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1,700 | 小学校・中学校・高等学校の学習>中学校の学習>中学校家庭>私達の消費生活と環境 学習のポイント
私達は、毎日様々な商品を買ったり、使ったり、捨てたりしています。商品を選ぶ時はどのように考えていますか?消費者の目に付きやすい値段や品質に加え、商品の生産者や販売者など、消費者の目に付きにくい箇所も含めるようにしなければなりません。
4編では、消費者の正しい行動について学び、社会や環境に優しい消費生活を送るための工夫を考え、実践出来るようになりましょう。 |
1,701 | (強要)
第223条
生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行を用いて、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した者は、3年以下の拘禁刑に処する。
親族の生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した者も、前項と同様とする。
前二項の罪の未遂は、罰する。
2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
爭議中の炭鑛勞働組合の委員が最低賃金制の實施等の要求貫徹のため、炭鑛の從業員たる倉庫係某を強要して盜難火災豫防のため炭鑛所有のガソリンを埋藏してある場所まで案内させて埋藏の範圍を指示させる等同人に義務なきことを行わせ、組合員を使つてほしいまゝに右ガソリン貯藏所を掘り起こせて、ドラム罐を發堀するが如き強要毀棄の所爲は、假令これが組合大會における隠匿物資摘發の決議の執行行爲であつたとしても正常な爭議行爲ということはできない。
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{{前後
|刑法
|第2編 罪
第32章 脅迫の罪
|刑法第222条(脅迫)
|刑法第224条(未成年者略取及び誘拐)
223
223 |
1,702 | この年,ケインズは自由党から立候補を薦められた.ケインズはこれを断ったけれども,鳴り物入りの宣伝にも拘わらず,1929年の春の総選挙において,自由党は完敗し,わずか 95 名しか当選しなかった.自由党と共に失業者九歳を宣伝した労働党はここにはじめて 287 名の議席を得て第一党になった.ケインズはこの年,トランスファー問題を巡って,オーリンとの有名な論争に入った.自由党の凋落はしかし,一つのより凶悪なものへの前触れにすぎなかった.この年大恐慌がイギリスにも波及した.失業者は 1929 年末には 120 万程度であったが,1930 年 4 月には 166 万, さらに年末には 250 万,1931 年には 300 万を超えるに至った. 1931 年 8 月,総選挙が行われたときには失業者は最高潮に達し,労働者階級は第二次労働党政府の実績と政策に失望して,選挙には保守党が勝った.その後,ボールドウィン保守党総裁とサミュエル自由党総裁の参加した挙国内閣の首相となった労働党のマクドナルドは,緊縮と増税による国際収支の均衡を図ったが成功せず,大英帝国に巨大な犠牲を強いた金本位制度は、1931年9月21日についに再び放棄されなければならなかった。その前年 1930 年12月、ついに「貨幣論」(Treatise on Money, 2.Vol)が出版された。
五年間にわたって準備された本書について、ハロッドは、「ケインズの経済学者としての重要性と影響の完全な尺度を得ようとする将来の研究者は『貨幣論』を読まずしてはその目的を果たし得ないであろう」とまでいっている。確かに、ケインズ経済学の構造をみる上で本書の占める地位は大きい。しかし、またハロッドもいうように、その内容を要約しようとするすべての企ては、きわめて困難である。おそらくそのためにはまた、十分数章を準備する必要があるだろう。しかしわれわれはいまそれを断念しなければならない。
「貨幣論」は、あきらかに、「世界の福祉に対して非常に実際的な重要さをもつもの」との確信から、「貨幣的理論の基本的諸問題への斬新な接近方法を提唱し」たものであった。その斬新性はいったいどこにあったのであろうか。われわれは貨幣理論について有名な貨幣数量説の方程式MV=PT を知っている。この方程式はあきらかに、取引高または生産高(T)が完全雇用水準で所与であり、流通速度(V) が制度的に与えられた定数である場合には、物価水準 (P) はもっぱら貨幣存在量 (M) によって変動することを示そうとしていた。ケインズがこれに対して新しくいおうとしたことは、物価水準が、M や P 以外の経済諸量の変化によっても、すなわち利子率の変化によっても左右されるという点であった。もっとも、古典派の場合にあっても、利子率の変動が物価水準を左右することを否定するわけではない。しかしその場合においても市場利子率が変化することによって、銀行信用が変動し、それを通じて現金残高の存在量が変化することによって説明されたのであって、ケインズはこの点を顕在的に説明しようとした。このことはいわゆる基本方程式によって明白になる。
となる。ところが、ケインズはこの場合第一に古典派的な生産水準決定の理論を前提し、生産高 O は所与と考えた。このことは、彼が「一般理論」の序文において「私のいわゆる『基本方程式』は生産高を所与と仮定したうえでの瞬間的描写であった」という有名な字句によってもあきらかである。第二にに、支払い所得 E についてもケインズは十分の分析を行わなかった。この E はあきらかに有効需要をあらわしているのに、それがいかにして決まるかという有効需要の理論をかいていたことは、「一般理論」と「貨幣論」を区別する重要なひとつの論点であるといってよい。彼は \frac{E}{O} を生産要因の能率収入率と予備、それは時の経過とともに徐々にしか変わらない値をもつと考えた。こうして物価水準の決定因として、戦略変数 Q または (I-S) が登場する。すなわち、この Q あるいは (I-S) は、市場利子率と自然利子率との差によって変動し、後者自然利子率が前者市場利子率より大ならば Q はゼロより大、両者の等しい場合は Qゼロ、前者市場利子率が後者自然利子率より大なら Q はゼロより小となると家庭されたから、物価変動の理論は二つの利子率の変動を軸とする投資の流れと貯蓄の流れとの相対的な動きによって説明されることになるのである。彼の物価水準の決定に関してより詳細にみるためには、さらに消費財物価水準 (P) および生産財物価水準 (P') n決定に関する彼の見解ものべなければならない。しかし、話の大綱をみるには以上の論理だけでも許されるであろうし、それによって物価水準の安定のために銀行の統制しうる重要な経済的変数、なかんずく主要なてことして利子率がクローズ・アップされるその仕方を理解することができたと思う。
ケインズが、利子率の戦略変数としての役割をいかに重視していたかは、「貨幣論」第 37 章国民的統制の問題第三節において、1930 年の景気沈滞を分析した際にもっとも明白にしめされている。すなわち、彼の考えでは、第一次大戦後 1925 年までにしばらく続いた高率の自然利子率は投資誘因の減退とともに当然下落するべきはずのものであった。ところが、金本位への一般的復帰、および賠償引渡しと戦債支払いのために市場利子率は異常な高水準に達した。アメリカだけはなんらの信用制限をしなかった。そこでヨーロッパの国々は、新投資によってどれだけ儲かるかということとは無関係に、彼らの切迫した負債の支払いのために資本を高い利子で借りなければならなかった。それに投機的借り手が加わり、この熱病を終止させようとする中央銀行の信用制限によって恐慌は爆発したと考えるのである。こうして恐慌の原因は、「誤って指導された貨幣政策の頑強な固守」の結果として把握された。したがって、ここから、英蘭銀行と連邦準備局とが、共同して短期利子率(市場利子率)を自然利子率(投資と貯蓄とを均衡させるような利子率)に見合う低水準に維持するような銀行利率政策と、公開市場政策をとるおとが要求されるのであり、一般に本書においてケインズは利子率操作による資本制経済の規制可能性についてきわめて楽観的であったといってよい。
もっとも、時がたつとともに、銀行利子率の操作を通じて投資を規制することの困難が自覚されてき、それと関連して多くの人々が基本方程式の批判に向かってきた。しかし、クラインのように、「基本方程式はこの書物の本質的な貢献ではなかった」というのはいい過ぎであるが、ハロッドの表現に従えば、本書の中心的な教義は、投資過程と貯蓄過程との区別に依存する。すなわち、ポイントはまさに次の点にあった。古典派経済学は、疑いもなく貯蓄は通常資本支出=投資され、したがって貯蓄は投資に等しいと考えていたが、ケインズはここで、資本支出を企てようとする決意と貯蓄をしようという決意がそれぞれ社会の別の階級によって行われ、両者はしたがって必ずしも等しくなるものではなく、投資が貯蓄よりも大なら、ブームまたはインフレーションが訪れ、逆の場合には不況と失業が現れるであろうことを主張した点にあった。このことから直ちに、正統派経済学者たちによって強調された節倹の美徳も、彼の場合には、いつでもそれが美徳になるものとして考えられなかったということもわかる。なぜなら、節倹が美徳たりうるのはインフレーションのはじめの段階だけであって、逆に不況と失業の存在する場合には、気前よく金を使うことのほうが社会的美徳になるからである。
以上のように、ケインズは従来の理論の大前提としてのセイの法則を取り出し、これを批判することによって、総雇用量の決定には生産物に対する需要の大きさが主要因であるという見解を対置した。
前節で述べたように、ケインズは一定の雇用量が企業にとって需要されるためには、それによって生産される生産物が企業の満足しうる価格で販売されるだけの需要がなくてはならぬと考えた。
逆にいえば、生産物に対する総需要量と、これに対応して企業が需要する総雇用量との関連を確定しておくことは絶対に必要となる。この役割を果たすのが「一般理論」での「総供給関数」である。
ケインズは、従来の理論と同様に、企業は実質賃金率の高さに応じて雇用量を決定すると考えている.だから、企業は生産物が単に何円の価格で販売されるかが問題ではなく、貨幣賃金率に比していくらの価格で売られるかが関心事である。即ち、貨幣賃金率が時間当たり 50 円のとき、その生産物が 100 円の価格で売れるよりも、賃金率が 5 円のときに、20円で売れる方が望ましい.そこで同様に考えると、企業にとって総需要 10 兆円の方が 2 兆円よりつねに望ましく従って雇用増大を誘発する、とは限らない.もし貨幣賃金率が前者では 50 円、後者では 5 円であれば、2 兆円の場合の方が賃金率に比して価格はより高く、実質賃金率は低い.これらの事情を考慮しようとすれば、総需要価額を貨幣賃金率で除した大きさを考えればよい.この大きさをケインズは「労働単価」で測った総需要価額と呼ぶ.このようにケインズは総需要価額を労働単価で測ることによって第二の事情を処理する。
経済学
近代経済学 |
1,703 | 日本国内で理容を行うのに必要な免許を理容師養成施設で2年(通信課程は3年)受講して理容師試験に合格し取得する試験である。筆記試験ならびに実技試験がある。
出題範囲は以下の通り
筆記試験
実技試験 |
1,704 | 本項は、名古屋工業大学の入学試験対策に関する事項である。
名古屋工業大学は、愛知県名古屋市にある理工系単科大学である。工学部のみ設置されている。
尚、1部と2部(夜間部)があるが、本項では、1部を中心に記載する。
名古屋工業大学では、センター:2次=2:3(前期)・1:2(後期)と、センター試験より2次試験の配点が比較的高い。その為、2次に重点を絞って学習しよう。名古屋工業大学を第一志望とするならば、センター試験5教科7科目で7割以上を目指してほしい。なお、2次の試験科目は、英語・数学・理科(1科目)である。
(80分・200点)
大問5問で構成。国立大学ではかなり珍しく記述問題がほとんどない。つまりセンター試験の勉強で二次試験も対応可能。ただかなりの文章量を80分で読むのは大変難しいので、読解力を養うこと。文は理系学部らしい科学の内容が多い。また簡単な計算問題が英文で出題される。ただ近年、英作文をさせようという傾向が見られるので、最低限レベルの英作文対策をしておいた方が無難。2013年度以降毎年、自由英作文が出題されている。
(120分・400点)
数学は全問記述式で大問4問で構成されている。数学IIIの出題がかなり多いが、2008年度の試験のように全問ベクトルがらみの出題など、出題に偏りがみられる。他分野との融合問題が大半を占めるので、苦手分野を作らず、教科書及び教科書傍用問題集などで入試に必要な考え方、解法をマスターしたら、融合問題が掲載されている入試問題集で演習し、融合問題対策をしてから、過去問演習し、対策しておこう。かなり値の汚い答えなども多いので正確な計算力が必要である。問題難易度は標準~やや難である。
(100分・400点)化学・物理から1科目選択。
化学
大問3問で構成。2016年からIIIA、IIIB必須問題のみに変更された。なお機械工学科と情報工学科と都市社会工学科は化学で受験できないので要注意。(都市社会工学科は後期試験のみ化学を使える。)エネルギーや環境問題をテーマとした問題が多いので目を通しておくべきであろう。毎年相当に高い難易度の問題を含むことが多いため注意。また、絶対的に時間が足りないということは少ないが、ほぼすべての問題で計算が絡むため、確実な計算力を養う必要がある。
物理
大問は3問でやや易から標準レベルの問題である。難易度の幅が広く例えば2008年はやや易だったが、2009年はやや難に変わった。標準レベル以上の問題集などで応用力をつけて試験に臨みたい。 |
1,705 | thumb|トゥーサン・ルーヴェルチュール
キューバのとなりの島でハイチという島国がある。
このハイチは19世紀初頭、フランスの植民地だった。
しかしフランス革命の影響で、ハイチで黒人奴隷による解放運動が起き、トゥサン=ルヴェルチュールを指導者とした。
ナポレオンは弾圧しようとフランス軍を派遣した。
トゥサン自身はナポレオン軍に逮捕され獄死した。
しかし、独立解放軍は戦ってフランス軍をやぶり、1804年に、黒人国家のハイチが誕生した(ハイチ革命)。
thumb|シモン=ボリバル
ラテンアメリカ地域の多くはスペインの植民地になっていたが、しかしナポレオンがスペインを占領したことなどもあり、スペイン本国が混乱した。
このような混乱(スペイン本国の混乱、フランス革命)の影響に乗じて、クリオーリョ(植民地生まれの白人)が中心になって独立運動を起こし、1810〜20年代ごろに独立する。
ラテンアメリカ北部(現:ベネズエラあたり)では、クリオーリョのシモン=ボリバルによる独立運動が起き、南部(現:アルゼンチンあたり)ではクリオーリョのサン=マルティンによる独立運動が起き、ラテンアメリカの多くの国はスペインからの独立に成功した。
また、ポルトガル領ブラジルでは、1822年にポルトガル王子がブラジルで即位して独立を宣言した。
独立運動中、イギリスやアメリカは独立運動を容認していた。
なぜなら、イギリスの首相カニングは、スペインの影響力が弱まればイギリスの影響力が強まると期待したので、ラテンアメリカでの独立運動を容認した。
また、アメリカ合衆国大統領モンローは、1823年、モンロー宣言を出し、その宣言ではアメリカ合衆国はヨーロッパ地方の問題に干渉しないかわりにヨーロッパも南北アメリカの問題に干渉すべきでないと主張した。
経済では、独立したラテンアメリカ諸国は、独立後もプランテーション経営が続いた。 |
1,706 | が行われたためです。産業革命は、イギリスなどをはじめとして世界各地で行われました。
事件 ===
の下流まで毒が流れ込んでくることもありました。その結果、多くの人が寝たきりなどの病気に苦しみました。
この事件は、1881年 (明治24年) と早くから、国会議員であった田中正造により国会に提起されました。しかし、害を与えた人たちを特定できないまま、国会での話し合いは終わりました。1974 (昭和49) 年、つまりは初めての国会での訴追から93年後に、ようやく政府が動き、毒を流した人たちを特定しました。毒を流した会社は、古河鉱業株式会社 (現在の古河機械金属という会社) という企業です。
浅野セメント (現在の「太平洋セメント」) という企業 (の工場) が起こした公害です。東京都江東区にあった深川セメント製造所から出た粉塵 (小さなゴミやちり) が周辺の空気を汚染したというもので、1912年 (明治45年) に5年以内に工場を止めることで住民と合意しました。
ガス被害 ===
足尾銅山鉱毒事件と内容は似ています。近くの宮田川に、鉱毒などが流され、17世紀末頃には公害が起きていたと考えられています。
がされました。
」といって、自然を考えずに工業化をしてきました。その結果として、住民を苦しませるような公害が起こったのです。また、公害と国が認定すると、国が払わなければいけないお金が増えるので、なかなか認めませんでした。
[https://www.erca.go.jp/yobou/taiki/kangaeru/history/01.html 特別行政法人環境再生保全機構 環境問題の歴史]-大人向けです。
---- |
1,707 | (差止請求権)
第112条
著作者、著作権者、出版権者、実演家又は著作隣接権者は、前項の規定による請求をするに際し、侵害の行為を組成した物、侵害の行為によつて作成された物又は専ら侵害の行為に供された機械若しくは器具の廃棄その他の侵害の停止又は予防に必要な措置を請求することができる。
著作権などの侵害に対する事前の差止請求に関する規定である。旧法下で解釈上認められており、新法制定によって条文上に明記されるようになった。
----
{{前後
|著作権法
|第7章 権利侵害
|著作権法第111条(政令への委任)
|著作権法第113条(侵害とみなす行為)
112 |
1,708 | §3 ベクトルの乗法
二つのベクトル \mathbf{A}, \mathbf{B} の積を定義するのに,加え算の場合から類推される A_xB_x, A_xB_y というような単なる成分の積は,座標系の取り方によりその値を異にし,一定の幾何学的意味を有するものとならない.そこで,これらを組み合わせて
\sum_{x, y, z}c_{ij}A_iB_j の形のもので,定まった幾何学的意味を有するものを作り,かつこれに対して数の掛け算に関する諸法則がなるべく満足させられるようなものを求める.この条件に適うものは次の二つである
ここでは結果だけを示したが,上のようなベクトル成分の双一次形式で一定の幾何学的意味(座標系の取り方に無関係な意味)を有する量を求めることは三次元回転群の表現論を用いれば最も簡単に解決される.
.
(i) スカラー積\quad
二つのベクトル \mathbf{A}, \mathbf{B} から一つのスカラーを積として作り出す算法をスカラー積といい,
積を \mathbf{A}\mathbf{B}, \mathbf{A}\cdot\mathbf{B}, (\mathbf{A}, \mathbf{B}) などと記す.その定義は \mathbf{A}, \mathbf{B}の間の角を
\theta として,
即ち一方のベクトルの大きさに他方のベクトルのその上への射影を掛けたものである.
この定義からスカラー乗法に対して数の掛け算と類似な関係
が成り立つことがわかる.(最後のものの左辺は |\mathbf{A}| に \mathbf{B} + \mathbf{C} の上への射影を掛けたもので,これが右辺に等しいことは作図すれば明瞭である).
数の場合と違うのは \mathbf{A}\mathbf{B} = 0 なるときは \mathbf{A} = 0, \mathbf{B} = 0 のほかに \mathbf{A}\bot\mathbf{B} でもよいこと,除法が一義的に可能でないことなどである.
\mathbf{A} = \mathbf{B} なるときには,\mathbf{A}\mathbf{A} = \mathbf{A}^2 は A^2,即ちベクトルの大きさの二乗に等しい.
基本ベクトルは大きさが 1 で,かつ互いに垂直であるから,その間に次の関係がある:
よって \mathbf{A}\mathbf{B} = (A_x\mathbf{i} + A_y\mathbf{j} + A_z\mathbf{k})(B_x\mathbf{i} + B_y\mathbf{j} + B_z\mathbf{k}) を(3.2),(3.3)の関係を用いてほぐせば,
特に \mathbf{A}, \mathbf{B} がどちらも単位ベクトルであるときには \mathbf{A}\mathbf{B} = \cos\theta であるから,
ただし \lambda, \mu, \nu; \lambda', \mu', \nu' はそれぞれ \mathbf{A}, \mathbf{B} の成分,即ちその方向余弦である.
また或るベクトル \mathbf{A} の単位ベクトル \mathbf{e}(\lambda, \mu, \nu) の方向への射影は,\mathbf{A} と \mathbf{e} との間の角を \theta とすれば,
で与えられる.
(ii) ベクトル積\quad
により定められる平行四辺形\mathrm{OABC} の代表ベクトル \mathbf{C} を \mathbf{A}, \mathbf{B} のベクトル積と呼び,\mathbf{A} \times \mathbf{B}, \mathbf{A} \wedge \mathbf{B}, [\mathbf{A}, \mathbf{B}] などと記す.従ってその大きさは
,
方向は \mathbf{A}, \mathbf{B} に垂直,向きは \mathbf{A} を \mathbf{B} へ(\pi> より小さい角で)まわしたとき,右ネジの進む向きである.この定義から次の関係が証明される.
(iii)三つのベクトルの積\quad |
1,709 | 前)(次)
(普通徴収に係る保険料の納付義務)
第132条
132 |
1,710 | 地理学>オセアニア地誌 |
1,711 | 小学校・中学校・高等学校の学習>高等学校の学習>高等学校地理歴史>高等学校地理>高等学校地理B |
1,712 | その swap 操作に対して、総称プログラミングを有効活用できるよう統一されたインタフェースを提供する。
swap の典型的な実装は次のようになる。
void swap (T &a, T &b)
{
T temp (a);
a = b;
b = temp;
}
同じ型の大きく複雑なオブジェクトの swap は、中間的な一時オブジェクトのためのリソースの獲得と解放により、
非常に非効率になりうる。
また、前述の swap の実装では、リソースが利用可能ではなかった場合、例外が送出されるかもしれない。
そもそも新しいリソースの要求が必要でなかった場合には、そのような挙動は認めがたい。
throw しない swap イディオム(Non-throwing swap idiom)は、望ましい効果を得るためにハンドル・ボディ(Handle Body)イディオムを使用する。
対象の概念は、2つの実装クラスに分割される。
一つは、ハンドル(handle)であり、もう一つはボディ(body、本体)である。
ハンドルはボディ(本体)オブジェクトへのポインタを保持する。
swap は、単純なポインタの交換として実装される。
例外を送出しないことが保証され、新しいリソースが獲得も解放もされないため非常に効率的である。
namespace Orange {
class String
{
char * str;
public:
void swap (String &s) throw ()
{
std::swap (this->str, s.str);
}
};
}
効率的で例外安全な swap 関数は、(上述のように)メンバ関数として実装可能だが、
throw しない swap イディオムは、単純さ、整合性、そして総称プログラミングの有効活用のために
その先を行く。
std::swap の明示的特殊化を、クラス自身の名前空間だけでなく std 名前空間にも追加すべきである。
namespace Orange { // String の名前空間
void swap (String & s1, String & s2) throw ()
{
s1.swap (s2);
}
}
namespace std {
template <>
void swap (Orange::String & s1, Orange::String & s2) throw ()
{
s1.swap (s2);
}
}
これら 2 箇所への追加は、swap の 2 つの異なる一般的な使用法に対応する。
1 つは、被修飾の swap であり、もう一つは完全修飾の swap (例えば std::swap)である。
非修飾の swap が使用される時には、正しい swap が Koenig の名前探索により(既に定義済みのものから)発見される。
完全修飾の swap が使用される時には、Koenig の名前探索は抑止され、
std 名前空間内のものが代わりに使用される。
これはよく知られた挙動である。
残りの議論では、完全修飾の swap のみを用いる。
C++ プログラマはしばしば下記のように swap 関数を慣用的に std:: で完全修飾して呼び出すため、統一された見た目と印象を与える。
template
void zoo (T t1, T t2) {
//...
int i1, i2;
std::swap(i1,i2); // 統一性に注目
std::swap(t1,t2); // 同上
}
そのような場合、zoo が先に定義した String によってインスタンス化されたときに、正しい効率的な swap の実装が選択される。
さもなくば、
メンバ関数の swap と、名前空間での swap 関数を定義した目的を完全に無にして
デフォルトの std::swap 関数テンプレートがインスタンス化されるだろう。
swap の明示的特殊化を std 名前空間に定義するというこのイディオムは、特に総称プログラミングで有用である。
throw しない swap イディオムの使用による統一性は、下記の例のような再帰的な利用をもたらす。
class UserDefined
{
String str;
public:
void swap (UserDefined & u) throw ()
{
std::swap (str, u.str);
}
};
namespace std
{
// std 名前空間のテンプレートの完全特殊化は、std 名前空間に追加できる
template <>
void swap (UserDefined & u1, UserDefined & u2) throw ()
{
u1.swap (u2);
}
}
class Myclass
{
UserDefined u;
char * name;
public:
void swap (Myclass & m) throw ()
{
std::swap (u, m.u); // 統一性によるイディオムの再帰的な使用
std::swap (name, m.name); // 同上
}
}
namespace std
{
// std 名前空間のテンプレートの完全特殊化は、std 名前空間に追加できる
template <>
void swap (Myclass & m1, Myclass & m2) throw ()
{
m1.swap (m2);
}
};
従って、例外安全で効率的な swap の実装に従った、その型の std::swap の特殊化を定義するのは良い考えである。
現在の C++ 標準は、新しいテンプレートを std 名前空間に追加することを認めていないが、std 名前空間のテンプレートを特殊化して std 名前空間に置くことは認めている。
テンプレートクラス(例:Matrix)に対して throw しない swap イディオムを使用することは微妙な問題になりうる。
C++98 標準では、ユーザ定義型に対しては std::swap の完全特殊化のみ std 名前空間に定義することを認めている。
部分特殊化や、関数オーバーロードは認められていない。
テンプレートクラス(例:Matrix)に対して同様の効果を得ようとする試みは、std 名前空間での std::swap のオーバーロードに帰着するが、これは規格的には未定義動作となる。
compl.lang.c++.moderated ニュースグループ
の壮大で長大な議論のスレッド
http://groups.google.ca/group/comp.lang.c++.moderated/browse_thread/thread/b396fedad7dcdc81 Namespace issues with specialized swap
で指摘している人々がいるように、
これは必ずしも理想の状態ではない。
解法は、クラスが定義されている名前空間と同じ名前空間内にオーバーロードされた swap 関数テンプレートを定義するか、
何も起こらないことを期待して未定義動作を無視するか、
次期標準での修正を待つかである。
Boost のスマートポインタの全て (例 boost::shared_ptr)
More C++ Idioms/Non-throwing swap
|THROWしないSWAP]] |
1,713 | 第5条
法務大臣は、次の条件を備える外国人でなければ、その帰化を許可することができない。
引き続き5年以上日本に住所を有すること。
20歳以上で本国法によつて行為能力を有すること。
素行が善良であること。
自己又は生計を一にする配偶者その他の親族の資産又は技能によつて生計を営むことができること。
国籍を有せず、又は日本の国籍の取得によつてその国籍を失うべきこと。
日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを企て、若しくは主張し、又はこれを企て、若しくは主張する政党その他の団体を結成し、若しくはこれに加入したことがないこと。
法務大臣は、外国人がその意思にかかわらずその国籍を失うことができない場合において、日本国民との親族関係又は境遇につき特別の事情があると認めるときは、その者が前項第5号に掲げる条件を備えないときでも、帰化を許可することができる。
)
第4条
法務総裁は、左の条件を備える外国人でなければ、その帰化を許可することができない。
引き続き5年以上日本に住所を有すること。
20歳以上で本国法によつて能力を有すること。
素行が善良であること。
独立の生計を営むに足りる資産又は技能があること。
国籍を有せず、又は日本の国籍の取得によつてその国籍を失うべきこと。
日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを企て、若しくは主張し、又はこれを企て、若しくは主張する政党その他の団体を結成し、若しくはこれに加入したことがないこと。
第7条
」に過ぎず、必ず帰化が許可されるとは限らない。
本条が規定する条件は、(1)居住条件、(2)能力条件、(3)素行条件、(4)生計条件、(5)重国籍防止条件、(6)憲法遵守条件、の6つの条件である。重国籍防止条件については、第2項に例外規定が設置されている。すなわち、外国人が現時点で所属する国の法律の規定によって本人の意思によってその国の国籍を喪失することができない場合において、配偶者や子などの親族が日本国民であることにより日本と密接な関係であること、難民の受け入れなど人道上の配慮を要する境遇であることなど、特別の事情があるときは、重国籍防止条件を備えていなくても帰化が許可される場合がある。 |
1,714 | 法学>民事法>民法>コンメンタール民法>第2編 物権 (コンメンタール民法)
(現実の引渡し及び簡易の引渡し)
第182条
占有権の譲渡は、占有物の引渡しによってする。
譲受人又はその代理人が現に占有物を所持する場合には、占有権の譲渡は、当事者の意思表示のみによってすることができる。
占有権の譲渡(物の引渡し)について規定している。
占有権の譲渡は、占有している物の引渡しによってなされる。
占有権の譲受人が現実にその物を所持している場合、譲受人の占有代理人が現実にその物を所持している場合には、占有権の譲渡は当事者の意思表示だけですることができる。
1は現実の引渡し、2は簡易の引渡しといわれているものである。
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{{前後
|民法
|第2編 物権
第2章 占有権
第1節 占有権の取得
|民法第181条(代理占有)
|民法第183条(占有改定)
182 |
1,715 | 生物Ⅱの教科書へのリンク → 高等学校生物/生物II。
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1,716 | 整数論における重要な定理のいくつかは、合同式を用いるとそのステートメントを簡潔に書き表すことができる。その中の一つ、フェルマーの小定理について解説し、そこからわかる、素数を法とする剰余類の構造について解説する。また、合わせて合同式によって素数を特徴づけるウィルソンの定理についても触れる。
''p'' を素数、''a'' を ''p'' で割り切れない自然数とすると、a^{p-1} \equiv 1 \pmod p
証明 1
上記の合同式の性質より、「a^{p} \equiv a \pmod p」を示せばよい。この命題を ''a'' に関する数学的帰納法で証明する。''a'' =1のとき成立することは自明である。''a'' での成立を仮定して ''a'' +1 での成立を示す。二項定理より
(a+1)^p=a^p+\binom{p}{1}a^{p-1}+\dots+\binom{p}{p-1}a+1 \equiv a^p+1 \ \pmod p (\because \binom{p}{1}, \dots, \binom{p}{p-1} は p の倍数であるため)
であり、帰納法の仮定より
a^p+1 \equiv a+1 \pmod p
なので、
(a+1)^p \equiv a+1 \pmod p \ \square
証明 2
\gcd (a, p) = 1 より、定理 1.8 から 0=0a, a, 2a, 3a, \cdots , (p-1)a は p で割ったとき全ての余り 0, 1, 2, 3, \cdots, p-1 を網羅している。余りが 0 すなわち割り切れるのは 0 であるから、a, 2a, 3a, \cdots , (p-1)a は全ての余り 1, 2, 3, \cdots, p-1 を網羅する。
したがって、定理 2.1 の (v) より 1 \cdot 2 \cdot 3 \cdots (p-1) \equiv a \cdot 2a \cdots 3a \cdots (p-1)a \iff (p-1)! \equiv a^{p-1}(p-1)! \ \pmod p
ここで、p は素数なので、(p-1)! とは互いに素。したがって、定理 2.1.1 (vi) より、両辺を (p-1)! で割って定理を得る。
この定理は単純な定理であるが、とても強力である。この定理を用いれば、合同式について、はじめにあげた問題は次のように解くことができる。
7は素数であり12345は7で割り切れないので、12345^6=12345^{7-1} \equiv 1 \pmod 7である。つまり求める余りは1である。
フェルマーの小定理の逆は必ずしも正しくない。つまり n が合成数であるにもかかわらず a\not\equiv 1\pmod{p}, a^{n-1}\equiv 1\pmod{p} となる整数 a が存在する場合がある。たとえば 2^{340}\equiv 1\pmod{341} である。実際 2^{10}-1=1023=3\dot 11\dot 31 より 2^{10}\equiv 1\pmod{341} である。このような数は擬素数と呼ばれる。さらに厄介なことに、 \gcd(a, N)=1 となる任意の a に対し a^{N-1}\equiv 1\pmod{N} となる合成数 N が存在する。そのような場合 a^{N-1}\not\equiv 1\pmod{N} となる a を見つけるのは N の素因数を見つけるのと同等の困難さを伴うことになる。このような数をカーマイケル数という。たとえば 561=3\cdot 11\cdot 17 はカーマイケル数である(この場合は3で割り切れることがすぐに分かるが)。
したがって、フェルマーの小定理のみで与えられた数が素数かどうか判定することはできない。しかし、素数判定法の実行に先立ってフェルマーの小定理が成り立つかどうか確認することで多くの場合に、素数判定に時間を費やすことなく合成数であることを確認することができる。
なお、「小定理」というのは、同じフェルマーによる「大定理」(「フェルマーの最終定理」とも呼ばれる)があるからである。大定理は小定理とは同じフェルマーが予想した(フェルマーは証明を残さない数学者だった)整数論の定理であること以外は無関係であり、合同式も登場しないが、余談としてここに掲載しておく。
定理(Fermat-Wiles)
を満たすような整数x,y,z,n (x,y,z \ge 1,n \ge 3)は存在しない。
17世紀にフェルマーが予想したこの2つの定理だが、小定理は数十年後に証明されたのに対し、最終定理が証明されたのは1995年のことである。もちろんこの証明は初等的ではなく、この教科書の程度を超えるので、ここでは紹介しない。
素数 p に対して、フェルマーの小定理より、\gcd (a, p) = 1 \Rightarrow a^{p-1} \equiv 1 \pmod{p} だったので、
2^6 \equiv 1 \pmod{7} となる。ここで、2^n という形で、7 を法として 1 と合同になる最小の n を探してみよう。2^1 \equiv 2, 2^2 \equiv 4, 2^3 \equiv 1 \pmod{7} となり、3 が最小だと分かった。
一般に、正の整数 N とこれに互いに素な数 a について、a^n \equiv 1 \pmod{N} となる最小の自然数 n を、「N を法とした a の位数」という。
N を法とした a の位数を {\rm ord}_N(a) と書くことがあるが、この表記はp進位数という別の意味を持つこともあるので注意する必要がある。
当面は素数を法とする位数について論じることとする。位数に関して、次の命題はほぼ自明だが、基本的な事実である。
命題
a を素数 p と互いに素な数とし、a\pmod{p} の位数を e とする。このとき
1, a, a^2, \ldots, a^{e-1} は合同方程式
のすべての解である。
実際、a^i (i=0, 1, \ldots, e-1) がこの合同方程式の解であることは (a^i)^e\equiv (a^e)^i\equiv 1\pmod{p} から、すぐにわかる。また 0\leq h ならば 0 より a^k\equiv a^h a^{k-h}\not\equiv a^h\pmod{p} となるから a^i (i=0, 1, \ldots, e-1) はどの2つも p を法として互いに非合同である。よって合同多項式の基本定理から a^i (i=0, 1, \ldots, e-1) がこの合同方程式のすべての解である。
フェルマーの小定理より、少なくとも n=p-1 は a^n\equiv 1\pmod{p} を満たすので、少なくとも素数を法とする場合には位数は確かに存在し、高々 p-1 であることがわかる。実のところ一般の正の整数を法とする場合についても、位数が存在することがわかるのだが、それは後に示すことにする。
さらに強く、素数を法とするとき、以下の通り位数は p-1 の約数である。
正の整数 N を法として、これに互いに素な数 a の位数を e とおく。このとき、a^n \equiv 1 \pmod{p} \iff e \, | \, N.
