は''k''番目の閉路と''l''番目の閉路の両方に含まれている抵抗の和に負の符号をつけたものになっている。これを相互抵抗(mutual-resistance)という。
したがって、この方法で自己抵抗と相互抵抗を求めることによって
r_{11} & r_{12} & \cdots & r_{1n} \\
r_{21} & r_{22} & \cdots & r_{2n} \\
\vdots & \vdots & \ddots & \vdots \\
r_{n1} & r_{n2} & \cdots & r_{nn}
\end{pmatrix}\begin{pmatrix}
i_1 \\ i_2 \\ \vdots \\ i_n
\end{pmatrix} = \begin{pmatrix}
v_1 \\ v_2 \\ \vdots \\ v_n
\end{pmatrix}
の形の方程式を作ることができる。これを網目方程式(mesh equations)という。
もし回路に電流源が含まれていれば、その場合は鳳-テブナンの定理によって等価電圧源に置き換えてから網目方程式を作ればよい。
まとめると、網目解析法を用いて回路の各閉路の電流を求めるには、次の手順を踏めばよい。
電流源が含まれている場合、鳳-テブナンの定理を用いて等価電圧源に置き換えを行う。
全ての網目の電流をi_1, i_2, \cdots, i_nとする。
各網目の自己抵抗r_{kk}、および各網目間の相互抵抗r_{kl}を求める。
各網目に含まれる等価電圧源v_kを求める。
網目方程式をつくる。
r_{11} & r_{12} & \cdots & r_{1n} \\
r_{21} & r_{22} & \cdots & r_{2n} \\
\vdots & \vdots & \ddots & \vdots \\
r_{n1} & r_{n2} & \cdots & r_{nn}
\end{pmatrix}\begin{pmatrix}
i_1 \\ i_2 \\ \vdots \\ i_n
\end{pmatrix} = \begin{pmatrix}
v_1 \\ v_2 \\ \vdots \\ v_n
\end{pmatrix}
方程式を解く。抵抗の行列の逆行列をかけたり、クラメルの公式を用いたりすることで、機械的に計算することができる。
なお、これはかならずしも網目を用いなくとも、回路中の任意の閉路を用いて同様の方程式を立てることができる。その場合でも自己抵抗や電圧源ベクトルの計算法は同じであるが、相互抵抗は必ずしも負とならない。しかし、回路によっては適切な閉路を選択することによってより簡単に計算できる場合もある。 |
2,358 | 以下のページをご覧ください。
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ウィキブックスへようこその新規参加者にとって参考になるページに挙げられているページを読んでみてはいかがでしょうか。
ヘルプ ページは有用なインデックスを載せています。
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基本方針とガイドラインをご覧ください。
ページ名の付け方もあわせてご覧ください。
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あなた自身がそれらのページを合わせることができます。その際には、ページ名の付け方を参考にしてください(ただし、存在しているページ名が十分参考になるなら、わざわざ見る必要は無いかもしれません)。
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Help:Contributing FAQ |
2,359 | 前)(次)
(業務の委託等)
第33条
管理組合は、前条に定める業務の全部又は一部を、マンション管理業者(適正化法第2条第八号の「マンション管理業者」をいう。)等第三者に委託し、又は請け負わせて執行することができる。
第三者に委託する場合は、マンション標準管理委託契約書による。 |
2,360 | メインページ > 自然科学 > 化学
化学に関する文書・資料・教科書が収められる書庫です。収録内容は以下をご覧ください。 |
2,361 | 日本国内で歯科治療や薬品の調合以外の医療行為を行うのに必要な免許を医学部で6年間受講して医師国家試験に合格し取得する試験である。実技試験は行われず大学内部の実技や臨床実習で採点される。
科目ごとではなく解剖学、生理学などの基礎医学や内科学、外科学などの臨床医学、衛生学、疫学などの社会医学などを混ぜ合わせて出題される総合問題形式となっていて、AからIのブロックに分けて3日間行われる。出題基準は以下のとおりである。 |
2,362 | 法学>行政法>コンメンタール行政不服審査法
(参考人の陳述及び鑑定の要求)
第34条
審理員は、審査請求人若しくは参加人の申立てにより又は職権で、適当と認める者に、参考人としてその知っている事実の陳述を求め、又は鑑定を求めることができる。
----
{{前後
|行政不服審査法
|第2章 審査請求
第3節 審理手続
|第33条(物件の提出要求)
|第35条(検証)
34 |
2,363 | 法学>民事法>コンメンタール民法>第5編 相続 (コンメンタール民法)
(相続の承認及び放棄の撤回及び取消し)
第919条
相続に関して、承認・限定承認・放棄の意思表示を一旦してしまうと、意思表示が可能な期間であっても明治民法第1022条を継承。
しかしながら、承認・放棄が詐欺・強迫・錯誤などの下に行われ、取り消しうるものである場合は取り消すことは可能である。ただし、一般の取消権の時効・除斥期間(第126条)よりも期間は短く設定されている。
明治民法において、本条には後見人の被後見人に対する債権又は債務の申出義務に関する以下の規定があった。趣旨は、第3項を削除の上、民法第855条に継承された。
----
{{前後
|民法
|第5編 相続
第4章 相続の承認及び放棄
第1節 総則
|民法第918条(相続財産の管理)
|民法第920条(単純承認の効力)
919 |
2,364 | コンメンタール空港法
空港法(最終改正:平成二〇年六月一八日法律第七五号)の逐条解説書。 |
2,365 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)
(会計監査人設置会社の特則)
第439条
会計監査人設置会社については、第436条第3項の承認を受けた計算書類が法令及び定款に従い株式会社の財産及び損益の状況を正しく表示しているものとして法務省令で定める要件に該当する場合には、前条第2項の規定は、適用しない。この場合においては、取締役は、当該計算書類の内容を定時株主総会に報告しなければならない。
「法務省令」は、会社法施行規則第116条(計算関係書類)である。
会社法第309条(株主総会の決議)
----
{{前後
|会社法
|第2編 株式会社
第5章 計算等
第2節 会計帳簿等
|会社法第438条(計算書類等の定時株主総会への提出等)
|会社法第440条(計算書類の公告)
439 |
2,366 | 社外取締役に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。なお,定款に別段の定めはないものとする。(5 点)
ア.株式会社の取締役のうち,その就任の前の10 年間において,当該株式会社又はその子会社の業務を執行した取締役であったことがある者は,当該株式会社の社外取締役には該当しない。
イ.指名委員会等設置会社の取締役の過半数は,社外取締役でなければならない。
ウ.監査役設置会社の社外取締役の解任は,株主総会の特殊決議によらなければならない。
エ.株式会社の取締役のうち,当該株式会社の親会社の取締役である者は,当該株式会社の社外取締役には該当しない。
3
ア.株式会社の取締役のうち,その就任の前の10 年間において,当該株式会社又はその子会社の業務を執行した取締役であったことがある者は,当該株式会社の社外取締役には該当しない。2条15号イ
イ.指名委員会等設置会社の取締役各委員会の委員の過半数は,社外取締役でなければならない。400条3項
ウ.監査役設置会社の社外取締役の解任は,株主総会の特殊決議によらなければならない。普通決議で足りる。339条1項341条309条2項7号かっこ書
エ.株式会社の取締役のうち,当該株式会社の親会社の取締役である者は,当該株式会社の社外取締役には該当しない。2条15号ハ |
2,367 | 前)(次)
(不服申立ての制限)
第27条の26
労働委員会がした処分(第24条の2第4項の規定により公益委員がした処分及び同条第5項の規定により公益を代表する地方調整委員がした処分を含む。)については、行政不服審査法(昭和37年法律第160号)による不服申立てをすることができない。
27の26 |
2,368 | 法学>民事法>商法>コンメンタール商法>第2編 商行為 (コンメンタール商法)
(商行為の委任)
第505条
商行為の受任者は、委任の本旨に反しない範囲内において、委任を受けていない行為をすることができる。
----
{{前後
|商法
|第2編 商行為
第1章 総則
|商法第504条(商行為の代理)
|商法第506条(商行為の委任による代理権の消滅事由の特例)
505 |
2,369 | 法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂
(虚偽の資力申告書提出に対する制裁)
第38条の4
裁判所又は裁判官の判断を誤らせる目的で、その資力について虚偽の記載のある資力申告書を提出した者は、10万円以下の過料に処する。
----
{{前後
|刑事訴訟法
|第1編 総則
第4章 弁護及び補佐
|第38条の3(弁護人の解任)
|第39条(接見交通権)
038の4 |
2,370 | 前)(次)
(設置後等の水質検査の内容等)
第4条
04 |
2,371 | 内乱記>
30px30px30px30px30px30px30px30px30px30px30px30px30px30px
カエサルの副官トレボニウスが、マッシリア攻囲に着手する
二方面から土塁、工兵小屋や攻城櫓を城市の方へ推進し始める。
一つは、港や船団のすぐ近くであった。
ロダヌス川の河口に接する海辺のところであった。
残りの第四(の方面)は(ガリアの)陸地からの入口を持っている。
攻囲は、長く困難なものである。
ガイウス・トレボニウスは、多くの駄獣および多数の人員を属州全体から召集する。
(トレボニウスは)細枝や材木を運び集めることを命じる。
それらの物が調達されると、高さ80ペース(=約24m)の土塁を築き上げる。
マッシリア勢が激しい抗戦により、トレボニウス勢の城攻め工事を遅らせる
それらの攻勢に、細枝で編み合わされたいかなる工兵小屋も持ちこたえることができないほどであった。
(工兵小屋の)四層もの編み細工を貫通して地面に打ち付けられていたのだ。
これにより(攻城用の)土塁が手作業で推進されていた。
60ペース(=約18m)長もの亀甲車が地面を平らにするために先導していた。
それら(の材質)により、(マッシリア勢から)投げつけられた火や石から防御することができた。
(城攻めの)遂行すべてを阻んでいた。
土塁や攻城櫓に火が投げつけられていた。
城市に追い返していた。
ポンペイウス配下のナシディウスが、艦隊を率いてマッシリアに来援する
彼らのドックから<1隻の船を>出帆させる。
自分(ナシディウス)の増援艦隊を加えて、ブルトゥスの艦隊と再び激突するように、彼らを大いに鼓舞する。
マッシリアの艦隊が、ナシディウスの艦隊と合流して、再戦に臨む
たいへんな勤勉さで装備していた。
── 漕ぎ手たち、操舵手たちが豊富に手元にいた ──。
弓兵たちや射出機を満載していた。
(マッシリア勢は)船に乗り込む。
実際のところ、見慣れず、知られざる状況において、過信したり、あるいは激しく怯えてしまうのは、(人間)生来の共通の欠点である。
(再戦の)この場合も、そうであったように。
すなわち、ルキウス・ナシディウスの到来が、(マッシリアの)国家をこの上ない希望と熱意で一杯にしていた。
作戦計画を協議する。
右翼にはマッシリア勢が割り当てられ、左翼にはナシディウスが(割り当てられる)。
カエサルの部将ブルトゥスも再び艦隊を出帆させる。マッシリア市民たちが戦勝を祈願
船の数が増えて、ブルトゥスは同じところ(タウロイス)へ急ぐ。
捕獲されたマッシリア勢の6隻がさらに加わっていたのだ。
これらを(2度目の海戦に)先立つ日々のうちに修繕して、あらゆる物を備え付けていた。
こうして、(ブルトゥスは)配下の者たちを激励した。
(彼らは、敵艦隊の)無傷の者たちを撃破したのだから、(敵の)打ち負かされた者たちを嘗めてかかれ、と。
(そしてブルトゥスは)良き希望と闘志に満ちて、彼ら(マッシリア勢)に向かって出発する。
ガイウス・トレボニウスの陣営やすべての高地から(マッシリアの)都市をたやすく見渡せた。
(神々の)像の前にひれ伏して、神々に勝利を祈願していたのかが(見渡せた)。
(マッシリア市民の)皆の誰もが、その日の(海戦の)首尾に、自分たち皆の命運の行き着くところがかかっていると、考えているようであった。
後生だからと頼み込まれて、船団に乗り込んでいた。
