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また、制御部500は、液体吐出用のヘッドユニット31を駆動制御するヘッド駆動制御部508と、ヘッドユニット32を駆動制御するヘッド駆動制御部509を備えている。
更に、制御部500は、液体吐出用のヘッドユニット31及び32をX方向に移動させるユニットX方向移動機構550を構成するモータを駆動するモータ駆動部510と、液体吐出ヘッドユニット31及び32をY方向(副走査方向)に移動させるY方向走査機構552を構成するモータを駆動するモータ駆動部511を備える。
制御部500は、ステージ37を昇降手段554とともにY方向に移動させるステージY方向走査機構553を構成するモータを駆動するモータ駆動部513と、ステージ37をZ方向に昇降させる昇降手段554を構成するモータを駆動するモータ駆動部514を備える。なお、Z方向への昇降は、前述したように液体吐出ヘッドユニット31及び32を昇降させる構成とすることもできる。
制御部500は、平坦化を行うローラー34を回転駆動するモータ555を駆動するモータ駆動部516、液体吐出ヘッドユニットのメンテナンス機構556を駆動するメンテナンス駆動部518を備える。
制御部500は、UV照射ユニット557による紫外線照射を制御する硬化制御部519を備える。
制御部500のI/O507には、装置の環境条件としての温度及び湿度を検出する温湿度センサ560などの検知信号やその他のセンサ類の検知信号が入力される。
制御部500には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル522が接続されている。
制御部500は、上述したように、造形データ作成装置600から造形データを受信する。
次に、製造データを作成する製造データ(造形データ)作成装置及び製造データ(造形データ)の作成方法について、説明する。
造形データ作成装置600は、造形しようとする立体造形物を三次元モデルで表した三次元モデルの情報を受け付ける。この受け付けた情報をもとに、造形データ作成装置600は、サポート部の形状や大きさ、モデル部に対するサポート部の位置(配置)等を適宜設定する。さらに、モデル部とサポート部からなる造形物の情報をもとに、造形データ作成装置600は、サポート部防護壁の形状、大きさ(高さ、幅等)、造形位置(配置)などを適宜設定する。
尚、造形データ作成装置600が、上記各種条件を設定するにあたり、基準となる条件は予め作業者又はユーザーにより入力しておくことができる。この場合、造形データ作成装置600は、予め入力されている条件と比較することで、造形条件を自動で選択することができる。
また、造形データ作成装置600には、造形データ作成装置が設定した造形条件を、必要に応じて作業者又はユーザーが修正できる調整手段を有しているとよい。
そして、造形データ作成装置600は、モデル部とサポート部からなる造形物の造形処理に、サポート部防護壁の造形処理を加えて、両者の造形処理が行えるよう、モデル部、サポート部、及びサポート部防護壁の造形手順を設定する。
この造形手順を前述の<<立体造形物の製造データの作成方法>>の欄で説明したように、造形層を形成する1層である、X−Yの二次元データに変換する。こうして、最終的に生成された二次元データが立体造形物の製造データとなる。
作成された立体造形物の製造データは、造形装置の制御部500に入力される。
以下、立体造形物の実施形態を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は、これらの実施形態により限定されるものではない。
<立体造形物の実施形態1>
図4Aは、実施形態1としての立体造形物の一例を示す側面図である。図4Bは、実施形態1としての立体造形物の一例を示す上面図である。
図4A及び図4Bに示すように、ステージ上にモデル部を積層したモデル部10aの周縁部に、サポート部を積層したサポート部20aをステージ上に形成する。これにより、ステージ上のサポート部20aがモデル部10aの周縁部と固着するため、モデル部10aの反りを抑制することができる。
また、周縁部のサポート部20aの高さAは、モデル部10aの高さBに対して高くても低くてもよい。サポート部20aの高さAがモデル部10aの高さBよりも高い場合には、モデル部10aの端部のエッジをより鋭くすることができる。サポート部20aの高さAがモデル部10aの高さBよりも低い場合には、使用するサポート部材料の量を低減することができる。