特に素数 p を法とするときは e \, | \, p-1 である。
証明
前段の \Leftarrow は自明なので \Rightarrow を証明する。
除算の原理に基づいて n = eq + r \ (0 \leqq r < e) とする。これを a^n \equiv 1 \pmod{N} に代入して、
を得る。ここで、0 < r < e とすると、e の最小性に反するので、r = 0. したがって、n = eq であるから、前段の \Rightarrow が示された。
フェルマーの小定理より p が素数ならば a^{p-1} \equiv 1 \pmod{p} であるから 前段より e \, | \, p-1 である。これにより定理の主張はすべて証明された。
位数の法則から、次の事実がわかる。
a\pmod {N} の位数が e であるための必要十分条件は
が共に成り立つことである。
証明
必要性は定義からすぐに導かれる。
十分性を証明する。 1つめの条件と位数の法則から、a\pmod {N} の位数は e の約数である。
a\pmod {N} の位数が e/l, l>1 であったとすると l の素因数 q をとれば
となり、2つめの条件に反する。
位数の法則の系として、特殊な形の数の素因数、および等差数列上の素数について次のようなことがわかる。
系1
n^2+1 の形の数の素因数は 2 もしくは 4m+1 の形をしている。さらに一般に n^{2^k}+1 の形の数の素因数は 2 もしくは m\cdot 2^{k+1}+1 の形をしている。
p が n^{2^k}+1 の奇数の素因数ならば n^{2^k}\equiv -1\pmod{p} であるから2乗して
\equiv 1\pmod{p}
である。
系2
p を素数とする。 n^{p-1}+n^{p-2}+\cdots +1 形の数の素因数は p もしくは ap+1 の形をしている。
q が n^{p-1}+n^{p-2}+\cdots +1 の素因数ならば n^p-1\equiv (n-1)(n^{p-1}+n^{p-2}+\cdots +1)\equiv 0\pmod{q} すなわち
である。したがって定理 2.2.2 の前段より n\pmod{q} の位数は p の約数、すなわち 1 または pである。 n\pmod{q} の位数が 1 ならば n\equiv 1\pmod{q} より
となるから、q=p でなければならない。 n\pmod{q} の位数が p ならば定理 2.2.2 の後段より q\equiv 1\pmod{p} である。
ここから、
あるいは
といった形の数を考えることで 任意の自然数 n に対し m\cdot 2^n+1 の形の素数が無限に多く存在し、任意の素数 p に対し ap+1 の形の素数が無限に多く存在する ことがわかる。
また、系1から、特に素数が無限に多く存在することの証明3でふれたフェルマー数 F_k=2^{2^k}+1 の素因数は m\times 2^{k+1}+1 の形でなければならないことがわかる(実は平方剰余の理論から、さらに強く m\cdot 2^{k+2}+1 の形でなければならないこともわかる)。素数が無限に多く存在することの証明3でも述べたようにフェルマー数はどの2つも互いに素であるから、F_{n-1}, F_n, F_{n+1}, F_{n+2}, \ldots の素因数を考えることにより、やはり任意の自然数 n に対し m\cdot 2^n+1 の形の素数は無限に多く存在することが導かれる。
位数については、次の定理も成り立つ。
法 N に関して、a の位数が e のとき、a^k の位数は、E = \frac{e}{\gcd (k, e)} である。
証明
\gcd (k, e) = d, \, k = k'd, e = Ed とおけば、(k', E) = 1 である。
位数の法則より (a^k)^x \equiv 1 \iff a^{kx} \equiv 1 \pmod{N} \iff e \, | \, kx \iff E \, | \, k'x である。
(k', E) = 1 であるから、定理 1.6 より、これは E \, | \, x と同値である。
よって a^k の p を法とする位数は E である。
また、次の定理も位数に関する事実として重要である。
i=1, 2, \ldots, k に対し a_i\pmod {N} の位数を e_i とする。
e_i がどの2つも互いに素ならば、\prod_{i=1}^k a_i\pmod {N} の位数は \prod_{i=1}^k e_i に一致する。
証明
E=\prod_{i=1}^k e_i=e_j m_j (j=1, 2, \ldots, k) とおく。つまり m_j=\prod_{1\leq i\leq k, i\neq j}e_i である。
より \prod_{i=1}^k a_i\pmod {N} の位数は E=\prod_{i=1}^k e_i の約数である。
ここで定理 2.2.2' を用いて位数が正確に E に一致することを示す。まず
j=1, 2, \ldots, k を1つとって、さらに e_j の素因数を1つとり、それを q とする。
であるが。ここで i\neq j とすると、仮定より \gcd(e_i, e_j)=1 だから e_i は q で割り切れない。よって e_i は E/q の約数であるから a_i^{E/q}\equiv 1\pmod{N} である。したがって
一方、やはり仮定より e_i はどの2つも互いに素だから \gcd(e_j, m_j)=1 である。よって e_j は E/q=m_j(e_j/q) を割り切らない。よって
q はE の素因数から任意に取れるから定理 2.2.2' より \prod_{i=1}^k a_i\pmod {N} の位数は E に一致する。
自然数 p > 1 について、p が素数 \iff (p-1)! \equiv -1 \pmod{p}.
証明 1
p は素数なので、1 \leqq m < p なる m は p と互いに素。したがって、定理 1.8 より、
m, 2m, 3m, \cdots (p-1)m は全て p で割った余りが異なるので、mn \equiv 1 \pmod{p} なる n が存在する。
このとき、n = m とすると、m^2 \equiv 1 \iff (m-1)(m+1) \equiv 0 \pmod{p} \ \cdots (1)
すなわち、(m-1)(m+1) は素数 p で割り切れるので、定理 1.12 より m-1 が p で割り切れる、または m+1 が p で割り切れるはずである。よって、
(1) \iff m-1 \equiv 0 \vee m+1 \equiv 0 \pmod{p}
1 \leqq m < p なので、
m = 1 \vee m = p-1
以上をまとめると、m = n \Rightarrow m = 1 \vee p-1 となる。対偶を取って、
\iff m \neq \wedge m \neq p-1 \Rightarrow m \neq n
よって、mn = 1 となるような組を\frac{p-3}{2} 個作ることによって、
\begin{align}
\cdot 1 \cdot (p-1) \\
& \equiv 1 \cdot 1 \cdot (-1) \\
& \equiv -1 \pmod{p}
\end{align}
次に、p が素数でない \iff (p-1)! \not\equiv -1 \pmod{p} を証明する。
まず、p = 4 のとき、(4-1)! = 6 \equiv 2 \not\equiv -1 \pmod{p} であるから、定理は成り立つ。
p > 4 のとき、p は合成数なのだから、p = ab と表せる。もちろん、a, b \leqq p-1
a \neq bならば、(p-1)! = (p-1) (p-2) \cdots 2 \cdot 1 は、a, b を因数に持つので (p-1)! を割り切る。したがって、(p-1)! \equiv 0 \pmod{p} となる。
a = b ならば、p > 4 より、2 < a となる。(p-1)! は a を因数として含む。また、
\begin{align}
2 < a & \Rightarrow 2a < a^2 \\
& \iff 2a < ab \\
& \iff 2a < ab \\
& \iff 2a < p \\
& \iff 2a \leqq p-1 \\
\end{align}
したがって、(p-1)! = (p-1) \cdots 2a \cdots a \cdots 2 \cdot 1
となり、a^2 = ab = p で割り切れる。
ゆえにどちらの場合も、p が素数でない \iff (p-1)! \equiv 0 \not\equiv -1 \pmod{p}
以上より同値であることが分かり、ウィルソンの定理が証明された。
証明 2
次に、p が素数でない \iff (p-1)! \not\equiv -1 \pmod{p} の証明は上記の通り。
p が素数のときフェルマーの小定理より合同式 X^{p-1}-1\equiv 0\pmod{p} は解 1, 2, \ldots, p-1 を持つ。よって合同多項式の基本定理より
となるが、X^{p-1}-1, (X-1)(X-2)\cdots (X-(p-1)) は共に最高次の係数が1のp-1次多項式なので、g(X)\equiv 1\pmod{p} つまり
である。X=0 を代入し
となることがわかる(一番右の合同式は p が奇数のときは (-1)^{p-1}=1 から、p=2 のときは -1\equiv 1\pmod{2} から)。
フェルマーの小定理と異なり、ウィルソンの定理は素数であることの必要十分条件をあらわしている。しかし、この定理を大きな数の素数判定に用いることは実用的ではない。というのは階乗を高速に計算する方法が知られていないからである。 |
1,717 | 法学>民事法>商法>コンメンタール商法>第2編 商行為 (コンメンタール商法)
削除
以下の条文が定められていたが、民法2017年改正に伴い削除(民法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律(平成二十九年法律第四十五号))。本条の趣旨は、民法第525条に継承された。
(対話者間における契約の申込み)
第507条
商人である対話者の間において契約の申込みを受けた者が直ちに承諾をしなかったときは、その申込みは、その効力を失う。
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{{前後
|商法
|第2編 商行為
第1章 総則
|商法第506条(商行為の委任による代理権の消滅事由の特例)
|商法第508条(隔地者間における契約の申込み)
507
商507
商507 |
1,718 | 配列とポインターには密接な関係がある。
配列変数の名前は、アドレス式の文脈では先頭要素のアドレスに等しい。
配列変数の名前に sizeof 演算子を適用すると、 sizeof( 要素型 ) * 要素数が返る(単一の要素型のサイズではなく全体のサイズ)。
Cでは、配列変数の名前は(Fortranの様に)代入の右辺には出来ない。
: このため strcpy():番人型、memcpy():サイズ型の標準ライブラリー関数が用意されている。
また、p[i]は*(p+i)の糖衣構文であるp[i] ⇒ *(p+i) ⇒ *(i+p) ⇒ i[p] との交換則が成り立ち、難読化プログラミングでしばしば用いられる。C言語のほかの糖衣構文]としては、 p->m ⇒ (*p).m があげられる。。
次の例のように、ポインターに配列のアドレスを代入し、ポインター演算によって配列の要素を一括で参照することができる。(この他、一括ではなく要素ひとつひとつにポインタを作ることも可能だが、実用性が乏しいので、ひとつひとつのポインタについては本ページでは省略する。)ポインタ *pa には参照先配列の先頭のアドレス値が入るので、宣言するポインタの書式については、配列宣言ではなく一変数の宣言になる。
[https://paiza.io/projects/cFKWhqT4SkA0C7ZAVMLEkw?language=c 1次元の配列と要素型へのポインターの使用例]:
int main(void) {
int a[5] = {2, 3, 5, 7, 11};
for (int i = 0; i < sizeof a / sizeof *a; i++)
printf("%d ", a[i]); //配列aの要素を一覧表示する。
printf("\n");
int *p = a;
printf("%d\n", *(p + 2)); //ポインターpを使って配列aの要素を表示する。
}
実行結果:
2 3 5 7 11
5
一般に配列の先頭要素のアドレスを格納したポインター変数 p では、 +0 によって配列の0項目。+1によって配列の1項目、+2によって配列の2項目、・・・を参照できます。
このため、上記のようなというコードで、配列のそれぞれの要素を参照できます。
配列変数名とアドレス演算子:
int main(void) {
int a[10];
printf("In : int a[10]\n");
printf(" a = %p\n", a);
printf(" &a = %p\n", &a);
printf(" &a[0] = %p\n", &a[0]);
printf(" sizeof a = %zu\n", sizeof a);
printf(" sizeof &a = %zu\n", sizeof &a);
printf(" sizeof *a = %zu\n", sizeof *a);
printf(" sizeof *&a = %zu\n", sizeof *&a);
printf(" sizeof a[0] = %zu\n", sizeof a[0]);
printf(" sizeof(int) = %zu\n", sizeof(int));
}
実行結果:
In : int a[10]
a = 0x7ffcbd471ab0
&a = 0x7ffcbd471ab0
&a[0] = 0x7ffcbd471ab0
sizeof a = 40
sizeof &a = 8
sizeof *a = 4
sizeof *&a = 40
sizeof a[0] = 4
sizeof(int) = 4
a:配列変数aの先頭要素(a[0])のアドレス
&a:配列変数aのアドレス
&a[0]:配列変数aの先頭要素(a[0])のアドレス
sizeof a:配列変数aのバイト数
sizeof &a:配列変数aのアドレスのバイト数
a:配列変数aの先頭要素(a[0])のバイト数
&a:配列変数aのアドレスの示すオブジェクトのバイト数
sizeof a[0]:配列変数aの先頭要素のバイト数
sizeof(int):int型のバイト数
も同じアドレスですが、sizeof演算子を適用したときの値のに違いがあることに気がつくと思います。
というイディオムを用いて、配列の要素数を求めることができます。
などで有用です。
もし、計算によらずハードコードしてしまった場合、変更漏れの原因となり発見困難なバグの原因になります(上記の2例はコンパイラーの警告の対照にすることが極めて困難(不可能?)です。)。
多次元配列の各次元の要素数を得るためには、次の様に隣り合った次元間のsizeof数の商を使います。
[https://paiza.io/projects/mCDAP7k_h50E9w7u483CnQ?language=c 多次元配列の各次元の要素数を得る]:
int main(void) {
int a[][4] = {
{0, 1, 2, 3,},
{4, 5, 6, 7,},
{8, 9, 10, 11} };
printf("Y = %lu\n", sizeof a / sizeof *a);
printf("X = %lu\n", sizeof *a / sizeof **a);
for (int y = 0; y < sizeof a / sizeof *a; y++) {
for (int x = 0; x < sizeof *a / sizeof **a; x++) {
printf("%2d ", a[y][x]);
}
printf("\n");
}
int (*p)[sizeof a / sizeof *a][sizeof *a / sizeof **a] = &a
for (int y = 0; y < sizeof a / sizeof *a; y++) {
for (int x = 0; x < sizeof *a / sizeof **a; x++) {
printf("%+2d ", (*p)[y][x]);
}
printf("\n");
}
printf("sizeof *p = %zu \n", sizeof *p);
}
実行結果:
Y = 3
X = 4
0 1 2 3
4 5 6 7
8 9 10 11
+0 +1 +2 +3
+4 +5 +6 +7
+8 +9 +10 +11
sizeof *p = 48
配列の配列へのポインターの宣言の例:
int (*p)[sizeof a / sizeof *a][sizeof *a / sizeof **a] = &a
は必須です。
である必要があります。 |
1,719 | 法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
(文書の成立)
第228条
「文書」とは作成者の思想、認識や報告が文字や記号で表現された物をいう。
第1項の「文書の真正性」とは実際に名義人が正しい内容で作成したことをいう。
第2項以下の推定規定は自由心証主義(証拠力の自由評価)の例外の一つである。真正な文書については「形式的証拠力」が認められる。その内容についての「実質的証拠力」については自由心証主義が適用される。
第3項は、簡単に明らかになる事実なので当事者の処分にゆだねる必要が無いためにもうけられた。弁論主義(職権証拠調べ禁止)の例外の一つである。
わざわざ「職権で」と書かれていることから逆に職権証拠調べ禁止の原則が民事訴訟法の大原則であることがわかる。
第4項は、文書を提出した者が、押印が本人又は代理人によるものであることを証明すれば、文書の真正性が法律上推定されることを意味する。
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{{前後
|民事訴訟法
|第2編第一審の訴訟手続
第4章 証拠
第5節 書証
|第227条(文書の留置)
|第229条(筆跡等の対照による証明)
228 |
1,720 | [http://freenetproject.org/ The Freenet Project]に行く。トップページから「Freenet Download」をクリックしてダウンロードする。
Windowsユーザーは ''FreenetInstaller-1467.exe''をクリックする。ダウンロードが完了したらファイルを実行し、Freenet Setup ウィザードが起動するのでそれに従いセットアップを行う。
Unix/Linuxユーザーは ''freenet.jnlp''をクリックし、ファイルをダウンロードする。ダウンロードが完了したら実行するとインストーラが起動するのでそれに従ってセットアップを行う。
(※''ただし、フリーネットはJAVA実行環境が必須なので、事前にJAVAランタイムを導入しておくこと'')
フリーネットを稼働させて http://127.0.0.1:8888/ にアクセスするとWeb Interface(Gateway)がブラウザに表示される。これを使うとノードの情報や他ノードとの接続状況が解るだけでなく、ファイルのダウンロードやインサートも簡単に行うことができる。なお、フリーネットの設定でFCPをデフォルトの 127.0.0.1 から変更している場合は、設定したアドレスに読み替えてアクセスすること。
詳細についてはウェブインターフェースの詳細を参照。
FMSとは、掲示板機能があるフリーネット上のフロントエンドである。FMSはフロストで問題となったスパムやDoS攻撃に耐性を持つよう設計されている。導入については[http://localhost:8888/freenet:USK@DCdG-MdervPQn9qVhxiHZhJIoI9j0Xk~iDLzFiTzlZw,qTrGJX4M6n2ldDWfI~2ULvjhSpT1fuzW8ZljXE7ExE0,AQACAAE/Freenet%20Japanese%20Wiki/4/FMS_Introduction.html FMS Instoruction (freesite)]で解説されている。※''リンク先はフリーサイト''
フロストとは、掲示板機能やファイルのインサート・ダウンロード機能があるフリーネット上のフロントエンドである。
詳細についてはフロストの導入を参照。
Freemailとは、フリーネット上でメールのやりとりをするためのフロントエンドである。これは一般的なメールクライアントと組み合わせて使用する事で、フリーネットユーザー同士、匿名のメールをやりとりすることができる。
Soneとは、ミニブログなどを備えたソーシャルネットワーク機能があるフリーネット上のフロントエンドである。Soneはフリーネットのプラグインとして動作する。
FUQIDとは、フリーネット上でファイルのインサート・ダウンロードに使用されるフロントエンドであり、Windows版のみ存在する。なお、FUQIDは略称であり"Freenet Utility for Queued Inserts and Downloads"の頭文字を取ったものである。
詳細についてはFUQIDの導入を参照。
Thawとは、FUQIDと同様、フリーネット上のファイルのインサート・ダウンロード用フロントエンドである。ThawはJavaで作成されているためマルチプラットフォームで動作する。
jSiteとは、フリーネット上にWebサイトをアップロードするためのフロントエンドである。これを使用するとフリーサイトを作成することができる。jSite自体はJavaで作成されている。
※フリーネットが稼働していないと見ることができません。
※フリーネットが稼働していないと見ることができません。 |
1,721 | [コンメンタール探偵業の業務の適正化に関する法律
探偵業の業務の適正化に関する法律(平成十八年六月八日法律第六十号)の逐条解説書。 |
1,722 | 『玉勝間』(たまかつま)
著者は本居宣長(もとおり のりなが)。宣長は江戸時代の国学者(こくがくしゃ)である。
本文中の「師」とは、賀茂真淵(かもの まぶち)のこと。賀茂真淵も国学者である。賀茂真淵は、本居宣長の国学の師匠であった。
もし学問で師の説が間違っていたら、間違いを指摘することが正しい態度だろう。わが師匠・賀茂 真淵(かもの まぶち)の教えでも、もし師の教えに間違いがあれば指摘するようにと、私・本居宣長(もとおり のりなが)は習った。
そもそも学問とは、けっして一人の仕事だけで完成するものではなく、先人たちの研究をもとにして、もし学説に間違いがあれば修正していくことで、少しずつ学問は改良されて正しくなっていくものである。
師の教えをそのまま鵜呑みにする態度は、一見すると師匠に忠義を尽くしている態度のように思えるが、じつは学問をないがしろにしている態度であり、よくない態度だろう。
世間の人の中には、師匠の学説を批判することもありうる考え方を、師匠への不忠義の態度だとして、批判するかもしれない。だから私も非難されるかもしれない。それならば、どうぞ私を非難するが良かろう。たとえ他者から非難されようが、私は学問をねじまげる態度なんて取りたくない。
----
・なはばかりそ - 遠慮するな。「な・・・そ」で禁止の構文。「な」は呼応の副詞で、「そ」は終助詞。構文「な・・・そ」で覚えたほうが良いだろう。
・世に -実に。まことに。たいそう。とても。※「世の中に」ではないので、間違えないように。
・ - 。
・師 - 賀茂真淵(かもの まぶち)。(生没:一六九七 ~ 一七六九。)江戸中期の国学者の一人。著作に『万葉考』『歌意考』などがある。
・ - 。
「わろし」 :おおもとの意味は「よくない」(桐原単語集でも三省堂単語集でも共通)。派生的に、単語集によっては三省堂は「適当でない」、「貧しい」とあり、桐原は「下品だ」「体裁が悪い」とある。※ 単語集によって意味が異なる部分は、暗記しなくていいだろう。
古語の「あし」が、本質的に状態の悪い事を言うのに対し、一方、「わろし」は状態のよくないという消極的な意味合いである。
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・おほかた(大方) - そもそも。だいたい。
・さらに - まったく。けっして。
・などか - どうして。ここでは反語の意味。「などか」は疑問の副詞。※高校生用の参考書では品詞分解で諸説ある。「などか」で一つの副詞として考える場合と、「など」+係助詞「か」とで考える場合がある。
・などかなからむ - どうして、ないだろうか(いや、あるはずだ)。末尾「ん」は推量の助動詞「む」の連体形。連体形になる理由の説は、いくつかある。説1:副詞「などか」のように疑問や反語の副詞のばあい、文末は連体形で結ぶ、という説。説2:「などか」は「など」+係助詞「か」という説。どちらの説にせよ、構文「などかなからむ」ごと覚えて、結びは連体形だ、と覚えたほうが早い。
・混じらではえあらず - 混じらないということは、ありえない。打消「で」と打消「ず」とで、二重否定になっている。「混じらで」の「で」は打消の接続助詞。「ず」は打消の助動詞「ず」。「え・・・ず」のように、副詞「え」と打消「ず」などで不可能を表す。
・なづみ守る - 「なづむ」とは、「こだわる」「執着する」の意味。
・ひたぶるに - ひたすら。一途に。
・かしこく - 恐れ多く。ここでの「かしこく」の原形「かしこし」を漢字にすれば「畏し」(かしこし)・「恐し」(かしこし)。間違って「賢し」としないように。「賢し」だと文脈に合わない。
・ - 。
・それも言はざれば - 「それ」の内容を文中から抜き出すと、「おのが師などのわろきこと」。
・あるべくもあらず - (訳)あるはずがない。
・よさま - 「よきさま」のこと。
・期(ご) - 機会。期間。折。
----
・えしも顧み(かへりみ)ざる - 「えしも・・・ず」(「ず」は打消し)の意味は、「どうして・・・できない」の意味。「えしも」の訳は「どうしても」などと訳す。不可能の構文「え・・・ず」と同様。「しも」は強意の副助詞。
・そしりてよ - 非難してくれ。「そしる」とは非難。「てよ」は強意の助動詞「つ」の命令形。
・さてあるわざ - そのままでいること。
・えせず - 「・・・できない」。「え・・・ず」の構文。
・ - 。
・ - 。
・ - 。
・ - 。
・ - 。
(生没:一七三〇~一八〇一)江戸時代の国学者の一人。出生地は伊勢(いせ)の国、松坂(今の三重県松坂市)に生まれる。京都で学び、契沖(けいちゅう)や荻生徂徠(おぎゅう そらい)の学説に影響を受ける。賀茂真淵の弟子になった。本居宣長の著書に『古事記伝』『源氏物語玉の小櫛(おぐし)』などのほか、多くの著作がある。
本居宣長の随筆集。全十四巻。(数え方によっては全十五巻。) |
1,723 | Pythonの array モジュールは、効率的な数値計算のために配列を提供するものです。通常のリストよりもメモリ効率が高く、要素の型を指定できるのが特徴です{{Cite web
|url=https://docs.python.org/3/library/array.html
|title=3.10.1 Documentation » The Python Standard Library » Data Types » array — Efficient arrays of numeric values
|date=2021/12/16
|accessdate=2021/12/16
。
JavaScript の TypedArray や、C言語等の静的型付けの言語の配列に相当します。
通常、NumPyライブラリがより高度な数値計算のニーズに対応するために使用されます。
array モジュールを使用するには、まずモジュールをインポートします。以下は簡単な使用例です:
from array import array
float_array = array('d', [1.0, 2.0, 3.0])
print(float_array[0]) # 出力: 1.0
print(float_array[1]) # 出力: 2.0
print(float_array[2]) # 出力: 3.0
ここで、'd' は double(倍精度浮動小数点数)型を示しています。他にもいくつかの型が利用可能で、例えば 'i' は整数型を表します。
from array import array
int_array = array('i', [1, 2, 3])
print(int_array[0]) # 出力: 1
print(int_array[1]) # 出力: 2
print(int_array[2]) # 出力: 3
array モジュールは通常、数値計算が必要な場合や大量のデータを扱う際に使用されます。ただし、リストよりも効率的である一方で柔軟性は少なく、同じ型の要素しか格納できません。
Pythonの array モジュールで生成されたオブジェクトは、通常のリストと似たように操作できますが、要素の型が制約されているため、一部の操作が異なります。以下に、array オブジェクトの生成、操作、イテレーションの例を示します。
from array import array
float_array = array('d', [1.0, 2.0, 3.0])
print(f"{float_array=}") # => float_array=array('d', [1.0, 2.0, 3.0])
print(f"{type(float_array)=}") # => type(float_array)=
print(float_array[0]) # 出力: 1.0
subset = float_array[1:3] # 2番目から3番目までの要素を取得
print(f"{subset=}") # => subset=array('d', [2.0, 3.0])
print(f"{type(subset)=}") # => type(subset)=
float_array[1] = 4.0
float_array.append(5.0)
for element in float_array:
print(element)
print(float_array[0]) # 出力: 1.0
subset = float_array[1:3] # 2番目から3番目までの要素を取得
float_array[1] = 4.0
float_array.append(5.0)
for element in float_array:
print(element)
array オブジェクトは通常のリストと同じようにイテレーションできます。要素の型が指定されているため、それに従って適切な操作を行うことが重要です。例えば、倍精度浮動小数点型の d を指定した場合、array オブジェクトの要素は浮動小数点数として格納されます。
arrayオブジェクトは、arrayモジュールのarray() です。
関数定義:
def array(typecode, [inittialize-iteratable]):
from array import array, typecodes
print("""\
")
[https://paiza.io/projects/o4dUe-OSVDQUaqnAjDerJQ?language=python3 コンストラクター]:
from array import array, typecodes
for typecode in typecodes:
ary = array(typecode, "ABCDEF" if typecode == 'u' else range(10))
print(f'''\
{ary.typecode=} type={type(ary[0]).__name__} {ary.itemsize=}
{ary=}
{len(ary)=}
{ary[3]=}
{ary[1:-2]=}
{ary[1:-2:2]=}
{list(ary)=}
{ary.tolist()=}
''')
実行結果:
ary.typecode='b' type=int ary.itemsize=1
ary=array('b', [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9])
len(ary)=10
ary[3]=3
ary[1:-2]=array('b', [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7])
ary[1:-2:2]=array('b', [1, 3, 5, 7])
list(ary)=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.tolist()=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.typecode='B' type=int ary.itemsize=1
ary=array('B', [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9])
len(ary)=10
ary[3]=3
ary[1:-2]=array('B', [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7])
ary[1:-2:2]=array('B', [1, 3, 5, 7])
list(ary)=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.tolist()=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.typecode='u' type=str ary.itemsize=4
ary=array('u', 'ABCDEF')
len(ary)=6
ary[3]='D'
ary[1:-2]=array('u', 'BCD')
ary[1:-2:2]=array('u', 'BD')
list(ary)=['A', 'B', 'C', 'D', 'E', 'F']
ary.tolist()=['A', 'B', 'C', 'D', 'E', 'F']
ary.typecode='h' type=int ary.itemsize=2
ary=array('h', [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9])
len(ary)=10
ary[3]=3
ary[1:-2]=array('h', [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7])
ary[1:-2:2]=array('h', [1, 3, 5, 7])
list(ary)=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.tolist()=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.typecode='H' type=int ary.itemsize=2
ary=array('H', [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9])
len(ary)=10
ary[3]=3
ary[1:-2]=array('H', [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7])
ary[1:-2:2]=array('H', [1, 3, 5, 7])
list(ary)=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.tolist()=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.typecode='i' type=int ary.itemsize=4
ary=array('i', [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9])
len(ary)=10
ary[3]=3
ary[1:-2]=array('i', [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7])
ary[1:-2:2]=array('i', [1, 3, 5, 7])
list(ary)=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.tolist()=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.typecode='I' type=int ary.itemsize=4
ary=array('I', [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9])
len(ary)=10
ary[3]=3
ary[1:-2]=array('I', [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7])
ary[1:-2:2]=array('I', [1, 3, 5, 7])
list(ary)=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.tolist()=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.typecode='l' type=int ary.itemsize=8
ary=array('l', [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9])
len(ary)=10
ary[3]=3
ary[1:-2]=array('l', [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7])
ary[1:-2:2]=array('l', [1, 3, 5, 7])
list(ary)=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.tolist()=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.typecode='L' type=int ary.itemsize=8
ary=array('L', [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9])
len(ary)=10
ary[3]=3
ary[1:-2]=array('L', [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7])
ary[1:-2:2]=array('L', [1, 3, 5, 7])
list(ary)=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.tolist()=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.typecode='q' type=int ary.itemsize=8
ary=array('q', [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9])
len(ary)=10
ary[3]=3
ary[1:-2]=array('q', [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7])
ary[1:-2:2]=array('q', [1, 3, 5, 7])
list(ary)=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.tolist()=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.typecode='Q' type=int ary.itemsize=8
ary=array('Q', [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9])
len(ary)=10
ary[3]=3
ary[1:-2]=array('Q', [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7])
ary[1:-2:2]=array('Q', [1, 3, 5, 7])
list(ary)=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.tolist()=[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
ary.typecode='f' type=float ary.itemsize=4
ary=array('f', [0.0, 1.0, 2.0, 3.0, 4.0, 5.0, 6.0, 7.0, 8.0, 9.0])
len(ary)=10
ary[3]=3.0
ary[1:-2]=array('f', [1.0, 2.0, 3.0, 4.0, 5.0, 6.0, 7.0])
ary[1:-2:2]=array('f', [1.0, 3.0, 5.0, 7.0])
list(ary)=[0.0, 1.0, 2.0, 3.0, 4.0, 5.0, 6.0, 7.0, 8.0, 9.0]
ary.tolist()=[0.0, 1.0, 2.0, 3.0, 4.0, 5.0, 6.0, 7.0, 8.0, 9.0]