結果として、もし何らかの不運が生じたならば、(最後の徹底抗戦を)試みるべき何ものも、自分たちには決して残されないであろう、と思っていたのだ。
(マッシリア)国内の兵力による、あるいは国外の救援による、都市の安全について確信していた。
マッシリアの艦隊とブルトゥスの艦隊の激突(タウロイスの海戦)
マッシリア勢は、武勇において何ら事欠かなかった。
(徹底抗戦を)試みるためのもう一度という機会は何ら持つことがないであろうと思い、そのような心積もりで決戦していた。
都市が占領されれば戦争の同じ命運に甘んじるだろう(町に)残った市民たちの宿命に、自分たちはいくらか先行するに過ぎない、と考えていたのだ。
(マッシリア艦隊は)四方八方から苦戦している味方の救援に駆け付けていた。
武勇において、我が方(ブルトゥス勢)にあまり劣らなかった。
不意に、予期せず(白兵戦に)妨げられていた我が方(ブルトゥス勢)に多くの負傷をもたらしていた。
(マッシリア勢の2隻は)二方面からそれ(=ブルトゥスの旗艦)に突進して来た。
けれども、ブルトゥスがその事に用心して、船の速さにかなり努力したので、わずかな瞬間で前進してしまった。
実際のところ、(2隻の)一方は、衝角が粉砕されて、大破した。
動きがとれなくなっていたそれら(マッシリア勢の2隻)に突撃して、速やかに両船とも沈没させる。
マッシリア艦隊が壊滅し、ナシディウスはヒスパニア方面へ敗退
速やかに、戦列から離脱した。
なぜなら、これら(ナシディウスの船団)に生命の絶望的な危険を冒すことを強いる、祖国の視線 あるいは 親類縁者の訓戒がなかったからだ。
こうして、(ナシディウスの)船団のその数からは、何ら失われなかった。
1隻はナシディウスらとともに逃亡した。
それら(逃亡船団)のすべては、ヒスパニア・キテリオルに向かって行った。
群衆は皆(戦いの結果を)知るために(街に)あふれ出た。
たいへんな悲しみが(群衆を)とらえたので、同じ瞬間に都市が敵方によって占領されたかに思われたほどであった。
しかし、それでもやはり、マッシリア人たちは、都市を防衛するべく、残りのものを準備し始めた。
トレボニウス勢が、マッシリア攻囲に役立つ高層の塔を考案
(以下のものを造れば)敵方のたびたびの出撃から、自分たちにとって大いに助けと成り得るということ。
もし、そこで、(マッシリアの)城壁のたもとに側面から、砦や避難所のための塔を造ったなら。
当初、(マッシリア勢の)不意の襲撃に応じて、それを低く小さいものとして造っていた。
(トレボニウス勢は、攻勢から)ここへ引き揚げていた。
もし(マッシリア勢の)何らかの大攻勢が襲って来たならば、ここから応戦していた。
敵を撃退して追撃するために、ここから走り出ていた。
けれども、壁の厚さは5ペース(=約1.5m)だった。
もし、この塔が高さにおいて高められれば、(城攻めに)大いに役立ち得ることが見出された。
それは、以下の方法で成し遂げられた。
トレボニウス勢が建造した木骨れんが塔の構造
<1階の壁構造の上に、梁や桁を渡して、2階の床の骨組を組み立てる>
敵方の火が燃え移るような何かが突き出ないようにした。
<2階の床の上に、れんがの壁を築いて、3階の床を組み上げる>
それらを厚板で固定した。
<梁を突き出させて、防護物をぶら下げる>
そこに、(敵の飛び道具による)打撃を防いではね返すための防護物がぶら下げられるようにした。
そのとき、その床の骨組の下方に、壁が建てられていた。
<床板の上に、れんが・粘土や布切れを敷く>
敵方の火が(塔の)何かを損傷し得ないようにした。
あるいは、(敵の)投石機からの石がれんが造り(の壁)を粉砕することがないようにした。
<錨索でつくったむしろを防護物にする>
塔のまわりに突き出していた横架材ぶら下げて、しっかり留めた。
これが(敵から発射された)飛び道具の類いが射抜くことができない一種の防護物だと、ほかの場所での経験から知っていたのだ。
<てこを使って、上の階に持ち上げる>
障壁車を別の作業のところへ運び去った。
塔の屋根を、最初の(2階の)床の骨組から、てこのしかけにより、つるして、持ち上げ始めた。
<むしろの防護物に隠れて、れんがの壁を積み上げる>
(工兵たちは)れんがで壁を積み上げていた。
さらに、もう一度、てこによって、建築するための自分たちの場所を用意していた。
<さらに、床とむしろを持ち上げる>
その(3階の)床の骨組から、(てこのしかけにより、最上階の)床板張りとむしろを持ち上げていた。
<6階建ての塔を築いて、開口部を設ける>
6階建て(の塔)を建てた。
建てるに当たって、飛び道具を発射するためにふさわしいと思われる場所に、開口部を残しておいた。
トレボニウス勢が、移動式アーケードを建造して、マッシリアの城壁に迫る
塔のれんが造り(の壁)から、敵方の塔や城壁まで至らせるものとして、造り始めた。
その攻城歩廊の形は、以下のものであった。
<地面に2本の土台を置き、円柱を立てる>
それに、高さ5ペース(=約150cm)の小さな円柱が打ち付けられる。
<円柱を屈折した梁でつないで、母屋桁を架け、板で固定する>
そこに、攻城歩廊の屋根を葺くために置くはずの母屋桁が配置される。
それを、薄板や釘で固定する。
<屋根に置くれんがが落ちないように、杭を打ち付ける>
4ディギトゥス(=約7.5cm)四方の四角い杭を打ち付けて、攻城歩廊の上に並べられるれんがを(屋根から落ちないように)保持させる。
<屋根に防火用のれんがや粘土を葺く>
このようにして(屋根の骨組が)傾斜され、整然と並べられ、屈折した梁に横架材が配列されるようにした。
攻城歩廊は、(マッシリアの)城壁から投げつけられる火から安全になるように、れんがや粘土でおおわれる。
<れんがの上に、防水用の獣皮が貼られる>
(マッシリア勢の)水管から放出された水がれんがを洗い流し得ないようにした。
獣皮もまた、(マッシリア勢が)さらに(投げつける)火や石により破損されないように、布切れのパッチワークでおおわれる。
<ころで工作物を移動させ、マッシリアの城壁塔に接触させる>
(トレボニウス勢は)まさに(れんが造りの)塔のたもとで、工兵小屋に防護されて、この工作物を全体的に完成する。
敵方の城壁塔のもとへ近づけて、建造物に接合するようにする。
マッシリア勢の防戦もむなしく、トレボニウス勢が城壁塔を崩落させる
城壁から投げ落として、攻城歩廊に転がし落とす。
落ちて来たものは何でも、攻城歩廊の(屋根の)傾斜によりすべり落ちた。
それを見るや否や、(マッシリア勢は)作戦を変更する。
それらを城壁(の上)から攻城歩廊(の上)に転がし落とす。
(歩廊の)両側にすべり落ちたところを(トレボニウス勢により)長い棒や熊手により、工作物のところから取り去られる。
敵方の城壁塔の基礎を支えていた底辺の礎石を、鉄梃で引っこ抜く。
攻城歩廊は、れんが造りの塔から、我が方(トレボニウス勢)によって、飛び道具の類いにより、守られる。
敵方は、城壁や城壁塔から、追い払われた。
城壁を防衛する機会を自由に与えられないのだ。
残りの部分も引き続いて倒壊していた。
(カエサル方の)副官たちや軍隊のもとで、ひざまずいて、手を差し伸べる。
略奪を怖れたマッシリア人たちがあわてて休戦を願い出る
(一体、何が起こったのか)聞き知ることの熱心さに駆り立てられる。
(休戦して)カエサルの到着を待つように、嘆願する。
(マッシリア人たち曰く)自分たちの都市は占領されたと思っている。
(城攻めの)工作物は完成され、(城壁の)塔は倒壊させられた。
このようにして(自分たちは、マッシリアの)防衛を諦める。
(カエサルが)やって来て、もし(カエサルの)意向に応じて命令されたことを実行しなかったら、直ちに(町が)略奪されることをじゃま立てすることは何ら起こりえない、と。
(彼らは)説明する。
兵士たちが、戦利品の期待により都市に突入したり、都市を破壊したりしないように、静止することができない、と。
(弁論に)熟練した人たちによってなされたように、哀れみや涙とともに語られる。
マッシリア人たちの嘆願により休戦するが、攻め手の兵士たちに不満が募る
(城攻めの)構築物には歩哨を残す。
カエサルの到着が待たれる。
戦役が成し遂げられたかのように、(トレボニウス勢の)皆が細心の注意深さをゆるめる。
カエサルは、書状を通じて(彼の副官である)トレボニウスに、大いに指示していた。
(マッシリアの)城市が力ずくで占領されることを容認しないように。
兵士たちが、(マッシリアの)造反への反感や、自分たちへの軽視や、長期の労苦に激しく駆り立てられて、(マッシリアの)大人たち全員を殺戮したりしないように、と。
そのとき、城市に突入して、その事態を激しく引き起こすことがないように、かろうじて制止されていた。
というのも、(マッシリアの)城市を支配下に置かないのは、トレボニウスの責任だと思われていたからだ。
トレボニウス勢の不意を衝いて、マッシリア勢が攻め手の工作物を焼き討ちする
強い追い風により、(城攻めの)構築物に火を放つ。
(トレボニウス勢が、火事が)発生したと気付くことができるより前に、これらすべて(の城攻めの兵器)が焼き尽くされてしまった。
ほかのある者たちは、陣営から急いで行く。
敵方に対して、彼ら(トレボニウス勢)の突撃がなされる。
けれども、(マッシリアの)城壁から、弓矢や射出機により、敗走する(マッシリア勢の)者たちを(トレボニウス勢が)追撃することが防がれる。
そこで、(トレボニウス勢が建造した)攻城歩廊やれんが造りの塔を自由に焼き払う。
敵方の背信行為と暴風の力に突かれて、たちまち灰燼に帰した。
これと同じことを、マッシリア勢は翌日も試みた。
よりいっそうの大胆さとともに、もう一方の攻城櫓や土塁を、出撃して戦い、大いに火をかけようとした。
前日の結果に教えられて、防衛のためにすべてを準備していた。
残りの者たちは、事を達せぬままに、城市に追い返された。
トレボニウス勢が、破壊された堡塁に代わる新たな堡塁をたちまち建造する
兵士たちのはるかに大きな熱意により、従事して建て替えることを決意した。
厚さ6ペース(=約180cm)の二つのれんが造りの壁と、それらの壁の屋根の骨組を建造することを決めた。
(それは)材木を積み上げられたあの(燃やされてしまった)攻城土塁と幅がほぼ等しいものであった。
枝編み細工は粘土でおおわれる。
工事に役立つものは何でも、危険ななしに運び上げる。
務めは、速やかに果たされる。
長期間をかけた労作の損失が、兵士たちの器用さと卓越さにより、短期間に復旧される。
(れんがの)壁には、出撃のためにふさわしいと思われる所に、出入口が残しておかれる。
マッシリア勢が、もはや徹底抗戦は不可能と判断して、再び和を請う
(前回と)同じ降伏条件(で降伏すること)に立ち戻る。
ポンペイウスの副官ウァッロが、日和見な態度を捨てて動き出す
ポンペイウス派の状況に疑念を抱き、カエサルについて好意的に話していた。
忠誠を誓うことに束縛されている。
自分は、委託された仕事を達成するべき副官の職務がどのようなものであるか、知らないわけではない。
属州(ヒスパニア・ウルテリオル)全体のカエサルに対する好意がどのようなものであるかも。
(中立を保って、カエサルとポンペイウスの)どちらの側にも動こうとしなかった。
ウァッロがポンペイウス派につく
自分(ウァッロ)もまた、(中立的な態度を捨てて)運命の変動の方へ、動き始める。
ウァッロが戦争準備を整えるが、劣勢のため、南岸の町ガデスを目指す
翼軍のおよそ30個支援部隊を付け加えた。
それをマッシリア人たちに、さらにアフラニウスとペトレイウスに送っていた。
10隻の軍船を、ガデスの住民たちに建造するように命令した。
さらに多く(の軍船)がヒスパリスにて建造されるように、手配した。
ヘルクレスの神殿から、すべての金銭とすべての装飾品を、城市ガデスに運び込んだ。
そこに、6個歩兵大隊を守備隊のために、属州から派遣した。
(その彼を)ガデス(の町の)指揮者に任じた。
私物も公けのものも、すべての武器を、ガッロニウスの邸宅に運び集めた。
(ウァッロ)自身は、カエサルに対して、厳しい演説をした。
(将帥の)指揮台から、たびたび(以下のことを)公言した。
彼(カエサル)のもとから兵士たちの多数がアフラニウスのもとへ寝返った。
これを、自分(ウァッロ)は、確かな報告者により、確かな証言者により、知ったのだ。
12万モディウス(≒104.7万リットル)の小麦粉(の供出)を約束することを強いた。
彼らの資産を(差し押さえて)国有財産に割り当てた。
属州全体が、自分(ウァッロ)とポンペイウスに忠誠を誓うことを強いていた。
(ウァッロは)ヒスパニア・キテリオルで遂行されていた戦役を知って、戦争を準備していた。
そして、戦争の手段は以下のようなものであった。
船団と穀物をすべて、そこに保持しておく。
なぜなら、属州全体がカエサルに好意を示していることを知っていたからだ。
(カエサルに対して)戦争を遂行することは困難ではない、と判断していた。
それでも、ヒスパニアに何らかの戦争のかけらも残すまいと決意していた。
というのも、属州(ヒスパニア・)キテリオルにおいて、ポンペイウスの恩恵が絶大であり、(彼の)大勢の庇護民がいることを知っていたからだ。
カエサルがヒスパニア南部を目指し、諸都市がウァッロから離反する
かつ、すべての町や部族の官吏や指導者たちが期日までにコルドゥバで自分(カエサル)に会う準備をするように望む、という布告を先に送る。
いくらか有名なローマ市民で、期日までに(コルドゥバに)参集しない者はなかった。
コルドゥバの離反