<立体造形物の実施形態2>
図5Aは、実施形態2としての立体造形物の一例を示す側面図である。図5Bは、実施形態2としての立体造形物の一例を示す上面図である。
図5A及び図5Bに示すように、ステージ上にサポート部20bを形成するとともに、サポート部20bを貫通するアンカー部としてモデル部10bをステージの表面に固着するように形成する。また、サポート部20bの上部には、モデル部10bの上部とモデル部10aの周縁部における底部とが固着するようにモデル部10aを形成する。これにより、モデル部10bがモデル部10aの周縁部とステージとに固着するため、モデル部10aの反りを抑制することができる。なお、モデル部10bは、形状が細いため反りが発生しにくい。また、モデル部10aの底部にサポート部20bを形成していることにより、立体造形物が造形完了した後にサポート部20bを除去すると、立体造形物をステージから剥離しやすくなる。
<立体造形物の実施形態3>
図6Aは、実施形態3としての立体造形物の一例を示す側面図である。図6Bは、実施形態3としての立体造形物の一例を示す上面図である。
図6A及び図6Bに示すように、ステージ上にサポート部20bを形成し、そのサポート部20b上に、モデル部10aを形成するとともに、モデル部10aの周縁部にサポート部20aを形成する。さらに、サポート部20a及び20bを形成する際に、アンカー部としてのモデル部10cを、サポート部20a及びサポート部20bを貫通してステージの表面に固着するように形成する。これにより、アンカー部としてのモデル部10cがサポート部20a及びサポート部20bをステージから剥離しにくくさせるため、サポート部20aに固着するモデル部10aの反りをより抑制することができる。また、モデル部10aの底部にサポート部20bを形成していることにより、立体造形物が造形完了した後にサポート部20bを除去すると、立体造形物をステージから剥離しやすくなる。
<立体造形物の実施形態4>
図7Aは、実施形態4としての立体造形物の一例を示す側面図である。図7Bは、実施形態4としての立体造形物の一例を示す上面図である。
図7A及び図7Bに示すように、ステージ上にサポート部20bを形成するとともに、サポート部20bを貫通するアンカー部としてモデル部10bをステージの表面に固着するように形成する。また、サポート部20bの上部には、モデル部10bの上部とモデル部10aの周縁部における底部とが固着するようにモデル部10aを形成する。さらに、モデル部10aの周縁部、かつサポート部20bの上部に、サポート部20aを形成する。これにより、モデル部10bがモデル部10aの周縁部とステージとを固着させ、かつサポート部20aがモデル部10aの周縁部と固着しているため、モデル部10aの反りをより抑制することができる。即ち、実施形態1及び2における反りを抑制する効果が得られる。また、モデル部10aの底部にサポート部20bを形成していることにより、立体造形物が造形完了した後にサポート部20bを除去すると、立体造形物をステージから剥離しやすくなる。
<立体造形物の実施形態5>
図8Aは、実施形態5としての立体造形物の一例を示す側面図である。図8Bは、実施形態5としての立体造形物の一例を示す上面図である。
図8A及び図8Bに示すように、ステージ上にサポート部20bを形成するとともに、サポート部20bを貫通するアンカー部としてモデル部10bをステージの表面に固着するように形成する。また、サポート部20bの上部には、モデル部10bの上部とモデル部10aの周縁部における底部とが固着するようにモデル部10aを形成する。さらに、モデル部10aの周縁部、かつサポート部20bの上部に、サポート部20aを形成する。さらにまた、アンカー部としてのモデル部10cをサポート部20a及びサポート部20bを貫通させてステージの表面に固着するように形成する。これにより、モデル部10aの反りを抑制する効果が得られる。
<立体造形物の実施形態6>
図9Aは、実施形態6としての立体造形物の一例を示す側面図である。図9Bは、実施形態6としての立体造形物の一例を示す上面図である。