ary.typecode='d' type=float ary.itemsize=8
ary=array('d', [0.0, 1.0, 2.0, 3.0, 4.0, 5.0, 6.0, 7.0, 8.0, 9.0])
len(ary)=10
ary[3]=3.0
ary[1:-2]=array('d', [1.0, 2.0, 3.0, 4.0, 5.0, 6.0, 7.0])
ary[1:-2:2]=array('d', [1.0, 3.0, 5.0, 7.0])
list(ary)=[0.0, 1.0, 2.0, 3.0, 4.0, 5.0, 6.0, 7.0, 8.0, 9.0]
ary.tolist()=[0.0, 1.0, 2.0, 3.0, 4.0, 5.0, 6.0, 7.0, 8.0, 9.0]
[https://paiza.io/projects/4n9LvxH4bCzZTPN0GFU4SA?language=python3 arrayと演算子]:
from array import array
for code in ('b', 'i', 'd'):
ary = array(code, [i for i in range(10)])
print(f'''\
{type(ary)=}
{ary=}
{ary+ary=}
{ary*3=}
{3*ary=}
''')
実行結果:
li=[10, 'ABC', 30]
li[1]='ABC'
li[-1]=30
li + [2,3,4]=[10, 'ABC', 30, 2, 3, 4]
li * 2=[10, 'ABC', 30, 10, 'ABC', 30]
2 * li=[10, 'ABC', 30, 10, 'ABC', 30]
li == [10 ,"ABC" ,30]=True
li != [10 ,"ABC" ,30]=False
li < [10 ,"ABC" ,30]=False
li > [10 ,"ABC" ,30]=False
arrayの要素は、インデックス演算子で参照できます。
array内の要素の順位はタプルやレンジと同じく、0番から始まります。
を表します。
array同士の足し算は、連結した新しいarrayを返します。
arraytと整数nとの乗算は、tをn回繰り返したarrayを返します。
整数nとarraytとの乗算は、tをn回繰り返したarrayを返します。
array同士は、比較や大小判別ができます。
arrayの各要素を、代入・置き換えすることもできます。
[https://paiza.io/projects/K0aX6z4ZitZkFEfHnpTRuQ?language=python3 arrayはミュータブル]:
from array import array
for code in ('b', 'i', 'd'):
ary = array(code, [i for i in range(10)])
ary[8] = 100
print(f'''\
{type(ary)=}
{ary=}
''')
実行結果:
type(ary)=
ary=array('b', [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 100, 9])
type(ary)=
ary=array('i', [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 100, 9])
type(ary)=
ary=array('d', [0.0, 1.0, 2.0, 3.0, 4.0, 5.0, 6.0, 7.0, 100.0, 9.0])
[https://paiza.io/projects/o-COyBW3xHJl2TCHjlIh5Q?language=python3 arrayのフィールド一覧]:
from array import array
for code in ('b', 'i', 'd'):
ary = array(code, [i for i in range(10)])
print(f'''\
{type(ary)=}
{ary=}
''')
for i in dir(ary):
print(i, eval(f"type({ary}.{i})"))
実行結果:
type(ary)=
ary=array('b', [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9])
__add__
__class__
__contains__
__copy__
__deepcopy__
__delattr__
__delitem__
__dir__
__doc__
__eq__
__format__
__ge__
__getattribute__
__getitem__
__gt__
__hash__
__iadd__
__imul__
__init__
__init_subclass__
__iter__
__le__
__len__
__lt__
__mul__
__ne__
__new__
__reduce__
__reduce_ex__
__repr__
__rmul__
__setattr__
__setitem__
__sizeof__
__str__
__subclasshook__
append
buffer_info
byteswap
count
extend
frombytes
fromfile
fromlist
fromstring
fromunicode
index
insert
itemsize
pop
remove
reverse
tobytes
tofile
tolist
tostring
tounicode
typecode
type(ary)=
ary=array('i', [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9])
__add__
__class__
__contains__
__copy__
__deepcopy__
__delattr__
__delitem__
__dir__
__doc__
__eq__
__format__
__ge__
__getattribute__
__getitem__
__gt__
__hash__
__iadd__
__imul__
__init__
__init_subclass__
__iter__
__le__
__len__
__lt__
__mul__
__ne__
__new__
__reduce__
__reduce_ex__
__repr__
__rmul__
__setattr__
__setitem__
__sizeof__
__str__
__subclasshook__
append
buffer_info
byteswap
count
extend
frombytes
fromfile
fromlist
fromstring
fromunicode
index
insert
itemsize
pop
remove
reverse
tobytes
tofile
tolist
tostring
tounicode
typecode
type(ary)=
ary=array('d', [0.0, 1.0, 2.0, 3.0, 4.0, 5.0, 6.0, 7.0, 8.0, 9.0])
__add__
__class__
__contains__
__copy__
__deepcopy__
__delattr__
__delitem__
__dir__
__doc__
__eq__
__format__
__ge__
__getattribute__
__getitem__
__gt__
__hash__
__iadd__
__imul__
__init__
__init_subclass__
__iter__
__le__
__len__
__lt__
__mul__
__ne__
__new__
__reduce__
__reduce_ex__
__repr__
__rmul__
__setattr__
__setitem__
__sizeof__
__str__
__subclasshook__
append
buffer_info
byteswap
count
extend
frombytes
fromfile
fromlist
fromstring
fromunicode
index
insert
itemsize
pop
remove
reverse
tobytes
tofile
tolist
tostring
tounicode
typecode |
1,724 | 法学>民事法>民法>コンメンタール民法>第2編 物権 (コンメンタール民法)
(加工)
第246条
加工についての規定である。
建築途中の未だ独立の不動産に至らない建前に第三者が材料を供して工事を施し独立の不動産である建物に仕上げた場合における建物所有権の帰属は、民法246条2項の規定に基づいて決定すべきである。
----
{{前後
|民法
|第2編 物権
第3章 所有権
第2節 所有権の取得
|民法第245条(混和)
|民法第247条(付合、混和又は加工の効果)
246 |
1,725 | 法学>民事法>コンメンタール家事事件手続法
(調停事項等)
第244条
家庭裁判所は、人事に関する訴訟事件その他家庭に関する事件(別表第1に掲げる事項についての事件を除く。)について調停を行うほか、この編の定めるところにより審判をする。
----
{{前後
|家事事件手続法
|第3編 家事調停に関する手続
第1章 総則
第1節 通則
|家事事件手続法第243条【中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律に規定する審判事件】
|家事事件手続法第245条(管轄等)
244 |
1,726 | 法学>民事法>コンメンタール民法>第3編 債権 (コンメンタール民法)
(詐害行為取消請求)
第424条
がその行為の時において債権者を害することを知らなかったときは、この限りでない。
前項の規定は、財産権を目的としない行為については、適用しない。
をすることができる。
債権者は、その債権が強制執行により実現することのできないものであるときは、詐害行為取消請求をすることができない 。
2017年改正前の条文は以下のとおり。
(詐害行為取消権)
債権者は、債務者が債権者を害することを知ってした取消しを裁判所に請求することができる。ただし、その行為によって利益を受けた者又は転得者がその行為又は転得の時において債権者を害すべき事実を知らなかったときは、この限りでない。
前項の規定は、財産権を目的としない法律行為については、適用しない。
第1項関連「この款において」
2017年改正で「第2款債権者代位権及び詐害行為取消権」から本条が分割され「第3款詐害行為取消権」となり、同款において、以下の条文が制定された。
詐害行為取消(債権者取消)とは、債権の究極の担保となる債務者の一般財産を減少させる債務者の法律行為(詐害行為)があったとき、当該法律行為の効力を否定し一般財産から逸失した財産について、強制執行の対象とする制度である。このとき、詐害行為の相手方を受益者、受益者からさらに詐害行為の対象物などを得た者を転得者、詐害行為により逸失した財産を逸失財産という。
無資力に至る事情 - 各事情を勘案して総合的に判断されるが、悪質性により詐害行為と認定されやすい。
当該法律行為により初めて無資力となったか、いっそう悪化したか。
相当の対価のある行為か、不相応あるいは無償行為であるか。
処分財産が軽微なものか重要なものか。特に不動産は重要なものと解釈される。
法律行為の目的・動機の正当性。
債務者・受益者間に通謀の事実があれば詐害行為と認められやすい(次項)。
転得者なし - 受益者においてのみ善意・悪意を判定すれば足りる。
詐害行為ではない。
受益者に原状回復または価額賠償、転得者に原状回復のいずれも求めることができる。
転得者に取消権行使はできず、受益者のみに原状回復または価額賠償ができるが、一般には後者のみ。
転得者に原状回復を請求できる。この時、受益者は担保責任を負わない。
遺産分割協議は取消権行使の対象とされ(最判平成11年06月11日)、離婚時の財産分与についても事情によっては対象となりうる(最判昭和58年12月19日)。
受益者または転得者を被告として、詐害行為の取消し及び原状回復の訴訟により行使される(民法第424条の6)。
詐害行為とされた法律行為が取消される。
否認権 - 倒産処理(破産・会社更生・民事再生)において倒産処理手続開始前になされた倒産者等の行為の効力を否定して倒産財団の回復を図る、詐害行為取消権と同源の権能。
参考として倒産法制において否認権が認められる場合も列挙する。
詐害行為となる債務者の行為の目的物が、不可分な一棟の建物であるときは、たとえその価額が債権者を超える場合でも、債権者は、右行為の全部を取り消すことができる。
債務者が、他の債権者に十分な弁済をなし得ないためその利益を害することになることを知りながら、ある債権者のために根抵当権を設定する行為は、詐害行為にあたるものと解すべきである。
特定物引渡請求権者は詐害行為取消権を有するか。
特定物引渡請求権を有する者も、その目的物を債務者が処分することにより無資力となつた場合には、右処分行為を詐害行為として取り消すことができるものと解すべきである。
抵当権の附着する不動産を提供してなされた代物弁済と詐害行為成立の範囲。
抵当権が設定してある家屋を提供してなされた代物弁済が詐害行為となる場合に、その取消は、家屋の価格から抵当債権額を控除した残額の部分に限つて許されると解すべきである。
右の場合における原状回復の方法。
前項の場合において、取消の目的物が一棟の家屋の代物弁済で不可分のものと認められるときは、債権者は一部取消の限度で価格の賠償を請求する外はない。
詐害行為取消の訴と債権の消滅時効の中断。
債権者が受益者を相手どつて詐害行為取消の訴を提起しても、債権につき消滅時効中断の効力を生じない。
商法第141条と民法第424条の関係。
商法第141条(債権者による設立取消の訴え、現・会社法第832条)の適用または準用ある会社についての詐害設立取消には、民法第424条を適用する余地はない。
債務者の適正価格による財産処分行為が詐害行為にあたるとされた事例。
債務超過の債務者が、とくにある債権者と通謀して、右債権者だけに優先的に債権の満足を得させる意図のもとに、自己の有する重要な財産を右債権者に売却して、右売買代金債権と同債権者の有する債権とを相殺する旨の約定をした場合には、たとえ右売買価格が適正価格であるとしても、右売却行為は民法第424条所定の詐害行為にあたるものと解すべきである。
詐害行為取消の反訴が認容されるべき場合には本訴である第三者異議訴訟は排斥を免れないとされた事例。
所有権を異議理由とする第三者異議訴訟の繋属中に、右所有権の取得原因たる契約が詐害行為に該当することを理由として右契約の取消を求める反訴が提起され、右本訴および反訴が同一の裁判所において審理された結果、詐害行為取消権が存すると判断され、前記の所有権取得が否定されるべきことが裁判所に明らかな場合においては、本訴である第三者異議訴訟は排斥を免れない。
詐害行為の成否が第三者異議の訴の異議事由の存否に関する判断の先決問題となる場合において、第三者異議の訴と詐害行為取消の訴とが同一の裁判所において審理され、その結果、詐害行為取消権が存すると判断され、異議事由である所有権の取得が否定されるべきことが裁判所に明らかとなつた場合でも、両者が別訴として提起され、その弁論も併合されず、それぞれ別個の判決がされるときは、詐害行為の成立を理由として、第三者異議の訴を棄却することは許されない。
調停によつて毎月一定額を支払うことと定められた将来の婚姻費用の分担に関する債権は、詐害行為当時いまだその支払期日が到来しない場合であつても、詐害行為取消権の成否を判断するにあたつては、これをもつてすでに発生した債権というを妨げず、詐害行為当時、当事者間の婚姻関係その他の事情から、右調停の前提たる事実関係の存続がかなりの蓋然性をもつて予測される限度において、これを被保全債権とする詐害行為取消権が成立するものと解すべきである。
債権者が、受益者を被告として、債務者の受益者に対する弁済行為を取り消し、かつ、取消にかかる弁済額の支払を求める詐害行為取消訴訟手続において、受益者は、弁済額を債権者の債権額と自己の債権額とで按分し、後者に対応する按分額につき、支払を拒むことはできない。
相続の放棄は、詐害行為取消権行使の対象とならない。
相続の放棄のような身分行為については、民法第424条の詐害行為取消権行使の対象とならないと解するのが相当である。なんとなれば、右取消権行使の対象となる行為は、積極的に債務者の財産を減少させる行為であることを要し、消極的にその増加を妨げるにすぎないものを包含しないものと解するところ、相続の放棄は、相続人の意思からいつても、また法律上の効果からいつても、これを既得財産を積極的に減少させる行為というよりはむしろ消極的にその増加を妨げる行為にすぎないとみるのが、妥当である。また、相続の放棄のような身分行為については、他人の意思によつてこれを強制すべきでないと解するところ、もし相続の放棄を詐害行為として取り消しうるものとすれば、相続人に対し相続の承認を強制することと同じ結果となり、その不当であることは明らかである。
不動産の譲渡が詐害行為になる場合において現物返還に代わる価格賠償をすべきときの価格は、特別の事情がないかぎり、当該詐害行為取消訴訟の事実審口頭弁論終結時を基準として算定すべきである。
民法424条所定の詐害行為の目的たる権利の転得者から悪意で更に転得した者は、たとえその前者が善意であつても、同条に基づく債権者の追及を免れることができない。
不動産の引渡請求権者は、目的不動産についてされた債務者の処分行為を詐害行為として取り消す場合に、直接自己に対する所有権移転登記手続を請求することはできない。
抵当権の付着する土地についてされた譲渡担保契約が詐害行為に該当する場合において、譲渡担保権者が当該抵当権者以外の債権者であり、右土地の価額から右抵当権の被担保債権の額を控除した額が詐害行為取消権の基礎となつている債権の額を下回つているときは、譲渡担保契約の全部を取り消して土地自体の原状回復をすることを認めるべきである。
不動産物権の譲渡行為が債権者の債権成立前にされた場合には、その登記が右債権成立後に経由されたときであつても、詐害行為取消権は成立しない。
離婚に伴う財産分与は、民法第768条3項の規定の趣旨に反して不相当に過大であり、財産分与に仮託してされた財産処分であると認めるに足りるような特段の事情のない限り、詐害行為とはならない。
「不相当に過大であり、財産分与に仮託してされた財産処分であると認めるに足りる」場合は詐害行為となりうる。
共同抵当の目的とされた不動産の全部又は一部の売買契約が詐害行為に該当する場合において、詐害行為の後に弁済によって右抵当権が消滅したときは、詐害行為の目的不動産の価額から右不動産が負担すべき右抵当権の被担保債権の額を控除した残額の限度で右売買契約を取り消し、その価格による賠償を命ずるべきである。
共同抵当の目的とされた不動産の全部又は一部の売買契約が詐害行為に該当する場合に右抵当権が消滅したときにおける価格賠償の額は、詐害行為の目的不動産の価額から、共同抵当の目的とされた各不動産の価額に応じて抵当権の被担保債権額を案分して詐害行為の目的不動産について得られた額を控除した額である。
詐害行為が成立した場合に詐害行為取消権によって保全される債権の額には、詐害行為後に発生した遅延損害金も含まれる。
詐害行為の受益者は、詐害行為取消権を行使する債権者の債権の消滅時効を援用することができる。
共同相続人の間で成立した遺産分割協議は、詐害行為取消権行使の対象となる。
債権譲渡人について支払停止又は破産の申立てがあったことを停止条件とする債権譲渡契約に係る債権譲渡は,(旧)破産法72条2号に基づく否認権行使の対象となる。
債務者の支払停止等を停止条件とする債権譲渡契約は,その契約締結行為自体は危機時期前に行われるものであるが,契約当事者は,その契約に基づく債権譲渡の効力の発生を債務者の支払停止等の危機時期の到来にかからしめ,これを停止条件とすることにより,危機時期に至るまで債務者の責任財産に属していた債権を債務者の危機時期が到来するや直ちに当該債権者に帰属させることによって,これを責任財産から逸出させることをあらかじめ意図し,これを目的として,当該契約を締結しているものである。
上記契約に係る債権譲渡は,債務者に支払停止等の危機時期が到来した後に行われた債権譲渡と同視すべきものであり,上記規定に基づく否認権行使の対象となると解するのが相当である。
更生会社の管財人が旧会社更生法(平成14年法律第154号による改正前のもの)78条1項1号に該当する行為についてした否認の効果は,当該行為の目的物が複数で可分であったとしても,目的物すべてに及ぶ。
否認権は,更生手続が開始されたことを前提に,裁判所により選任され,更生会社の総財産についての管理権を有する管財人が,旧会社更生法78条1項1号に該当する行為により逸出した更生会社の一般財産を原状に回復させ,更生債権者等に対する弁済原資を確保するとともに,更生会社の事業の維持更生を図る目的の下に,その職責上行使するものであって,一般の債権者が民法424条に基づき個別的に自らの債権の確保を図るために詐害行為取消権を行使する場合の取消債権者の債権額のような限界は存在しない。
左に掲げる行為は、更生手続開始後、会社財産のために否認することができる。
会社が更生債権者又は更生担保権者(以下本条中「更生債権者等」という。)を害することを知ってした行為。但し、これによって利益を受けた者がその行為の当時更生債権者等を害する事実を知らなかったときは、この限りでない。
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{{前後
|民法
|第3編 債権
第1章 総則
第2節 債権の効力
第3款詐害行為取消権
|民法第423条の7(登記又は登録の請求権を保全するための債権者代位権)
|民法第424条の2(相当の対価を得てした財産の処分行為の特則)
424
424 |
1,727 | 炭素を含む化合物を有機化合物(organic compound)という。しかし、一酸化炭素 CO や二酸化炭素 CO_2 、炭素 C自身は は例外的に有機化合物ではなく無機物質として扱われる。デンプンや糖類、エタノール、酢酸、脂肪などは有機化合物である。
もともと生物に関係する物質を有機物、鉱物から得られる物質を無機物質と分類していた。
かつて有機化合物は生物だけが作れると考えられていた時代もあったが、1828年にドイツのウェーラーが、無機物質のシアン酸アンモニウム NOH4CN から尿素 CO(NH2)2 を合成したことにより、無機物質から人工的に有機物質が合成できる事が分かった。
有機化合物は前章までに学習した無機化合物とは、大きく異なる特徴をもつ。
有機化合物を構成する主な元素は、 C, H, O, N であり、元素の種類は限られるが、炭素の原子価は 4 で、さまざまな構造を取れるため、多くの種類の有機化合物が存在する。
有機化合物は極性が少ないものが多いため、水に溶けにくいものが多い。エタノールやジエチルエーテルなどの有機溶媒によく溶けるものが多い。また、水に溶ける有機化合物でも電離するものは少ない。
有機化合物の融点や沸点は比較的に低く、化合物によっては加熱により分解して炭素と水になるものもある。
空気中で燃焼すると、水と二酸化炭素などを発生する。
炭素 C と水素 H のみからなる化合物を炭化水素(hydrocarbon)という。炭化水素の構造が、さまざまな有機化合物の構造では、基本的な構造になる。
有機化合物の分子は、炭素原子のつながった構造を骨格として持つ。この炭素原子の結合のしかたにより、有機化合物は2種類に分かれる。
H6、プロパンC3H8)
さらに、炭素原子の骨格の形によっても2種類の分類がある。
したがって、有機化合物は大まかに、鎖式飽和化合物、鎖式不飽和化合物、環式飽和化合物、環式不飽和化合物の4つに分類することができる。特に、鎖式で飽和の炭化水素を総称してアルカン(alkane)と言い、環式で飽和の炭化水素をシクロアルカン(cycloalkane)という。また、炭素原子間の二重結合を1つもつ鎖式不飽和炭化水素をアルケン(alkene)と言い、三重結合を1つ持つ鎖式不飽和炭化水素をアルキン(alkyne)という。これらについては後ほど学ぶ。 |
1,728 | ヨーロッパのアジア進出は、スペインとポルトガルを中心に始まった。その交易は進出先地域のルールに従い行われた。その後、先進二国に続いたオランダとイギリスは、交易先地域を支配する方法をとり、イギリスはインド地域を統一するに至った。(世界史テキスト) |
1,729 | 法学>民事法>コンメンタール著作権法
(無名又は変名の著作物の保護期間)
第52条
無名又は変名の著作物の著作権は、その著作物の公表後七十年を経過するまでの間、存続する。ただし、その存続期間の満了前にその著作者の死後七十年を経過していると認められる無名又は変名の著作物の著作権は、その著作者の死後七十年を経過したと認められる時において、消滅したものとする。
前項の規定は、次の各号のいずれかに該当するときは、適用しない。
一 変名の著作物における著作者の変名がその者のものとして周知のものであるとき。
二 前項の期間内に第75条第1項の実名の登録があつたとき。
三 著作者が前項の期間内にその実名又は周知の変名を著作者名として表示してその著作物を公表したとき。
本条から58条までは著作物の保護期間の例外について規定している。
本条は無名または変名で公開された著作物の保護期間の終期について規定する。前条では、著作物の保護期間の終期の原則として死亡時起算主義を採用した。しかし、無名または変名で公表された著作物については真の著作者が不明であるためその死亡時が不明となり、著作物の終期を確定させることができない。
そこで、無名または変名で公表された著作物については、その保護期間の終期は公表時起算主義によって公表後70年経過とすることとした(1項本文。団体名義の著作物、映画の著作物を除く。)。
ただし、公表後70年経過前にその著作者が死亡してから70年が経過していることが明らかである場合には、その著作者の死後70年を経過したと認められる時において、消滅したものとして取り扱うこととした(1項ただし書)。
もっとも、無名または変名で公開されたとしても真の著作者が同定できるのであれば、51条の規定を適用できるから、そのような場合(2項各号)には原則に立ち返って著作者の死後70年経過後に著作権が消滅する。ただし、実名の登録(2項2号)や著作者名としての実名や周知の変名の表示(2項3号)は1項の規定により著作権が消滅した後にしてもその著作物に関しては認められない。
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{{前後
|著作権法
|第2章 著作者の権利
第4節 保護期間
|著作権法第51条(保護期間の原則)
|著作権法第53条(団体名義の著作物の保護期間)
052 |
1,730 | (法人の能力)
第34条
法人は、法令の規定に従い、定款その他の基本約款で定められた目的の範囲内において、権利を有し、義務を負う。
法人の権利能力及び行為能力に関する規定。
民法の法人関係の詳細については「一般社団法人および一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」により改正がなされた。
労働金庫の会員外の者に対する貸付は無効である。
労働金庫の員外貸付が無効とされる場合においても、右貸付が判示のような事情のもとにされたものであつて、右債務を担保するために設定された抵当権が実行され、第三者がその抵当物件を競落したときは、債務者は、信義則上、右競落人に対し、競落による所有権の取得を否定することは許されない。
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{{前後
|民法
|第1編 総則
第3章 法人
|民法第33条(法人の成立等)
|民法第35条(外国法人)
034 |
1,731 | 法学>コンメンタール行政機関の保有する情報の公開に関する法律
(権限又は事務の委任)
第17条
]行政機関の長は、政令(内閣の所轄の下に置かれる機関及び会計検査院にあっては、当該機関の命令)で定めるところにより、この章に定める権限又は事務を当該行政機関の職員に委任することができる
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{{前後
|行政機関の保有する情報の公開に関する法律
|第2章 行政文書の開示
|第16条(手数料)
|第18条(審査会への諮問)
17 |
1,732 | 電気通信回線による登記情報の提供に関する法律施行規則(最終改正:平成二一年四月二三日法務省令第二三号)の逐条解説書。 |
1,733 | 法学>民事法>コンメンタール民法>第2編 物権 (コンメンタール民法)
削除(2017年改正)
2017年改正前の条文は以下のとおり。
(債権質の設定)
債権であってこれを譲り渡すにはその証書を交付することを要するものを質権の目的とするときは、質権の設定は、その証書を交付することによって、その効力を生ずる。
さらに、2003年改正(翌年4月1日施行)以前の条文は以下のとおり(『担保物権及び民事執行制度の改善のための民法等の一部を改正する法律(平成15年法律第134号)』による改正)。
2017年改正において、有価証券概念が整理、第520条の7に定められている。
なお、2017年改正前は、譲渡に証書の交付を要する債権を目的とする質権について、要物性を定める規定であった。さらに、2003年改正前は、質権の要物性の徹底の観点から、証書のある権利質全てについて、その効力要件を証書の交付(占有改定を含まない占有の移転)としていたところ、電子取引等においては質権の目的となる債権について証書が存在しない局面も無視できなくなるなどの状況により、要物性を「譲り渡すにはその証書を交付することを要するもの」いわゆる有価証券に限定し、反対解釈として、証書の交付を質権設定の効力要件とはしないことし、権利質の諾成性を認めたものであった。
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{{前後
|民法
|第2編 物権
第9章 質権
第4節 権利質
|民法第362条(権利質の目的等)
|民法第364条(債権を目的とする質権の対抗要件)
363
363
民363 |
1,734 | 法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
(訴訟告知)
第53条
訴訟告知を受けた者が参加しなかった場合においても、第46条の規定の適用については、参加することができた時に参加したものとみなす。
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{{前後
|民事訴訟法
|第1編 総則
第3章 当事者
第3節 訴訟参加
|第52条(共同訴訟参加)
|第54条(訴訟代理人の資格)
053 |
1,735 | 前)(次)
(失業の認定)
第75条
075 |
1,736 | 法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
(法人の代表者等への準用)
第37条
改正前民事訴訟法第58条を継承
株式会社が代表取締役を欠くにいたつた場合において、会社を代表して訴を提起するため仮代表取締役の選任の方法によつたのでは遅滞のため損害を受けるおそれがあるときは、利害関係人は、民訴法第五八条、第五六条の規定を類推して特別代理人の選任を申請することができる。
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{{前後
|民事訴訟法
|第1編総則
第3章 当事者
第1節 当事者能力及び訴訟能力
|第36条(法定代理権の消滅の通知)
|第38条(共同訴訟の要件)
037 |
1,737 | 民事執行法>民事執行規則
(強制執行の申立書の記載事項及び添付書類)
第21条
強制執行の申立書には、次に掲げる事項を記載し、執行力のある債務名義の正本を添付しなければならない。
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{{前後
|民事執行規則
|第2章 強制執行
第1節 総則
|民事執行規則第20条(公証人法第57条ノ二第1項の最高裁判所規則で定める執行証書の正本等の送達方法)
|民事執行規則第22条(強制執行開始後の申立債権者の承継)
021 |
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{{Code:Output
|"Hello World." is the first program most beginning programmers will learn to write in any given language. Here is an example of how to print "Hello World!" in PHP.
|
|Hello World!
PHP is so easy!
|
This is as basic as PHP gets. Three simple lines, the first line identifies that everything beyond the '''' tag, is PHP code. The second line causes the greeting to be printed (or ''echoed'') to the web page. This next example is slightly more complex and uses variables.
{{Code:PHPHTML
|This example stores the string "Hello World!" in a variable called ''$string''. The following lines show various ways to display the variable ''$string'' to the screen.
|
is the HTML equivalent to a new line.
$string = 'Hello World!';
// You can echo the variable, similar to the way you would echo a string.
echo $string;
// You could also use print.
print $string;
// Or, if you are familiar with C, printf can be used too.
printf('%s', $string);
?>
|Hello World!Hello World!Hello World!
|Hello World!
Hello World!
Hello World!
|
The previous example contained two outputs. PHP can output HTML that your browser will format and display. The ''PHP Output'' box is the exact PHP output. The ''HTML Render'' box is approximately how your browser would display that output. Don't let this confuse you, this is just to let you know that PHP can output HTML. We will cover this much more in depth later.
Variables are the basis of any programming language: they are "containers" (spaces in memory) that hold data. The data can be changed, thus it is "variable".
If you've had any experience with other programming languages, you know that in some of the languages, you must define the type of data that the variable will hold. Those languages are called ''statically-typed'', because the types of variables must be known before you store something in them. Programming languages such as C++ and Java are statically-typed. PHP, on the other hand, is ''dynamically-typed'', because the type of the variable is linked to the value of the variable. You could define a variable for a string, store a string, and then replace the string with a number. To do the same thing in C++, you would have to cast, or change the type of, the variable, and store it in a different "container".
All variables in PHP follow the format of a dollar sign ($) followed by an identifier i.e. $variable_name. These identifiers are case-sensitive, meaning that capitalization matters, so $wiki is different from $Wiki.
To compare a variable to real world objects, imagine your computer's memory as a storage shed. A variable would be a box in that storage shed and the contents of the box (such as a cup) would be the data in that variable.
If the box was labeled ''kitchen stuff'' and the box's contents were a cup, the PHP code would be:
$kitchen_stuff = 'cup';
If I then went into the storage shed, opened the box labeled ''kitchen stuff'', and then replaced the cup with a fork, the new code would be:
$kitchen_stuff = 'fork';
Notice the addition of the = in the middle and the ; at the end of the code block. The = is the assignment operator, or in our analogy, instructions that came with the box that states "put the cup in the box". The ; indicates to stop evaluating the block of code, or in our analogy, finish up with what you are doing and move on to something else.
Also notice the cup was wrapped in single quotes instead of double. Using double quotes would tell the PHP parser that there may be more than just a cup going into the box and to look for additional instructions.
$bathroom_stuff = 'toothbrush';
$kitchen_stuff = "cup $bathroom_stuff";
//$kitchen_stuff contents is now cup toothbrush
Single quotes tell the PHP parser that it's only a cup and not to look for anything more. In this example the bathroom box that should've had its contents added to the kitchen box has its name added instead.
$bathroom_stuff = 'toothbrush';
$kitchen_stuff = 'cup $bathroom_stuff';
//$kitchen_stuff contents is now cup $bathroom_stuff
So again, try to visualize and associate the analogy to grasp the concept of variables with the comparison below. Note that this is a real world object comparison and NOT PHP code.