城壁塔や城壁に、歩哨や夜警を配置した。
城市を護るために、自らのもとに留めた。
カルモの離反
自らの意思で、歩兵大隊を追い出して、城門を閉ざした。
ガデスの町や兵らが離反して、ウァッロはカエサルに投降の意思を伝える
(陸地での)行軍、あるいは(島への)渡航を遮断されないようにした。
カエサルに対する属州(の人々)の心情がこれほどにも好意的だとわかったのだ。
彼(ウァッロ)がいくらかより遠くへ進んで行くと、ガデスからの書状が渡される。
都市と島を、カエサルのために保持するようにした。
ガッロニウスに対し、危険なしに許される間に、自発的にガデスから退去するように、警告した。
もし、そうしなければ、自分たちの計画に着手する、と。
この怖れに駆り立てられて、ガッロニウスはガデスから退去した。
公共広場や歩廊に、損害なしに、陣取った。
めいめいが(現地徴募軍団を)自宅に熱烈な歓迎をもって受け入れたほどであった。
(イタリカの)城門が閉ざされていることを、配下の者たちから知らされた。
カエサルのもとに、自分は(カエサルが)命じた者に軍団を引き渡す用意がある、と(伝令を)遣わす。
彼(カエサル)は、彼(ウァッロ)のもとに、セクストゥス・カエサルを遣わして、この者に(軍団を)引き渡すことを命じた。
軍団が引き渡されると、ウァッロは、コルドゥバのカエサルのもとにやって来る。
穀物や船団の何をどこに持っているか、示す。
カエサルがヒスパニア南部を平定して、マッシリアへ戻る
コルドゥバでの戦後処理
すべての者たちに、階層ごとに感謝した。
ローマ市民たちには、城市を自分たちの影響力のもとに保持することに努めたゆえに。
ヒスパニア人たちには、(ウァッロ配下の)守備隊を(町から)追い出したがゆえに。
ガデスの住民たちには、敵対勢力の企てをくじいて、自らを解放したがゆえに。
そこに守備のために来ていた軍団次官たちや百人隊長たちには、彼ら(住民たち)の考えを、自らの武勇で確かなものにしたがゆえに。
ローマ市民たちがウァッロに対し、国有財産に収めると約束していた金銭を、(カエサルが)免除する。
率直に発言して、この罰金に耐えたことがわかった者たちの財産を(カエサルが)元通りにした。
コルドゥバに2日間 滞在して、ガデスに出発する。
ガデスでの戦後処理
聖殿に戻すことを命じる。
属州ヒスパニア・ウルテリオルをカッシウスにゆだねる
クィントゥス・カッシウスに属州(ヒスパニア・ウルテリオル)を監督させる。
この者に、4個軍団をゆだねる。
タッラコでの戦後処理
数日でタッラコに到達する。
そこに、属州ヒスパニア・キテリオルのほぼ全域の使節団が、カエサルの到着を待ちわびていた。
陸路でナルボに、そこからマッシリアに到達する。
カエサルが独裁官に指名される
そこ(マッシリア)で、独裁官についての法律が提出されて、自分(カエサル)が法務官マルクス・レピドゥスによって独裁官に指名されたことを知る。
ドミティウスが逐電し、ついにマッシリアがカエサルの軍門に降る
(前回の降伏のような)術策なしに、降伏することを決める。
荒れ狂う嵐を得て、出発した。
錨を上げて、追跡し始めた。
嵐の助けにより、視界から消え失せた。
(残りの)2隻は(ブルトゥス配下の)我が方の船団の攻撃を怖れて、港に引き返した。
公庫から金銭を引き渡す。
ほか(の諸軍団)をイタリアに派遣する。
(カエサル)自身は首都(ローマ市)へ向けて出発する。
(関連記事:''en:Battle of Utica (49 BC)'' )
カエサルの部将クリオが、シキリア島を発って、アフリカ属州に上陸する
アンクィッラリアと呼ばれる地点に接岸する。
夏季には都合良い停泊地となり、二つの突き出た岬で取り巻かれている。
彼(クリオ)の到来を、息子ルキウス・カエサルが10隻の軍船とともに、クルペアエの辺りで待ち構えていた。
(船団を)海岸に残して、陸路でハドルメトゥムに逃れていた。
その城市を、ガイウス・コンシディウス・ロングスが1個軍団の守備隊で防衛していた。
(ルキウス・)カエサルの船団は、彼の逃亡により、ハドルメトゥムに撤退していた。
(マルキウス・ルフス)自身はガイウス・クリオのもとに艦隊とともに戻る。
クリオ勢がウティカを目指して行軍し、周辺を偵察する
クリオは、(財務官)マルキウス(・ルフス)を船団とともに、ウティカに先遣する。
2日間の行程を前進して、バグラダ川のたもとに到着する。
そこに、副官 ガイウス・カニニウス・レビルスを諸軍団とともに残した。
(クリオ)自身は、陣営にふさわしい所と思われていた“コルネリウスの陣営”の辺りを偵察するために、騎兵隊とともに先行する。
にもかかわらず、ウティカに面する側からは、少しゆるやかな斜面になっている。
ウティカからは、まっすぐな行程で1ローママイル(=約1.5km)より少し遠くに離れている。
けれども、この行程には湧き水があり、それにより海水がより遠くまで登って来て、その場所は広域にわたり水浸しになる。
もし、それを避けたいと望むのであれば、6ローママイル(=約9km)の回り道をして城市に到達する。
クリオ勢が、元老院派アッティウス・ウァルス配下のヌミディア騎兵を破る
クリオは、ウァルスの陣営が、戦争門と呼ばれている城門に、城壁と城市を介してつながっているのを目にする。
(円形劇場は)その巨大な構造物の基礎をもち、(ウァルスの)陣営に至る狭く困難な出入口をもっている。
同時に(クリオは)、いたるところで、道いっぱいに多くの物が運搬され、動かされていることに気付く。
それらは、不意に起こった動乱への怖れにより、田舎から都市に運ばれているのだ。
(クリオは)ここへ、騎兵隊を派遣して、略奪して戦利品にしようとしていた。
同じ頃、これらの物品(運搬)の援助として、城市からヌミディア人の騎兵600騎と歩兵400が(アッティウス・)ウァルスによって派遣される。
それらは、(ヌミディアの)王 ユバが、支援のために、数日前にウティカに派遣していたものだ。
クリオとは犬猿の仲であった。
というのも、護民官(のとき、クリオ)は、ユバの王権を没収(してローマの属州と)する法(案)を公表していたからだ。
(クリオ勢とウァルス勢、双方の)騎兵たちは、互いに激突する。
残りの者たちは、城市(ウティカ)のそばの(ウァルスの)陣営に退却した。
クリオは、ウティカの近辺に停泊していた約200隻もの貨物船団に対して(以下の)通告をすることを(軍船に)命じる。
ただちに、コルネリウスの陣営のそばに船団を移送しない者を、自分たちは敵とみなすであろう、と。
命令されたところへ航行する。
その事が、あらゆる豊富な物品により、(クリオの)軍隊を満たした。
クリオ勢が、ウティカの近くに陣営を築き、ヌミディア王ユバの援兵を撃退する
軍隊の総勢により大声で大将軍と呼びかけられる。
城市の近くに陣営を設置する。
騎兵と歩兵からなる大勢の支援軍が王(ユバ)によって派遣されてウティカにやって来る、と歩哨の騎兵たちが報告する。
その瞬間に(ヌミディア勢の)前衛部隊が視界に入って来た。
(ヌミディア勢の)最初の突撃を持ちこたえて、妨げるべく、騎兵たちを先遣する。
(クリオ)自身は、工事(現場)から諸軍団を移動させて、戦列を整列する。
(クリオの騎兵隊は、ヌミディア勢を)敗走に追いやる。
(クリオの騎兵隊は、ヌミディア人の)歩兵の多数を殺戮する。
クリオ配下の一部の将兵がアッティウス・ウァルス陣営に寝返り、両軍が対峙する
自分たちと同じ歩兵中隊の兵22名とともに、アッティウス・ウァルスのもとに寝返る。
(マルスィ族の者らは、ウァルスに)請け合う。
(ウァルスが、クリオ配下の)軍隊から見えるところにおもむいて、話し合いの機会を与えることが特に必要である、と。
ウァルスは、翌日の朝早くに、諸軍団を陣営から進発させる。
大きくはない一つの谷を間にはさんで、双方とも自らの軍勢を整列させる。
アッティウス・ウァルス配下のクィンティリウス・ウァルスが、クリオの将兵たちに寝返りを呼びかける
その者がコルフィニウムにいたことを前述した。
この者は、カエサルによって放免されて、(属州)アフリカに来ていた。
百人隊長の若干名が交替していても、同じ階級や歩兵中隊が動かなかったほどである。
クィンティリウス(・ウァルス)は、クリオの戦列を取り巻いて、(クリオ配下の)兵士たちにお願いし始めた。
(自分たちを)侮辱して脱走兵と呼んだ者たちに味方して戦わないでくれ、と。
(クィンティリウス・ウァルスは)これに、施しへの期待のために、わずか(な言葉)を付け加えて言った。
もし、自分(クィンティリウス・ウァルス)とアッティウス(・ウァルス)に味方してくれるのならば、自分の気前よさに期待するべきだ、と。
こうして、双方とも自らの軍勢を撤退させる。
クリオの陣営が、流言飛語により、疑心暗鬼に陥る
ところが一方で、クリオの陣営において、皆の心に、大きな恐怖が降りかかる。
それは、人々のさまざまな会話により、速やかに増される。
他の者から聞いていたことに、自らの何らかの怖れを付け加えていたからだ。
それぞれが別の者に伝えて、その事柄の発信者がより多数であると思われていたのである。
(訳注:これ以降の青字の箇所は、写本の文章が著しく壊れていると考えられ、多くの修正提案が出されているが、いずれの修復も完全ではない。それぞれの校訂者・訳者によって解釈にいくらか食い違いが見られるが、ここでは試訳を示す。)
ある種の人々は、許容されることを自由に行ない、(彼らが)望むことに従う。
(地縁・血縁による内通の)結果として、前の夜には天幕をともにしていた、兵隊仲間たちは・・・(敵方の陣営に身を投じた)。
(内通の)疑念は、より厳しく受け取られていた。
そのうえ、より念入りに警戒されることを望む者たちによって、(内通に関する)少なからぬことが、つくり上げられていた。
クリオが軍議を催して、主戦論と撤退論が出される
重大事項について審議し始める。
主戦論
(次のような)意見があった。
あらゆる方策が試みられて(アッティウス・)ウァルスの陣営が襲撃されるべきだと思う、と。
というのも、兵士たちがこのような判断力において、無為に過ごすことが最も有害であると、思われたからである。
(彼らは)言った:要するに、戦いにおいて、武勇をもって武運を試す方がましである。
配下の者たちによって見放され、計略にかけられて、最も重い責め苦を味わうよりは。
撤退論
(他方で)第三夜警時の頃に、コルネリウスの陣営に後退するべきだ、と考える者たちもいた。
多数の船団でもって、より安全に、よりたやすく、シキリアに撤退(する機会)が与えられるのだ。
クリオが軍議において、両極端な主張を戒めて、慎重な判断を説く
“主戦論は向こう見ずで、撤退論は臆病だ”
一方の提案に闘志が欠けている分だけ、他方(の提案)には(闘志が)過剰である、と言った。
後者がとても恥ずべき敗走を意図しており、前者は不利な立場でさえも戦うべきだと思っている、と。
主戦論を戒める
「実際、いかなる自信により、構築物と地勢により難攻不落の(アッティウス・ウァルスの)陣営を攻略できると信じるのだろうか?」と(クリオは)言った。
撤退論を戒める
無分別な者たちには、自分らが怖れられていると気づかれるべきではない。
“敵を利することのないように、内通の疑いをうやむやにするべきだ”
“真夜中に退却するなどもってのほかだ”
(寝返りという)あやまちを犯そうと企てる者たちが、それによって(寝返りの)機会を大きくしようとしているのだ、と私は確信する。
“あらゆる手段を検討して、慎重に判断しようではないか”
絶望してしまうほど臆病になっているのでもない。
クリオが将兵を集め、長い熱弁をふるって士気を鼓舞する
(クリオは、幕僚たちの)会議を解散させて、兵士たちの集会を召集する。
(クリオは、兵士たちに)思い起こさせる。
その結果として、彼らの気高い行為や模範により、イタリアの大部分を(カエサル)自らのものとした、ということを。
“カエサルは、イタリアを平定した諸君に、属州をゆだねたのだ!”
(クリオは)言った:「なぜなら、諸君および諸君の行為に、(イタリアの)すべての自治都市が次々に従ったからだ。
諸君の行動からの予測により、追いやられるようにして、イタリアを退去したのだ。
寝返りを呼びかけるクィンティリウス・ウァルスを非難
「だが、諸君を我々(クリオの軍勢)から離脱するように駆り立てる者らがいる。
“カエサルのヒスパニアでの輝かしい勝利を聞いているだろう!”
"元老院派は、すでに戦争の敗者なのだ!"
“諸君のドミティウスへの忠誠は、すでに無効だ!”
「(私たちには、以下のような)前例のない義務感がおしつけられている。
“諸君は、私からの報酬を少ないと思っているだろう?”
「ところが一方で、(諸君が)カエサルのことを認めていたとしても、私に対して不満に思っているのではないかと考えている。
(訳注:si ~「~としても」;credo「信じる」あるいは「考える」「思う」)下線部は、古い写本では iam me だが、より新しい写本では in me となっている。
諸君に対する私(から)の報酬については、自慢するつもりはない。
それら(の報酬)は、今なお、私の気持ちにおいても、諸君の期待においても、取るに足りない(額だ)。
しかしそれでも、兵士たちというものは、常に戦果によって、自らの働きの報酬を求めて来たのだ。
それ(=戦果)がどのようなものとなるか、諸君は決して疑っていない。
“諸君は、私の采配と武運に不満なのか?”
“諸君が寝返りたいのなら、敗者に付くがよい”
“諸君が敵に寝返るつもりなら、決して私を大将軍とは呼んでくれるな!”