図9A及び図9Bに示すように、ステージ上にモデル部を積層して土台としてのモデル部10cを形成し、さらに土台としてのモデル部10cの上にサポート部20aを形成しながらサポート部20aを貫通するアンカー部としてのモデル部10dを土台としてのモデル部10cの表面に固着するように形成する。サポート部20aを形成しながらモデル部10dを形成したことにより、サポート部20aとモデル部10dとの界面に、モデル部とサポート部とが混合された混合部10eが形成される。なお、サポート部20aとモデル部10dは、ローラーを接触させることで平滑化させて形成した。そして、サポート部20aの上部には、立体造形物としてのモデル部10aを形成する。このとき、サポート部20aとモデル部10aは別の走査により形成することにより、サポート部20aとモデル部10aとが混合しにくくなるため、モデル部10aの反りを抑制することができるとともに、サポート部が混合していない立体造形物を得ることができる。また、混合部406を形成することにより、アンカー部としてのモデル部10dとサポート部20aとの界面における剥がれを抑制することができ、サポート部20aの反りも抑制されるため、立体造形物であるモデル部10aの反りを抑制することができる。さらに、モデル部10aの底部にサポート部20aを形成していることから、立体造形物の造形が完了した後にサポート部20aを除去することにより、モデル部10aをステージから剥離しやすくなる。
図10に示すように、モデル部とサポート部の造形において、モデル部10とサポート部20は、二次元データとしては間引き領域Cが存在していてもよい。
以下、実施例を示して本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例により限定されるものではない。
<モデル部材料の調製>
イソボルニルアクリレート(共栄化学株式会社製)60質量部、アクリロイルモルホリン(ACMO、KJケミカルズ株式会社製)10質量部、及びウレタンアクリレート(商品名:UV−1700B、日本合成化学工業株式会社製、分子量:2,000)30質量部をビーカーにて均一に混合した。その後、光重合開始剤(商品名:イルガキュア819、BASF社製)2質量部を加え、さらに均一に混合し、フィルター(商品名:CCP−FX−C1B、ADVANTEC社製、平均孔径:3μm)を通過させてモデル部材料を得た。
<サポート部材料の調製>
アクリロイルモルホリン(ACMO、KJケミカルズ株式会社製)40質量部、ポリオキシプロピレングリコール45質量部、1,4−ブタンジオール15質量部、反応開始剤(商品名:イルガキュア819、BASF社製)3質量部、及び重合禁止剤(商品名:フェノチアジン、東京化成株式会社製)0.1質量部を均一に混合し、フィルター(商品名:CCP−FX−C1B、ADVANTEC社製、平均孔径:3μm)を通過させてサポート部材料を得た。
図3に示す立体造形物の造形装置において、インクジェットヘッド(商品名:MH2420、リコーインダストリー株式会社製)に通じる3つのタンクに、得られたモデル部材料、及びサポート部材料を充填した。
試験条件として、モデル部材料及びサポート部材料の吐出における解像度を1,200dpi×300dpiとし、積層ピッチ(一層あたりの膜厚)を19μmとした。
図11A及び図11Bに示すように、ステージ上にサポート部材料の層を20層積層してサポート部20bを形成し、そのサポート部20bの上部に、立体造形物としてのモデル部10a(奥行き60mm×幅5mm×高さ5mm)と、モデル部10aの周縁部を囲うサポート部20a(幅2mm×高さ2mm)とを形成した。
<造形中及び造形後の立体造形物における反りの外観評価>
造形開始から積層高さが2mmになった際に製造装置を停止させ、造形中の立体造形物の外観を目視で確認するとともに、造形後の立体造形物の外観を目視で確認し、下記の評価基準で評価した。結果を表1に示す。
〇:モデル部の反りは確認できなかった
×:モデル部の反りが確認できた
<造形後の立体造形物におけるすきまゲージを用いた反りの評価>
造形後にサポート部を除去した立体造形物の反りの度合いを、すきまゲージ(すきまゲージA型、株式会社永井ゲージ製作所製)を用いて立体造形物の短辺側に差し込んで計測し、下記の評価基準で評価した。結果を表1に示す。
〇:すきまが0.1mm以下
×:すきまが0.1mmを超える