Computer memory (RAM) = storage shed
Variable = a box to hold stuff
Variable name = a label on the box such as ''kitchen stuff''
Variable data = the contents of the box such as a ''cup''
Notice that you wouldn’t name the variable box, as the relationship between the variable and the box is represented by the $ and how the data is stored in memory. For example, a constant and array can be considered a type of variable when using the box analogy as they all are containers to hold some sort of contents, however, the difference is on how they are defined to handle the contents in the box.
Variable: a box that can be opened while in the storage shed to exchange the contents in the box.
Constant: a box that cannot be opened to exchange its contents. Its contents can only be viewed and not exchanged while inside the storage shed.
Array: a box that contains one or more additional boxes in the main box. To complicate matters for beginners, each additional box may contain a box as well. In the kitchen stuff box we have two boxes, the clean cup box
$kitchen_stuff["clean_cup"] = 'the clean cup';
and the dirty cup box
$kitchen_stuff["dirty_cup"] = 'the dirty cup';
[http://www.php.net/manual/en/language.variables.php More on variables], from the PHP manual
Print is the key to output. It sends whatever is in the quotes (or parentheses) that follow it to the output device (browser window). A similar function is echo, but print allows the user to check whether or not the print succeeded.
{{Code:Basic
|When used with quotation marks, as in:
|print "Hello, World!";
|
The quoted text is treated as if it were a string, and thus can be used in conjunction with the concatenation (joining two strings together) operator as well as any function that returns a string value.
{{Code:Alt
|The following two examples have the same output.
|print "Hello, World!";
|and
|print "Hello" . ", " . "World!";
|
The dot symbol concatenates two strings. In other programming languages, concatenating a string is done with the plus symbol and the dot symbol is generally used to call functions from classes.
Also, it might be useful to note that under most conditions echo can be used interchangably with print. print returns a value, so it can be used to test, if the print succeeded, while echo assumes everything worked. Under most conditions there is nothing we can do, if echo fails.
{{Code:Alt
|The following examples have the same output again.
|echo "Hello, World!";
|and
|echo "Hello" . ", " . "World!";
|
We will use echo in most sections of this book, since it is the more commonly used statement.
It should be noted that while echo and print can be called in the same way as functions, they are, in fact, language constructs, and can be called without the brackets. Normal functions (almost all others) must be called with brackets following the function identifier.
PHP/Programmazione/echo/Hello World |
1,739 | 金融商品取引法監査制度に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)
ア.会計監査人が除外事項を付した限定付適正意見を表明した場合において,監査役による会計監査人の監査の方法又は結果を相当でないと認める意見がなかったときは,取締役は計算書類を定時株主総会の承認事項とせず,報告事項とすることができる。
イ.監査役会設置会社においては,各監査役が作成した監査報告に基づき監査役会の監査報告が作成されるが,監査役会の監査報告に記載された監査の結果と異なる判断を下した監査役は,その内容を監査役会の監査報告に付記することはできない。
ウ.監査役設置会社において,株主総会に提出する会計監査人の選任に関する議案の内容は監査役が決定するが,監査役が2 人以上いる場合には,監査役の過半数をもって決定されなければならない。
エ.会計監査人設置会社の監査役は,会計監査人の職務執行上の適正性を確保するための体制に関して監査役の監査報告に記載しなければならない。
6
ア.会計監査人が除外事項を付した限定付適正意見無限定適正意見を表明した場合において,監査役による会計監査人の監査の方法又は結果を相当でないと認める意見がなかったときは,取締役は計算書類を定時株主総会の承認事項とせず,報告事項とすることができる。会社法439条438条2項,会社計算規則135条1号126条1項2号イ
イ.監査役会設置会社においては,各監査役が作成した監査報告に基づき監査役会の監査報告が作成されるが,監査役会の監査報告に記載された監査の結果と異なる判断を下した監査役は,その内容を監査役会の監査報告に付記することはできない。ができる。会社計算規則128条2項
ウ.監査役設置会社において,株主総会に提出する会計監査人の選任に関する議案の内容は監査役が決定するが,監査役が2 人以上いる場合には,監査役の過半数をもって決定されなければならない。会社法344条1項2項
エ.会計監査人設置会社の監査役は,会計監査人の職務執行上の適正性を確保するための体制に関して監査役の監査報告に記載しなければならない。会社計算規則128条2項2号127条4号 |
1,740 | オーバーワールドは、マインクラフトの世界(ディメンション)の一つです。 ==オーバーワールドについて== オーバーワールドは、リスポーン地点があり、プレイヤーが最初に降り立つディメンションです。オーバーワールドには、平原、砂漠、森林、ジャングルなど多数のバイオームがあり、それぞれ…」 |
1,741 | コンメンタール>コンメンタール教育>コンメンタール図書館法>図書館法第5条
第五条(司書及び司書補の資格)
次の各号のいずれかに該当する者は、司書となる資格を有する。
2 次の各号のいずれかに該当する者は、司書補となる資格を有する。
{{前後
|図書館法
|図書館法第5条(司書及び司書補の資格)
|図書館法第4条(司書及び司書補)
|図書館法第6条(司書及び司書補の講習)
05 |
1,742 | 大学入試センター試験(以下、センター試験) 国語の第一問・第二問は『''近現代の文章''』(現代文)となっている。ここでは、その対策を記す。
第一問は基本的に評論文である。最初に五題漢字の問題が出題され、固定化している。
割と堅い文章が多く、文章そのものの難易度は標準~やや難といった程度である。設問はひねった物が多いが、あまり深読みせず、「客観的な読解」を心がけていれば選択肢を絞ることが出来る。
第二問は物語文。ほとんどの年度において小説文だが、ごくまれに随筆文が出題されることもある。
日常の読書では感情的に読むことが多いが、センターでは自分の感情を完全に排除して客観的(機械的)に読解することが必要。
第一問・第二問共に(''古典''においても)、出題がパターン化している場合(例:指示語に関わる問題)が多く、そういったセンター試験の問題形式に慣れることで、過去問演習の強みが発揮されるといえる。
予想問題は秋に入る前までにセンター形式の読解練習としては適しているが、時期が迫ってきたらやはり、過去問に専念した方がよい。というのも、実際のセンターと予想問題は選択肢の構造がかなり異なっているからである。予想問題はある程度の文章が読めたら確実に得点できるはずだが、センターには巧妙な「引っ掛け」が存在する場合も少なくはない。言い換えれば、ある程度ではなく、正確に文章を読むことが要求されるのである。なので、正確に読めるようになるまで、特に国語が苦手な人は恥ずかしいと思わずに本文を綴るなり、音読するなりして100%理解できるまで練習することが必要である。国語は普段、我々が使っている日本語だからと言って疎かにされがちだが、実際は相当な練習を積まなければ得点できない科目であることを肝に銘じるべきである。
国語は長期にわたって練習を重ね、本文を読んで問題を解くに越したことはないが、時間が迫ってくる、或いは稀に意地の悪い「引っ掛け」にはまってしまうことも有り得るので、少し役に立つかもしれないテクニックを紹介する。但し、例外もあるので過去問で何度も何度も繰り返し演習して確かめる必要がある。また、単に答え合わせをして終わるのではなく、間違えた設問はなぜ答えが違うのかを解説をしっかりと読み、選択肢の違いを明確に研究し、突き詰めることが最も重要になってくる。
1) 当たり前のようで見落としがちなのが、設問の正解の選択肢を繋げると、本文の要約になっていることである。
2) また、傍線部を訊く設問は傍線部の前後に根拠が書いてあり、その要約したものが正解の選択肢である。得点できない人は選択肢を疎かにしがちであるかもしれない。
勿論、本文の内容がわかれば2つ,3つの選択肢くらいはおかしいことに気づくはず。しかし、上手いこと絞りきれず、迷ってしまった場合、選択肢の表現などに注目してみる。すると、極端な表現(「必ず~ので」、「決して~ない」等)や、本文と全く同じ文章を抜き出してあるような表現、名詞の修飾(「~した△」などのように一方では修飾されているが、他方では修飾されてない。)がないかに注目する。もし前述のような表現があったら、×である可能性が高い。これは、古典でも通用することが多い。ただし、例外もあるので本文も読まず、テクニックだけで解かないこと。
3)3行ある長い選択肢の場合、以下のヒッカケがある。選択肢の主語・述語・目的語に着目すると、本文とズレている。修飾語と被修飾語の関係が、本文とズレている。否定語が否定している対象が 、本文とズレている。(選択肢の文章が長いと、ひっかかりやすい。文の構造や骨組みをしっかりつかむこと)・・・・参考図書:「センター試験 超ラクラク突破法」(エール出版社、福井一成著) |
1,743 | 法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
(和解の試み)
第89条
裁判所は、訴訟がいかなる程度にあるかを問わず、和解を試み、又は受命裁判官若しくは受託裁判官に和解を試みさせることができる。
----
{{前後
|民事訴訟法
|第1編 総則
第5章 訴訟手続
第1節 訴訟の審理等
|第88条(受命裁判官による審尋)
|第90条(訴訟手続に関する異議権の喪失)
089 |
1,744 | 前)(次)
(専門委員会の設置)
第55条
理事会は、その責任と権限の範囲内において、専門委員会を設置し、特定の課題を調査又は検討させることができる。
専門委員会は、調査又は検討した結果を理事会に具申する。
① 専門委員会の検討対象が理事会の責任と権限を越える事項である場合や、理事会活動に認められている経費以上の費用が専門委員会の検討に必要となる場合、運営細則の制定が必要な場合等は、専門委員会の設置に総会の決議が必要となる。
② 専門委員会は、検討対象に関心が強い組合員を中心に構成されるものである。必要に応じ検討対象に関する専門的知識を有する者(組合員以外も含む。)の参加を求めることもできる。 |
1,745 | 品詞とは,単語を文法的性質の共通性によって分類したものです。
朝鮮語の品詞は,体言(名詞・代名詞・数詞),用言(動詞・形容詞・存在詞・指定詞),修飾言(冠形詞・副詞),独立言(感動詞),関係言(助詞・吐詞・提詞)の5言13詞に分けられます。
以下に,各言ごとに見ていきましょう。
名詞とは,対象や現象を名付けて表した品詞で,大きく分けて完全名詞と不完全名詞の二種類があります。
名詞の格は,格吐詞によって表され,性・格・数による語形変化はありません。
名詞には,次のような特徴があります。
名詞は,あらゆる① 事物や現象(人,動植物,事物,現象,概念,感情など)を全て②直接に③名付けたものです。
①は名詞(・代名詞)と数詞を,②は名詞と代名詞・数詞を区別する特徴です。
③は代名詞や数詞と共通する特徴で,体言と他言とを区別する特徴です。
名詞は,「가,를,에」のような格吐詞を直接付けることよって格形態を構成し,直接主語,補語,規定語などになることが出来ます。
これは,代名詞や数詞と共通する特徴で,体言と他言とを区別する特徴です。
完全名詞は,完全な自立性を持ち,修飾語の修飾を受けることなく単独で用いることの出来る名詞です。そのため,文頭・文中・文末いずれにも自由に用いることが出来ます。
この完全名詞は,更に活動体名詞と不活動体名詞に区分されます。活動体名詞は人や動物などの動く対象を表し,不活動体名詞は植物,鉱物,事件,現象などの動かない対象を表します。なお,活動体名詞・不活動体名詞は,感情を表現しうるか否かという観点から有情名詞・無情名詞とも称します。
また,その表す対象によって普通名詞と固有名詞にも分類されます。普通名詞とは同種の対象を一般的・包括的に表すものをいい,固有名詞とは同種の対象の中ある一定の対象のみを特定して表すものをいいます。このため,普通名詞には数詞を冠することが出来ますが,固有名詞には数詞や複数吐詞などの数に冠する語を付けることが出来ません(例:한 사람○-×한 철수,도시들○-×평양들)。
なお,完全名詞は,日本語でいう実質名詞にあたります。
不完全名詞とは,完全な自立性を持たず,常に修飾語の修飾を受けて依存的に用いられる名詞で,文頭には用いることが出来ません。
不完全名詞は,更に形式名詞と単位名詞に区分されます。
形式名詞は,意味が高度に抽象化され実質的な意味をほとんど持たずに用いられる名詞です。語彙的な意味よりも文法的な意味が強く,実質的意味が希薄です。形式名詞は,普遍性形式名詞,主語性形式名詞,述語性形式名詞,補語性形式名詞に分けられます。普遍性形式名詞は,依存的性質以外には,完全名詞とほとんど変わらず,あらゆる文章成分に普遍的に用いることができますが,主語性形式名詞・述語性形式名詞や補語性形式名詞などは,各々主として主語・述語・補語などの各文章成分にのみ用いられます。
形式名詞はまた,活動体名詞と不活動体名詞にも分けられます。
単位名詞は,数の単位を表すのに用いられる名詞です。普遍性形式名詞と同様あらゆる文章成分に普遍的に用いることが出来ます。
なお,形式名詞は日本語の形式名詞にあたり,単位名詞は日本語でいう助数詞にあたります。
代名詞も,日本語と同様,性・格・数による語形変化は起こらず,その格は,格吐詞によって表されます。
代名詞には,大きく分けて人称代名詞,指示代名詞と疑問代名詞の三種類があります。
代名詞には,次のような特徴があります。
代名詞は,① 事物や現象(人,動植物,事物,現象,概念,感情など)を②一般化して間接に③名付けます。
①は代名詞(・名詞)と数詞を,②は代名詞(・数詞)と名詞を区別する特徴です。
③は名詞や数詞と共通する特徴で,体言と他言とを区別する特徴です。
代名詞は,「가,를,에」のような格吐詞を直接付けることよって格形態を構成し,直接主語,補語,規定語などになることが出来ます。
これは,名詞や数詞と共通する特徴で,体言と他言とを区別する特徴です。
人称代名詞は,人を表す代名詞です。
人称代名詞は,対象(話者・聴者),数(単数・複数)と聴者との関係(尊上・対等・卑下)の区分があります。
指示代名詞は,対象や場所を表す代名詞です。
指示代名詞は,対象(事物・場所),所属(話者・聴者・第三点)の区分があります。
疑問代名詞は,対象に対する疑問を表す代名詞です。
疑問代名詞は,何についての疑問を表すかによって単語が変わります。
数詞とは,対象の一定の数量又は順序を表す品詞です。
数詞には,次のような特徴があります。
数詞は,具体的な対象とは関係なく,①対象の数量や順序を②一般化して③名付けたものです。
従って,数量を表した単語であっても,「하루, 그믐」のように,具体的な対象の数量や順序を表すものは,数詞ではなく,名詞として扱われます。
①は数詞と名詞・代名詞を,②は数詞(・代名詞)と名詞を区別する特徴です。
③は名詞や代名詞と共通する特徴で,体言と他言とを区別する特徴です。
数詞は,「가,를,에」のような格吐詞を直接付けることよって格形態を構成し,直接主語,補語,規定語などになることが出来ます。
これは,名詞や代名詞と共通する特徴で,体言と他言とを区別する特徴です。
ただし,複数吐詞「들」や呼格吐詞「아, 야, 이, 여, 이시여」など,名詞・代名詞には付きうる一部の吐詞は,付きません。
数詞の 種類には,1つには,量数詞と序数詞とがある。
もう1つの区分としては,単純数詞,複合数詞と合成数詞がある。
量数詞は,対象の数量を表す数詞です。
伝統的には漢数詞(일, 이, 삼...)と韓数詞[하나(한), 둘(두), 셋(세, 석)...]があり,最近では英数詞(원, 투, 쓰리)が部分的に比較的少量の場合に,単独で用いられたり,英語由来の外来語とともに用いられたりします。用いられています。
序数詞は,対象の順序を表す数詞です。
序数詞は,量数詞を語根に,後置詞「째」が付いたもの[첫째, 둘째(두째), 셋째, 넷째]です。
単純数詞は,1の語根からなり,単一の数量を指し示す数詞(하나, 둘, 셋...)です。
複合数詞は,2以上の語根が結合して,単一の数量を指し示す数詞(열하나, 열둘, 열셋...)です。
合成数詞は,2以上の語根が結合して,概略的な数量を表すもの(한둘, 두셋, 서넛...)があります。
動詞は,対象の動作の過程・結果や状態の持続などをあらわす品詞で,大きく分けて本動詞と補助動詞の二種類があります。
動詞は,後ろに来る吐詞によって,接続語基(語幹)・終結語基(語幹+아・어・여)の語形変化があります。また,終結語基は,それ自体で文を終結させることが出来ます。
動詞は,①対象の動作の過程・結果や状態の持続(対象がある状態に至る過程)動作・状態それ自体(보행, 노화, 웃음, 늙음・악질, 량호, 기쁨, 삶)や状態の帯有(곤난하다, 성실하다, 기쁘다, 젊다)などを表す訳ではない点に注意して下さい。前者は名詞,後者は形容詞です。などを②表すものです。
動詞は,それ自体で述語や規定語,状況語などになることが出来ます。
これは,形容詞と共通する特徴で,用言と他言とを区別する特徴です。
動詞は,助詞を必ず伴う語形である接続語基と,助詞を必ずしも伴わない語形である終結語基の,2つの語形変化があります。
これは,形容詞と共通する特徴で,用言と他言とを区別する特徴です。
本動詞は,それ自体として動作過程や状態持続を表します。従って,先行する用言を必要とせず,単独で用いることが出来ます。
この本動詞は,さらに他動詞と自動詞、中立動詞に区分されます。他動詞は客体を要する動作を,自動詞は客体を要しない動作を表します。中立動詞は、客体を要する動作と客体を要しない動作の両方に用いられます。
また,動作動詞と作用動詞の区分もあります。動作動詞は主体の意思によって制御することのできる人間の動作などを、作用動詞は(ふつう主体の意思によって制御することのできない)自然的作用などを表すものです。
作用動詞は、主体の意思の及ばない自然の作用などを表すだけに、基本的には意思や勧誘、命令を表すことが出来ませんが、その作用などの実現に向けた努力を行うことが可能な場合には、意思や命令などを表すことが可能な場合があります。
動詞の中には,活用が制限され、一部の助詞とだけ結合するものがあります。
不完全動詞には、①その意味がふつう特定の活用形でのみ成立するものであるために一部の活用形のみが表れるもの(을) 위하다など。この種類は,活用形の不完全さがその意味上の特性に起因するものであるため,ある意味で用いるときは不完全動詞であるものが,別の意味で用いるときには完全動詞となることがあります(例: 윗사람을 위한다.)。,②その意味が不完全で他の用言又は体言を伴ってのみ成立するものであるがために一部の活用形のみが表れるもの데리다など。なお,데리다と모시다を対照しつつ,同一の意味を表す動詞の一方のみが活用の不完全さを有する例とするものがあるが、모시다に意味が対応するのは、どちらかと言うと데려가다の方であり,従って同一の意味を持つ動詞の例としては適切でない。と、③理論的には全ての活用形が成り立ちうるが慣習上ふつう一部の活用形のみが現れるもの漢文翻訳式の表現に多く見られ、その中でも漢字1字+하다の例が多く見られます。例えば、「경제에 관한 론점./경제에 관련한 론점.」は両方とも可能であるにも拘らず「*이 론점은 경제에 관한다./이 론점은 경제에 관련한다.」は後者のみが成立し前者は一般に成立しませんが,この2つの動詞に意味上の違いはありません。とがあります。
補助動詞が常に先行する用言を必要という配列上の制約を受けるのに対して,不完全動詞は,活用上の制約を受けます。また,これらの動詞は,単独(①・③)又は補助用言を後方に伴って(②)用いられるという点において補助動詞と異なります。
補助動詞は,それ自体としては動作過程や状態持続を表さず,他の用言を受けて補助的に用いられる動詞です。
不完全動詞が活用上の制約を受けるのに対して,補助動詞は,配列上の制約を受けます。また,これらの補助動詞は,常に先行する用言を伴うという点において不完全動詞と異なります。
また,本動詞が補助動詞的に用いられる場合もありますが,この場合,同じ用言の組み合わせでも文脈によって本動詞的用法と補助動詞的用法の両方が成り立つ場合がありますので、注意が必要です。[例 (시험 삼아) 고기를 잡아본다. (O) - (X) 고기를 잡아본다(=잡아서 본다).]
形容詞は,対象の状態の帯有をあらわす品詞で,本形容詞と補助形容詞の二種類があります。
形容詞も,後ろに来る吐詞によって,接続語基(語幹)・終結語基(語幹+아・어・여)の語形変化があります。また,終結語基は,それ自体で文を終結させることが出来ます。
形容詞は,①対象の状態の帯有をあらわす品詞動作・状態それ自体(보행, 노화, 웃음, 늙음・악질, 량호, 기쁨, 삶)や動作の過程(노후화하다, 닮다, 잘생기다)・状態の持続(개선하다, 악화하다, 기뻐하다, 살다)などを表す訳ではない点に注意して下さい。前者は名詞,後者は動詞です。などを②表すものです。
形容詞は,「는,던,(으)면」のような助詞を付けることによって,活用を行います。
また,形容詞は,それ自体で述語や規定語,状況語などになることが出来ます。
これは,動詞と共通する特徴で,用言と他言とを区別する特徴です。
形容詞は,助詞を必ず伴う語形である接続語基と,助詞を必ずしも伴わない語形である終結語基の,2つの語形変化があります。
これは,動詞と共通する特徴で,用言と他言とを区別する特徴です。
本形容詞は,それ自体として対象の状態・性質を表す形容詞です。従って,先行する用言を必要とせず,単独で用いることが出来ます。
本形容詞には,性状形容詞と指示形容詞の区分があり,性状形容詞は対象の属性や状態を具体的・直接的に表しますが,指示形容詞は対象の属性や状態を一般的・間接的に表します。
また,性状形容詞は,客観的性状形容詞と主観的性状形容詞に分けられます。
評価的性状形容詞は,感覚的評価(視覚的評価푸16px다(→ ×푸16px어하다)など,味覚的評価16px다(→ ×16px어하다)など,聴覚的評価시끄16px다(→ ×시끄16px어하다)など,触覚的評価차다(→ ×차하다)など,時間的評価빠16px다(→ ×빠16px하다)など,空間的評価16px다(→ ×16px어하다)など)や,客観的心理的評価착하다(→ ×착해하다)など,比較的評価다16px다(→ ×다16px하다), 같다(→ ×같아하다)などを表します。
主観的性状形容詞は,心理的,物理的要因による影響を受けて変化しうる,話者の心理状態좋다(→좋아하다)を表します。
感動詞はいろいろあるが、普通主に使われるのは「와(わあ)、네(はい)、아니요(いいえ)」などがある。「네」と「아니요」は、返事をする時に使われ、「와」は特定の対象に言う時、「어이」、「이봐」は主に親しい対象から使われる
助詞とは,主に用言に付いて,用言などの活用を行う品詞で,助詞自体も活用する活用助詞(하겠다, 받았다)と,助詞が活用しない不活用助詞(하ㄹ수 있다, 믿는다, 하ㅁ으로써)などがあります。
活用助詞は、尊上助詞と時制助詞,謙遜助詞に分けられます。
尊上助詞は、文章主体に対する尊上を表す助詞で、活用は用言に従います。
時制助詞は、文章の時制を表す助詞で、活用は存在詞と同様です。
謙遜助詞は、聴者に対する謙遜を表す助詞で、活用は用言に従います。
不活用助詞は、語末助詞と非語末助詞に分けられ、語末助詞はそれ自体で単語を完結することが出来ますが,非語末助詞はそれ自体で単語を完結することが出来ません。
語末助詞は,さらに終結助詞,連結助詞,転成助詞に分けられ,終結助詞は文章の最後に来て文章を終結させる助詞で,連結助詞は用言と用言を連結する助詞,転成助詞は用言の品詞を他の品詞に転成せしめる助詞です。
非語末助詞は,さらに丁寧助詞と法助詞,強調助詞に分けられ,丁寧助詞は聴者に対する敬意を,法助詞は文章の法を,強調助詞は確認法や原則法を表します。
なお,確認法は事実,動作や状態を確かめるもので,原則法は普遍的、既定的な事項などを相手方に言い聞かせるものです。
吐詞とは,主に体言について,体言などの格変化(曲用)を行う品詞で,いずれも活用をしません。
吐詞には、格吐詞と並列吐詞があり、格吐詞は述語との意味的関係(格)を表し、列吐詞は後に続く体言との並列を表します。
格助詞は,主に体言に付いて,その語が他の語に有する関係を表示します。即ち,体言に一定の資格を持たせるものです。
列吐詞は,主に2以上の体言を同一の格で接続する機能をします。すなわち,格の同じ体言を列挙するものです。
列吐詞には,主に次の3つがあり,基本的に列挙される語の中間に付きます。
次のようなものは,語の列挙を行いますが,列吐詞ではありません。
上段のものは,指定詞「이다」に接続助詞が付いたものですし,下段のものは,提詞や与格吐詞です。
このような性質から,これらの語による列挙では,原則として列挙される語の全てに接続の語が付くのが普通です。
提詞とは,体言や用言などに付いて、文全体や文中のある要素に対する話者の主観的態度などを表す品詞で,成分提詞と終結提詞があります。
成分提詞は、文中の成分(用言・体言など)に付き、程度(例:죽어서까지 사랑한다., 어디까지 가세요?),累加(해도 돼요., 나도 가요.),対比(읽어는 봤다, 커피는 맛있었다.),限定(웃기만 했다, 돈만 있다),極限(읽기조차 힘들다, 물조차 없다)強調(이쁘게만 핀다., 리익에만 구애한다.),婉曲(이렇게라도 해볼까?., 커피라도 마실까?)などの態度を表します。
終結提詞は文末(ふつう用言の後が多いです。)に付き,尊上(봄이 왔어요.),感嘆(봄이 왔네그려.),相反(봄이 왔다마는 꽃이 안 핀다.)の態度を表します。 |
1,746 | 法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂
(再審請求の競合)
第449条
控訴を棄却した確定判決とその判決によって確定した第一審の判決とに対して再審の請求があった場合において、第一審裁判所が再審の判決をしたときは、控訴裁判所は、決定で再審の請求を棄却しなければならない。
第一審又は第二審の判決に対する上告を棄却した判決とその判決によって確定した第一審又は第二審の判決とに対して再審の請求があった場合において、第一審裁判所又は控訴裁判所が再審の判決をしたときは、上告裁判所は、決定で再審の請求を棄却しなければならない。
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{{前後
|刑事訴訟法
|第4編 再審
|第448条(再審開始の決定)
|第450条(即時抗告)
449 |
1,747 | 9.4 接尾人称代名詞
接尾人称代名詞の形は、名詞、前置詞等に接尾する場合と、動詞に接尾する場合とで、多少の相違はあるが、基本的には同じである。下に基本形(共時的に体系をなすものとして再構した形)と、実際に名詞語幹に接尾する形とを、並べて表示する。
接尾形は自立形と末尾部分の同じものが多く、このことから、名詞の後に置かれてこれを限定した自立人称代名詞が、その語頭部分を落として名詞に接合するに至った(*דְּבַר אֲנִי→דּבָרִי)、と推定することができる。自立形が主格を表すのに対し、名詞に付く接尾形は、連語句における限定語と同じく、属格を表す(《私の言葉》)。
人称代名詞は文法的に定である(8.3.2)から、接尾人称代名詞は冠詞と同じく限定辞であって(4.4 参照)、これが接尾した名詞は、定名詞を限定語とする連語句と同じく、定として扱われ(7.3 参照)、これを修飾する形容詞や指示詞は冠詞をとるけれども、これ自身に冠詞が付くことはない。
例えば אֵשֶׁת הַמֶּלֶךְ הַיָּפָה 《王の美しい妻》の הַמֶּלֶךְ を代名詞化すると
אִשְׁתּוֹ הַיָּפָה 《彼の美しい妻》となる。* הָאִשְׁתּוׂ は * הָאֵשֶׁת הַמֶּלֶךְ と同様に非文法的である。 |
1,748 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第4編 社債 (コンメンタール会社法)
(社債権者集会の決議の認可又は不認可の決定の公告)
第735条
社債発行会社は、社債権者集会の決議の認可又は不認可の決定があった場合には、遅滞なく、その旨を公告しなければならない。
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{{前後
|会社法
|第4編 社債
第3章 社債権者集会
|会社法第734条(社債権者集会の決議の効力)
|会社法第735条の2(社債権者集会の決議の省略)
735 |
1,749 | 第7編 雑則
(日本における代表者の住所の移転の登記等)
第935条
日本に営業所を設けた外国会社が外国会社の登記後に営業所を他の登記所の管轄区域内に移転したときは、旧所在地においては3週間以内に移転の登記をし、新所在地においては4週間以内に外国会社の登記をしなければならない。ただし、登記がされた他の営業所の所在地を管轄する登記所の管轄区域内に営業所を移転したときは、新所在地においては、その営業所を移転したことを登記すれば足りる。
----
{{前後
|会社法
|第7編 雑則
第4章 登記
第3節 外国会社の登記
|会社法第934条(日本における代表者の選任の登記等)
|会社法第936条(日本における営業所の設置の登記等)
935 |
1,750 | 医療用機器の製造・販売及び福祉用具の仕入・販売を行うP株式会社(以下,「当社」という。)の当課税期間(自平成29 年4 月1 日至平成30 年3 月31 日)における納付すべき消費税額の計算に関して,次の[資料]1.〜6.に基づき,以下の[問]1.〜[問]4.に答えなさい。なお,複数の計算方法があるものについては,当課税期間の納付すべき消費税額が最も少なくなる方法により計算するものとする。
⑴当社は日本国内(以下,「国内」という。)に本社を置く株式会社で,設立以来消費税の課税事業者であり,これまで簡易課税制度の選択届出書を提出したことはない。
⑵問題文中の課税取引に係る金額は,特に説明があるものを除き,消費税等の額(消費税及び地方消費税の合計額)を含んだ金額である。
⑶課税取引に適用される消費税及び地方消費税の合計の税率は,全て8 %(うち国税である消費税の税率6.3 %)とする。
⑷当社が当課税期間中に行った課税仕入れ等については,その事実を明らかにする帳簿及び請求書等が,法令の記載要件を全て満たした上で,適法に保存されている。また,輸出取引等は,輸出取引等であることにつき財務省令で定めるところにより証明がされたものである。
⑸当社の組織は,医療用機器事業部及び福祉用具事業部並びに本社管理部からなる。福祉用具事業部は,国内取引部門と輸出取引部門に分かれている。また,B国に設置した支店(以下,「B国支店」という。)がある。
⑹個別対応方式による仕入税額控除に当たっては,問題文及び法令等で特別の指示がある場合を除き,医療用機器事業部の費用は課税資産の譲渡等にのみ要するもの,福祉用具事業部のうち国内取引部門の費用はその他の資産の譲渡等にのみ要するもの,本社管理部の費用は課税資産の譲渡等とその他の資産の譲渡等に共通して要するものとする。なお,福祉用具事業部のうち輸出取引部門の費用は非課税資産の輸出取引にのみ要するものである。
⑺当課税期間における納付すべき消費税額の計算に必要な情報は,以下の[資料]2.〜6.で全て網羅されている。
当社は,医療用機器事業部において,医療用機器X品(以下,「X品」という。)を国外事業者であるA社(A国に本店を有し,国内に支店を設けていない。)より輸入し,国内の病院・診療所に販売している。
X品について,当課税期間における売上高,仕入高の金額及び補足情報は,次のとおりである。
当社は,医療用機器事業部において,国内の事業者より仕入れた部品を組み立て,当社が開発したソフトウェアのインストールを行うことにより医療用機器Y品(以下,「Y品」という。)を製造し,その完成したY品を国内の病院・診療所に販売している。また,当社は,国外事業者であるB社(B国に本店を有し,国内に支店を設けていない。)に対し,仕入れた部品の供給及び当社のソフトウェアライセンスの供与を行うことで,B国におけるY品の独占的な製造・販売を認めている。
Y品について,当課税期間における売上高,仕入高等の金額及び補足情報は,次のとおりである。
当社は,福祉用具事業部において,国内の製造業者より仕入れた福祉用具Z品(以下,「Z品」という。)を,特段の加工を行うことなく,国内及び国外に販売している。Z品は,消費税法別表第一(第6 条関係)第10 号に規定する身体障害者用物品に該当する商品である。
Z品について,当課税期間における売上高,仕入高の金額及び補足情報は,次のとおりである。
|-
|旅費交通費
|73,000,000円
|内訳は次のとおりである。
|-
|賃借料
|148,520,000円
|内訳は次のとおりである。なお,B国支店の賃借料及び借上社宅家賃以外は,国内における事務所及び倉庫に係る賃借料である。
借上社宅は全て国内にあり,上記の金額は,社宅を利用している従業員から徴収した本人負担額1,880,000 円を控除した残額である。
|-
|広告宣伝費
|78,480,000円
|内訳は次のとおりである。なお,C社に委託した広告
以外は,全て国内の事業者に委託している。
|-
|その他の経費
|60,000,000円
|全て課税仕入れであり,内訳は次のとおりである。
|}
[問]
1.当課税期間における消費税額の計算に関して,次の金額を求めなさい。
[問]
2.当課税期間における課税売上割合の計算に関して,次の金額を求めなさい。
[問]
3.当課税期間における控除対象仕入税額を計算するための課税仕入れ等に係る消費税額を,次の⑴〜⑶に区分して答えなさい。
[問]
4.個別対応方式と一括比例配分方式のそれぞれにより,当課税期間における控除対象仕入税額を答えなさい。なお,[問]2.の計算結果にかかわらず,課税売上割合は60.0 %として計算すること。
解説ページ参照 |
1,751 | N2176 C17 ballot ISO/IEC 9899:2017 §7.19 ''Common definitions '':共通の定義.