諸君は、私を大将軍の名で呼んでくれた。
もし、諸君がそれらに不平を抱いているのなら、(私は)諸君に対して諸君からの好意をお返ししよう。
私に対しては、(大将軍ではなく、クリオという)私の名前に戻してくれ。
クリオの演説に奮い立った兵士らが忠誠を誓い、両軍が再び対峙する
不忠であるとの疑い(を持たれていること)に、大きな憤りとともに耐えているように思われた。
他方で(クリオが)集会から立ち去るのを、(兵士たち)全員が激励する。
(クリオが)大胆になって、交戦して、自分らの忠誠と武勇を試すことを、どんな場合もためらわないでください、と。
クリオは、機会が与えられるや否や、戦闘に命運をゆだねること、を決定する。
戦列に配列する。
機会を利用しそこなうことがないようにする。
クリオ勢が、アッティウス・ウァルス勢を大いに打ち破る(ウティカの戦い)
さほど大きくはないが、登るには面倒で険しかった。
より有利な場所で戦闘を始めようとしていた。
谷間に降りるのが、(クリオ勢により)見分けられた。
彼ら(ウァルス勢)のもとへ、クリオは、騎兵隊とマッルキニ族からなる2個歩兵大隊を派遣する。
けれども、馬を走らせて、味方のもとへ逃げ込んだ。
我が方(クリオ勢)によって取り囲まれて、殺戮された。
(アッティウス・)ウァルスの全戦列がこちらへ向きを変えて、味方(の軽装歩兵)が敗走して戦死していくのを見ていた。
── その者は、クリオがシキリアから自分と一緒に連れて来ており、
(レビルスは)言った:「敵が怯えているのを見ていますね、クリオ。
自分に続け、と命じて、全軍の前を先に駆けて行く。
谷に妨げられたので、登り道において、味方によって手助けされない限り、前衛の者たちが容易によじ登れないほどであった。
皆が、自分たちはすでに(クリオ勢の)騎兵隊によって包囲されたと判断していたのだ。
(アッティウス・)ウァルスの全戦列が敵に背を向けて、陣営に退却する。
(訳注:クリオ勢がアッティウス・ウァルス勢を破ったこの戦いは、ウティカの戦い ''Battle of Utica'' と呼ばれている。)
アッティウス・ウァルス勢が陣営に逃げ帰り、ウティカ市街に身を寄せる
あたかも(ファビウスが)彼(ウァルス)の兵士たちのうちの一人で、何らかのことを忠告したり、申し立てたりすることを望んでいるように思われた。
もう少しでウァルスを殺害するところであった。
というのも、彼(ウァルス)は、彼(ファビウス)の企てに対して、長盾を持ち上げて危険を免れたからだ。
ファビウスは、すぐ近くの兵士たちに取り囲まれて、斃される。
陣営の諸門はふさがれて、通路は妨げられる。
戦闘中あるいは敗走中(に死ぬ)よりも、より多くの者たちが、負傷する間もなく(群集に押しつぶされて)その場所で息絶える。
少なからぬ者たちが、まっすぐ同じ方向へ駆けて、城市(ウティカ)の中に急いだ。
陣営の攻囲のために使われるものを欠いていたのだ。
こうして、クリオは軍隊を陣営の中に撤退させる。
敵方の兵数のうち、約600名が戦死して、約1000名が負傷する(戦果だった)。
負傷のふりをして、陣営から城市の中に、恐怖のために退却する。
第三夜警時の頃に、静寂のうちに軍隊を城市の中に撤退させる。
(関連記事:''en:Battle of the Bagradas (49 BC)'' )
クリオがウティカの攻囲に着手するが、窮したウティカの人々にヌミディア王の大軍到来が伝えられる
翌日に、クリオは、ウティカを包囲することと、防柵をめぐらすことに取りかかる。
(それと)先の戦闘に由来する大きな恐怖心(であった)。
プブリウス・アッティウス(・ウァルス)と協議していた。
(アッティウス・ウァルスが)自らの強情さによって、皆の運命を混乱させないように望む、と。
都市の警戒や防御について励ました。
その事が、彼ら(ウティカの人々)の怯え切っていた心を元気づけた。
ヌミディア王ユバの大軍接近を知って、クリオがコルネリウスの陣営まで退却して増援を待つ
けれども、しばらくの間、信用することができなかった。
(クリオは)自らの軍事行動に、それほどの自信を持っていたのだ。
すでに、カエサルのヒスパニアにおける好調な戦績が、伝令たちや書状によって(属州)アフリカに伝えられてもいた。
王(ユバ)が自分(クリオ)に対抗して、何ら争うことはないであろう、と判断していた。
ユバの大軍の接近を知ったクリオが、あわてて後方へ撤退する
堡塁(の工事)を放り出して、コルネリウスの陣営に撤退する。
すぐさま、2個軍団と残りの騎兵隊を自分のもとへ送り出すように、シキリアへ(伝令を)遣わした。
(コルネリウスの)陣営は、戦争を長引かせるためには、最もふさわしいものであった。
海から近いこと、および水も塩もたくさん貯えてある点で。
それら(の塩)は、すでにすぐ近くの塩田からそこに大量に集められていた。
不足しようがなかった。
クリオは、残りの軍勢を待つことと、戦争を長引かせることを、準備していた。
ユバの大軍が帰国したという流言を信じ、クリオが騎兵隊を先遣してサブッラ指揮下のヌミディア勢を夜襲させる
[[画像:Center of Lamta City.jpg|thumb|right|370px|レプティス・ミノル(Leptis minor)あるいはレプティス・パルウァ(Leptis Parva)、すなわち現在のチュニジア東部のレムタ(Lemta)またはラムタ(Lamta)の街並み。別名レプティミヌス(Leptiminus)が訛ってレムタ(Lemta)になったと考えられる。
フェニキア人が建てたこの町は、ヌミディアと争い、すぐ近くで勃発したタプススの戦いに際しては、カエサルに味方した。]]
(クリオは)町の住民のある脱走者たちから(以下のことを)聞く。
彼の軍指揮官 サブッラが、中規模の軍勢とともに派遣されて、ウティカに接近している、と。
作戦計画を変更して、(陣営での籠城戦ではなく)野外の遭遇戦に命運をゆだねることを決意した。
作戦を立派に遂行した自信(である)。
すべての騎兵隊を、宵の口ごろに、バグラダ川のたもとの敵方の陣営へ向けて派遣する。
(その敵方の陣営は)前に聞いていたように、サブッラが統率していた。
サブッラ(の陣営)から6ローママイル(=約9km)の間隔をおいて野営していた。
(夜襲を)予期せずに油断している敵方に襲いかかる。
なぜなら、ヌミディア人たちは、いわば蛮族の習慣により、何ら秩序もなくあちらこちらに野営していたからだ。
彼ら(ヌミディア兵)の多数を殺戮する。
(ヌミディア兵のうち)多くの者たちが、恐れ戦いて逃げ出す。
彼のもとへ捕虜たちを連れ帰る。
クリオが15個歩兵大隊を率いて陣営を発ち、サブッラの追撃にとりかかる
クリオは、全軍勢とともに第四夜警時に出陣していた。
(ただし)5個歩兵大隊を陣営の守備隊として残して。
戦功を知った。
(クリオは)捕虜たちに、バグラダ川のたもとの陣営を統率しているのは誰か?、と尋問した。
(捕虜たちは)サブッラと答える。
(クリオは、敵兵を追う)進軍を遂行することに没頭するあまり、ほかのことを尋問しそこなう。
王(ユバ)は来ていないのだ。
「それゆえに、(諸君は)戦利品に向かって、栄光に向かって、急ぐのだ。
騎兵たちが果たしたことは、それ自体が大きなものであった。
とりわけ、彼ら(クリオの騎兵隊)の微々たる数と、あれほど大勢のヌミディア兵とが比較されたならば。
しかしながら、これは(騎兵たち)当人たちによって吹聴されて述べられていた。
人間たちというものが、自らの功績を進んでひけらかすように、だ。
何であれ(戦闘開始までに)経過する時間はすべて、勝利を遅らせるものと思われたほどであった。
こうして、クリオの期待に対して、兵士たちの献身は欠けていなかった。
敗走のゆえに怯んでいる者たちをできるかぎり攻め立てられるように、進軍を急がせる。
おのおのがそれぞれの場所に停まっていた。
それでも、このような事情が、クリオを(勝利の)希望に向かって(進むことを)妨げることはなかった。
ヌミディア王ユバが増援部隊を派遣したので、サブッラはクリオ勢を待ち構える
[[画像:Schlacht bei Zama Gemälde H P Motte.jpg|thumb|right|400px|『ザマの戦いでローマ軍歩兵隊を攻撃するカルタゴ軍の戦象たち』(''Éléphants de guerre carthaginois attaquant l'infanterie romaine à la bataille de
Zama'' )(アンリ=ポール・モット画 Henri-Paul Motte, 1890年)]]
サブッラに増援する。
(ユバ)自身は、残りの軍勢および60頭の象とともに、後を追いかける。
(クリオ勢の追撃を)怖れているふりをして、徐々に後退して、踵を返すようにと、彼らに命令する。
事態が必要とすると(サブッラが)認識したことを命令するであろう、と。
軍勢を、高地から平原へと、率いて下る。
サブッラが戦列を整え、ヌミディア騎兵隊2000騎以上がクリオ勢を包囲攻撃する(バグラダ川の戦い)
16ローママイル(=約24km)の道のりのところで停止した。
戦列を配置して、諸部隊を巡回して激励し始める。
(クリオ勢の)戦列には、騎兵たちを突進させる。
すべての希望を武勇にかけるように、と配下の者たちを鼓舞する。
戦うための熱意や武勇を欠いてはいなかった。
残り(の騎兵たち)は、行軍中に停止していたのだ。
彼ら (クリオ勢の騎兵200騎) は、どこへ(敵の)部隊に突撃をしかけても、敵方に陣地から退却することを強いていた。
より猛烈に馬を駆ることもできなかった。
(クリオ勢が)背を向けたところを馬蹄にかけること、に取りかかる。
(クリオ勢の)戦列(に戻ること)から遮断していた。
安全とは思われなかった。
敵方の軍勢は、王(ユバ)によって増援された戦力により、たびたび増強されていた。
我が方(クリオ勢)は、疲弊により、勢いを欠いていた。
戦列から後退することも、安全な場所に搬送されることも、できなかった。
というのも、(クリオ勢の)全戦列が、敵方の騎兵隊により包囲されたままで、押さえ込まれ続けていたからだ。
あるいは、(戦死の)危険から運命(の女神)が救い上げてくれ得る者たちがいたならばと、自らの親たちのことを託していた。
(その場の雰囲気)すべてが、(死への)恐怖と悲しみでいっぱいだった。
ヌミディア勢に包囲攻撃されたクリオ勢が壊滅し、わずかな騎兵が陣営に逃げ戻る(クリオの敗死)
すぐ近くの丘を総勢で占領することと、そこに軍旗を運ぶことを、命じる。
これもまた、サブッラによって派遣された騎兵隊が先に占領する。
そのとき、まさに、我が方(クリオ勢)は、決定的な絶望に至る。
一部の者たちは、敗走するところを(ヌミディア)騎兵隊によって殺され、(別の)一部の者たちは、無傷のまま(絶望感に打ちひしがれて)倒れこむ。
騎兵隊の指揮官グナエウス・ドミティウスは、わずかな騎兵たちとともにクリオを取り巻きながら、(以下のように)励ます。
(クリオが、戦場から)脱出して身の安全を求め、(コルネリウスの)陣営に急ぐように、と。
自分(ドミティウス)たちは彼(クリオ)のもとから離れることはないでしょう、と(クリオに)約束する。
こうして(クリオは)戦って討ち取られる。
戦闘からは、ごくわずかな騎兵たち(だけ)が(陣営に)引き上げる。
(休息していた騎兵たちは)軍隊全体の敗走に遠くから気づいて、無傷のままで(コルネリウスの)陣営にたどり着く。
歩兵たちは、一人の例外もなく殺戮される。
敗戦を知った財務官マルキウス・ルフスがシキリアへの帰還を手配するが、海岸一帯は恐慌状態に陥る
気を落とすな、と配下の者たちを励ます。
彼ら(将兵たち)は、シキリアに船団で連れ戻してくれるようにと、心から願い、頼み込む。
船長たちに、夕暮れ時の初め頃に、すべての小舟を海岸に接岸させておくように命令する。
(また別の)ある者たちは、敵方の艦隊が速やかに急襲して来る、と推測していた、ほどであった。
このようにして、皆が震え上がり、おのおのが自分の身(の安全)を気にかけていた。
(すでに)艦隊に(乗船して)いた者たちは、(アフリカ属州からの)出発を急いでいた。
彼らの逃走が、貨物船団の船長たちを駆り立てていた。
(このため)わずかな小帆船(だけ)が、職責や命令のために集まったのだった。
(乗船した者たちの)多さと重荷のために、かなり(の小帆船)が沈没させられた、ほどであった。
残りの者たちは、(小帆船の)より近くに近づくことを、(沈没するという)この恐れに阻まれていた。
置き去りにされたクリオ勢の将兵たちがアッティウス・ウァルスに降伏するが、そのほとんどがヌミディア王ユバによって処刑される
そのような(恐慌の)事態によって(以下のことが)起こった。
(船団に)受け入れられて、シキリアに無事に到着していた。
彼(アッティウス・ウァルス)に降伏した。
わずかな者たちを選りすぐって、王国に護送した。
(ユバの措置に)あえて抵抗することはしなかった。
(ユバ)自身は(ウティカの)城市に、馬で乗り付けた。
その数の中には、セルウィウス・スルピキウスとリキニウス・ダマシップスがいた。
同じく数日後に、すべての軍勢とともに王国に引き上げた。
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「内乱記 第2巻」了。「内乱記 第3巻 (上)」へ続く。 |
2,372 | 法学>環境法>自然環境保全法>コンメンタール自然環境保全法
(自然環境保全地域に関する保全計画の決定)
第23条
自然環境保全地域に関する保全計画(自然環境保全地域における自然環境の保全のための規制又は事業に関する計画をいう。以下同じ。)は、環境大臣が決定する。
自然環境保全地域に関する保全計画には、次の各号に掲げる事項を定めるものとする。
本条は、自然環境保全地域に関する保全計画の決定(第1項)、公示(第2項)、廃止・変更(第3項)についての規定である。
第1項で、自然環境保全地域に関する保全計画を「自然環境保全地域における自然環境の保全のための規制又は事業に関する計画」と定義づけている。
自然環境保全地域に関する保全計画に基づいて執行する事業については、第24条に規定がある。
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{{前後
|自然環境保全法
|第4章自然環境保全地域
第1節 指定等
|自然環境保全法第22条(指定)
|自然環境保全法第24条(自然環境保全地域に関する保全事業の執行)
23 |
2,373 | 民事訴訟法>民事訴訟規則
(支払督促の送達等・法第388条)
第234条
支払督促の債務者に対する送達は、その正本によってする。
裁判所書記官は、支払督促を発したときは、その旨を債権者に通知しなければならない。
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{{前後
|民事訴訟規則
|第7編 督促手続
|民事訴訟規則第233条(支払督促の原本・法第387条)
|民事訴訟規則第235条(仮執行の宣言の申立て等・法第391条) |
2,374 | 第8条の3 |
2,375 | 法学>コンメンタール>民事法>商業登記法>コンメンタール商業登記法
商業登記法(昭和38年7月9日法律第125号)の逐条解説書。
条文は[https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=338AC0000000125 法令データ提供システム]又はウィキソース等を参照。
附則 |
2,376 | 第二章実際原価の計算第三節原価の部門別計算
(一)原価要素の全部又は一部は、まずこれを各製造部門および補助部門に賦課又は配賦する。この場合、部門に集計する原価要素の範囲は、製品原価の正確な計算および原価管理の必要によってこれを定める。たとえば、個別原価計算においては、製造間接費のほか、直接労務費をも製造部門に集計することがあり、総合原価計算においては、すべての製造原価要素又は加工費を製造部門に集計することがある。
各部門に集計された原価要素は、必要ある場合には、これを変動費と固定費又は管理可能費と管理不能費とに区分する。
(二)次いで補助部門費は、直接配賦法、階梯式配賦法、相互配賦法等にしたがい、適当な配賦基準によって、これを各製造部門に配賦し、製造部門費を計算する。
一部の補助部門は、必要ある場合には、これを製造部門に配賦しないで直接に製品に配賦することができる。
(三)製造部門に集計された原価要素は、必要に応じさらにこれをその部門における小工程又は作業単位に集計する。この場合、小工程又は作業単位には、その小工程等において管理可能の原価要素又は直接労務費のみを集計し、そうでないものは共通費および他部門配賦費とする。 |
2,377 | 30px|スタブ未満の記事の作成はおやめください。こんにちは。ウィキブックスに参加して頂きまして、どうもありがとうございます。
さんが投稿されている記事には短いもの、定義のみで意味がないもの、ひとつの項目にまとめるべきもの、あるいは発展させることが難しいものがいくつか含まれているように思います。
せっかく作成して頂いた記事も、内容が十分でないと後になって削除依頼されるようなことになるかも知れません。そうなってはお互い残念です。ですので、できるだけ、量的、内容的にまとまりのあるものを書いていただけるよう、お願いできますでしょうか?