なお、モデル部の弾性率は2,000MPa、サポート部の弾性率は50MPaであった。それぞれの弾性率は、モデル部及びサポート部を22mm×22mm×5mmの小片にそれぞれ加工し、万能試験機(精密万能試験機AG−I、株式会社島津製作所製)を用いて計測した。
実施例1において、図11A及び図11Bに示した立体造形物から図12A及び図12Bに示した立体造形物に代えた以外は、実施例1と同様にして、上述の外観評価を実施した。結果を表1に示す。
図12A及び図12Bに示した立体造形物を造形した手順としては、まず、ステージ上にサポート部材料の層を20層積層してサポート部20bを形成し、そのサポート部20bを貫通するアンカー部として、モデル部材料の層を20層積層してモデル部10b(幅1mm×奥行き1mm)をステージの表面に固着するように形成した。次に、サポート部20b及びモデル部10bの上部には、モデル部10bの上部とモデル部10aの周縁部における底部とを固着するように立体造形物としてのモデル部10a(奥行き60mm×幅5mm×高さ5mm)を形成した。
実施例1において、図11A及び図11Bに示した立体造形物から図13A及び図13Bに示した立体造形物に代えた以外は、実施例1と同様にして、上述の外観評価を実施した。結果を表1に示す。
図13A及び図13Bに示した立体造形物を造形した手順としては、まず、ステージ上にサポート部材料の層を20層積層してサポート部20bを形成した。次に、そのサポート部20b上に、モデル部10a(奥行き60mm×幅5mm×高さ5mm)を形成し、幅2mmでモデル部10aの周縁部を囲うサポート部20aを形成した。また、サポート部20b及びサポート部20bを形成するとともに、サポート部20b及びサポート部20bを貫通するアンカー部として、モデル部材料の層を20層積層してモデル部10c(幅1mm×奥行き1mm)をステージの表面に固着するように10箇所形成した。
実施例1において、図11A及び図11Bに示した立体造形物から図14A及び図14Bに示した立体造形物に代えた以外は、実施例1と同様にして、上述の外観評価を実施した。結果を表1に示す。
図14A及び図14Bに示した立体造形物を造形した手順としては、まず、ステージ上にモデル部材料の層を20層積層して土台としてのモデル部10cを形成した。次に、土台としてのモデル部10cの上にサポート部20aを形成しながらサポート部20aを貫通するアンカー部としてモデル部を20層積層してモデル部10d(幅2mm×奥行き2mm)を土台としてのモデル部10cの表面に固着するように形成した。サポート部20aを形成しながらモデル部10dを形成したことにより、サポート部20aとモデル部10dとの界面に混合部10eを得た。なお、サポート部20aとモデル部10dは、ローラーを接触させることで平滑化させて形成した。また、サポート部20aの上部に、立体造形物としてのモデル部10a(奥行き60mm×幅5mm×高さ5mm)を形成した。
実施例1において、図11A及び図11Bに示した立体造形物から図15A及び図15Bに示した立体造形物に代えた以外は、実施例1と同様にして、上述の外観評価を実施した。結果を表1に示す。
図15A及び図15Bに示した立体造形物を造形した手順としては、まず、ステージ上にサポート部を20層積層してサポート部20bを形成した。次に、そのサポート部20bの上部に、立体造形物としてのモデル部10a(奥行き60mm×幅5mm×高さ5mm)を形成した。
表1の結果から、実施例1〜4の立体造形物の外観評価では、造形中及び造形後に反りがないことが確認された。また、実施例1〜4の立体造形物のすきまゲージ評価では、造形後に反りが少ない立体造形物が製造できていることが分かった。
以上説明したように、本発明の立体造形物の製造方法及び立体造形物の製造装置は、モデル部をステージ上に形成し、平面視したモデル部の周縁部の一部又は全部に、かつステージの表面にサポート部を少なくとも形成する。これにより、本発明の立体造形物の製造方法及び立体造形物の製造装置は、反りが少ない立体造形物を製造することができる立体造形物の製造方法を提供することができる。
なお、図16A〜図23Bには、実施形態7〜14を示す。
実施形態7〜14は、上述した実施形態2〜6、実施例1〜4、及び比較例1のサポート部を含む立体造形物の下部に、モデル部材料による土台を更に形成したものである。これにより、実施形態7〜14のいずれも、ステージ上に、土台、サポート部、立体造形物の順に積層されていることにより、立体造形物をステージから剥離するとき、立体造形物を保護することができ、かつ立体造形物ごとステージから簡易に剥離することができる。