ヘッダー では、以下のマクロが定義され、以下の型が宣言されています。いくつかのマクロは他のヘッダーでも定義されていますが、それぞれのサブクラスに記載されています。
size_t型は、メモリー領域のオブジェクトのサイズを表すのに適した型で、配列の要素を参照する際に使用します。通常、32ビットシステムでは32ビット、64ビットシステムでは64ビットで表現されますが、必ずしもそうではありません。符号なしです。
この型は,POSIX のヘッダー "unistd.h" で定義されている ssize_t という名前の符号付きのバリアントを持っている実装もある。GNU C Library では、ssize_t 型は "stddef.h" で定義されており、size_t と同じファイルに存在する。
ptrdiff_t 型は、2つのポインターを引き算した結果の符号付き整数型です。
2 つのポインタを減算するとき、両方とも同じ配列オブジェクトの要素、または配列オブジェクトの最後の要素を 1 つ過ぎた要素を指すものとし、結果は 2 つの配列要素の添え字の差となります。結果のサイズは実装で定義され、その型(符号付き整数型)は ヘッダーで定義されている ptrdiff_t です。結果がその型のオブジェクトで表現できない場合,その動作は未定義である。言い換えると、式 P と Q がそれぞれ配列オブジェクトの i 番目と j 番目の要素を指している場合、式 (P)-(Q) は ptrdiff_t 型のオブジェクトに収まっていれば i - j という値になります。さらに、式Pが配列オブジェクトの要素または配列オブジェクトの最後の要素を1つ過ぎたところを指し、式Qが同じ配列オブジェクトの最後の要素を指している場合、式((Q)+1)-(P)は((Q)-(P))+1と同じ値を持ち、式(Q)+1が配列オブジェクトの要素を指していなくても、式Pが配列オブジェクトの最後の要素を1つ過ぎたところを指している場合には値0を持ちます。
オブジェクトは PTRDIFF_MAX よりも大きいかもしれません。PTRDIFF_MAX / PTRDIFF_MIN よりも大きな差がある 2 つのポインタを減算すると、未定義の動作になります。
max_align_t 型は、アライメントが最大の基本アライメントであるオブジェクトタイプのことです。
基本アラインメントとは、_Alignof (max_align_t)以下の有効なアラインメントのことである。基本的なアラインメントは、すべての保存期間のオブジェクトに対して、実装によってサポートされなければならない。
以下のタイプのアラインメント要件は、基本的なアラインメントでなければならない。
すべての構造体または共用体型で、その要素が基本的なアラインメント要件を持つ型を持ち、その要素が基本的なアラインメントではないアラインメントを指定するアラインメント指定子を持たないもの。
wchar_t 型は、サポートされているロケールの中で指定された最大の拡張文字セットのすべてのメンバーの個別コードを表すことができる整数型です。
サポートされているロケールで指定されている最大の拡張文字セットのすべてのメンバーの個別コードを表すことができる整数型です。
ヌル文字はコード値 0 とします。
基本文字セットの各メンバーは、実装が__STDC_MB_MIGHT_NEQ_WC__を定義していない場合、整数の文字定数の中で単独の文字として使用されるときの値に等しいコード値を持たなければなりません。
処理系定義の空ポインタ定数( ''null pointer constant'' )に展開されます。
C23のプロポーザルに C++ と同様な nullptr が提案されていますが、現在の草案には含まれていません。
offsetof(type, member-designator)
マクロ offsetof の値は、構造体の先頭(typeで指定)から構造体のメンバー(member-designatorで指定)へのバイト単位のオフセットであるsize_t型の整数定数式に展開されます。
指定された構造体 type 内の指定された member フィールドのバイトオフセットを決定するために使用される関数マクロです。
推奨事項
size_t と ptrdiff_t に使用される型は、実装が必要となるほど大きなオブジェクトをサポートしない限り、signed long int よりも大きな整数変換ランクを持つべきではありません。 |
1,752 | /* 型ヒント */ /* Clojure */ Clojure は動的型付け言語であり、静的な型チェックは提供していません。しかし、Clojure 1.9 以降では、型ヒントを使用して変数に型情報を提供することができます。 型ヒントを使用するには、変数宣言に ^ を付けて型アノテーションを記述します。 |
1,753 | 法学>民事法>コンメンタール民法>第3編 債権 (コンメンタール民法)
(共同不法行為者の責任)
第719条
行為者を教唆した者及び幇助した者は、共同行為者とみなして、前項の規定を適用する。
第1項前段は、数人が共同して他人に損害を与えた場合について規定する。この場合は、行為者それぞれに一般不法行為(第709条)の要件を満たす必要は無く、共同行為と結果(損害)との間に因果関係が見いだされれば、共同行為者各位の個別的な因果関係は必要ないと解するのが現在の通説及び判例の示すところである。
また、「共同行為」といった場合、意思的関与が存在する場合とそうでない場合が考えられる。
刑法犯における共犯のように、複数の行為者が共同する意思を持って不法行為を行なった場合、被害者は各行為者の関与度合いに関わらず、「一体」として行為がなされたとして損害賠償を請求でき、関与者は連帯して責任を負うことは、被害者救済の観点からも責任主義の観点からも異論のないところである。
上記の意思的関与がある場合に関与者を「一体」ととらえて不法行為者として取り扱うことについては論をまたないが、意思的関与がない場合であっても、被害者救済の観点から、共同性を認めるべきとするのが現在の通説である。
共同性を認めるにあたっては、各関与者のなした行為が、社会通念上「一体」と見做せる程度の関連性を持っており、その一体行為と発生損害の間に事実的因果関係が認めらられば、不法行為は成立し、原告(被害者)は、各関与者の行為の各々の関与の態様について立証することを要さない(参考判例、最判昭和62年01月22日、最判平成13年2月13日)。
第1項後段は、数人が共同して他人に損害を与えたが、数人のうち誰が損害を与えたか不明である場合について説く。これは、一般不法行為(第709条)における因果関係の要件の修正であると解する説がある。すなわち、第709条の要件に従えば、数人のうち誰かが損害を与えたことは確実であるという場合であっても、個々の侵害行為と損害の間に因果関係が証明できなければ、不法行為責任を追及できなくなり、不当な結果を招く。そこで第719条はこの要件を修正し、個々の侵害行為と損害との間に事実的因果関係が証明できない場合であっても、数人の誰かが損害を与えたことさえ証明できれば、個々の行為者について因果関係が推定されるとしたものであると説かれる。
第2項は、直接行為者と侵害行為を共同しない者であっても、教唆者または幇助者に対しては共同行為者と認定することができるとしたものである。
「各自が連帯してその損害を賠償する責任を負う」という効果については、行為者同士がいわゆる改正後の連帯債務関係となると考えられている。ここから、いくつかの問題が生ずる。
共同行為者のうちの1人が全額を賠償した場合、その者は自己の寄与度を越える額について他の共同行為者に求償することができる。これは、不当利得から導かれる。たとえば、AとBが共同不法行為でCに100万円の損害を与え、AとBの過失割合が7:3である場合、Aが100万円全額をCに賠償すれば、Aは30万円についてBに対する求償権を獲得する。
連帯債務に関する改正後の民法の原則に従えば、連帯債務者の一人に対してした免除の効果は、相対効である。
そして、共同不法行為が改正後の連帯債務という構成をとるので、免除の相対効が認められる。すなわち、連帯債務においては、免除は相対効しかもたない。たとえば、AとBが共同不法行為でCに100万円の損害を与え、AとBの過失割合が7:3である場合、CがAに対して債務免除をしても、Bは100万円全額について賠償責任を負う。なお、このことと求償権とは別個独立の問題であり、Aが債務免除を受けても、Bが100万円全額を賠償した場合は、BはAに対して不当利得に基づく70万円の求償権を獲得する。
絶対的過失相殺:共同不法行為者各自の過失割合と被害者の過失割合を加算して、全体における割合を算出する考え方である。
たとえば、AとBが共同不法行為でCに100万円の損害を与え、AとBとCの過失割合が3:1:1である場合、Cの過失は1÷(3+1+1)で全体の1/5が過失相殺される。よってAとBは80万円の賠償責任を連帯して負うとする。
相対的過失相殺:共同不法行為者のそれぞれについて被害者の過失との過失相殺を行う考え方である。
たとえば、AとBが共同不法行為でCに100万円の損害を与え、AとBとCの寄与度が3:1:1である場合、AとCの間では3:1の過失相殺を行うから、3÷(3+1)=3/4となり、AはCに対し75万円の賠償請求を負う。同様にBとCとの間では1:1の過失相殺を行い、BはCに対し50万円の賠償責任を負う。
絶対的過失相殺と相対的過失相殺のどちらの構成をとるかは、判例も結論が分かれているが、1件の交通事故でAB両名の行為が共同した場合などは絶対的過失相殺、Aが交通事故で損害を与え、Bがその後医療事故で損害を与えた場合などには相対的過失相殺の構成をとると説明される場合もある。
他人が地上権を有する土地に無権原で建物を所有する者から建物を賃借して占有使用する者がある場合において、その物の右建物の占有使用と地上権者が右土地を使用できないこととの間には、特段の事情がない限り、相当因果関係はないと解するのが相当である。
無権限の土地上の建物の所有者とその賃貸人との間の共同不法行為を否定。
共同行為者各自の行為が客観的に関連し共同して流水を汚染し違法に損害を加えた場合において、各自の行為がそれぞれ独立に不法行為の要件を備えるときは、各自が、右違法な加害行為と相当因果関係にある全損害について、その賠償の責に任ずべきである。
登記申請書に添付されていた登記済証が偽造であつて、その作成日として記載されている日当時官制上存在しなかつた登記所名が記載され、同庁印が押捺されている(重い職務上の過失)にもかかわらず、登記官吏がこれを看過してその申請にかかる所有権移転登記手続をした場合には、右登記官吏に、登記申請書類を調査すべき義務を怠つた過失があるというべきである。
登記官吏の右過失によつて、無効な所有権移転登記が経由された場合には、右過失と右登記を信頼して該不動産を買い受けた者がその所有権を取得できなかつたために被つた損害との間には、相当因果関係があるというべきである。
登記関係書類の偽造と登記申請書類の確認の不備を共同不法行為とする。
中学生のいたずらによりレール上に置石がされたため生じた電車の脱線転覆事故について、甲が、自らは置石行為をせず、また、置石をした乙と共同の認識ないし共謀がなくても、事故現場において事前に、乙を含めて仲間とその動機となつた話合いをしたばかりでなく、その直後並行した他の軌道のレール上に石が置かれるのを現認していたものであつて、事故の原因となつた置石の存在を知ることができ、これによる脱線転覆事故の発生を予見すること及び置石の除去等事故回避の措置をとることが可能であつた場合には、甲は、当該措置をとるべき義務を負い、これを尽くさなかつたために生じた事故につき過失責任を免れない。
被用者と第三者との共同不法行為により他人に損害を加えた場合において、第三者が自己と被用者との過失割合に従つて定められるべき自己の負担部分を超えて被害者に損害を賠償したときは、第三者は、被用者の負担部分について使用者に対し求償することができる。
使用者は、被用者と第三者との共同過失によつて惹起された交通事故による損害を賠償したときは、右第三者に対し、求償権を行使することができる。
右の場合における第三者の負担部分は、共同不法行為者である被用者と第三者との過失の割合にしたがつて定められるべきである。
共同不法行為の加害者の各使用者が使用者責任を負う場合において、一方の加害者の使用者は、当該加害者の過失割合に従って定められる自己の負担部分を超えて損害を賠償したときは、その超える部分につき、他方の加害者の使用者に対し、当該加害者の過失割合に従って定められる負担部分の限度で、求償することができる。
加害者の複数の使用者が使用者責任を負う場合において、使用者の一方は、自己の負担部分を超えて損害を賠償したときは、その超える部分につき、使用者の他方に対し、その負担部分の限度で、求償することができる。
甲と乙が共同の不法行為により丙に損害を加えたが、甲と丙との間で成立した訴訟上の和解により、甲が丙の請求額の一部につき和解金を支払うとともに、丙が甲に対し残債務を免除した場合において、丙が右訴訟上の和解に際し乙の残債務をも免除する意思を有していると認められるときは、乙に対しても残債務の免除の効力が及ぶ。
専らゲームソフトの改変のみを目的とするメモリーカードを輸入,販売し,他人の使用を意図して流通に置いた者は,他人の使用により,ゲームソフトの同一性保持権の侵害をじゃっ起したものとして,ゲームソフトの著作者に対し,不法行為に基づく損害賠償責任を負う。
本件メモリーカードは,前記のとおり,その使用によって,本件ゲームソフトについて同一性保持権を侵害するものであるところ,前記認定事実によれば,上告人は,専ら本件ゲームソフトの改変のみを目的とする本件メモリーカードを輸入,販売し,多数の者が現実に本件メモリーカードを購入したものである。そうである以上,上告人は,現実に本件メモリーカードを使用する者がいることを予期してこれを流通に置いたものということができ,他方,前記事実によれば,本件メモリーカードを購入した者が現実にこれを使用したものと推認することができる。そうすると,本件メモリーカードの使用により本件ゲームソフトの同一性保持権が侵害されたものということができ,上告人の前記行為がなければ,本件ゲームソフトの同一性保持権の侵害が生じることはなかったのである。したがって,専ら本件ゲームソフトの改変のみを目的とする本件メモリーカードを輸入,販売し,他人の使用を意図して流通に置いた上告人は,他人の使用による本件ゲームソフトの同一性保持権の侵害を惹起したものとして,被上告人に対し,不法行為に基づく損害賠償責任を負うと解するのが相当である。
交通事故と医療事故とが順次競合し,そのいずれもが被害者の死亡という不可分の一個の結果を招来しこの結果について相当因果関係を有する関係にあって,運転行為と医療行為とが共同不法行為に当たる場合において,各不法行為者は被害者の被った損害の全額について連帯責任を負うべきものであり,結果発生に対する寄与の割合をもって被害者の被った損害額を案分し,責任を負うべき損害額を限定することはできない。
交通事故と医療事故とが順次競合し,そのいずれもが被害者の死亡という不可分の一個の結果を招来しこの結果について相当因果関係を有する関係にあって,運転行為と医療行為とが共同不法行為に当たる場合において,過失相殺は,各不法行為の加害者と被害者との間の過失の割合に応じてすべきものであり,他の不法行為者と被害者との間における過失の割合をしんしゃくしてすることは許されない。
少年A(当時16歳)が,少年B(当時15歳)及び少年C(当時17歳)から暴行を受け,3時間余り後に救急車で病院に搬送されたが,6日後に死亡した場合において,次の(1)〜(3)など判示の事情の下では,暴行が行われている現場に居た少年Y1,Y4及びY7(いずれも当時15歳)は,同少年らにAが死ぬかもしれないという認識があったとしても,救急車を呼んだり,第三者に通報するなど,Aを救護するための措置を執るべき法的義務を負っていたということはできない。
Y1らは,いずれも,B及びCがAに暴行を加えていることや暴行に及んだ経緯を知らずに,B及びCに呼び出されて暴行が行われている現場に赴いたものであり,暴行の実行行為や共謀に加わっていないのみならず,積極的に暴行を助長するような言動も何ら行っていない。
Y1らが,救急車を呼ばず,第三者に通報もしなかったのは,このことがB及びCに発覚して後日同人らから仕返しをされることを恐れたからであり,Y1らとB及びCとの関係や暴行の経過等からすると,そのような恐れを抱くのも無理からぬものがあった。
暴行が終わった後に,Cの指示により,Y1は,Aの体を移動させ,さらに,Y1らは,Aが気絶しているのを見付かりにくくするためであることを認識しながら,Aを壁にもたれかけさせて座らせたが,これもB及びCに対する恐れからしたものであるし,現場の状況等に照らすと,このことによってAの発見及び救護が格別困難になったということもできない。
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{{前後
|民法
|第3編 債権
第5章 不法行為
|民法第718条(動物の占有者等の責任)
|民法第720条(正当防衛及び緊急避難)
719 |
1,754 | 法学>民事法>民法>コンメンタール民法>第2編 物権 (コンメンタール民法)
(共同抵当における代価の配当)
第392条
債権者が同一の債権の担保として数個の不動産につき抵当権を有する場合において、ある不動産の代価のみを配当すべきときは、抵当権者は、その代価から債権の全部の弁済を受けることができる。この場合において、次順位の抵当権者は、その弁済を受ける抵当権者が前項の規定に従い他の不動産の代価から弁済を受けるべき金額を限度として、その抵当権者に代位して抵当権を行使することができる。
共同抵当の場合に、抵当権の実行順序によって、次順位の抵当権者に不測の損害を及ぼさないよう同時配当の場合(1項)と異時配当の場合(2項)ように規定が定められている。
甲乙不動産の先順位共同抵当権者が、甲不動産には次順位の抵当権が設定されているのに、乙不動産の抵当権を放棄し、甲不動産の抵当権を実行した場合であつても、乙不動産が物上保証人の所有であるときは、先順位抵当権者は、甲不動産の代価から自己の債権の全額について満足を受けることができる。
債務者所有の不動産と物上保証人所有の不動産とを共同抵当の目的として順位を異にする数個の抵当権が設定されている場合において、物上保証人所有の不動産について先に競売がされ、その競落代金の交付により一番抵当権者が弁済を受けたときは、後順位抵当権者は、物上保証人に移転した債務者所有の不動産に対する一番抵当権から優先して弁済を受けることができる。
債務者所有の不動産と物上保証人所有の不動産とを共同抵当の目的として順位を異にする数個の抵当権が設定されている場合において、物上保証人所有の不動産について先に競売がされ、その競落代金の交付により一番抵当権者が弁済を受けたときは、後順位抵当権者は、物上保証人に移転した債務者所有の不動産に対する一番抵当権からの優先弁済権を主張するについて登記又は差押を必要としない。
共同抵当の目的である債務者所有の甲不動産及び物上保証人所有の乙不動産にそれぞれ債権者を異にする後順位抵当権が設定されている場合において、乙不動産が先に競売されて一番抵当権者が弁済を受けたときは、乙不動産の後順位抵当権者は、物上保証人に移転した甲不動産に対する一番抵当権から甲不動産の後順位抵当権者に優先して弁済を受けることができる。
物上保証人が、その所有の不動産及び債務者所有の不動産につき共同抵当権を有する債権者との間で、債権者の同意がない限り弁済等により取得する権利を行使しない旨の特約をしても、物上保証人所有の不動産の後順位抵当権者は、物上保証人が弁済等により代位取得する抵当権から優先弁済を受ける権利を失わない。
債権の一部につき代位弁済がされた場合、右債権を被担保債権とする抵当権の実行による競落代金の配当については、代位弁済者は債権者に劣後する。
共同抵当権の目的たる甲・乙不動産が同一の物上保証人の所有に属する場合において、甲不動産の代価のみを配当するときは、甲不動産の後順位抵当権者は、民法392条2項後段の規定に基づき、先順位の共同抵当権者に代位して乙不動産に対する抵当権を行使することができる。
共同抵当の目的となった数個の不動産の代価を同時に配当すべき場合に,1個の不動産上にその共同抵当に係る抵当権と同順位の抵当権が存するときは,まず,当該1個の不動産の価額を同順位の各抵当権の被担保債権額の割合に従って案分し,次に,共同抵当権者への案分額及びその余の不動産の価額に準じて共同抵当の被担保債権の負担を分けるべきである。
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{{前後
|民法
|第2編 物権
第10章 抵当権
第2節 抵当権の効力
|民法第391条(抵当不動産の第三取得者による費用の償還請求)
|民法第393条(共同抵当における代位の付記登記)
392 |
1,755 | 法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(強制管理のための不動産の占有等)
第96条
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{{前後
|民事執行法
|第2章 強制執行
第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行
第1款 不動産に対する強制執行
第3目 強制管理
|民事執行法第95条(管理人の権限)
|民事執行法第97条(建物使用の許可)
96 |
1,756 | 「27 (UTC)に、すでに[[利用者・トーク:むらかみこきこにて、桃山学院大対策」で行っている。
このように、この利用者は注意事項および対話を無視している。よって、荒らしに相当されても。止むを得ない。よって、この利用者へのブロック依頼を求める。--すじにくシチュー (トーク) 2015年5月15日 (金) 05:37 (UTC)
事項「コミュニティを消耗させる利用者」でしょう。すじにくシチュー (トーク) 2015年5月22日 (金) 02:11 (UTC)
の5アカウントを「多重アカウントの不正な使用(投稿履歴の分断)」として無期限ブロックしました。他に,同様のソックパペットと疑わしきアカウントがいる可能性はありますが,現時点ではこの5アカウントについて対処します。--かげろん (トーク) 2015年8月26日 (水) 16:03 (UTC)
の活動があったため,1アカウントを新たに無期限ブロックしました(理由は上の5アカウント群と同様です)。なお,Joest962のアカウントに関してですが,以前にjawpの方では上のアカウント群として早々に無期限ブロックされていたものの,こちらでは依頼提出時にはアカウントが作成されておらず,活動が全く無かったためブロックしていなかったものです。--かげろん (トーク) 2017年10月10日 (火) 05:36 (UTC) |
1,757 | 法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第7編 雑則 (コンメンタール会社法)
(調査記録簿等の引継ぎ)
第956条
調査機関は、電子公告調査の業務の全部の廃止をしようとするとき、又は第954条の規定により登録が取り消されたときは、その保存に係る前条第1項(電子公告関係規定において準用する場合を含む。)の調査記録簿等を他の調査機関に引き継がなければならない。
前項の規定により同項の調査記録簿等の引継ぎを受けた調査機関は、法務省令で定めるところにより、その調査記録簿等を保存しなければならない。
----
{{前後
|会社法
|第7編 雑則
第5章 公告
第2節 電子公告調査機関
|会社法第955条(調査記録簿等の記載等)
|会社法第957条(法務大臣による電子公告調査の業務の実施)
956 |
1,758 | 法学>民事法>民法>コンメンタール民法>第1編 総則 (コンメンタール民法)
(無権代理人の責任)
第117条
他人の代理人として契約をした者は、自己の代理権を証明したとき、又は本人の追認を得たときを除き、相手方の選択に従い、相手方に対して履行又は損害賠償の責任を負う。
前項の規定は、次に掲げる場合には、適用しない。
他人の代理人として契約をした者が代理権を有しないことを相手方が知っていたとき。
他人の代理人として契約をした者が代理権を有しないことを相手方が過失によって知らなかったとき。ただし、他人の代理人として契約をした者が自己に代理権がないことを知っていたときは、この限りでない。
他人の代理人として契約をした者が行為能力の制限を受けていたとき。
2017年改正前の条文は以下のとおり。表現を理解しやすいように改めたものである。また、改正により、相手方に過失があった場合でも、悪意の無権代理人に対しては履行又は損害賠償を請求できることが明記された。
前項の規定は、他人の代理人として契約をした者が代理権を有しないことを相手方が知っていたとき、若しくは過失によって知らなかったとき、又は他人の代理人として契約をした者が行為能力を有しなかったときは、適用しない。
無権代理人の責任の発生要件と発生する責任の内容について規定している。
損害賠償とは履行利益(りこうりえき)の損害賠償であり、相手方の要求する時までに契約の目的物の価額が値上がりすれば賠償額も上がる。
この規定は、自ら債務を負う102条により代理人は制限行為能力者であってもよい)には効果を帰属させない。
ここで、相手方は無権代理人が自分と契約を締結した事実、無権代理人が顕名をした事実を証明しただけで責任を追及できるとされているので、無権代理人の責任の要件は、無権代理人が立証責任を負うとされる。したがって代理権を有したこと、本人が追認したこと、相手方が取り消したこと、相手方の悪意有過失、自らが制限行為能力者であることを証明できなければ無権代理人は責任を免れない。
本人が無権代理人の家督を相続した場合、被相続人の無権代理行為は、右相続により当然には有効となるものではない。
無権代理人が本人を相続した場合における無権代理行為の効力。
無権代理人が本人を相続し、本人と代理人との資格が同一人に帰するにいたつた場合には、本人がみずから法律行為をしたのと同様な法律上の地位を生じたものと解するのが相当である。
発起人または発起人組合は、特約の存する場合、民法第117条の類推適用により履行の責に任ずべき場合等の特別の事情の認められないかぎり、定款に記載のない財産引受に基づいて、財産引受により会社に帰属すべきものとされた契約上の権利を取得し、またその契約上の義務を負担するものではない。
無権代理人を相続した本人は、無権代理人が民法117条により相手方に債務を負担していたときには、無権代理行為について追認を拒絶できる地位にあつたことを理由として、右債務を免れることができない。
民法117条2項にいう「過失」は、重大な過失に限定されるものではない。
無権代理人は、民法117条1項所定の責任を免れる事由として、表見代理の成立を主張することはできない。
無権代理人が本人を共同相続した場合には、共同相続人全員が共同して無権代理行為を追認しない限り、無権代理人の相続分に相当する部分においても、無権代理行為が当然に有効となるものではない。
無権代理人が本人を他の相続人と共に共同相続した場合において、無権代理行為を追認する権利は、その性質上相続人全員に不可分的に帰属するところ、無権代理行為の追認は、本人に対して効力を生じていなかった法律行為を本人に対する関係において有効なものにするという効果を生じさせるものであるから、共同相続人全員が共同してこれを行使しない限り、無権代理行為が有効となるものではないと解すべきである。そうすると、他の共同相続人全員が無権代理行為の追認をしている場合に無権代理人が追認を拒絶することは信義則上許されないとしても、他の共同相続人全員の追認がない限り、無権代理行為は、無権代理人の相続分に相当する部分においても、当然に有効となるものではない。
本人が無権代理行為の追認を拒絶した場合には、その後無権代理人が本人を相続したとしても、無権代理行為が有効になるものではない。
-----
{{前後
|民法
|第1編 総則第5章 法律行為第3節代理
|民法第116条(無権代理の追認)
|民法第118条(単独行為の無権代理)
117
117 |
1,759 | 法学>民事法>コンメンタール民法>第2編 物権 (コンメンタール民法)
(根抵当権の消滅請求)
第398条の22
元本の確定後において現に存する債務の額が根抵当権の極度額を超えるときは、他人の債務を担保するためその根抵当権を設定した者又は抵当不動産について所有権、地上権、永小作権若しくは第三者に対抗することができる賃借権を取得した第三者は、その極度額に相当する金額を払い渡し又は供託して、その根抵当権の消滅請求をすることができる。この場合において、その払渡し又は供託は、弁済の効力を有する。
第398条の16の登記がされている根抵当権は、一個の不動産について前項の消滅請求があったときは、消滅する。
第380条及び第381条の規定は、第1項の消滅請求について準用する。
----
{{前後
|民法
|第2編 物権
第10章 根抵当
第4節 根抵当
|民法第398条の21(根抵当権の極度額の減額請求)
|民法第399条(債権の目的)
398の22 |
1,760 | 日本語は、日本で中心に使われている言語です。パラオでは、日本語が公用語となっていますが、使う人はあまりいません。
が使われています。日本では、2,136の漢字を小・中学校で学習します。漢字の数は100,000をこえると言われていますが、あまり使われていない文字がたくさんあります。
坊つちやん
Ja-botchan 1-1 1-2.ogg
したもの。
さくらさくら
Sakura Sakura.song.ogg
な歌曲『さくらさくら』の2番を歌ったもの。
[https://tsunagarujp.bunka.go.jp/ つながるひろがる にほんごでのくらし] - 日常生活で使える日本語を動画で学ぶことができます。
[https://yomujp.com/ 日本語多読道場] - いろいろなむずかしさの日本語で読み物を読むことができます。
[http://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/ja/ 東京外国語大学言語モジュール] - 日本語の基本的な発音、文法などを学ぶことができます。
[https://www3.nhk.or.jp/news/easy/ NEWS WEB EASY] - やさしい日本語で書かれたニュースを読むことができます。
Wikijunior Sprachen/ Japanisch
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1,761 | 前)(次)
(日雇労働被保険者手帳の交付)
第73条
073 |
1,762 | コンメンタール家畜商法
家畜商法(最終改正:平成一七年七月二六日法律第八七号)の逐条解説書。 |
1,763 | (不動産に関する物権の変動の対抗要件)
第177条
不動産に関する物権の得喪及び変更は、不動産登記法(平成16年法律第123号)その他の登記に関する法律の定めるところに従いその登記をしなければ、第三者に対抗することができない。
不動産の物権変動の対抗要件を定めた規定である。「対抗することができない」とは、当該第三者に所有者としての地位を主張できないことを意味する。これは、一物一権主義の要請するところである。
登記を必要とする物権変動の範囲は判例法理により確定されてきた。意思表示による承継は第三者に対抗するために登記を必要とし、包括承継は必要としないのが原則である。
譲渡:典型的な意思表示承継であり、登記が必要とされる。
相続:包括承継である。登記なくして第三者に対抗できる。「相続させる旨の遺言」も同様である。
遺産分割協議:一種の契約であって意思表示承継であるから、登記が必要である。
遺贈:遺贈は遺言者の意思による意思表示承継であり、登記が必要である。
取消・解除による復帰的物権変動:取消・解除後の第三者に対しては、登記なくして対抗できない。
取得時効:時効完成後の第三者に対しては、登記なくして対抗できない。