削除の方針というページにはウィキブックスで削除依頼の対象となるものを説明しています。
また、スタブにある、短くても役に立つような記事の作成法も参考になるかと思います。
では、今後ともどうぞよろしくお願いします。
--~~~~ |
2,378 | 前)(次)
(家族療養費)
第110条
被保険者が受ける以下の給付については、被保険者の被扶養者については、「家族療養費」として支払われる。
110 |
2,379 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)>会社法第181条
(株主に対する通知等)
第181条
株式会社は、効力発生日の2週間前までに、株主(種類株式発行会社にあっては、前条第2項第三号の種類の種類株主。以下この款において同じ。)及びその登録株式質権者に対し、同項各号に掲げる事項を通知しなければならない。
前項の規定による通知は、公告をもってこれに代えることができる。
----
{{前後
|会社法
|第2編 株式会社
第2章 株式
第5節 株式の併合等
|会社法第180条(株式の併合)
|会社法第182条(効力の発生)
181 |
2,380 | ロジバンには6つの母音があります。
以下のような組み合わせは、「,」で区切らなければ二重母音となり、次のように発音します。 |
2,381 | 法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
(尋問に代わる書面の提出)
第205条
裁判所は、相当と認める場合において、当事者に異議がないときは、証人の尋問に代え、書面の提出をさせることができる。
----
{{前後
|民事訴訟法
|第2編第一審の訴訟手続
第4章 証拠
第2節 証人尋問
|第204条(映像等の送受信による通話の方法による尋問)
|第206条(受命裁判官等の権限)
205 |
2,382 | 前)(次)
(高額介護合算療養費)
第115条の2
115の2 |
2,383 | 不正競争防止法第31条
手続の細目を最高裁判所規則(不正競争防止法第23条第1項に規定する事件に係る刑事訴訟手続の特例に関する規則)に委任する根拠条文である。
(最高裁判所規則への委任)
第31条 この法律に定めるもののほか、第23条から前条までの規定の実施に関し必要な事項は、最高裁判所規則で定める。 |
2,384 | 法学>民事法>一般社団法人及び一般財団法人に関する法律>コンメンタール一般社団法人及び一般財団法人に関する法律
(登記の効力)
第299条
----
{{前後
|一般社団・財団法人法
|第6章 雑則
第4節 登記
第1款 総則
|第298条(一般社団法人等の財産に関する保全処分についての特則)
|第300条(登記の期間)
299 |
2,385 | 不正競争防止法の教科書。
不正競争防止法(「不競法」などと本ページでは略記)の内容は、多岐に渡り、一例として、いわゆる「産業スパイ」を禁じた条項や営業秘密の保護などを制定していたり、一方では商標法や著作権法などでは取り締まることができない商品表示の模倣を規制したものや、あるいは特許法では取り締まることができないが他社の商品を真似する事を規制した条項など、内容が多岐にわたる。
法律自体は古く、昭和の初期に制定されているが、しかし産業スパイの規制は平成2年に制定されたり、その後の改正では社会のデジタル化に応じた新しい規制が追加されたりするなど、制定当初と比べ、法の性質が比較的大きく変わってきている。
無許可で、有名ブランドなどの商品表示(商品名や企業名など)にあやかった商品名や企業名や店名などをつける事は、違法である(2条1項2号)大阪弁護士会、P174。(以下、「2号」と呼ぶことにする)
そのような商品を販売する事なども違法である。
商標権法と違い登録を要件としない代わりに、不正競争防止法では周知性(1号)や著名性(2号)などを要件としている愛知、P414。
2号の著名性ある表示の保護は、平成5年(1993)の全面改正の際に新設された条項である角田、P303。
スナックシャネル事件
平成の前半、千葉県である飲食店が自店の店名に「スナックシャネル」という名前をつけた。
これがイタリアの有名服飾ブランドのシャネルグループによって訴えられた。
業種や規模の非類似性角田、P301から、消費者がスナックシャネルとイタリアのシャネルとが混同される可能性は低い愛知、P417だろうが、
しかし最高裁は誤認を引き起こす可能性があるとして、シャネルグループ側の勝訴とした。
商標権の場合は、業種区分などの類似性が議論になる。
しかし不正競争防止法では、業種が類似していなくても対象になる。
この判例の背景として、現代では多くの企業はブランドイメージを重視しており、
たとえ異業種であっても商品名や企業名を真似られる事は、
そのブランドイメージの信用低下につながるおそれのある事などが、
背景として考えられる大阪弁護士会、P175。
なお、ラブホテルのホテルシャネル事件とは異なる事件である角田、P303。
日本企業など日本の組織茶園、P180が非公開にしている技術などの情報を外部に漏らすと、営業秘密に関する不正競争行為とみなされ、違法である。2条1項4号~10号に該当する。産業スパイの違法性も、これに該当する茶園、P74。
製造業などの技術ノウハウや設計図『逐条解説不正競争防止法 第2版』、P91に限らず、顧客名簿や従業員名簿『逐条解説不正競争防止法 第2版』、P99、参考文献では派遣企業の管理名簿が例示されているや仕入れリストなども営業秘密になりうる愛知、P43。
また、窃取や詐欺などの手法をもちいて技術情報などを取得することも、不正取得とみなされ、それを使用したり開示することは営業秘密に関する不正競争行為であり、違法である茶園、P74。たとえば、自分が直接詐取をしなくとも、たとえば詐取された顧客名簿である事を知りながら取引するなどは違法である愛知、P439。
適用範囲
日本の組織でなく、日本でも活動していない外国企業の営業秘密については、処罰の対象から外れる。一方、日本で事業をしている組織の営業秘密でありさえすれば、侵害された場所が外国であっても処罰の対象になる(21条6項)茶園、P180逐条、P288
なお、営業秘密の侵害ではなく、日本国の裁判所の発する秘密保持命令に違反した場合は、日本の裁判所の命令に違反した事が問題でもあるので、日本の組織の営業秘密であるかどうかを問わない(21条7項)茶園、P180逐条、P290。
その他
営業秘密の成立要件としては、有用性、非公知性、秘密管理性の3つがある(不正競争防止法2条6項)。
営業秘密でない情報でも契約書などにより秘密にする事は法的に可能であるが、その場合の根拠法は不正競争防止法ではなく民法その他の法など別の法が根拠法になる逐条、P360。
模倣品や海賊版の対策として2条1項3号では、他人の商品の形態を模倣した商品の譲渡が禁止されている。
平成5年以前でも、意匠権などを用いて意匠登録をされているものは取り締まりをすることができたが、意匠は早い時期に模倣をすることができてしまうため、意匠登録がされる前は意匠権によっては取り締まることができないなどの事情もあり、保護が不十分であった。このため、平成5年に上記の規定が新設されることになった。
ただし、日本国内において発売から3年が経過した商品については、(常識的な限度はあるだろうが、)ある程度なら形態の模倣をする事が可能である茶園、P58茶園、P234(19条5項イ)。
この理由としては、その3年のうちに先行投資がある程度は回収できる事などが理由と考えられる。もちろん3年以内には投資をあまり回収できなかった商品もありうるが、しかし行政上の都合により一律に期間を設定する必要があるため、よって前述のような政策的な見地により一定の期間を定めたと説明されている茶園、P58茶園、P240。また3年という長さの根拠については、1993年の欧州共同体における同類の規制でも発売後の模倣禁止の期間が3年であったので、国際的ハーモナイゼーション(国際協調や、国際的なすり合わせのような意味)の観点からも日本でも3年が採用された逐条、P240。
商標登録されてない商品名や商号でも、他社がそれを無許可で使用すると、もしその商品名や商号が十分に有名なものの場合、不正競争防止法違反になる場合がある(2条1項1号)。
有名な事例として「勝烈庵」(かつれつあん)事件がある。これは、横浜にある料理屋の「勝烈庵」が、他社に商店名を真似された事件であり、昭和51年の裁判と昭和58年の裁判があるが、昭和58年のほうの裁判では、横浜地方裁判所の判決では横浜を中心とした周辺地域での周知性を根拠にして、裁判所は他店の「かつれつあん」および類似の商店名の使用を差し止めを認めた茶園、P26逐条、P68角田、P296。
一方、静岡県富士市所在の「かつれつあん」に対する請求については、周知性が否定されたので、請求が棄却された茶園、P27角田、P296愛知、P414。
商標法による登録商標の保護は日本全国に及ぶが、一方で不正競争防止法による商標の保護は、上述のように、その商標が周知の地域だけに限られる茶園、P26。不正競争防止法による商標の保護は、商標登録されてないものの保護をするのだから、上述のように集知性という相応の基準があるわけである逐条、P67。
原産地を誤認させる表示は、不正競争とされ違法である。原産地に限らず、品質、内容、製造方法、用途について誤認を引きおこすもの(誤認惹起)は違法である(2条1項20号)。つまり、原産地や品質などの誤認惹起行為は違法である。
説明の簡略化のため、本ページでは主に原産地について説明する。
たとえば日本産のワインであるのにフランス産ワインであると誤認させるような表示は違法である茶園、P118
角田、P322。
原産地表示が明記されていなくても、たとえば日本産製品の包装にイタリア国旗など外国国旗をつけて販売するような事は、外国で製造されたものと誤認させるおそれがあるので違法とみなされた判例がある。
(ヘアピン事件)角田、P322逐条、P146
ただし別の判例では、ダイヤモンドの場合は加工によって大きく価値が変わるので、産出国ではなくその加工地が原産地となる場合もある逐条、P146茶園、P118。
(昭和53年の原石ベルギーダイヤモンド事件)このように商品価値が大きく付与された地を基準として原産地とする傾向がある逐条、P146茶園、P118。
品質の誤認惹起の判例としては、酒税法上「ビール」でない発泡酒を「ライナービヤー」として販売した事件が、日本では「ビヤ-」とは「ビール」のこととするのが一般的であるとの理由で誤認惹起行為に該当するとして、判例では違法になった(昭和40年のライナービヤー事件)逐条、P149角田、P322。
これら誤認惹起の訴訟や差し止めが可能な請求権者は、その誤認惹起行為により「営業上の利益」を侵害される者に限定されるので、原則として誤認惹起をする者に対する競争者だけが請求可能である。よって、一般消費者には原則として請求の主体にはならない。逐条、P152茶園、P122角田、P322
裁判公開の例外
裁判は憲法では公開が原則であるが(日本国憲法82条)、しかし営業秘密に関する裁判は公開すべきではない。
そこで、例外的に、営業秘密に関する裁判については、裁判所はその営業秘密を非公開にして、非公開である裁判官室茶園、P163やその他の非公開の場所で処理を進めること等により、もっぱら裁判官自身だけが閲覧できるようにする事ができる(7条2項など)。茶園、P163この制度のことを「インカメラ手続」茶園、P163または「インカメラ審理手続」逐条、P189などという。
ただし、必要に応じて、裁判者の裁量に応じて当事者や訴訟代理人や民事訴訟法で定められる専門委員(民訴第5条第2節第1款)茶園、P163に情報の一部を開示することができる逐条、P190(不競法7条4項 など)。
このインカメラ手続きに加えて、さらに秘密保持命令(10条)を当事者などに発する事を併用することにより、より一層に営業秘密を保持させる効果がある茶園、P163。秘密保持命令に違反して営業秘密をもらすと、刑事罰の対象になる(21条2項6号)茶園、P164逐条、P197。なお秘密保持命令は、当事者からの申し立てにもとづいて裁判所が発することができ(10条2項)、また決定の通知は決定書による書面で当人に通達しなければならない(10条3項)茶園、P164逐条、P475。
なお、上記の非公開の条文による非公開方法とは全く異なる他の非公開手段として、民事訴訟を利用せずに仲裁を利用するという手段もある。なぜなら、民事訴訟は公開が原則であるが、一方で仲裁の制度には公開の義務が無いので、民事訴訟を起こさずに仲裁でとどめておく方法で「企業秘密」三木、P6を非公開にできるからである三木浩一『民事訴訟法』、2021年1月15日 第3版 第8刷 発行、P6。実際、国際商事紛争では仲裁もよく使われている三木、P6。ニューヨーク条約という国際商事紛争の仲裁に関する国際条約があるので、実効性も高い。
ドメイン
他人の商品や他社の企業名などと同じドメインまたは類似のドメインを取得することは違法である(19号)。ドメインに関する本号は平成13年改正で導入された。
なお、19号の条文は
「不正の利益を得る目的で、又は他人に損害を加える目的で、他人の特定商品等表示(人の業務に係る氏名、商号、商標、標章その他の商品又は役務を表示するものをいう。)と同一若しくは類似のドメイン名を使用する権利を取得し、若しくは保有し、又はそのドメイン名を使用する行為」とあるが、
これらの目的部分に当たる「不正の利益を得る目的で、又は他人に損害を加える目的」のことを法学用語では図利加害目的と呼んでいる。茶園、不正競争防止法、P107愛知、P446
コピーガードやぶり
DVDのコピーガードをやぶる事などは違法(不競法2条1項17号・18号)。愛知、P444条文では「技術的制限手段の効果を妨げること」などが違法であるとされる。
DVD等のコピーガードやぶりのほか、衛星放送茶園、P10などのスクランブル放送の不正視聴、購入製品シリアル番号の入力が必要なコンピュータソフトウェアの不正利用などが対象となると考えられている茶園、P100。
両罰規定
例として、ある会社の法人の従業員が不正競争防止法違反を行ったとき、国や行政は必要に応じてその従業員の雇い主である法人(例の場合なら会社)または雇用主である自然人も罰する事ができ、こういった規定のことを「両罰規定」という逐条、P296茶園、P172。
ただし、被害者がその雇用主の法人自身である場合にまで、被害者法人を罰するのは不合理であるので、学説などにより、雇用主地震が被害者である場合は例外と考えられている逐条、P297。
ふせいきようそうほうしほう |
2,386 | Goでは、ゼロ除算のような例外が発生すると、組み込み関数 panicが呼び出されます(ランタイム・パニック)。
標準状態ではプログラムが終了しますが、deferで登録された関数(またはメソッド)は、panicが発生したときにも呼び出されます。deferの中で組み込み関数recoverを呼び出すと、panicの引数を得ることができます。
defer、panic、recoverによる例外処理は強力ですが、構造化されていないため、パッケージのAPIとして使用するには適していません。したがって、パッケージを超えて使用することは避けるべきです。
[https://play.golang.org/p/6ETxXW1Xcrm コード例] :
package main
import "fmt"
func main() {
defer func() {
if err := recover(); err != nil {
fmt.Printf("%v -- recovered(main)\n", err)
}
}()
fmt.Println(subr())
panic("User raised panic")
fmt.Println("fin")
}
func subr() (i int) {
defer func() {
if err := recover(); err != nil {
fmt.Printf("%v -- recovered(subr)\n", err)
i = 0
}
}()
a, b := 1, 0
a = a / b
fmt.Printf("a = %d, b = %d\n", a, b)
return a
}
実行結果 :
./prog.go:13:2: unreachable code
Go vet exited.