<1>モデル部材料によるモデル部をステージ上に形成するモデル部形成工程と、
平面視した前記モデル部の周縁部の一部又は全部に、かつ前記ステージの表面にサポート部材料によるサポート部を少なくとも形成するサポート部形成工程と、
を含むことを特徴とする立体造形物の製造方法である。
<2> 前記サポート部を貫通するように、前記モデル部材料によるアンカー部を少なくとも前記ステージの表面に形成するアンカー部形成工程を含む前記<1>に記載の立体造形物の製造方法である。
<3> 前記モデル部と前記ステージの表面との間に、前記モデル部材料による土台をステージ上に形成する土台形成工程を更に含み、
前記サポート部形成工程において、前記モデル部と前記土台との間に、前記サポート部材料によるサポート部を更に形成する前記<1>に記載の立体造形物の製造方法である。
<4> 前記サポート部形成工程において前記サポート部を形成する際に、前記サポート部及び前記サポート部を貫通するように、前記モデル部材料によるアンカー部を少なくとも前記土台の表面に形成するアンカー部形成工程を更に含む前記<3>に記載の立体造形物の製造方法である。
<5> モデル部材料によるモデル部をステージ上に形成するモデル部形成工程と、
前記ステージ上に配された前記モデル部と前記ステージの表面との間に、サポート部材料によるサポート部を形成するサポート部形成工程と、
前記サポート部を貫通するように、前記モデル部材料によるアンカー部を少なくとも前記ステージの表面に形成するアンカー部形成工程と、
<6> 前記モデル部材料と前記サポート部材料との弾性率の比が、20:1以上60:1以下である前記<1>から<5>のいずれかに記載の立体造形物の製造方法である。
<7> モデル部材料によるモデル部をステージ上に形成するモデル部形成手段と、
平面視した前記モデル部の周縁部の一部又は全部に、かつ前記ステージの表面にサポート部材料によるサポート部を少なくとも形成するサポート部形成手段と、
を有することを特徴とする立体造形物の製造装置である。
<8> 前記サポート部を貫通するように、前記モデル部材料によるアンカー部を少なくとも前記ステージの表面に形成するアンカー部形成手段を含む前記<7>に記載の立体造形物の製造装置である。
<9> モデル部材料によるモデル部をステージ上に形成するモデル部形成手段と、
前記ステージ上に配された前記モデル部と前記ステージの表面との間に、サポート部材料によるサポート部を形成するサポート部形成手段と、
前記サポート部を貫通するように、前記モデル部材料によるアンカー部を少なくとも前記ステージの表面に形成するアンカー部形成手段と、
<10> 前記モデル部材料と前記サポート部材料との弾性率の比が、20:1以上60:1以下である前記<7>から<9>のいずれかに記載の立体造形物の製造装置である。
<11> モデル部材料によるモデル部がステージ上に形成され、
平面視した前記モデル部の周縁部の一部又は全部に、かつ前記ステージの表面にサポート部材料によるサポート部が少なくとも形成されている、
ことを特徴とする立体造形物である。
<12> 前記サポート部を貫通するように、前記モデル部材料によるアンカー部を少なくとも前記ステージの表面に形成されている前記<11>に記載の立体造形物である。
<13> モデル部材料によるモデル部がステージ上に形成され、
前記ステージ上に配された前記モデル部と前記ステージの表面との間に、サポート部材料によるサポート部が形成され、
前記サポート部を貫通するように、前記モデル部材料によるアンカー部が少なくとも前記ステージの表面に形成されている、
<14> 前記モデル部材料と前記サポート部材料との弾性率の比が、20:1以上60:1以下である前記<11>から<13>のいずれかに記載の立体造形物である。
前記<1>から<6>のいずれかに記載の立体造形物の製造方法、前記<7>から<10>のいずれかに記載の立体造形物の製造装置、前記<11>から<14>のいずれかに記載の立体造形物によると、従来における前記諸問題を解決し、前記本発明の目的を達成することができる。
国際公開第2015/049834号
1モデル部材料
2サポート部材料
10モデル部
20サポート部
30造形装置(立体造形物の製造装置の一例)
31ヘッドユニット(モデル部形成手段の一例)