本条の「第三者」は、文理解釈すれば当事者(およびその包括承継人)以外のすべての者を指すことになる(無制限説)。判例は当初無制限説を採っていたが、やがて「当事者もしくはその包括承継人以外の者で、登記の欠缺を主張する正当の利益を有する者」とする制限説を採った(大連判明治41年12月15日民録14-1276)。これが現在の一般的な理解である。
「登記の欠缺を主張する正当の利益を有する者」がどのような者を指すかは、その後の判例の積み重ねで確定されつつある。
譲受人:二重譲渡が行われた場合の第一譲受人と第二譲受人は互いに本条の「第三者」にあたる(対抗関係に立つ)。従って先に登記を備えた方が所有権を有効に取得できる。二重譲渡類似の関係として詐欺取消(96条)における取消後の第三者と原所有者の関係、契約の解除(541条以下)における解除後の第三者と原所有者の関係がある。
差押債権者:被相続人からその所有不動産の遺贈を受けた受遺者がその旨の所有権移転登記をしない間に、相続人の一人に対する債権者が、相続人に代位して不動産につき相続による持分取得の登記をなし、ついでこれに対し強制競売の申立をなし、当該申立が登記簿に記入された債権者([http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?action_id=dspDetail&hanreiSrchKbn=02&hanreiNo=28365&hanreiKbn=01 昭和39年03月06日最高裁判所判例集])。
「第三者」は悪意でも保護されるが、悪意者がもっぱら真の所有者の権利を害する目的でその登記の欠缺を主張する場合には、そのような主張は信義に反し、認められないとされる(最判昭和43年8月2日民集22-8-1571)。いわゆる背信的悪意者排除論である。
背信的悪意者排除論の原型は不動産登記法第5条にある。同条2項は「他人のために登記を申請する義務を負う第三者は、その登記がないことを主張することができない」とする。この規定は代理人を想定したものだが、同条の趣旨に従って、判例法理としての背信的悪意者排除論が生まれた。
不動産の不法占有者は、「第三者」には当らない。
自作農創設特別措置法による農地買収処分については、民法第177条は適用がない。
政府の同法に基く農地買収処分は、国家が権力的手段を以て農地の強制買上を行うものであつて、対等の関係にある私人相互の経済取引を本旨とする民法上の売買とは、その本質を異にするものである。従つて、かかる私経済上の取引の安全を保障するために設けられた民法177条の規定は、自作法による農地買収処分には、その適用を見ないものと解すべきである。
不動産の登記簿上の所有名義人は、真正の所有者に対し、その所有権の公示に協力すべき義務を有するものであるから、真正の所有者は、所有権に基き所有者名義人に対し、所有権移転登記の請求を為し得るものと解すのが相当である。
国税滞納処分による差押については、民法第177条の適用があるものと解される。
組合財産共有の性質。
組合財産についても、民法第667条以下において特別の規定のなされていない限り、民法民法第249条以下の共有の規定が適用される。
組合員の一人のなす登記抹消請求の許否。
組合員の一人は、単独で、組合財産である不動産につき登記簿上の所有名義者たる者に対して登記の抹消を求めることができる。
不動産所有権の時効取得と対抗要件。
時効により不動産の所有権を取得しても、その登記がないときは、時効完成後旧所有者から所有権を取得し登記を経た第三者に対し、その善意であると否とを問わず、所有権の取得を対抗できない。
被相続人の不動産の譲渡と民法第177条の第三者。
被相続人が不動産の譲渡をなした場合、その相続人から同一不動産の譲渡を受けた者は、民法第177条にいう第三者に該当するものと解すべきである。
不動産につき実質上所有権を有せず、登記簿上所有者として表示されているにすぎない者は、実体上の所有権を取得した者に対して、登記の欠缺を主張することはできない。
真正なる不動産の所有者は、所有権に基き、登記簿上の所有名義人に対し、所有権移転登記を請求することができる。
登記簿上不動産の所有名義人となつている国税滞納者に対する滞納処分として右不動産を公売処分に付した国が、登記の欠缺を主張するにつき正当の利益を有する第三者にあたらないとされた場合と公売処分の効力。
登記簿上不動産の所有名義人となつている国税滞納者に対する滞納処分として右不動産を公売処分に付した国が、登記の欠缺を主張するにつき正当の利益を有する第三者にあたらないとされる場合には、公売処分は、目的不動産の所有権を競落人に取得させる効果を生じないとする意味において、無効と解すべきである。
敷地不法占有と家屋収去請求の相手方。
仮処分申請に基き、裁判所の嘱託により家屋所有権保存登記がなされている場合であつても、仮処分前に家屋を未登記のまま第三者に譲渡しその敷地を占拠していない右保存登記名義人に対し、敷地所有者から敷地不法占有を理由として家屋収去請求をすることは許されない。
予告登記の存在と民法第177条。
不動産売買契約が解除され、その所有権が売主に復帰した場合、売主はその旨の登記を経由しなければ、たまたま右不動産に予告登記がなされていても、契約解除後に買主から不動産を取得した第三者に対し所有権の取得を対抗できない。
時効による不動産の所有権取得とその対抗要件。
不動産の取得時効が完成しても、その登記がなければ、その後に所有権取得登記を経由した第三者に対しては時効による権利の取得を対抗しえないが、第三者の右登記後に占有者がなお引続き時効取得に要する期間占有を継続した場合には、その第三者に対し、登記を経由しなくとも時効取得をもつて対抗しうるものと解すべきである。
登記の欠缺を主張する正当な利益を有する第三者にあたらない事例。
甲乙丙と順次譲渡された土地の上に、丁が甲所有当時同人との間に締結した賃貸借契約に基き建物を建設所有しているが、その建物保存登記は右土地につき乙名義の所有権取得登記がなされた後初めてなされたものであるときは、丁は、丙の土地所有権取得登記の欠缺を主張し得べき正当な利益を有する第三者にあたらない。
登記欠缺を主張しえない背信的悪意者と認められなかつた事例。
代金支払が契約の数ケ月後であるとの一事によつては、登記欠缺を主張しえない背信的悪意者とはいえない。
甲乙両名が共同相続した不動産につき乙が勝手に単独所有権取得の登記をし、さらに第三取得者丙が乙から移転登記をうけた場合、甲は丙に対し自己の持分を登記なくして対抗できる。
右の場合、甲が乙丙に対し請求できるのは、甲の持分についてのみの一部抹消(更正)登記手続であつて、各登記の全部抹消を求めることは許されない。
右の場合、甲が乙丙に対し右登記の全部抹消登記手続を求めたのに対し、裁判所が乙丙に対し前記一部抹消(更正)登記手続を命ずる判決をしても、民訴法第186条に反しない。
主たる建物の登記部分のみが無効である場合と附属建物を含めた全部の登記の抹消の許否。
主たる建物の登記部分のみが無効である場合は、その部分のみの抹消を許すべきであつて、附属建物を含めた全部の登記の抹消を許すべきではない。
借地法第10条(現、借地借家法第13条)に基づく建物買取請求権行使によつて成立する売買についても民法第577条の適用がある。
建物買取請求の対象たる建物の時価は、建物に抵当権の設定があつても減額されるべきではない。
抵当不動産の買主が売主に対する関係で滌除権の取得を主張するためには、右不動産の所有権取得登記を経ることを要しない。
不動産の遺贈と民法第177条の第三者。
甲からその所有不動産の遺贈を受けた乙がその旨の所有権移転登記をしない間に、甲の相続人の一人である丙に対する債権者丁が、丙に代位して同人のために前記不動産につき相続による持分取得の登記をなし、ついでこれに対し強制競売の申立をなし、該申立が登記簿に記入された場合においては、丁は、民法第177条にいう第三者に該当する。
自作農創設特別措置法第3条に基づく農地買収処分による国の所有権取得と民法第177条の適用。
自作農創設特別措置法第3条に基づく農地の買収処分により国が所有権を取得した場合において、その所有権の取得については、民法第177条の適用がある。
自作農創設特別措置法第11条の法意。
自作農創設特別措置法第11条は、農地の買収計画の樹立以降買収の効果発生までに権利関係の変動があつた場合において、その農地の所有者などの承継人に対してのみ農地の買収手続の効力が及ぶ旨を定めたにすぎない、と解するのが相当である。
滅失建物の登記を新築建物の所有権保存登記に流用することの可否。
滅失建物の登記をその跡地に新築された建物の所有権保存登記に流用することは、許されない。
中間省略の登記を求める請求の許否。
不動産の所有権が甲乙丙と順次移転したのに、登記名義は依然として甲にある場合には、丙が甲に対し直接自己に移転登記を請求することは、甲および乙の同意がないかぎり、許されない。
現在の不動産実務においては、事実上容認されている。
実体関係に符合しないものとして仮登記が無効とされた事例。
代物弁済の予約をした債権者が、その妻名義で所有権移転請求権保全の仮登記をしたときは、その仮登記は順位保全の効力を有しない。
登記申請行為自体には、表見代理に関する民法の規定の適用はない。
偽造文書によつて登記がされた場合でも、その登記の記載が実体的法律関係に符合し、かつ、登記義務者において登記申請を拒むことができる特段の事情がなく、登記権利者において当該登記申請が適法であると信ずるにつき正当の事由があるときは、登記義務者は右登記の無効を主張することができない。
不動産の時効取得者は、取得時効の進行中に原権利者から当該不動産の譲渡を受けその旨の移転登記を経由した者に対しては、登記がなくても、時効による所有権の取得を主張することができる。
自作農創設特別措置法第30条に基づく未墾地買収処分により国がその所有権を取得した場合でも、その所有権の取得については、民法第177条が適用される。
相続人は、相続の放棄をした場合には相続開始時にさかのぼつて相続開始がなかつたと同じ地位に立ち、当該相続放棄の効力は、登記等の有無を問わず、何人に対してもその効力を生ずべきものと解すべきであつて、相続の放棄をした相続人の債権者が、相続の放棄後に、相続財産たる未登記の不動産について、右相続人も共同相続したものとして、代位による所有権保存登記をしたうえ、持分に対する仮差押登記を経由しても、その仮差押登記は無効である。
町村制のもとにおいて村が知事の許可なしに行なつた基本財産の処分行為であつても、町村制の廃止後は、地方自治法附則第11条により、完全にその効力を生ずるにいつたと解すべきである。
自作農創設特別措置法第40条ノ2に基づく牧野の買収処分により国が所有権を取得した場合において、その所有権の取得およびその後の所有権の取得については、民法第177条の適用があると解すべきである。
不動産の取得時効完成前に原所有者から所有権を取得し時効完成後に移転登記を経由した者に対し、時効取得者は、登記なくして所有権を対抗することができる。
甲が乙から山林を買い受けて23年余の間これを占有している事実を知つている丙が、甲の所有権取得登記がされていないのに乗じ、甲に高値で売りつけて利益を得る目的をもつて、右山林を乙から買い受けてその旨の登記を経た等判示の事情がある場合には、丙はいわゆる背信的悪意者として、甲の所有権取得について登記の欠缺を主張する正当な利益を有する第三者にあたらない。
自由競争の範囲を逸脱した背信的悪意者は、登記の欠缺を主張する正当な利益を有する第三者にあたらない。
建物所有を目的とする土地賃貸借において、賃借権の譲渡、賃借物の転貸を許容する旨の特約があり、かつ、その賃借権の設定および右特約について登記がされているときは、賃貸人が右賃借権の消滅を第三者に対抗するためには、民法第177条の規定の類推適用により、その旨の登記を経由しなければならない。
宅地に対する抵当権の効力は、特段の事情のないかぎり、抵当権設定当時右宅地の従物であつた石燈籠および庭石にも及び、抵当権の設定登記による対抗力は、右従物についても生ずる。
中間省略登記が中間取得者の同意なしにされた場合においても、中間取得者でない者は、右登記の無効を主張して、その抹消登記手続を求めることはできない。
相続財産中の不動産につき、遺産分割により権利を取得した相続人は、登記を経なければ、分割後に当該不動産につき権利を取得した第三者に対し、法定相続分をこえる権利の取得を対抗することができない。
不動産の共有物分割訴訟においては、共有者間に持分の譲渡があつても、その登記が存しないため、譲受人が持分の取得をもつて他の共有者に対抗することができないときは、共有者全員に対する関係において、右持分がなお譲渡人に帰属するものとして共有物分割を命ずべきである。
被相続人が、生前、不動産をある相続人に贈与するとともに、他の相続人にもこれを遺贈したのち、相続の開始があつた場合、右贈与および遺贈による物権変動の優劣は、対抗要件たる登記の具備の有無をもつて決すると解するのが相当である。
袋地の所有権を取得した者は、所有権取得登記を経由していなくても、囲繞地の所有者ないし利用権者に対して、囲繞地通行権を主張することができる。
建物の登記簿上の所有名義人にすぎない者は、たとえ、所有者との合意により名義人となつた場合でも、建物の敷地所有者に対して建物収去義務を負わないと解すべきである。
土地およびその地上建物の所有者が建物の取得原因である譲受につき所有権移転登記を経由しないまま土地に対し抵当権を設定した場合であつても、法定地上権の成立を妨げない。
賃貸中の宅地を譲り受けた者は、その所有権の移転につき登記を経由しないかぎり、賃貸人たる地位の取得を賃借人に対抗することができない。
土地及びその地上建物の所有者が建物につき抵当権を設定したときは、土地の所有権移転登記を経由していなくても、法定地上権の成立を妨げない。
甲所有地上の建物を取得し、自らの意思に基づいてその旨の登記を経由した乙は、たとい右建物を丙に譲渡したとしても、引き続き右登記名義を保有する限り、甲に対し、建物所有権の喪失を主張して建物収去・土地明渡しの義務を免れることはできない。
一棟の建物のうち構造上及び利用上の独立性のある建物部分に賃借権が設定されたにもかかわらず、建物全部について賃借権設定登記がされている場合、右登記の抹消登記手続請求は、右建物部分を除く残余の部分に関する限度において認容すべきである。
所有者甲から乙が不動産を買い受け、その登記が未了の間に、甲から丙が当該不動産を二重に買い受け、更に丙から転得者丁が買い受けて登記を完了した場合に、丙が背信的悪意者に当たるとしても、丁は、乙に対する関係で丁自身が背信的悪意者と評価されるのでない限り、当該不動産の所有権取得をもって乙に対抗することができる。
二重売買において、背信的悪意者からの転得者でも、登記を完了した場合は、対抗することができる。
通行地役権の承役地が譲渡された場合において、譲渡の時に、右承役地が要役地の所有者によって継続的に通路として使用されていることがその位置、形状、構造等の物理的状況から客観的に明らかであり、かつ、譲受人がそのことを認識していたか又は認識することが可能であったときは、譲受人は、通行地役権が設定されていることを知らなかったとしても、特段の事情がない限り、地役権設定登記の欠缺を主張するについて正当な利益を有する第三者に当たらない。
債権について一般債権者の差押えと抵当権者の物上代位権に基づく差押えが競合した場合には、両者の優劣は、一般債権者の申立てによる差押命令の第三債務者への送達と抵当権設定登記の先後によって決すべきである。
通行地役権の承役地の譲受人が地役権設定登記の欠缺を主張するについて正当な利益を有する第三者に当たらない場合には、地役権者は、譲受人に対し、同権利に基づいて地役権設定登記手続を請求することができる。
「相続させる」趣旨の遺言による不動産の権利の取得については,登記なくして第三者に対抗することができる。
甲が時効取得した不動産について,その取得時効完成後に乙が当該不動産の譲渡を受けて所有権移転登記を了した場合において,乙が,当該不動産の譲渡を受けた時に,甲が多年にわたり当該不動産を占有している事実を認識しており,甲の登記の欠缺を主張することが信義に反するものと認められる事情が存在するときは,乙は背信的悪意者に当たる。
不動産の取得時効の完成後,所有権移転登記がされることのないまま,第三者が原所有者から抵当権の設定を受けて抵当権設定登記を了した場合において,上記不動産の時効取得者である占有者が,その後引き続き時効取得に必要な期間占有を継続し,その期間の経過後に取得時効を授用したときは,上記占有者が上記抵当権の存在を容認していたなど抵当権の消滅を妨げる特段の事情がない限り,上記占有者が,上記不動産を時効取得する結果,上記抵当権は消滅する。
----
{{前後
|民法
|第2編 物権
第1章 総則
|民法第176条(物権の設定及び移転)
|民法第178条(動産に関する物権の譲渡の対抗要件)
177 |
1,764 | この項ではヒンディー語の数字について述べる。
二桁以上の数は普通の数字と同じように表す。例:१२३४(1234)
ヒンディー語では1から99まで別々の名称がある。
これらの数詞を用いて数を表す方法
1,234: 1×1000+2×100+34 つまりएक हज़ार दो सौ चौंतीसと表わす方法と、12×100+34 つまり बारह सौ चौंतीस と表す方法がある。
987,654,321: 98×10000000+76×100000+54×1000+3×100+21 つまり अट्ठानवे करोड़ छिहत्तर लाख चौवन हज़ार तीन सौ इक्कीस である。
4桁の西暦の表し方
百の位が0のとき:हज़ार(1000)を用いて表すのが普通。2009年は दो हज़ार नौ のようになる。
百の位が0でないとき:सौ(100)を用いて表すのが普通。1980年は उन्नीस सौ अस्सी のようになる。
普通の表現の代わりにこれらの数詞を用いた表現をすることも多い。
150:डेढ़ सौ (1.5×100) 1.5を表す単語があるのでसाढ़े(1.5倍)は用いない。
175:पौने दो सौ (2×100-0.25×100) 200×0.75ではない。
250:ढाई सौ (2.5×100) 2.5を表す単語があるのでसाढ़े(1.5倍)は用いない。
350:साढ़े तीन सौ (3×100+0.5×100) 3.5を表す単語はない。
Hindi/Everyday Phrases |
1,765 | 法学>行政法>コンメンタール行政不服審査法
(教示をしなかった場合の不服申立て)
第83条
行政庁が前条の規定による教示をしなかった場合には、当該処分について不服がある者は、当該処分庁に不服申立書を提出することができる。
第19条(第5項第一号及び第二号を除く。)の規定は、前項の不服申立書について準用する。
第1項の規定により不服申立書の提出があった場合において、当該処分が処分庁以外に対し審査請求をすることができる処分であるときは、処分庁は、速やかに、当該不服申立書を当該審査庁に送付しなければならない。当該処分が他の法令に基づき、処分庁以外の行政庁に不服申立てをすることができる処分であるときも、同様とする。
前項の規定により不服申立書が送付されたときは、初めから当該行政庁に審査請求又は当該法令に基づく不服申立てがされたものとみなす。
第3項の場合を除くほか、第1項の規定により不服申立書が提出されたときは、初めから当該処分庁に審査請求又は当該法令に基づく不服申立てがされたものとみなす。
----
{{前後
|行政不服審査法
|第6章 補則
|第82条(審査庁等の教示)
|第84条(情報の提供)
83 |
1,766 | コンメンタール貨物利用運送事業報告規則
貨物利用運送事業報告規則(最終改正:平成一八年四月二八日国土交通省令第五八号)の逐条解説書。 |
1,767 | コンメンタール>コンメンタール労働>コンメンタール育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則
育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則(最終改正:平成二一年三月三一日厚生労働省令第九九号)の逐条解説書。 |
1,768 | (傷害致死)
第205条
身体を傷害し、よって人を死亡させた者は、3年以上の有期拘禁刑に処する。
2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
傷害致死罪の成立には傷害と死亡、との間の因果関係の存在を必要とするにとどまり、致死の結果についての予見は必要としないのであるから、原判決が所論傷害の結果たる致死の予見について判示しなかつたからといつて、原判決には所論理由不備の違法は存しない。
二人以上の者が共謀しないで、他人に暴行を加え傷害致死の結果を生ぜしめた者を知ることができない場合は、共同暴行者はいずれも傷害致死の責任を負う。
傷害致死の原因たる暴行にあたるとされた事例。
狭い四畳半の室内で被害者を脅かすために日本刀の抜き身を数回振り廻した行為は、同人に対する暴行というべきである。
----
{{前後
|刑法
|第2編 罪
第27章 傷害の罪
|刑法第204条(傷害)
|刑法第206条(現場助勢) |
1,769 | 法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
(登記の更正)
第99条
法第133条第2項の規定により登記の更正をする場合には、更正の許可の年月日を記録しなければならない。
----
{{前後
|商業登記規則
|第2章 登記手続
第10節 登記の更正及び抹消
|商業登記規則第98条(更正の申請書の添附書面)
|商業登記規則第100条(登記の抹消)
099 |
1,770 | (紛議の調停)
第49条の10
税理士会は、会員の業務に関する紛議について、会員又は当事者その他関係人の請求により調停をすることができる。
税理士・税理士法人の業務の指導・監督を行うという中立的な立場にある税理士会は、会員である税理士・税理士法人の業務に関する紛議について、会員または当事者その他関係人の請求により調停をすることができる。 |
1,771 | 1368年朱元璋が元の大都を占拠し、洪武帝として即位する。
1399年建文帝に対し、燕王朱棣(のちの永楽帝)がクーデターを起こし即位する。
対外政策では鄭和の南洋遠征やベトナム出兵、モンゴル遠征などを行った。
内政面では永楽大典の編纂、1421年には首都を北京へ遷都し、紫禁城を築いた。
北方では1449年に土木の変が起こり正統帝がオイラトのエセンに捕縛され、1550年には庚戌の変が起こり、北京はモンゴルのアルタン=ハーンに包囲された。
一方南方では後期倭寇の活動が激化した。
1631年に李自成の乱が起こり1644年には李自成が北京を占領。皇帝だった崇禎帝は自殺し、明は滅亡した。
1644年に清の順治帝が李自成軍を破り、北京を占領。清が中国を支配。
編纂事業は主に永楽帝期に行われ、とくに有名なのは四書大全や五経大全、永楽大全、性理大全などである。
宋代の陶磁器は無地のものが多かったが、明・清代に入ると赤絵、染付などの華やかなものが多くなった。
特に有名な産地である景徳鎮では陶磁器の完成期を迎えた。 |
1,772 | 完全表記と不完全表記で挙げた母音字による母音表記のうち,
(2)「一つの母音字の母音としての音価が一つだけでないこと」と
(3)「同じ母音が別々の文字であらわされること」
は他の言語の表記法にもみられるものであるが,
(1)「同一文字が子音・母音の二重の音価を持っていること」
(4)「同一の語でありながら完全表記と不完全表記とが共存すること」
(5)「すべての母音が表記されるのではないこと」
はこの母音表記法が間に合わせ的な方法であることによる.
いずれにしても,もともと子音だけを表記すれば事足りたのは,ヘブライ語の仕組みの然らしめるところであって,ヘブライ語を知っている者にとっては、これで十分なのである。
事実,現代ヘブライ語でも,依然としてこの表記法が守られているのである.
さて古代ヘブライ語は,紀元前 6 世紀頃から次第に,日常生活における主役の座をアラム語に譲り始め,
紀元 3 世紀には完全に姿を消してしまった.そうでなくても聖書ヘブライ語はユダヤ人にとってますます古い言語になっていった.
そしてその表記法が上に述べたような欠陥を含むものである以上,聖書本文についていくつもの可能な読みのどれが正しいのかという問題が起こってくる.
こうして,読みの曖昧さを除去し発音を明確に伝承するため,発音符号を本文に付けようという試みが,パレスチナやバビロニアのユダヤ教伝承学者(マソレト)の間でなされ,
三つの方式が今日に伝えられている.
そのうち,8-10世紀にティベリア (Tiberias,
ヨハネ福音書623
に言及されているガリラヤ湖西岸の都市.2 世紀末以来ユダヤ教学者の一大中心地であった)の伝承学者たちが考案した,
ティベリア式と呼ばれるマソラ(
מַסּוֹרָה
《伝承》)符号は,母音だけでなく,子音の発音や礼拝の際の朗唱のための音調までも,詳細に規定したものである.
こうして本文の読みを一義的に決定することによって
彼らは聖書に対する解釈をも示したのであった.
いずれにせよ,現存の聖書写本中,全巻完備した最古の写本たるレニングラード本(Codex Leningradensis(1008-9)) は,ティベリア式マソラ符号をそなえたもので,
現在我々が用いる刊本(例えば Biblia Hebraica Stuttgartensia (1967-77) はこれに拠っているし,
ヘブライ文字による現代ヘブライ語の表記で母音を明示する場合もティベリア式の母音符号を用いる.
ティベリア式符号は,アクセント符号まで含めると,全部で数十種にのぼるが,是非知っていなければぬものは,それほど多くない. |
1,773 | は文字通りジョークを集めたものです。念のため述べておきますが、この文章はジョークではありません。
ジョークは場の緊張をほぐし、会話などをスムーズにするという効果があります。しかし、ジョークの中にはある特定の習慣、風俗、宗教、民族、その他文化などを揶揄したり、ジェンダー的な偏見によるものなどもあります。
そのため、ジョークを使うときにはTPOはもちろん、その内容が差別的なものにならないようにくれぐれも気を付けてください。
面白さの説明を求める場合があります。場合によっては、出典を求めます。なお、著作権の取り扱いについては気をつけてください。
エスニックジョークの場合、各民族におけるステレオタイプな偏見を誇張したものですが、「○○人は、××において、〜〜だという偏見がある」などです。 |
1,774 | Here is a collection of shape/part libraries that you can use in your OpenSCAD design. (see the include and use command)
Contains the following modules:
(Included in the MCAD distro, see below)
(All these modules are 3D shapes despite some of them having 2D names)
All dimensions are proportional to the dia, so for example cap_bolt(3,15) will produce a M3 cap bolt with a 15mm threaded section.
(Originally from [http://github.com/D1plo1d/MCAD github.com/D1plo1d/MCAD])
(The following is taken from the README, follow the [http://github.com/elmom/MCAD link] for the latest version)
Currently Provided Tools:
Other tools (alpha quality):
Utils:
Uncategorised:
Metric and inch dimensions - ISO-standard thread profiles, for both external threads (bolt) and internal threads (nut) -- the clearances are slightly different between the two.
A set of pinball parts models for pinball design work. Includes models for 3d printing of the parts, 3d descriptions of mount holes for CNC drilling and 2d descriptions of parts footprint. |
1,775 | 法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法
(原状回復命令等)
第15条
本条は、国立公園事業の廃止、第10条の認可の失効及び取消し等があった場合の原状回復命令に関する規定である。
による処罰の対象となる。
自然公園法第16条 - 国定公園事業の執行。第4項で本条の準用が規定されている。
----
{{前後
|自然公園法
|第2章国立公園及び国定公園
第三節公園事業
|自然公園法第14条(認可の失効及び取消し等)
|自然公園法第16条(国定公園事業の執行)
15 |
1,776 | コンピュータは、引き算を計算する時、じつは下記のように足し算に置き換えている。時計のように循環する数だと、なんと足し算で引き算を代用できるのだ。
なお割り算では、引き算の仕組みを活用できる。
thumb|400px|left|半加算器
さて、コンピュータでは、このような循環的な仕組みを利用して、足し算と引き算を置き換えている。
ならば、引き算をしたい場合は、さきほどの節に書いたように、循環的な数における引き算を足し算に置き換えれば、論理回路(半加算器や全加算器など)で計算できる。
(※ 単元『高等学校情報 情報の科学/論理回路と半導体』でも習うように、足し算をする論理回路は、存在している。)
コンピュータのメモリ内のデータで、マイナスの数を表現する方法には、歴史上、いくつかの方式があった。
いちばん単純な方式は、符号と絶対値に分ける方式である。歴史的には、メモリの最上位のビットを符号用のビットとして、符号ビットが0なら正、符号ビットが1ならマイナスとして、残りのケタで絶対値をあらわす方式も、過去には用いられたことがあった。
ただし現代では、この符号-絶対値方式は、コンピュータの中枢レベルでは、マイナスの表現としては用いられていないこれは誤解を与える表現で、コンピュータで広く使われている浮動小数点数では符号:指数:仮数で表現され仮数は絶対値である。。
符号-絶対値の方式だと、演算回路などを実装するのが複雑になってしまったりするという欠点があった。
代わりの方式として現代にマイナスの表現として用いられている方式は、「補数」(ほすう)表現というものである。
なお、コンピュータでは2進数を扱う。とりあえず例として、10進数の0から7までの数(3ビットぶん)の数を下記の表のように定義しよう。
次に、今後の負数の表現のための対応として、最上位にもう1ケタぶんのビットを加え、上記の正の数を下記のように表してみる。
次に、負数の表現方法の規則がまだ定義されていないので、いっそ表現方法の規則のほうをイジくり、私たち人類が演算回路を設計しやすい方式で、負数の表現方法の規則を考えてしまえばよく、そういう方式で規定された表現方法のひとつとして、2の補数(ほすう)がある。
また、この合同式を活用できるようにマイナスの数をビットで定義すると、結果的に、各ビットをビット反転したあとに、プラス1をしたものになる。
だが、ビット反転そのものに数学的に深遠(しんえん)な理屈はあまり無く、あくまでも本質は整数の合同式であり、また、本質的なアイデアは「すべてのビットが1である状態を十進数のマイナス1である」と定義したアイデアである。
※ では、「なぜビット反転したものにプラス1したものが、合同式の結果に近づくか?」という疑問もあるだろうが、説明が煩雑になるので、証明を省略する。
左表のように、すべての数が1になる場合を「マイナス1である」1と定義するマイナスの表現方法のことを、2の補数(2のほすう、Two's complement)という.