runtime error: integer divide by zero -- recovered(subr)
0
User raised panic -- recoverd(main)
Program exited. |
2,387 | 法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
(訴え提起前の和解)
第275条
----
{{前後
|民事訴訟法
|第2編 第一審の訴訟手続
第8章 簡易裁判所の訴訟手続に関する特則
|第274条(反訴の提起に基づく移送)
|第275条の2(和解に代わる決定)
275 |
2,388 | 労働基準法
(療養補償)
第76条
労働者が前条の規定による療養のため、労働することができないために賃金を受けない場合においては、使用者は、労働者の療養中平均賃金の100分の60の休業補償を行わなければならない。
使用者は、前項の規定により休業補償を行っている労働者と同一の事業場における同種の労働者に対して所定労働時間労働した場合に支払われる通常の賃金の、1月から3月まで、4月から6月まで、7月から9月まで及び10月から12月までの各区分による期間(以下四半期という。)ごとの1箇月1人当り平均額(常時100人未満の労働者を使用する事業場については、厚生労働省において作成する毎月勤労統計における当該事業場の属する産業に係る毎月きまって支給する給与の四半期の労働者1人当りの1箇月平均額。以下平均給与額という。)が、当該労働者が業務上負傷し、又は疾病にかかった日の属する四半期における平均給与額の 100分の120をこえ、又は100分の80を下るに至った場合においては、使用者は、その上昇し又は低下した比率に応じて、その上昇し又は低下するに至った四半期の次の次の四半期において、前項の規定により当該労働者に対して行っている休業補償の額を改訂し、その改訂をした四半期に属する最初の月から改訂された額により休業補償を行わなければならない。改訂後の休業補償の額の改訂についてもこれに準ずる。
前項の規定により難い場合における改訂の方法その他同項の規定による改訂について必要な事項は、厚生労働省令で定める。 |
2,389 | 孔子遷於蔡三歲,吳伐陳。楚救陳,軍於城父。聞孔子在陳蔡之間,楚使人聘孔子。孔子將往拜禮,陳蔡大夫謀曰:“孔子賢者,所刺譏皆中諸侯之疾。今者久留陳蔡之間,諸大夫所設行皆非仲尼之意。今楚,大國也,來聘孔子。孔子用於楚,則陳、蔡用事大夫危矣。”於是乃相與發徒役圍孔子於野。不得行絕糧從者病莫能興孔子講誦弦歌不衰。子路慍見,曰:“君子亦有窮乎?”孔子曰:“君子固窮,小人窮斯濫矣。”
子貢色作。孔子曰:“賜,爾以予為多學而識之者與?”曰:“然。非與?”孔子曰:“非也。予一以貫之。”
孔子知弟子有慍心,乃召子路而問曰:“《詩》雲:‘匪兕匪虎,率彼曠野’。吾道非邪?吾何為於此?”子路曰:“意者吾未仁邪?人之不我信也。意者吾未知邪?人之不我行也。”孔子曰:“有是乎!由,譬使仁者而必信,安有伯夷、叔齊?使知者而必行,安有王子比干?”
子路出,子貢入見。孔子曰:“賜,《詩》雲:‘匪兕匪虎,率彼曠野’。吾道非邪?吾何為於此?”子貢曰:“夫子之道至大也,故天下莫能容夫子。夫子蓋少貶焉?”孔子曰:“賜,良農能稼而不能為穡,良工能巧而不能為順。君子能修其道,綱而紀之,統而理之,而不能為容。今爾不修爾道而求為容。賜,而志不遠矣!”
子貢出,顏回入見。孔子曰:“回,《詩》雲:‘匪兕匪虎,率彼曠野’。吾道非邪?吾何為於此?”顏回曰:“夫子之道至大,故天下莫能容。雖然,夫子推而行之,不容何病?不容然後見君子!夫道之不修也,是吾醜也。夫道既已大修而不用,是有國者之醜也。不容何病?不容然後見君子!”孔子欣然而笑曰:“有是哉?顏氏之子!使爾多財,吾為爾宰。”
於是使子貢至楚。楚昭王興師迎孔子,然後得免。 |
2,390 | ご覧になりたい教科書・実用書・解説書がありますか?あれば、ぜひ教科書名をここに書き加えて下さい。
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2020年8月23日 (日) 14:37 (UTC)
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文学史 |
2,391 | 国会議員互助年金の年額を職権により改定する場合の手続に関する総理府令(最終改正:平成四年三月三一日総理府令第八号)の逐条解説書。 |
2,392 | 現代経済の仕組み>金融機関とその働き
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__TOC__
銀行は私たち(顧客)が口座に預けたお金を、仕事をするためにお金が必要な企業に貸します。企業は借りたお金に利子をつけて銀行に返します。銀行はこの利子で儲けているのです。そして銀行は利子の一部を私たちの口座に返します。一連のやり取りは現金ではなく、口座の上で行われます。
貨幣の役割には、次の4つがあります。
通貨(流通貨幣)の種類には次の3つがあります。
現金通貨と預金通貨の2つを「M1」、これに準通貨を加えた3つを「M2」といいます。Mはマネーサプライ(通貨供給量)のことです。
日本は、1931年に金本位制(金貨と兌換紙幣(だかんしへい)の併用)から管理通貨制度(不換紙幣)に移行しました。
資本主義社会では、家計・企業・政府の3つの主体が活動しています。この3主体の間に財が行き交っています。これら財物の仲介役となるのが貨幣です。これに加え、貨幣にはもう一つの役割があります。それが「金融」という、貨幣の融通(貸し借り)をすることです。資金の余裕者(お金持ち)が資金を必要とする者に資金を貸すのですが、この時、金融機関を介す場合と介さない場合とがあります。いずれの場合も、資金は他人資本となります。
資金の余裕者と企業の間での貸し借りで、余裕者は企業へ株式・社債の購入によって交付し、企業は余裕者へ資金を渡します。アメリカは、直接金融中心です。
個人・企業と金融機関の間での貸し借りで、個人・企業は金融機関へ預金し、金融機関は(別の)個人・企業へ貸し付けをします。日本は、以前から間接金融中心でしたが、近年、直接金融が増えつつあります。
信用創造は預金創造、通貨創造ともいい、銀行が預金額の一部(支払準備金)を残して預金額以上を貸し付けることを指します。信用創造は景気変動の要因の一つです。
信用創造された額は次の計算式で求められます。
つまり、支払準備率が20%のとき、Aから預金された5000万円から支払準備金1000万円を除いた4000万円をZ銀行がBに貸し出し、Bはその金をY銀行に預金し……というモデルでは、
となり、2億円創造されたことになります。
金融機関は次の種類があります。
中央銀行(日本銀行)…発券銀行、政府の銀行、銀行の銀行としての仕事をする。
金融政策は、日銀政策委員会がマネーサプライを操作することによって実行されます。これにより、物価・景気・為替の安定が保たれています。金融政策には次の3種類があります。
日本では、これまで公定歩合政策がとられてきましたが、2001年3月19日からゼロ金利政策をとり、公開市場操作(量的緩和策)を採用しています。
日本では金融再編(銀行の吸収・合併)が進んでいます。金融再編によって誕生した巨大な金融グループはメガバンクと呼ばれ、資産規模としては海外のメガバンクに並んでいます。しかし、海外の銀行に比べ、日本の銀行は収入の多くを受信授信業務で生まれる利ざやに頼っており、不良債権処理を進めつつ、収益構造の改善をしなければならなくなっています。 |
2,393 | (標識等の保全)
第31条
何人も移転、き損その他の行為により、標識等の効用を害してはならない。
前条第二項の規定による通知を受けた市町村長は、当該通知に係る標識等について滅失、破損その他異状があることを発見した場合においては、遅滞なく、その旨を当該標識等を設置した者に通知するよう努めなければならない。
----
{{前後
|国土調査法
|第5章 雑則
|国土調査法第30条(標識等の設置及び移転)
|国土調査法第32条(分割又は合併があつたものとして行う地籍調査) |
2,394 | 法学>民事法>不動産登記法>コンメンタール不動産登記法
(買戻しの特約の登記の登記事項)
第96条
買戻しの特約の登記の登記事項は、第59条各号に掲げるもののほか、買主が支払った代金及び契約の費用並びに買戻しの期間の定めがあるときはその定めとする。
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{{前後
|不動産登記法
|第4章 登記手続
第3節 権利に関する登記
第4款 担保権等に関する登記
|不動産登記法第95条(質権の登記等の登記事項)
|不動産登記法第97条(信託の登記の登記事項)
96 |
2,395 | 法学>コンメンタール>行政法>行政書士法
(報酬の額の掲示等)
第10条の2
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{{前後
|行政書士法
|第1章 総則
|行政書士法第10条(行政書士の責務)
|行政書士法第11条(依頼に応ずる義務)
10の2 |
2,396 | Skabelon:Bruger eo-1
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2,397 | 法学>民事法>商法>コンメンタール商法>第2編 商行為 (コンメンタール商法)>商法第550条
第554条
ドイツ商法典第386条に由来する。387条もここに示す。
ドイツ商法典第386条(価格の制限)
⑴問屋が指定された価格より廉価に売却をし又は買入れにつき指定された価格を超えたときにおいて,委託者は,自己の計算において締結されたものではないとして取引を否認しようとするときは,取引実行の通知に当たり,この旨を遅滞なく表示しなければならない。表示がなされないときは指定された価格からの逸脱は承認されたものとみなす。
①問屋が取引実行の通知と同時に差額を補填する旨を申し出たときは,委託者は否認の権限を有しない。
②これにより差額を超える損害の賠償を求める請求権は害されない。
ドイツ商法典第387条(有利な締約)
⑴問屋が,委託者に指定された条件よりも有利な条件で締結をしたときは,このことは委託者の利益に帰する。
⑵前項の規定は,とりわけ,問屋の売却価格が委託者の指定する最低価格を超えるとき,又は買入価格が委託者の指定する最高価格に達しないときに適用される。
指値遵守義務を定めたもの。指値とは価格に対する指図をいう。
日本の商法典では以上のうちドイツ商法典386条⑵①しか訳されていないが、解釈上、以上の両条文の内容が全て認められている。
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{{前後
|商法
|第2編 商行為
第5章 問屋営業
|商法第553条
|商法第555条
554 |
2,398 | オブジェクト指向プログラミングは、現代のソフトウェア開発において基盤となる重要な概念です。
このカリキュラムは、Rubyを使用した初学者から中級者までのプログラマーを対象に、クラスやモジュール、継承などの基本的なOOP原則から、高度なトピックス如何に至るまでを包括しています。
実践的な演習やプロジェクトを通じて、理論を実際のコーディングに結びつけ、学習者が柔軟かつ効果的にオブジェクト指向プログラミングのスキルを磨くことを目指します。
プログラミングとは、コンピュータに指示を与えて、あるタスクを自動的に実行させるための手段です。プログラムを書くことで、コンピュータが単純な作業を行ってくれるため、人間がやるべきではない繰り返し作業を効率化することができます。
Rubyは、日本人の松本行弘氏によって開発されたプログラミング言語です。シンプルな構文や豊富な機能、そして美しいコードを書きやすい特性から、世界中で広く利用されています。
Rubyの基本的なデータ型には以下が含まれます:
Integer(整数): 整数を表現します。例えば、42 や -10 などが整数です。
Float(浮動小数点数): 小数を表現します。例えば、3.14 や -0.5 などが浮動小数点数です。
String(文字列): 文字の連続を表現します。シングルクォート ' ' またはダブルクォート " " で囲まれた文字列です。例えば、"Hello, World!" が文字列です。
Symbol(シンボル): 一意の識別子を表現します。先頭にコロン : を付けて表現します。例えば、:foo や :bar がシンボルです。
Boolean(真偽値): 真偽値を表現します。true と false の2つの値があります。
Array(配列): 複数の要素を順序付けて格納します。中括弧 [] で囲まれ、カンマで要素が区切られます。例えば、[1, 2, 3] が配列です。Rubyでは、配列のほかスタックやキューの性質も併せ持っています。
Hash(ハッシュ): キーと値のペアを格納します。中括弧 {} で囲まれ、キーと値は キー => 値 の形式で表現されます。例えば、{ :name => "John", :age => 30 } がハッシュです。
これらの基本的なデータ型を組み合わせて、複雑なデータ構造を構築することができます。
また、Rubyは動的型付け言語であり、変数の型を明示的に宣言する必要がないため、柔軟で使いやすい言語です。
Rubyのプログラムを実行するには、ターミナル上で「ruby ファイル名.rb」というコマンドを実行します。ここで、「ファイル名.rb」には、実行したいプログラムのファイル名を指定します。
{{コラム|Rubyの特色|2=Rubyは、以下のような特色を持つプログラミング言語です。
オブジェクト指向言語
Rubyは、純粋なオブジェクト指向言語であり、すべての値がオブジェクトであることが特徴です。また、クラスやオブジェクトの定義が容易であり、メソッド呼び出しのシンタックスも簡潔で読みやすいため、オブジェクト指向の設計や開発に向いています。
動的型付け言語
Rubyは、変数の型を明示的に宣言する必要がない動的型付け言語です。そのため、柔軟性があり、実行時に変数の型を決定するため、柔軟なプログラミングが可能です。
リフレクション
Rubyは、リフレクション機能を備えています。つまり、プログラムの実行中に、オブジェクトやクラスの情報を取得できることです。そのため、実行時にプログラムの振る舞いを変更することができ、柔軟性のあるプログラミングが可能になります。
メタプログラミング
Rubyは、メタプログラミングをサポートしています。つまり、プログラムが自己修正、自己再生することができます。例えば、クラスの定義やメソッドの再定義などが可能で、柔軟なプログラミングが可能です。
豊富なライブラリ
Rubyには、豊富な標準ライブラリが含まれています。また、RubyGemsと呼ばれるパッケージ管理システムがあり、多数のライブラリやフレームワークを容易にインストールできるため、効率的な開発が可能です。
シンプルで読みやすい構文
Rubyは、簡潔で読みやすい構文が特徴です。また、自然言語に近い構文を採用しており、プログラムの可読性が高くなっています。特に、Ruby on RailsというWebアプリケーションフレームワークが有名で、Rubyのシンプルで読みやすい構文がフレームワークの利用者に高い評価を得ています。
オブジェクト指向プログラミングとは、プログラムを「オブジェクト」と呼ばれる部品に分割し、それらのオブジェクト同士のやりとりを通じてプログラムを作成する手法です。オブジェクトとは、データとそれに関連する操作をカプセル化したものです。オブジェクト指向プログラミングは、プログラムの再利用性やメンテナンス性、拡張性を高めるために使用されます。
クラスとは、オブジェクトを定義するための設計図のようなものです。クラスには、オブジェクトが持つべきデータや操作を定義することができます。一方、インスタンスとは、クラスを元に作成された具体的なオブジェクトのことです。
メソッドとは、オブジェクトが持つ操作のことです。クラスに定義したメソッドは、そのクラスのインスタンスが持つ操作として利用することができます。
継承とは、既存のクラスを元にして、新しいクラスを作成する手法です。継承元のクラスは、継承先のクラスに定義されているデータや操作を引き継ぐことができます。これにより、既存のクラスを基盤として、より複雑なクラスを作成することができます。
Rubyでは、クラスを定義するために「class」というキーワードを使用します。また、インスタンスを作成するためには、「new」というメソッドを使用します。以下は、クラスの定義とインスタンスの作成の例です。
class Person
def initialize(name, age)
@name = name
@age = age
end
def introduce
puts "私の名前は#{@name}です。#{@age}歳です。"
end
end
person1 = Person.new("山田太郎", 20)
person2 = Person.new("鈴木花子", 25)
person1.introduce # => 私の名前は山田太郎です。20歳です。
person2.introduce # => 私の名前は鈴木花子です。25歳です。
Rubyでは、メソッドを定義するために「def」というキーワードを使用します。また、メソッドを呼び出すためには、オブジェクトのインスタンスに対して「.」を使用して呼び出すことができます。
class Person
def initialize(name, age)
@name = name
@age = age
end
def introduce
puts "私の名前は#{@name}です。#{@age}歳です。"
end
def add_age(years)
@age += years
end
end
person = Person.new("山田太郎", 20)
person.introduce # => 私の名前は山田太郎です。20歳です。
person.add_age(5)
person.introduce # => 私の名前は山田太郎です。25歳です。
Rubyでも継承を使用することができます。継承元のクラスに定義されているデータや操作を引き継いだ上で、新しいデータや操作を追加することができます。
class Animal
def initialize(name)
@name = name
end
def speak
puts "#{@name}が鳴きました。"
end
end
class Dog < Animal
def speak
puts "#{@name}がワンワン鳴きました。"
end
end
animal = Animal.new("猫")
animal.speak # => 猫が鳴きました。
dog = Dog.new("犬")
dog.speak # => 犬がワンワン鳴きました。
Rubyでは、インスタンス変数を外部からアクセスするためのアクセサを簡単に定義できます。アクセサを使用すると、外部からインスタンス変数にアクセスするためのgetterメソッド(取得用のメソッド)やsetterメソッド(設定用のメソッド)を自動的に定義できます。
アクセサを定義する方法は、以下の通りです。
class Person
attr_accessor :name, :age
def initialize(name, age)
@name = name
@age = age
end
end
person = Person.new("山田太郎", 20)
puts person.name # => 山田太郎
puts person.age # => 20
person.age = 25
puts person.age # => 25
このように、attr_accessorメソッドを使用して、:nameと:ageのアクセサを定義しています。これにより、インスタンス変数にアクセスできます。
attr_accessorメソッドは、:nameと:ageのアクセサを定義するだけで、以下の2つのメソッドを自動的に定義します。
同様に、:ageのアクセサに対しても自動的にgetterメソッドとsetterメソッドが定義されます。
また、attr_readerメソッドを使用すると、getterメソッドだけを定義することもできます。逆に、attr_writerメソッドを使用すると、setterメソッドだけを定義することもできます。
class Person
attr_reader :name
attr_writer :age
end