上記の表から結果だけ抜き出すと、
というような要領で、マイナスの数が定義される。
2の補数を使うことで、減算を加算に置き換えることができる。
ためしに、5-2をしてみよう。5+(-2)を計算するわけだが、上記表により 510は01012, -210は11102 なので、
0101 (5)
+) 1110 (-2)
------------
= 10011 (19 mod 16 = 3)
となり、ケタあふれした最上位の「1」は無視して残り4桁の「0011」が答えになるが、表と照らし合わせると、3であり、たしかに 5-2 になっている。
なぜ、このように2の補数だと減算を加算で処理できるかというと、合同式の考え方を用いているからである。
とりあえず、「2の補数」の予備知識は抜きにして、単純に2進数の合同式の理論を考えてみよう。
1111 の次を 0000 として、10000 を法とする合同式を考えてみよう(なお、これが2の補数の正体)。
そして、10000を法と定義することは、言い換えれば、それから1を引き算した1111をマイナス1であると定義することになる。
なので、すべての数が1になるビットを(十進数の)「マイナス1である」と定義することが、合同式で10000を法とする数の体系を定義したことにつながる。
そして、冒頭の時計でのたとえの節で述べたように、減算を加算で置き換えできる。
時計の場合、マイナス2時をするとき、かわりにプラス10時をしてもよいのであった。
さて、私たちは今、10000(※ 10進数では16)を法とする世界を考えているのだから、
マイナス2をするときは、かわりにプラス14をしてもいいわけだ。
そして、プラス14は2進数で1110なので(8+4+2=14)、プラス1110をするわけ。
このように、2の補数を採用することにより、整数の合同式の成果を活用できるので、回路設計も単純にできる。(証明 おわり)
例として負数のある数 -32.741 などのように、小数部をもつ数字をコンピュータで扱う場合を、これから説明する。
まず、-3.274×101 のように、指数形式に置き換える。
この例の場合の、3.274の部分を「仮数部」(mantissa マンティッサ)という。符号「-」の部分を「符号部」(sign サイン)という。
101の「1」の部分を「指数部」(exponent エクスポーネント)という。
そしてコンピュータの記憶部分に、符号部と仮数部と指数部さえ記憶しておけば、あとはそこから数値を復元できる。
なお符号部については、数値が正(プラス)の値のときは符号部は0として、数値が負(マイナス)のときは符号部は1とするのが一般的である。
)という。
数の記憶は、このような仕組みのため、コンピュータでは有限の桁までしか数を記憶できない。
なので、たとえば、0.44444444444…… のように、無限につづく小数は記憶できない。
コンピュータでは、整数と、有限桁でおわる小数を、記憶する事ができる。コンピュータで記憶できる、これらの、整数と、有限桁で終わる小数をまとめて、「実数」という(数学でいう実数とは、定義が違うので注意。)。
このようにコンピュータでは、有限桁までしか扱えないため、細かい計算を行うときに誤差が発生する可能性がある。
誤差を小さくしたい場合には、数値を記憶するためのビット数を増やせばよいのだが、そのぶんメモリの容量を使用するので、メモリを圧迫する事になる。
さて、コンピュータでは、数値を扱う場合、メモリの使用領域の大きさがあらかじめ数種類に決められており、たとえば、16ビットぶんの記憶領域、または32ビットぶんの記憶領域、または64ビットぶんの記憶領域、のように決められているのが一般的である。
thumb|針時計
まず、針時計を考えてみよう。1から11までの数字が円周上に配置されている、あの時計だ。
今、5時だとして、それに10時間を足してみると、15時になるが、13時になると1時に戻るので、
つまり、
となり、結果的に3時になる。もとの時刻の5時から見れば、マイナス2時間された事と同じである。(5-2=3)
つまり、このような針時計において、10時をプラスすることは、2をマイナスする事と同じである。
同様に、11時をプラスする事は、マイナス1時をする事と同じである。
同様に、9時をプラスする事は、マイナス3時をする事と同じである。
つまり、循環的な数字を扱う場合13時まで進むと1時に戻る、という循環)、足し算は引き算に置き換えることが出来る。
つまり、プラスA時をする事は、マイナス(12-A)時をする事と同じである。
また、循環的な数において、引き算を足し算に置き換えることもできる。
たとえば今5時だとしてマイナス2時をするとき、かわりにプラス10時をしてもいいわけである。
つまり、マイナスB時は、プラス (12-B) 時と同じである。
じっさい、マイナスでは
いっぽう、プラスでは
となり、たしかに「5時マイナス2時」と「5時プラス10時」はともに「3時」である。
説明の都合で13=1としたが,なにも13=1の循環にかぎらず、循環的な数なら、同様の仕組みが成り立つ。たとえば10=1という循環や、100=1という循環でも、同様の議論が成り立ち、足し算を引き算に置き換えることができる。
さて、13=1の場合にハナシにもどる。
13=1の両辺からそれぞれ1を引いて、
としよう。そのほうが数学的には扱いやすい。
{{コラム|関連する用語|
範囲外だが、ここで習った12=0 とするような発想は、数学の分野では「合同式」という。
「12を法(ほう)とする」のようにいう。
たとえば、15と3は12を法として合同である。
数学では、
のように書き、上述のような書き方を合同式(ごうどうしき)という。
つぎに、24時間の時計を考えよう。
そして、おひるの正午を時刻「0」としてお昼前の午前11時を「マイナス1」時、お昼どきの午後1時を「プラス1時」と考えよう。
すると、これは合同式の理論でいう「24を法とした」数の体系になるが、
さらに、マイナスの数が入っている。
高校数学では、このようなマイナスを含む合同式には深入りしないが(大学の数学の理論でも、あまり考えられていない)、しかし私たちはコンピュータでマイナスの数を扱いたいので、いまここで、マイナスを含む合同式に理論を発明的に考え出して構築してしまおう。
まず、このような時計での時刻の並びかたは、
-11, -10 , -09 , -08 , -07 ,-06 ,-05 ,-04 ,-03 ,-02 ,-01 ,00(お昼) ,01 ,02 ,03 ,04 (2行目につづく)
(1行目からのつづき),05 ,06 ,07 ,08 ,09 ,10 ,11 ,12(深夜),
で、輪っかのように、深夜12のあとに、マイナス11時になるハズだ。
なので、これは、合同式の用語で言えば、24を法とした体系である。(けっして12を法とした体系ではない。24を法としていることに注意せよ。)
このような数の体系で、なんとかして減算を足し算に置き換える方法を発見してしまえば、私たちの勝利である。
では勝利をしに行こう。
まず、天下り的だが、「マイナス11時」を、いったん「13時」に置き換えてしまおう。同様に、「マイナス10時」は「14時である」
すると、数の体系は、
13, 14 , 15 , 16 , 17 ,18 ,19 ,20 ,21 ,22 ,23 ,00(お昼) ,01 ,02 ,03 ,04 (2行目につづく)
(1行目からのつづき),05 ,06 ,07 ,08 ,09 ,10 ,11 ,12(深夜),
となる。
こう書くと、2行目の終わり「12」の次が、1行目のはじめにもどって「13」となるので、12→13と数が連続につながるので、なんか便利そうである。
さて、私たちは減算を加算に置き換えたいのだった。
まず合同式の理論により、12時間時計では、減算としてマイナスB時することは、プラス12-b 時をすることと同じなのであった。
ならば、00から23までの数字のある24時間時計でも、減算としてマイナスB時することは、プラス24-b 時をすることと同じなのであった。
ならば、負の時刻のある時計ではどうか?つまり、-11時~+11時の数字のある24時間でも、同様の論理が成り立つはずである。
たとえば、5時からマイナス2時するのを、マイナスの時刻のある24時間時計で考えた場合、
まず、負時計のマイナス2時とは、これは正時計の22時のことである。
これは、ちょうど、24-bでb=2とした場合の結果に等しい。
なので結局、0から11までの正の数bにマイナス符号を追加したものは、24-bで置き換えることができる。
「0から12まで」でなく「0から11まで」としているのは、24-12=12 で 計算後が同じ数になってしまうからである。
つまり、置き換えとして、
という置き換え結果になる。
これを、0から23まで順番に数を書いてみたものを、13以上の数をマイナスに置き換えたものに差し替えてみると、
0. 1. 2. 3. 4 .5 .6 ,7 ,8 ,9 ,10 , 11 ,12 , -11 , -10, -09, -08, -07, -06, -05 ,-04 , -03 ,-02 .-01
という並びになる。
プラス12の直後は、マイナス11になるのに注意。(直後はマイナス1ではなく、マイナス11である。)
あるいは、プラス12をマイナス12で置き換え
0. 1. 2. 3. 4 .5 .6 ,7 ,8 ,9 ,10 , 11 ,-12 , -11 , -10, -09, -08, -07, -06, -05 ,-04 , -03 ,-02 .-01
という書き方もある(コンピュータの負数表現は、こっちの書式に近い)。
この場合も、プラス11の直後はマイナス12であることに注意。
24時間時計のプラス0時~プラス11時までの数値は、マイナス時計でも同じ数値であることの注目しよう。
さて、今度は逆にマイナス時計を基準に考え、マイナス1から順に、24時間時計のどの時刻に対応するかの表を書こう。
24時間時計のプラス0時~プラス11時まではマイナス時計でも同じ数値なので省略した。
この対応表から、つまりマイナス1を23に置き換えればイイことが分かる。
つまり合同式の用語で言うなら、一般にNを法とする体系の場合、マイナス1を正の正数 N-1 で置き換えるようにすることができる。
逆に考えると、Nを法とする世界での正の整数 N-1 は、マイナス1のことでもある。
※ 補数の定義で、マイナス1を1111のように全てのビットを1とするように定義するのも、コレ。これにより、補数によるマイナスの表現が、合同式のような循環する数になっている。
では、なぜビット反転したあとにプラス1で、補数のマイナスの計算がうまくいくのか?
2進数だと分かりづらいので、また、時計だと分かりづらいので、10進数で、1000を法とする体系を考える。
この場合、
とりあえず、1234 を反転したものは、8765 であり、
である。
つまり、10進の場合の「反転」とは(私たちの用法では)、もとの数に反転した数を足すと9999になるような数のことである。
なお 2進数の場合の反転なら、0010 の反転は 1101 で、足し算は 0010 + 1101 = 1111 で、1111になるような数だった。
このように、10進の場合の「反転」の定義が、2進の場合の「反転」の定義の自然な拡張になってるだろう事を読者に認めてもらいたい。
つまり、ある2進数をビット反転したものに、もとの数のビットを足すと、絶対に(9999ならぬ) 1111 になるわけだ。
そして、十進数「9999」とは 10000 を法とする世界では、マイナス1のことである。
同様に、二進数「1111」とは 10000 を法とする世界では、マイナス1のことである。
2000 - 0123 を計算する代わりに、引く数を反転してみて
を計算してみよう。
すると、2000 + 9876 = 11876 である。ケタあふれの冒頭「1」を無視すると、 1876 である
いっぽう、反転しない もとの引き算は
となり、反転した数の加算の結果とは、ちょうど1の差であり、引き算のほうが1大きい
これは、どんな数でも、引き算のほうが1大きくなる。
なぜならば、なにか(たとえば0123)を「反転した数」とは、つまり「9999 - もとの数 」のことで(こう定義すると、反転した数ともとの数を足して9999になる)、
さらに 9999 = 10000 - 1 なので
よって、たとえば、
となる。
右辺のマイナス1を移項して右辺に移し、
となる。
さらに、右辺の計算順序を変更し、
と1000を最後にもっていくようにも書ける。
ここで、右辺の最後の加算「10000」はケタあふれをするので、計算しなくても同じである。
なので、合同式のように循環する数では、
と書ける。
よって、引き算は、ある進数で、法となる単位で各ケタを反転した数の足し算プラス1による計算で、引き算を足し算に置き換えることができることが証明された。
thumb|半減算器
thumb|全減算器
日本の高校教育では紹介されないが、実は、半加算器や全加算器と同様に、「半減算器」や「全減算器」といった減算の専用の回路も学術的には知られている。
まず、X-Y の減算(半減算器)の真理値表は、次のようになる。
真理値表の出力の「B」は前のケタからのケタ借り(borrow)の有無。
出力のDは、差(difference)。
たとえば、あるケタが x=0, Y=1 なら、単純計算で X-Y = 0-1 = -1 であるが、この場合、前のケタからケタ借りされるので B=1 である。 |
1,777 | コンメンタール>コンメンタール小切手法
第21条
----
{{前後
|小切手法
|第2章 譲渡
|小切手法第20条
|小切手法第22条
21 |
1,778 | 前)(次)
(招集手続の省略)
第36条
36 |
1,779 | 第7編 雑則
(清算人の登記)
第928条
第915条第1項の規定は前三項の規定による登記について、第917条の規定は清算人、代表清算人又は清算持分会社を代表する清算人について、それぞれ準用する。
1項
2項
3項
----
{{前後
|会社法
|第7編 雑則
第4章 登記
第2節 会社の登記
第1款 本店の所在地における登記
|会社法第927条(継続の登記)
|会社法第929条(清算結了の登記)
928 |
1,780 | 銀を使って石田流に備える手として、△6二銀を指すと、先手が石田流を目指すと5手目以降は▲7八飛、△4二玉などが予想される。△4二玉は、後手から角交換からの△4五角打のとき、▲7六角を無効にさせるためで、これを避けるために7手目または5手目に▲6六歩と指せば、△8四歩がまだであるので、▲7八飛~7六飛で本石田に組むことができる。
4手目△3五歩については、玉頭位取り戦法にする手もあるが、基本的には相石田の相振り飛車戦型を狙っている。
相石田であれば、5手目以降は▲7八飛△3二飛となることが考えられる。
先手から角交換して先手の6五角打ちには3四角打ちを用意している。
4手目△5四歩については、角道を開いているため、角交換に5筋は突くなに反しているが、居飛車と振り飛車両面作戦の指し方。
先手が石田流を志向し、5手目に▲6六歩ならば△4二銀または△3二飛であれば振り飛車志向、△6二銀または△4二玉などであれば居飛車志向である。そして先手が角道を閉じたのですぐの角交換が無くなり、しばらくは駒組みになる事が考えられる。
{{shogi diagram|tright|
|飛歩
|lg|ng|sg | |kg|gg|sg|ng|lg
| | | |rg|gg| | | |
|pg| |pg | | |pg| |pg|pg
| |pg| | |pg| |pg| |
| | |ps | | | | | |
| | | | | |hs| | |
|ps|ps| | |ps|ps|ps|ps|ps
| |ss|gsl|ps| | | | |
|ls|ns| | |ks|gs|ss|ns|ls
|角
元は△4二玉同様、石田流封じに使用されていた。△5四歩が突いてあるために、▲7八飛であると、角交換からの△4五角に▲7六角打または▲6五角打がきかないのであり、▲5五角打も無いのである。
5手目に▲2二角成△同銀▲5三角打には、△6二銀▲2六角成△6五角などである。またこのとき4手目の△5四歩は、後手の飛車のこびんを開けてから角交換後の先手からの5五角打を消している。
5手目に▲7八飛には前述の通り△8八角成▲同銀△4五角打と、先手の浮いた歩への両あたりになり、成りこむことができるが、先手も▲8五角打で、狙われている一方の歩を守りつつ相手の浮いた3段目の歩に当て、馬作成を狙うことができる。以降△8四歩に▲6三角成△5二金右とし、▲6四馬(9四に引くのもある)に△6二飛と馬に当て、▲4六馬△6七角成▲6八歩打△6六馬もしくは△7八馬▲同金などで激しい戦いになることが予想される。図以下は▲7四歩があるので△8二銀か△6三金が必要となっている。
4手目に△1四歩というのは端歩を突き、相手が端歩を受けるか様子を見ている。後手としては8筋の歩を突いていないため、相手の手によっては振り飛車にすることも考えられる。
先手が石田流を志向している場合、5手目は端歩を受ける▲1六歩の他、▲7八飛、▲6六歩などが考えられる。5手目に端歩を受けないと、6手目に△1五歩とすることも考えられる。この手は先手が美濃囲いなどになった場合の争点を作っておくという意味合いもある。
4手目△4二玉については、先手の5手目▲7八飛をけん制している。先手の角打ちにより4三の歩を狙われるのをあらかじめ受けている。5手目は▲6六歩とするのが一般的とされており、いきなりの角交換を回避して、持久戦になることが考えられる。5手目に▲7八飛とすると、△8八角成▲同銀△4五角打が可能。△4五角打により、2七と6七のどちらか一方は受からない。次に先手からの▲7六角があるので、4三の歩が他の駒で守られていない場合には、逆襲の角打ちとして有効なことになるが、4手目に指した4二王で4三の地点をあらかじめ受けているのである。このとき先手からの7六角は、6七を受ける効きしかない。
△8四歩なら▲7八飛として、その2回進めた歩の筋に攻め駒の飛車を動かし攻撃の陣形を整える。その後、飛車を7六の場所に浮いて戦う石田流、もしくは▲7六に銀を持ってくる三間飛車などが狙える。
△8四歩に▲7八飛△8五歩と進むことが考えられる。角交換などを行い、飛車が浮く前に速攻になった場合の作戦を早石田というが、続く7手目は、▲4八玉(升田式)、または▲7六飛(菅井流)などの手がある。または▲7四歩(鈴木流や久保システム)から角交換をからめた序盤ラッシュの速攻にもなりうる。
▲7八飛、△8五歩に▲6六歩と角道を止めると、△8六歩 ▲同歩 △同飛となる。
▲7八飛に△8八角成 ▲同銀 △4五角打とした場合(角交換型の石田流)、次に▲7六角打と受けつつ4三の歩に狙いを当てる手順がある。歩を2回突いてから飛車を振るのは、前述のとおり7六地点を空白にするためである。
△4二玉
△1四歩
△5四歩
△3五歩
△6二銀
△8四歩
動画
書 |
1,781 | コンメンタール>コンメンタール入会林野等に係る権利関係の近代化の助長に関する法律
入会林野等に係る権利関係の近代化の助長に関する法律(最終改正:平成一六年六月一八日法律第一二四号)の逐条解説書。 |
1,782 | 前)(次)
(内容及び性質)
第4条
採石権者は、設定行為をもつて定めるところに従い、他人の土地において岩石及び砂利(砂及び玉石を含む。以下同じ。)を採取する権利を有する。
採石権は、その内容が地上権又は永小作権による土地の利用を妨げないものに限り、これらの権利の目的となつている土地にも、設定することができる。但し、地上権者又は永小作権者の承諾を得なければならない。
採石権は、物権とし、地上権に関する規定(民法 (明治二十九年法律第八十九号)第269条の2 (地下又は空間を目的とする地上権)の規定を除く。)を準用する。
04 |
1,783 | この時代はどのような改革が行われ、どのように室町幕府が成立したのだろう。
の新政 ===
thumb|left|250px|「騎馬武者像」。かつて足利尊氏(あしかが たかうじ)と考えられていたが、一説では尊氏ではなく執事であった高師直(こうの もろなお)ではという説もある。肖像の人物が誰なのか特定されていないため、21世紀の現代では「騎馬武者像」などと呼んでいる。なお、尊氏の出身地は、今でいう栃木県の足利市である。
thumb|200px|後醍醐天皇。
という。だが、公家に多くの恩賞を与えるいっぽうで、武士への恩賞は少なかったので、武士は不満を持った。
が武士の復権をかかげて兵をあげた。そして、尊氏の軍が後醍醐天皇の朝廷の軍に勝ち、建武の新政はわずか2年半ほどで終わった。
に立てかけられた札に、次のような、政治の混乱ぶりが書かれている。新政への批判を遠まわしに書いていると思われる。
をして成り上がったものもいる。能力の有無も調べられずに、裁判所に任用される。
』、抜粋、要約。)
をふんでいて、リズムカルになっている。
このごろ都に はやるもの、夜討ち(ようち)、強盗(ごうとう)、にせ綸旨(にせりんじ)。
召人(めしうど)、早馬(はやうま)、虚騒動(そらそうどう)。生首、還俗(げんぞく)、自由出家(じゆう しゅっけ)。
にわか大名、迷い者(まよいもの)。安堵(あんど)、恩賞(おんしょう)、虚軍(そらいくさ)。
本領(ほんりょう) はなるる(離るる) 訴訟人(そしょうにん)。文書(ぶんしょ)入れたる細つづら。
追従(ついしょう)、ざん人(ざんにん、讒人)、禅律僧(せんりつそう)。下克上(げこくじょう)する成出者(なりでもの)。
器用勘否(きようかんぷ)沙汰もなく(さたもなく)、もるる人(ひと)なき決断所(けつだんしょ)。
足利尊氏(あしかが たかうじ)は、京都にあらたに天皇をたてた。こうして京都に北朝(ほくちょう)が出来た。このときに尊氏が京都にたてた天皇は光明天皇(こうみょう てんのう)。
すると、後醍醐天皇(ごだいごてんのう)は奈良の吉野(よしの)山中に逃れた。後醍醐天皇の吉野側の朝廷を南朝(なんちょう)という。
尊氏は1338年に北朝の天皇から(尊氏が)征夷大将軍に任命され、足利尊氏が室町幕府(むろまち ばくふ)を開いた。
南北朝の対立は、やがて全国的な対立へと発展した。
各国の武士は、南北朝のうち自分に有利な側に味方して争ったので、南北朝の対立は全国的な内乱となり、約60年間にわたって争乱がつづいた。
南北朝から拡大した全国的な争乱によって、各国の守護(しゅご)職の権利が強まり、それまでの軍事や警察権に加えて、さらに年貢の半分を得る権利などが守護に認められた。やがて国司にかわって守護が各国を支配するようになった。このような守護を守護大名(しゅご だいみょう)という。
thumb|250px|足利義満(あしかが よしみつ)。
南北朝の対立は、足利の側の北朝に有利に進み、3代将軍の足利義満(あしかが よしみつ)のころには、南朝はほとんど勢力を失っていた。そして南朝を北朝に合一するように呼びかけ、南朝に従わさせて、1392年に足利義満は南北朝を統一した。
義満は将軍権力を固めて南北朝の統一を行い、天皇に迫る権力を確立する事となる。「室町」時代(むろまち じだい)の呼び名は、3代将軍の足利義満(あしかが よしみつ)が、京都の室町(むろまち)に開いた御所(花の御所(はなのごしょ))が政治の中心地になったことによる。室町幕府がつづいた1573年までの約240年間を室町時代という。南北朝が、幕府主導で統一されたことにより、朝廷は政治的な権限を失っていった。
のちに義満は太政大臣(だじょう だいじん)となり、朝廷の権威も手に入れ、政治の実権をにぎった。さらに、のち、義満は出家したので、義満は天皇の臣下ではなくなった。
室町幕府では、将軍の補佐役として管領(かんれい)という職を置いていた。守護は、有力な守護大名などから選ばれた。細川(ほそかわ)氏や畠山(はたけやま)氏などの有力な守護大名が交代で管領に選ばれた。
また、関東には鎌倉府(かまくらふ)を置かれ、室町幕府による関東支配の拠点になった。関東府の長官には足利氏の一族がついた。
14世紀には中国で漢民族の帝国である明(みん)が1368年にたてられた。いっぽう、モンゴル族の元(げん)は北に追いやられた。
南北朝の争いのころから、東シナ海では倭寇(わこう)の海賊的な活動が活発になった。このころの倭寇の人員は日本人が中心だったが、ほかにも中国人や朝鮮人も加わっていた。倭寇は海賊行為や密貿易をしていた。倭寇は、沿岸の街から食料などを略奪したり、人をさらったりした。明は、日本に倭寇の取り締まりを求めた。
明は貿易を制限し、明に朝貢をする国にのみ、明との貿易を認め、自由な貿易を禁止した。貿易そのものも、明への朝貢の一部とみなされ、周辺国からの朝貢としての輸出品に対し、明は返礼を与えてやるという形式での貿易だった。
足利義満は、この機会に明と国交をむすび、倭寇の取り締まりも行い、明への朝貢貿易を行った。明の皇帝からは義満は「日本国王」(にほん こくおう)と認められた。正式な日本の貿易船には、海賊船と区別するために、文字の書かれた合い札(あいふだ)が日本として、明から勘合(かんごう)という合い札の片方が日本の貿易船に与えられた。
合札の、もう片方は中国側が持っており、日中両国の合い札を合わせることで、文字が正しく出来上がる。日明貿易のことを、勘合を用いたため、勘合貿易(かんごう ぼうえき)という。
日本からは、銅や刀剣が輸出された。明からは、銅銭、生糸、絹織物、陶磁器などが日本にもたらされた。
日本の明との貿易の利益は、幕府の収入源に なった。
thumb|300px|当時のハングルと漢字。訓民正音(くんみん せいおん)。ハングルは、母音と子音の組み合わせから成る、韓国独自の文字。
14世紀末の朝鮮半島では、李成桂(り せいけい、イ・ソンゲ)が高麗(こうらい、コリョ)をたおし、朝鮮(ちょうせん)という国をたてた。
朝鮮も明への朝貢貿易を行った。また朝鮮も日本に倭寇の取り締まりを求め、日本とは対等な国交をむすび、朝鮮と日本との貿易も行われた。勘合に似た仕組みの合い札が、朝鮮との貿易でも使われた。
3年)に朝鮮王によって公布された。しかし、まだ民衆には、あまりハングルは普及しなかった。現在の韓国や北朝鮮ではハングルが文字に使われている。ハングルは表音文字である。また、朱子学が広まった。このころに日本では、まだ綿があまり栽培されていなかったので、朝鮮からの輸出品で綿布などが多く輸出された。
のちに日本でも綿の栽培がされるようになった。
朝鮮からの輸出は、綿の他には経典などが日本へ輸出された。朝鮮の印刷技術では、金属活字が使われていたという。
朝鮮との貿易は、のちに対馬の宗(そう)氏だけが朝鮮から貿易をみとめられ、貿易の独占権を与えられ、宗氏が朝鮮との貿易を独占するようになった。
thumb|300px|首里城(しゅりじょう)。世界遺産。
沖縄では14世紀には、3つの勢力に分かれていて北山(ほくざん)・中山(ちゅうざん)・南山(なんざん)の3つの地域が争っていたが、15世紀に中山王(ちゅうざんおう)の尚(しょう)氏が沖縄本島を統一し、琉球王国(りゅうきゅう おうこく)をたて、首里(しゅり)を都とした。(首里の場所は現在の那覇(なは)市。)
なお、北山を山北(さんほく)という場合もあり、南山を山南(さんなん)という場合もある。
琉球の貿易では、東南アジア・中国・日本とをむすぶ中継(ちゅうけい、なかつぎ)貿易が行われた。
北海道は蝦夷地(えぞち)と言われていた。蝦夷(えぞ)では、アイヌ民族が、くらしていた。
津軽(つがる)半島の十三湊(とさみなと)を拠点に、和人とアイヌとの交易が行われた。
蝦夷地からは鮭(さけ)や昆布などが輸出され日本にもたらされた。
この十三湊の領主の安東氏(あんどう し)が栄えた。
15世紀には、北海道の南部に和人が進出し、渡島(おしま)半島の沿岸部に館(たて)と呼ばれる根拠地を多くつくり、アイヌと交易した。和人の進出により、それまでいたアイヌと衝突を起こした。アイヌの首長のコシャマインが蜂起したが、和人に鎮圧された。
コシャマインの蜂起の鎮圧後、しばらくすると和人とアイヌとの交易が再開され、交易は安定していった。また、この時代、和人の居住区域は限定されていた。(※ 帝国書院のデジタツパンフレット版の教科書見本より。)
thumb|left|400px|応仁(おうにん)の乱。 足軽(あしがる)と呼ばれる身軽な兵が活躍した。『真如堂縁起絵巻』(しんにょどう えんぎ えまき)。『真如堂縁起絵巻』は重要文化財。
6代将軍 義教(よしのり)が暗殺されたころから、すでに守護大名どうしが対立していました。(※ 東京書籍、日本文教出版の教科書で紹介。)
そして15世紀の8代将軍 足利義政(あしかが よしまさ)の時代に、義政には実子がおらず、跡継ぎ(あとつぎ)の座をめぐり、まず先に弟の足利義視(あしかが よしみ)が形式的には跡(あと)を継いだが、その翌年に正妻である日野富子(ひのとみこ)が義尚(よしひさ)を生み、このことが発端となり15世紀なかばに争いになる。
(※ 自由社の教科書で、上述のような、あとつぎ争いのイキサツが紹介されている。)
また、三官領のうち斯波(しば)氏では斯波義敏(しば よしとし)・斯波義廉(しば よしかど)のあいだで相続争いが起こり、また畠山氏では畠山政長(はたけやま まさなが)・畠山義就(はたけやま よしなり/よしひろ)の間でそれぞれ相続争いが起こった。
このころは既に将軍の権力は衰えており、各地の守護大名が力を強めていて、たがいに勢力争いをしていた。将軍や官領の跡継ぎ(あとつぎ)争いが起こり、それぞれの家中でそれぞれ細川勝元(ほそかわ かつもと)と山名宗全(やまな そうぜん)につき、このため二派の争いはその後に全国的な争いに発展することとなる。
元年)に起きた。この戦乱を 応仁の乱(おうにんの らん) という。この戦いは長期戦となり、京都の町は焼け野原になり、勝元・宗全の両者亡き後も争いは止まず、応仁の乱は11年ほど続いた。応仁の乱では、足軽(あしがる)と呼ばれる軽装の歩兵が、機動力が高く、活躍した。
(この応仁の乱を要因として、戦乱が地方にも広がり、しだいに戦国時代へと突入することになる。)
thumb|400px|室町時代の田植えの様子。『月次風俗図屏風』(つきなみ ふうぞく ずびょうぶ)より。
米と麦などの二毛作(にもうさく)が西日本だけでなく東日本でも広まり、全国各地に広まった。
手工業も進歩し、農具が普及したこともあり農業技術が進歩した。かんがい(灌漑)の技術の発達が発達して灌漑に水車が用いられるようになったり、用水が作られた。また人の糞尿や牛馬の糞などから作られた肥料の使用の普及や、牛馬を用いた耕作も普及していった。これらに加えて、従来の肥料である草や木を燃やして灰にした草木灰(そうもくかい)や、刈草をくさられた肥料なども使用されていた。
農業の生産力が増えたこともあり、多くの種類の農作物が栽培された。麻(あさ)、桑(くわ)、藍(あい)、茶なども生産され、養蚕(ようさん)もさかんになった。16世紀には、朝鮮から伝わった綿の栽培も、三河(みかわ、愛知県)などでさかんになった。
紙の原料の こうぞ、油の原料の えごま、漆器(しっき)の塗料(とりょう)の原料の うるし、なども栽培された。手工業では、京都の西陣(にしじん)や博多(はかた、福岡県)などの絹織物(きぬおりもの)や、紙、陶器、刀や農具なども生産された。各地の特産物が手工業や農業では作られた。
茶の特産地では、京都の宇治(うじ)などが特産地になった。
thumb|left|室町時代ごろの紙すき職人。『職人尽歌合』(しょくにんづくし うたあわせ)より。
thumb|300px|left|室町時代ごろの女の職人。左は、機織り(はたおり)職人。『職人尽歌合』(しょくにんづくし うたあわせ)より。
刀や農具を作るための鍛冶(かじ)や鋳物(いもの)業も、さかんになった。その原料を掘り出すための採掘も多く行われ、銅や金・銀、砂鉄などが採掘された。
手工業では、業種ごとに同業者どうしの組合の 座(ざ) がつくられ、座には製造や販売を独占する権利が、有力な寺社などから与えられた。
thumb|大原女(おおはらめ)。(左側が大原女)室町時代には行商人も増え、行商する女は大原女(おおはらめ)と言われた。『職人尽歌合』(しょくにんづくし うたあわせ)より。
室町時代には、鎌倉時代よりも ますます商業が発達した。たとえば定期市は、鎌倉時代は月3回の 三斎市(さんさいいち) だったが、室町時代には月6回の 六斎市(ろくさいいち) になった。
thumb|300px|室町時代の馬借(ばしゃく)。『石山寺縁起絵巻』(いしやまでら えんぎ えまき)より。
室町時代の産業では、運送業(うんそうぎょう)が発達した。商業や農業・工業が発達したので、商品を運ぶ必要がふえたからである。
この時代の陸上での運送業者は、馬を使って運送をすることが多かったので、 馬借(ばしゃく) と言われる。なお、牛車で運ぶ場合は 車借(しゃしゃく) と言う。
道路も整備された。幕府や寺社などは、交通の要所に関所(せきしょ)をもうけ、通行税をとった。
商業には貨幣(かへい)が必要である。明の銅銭である明銭(みんせん)を日本に輸入されて使われた。この明銭とあわせて、鎌倉時代に宋から輸入して使われた宋銭(そうせん)も引き続き使われていた。このころの日本では、正式な貨幣は作られず、明銭や宋銭などを日本国内での貨幣として使用していた。
明銭では永楽通宝(えいらくつうほう)が有名である。
農民は、年貢を貨幣で納めることも多くなっていった。そのために、農作物を市で売って貨幣に変えることも行われた。
他にも、倉庫などの保管業などを行っていたり輸送の管理をしたりする 問丸(といまる) が出来た。これが問屋(とんや)の起源である。
thumb|300px|金貸しの様子。ヒモに通した宋銭を女官に貸している。『山王霊験記』(さんのうれいげんき)より。
高利貸し(こうりがし)で金貸しをおこなう金融業者(きんゆう ぎょうしゃ)が京都や奈良などの都市で増えてくる。土倉(どそう) や 酒屋(さかや) と言う。土倉(どそう)とは今でいう質屋(しちや)のことで、客から品物をあずかるかわりに、客にお金を貸した。酒屋は、文字どおり酒もつくっていたが、大きな利益をえていた一部の酒屋は土倉も行い、金貸しも行っていた。幕府は、土倉や酒屋から税を取って利益を得るかわりに、土倉や酒屋を保護をした。
諸産業の発達により、各地の湊には港町が発達した。また寺社の門前には門前町が発達した。
職業が増えるに連れ、庶民の職業の中でも、いやしい職業だと差別される職業も出てきた。たとえば、動物の革を加工して革製品をつくる皮革業などが、動物を殺したり死体を扱うので、いやしい職業だと差別されるようになった。このような差別される職業には、「河原者」(かわらもの)と言われる、河原に住んでいるような者がなった。河原に住んでいた理由は、河原が無税だったから貧しい者などが住んだという説と、皮革加工には大量の水が必要だからだという説と、加工などの際の臭気などで人里から離れたところに住む必要があったという説などがある。河原者のつく職業には、皮革加工の他にも、河原者は井戸掘り、芸能(能の役者)、運搬業、行商、庭づくりなどの造園業などにも河原者が多く従事していた。
のちの江戸時代には、皮革業の職業の身分は「えた」とされ、「ひにん」という農民よりも低い身分と同様に扱われるようになった。
いっぽう、僧侶や武士などの職業も、死にふれる機会は多い職業だが、これらの職業は差別されなかった。
もっとも、皮革業なども商工業に必要な職業なので、皮革業などの職業からも商売で成功して金持ちになる者も出てきた。また、江戸時代には、必要な職業なので皮革業は差別されつつも、規制によって一定の保護もされた。明治時代の以降、職業の自由化にともなう競争により、皮革業などの職業の者の多くが没落し貧しくなったが、それ以前の時代は、必ずしも皮革業は貧しくなかった。
河原者の中で最も著名なのが庭師の善阿弥で、彼は足利義政にも仕え、銀閣寺の庭園を彼と彼の子と孫とによって作った。その他、京都の中世以降の石庭の多くは河原者(御庭者)の作である。
神道では、「けがれ」(穢れ)という思想があって、死は「けがれた」物だという考えがあり、それに関わることは良くないことだとされていた。仏教でも、殺生を嫌う考えがあった。このようなこともあり、皮革業などは、けがれの多い職業だと見なされており、「エタ」と言われた。エタは江戸時代ごろの後世には「穢多」という当て字をされた。「けがれ」(穢れ)の概念は、不衛生などの概念とは異なる。
室町時代には、農民の自治が前の時代よりも強くなった。
色々な村で、用水路や共用地の管理など村の運営(うんえい)のしかたについて、寺社などに集まって自主的に相談しあって決める 寄合(よりあい) という集まりが開かれるようになった。
このような主体的な村を惣(そう)または 惣村(そうそん) という。このような惣は、産業が発達していた近畿地方から始まり、しだいに地方へも広がっていった。
一. 寄り合い(よりあい)を開くことを連絡したのに、2度出席しなかった者には、50文(もん)の罰金。
一. 森林の苗木を切った者は、500文の罰金。
一. 若木の葉をとったり、くわの木を切った者は、100文の罰金。
近江(おうみ、今は滋賀県)の国の今堀惣(いまぼり そう、今は近江市)で、1488年に定められた。
翌年1489年には、つぎのような別の規則も定められた。
一. よそ者は、身元保証人が無ければ、村に住ませてはいけない。
一. 惣の共有地と個人の私有地との境界についての争いは、金(かね)で解決すること。
一. 家を売った人は、100文につき3文ずつ、惣に差し出す。これにそむいた村人は、座から、ぬく。
一. 村を囲っている塀(へい)より東には、屋敷にしてはいけない。
なお、現在も山間部の一部の村において寄合の風習がのこる地域がある。
室町時代には、農民は、厳しい領主に対しては、集団で対立するようになる。
年貢が重い場合は、集団で領主に押しかけて(おしかけて)訴えでる(うったえでる)という強訴(ごうそ)をしたり、訴え(うったえ)がききいれられない場合は、全員が村から逃亡して村に人がいなくなってしまう逃散(ちょうさん)などで、対抗しました。
農民や馬借などは、あまり裕福ではなく、これらの貧しい職業の民は、当時は 土民(どみん) と言われていた。
この土民たちが集団で実力行使にでることを 土一揆(どいっき) という。
室町時代には、貨幣による経済がすすんできたので、生活苦の農民などは借金をする必要が生じました。そのため、借金のふくらむ農民などが多くなり、たびたび借金帳消しの徳政をもとめて高利貸しなどをおそって借金の証文(しょうもん)を焼きすてる土一揆が、よくおきた。
このような一揆のきっかけが、次にいう 正長の土一揆(しょうちょう の どいっき) である。
近江国(おうみのくに、滋賀県のこと)の貧しい馬借(ばしゃく)たち運送業者が、京都で高利貸しをしている酒屋や土倉をおそい、幕府に徳政を要求した一揆である。
当初、幕府は徳政の求めには応じなかったので、一揆の民衆は借金の証文(しょうもん)を焼き捨てたり質物をうばうなど、実力行使(じつりょくこうし)に出た。
元年(1428年)
・オイメ(負い目) - 借金のこと。
1428年より先の借金は、神戸(こうべ)の4か郷では、帳消しにする。
奈良の興福寺(こうふくじ)大乗院(だいじょういん)の日記には、この正長(しょうちょう)の土一揆(どいっき)について、次のように書かれている。
正長元年(1428年)9月、天下の土民が暴動を起こした。「徳政」と唱え、酒屋・土倉・寺院をこわし、いろいろな品物を思うままに奪い取り、借金の証文を破り捨てた。管領が、この暴動を鎮圧した。国が滅びる原因として、この暴動以上の事件は無い。日本の国が始まって以来、土民の蜂起は、これが初めてである。
thumb|250px|蓮如(れんにょ)
また、北陸地方の加賀(かが、今で言う石川県)では、農民などが浄土真宗の一向宗(いっこうしゅう)を中心にして、一揆(いっき)によって守護を追い出し、それから自治が100年間ほど続いた。このような、一向宗を中心にした一揆のことを一向一揆(いっこう いっき)という。
一向宗の信仰では、蓮如(れんにょ)が中心的になった。
京都の山城(やましろ)では、地侍(じざむらい)や農民たちの団結した一揆により、守護大名の畠山(はたけやま)氏を追い出し、自治を8年間ほど行った。これを、山城の国一揆 という。
禅宗などの影響はみられるが、鎌倉時代と比べると仏教色や大陸色は一層薄れたものになり、現代に伝統文化、伝統芸能と呼ばれるものの多くはこの時代にその源流が求められるものが多い。室町時代には、京都の文化が地方にも伝わっていった。
thumb|300px|金閣。 世界遺産。
thumb|300px|はじめのころの能(のう)の様子。塀で囲っているので、入場料を取っていたことが分かる。『洛中洛外図』(らくちゅうらくがいず)より。
足利義満(あしかがよしみつ)によって、北山(きたやま)の別荘として金閣(きんかく)が建立された。3つの階の1番下は寝殿造り、2階は武家風、3階は禅宗の様式となっており、公家と武家の文化がまざった造りになっている。後の禅宗の鹿苑寺(ろくおんじ)。
このころの文化のことを北山文化(きたやま ぶんか)という。
能(のう) - 田楽(でんがく)や猿能(さるのう)をもとに、観阿弥(かんあみ)と世阿弥(ぜあみ)の父子によって能(のう)が大成された。能の あいま には、喜劇として狂言(きょうげん)が演じられた。
thumb|200px|銀閣。 国宝。世界遺産。
thumb|300px|書院造(しょいんづくり)。※注意東求堂同仁斎では、ありません。
京都の東山に、足利義政によって銀閣(ぎんかく)が建立された。2層からなり、下の層は寝殿造り、上の層は禅宗の様式というように、内部の様式は金閣と似た様式になっている。後の慈照寺(じしょうじ)。(京都)
このころの文化のことを東山文化(ひがしやま ぶんか)という。
書院造(しょいんづくり) - 今日の和室の様式につながっている様式である。書院造には床の間(とこのま)があり、そこでは掛け軸などが飾られ、茶の湯や生け花などが行われた。書院造の特徴は違い棚(ちがいだな)という棚が段差になった棚、障子や ふすま、 畳(たたみ)の床 、などである。銀閣の銀沙灘(ぎんしゃだん)を挟んで向かいにある、東求堂同仁斎(とうぐどう どうじんさい)にこの手法が用いられる。
thumb|300px|龍安時(りょうあんじ)の石庭(せきてい)。 世界遺産。
枯山水(かれさんすい) - 竜安時(りょうあんじ)の石庭(せきてい)。
水墨画(すいぼくが) - 明から水墨画が伝わり、日本では雪舟(せっしゅう)によって大成された。
ファイル:SesshuToyo.jpg|水墨画。『秋冬山水図』(しゅうとうざん さんすいず)。東京国立博物館の所蔵。
ファイル:Portrait of Sesshu.jpg|雪舟の自画像。禅僧だった雪舟は、中国に渡り、水墨画の技法を学んだ。重要文化財、藤田美術館の所蔵。
thumb|祇園祭(ぎおんまつり)は、平安時代から始まった。この絵は室町時代〜戦国時代のころの祇園祭の様子をえがいたと思われる。応仁の乱で京都はあれはてて中断したが、のちに祇園祭は再開された。『洛中洛外図屏風』(らくちゅう らくがい ずびょうぶ)より。洛中洛外図屏風の制作時期は、戦国時代から江戸時代初期にかけて制作された。
御伽草子(おとぎぞうし) - おとぎ話に絵をそえた絵本であり、『浦島太郎』(うらしまたろう)や『一寸法師』(いっすんぼうし)や『ものぐさ太郎』などが庶民に親しまれた。
茶の湯 - 鎌倉時代に、宋から栄西(えいさい)がもたらした茶を飲む風習は、茶の産地を当てる茶の湯(ちゃ の ゆ)になった。
生け花 なども、室町時代ごろに始まった。
連歌(れんが) - 和歌の上の句(かみのく)と下の句(しものく)を、別々の人が詠んで、つないでいく遊び。 |
1,784 | 前)(次)
(合併の禁止)
第86条
法第54条第1項第3号の建物の合併の登記は,次に掲げる場合には,することができない。
一附属合併にあっては,合併しようとする建物が主たる建物と附属建物の関係にないとき。
二区分合併にあっては,区分された建物が互いに接続していないとき。
86 |
1,785 | 5.3 構文の説明
文1 は4.1の例文3の主部 הַמֶּ֫לֶךְ を女性名詞 המַּלְכׇּה に変えた文である。主部の性が男性から女性に変わったので、性・数一致の規則に従って、述部の性も女性形 חֲכׇמׇה に変わっている。
女性形であることは ה ׇ (-ā) という接尾辞が示している。数は単数のままで変わらない。
といっても、性の標識とは別に数の標識があって、これが変わらない、ということではない。
性・数の標識は常に融合しており、分離することができない。例えば
טוֹב ṭōḇ (男性・単数)
טוֹבִים ṭōḇīm (男性・複数)
טוֹבׇה ṭōḇā (女性・単数)
טוֹבוֹת ṭōḇōt (女性・複数)
のようである。
文2 は二つの名詞文を接続詞 וְ で連結した文である。
וְ に導かれる従属文(ここでは、厳密には従属節)では、主・述の順序が逆になっている(4.3.3)。
主部の הָאִישׁ は男性、הׇאִשׇּׁה は女性であるから、述部のそれぞれ一致して男性の עֶבֶד、
女性の אׇמׇה となっている。
文3 の主部は הַבַּיִת
述部は קׇטוֹן וְיׇפֶה である。この述部はこれまでの名詞句と異なり、
二つの名詞を接続詞 וְ で連結した句である。このように名詞句は、その名詞句の構造が許す限り、名詞を連結することによって、いくらでも拡張することができる。この方法で述部を拡張するとき、主部との文法的一致は各語ごとに守られる。すなわち文4 のように、主部が女性名詞の הָעִיר に変わると述部の名詞は二つとも女性形に変わる。
文5 では、 יׇפֶה が述部, הַבַּיִת הַקׇּטוֹן が主部である。この第二の名詞句の中心は
הַבַּיִת で、これを後続の הַקׇּטוֹן が修飾している。それは הַקׇּטוֹן が הַבַּיִת と性・数だけでなく、冠詞付きという点でも、一致していることから、分かるのである。冠詞付きの名詞を固有名詞等とともに定、定でない名詞を不定という。この הַבַּיִת と הַקׇּטוֹן のように、<被修飾部-修飾部>として統合された名詞句は、原則として、性・数だけでなく、定/不定に関しても一致する。中心となる名詞句が不定ならば、原則として、修飾部も冠詞をとらない、例えば בַּיִת קׇטוֹן 《ある一軒の小さな家》。定/不定は、このようにヘブライ語の文法規範のひとつであるが、意味の面からは、既にに述べたように(4.3.2)、その指示対象が読者(=聞き手)にとって既知の事項(=旧情報)であるか否かを示す。
文6の主部 הָעִיר הַקְּטַנָּה וְהַיָּפָה では、הׇעִיר が中心で、これを後続の名詞句 הַקְּטַנָּה וְהַיָּפָה が修飾している。この名詞句を文4と比べると文4の主部・述部が、この名詞句ではそれぞれ被修飾部・修飾部になっていることが分かる。ただし、修飾部は被修飾部と定/不定に関しても一致しなければならないから、接続詞 וְ で連結された二つの名詞が、それぞれ冠詞を取っている。この点を除けば、同じ名詞句が文4では述部として、ここでは修飾部として、機能しているわけである。 |
1,786 | 第16条
選択の宣言をした日本国民は、外国の国籍の離脱に努めなければならない。
法務大臣は、選択の宣言をした日本国民で外国の国籍を失つていないものが自己の志望によりその外国の公務員の職(その国の国籍を有しない者であつても就任することができる職を除く。)に就任した場合において、その就任が日本の国籍を選択した趣旨に著しく反すると認めるときは、その者に対し日本の国籍の喪失の宣告をすることができる。
前項の宣告に係る聴聞の期日における審理は、公開により行わなければならない。
第2項の宣告は、官報に告示してしなければならない。
第2項の宣告を受けた者は、前項の告示の日に日本の国籍を失う。
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第16条
選択の宣言をした日本国民は、外国の国籍の離脱に努めなければならない。
法務大臣は、選択の宣言をした日本国民で外国の国籍を失つていないものが自己の志望によりその外国の公務員の職(その国の国籍を有しない者であつても就任することができる職を除く。)に就任した場合において、その就任が日本の国籍を選択した趣旨に著しく反すると認めるときは、その者に対し日本の国籍の喪失の宣告をすることができる。
法務大臣は、前項の宣告をしようとするときは、当該宣告に係る者に対して、あらかじめ期日及び場所を指定して、公開による聴聞を行わなければならない。聴聞に際しては、その者に意見を述べ、及び証拠を提出する機会を与えなければならない。
第2項の宣告は、官報に告示してしなければならない。
第2項の宣告を受けた者は、前項の告示の日に日本の国籍を失う。
本条は、日本国民が日本国籍の選択の宣言をした場合の効果、法務大臣ができる日本国籍の喪失の宣言について規定している。 |
1,787 | (仮出場)
第30条
拘留に処せられた者は、情状により、いつでも、行政官庁の処分によって仮に出場を許すことができる。
罰金又は科料を完納することができないため留置された者も、前項と同様とする。
本条は、仮出場に関する規定である。
{{前後
|刑法
|第1編 総則
第5章 仮釈放
|刑法第29条(仮釈放の取消し)
|刑法第31条(刑の時効) |
1,788 | 構成要件とは違法かつ有責な行為を類型化したものである。このように犯罪類型を設けることで、あらゆる行為の中からどの行為が刑法の対象となる行為になるのかを容易に判断することができる。またどのような行為が犯罪となるのかを条文として明記することで、国民に予見可能性を与え、抑制作用をももっている。
構成要件に該当する行為は違法性と有責性の推定を受け、違法性や責任を阻却する事由が認められない場合に犯罪が成立する。すなわち、刑法を適用する際には構成要件該当性、違法性阻却事由の有無、責任阻却事由の有無を順に検討していくことになる。
法は、条文において「~した者」と規定しているが、これは原則として、自然人の単独犯を想定している。例外的に構成要件において複数関与者を前提としているものとして、内乱罪・騒乱罪等「多衆」によることが前提としているもの(合同犯)、賄賂罪における贈賄罪と収賄罪の関係に見られるもの(対向犯)があり、これらを必要的共犯と呼ぶ場合がある。その他の場合において、主体を拡張する場合は、個別の法令によるか、共犯論等別の解釈を援用することとなる。
現代社会において、組織体である法人は自然人に劣らない重要な存在であり、特に経済活動においては、個々の自然人を超えて他の自然人へ影響を与える。ここで、論点とされるのは法人が犯罪の主体たり得るかと言うことである。日常的にも、個人としては品行方正な人が、組織の一員となると贈賄や談合と言った社会的非違行為を、「組織の論理」により職務として行ってしまったり、会社として無理な労働を強いた結果、事故が発生した場合など、組織が犯罪発生の原因となっているとみられることも多い。特に、正犯として想定することは違和感があるが、共犯(教唆犯、幇助犯)としての犯罪への関与性を考察すれば、犯罪の主体としての法人が想像しやすい。そのようなときに、法人自体を犯罪主体とし、刑事罰を適用することの可否が問題となる。
日本の判例・通説は一貫してこれを否定する。その理由は、(1)法人には行為能力がない。(2)法人は自己決定能力を有しておらず、倫理的責任非難ができない。(3)刑罰体系が自然人を前提としている(自由刑を課すことができない等)。ということにある。ただし、立法論としては別論とし、脱税罪等の行政刑法や経済刑法の分野で、犯罪主体の帰属する法人に罰則を課すこと(両罰規定)も刑事政策上は有効としている。
一方、英米法に倣って、犯罪の種類にかかわらず、法人に犯罪能力を認め、組織的な関与があれば、当該法人に対して刑罰を課しうるとの見解も有力である。
両罰規定における責任の根拠については争いがある。これは、両罰規定のある犯罪発生に際して、法人が責任を免れ得るかという点で重要な論点である。
犯罪主体の代位責任であるとする説。この立場によると、法人は処罰をまぬがれ得ない。
故意・過失の擬制。代位責任同様の結論となる。
故意・過失の推定。法人側で、故意・過失の不存在を証明することができる。
法人における故意・過失を要する。立件側で故意・過失の存在を証明しなければならない。
なお、故意・過失を論じる際には、法人自体が、意思を有するものではないため、法人内における意思決定過程や権限の委譲が論じられることとなる。
不真正不作為犯とは、構成要件自体は作為として定義されているが、不作為によっても実行が可能な犯罪をいう。しかし、この問題は、条文上明文のない構成要件を適用することは罪刑法定主義に反するのではないかという根本的な問題をはらんでいる。
これに対しては、不真正不作為犯の成立には、不作為が作為と同程度の価値をもつ、言い換えればその不作為が犯罪の実行行為として認めうるだけの価値をもつことを必要とするのだと限定的に解釈して、罪刑法定主義との整合性を図る理論構成がとられている。
不真正不作為犯は、不作為による作為犯の実現であるから、逆にいえば、不真正不作為犯の前提として、行為者には何らかの積極的な作為をなす義務、つまり作為義務があったといえることが必要である。
行為者に作為義務がある、といっても、すべての人間に作為義務があると捉えることはできない。なぜなら、あらゆる不作為が構成要件に該当するということは、構成要件のもつ違法性推定機能を失わせることになるからである。そこで保障人説は、保障人的地位にある者に作為義務があり、保障人的地位にある者の不作為が構成要件に該当するのだと捉える。
たとえば、池に落ちて溺れている子供を助ける義務は、保障人的地位にあるその子の親には発生するが、通りすがりの一般市民には発生しない。したがって、親がその子を助けようとせず、結果的に子供が溺死した場合、親には不作為による殺人罪が成立するが、通りすがりの市民が子供を助けようとしなかったとしても、殺人罪の構成要件には該当しないことになる。
この保障人的地位は、親子のように身分関係に基づいて成立する場合のほか、何らかの先行行為に基づいて発生する場合もあると解されている。典型的には、自らの先行行為によって結果発生の危険を招いた場合である。たとえば、過失によって建物の一部に火をつけてしまった者は、火災という結果発生の危険を招いているから、保障人的地位に基づいて消火活動をする作為義務が生じ、これを行わない場合には不作為による放火罪が成立する。
また、先行行為が故意や過失に基づかない場合でも、自己の意思に基づいて因果経過に対する排他的支配を獲得した場合には保障人的地位が生じると考えられている。道で行き倒れになっている急病人を自分の車に乗せた者は、彼の生殺与奪をその手に握ったといえ、病院に搬送するなど何らかの作為をなす義務が生じる。この義務に違反して漫然と急病人を放置した場合には、やはり不真正不作為犯の成立が問題になる。
保障人的地位は契約に基づいて生じる場合もある。たとえば、医師や看護師は患者を治療する作為義務があるといえる。
不真正不作為犯が成立するためには作為義務違反と結果との間に因果関係があることを必要とされる。因果関係の前提として条件関係の検討が必要となるが、注意すべきは、コンディチオ公式への当てはめに関して、不作為犯の場合は、いわゆる「仮定的事情の付加えの禁止」の原則が適用されないことである。すなわち、不作為犯の条件関係を認める場合には、どうしても「その作為がなされていたならば、結果は発生しなかった」といえることが必要であるから、仮定される「作為」を付加えて検討することが必要になるのである。
結果犯においては、実行行為と発生結果の間に一定の結びつきが要求される。これを因果関係と呼ぶ。因果関係は、行為者に結果責任を負わせるための客観的な要件である。
因果関係を論じるための大前提は条件関係である。
条件関係は「その行為を取り去ることで、結果が発生しなかったといえるか」という基準によって判断される。その行為を取り去った場合に結果が発生しなかったといえるならば「条件関係がある」といえ、その行為を取り去った場合にもやはり結果が発生したといえるならば、「条件関係がない」といえる。
この公式はしばしば「あれなくばこれなし」の関係、あるいは'conditio sine qua non'の公式(コンディチオ公式)と呼ばれる。
条件関係が肯定された場合、次に、行為からすべての結果を行為者に帰責することが妥当かどうかが問題となる。
これは、偶然の事情(自然力、不可抗力、他者の行為、被害者の素因等)が介在して結果が発生した場合に、発生したより重い結果をすべて行為者に帰責することができるかという問題である。
ここでもうひとつの判断基準が介入することになる。すなわち「当該行為から当該結果が発生することは、社会通念上相当だといえるか」という基準である。このような基準を介入させて客観的帰責の範囲を制限する理論を相当因果関係説と呼ぶ。
相当因果関係の判断対象(因果関係の判断基底)には、行為時の事情と行為後の事情がある。また、判断基底にどのような事情を取り込むべきかをめぐって、主観説、客観説、折衷説の対立がある。
行為時の事情:行為時の事情とは、被害者の素因などが結果に影響した場合に、発生したより重い結果を行為者に帰責できるかどうかの問題である。たとえば、通常では死亡に至らない程度の傷害を負ったが、被害者の脳に梅毒による病変があったために、病変が悪化して死に至った場合、脳の病変が外見上行為者に認識できないものであったとしても死亡という重い結果を帰責できるかどうか、判断が分かれる。
主観説によれば、行為時の事情として判断基底に取り込むべきものは「行為時に行為者が認識していた事情」である。この説に従って上記の事例を検討すると、行為者が特に被害者の脳の病変を認識していたのであれば死亡という重い結果は行為者に帰責されるが、そうでなければ帰責されないことになる。
客観説によれば、行為時の事情として判断基底に取り込むべきものは「行為時に客観的に存在していたすべての事情」である。この説に従って上記の事例を検討すると、被害者の脳に病変があったという事実が客観的に存在していたのであれば、それが行為者や一般人にとって認識不可能な病変であったとしても、傷害から発生した死亡という重い結果は行為者に帰責されることになる。
折衷説によれば、行為時の事情として判断基底に取り込むべきものは「行為時に一般人が認識可能であった事情」および「行為時に行為者が特に認識していた事情」である。この説に従って上記の事例を検討すると、脳に病変があるという事情は通常一般人にとって認識不可能であるから、行為者が特にその病変を認識していたのでない限り、死亡という重い結果は帰責されないことになる。
行為後の事情:行為後の事情とは、実行行為の終了後に、他者の行為や自然力などが介入した場合に、発生した重い結果を行為者に帰責できるかの問題である(因果経過の相当性)。たとえば、行為者が被害者をナイフで刺して死に至らない程度の重傷を負わせたが、治療のため搬送された病院で医療ミスにより死亡した場合、医療ミスの介在が行為者にとって予見不可能な事情であっても、被害者の死という重い結果を行為者に帰責できるか、判断が分かれる。
主観説によれば、行為後の事情として判断基底に取り込むべきものは「行為者が予見していた事情」であるから、行為者が医療ミスを予見していたのでない限り、実行行為と被害者の死との因果関係は否定される。
客観説によれば、行為後の事情として判断基底に取り込むべきものは「予見可能な行為後の事情」であるから、医療ミスが予見可能であるといえない限り、実行行為と被害者の死との因果関係は否定される。
折衷説によれば、行為後の事情として判断基底に取り込むべきものは「一般人が予見可能な事情」および「行為者が予見していた事情」であるから、医療ミスが一般人にとって予見不可能であれば、行為者が医療ミスを特に予見していたのでない限り、実行行為と被害者の死との因果関係は否定される。
因果とは原因と結果である
行為の他に結果の発生を必要とするか否かによって、結果犯と単純行為犯に分けられる。多くの犯罪においては、行為だけでなく一定の結果の発生が構成要件要素とされる。これを結果犯という。例えば、殺人罪(刑法199条)、窃盗罪(同235条)、器物損壊罪(同261条)などがこれに当たる。これに対して、結果の発生を必要とせずに単に行為だけを構成要件要素とする犯罪を、単純行為犯という。例えば、偽証罪(刑法169条)、虚偽告訴罪(同172条)、暴行罪(同208条)などがこれに当たる。
主観的構成要件とは類型である |
1,789 | 特殊相対論 > 運動方程式
----
SO(3,1)のうちで、最初の3はSO(3)の3と同一である。
そのため、ある3次元のベクトルを取ったとき
それと適当な量を組み合わせて4次元のベクトルを
作ることが出来る。
ds^2がスカラーであることから
x^\mu =
\begin{pmatrix}
ct \\
x \\
y \\
z
\end{pmatrix}
のように、tと、x,y,zを組み合わせられるように思える。
さらに、
固有時間
ds^2 = dt ^2 \sqrt{1-(v/c)^2}
を導入すると、この量はスカラーになる。
このとき、
運動方程式は、
ある力f^{\mu}を想定すると、
(note:
多くの場合電磁気力を想定している。)
{d { s} } = f^\mu
と書かれる。
これは、運動方程式が
ローレンツ変換に対してよい性質を
もっていなくてはいけないという
要請から来ている。
ニュートンの方程式
{d t } = \vec f
も、両辺が3次元のベクトルであることから
SO(3)の変換について良い性質をもっており、
上の式はそれの拡張と考えることが出来る。 |
1,790 | (合格の取消し等)
第10条
国税審議会は、不正の手段によつて税理士試験を受け、又は受けようとした者に対しては、その試験を停止し、又は合格の決定を取り消すことができる。
国税審議会は、第7条第2項若しくは第3項の規定による認定又は第8条第1項各号の規定による免除を決定した後、当該認定又は免除を受けた者が虚偽又は不正の事実に基づいてその認定又は免除を受けた者であることが判明したときは、その認定又は免除を取り消すことができる。
国税審議会は、第1項の規定による処分を受けた者に対し、情状により3年以内の期間を定めて税理士試験を受けることができないものとすることができる。
(合格の取消等)
第10条
税理士試験委員は、不正の手段によつて税理士試験を受け、又は受けようとした者に対しては、その試験を停止し、又は合格の決定を取り消すことができる。
税理士試験委員は、前項の規定による処分を受けた者に対し、情状により3年以内の期間を定めて税理士試験を受けることができないものとすることができる。
本条は、税理士試験について公正な試験を実施する観点から、別人の受験、参考書等の持ち込み、受験資格を装って受験した場合などの不正な手段によって受験した者、受験しようとした者に対して、国税審議会がその者の受験を停止したり合格を取り消したりすうことができると規定されている。国税審議会は、この処分を受けた者に対して3年以内の期間を定めて税理士試験を受験させない措置を取ることができる。
また、試験の免除に係る認定や決定をした後、その認定や決定を受けた者が虚偽・不正の事実に基づいてその認定や決定を受けたことが判明した場合には、国税審議会はその認定や決定を取り消すことができる。 |
1,791 | 法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
(裁判所外における証拠調べ)
第185条
{{前後
|民事訴訟法
|第2編 第一審の訴訟手続
第4章 証拠
第1節 総則
|第184条(外国における証拠調べ)
|第186条(調査の嘱託)
185 |
1,792 | ガリア戦記の章・節の概略を記した目次
__notoc__
ヘルウェティイ族との戦役、アリオウィストゥス率いるゲルマニア人との戦役。
ベルガエ人との戦役、大西洋岸の征服
アルプスでの戦い、大西洋岸およびアクィーターニアの平定
ゲルマーニア人との戦役、ゲルマーニアおよびブリタンニアへの遠征
thumb|250px|right|ローマ軍の上陸を鼓舞する鷲の徽章の旗手(想像画)
第二次ブリタンニア遠征、ベルガエ人やトレーウェリー族の蜂起
ガリア北部の平定。ガリアとゲルマニアの風習。エブロネス族の追討
ウェルキンゲトリクス率いるガリア同盟軍との戦役 |
1,793 | 幕末から、外国新聞を幕府は翻訳していた。
1869年には本木晶造が鉛活字の鋳造に成功したので日本で活版印刷が実用化し、1870年には最初の日刊新聞である『東京毎日新聞』が創刊された。
1873年(明治6年)には、森有礼(もり ありのり)・福沢諭吉・中村正直(まさなお)・西周(にし あまね)・加藤弘之(かとう ひろゆき)・西村茂樹(にしむら しげき)らの洋学者が明六社(めいろくしゃ)を結成して翌年から『明六雑誌』(めいろくざっし)を発行して、雑誌内で啓蒙主義的な論説を提唱したり、近代思想の紹介をするなどして、近代思想の普及につとめた。
福沢諭吉は『西洋事情』『学問のすすめ』『文明論の概略』を著した。
中村はスマイルスの著作の訳で『西国立志編』を著した。
彼らとは別に、(幕末ではフランス語の翻訳仕事をしていた)中江兆民(なかえ ちょうみん)が、明治維新後には中江はフランス留学させてもらい、明治7年ごろにルソーの翻訳を紹介するなどして社会契約論(しゃかいけいやくろん)の紹介をした。 |
1,794 | 第3条の9
何人も、次の各号のいずれかに該当する場合を除いては、けん銃実包を譲り渡してはならない。
追加)
本条は、拳銃の実包の譲渡を禁止することを規定している。「けん銃実包」の概念は、3条の3と同じである。「譲り渡し」の概念は、3条の7と同じである。貸付について規定されていないのは、拳銃の実包が消耗品であり、貸し付けることは想定されないためである。
各号では、譲渡・貸付をすることが例外的に許容される場合について規定している。 |
1,795 | 法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂
(公判手続きの停止)
第314条
被告人が心神喪失の状態に在るときは、検察官及び弁護人の意見を聴き、決定で、その状態の続いている間公判手続を停止しなければならない。但し、無罪、免訴、刑の免除又は公訴棄却の裁判をすべきことが明らかな場合には、被告人の出頭を待たないで、直ちにその裁判をすることができる。
被告人が病気のため出頭することができないときは、検察官及び弁護人の意見を聴き、決定で、出頭することができるまで公判手続を停止しなければならない。但し、第284条及び第285条の規定により代理人を出頭させた場合は、この限りでない。
犯罪事実の存否の証明に欠くことのできない証人が病気のため公判期日に出頭することができないときは、公判期日外においてその取調をするのを適当と認める場合の外、決定で、出頭することができるまで公判手続を停止しなければならない。
前三項の規定により公判手続を停止するには、医師の意見を聴かなければならない。
----
{{前後
|刑事訴訟法
|第2編 第一審
第3章 公判
第1節 公判準備及び公判手続き
|第313条の2(併合事件における弁護人選任の効力)
|第315条(公判手続きの更新1)
314 |
1,796 | (秘密漏示)
第134条
医師、薬剤師、医薬品販売業者、助産師、弁護士、弁護人、公証人又はこれらの職にあった者が、正当な理由がないのに、その業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らしたときは、6カ月以下の拘禁刑又は10万円以下の罰金に処する。
の職にある者又はこれらの職にあった者が、正当な理由がないのに、その業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らしたときも、前項と同様とする。
2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
{{前後
|刑法
|第2編 罪
第13章 秘密を侵す罪
|刑法第133条(信書開封)
|刑法第135条(親告罪) |
1,797 | 前)(次)
(承継)
第8条
08 |
1,798 | ボイラー技士免許試験は特級、一級、二級の3種類からなり、二級は受験資格に制限はありません。
特級、一級、二級を問わず以下の科目となる |
1,799 | 本項は、名城大学の入学試験対策に関する事項である。
名城大学は、愛知県名古屋市にある私立大学である。文系よりも理系に定評がある。
入試問題は理工学部と農学部で違ってくるがほとんど基礎的な問題で、しっかりと勉強してきたものであれば完答も難しくない。また、愛知県には主だった理系私立大が少ないので愛知県内の理系生はこの大学を受験する事が多い。なので農学部などでは少し難易度が上がっているようである。
薬学部では化学に力を入れた対策が求められる。 |