このように、:nameのgetterメソッドと:ageのsetterメソッドを定義しています。これにより、以下のようにインスタンス変数にアクセスできます。
person = Person.new
person.name = "Alice" # getterメソッドは定義されていないため、エラーになる
person.age = 30 # setterメソッド
puts person.name # getterメソッドを呼び出して出力する
puts person.age # インスタンス変数を直接参照して出力する
Rubyでは、モジュールを使用して、共通の機能をまとめることができます。モジュールは、クラスのように操作を定義することができますが、インスタンスを作成することはできません。
module Greeting
def hello
puts "Hello, Ruby!"
end
def goodbye
puts "Goodbye, Ruby!"
end
end
class Person
include Greeting
def initialize(name)
@name = name
end
def introduce
hello
puts "私は#{@name}です。"
goodbye
end
end
person = Person.new("山田太郎")
person.introduce
実行結果:
Hello, Ruby!
私は山田太郎です。
Goodbye, Ruby!
Rubyは、多くの便利なデータ構造をサポートしています。以下にいくつかの代表的なデータ構造の実装例を示します。
RubyのArray(配列)は、複数の要素を順序付けて格納するデータ構造です。配列内の要素はインデックスによってアクセスされ、0から始まる整数のインデックスが割り当てられます。Rubyの配列は可変長であり、異なるデータ型の要素を含むことができます。配列は中括弧 [] を使って作成され、要素はカンマで区切られます。例えば、[1, "apple", :symbol, [2, 3], true]のようになります。配列はイテレーションや操作、検索など多くの操作に便利であり、Rubyのプログラミングで広く使用されます。
Rubyの配列 (Array) は、スタックやキューの機能を持っていますが、ここでは基本的なリテラルとインデックスを使った要素参照と操作例をテストケースで示します。
require 'minitest/spec'
require 'minitest/autorun'
describe Array do
let(:ary) { [] }
let(:numbers) { [1, 2, 3, 4, 5] }
let(:fruits) { %w[apple banana orange] }
describe 'empty array creation' do
it 'creates an empty array' do
expect(ary).must_equal []
end
it '#empty?' do
expect(ary.empty?).must_equal true
end
end
describe 'Array Manipulation' do
let(:ary) { [2, 3, 5, 7] }
it '#[]' do
expect(ary[2]).must_equal 5
expect(ary[-1]).must_equal 7
end
it '#[]=' do
ary[2] = 11
expect(ary).must_equal [2, 3, 11, 7]
ary[-3] = 13
expect(ary).must_equal [2, 13, 11, 7]
end
end
describe 'element deletion' do
it '#delete' do
fruits.delete('banana')
expect(fruits).must_equal %w[apple orange]
end
end
end
スタック構造(Stack)は、データを一時的に保存するための抽象データ型の一つであり、後入れ先出し(Last-In, First-Out; LIFO)の動作を持ちます。これは、最後に追加された要素が最初に取り出されるという意味です。スタックは、物理的なスタックや山のようなイメージで説明されることがあります。
スタックは、以下のような基本的な操作を持ちます:
push: スタックの一番上(トップ)に要素を追加する操作。
pop: スタックの一番上(トップ)から要素を取り出す操作。
peek: スタックの一番上(トップ)にある要素を取得するが、スタックから削除はしない操作。
empty?: スタックが空かどうかを確認する操作。
スタックは、再帰的なアルゴリズムの実装や、バックトラッキング、逆ポーランド記法などの表現方法に使われることがあります。
Rubyの配列はスタックの機能も持っていて、peek を last の別名にする程度でスタックを実装できます。
[https://paiza.io/projects/-LZ4fZoivsXnMhX__NpRiw?language=ruby stack.rb]
class Stack < Array
alias peek last
end
require 'minitest/autorun'
describe Stack do
let(:stack) { Stack.new }
describe '#push' do
it 'adds an item to the stack' do
stack.push(1)
expect(stack.peek).must_equal 1
end
end
describe '#pop' do
it 'removes and returns the last item from the stack' do
stack.push(1)
expect(stack.pop).must_equal 1
expect(stack.empty?).must_equal true
end
end
describe '#peek' do
it 'returns the last item from the stack without removing it' do
stack.push(1)
expect(stack.peek).must_equal 1
expect(stack.empty?).must_equal false
end
end
describe '#empty?' do
it 'returns true if the stack is empty' do
expect(stack.empty?).must_equal true
end
it 'returns false if the stack is not empty' do
stack.push(1)
expect(stack.empty?).must_equal false
end
end
describe '#size' do
it 'returns the number of items in the stack' do
expect(stack.size).must_equal 0
stack.push(1)
expect(stack.size).must_equal 1
stack.push(2)
expect(stack.size).must_equal 2
end
end
describe 'Stack-specific behavior' do
it 'pops items in Last-In-First-Out order' do
stack.push(1)
stack.push(7)
stack.push(3)
stack.push(2)
stack.push(0)
expect(stack.pop).must_equal 0
expect(stack.pop).must_equal 2
expect(stack.pop).must_equal 3
expect(stack.pop).must_equal 7
expect(stack.pop).must_equal 1
expect(stack.pop).must_be_nil
end
end
end
Rubyは Queue(キュー)を標準ライブラリに持っていますが、これはThread safeな高度な実装ですが、シングルスレッドで使うと空のキューからdeqするとデッドロック検知に抵触するなど、スレッド間通信に特化しています。
また、Rubyの配列はキューの機能も持っていて、peek を first の別名にするなどでキューを実装できます。
[https://paiza.io/projects/srAPQ_fCPDzkQFvtDb_WcQ?language=ruby queue.rb]
class MyQueue < Array
alias enqueue push
alias dequeue shift
alias size length
alias peek first
end
require 'minitest/spec'
require 'minitest/autorun'
describe MyQueue do
let(:queue) { MyQueue.new }
describe 'empty queue creation' do
it 'creates an empty queue' do
expect(queue).must_equal []
end
it '#empty?' do
expect(queue.empty?).must_equal true
end
end
describe 'queue operation' do
it '#dequeue' do
expect(queue.dequeue).must_be_nil
end
it '#enqueue and #dequeue' do
queue.enqueue(1)
queue.enqueue(2).enqueue(3)
expect(queue.dequeue).must_equal 1
expect(queue.dequeue).must_equal 2
expect(queue.dequeue).must_equal 3
expect(queue.dequeue).must_be_nil
end
it '#size' do
expect(queue.size).must_equal 0
queue.enqueue(1)
queue.enqueue(2)
expect(queue.size).must_equal 2
end
it '#peek' do
queue.enqueue(1)
queue.enqueue(2)
expect(queue.peek).must_equal 1
expect(queue.size).must_equal 2
end
end
end
Rubyには、標準ライブラリに連結リスト (Linked List)の実装は含まれていませんが、配列(Array)は提供されています。配列はインデックスによるランダムアクセスや動的なサイズ変更が可能で、多くの場合で効率的なデータ構造です。
一方で、リンクリストはメモリ内の連続した領域を使用せず、ポインターによって各要素が次の要素を指し示す形でデータを格納します。これにより、挿入や削除などの操作が効率的に行えますが、ランダムアクセスができないため、要素を順にたどる必要があります。
Rubyでリンクリストを実装する場合、独自のクラスを定義し、それぞれの要素が次の要素を指すポインターを持つようにすることが一般的です。ただし、Rubyにおいて配列が多くのケースで十分に効率的なデータ構造であるため、リンクリストを実装する必要がある場合は、その使用ケースが特定の条件を満たしているかどうかを検討することが重要です。
class List < Array
def to_s = "(#{join(' ')})"
def inspect = "#{self.class}(#{to_a.join ', '})"
end
require 'minitest/spec'
describe List do
let(:list0) { List.new }
let(:list3) do
list = List.new
[1, 2, 3].each{ |el| list.push el }
list
end
describe '#initialize' do
it 'initializes an empty list if no arguments are provided' do
list = List.new
expect(list.to_a).must_equal []
end
end
describe '#unshift' do
it 'adds elements to the beginning of the list' do
list0.unshift(1).unshift(2).unshift(3)
expect(list0.to_a).must_equal [3, 2, 1]
end
end
describe '#push' do
it 'adds elements to the end of the list' do
list0.push(1).push(2).push(3)
expect(list0.to_a).must_equal [1, 2, 3]
end
end
describe '#shift' do
it 'removes and returns the first element from the list' do
expect(list3.shift).must_equal 1
expect(list3.to_a).must_equal [2, 3]
end
it 'Ill. shift args.' do
expect { list3.shift('unexpected') }.must_raise TypeError
end
it 'returns nil if the list is empty' do
expect(list0.shift).must_be_nil
end
end
describe '#pop' do
it 'removes and returns the last element from the list' do
expect(list3.pop).must_equal 3
expect(list3.to_a).must_equal [1, 2]
end
it 'Ill. pop args.' do
expect { list3.shift('unexpected') }.must_raise TypeError
end
it 'returns nil if the list is empty' do
expect(list0.pop).must_be_nil
end
end
describe '#each' do
it 'iterates over each element in the list' do
result = []
list3.each { |x| result << x }
expect(result).must_equal [1, 2, 3]
end
it 'returns an enumerator if no block is given' do
expect(list3.each).must_be_kind_of Enumerator
end
end
describe '#to_s' do
it 'returns a string representation of the list' do
expect(list3.to_s).must_equal "(1 2 3)"
end
end
describe '#inspect' do
it 'returns a debug representation of the list' do
expect(list3.inspect).must_equal "List(1, 2, 3)"
end
end
describe '#empty?' do
it 'empty' do
expect(list0.empty?).must_equal true
expect(list3.empty?).must_equal false
end
end
end
Minitest.run if $PROGRAM_NAME == __FILE__
RubyのHash(ハッシュ)は、キーと値のペアを格納するデータ構造です。キーと値は関連付けられ、キーは一意で重複しない必要があります。Hashはハッシュテーブルを基にしており、高速なデータの検索や取得が可能です。Hashは中括弧 {} を使って作成し、キーと値は キー => 値 の形式で記述します。例えば、{ key1 => value1, key2 => value2 } のようになります。さまざまなオブジェクトがキーとして利用でき、HashはRubyプログラミングで頻繁に使用されます。またキーがシンボル(Symbol)の場合は { :key1 => value1, :key2 => value2 } を{ key1: value1, key2: value2 } と書く省略記法があります。
[https://paiza.io/projects/HFHVJMD-W6ld_zd2FEF2rA?language=ruby hash.rb]
require 'minitest/spec'
require 'minitest/autorun'
describe Hash do
let(:assoc) { {} }
let(:fruits) { {apple: 150, banana: 230, orange: 198 } }
describe 'empty array creation' do
it 'creates an empty array' do
expect(assoc).must_equal ({})
end
it '#empty?' do
expect(assoc.empty?).must_equal true
end
end
describe 'Hash Manipulation' do
let(:tbl) { {a:2, b:3, c:5, d:7} }
it '#[]' do
expect(tbl[:c]).must_equal 5
expect(tbl[:d]).must_equal 7
expect(tbl[:x]).must_be_nil
end
it '#[]=' do
tbl[:x] = 11
tbl[:a] = 13
expect(tbl).must_equal ({:a=>13, :b=>3, :c=>5, :d=>7, :x=>11})
end
end
describe 'element deletion' do
it '#delete' do
fruits.delete('banana')
expect(fruits).must_equal ({:apple=>150, :banana=>230, :orange=>198})
fruits.delete('cherry')
expect(fruits).must_equal ({:apple=>150, :banana=>230, :orange=>198})
end
end
end
Rubyには、標準ライブラリに木構造の実装は含まれていませんが、独自のクラスを定義して木構造を実装することができます。
通常、木構造はノードと呼ばれるオブジェクトから構成され、各ノードはデータを保持し、他のノードへの参照を持ちます。根ノードから始まり、それぞれのノードが子ノードを持つことがあります。通常、木構造は再帰的なデータ構造であり、再帰的なアルゴリズムを使用して操作されます。
[https://paiza.io/projects/zgh4iFJ7W7qToza__t_OKQ?language=ruby tree.rb]
class Tree
include Enumerable
Node = Struct.new(:value, :left, :right)
def initialize(*_args)
@root = nil
end
def height(node = @root) = node.nil? ? 0 : 1 + [height(node.left), height(node.right)].max
def each(node = @root, █)
return to_enum(__method__, node) unless block
def core(node, █)
return if node.nil?
core(node.left, █)
yield node.value
core(node.right, █)
end
core(node, █)
self
end
def insert(value, node = @root)
check_value(value)
def core(value, node)
return Node.new(value) if node.nil?
case value <=> node.value
when -1 then node.left = core(value, node.left)
when 1 then node.right = core(value, node.right)
when 0 # sum value
else raise TypeError, value.inspect
end
node
end
@root = core(value, node)
self
end
def search(key, node = @root)
check_value(key)
def core(key, node)
return false if node.nil?
case key <=> node.value
when -1 then core(key, node.left)
when +1 then core(key, node.right)
when 0 then true
else raise TypeError, "#{self.class}#core: #{key.inspect}"
end
end
core(key, node)
end
def delete(key, node = @root)
check_value(key)
def core(key, node)
return node if node.nil?
case key <=> node.value
when -1
node.left = core(key, node.left)
return node
when +1
node.right = core(key, node.right)
return node
when 0 # sum value
else raise TypeError, value.inspect
end
if node.left.nil?
return node.right
else
succParent, succ = node, node.right
succParent, succ = succ, succ.left while succ.left
if succParent != node
succParent.left = succ.right
else
succParent.right = succ.right
end
node.value = succ.value
node
end
end
@root = core(key, node)
self
end
def to_s = "(#{to_a.join ' '})"
def inspect ="#{self.class}(#{to_a.join ', '})"
protected
def check_value(value)
raise TypeError, "Invalid value: #{value.inspect}" unless value.respond_to?(:<)
raise TypeError, "Invalid value: #{value.inspect}" if value.is_a?(Numeric) && !value.finite?
end
end
require 'minitest/spec'
require 'minitest/autorun'
describe Tree do
let(:tree0) { Tree.new }
let(:tree3) do
tree = Tree.new
[1, 2, 3].each { |el| tree.insert el }
tree
end
describe '#initialize' do
it 'initializes an empty list if no arguments are provided' do
expect(tree0.to_a).must_equal []
end
end
describe '#insert' do
let(:ary) { (0...1000).to_a }
it 'adds elements to tree' do
tree0.insert 10
expect(tree0.to_a).must_equal [10]
tree0.insert 20
expect(tree0.to_a).must_equal [10, 20]
tree0.insert 30
expect(tree0.to_a).must_equal [10, 20, 30]
tree0.insert 25
expect(tree0.to_a).must_equal [10, 20, 25, 30]
tree0.insert 15
expect(tree0.to_a).must_equal [10, 15, 20, 25, 30]
end
it 'adds elements to tree by sequebce order' do
ary.each { |el| tree0.insert el }
expect(tree0.to_a).must_equal ary
end
it 'adds elements to tree by shuffle' do
ary.shuffle.each { |el| tree0.insert el }
expect(tree0.to_a).must_equal ary
end
end
describe '#search' do
it 'find' do
expect(tree3.to_a).must_equal [1, 2, 3]
expect(tree3.search(1)).must_equal true
expect(tree3.search(3)).must_equal true
expect(tree3.search(2)).must_equal true
end
it 'nofound' do
expect(tree3.to_a).must_equal [1, 2, 3]
expect(tree3.search(0)).must_equal false
expect(tree3.search(100)).must_equal false
expect(tree3.search(4)).must_equal false
end
end
describe '#delete' do
it 'find' do
expect(tree3.to_a).must_equal [1, 2, 3]
expect(tree3.delete(1)).must_be_kind_of Tree
expect(tree3.to_a).must_equal [2, 3]
expect(tree3.delete(3)).must_be_kind_of Tree
expect(tree3.to_a).must_equal [2]
expect(tree3.delete(2)).must_be_kind_of Tree
expect(tree3.to_a).must_equal []
end
it 'nofound' do
expect(tree3.to_a).must_equal [1, 2, 3]
expect(tree3.delete(0)).must_be_kind_of Tree
expect(tree3.delete(100)).must_be_kind_of Tree
expect(tree3.delete(4)).must_be_kind_of Tree
expect(tree3.to_a).must_equal [1, 2, 3]
end
end
end
オブジェクト指向プログラミングは、プログラミングの一種で、オブジェクトと呼ばれるデータ構造と、それらを操作するメソッドを中心に構成されています。オブジェクトは、それ自体が独自の状態を持ち、他のオブジェクトと相互作用することができます。このように、オブジェクト指向プログラミングは、複雑な問題を扱いやすく、保守性と拡張性に優れたコードを書くことができます。
デザインパターンは、オブジェクト指向プログラミングにおける再利用可能なソリューションのことです。デザインパターンは、共通の問題に対する解決策を提供し、コードの再利用性、保守性、拡張性を向上させます。デザインパターンは、一般的なコーディングのベストプラクティスを体系化し、標準化された方法で問題を解決するための枠組みを提供するため、オブジェクト指向プログラミングの重要な概念です。
デザインパターンは、GoF(Gang of Four)が定義した23のパターンが最も有名です。これらのパターンは、それぞれ特定の問題を解決するために使用されます。例えば、シングルトンパターンは、特定のクラスのインスタンスが必要な場合に、1つのインスタンスしか作成しないようにするために使用されます。ファクトリーパターンは、異なる種類のオブジェクトを作成するために使用されます。また、ストラテジーパターンは、アルゴリズムのファミリーを定義し、それらをカプセル化し、相互に交換可能にするために使用されます。
デザインパターンは、オブジェクト指向プログラミングの基礎であり、再利用可能なコードを書くために非常に重要です。オブジェクト指向プログラミングを学ぶ際には、デザインパターンも一緒に学ぶことをお勧めします。
ファクトリーメソッドパターンは、インスタンスの生成を専門に行うクラスを定義することで、複雑なインスタンスの生成処理を隠蔽するパターンです。
class AnimalFactory
def create_animal(type, name)
case type
when :cat
Cat.new(name)
when :dog
Dog.new(name)
end
end
end
class Cat
def initialize(name)
@name = name
end
def speak
puts "#{@name}がニャーと鳴きました。"
end
end
class Dog
def initialize(name)
@name = name
end
def speak
puts "#{@name}がワンワン鳴きました。"
end
end
factory = AnimalFactory.new
animal1 = factory.create_animal(:cat, "たま")
animal1.speak # => たまがニャーと鳴きました。
animal2 = factory.create_animal(:dog, "ポチ")
animal2.speak # => ポチがワンワン鳴きました。
シングルトンパターンは、インスタンスを1つだけ生成し、それを共有するパターンです。
class SingletonObject
private_class_method :new
@@instance = nil
def self.instance
@@instance ||= new
end
def message
puts "Hello, Singleton!"
end
end
singleton1 = SingletonObject.instance
singleton1.message # => Hello, Singleton!
singleton2 = SingletonObject.instance
puts singleton1 == singleton2 # => true
上記のコードは説明のために実装の細部を示しましたが、Rubyにはシングルトンを実装するためのモジュール Singleton があります。
require 'singleton'
class SingletonObject
include Singleton
def message
puts "Hello, Singleton!"
end
end
singleton1 = SingletonObject.instance
singleton1.message # => Hello, Singleton!
singleton2 = SingletonObject.instance
puts singleton1 == singleton2 # => true
Singleton モジュールは、シングルトンパターンの実装を支援するためのものであり、クラスに include Singleton を追加することでシングルトンパターンが利用できるようになります。Singleton モジュールはクラスメソッド instance を提供し、このメソッドを呼び出すことで唯一のインスタンスを取得できます。また、clone や dup メソッドがオーバーライドされており、これによりシングルトンインスタンスのクローンや複製が防がれています。
この本では、Rubyを使用したオブジェクト指向プログラミングの基本的な概念と使い方について学びました。また、応用的な使い方として、ファクトリーメソッドパターンやシングルトンパターンについても紹介しました。
これらの概念や使い方は、プログラミングにおいて非常に重要なものであり、これらの理解と習得は、プログラミングスキルの向上につながります。
特に、オブジェクト指向プログラミングは、複雑な処理を扱う場合に非常に有用です。オブジェクト指向プログラミングによって、処理をオブジェクトに分割することで、大規模なプログラムの開発が容易になり、保守性や拡張性が向上します。
本書で学んだ内容を実践的に活用し、オブジェクト指向プログラミングのスキルを向上させることをお勧めします。また、本書がプログラミングの初心者でも理解できるように配慮して執筆していますので、プログラミングの初学者にも是非挑戦していただきたいと思います。 |
2,399 | 有機化合物の構造を直接調べることは容易ではないが、その組成式を実験により推定することは比較的簡単である。組成と分子量が分かれば分子式を求めることができ、そこから化合物の構造を絞り込むことができる。
はじめに、ある化合物に含まれている元素の種類を推定する方法を紹介する。基本的に有機化合物は炭素と水素を主成分としてできているが、わずかに塩素原子や窒素原子などを含んでいるものもある。ある化合物にこのような特定の元素が含まれているかを実験で調べることができる。
試料を完全燃焼させると、炭素 C は二酸化炭素 CO2 になり、水素 H は水 H2O になる。燃焼により発生する気体を石灰水に通して白濁すれば、二酸化炭素が生じている。また、燃焼により発生する液体を塩化コバルト紙につけたとき、青色から淡赤色に変化すれば、水が生じている。
試料に水酸化ナトリウム NaOH を加え加熱すると、窒素はアンモニア NH3 となる。ガラス棒の先端に濃塩酸をつけてアンモニアに近づけるなどして、もし濃塩酸を近づけて塩酸が白煙をあげれば、窒素を生じている。この白煙は、塩化アンモニウムである。
による青緑色の炎色反応が見られる。
となっており、加熱後の液体に酢酸鉛(Ⅱ)水溶液を加えて黒色の沈殿が生じれば、硫化鉛(Ⅱ)が生じている。
もしこの化合物が炭素と水素のみ、あるいはこれらと酸素の3種類で構成されていることが分かっていれば、次の実験により化合物の組成式を推定することができる。
あらかじめ、2つの吸収管の質量を測定しておく。
とすることができる。
試料は燃焼により二酸化炭素と水を発生する。水と二酸化炭素がそれぞれ2つの吸収管に吸収される。
燃焼が終了したら、2つの吸収管の質量を測定する。先に求めた質量との差が、吸収した二酸化炭素や水の質量である。
=44であるから、
'' : w_H = a \times \frac{2}{18}[mg]
'' : w_C = b \times \frac{12}{44}[mg]
となる。すると、試料の残りは酸素原子でできているので、
'' : w_O = w - (w_H + w_C )[mg]
となる。なお、水分子と二酸化炭素分子に含まれている酸素原子はすべて試料由来ではなく、吹き込んだ酸素が結合している分も含まれているので、水と二酸化炭素の質量から求めることはできない。
以上より、試料中の水素、炭素、酸素の質量を求めることができたため、元素の個数の比を求めることができる。元素1個あたりの質量の比は、原子量の比と等しく
であるから、試料に含まれている各原子の個数の比は、
で求められる。組成式は化合物中の原子の個数の比を表すものであるから、この比により組成式が求められる。
分子1個に含まれている各原子の実際の個数は、組成式の整数倍となるから、分子量が求められていれば、組成式の式量から現実の原子の個数を計算し、分子式を求めることができる。 |